JP2546188B2 - オープニングトリムの製造方法 - Google Patents

オープニングトリムの製造方法

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JP2546188B2
JP2546188B2 JP6139152A JP13915294A JP2546188B2 JP 2546188 B2 JP2546188 B2 JP 2546188B2 JP 6139152 A JP6139152 A JP 6139152A JP 13915294 A JP13915294 A JP 13915294A JP 2546188 B2 JP2546188 B2 JP 2546188B2
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政博 野崎
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のドア取付け開
口部の車体フランジに、該車体フランジを目隠しするた
めに装着されるオープニングトリムの製造方法に関す
る。特に、車体フランジの合せ板厚が一般部と厚肉部と
において大きな差がある場合に好適な発明である。
【0002】
【従来の技術】ここでは、図4に示すような、オープニ
ングトリムが、即ちトリム部1が中空シール部3と一体
化されているドアウエザストリツプを製造する場合を例
に採り説明をするが、これに限られるものではない。
【0003】このとき、トリム部1は、一般にソリツド
ゴムで形成され、インサート5が埋設され、車体フラン
ジ21を挟持する複数片(図例では二対)の挟持リツプ
7,8を具備している。また、中空シール部3は、一般
にスポンジゴムで形成されている。ゴム材料としては、
通常、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム等を
使用する。
【0004】上記のようなウエザストリツプは、生産性
等の見地から、コーナ形成部をストレート形成部ととも
に、一体押出成形することが検討されている(特開昭5
9−171735号等参照)。
【0005】この場合、U字形断面の内側に形成されて
いる挟持リツプ7,8もフランジ挿入軸面Lに対する傾
斜角度αも軸方向全体にわたり略同一に形成されてい
る。
【0006】他方、ドア取付け開口部における車体フラ
ンジ21は、例えば、図6に示すようなセンタピラー2
3とルーフサイドレール25との接合部(以下「T字形
接合部」という。)Tは、主として強度向上の見地か
ら、図例の如く板金の4枚合せでその合せ板厚が他部よ
り大きい厚肉部21aとなつている(図5参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このため、上記ウエザ
ストリツプを、トリム部1を車体フランジ21に嵌着し
て取り付けようとした場合、上記T字形接合部の厚肉部
21aにおけるトリム部1の嵌着抵抗が他部(一般部)
に比して格段に大きくなり取付け作業性(嵌着作業性)
が良好でなかつた。
【0008】このとき、挟持リツプ7,8のフランジ挿
入面Lに対する傾斜角度αを全断面を通じて緩やかにす
れば、即ち全体にフランジ挿入面Lに沿うように寝させ
れば嵌着作業性は向上するが、挟持リツプ7,8の挟持
力(嵌着力)が全体として低下して望ましくない、即
ち、挟持リツプ7,8の挟持力を全体として担保し難
い。
【0009】このため、押出成形したストレート形成部
に、厚肉部挟持予定部の少なくとも一側における前記挟
持リツプを、フランジ挿入面に対する傾斜角度が前記他
部におけるそれより小さくなるように、射出成形等の型
成形して接合形成することも考えられるが、型成形工程
を含むため、生産性良好に製造できない。
【0010】本発明は、上記にかんがみて、取付け作業
性が良好で、しかも、挟持リツプの全体としての嵌着力
も担保できるオープニングトリムを生産性良好に製造す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意開発に努力をした結果、下記構成
のオープニングトリムの製造方法に想到し得た。
【0012】自動車のドア取付け開口部の車体フランジ
に装着され、U字形断面を有し、該U字形断面の内側に
挟持リツプを具備し、車体フランジの厚肉部を挟持する
厚肉部挟持予定部が該部に連続する他部とともに一体押
出成形されてなるオープニングトリムの製造方法におい
て、厚肉部挟持予定部の少なくとも一側における挟持リ
ツプを、押出直後の未加硫状態で、フランジ挿入面に対
する傾斜角度が他部におけるそれより小さくなるように
形成させた後、加硫を行う、ことを特徴とする。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図例に基づいて説明
をする。従来例と同一部分については、同一図符号を付
すとともに、その説明の一部を省略する。
【0014】第1〜2図は本発明の製造方法で製造する
押出物(ウエザストリツプ)の一例を示し、車体フラン
ジ21の厚肉部21aを挟持する厚肉部挟持予定部Aの
挟持リツプ7a,8aのフランジ挿入面Lに対する傾斜
角度βが一般部の傾斜角度αより緩やかに形成されてい
る、即ち、厚肉部挟持予定部Aの挟持リツプ7a,8a
の傾斜角度が他部のそれよりフランジ挿入面Lに対して
寝て形成されている。ここで例えば1例をとると、α=
70゜とした場合、β=60゜とする。
【0015】図例は、センタピラー23とルーフサイド
レール25とのT字形接合部Tを挟持する部位が厚肉部
挟持予定部Aとされている。
【0016】そして、このウエザストリツプの製造は、
例えば、下記の様にして行う。
【0017】ウエザストリツプ(押出物)の押出し直後
の未加硫状態において、即ち、ドアウエストリツプ押出
工程と加硫工程の間において、挟持リツプ7,8の傾斜
角度の部分的変更を行う。具体的には、図3に示すよう
に、エアシリンダ27で上下動する付形ロール28を、
押出ヘツド29の直前に配し、押出ダイ30からの加硫
工程前の押出物wの挟持リツプ7,8を、間欠的に突出
する付形ロール28で押圧して行なう。そして、その
後、加硫を行う。
【0018】この実施例の方法で製造したウエザストリ
ツプは、従来と同様にして、ドア開口部の車体フランジ
21に嵌着させるのであるが、上記T字形接合部Tの厚
肉部21aに嵌着させる際において、該部を挟持する厚
肉挟持予定部Aは、予め、その挟持リツプ7a,8aが
フランジ挿入面Lに沿うように寝かしてあるので、嵌着
の際の押込抵抗力は、一般部(他部)Bと変らない。
【0019】なお、上記では、説明上の便宜のため、挟
持リツプの傾斜角度が左右及び上下ともに同一として説
明したが、それらの角度は少しずつ異なつている場合も
ある。さらには、一側の挟持リツプが長く他側の挟持リ
ツプが短かい場合、(この場合は、長い方の挟持リツプ
のみ傾斜角度が他部より変更されている。)、又は、対
向面相互が対になつていない、例えば、一側に一片、他
側に二片の構成のオープニングトリムにも本発明は適用
可能である。
【0020】
【発明の作用・効果】本発明のオープニングトリムの製
造方法は、上記の如く、厚肉部挟持予定部の挟持リツプ
のフランジ挿入面に対する傾斜角度が他部より小さく形
成されている構成のものを製造するに際し、押出直後の
未加硫状態で、挟持リップの傾斜角度の部分的変更を行
った後、加硫を行う構成により、下記のような取付け作
業性が良好で、しかも、挟持リツプの挟持力を全体とし
て担保できるオープニングトリムを生産性良好に製造で
きる効果を奏する。
【0021】上記T字形接合部に嵌着させる際におい
て、該部を挟持する厚肉挟持予定部は、予め、その挟持
リツプがフランジ挿入面に沿うように寝かしてあるの
で、嵌着の際の押込抵抗力は、一般部(他部)と変らな
い。従つて、オープニングトリムの車体フランジの取付
け作業性(嵌着作業性)が向上する。そして、他部の挟
持リツプのフランジ挿入面に対する傾斜角度は従来通り
であるので、一般部における車体フランジ保持力は変ら
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法で製造する押出物(ウエザストリ
ツプ)の部分切欠斜視図、
【図2】同じくフランジ嵌着直前の断面図(ハツチ省
略)、
【図3】本発明のウエザストリツプの製造方法の一例を
示す斜視図、
【図4】従来のウエザストリツプの部分切欠断面図(ハ
ツチ省略)、
【図5】ウエザストリツプ組付け前のセンターピラーと
ルーフサイドレールとのT字形接合部を示す斜視図、
【図6】図5のT字形接合部位を示すための自動車の部
分側面図である。
【符号の説明】
1…トリム部、 3…中空シール部、 7,8…挟持リツプ、 7a,8a…厚肉部挟持予定部の挟持リツプ、 21…車体フランジ、 21a…車体フランジの厚肉部、 29…押出ヘツド、 A…厚肉部挟持予定部、 B…一般部(他部)、 L…フランジ挿入面、 α,β…フランジ挿入面に対する対挟持リツプの傾斜角
度。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドア取付け開口部の車体フラン
    ジに装着され、U字形断面を有し、該U字形断面の内側
    に挟持リツプを具備し、前記車体フランジの厚肉部を挟
    持する厚肉部挟持予定部が該部に連続する他部とともに
    一体押出成形されてなるオープニングトリムの製造方法
    において、 前記厚肉部挟持予定部の少なくとも一側における前記挟
    持リツプを、押出直後の未加硫状態で、フランジ挿入面
    に対する傾斜角度が前記他部におけるそれより小さくな
    るように形成させた後、加硫を行う、 ことを特徴とするオープニングトリムの製造方法。
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