JPH07223497A - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents
自動車用ウエザストリップInfo
- Publication number
- JPH07223497A JPH07223497A JP3766694A JP3766694A JPH07223497A JP H07223497 A JPH07223497 A JP H07223497A JP 3766694 A JP3766694 A JP 3766694A JP 3766694 A JP3766694 A JP 3766694A JP H07223497 A JPH07223497 A JP H07223497A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow seal
- weather strip
- die
- undercut
- extruded product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車用ウエザストリップにおいて、型成形
部の中空シール部からアンダカット部を除去して、金型
の構造を簡略化する。 【構成】 乗用車ボディのドア開口に沿った部位に装着
されるルーフサイドレールウエザストリップ２を、複数
の押出成形品３の末端どうしを型成型部４で接続して構
成する。押出成形品３に取付用の基部３ａと中空シール
部３ｂとを設ける。中空シール部３ｂはスリット５に被
さるアンダカット部６を備える。型成型部４の基部４ａ
を押出成形品３の基部３ａと同一断面形状で形成する。
型成形部４の中空シール部４ｂを、スリット５を塞ぐよ
うに片側へ肥大化させることによって、押出成形品３の
中空シール部３ｂからアンダカット部６を除去した断面
形状で形成する。
部の中空シール部からアンダカット部を除去して、金型
の構造を簡略化する。 【構成】 乗用車ボディのドア開口に沿った部位に装着
されるルーフサイドレールウエザストリップ２を、複数
の押出成形品３の末端どうしを型成型部４で接続して構
成する。押出成形品３に取付用の基部３ａと中空シール
部３ｂとを設ける。中空シール部３ｂはスリット５に被
さるアンダカット部６を備える。型成型部４の基部４ａ
を押出成形品３の基部３ａと同一断面形状で形成する。
型成形部４の中空シール部４ｂを、スリット５を塞ぐよ
うに片側へ肥大化させることによって、押出成形品３の
中空シール部３ｂからアンダカット部６を除去した断面
形状で形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車体の開口部をシール
する自動車用ウエザストリップに関するものである。
する自動車用ウエザストリップに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３に示すように、例えば乗用車ボディ
１のドア用開口に沿った部位には、ルーフサイドレール
ウエザストリップ２が装着されている。このウエザスト
リップ２は、通常、複数本の押出成形品３をドア用開口
のコーナ部にて型成型部４で接続して構成されている。
１のドア用開口に沿った部位には、ルーフサイドレール
ウエザストリップ２が装着されている。このウエザスト
リップ２は、通常、複数本の押出成形品３をドア用開口
のコーナ部にて型成型部４で接続して構成されている。
【０００３】図４及び図５に示すように、従来のルーフ
サイドレールウエザストリップ２２においては、押出成
形品２３に取付用の基部２３ａと中空シール部２３ｂと
が設けられている。基部２３ａの取付幅を微調整できる
ように、基部２３ａと中空シール部２３ｂとの間にはス
リット２５が斜状に形成されている。そして、このスリ
ット２５によって中空シール部２３ｂの片側にアンダカ
ット部２６が設けられている。
サイドレールウエザストリップ２２においては、押出成
形品２３に取付用の基部２３ａと中空シール部２３ｂと
が設けられている。基部２３ａの取付幅を微調整できる
ように、基部２３ａと中空シール部２３ｂとの間にはス
リット２５が斜状に形成されている。そして、このスリ
ット２５によって中空シール部２３ｂの片側にアンダカ
ット部２６が設けられている。
【０００４】型成形部２４は押出成形品２３の末端に金
型３１を用いて押出成形品２３と同一の断面形状で型成
形されている。すなわち、型成形部２４の基部２４ａは
押出成形品２３の基部２３ａと同一断面形状で形成さ
れ、型成形部２４の中空シール部２４ｂも押出成形品２
３の中空シール部２３ｂと同一断面形状で形成されてい
る。従って、型成形部２４においても、中空シール部２
４ｂが押出成形品２３のアンダカット部２６に連続する
アンダカット部２７を備えている。なお、押出成形品と
型成形部とが同一断面形状で形成された自動車用ウエザ
ストリップとして、特開昭６３−２９５２１５号公報に
開示された技術が知られている。
型３１を用いて押出成形品２３と同一の断面形状で型成
形されている。すなわち、型成形部２４の基部２４ａは
押出成形品２３の基部２３ａと同一断面形状で形成さ
れ、型成形部２４の中空シール部２４ｂも押出成形品２
３の中空シール部２３ｂと同一断面形状で形成されてい
る。従って、型成形部２４においても、中空シール部２
４ｂが押出成形品２３のアンダカット部２６に連続する
アンダカット部２７を備えている。なお、押出成形品と
型成形部とが同一断面形状で形成された自動車用ウエザ
ストリップとして、特開昭６３−２９５２１５号公報に
開示された技術が知られている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のウエ
ザストリップ２２によると、型成形部２４の中空シール
部２４ｂがアンダカット部２７を備えているため、金型
３１の構造が複雑化し、型割り線が増えてバリの発生量
が増加するばかりでなく、型操作に要する時間も長くか
かって、生産性が著しく低下するという問題点があっ
た。
ザストリップ２２によると、型成形部２４の中空シール
部２４ｂがアンダカット部２７を備えているため、金型
３１の構造が複雑化し、型割り線が増えてバリの発生量
が増加するばかりでなく、型操作に要する時間も長くか
かって、生産性が著しく低下するという問題点があっ
た。
【０００６】そこで、本発明の課題は、型成形部の中空
シール部からアンダカット部を除去して、金型の構造を
簡略化できる自動車用ウエザストリップを提供すること
にある。
シール部からアンダカット部を除去して、金型の構造を
簡略化できる自動車用ウエザストリップを提供すること
にある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、押出成形品に取付用の基部とアンダカ
ット部を備えた中空シール部とを設け、この押出成形品
の末端に金型を用いて型成形部を接続してなる自動車用
ウエザストリップにおいて、型成型部を、押出成形品の
基部と略同一断面形状の基部と、押出成形品の中空シー
ル部からアンダカット部を除去した断面形状の中空シー
ル部とで構成した。
に、本発明では、押出成形品に取付用の基部とアンダカ
ット部を備えた中空シール部とを設け、この押出成形品
の末端に金型を用いて型成形部を接続してなる自動車用
ウエザストリップにおいて、型成型部を、押出成形品の
基部と略同一断面形状の基部と、押出成形品の中空シー
ル部からアンダカット部を除去した断面形状の中空シー
ル部とで構成した。
【０００８】
【作用】上記構成によれば、型成形部の中空シール部が
押出成形品の中空シール部とは異なる断面形状で形成さ
れ、型成形部の中空シール部からアンダカット部が除去
される。従って、型成形部用の金型構造が簡略化され、
型割り線が減ってバリの発生量が低下するとともに、型
操作性も向上する。
押出成形品の中空シール部とは異なる断面形状で形成さ
れ、型成形部の中空シール部からアンダカット部が除去
される。従って、型成形部用の金型構造が簡略化され、
型割り線が減ってバリの発生量が低下するとともに、型
操作性も向上する。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図１は、乗用車ボディ１のドア開口
に沿った部位（図３参照）に装着されるルーフサイドレ
ールウエザストリップ２の一部を示している。このウエ
ザストリップ２は、複数の押出成形品３の末端どうし
を、ドア用開口のコーナ部にて型成型部４で接続して構
成されている。押出成形品３にはソリッドゴム製の取付
用の基部３ａと、スポンジゴム製の中空シール部３ｂと
が設けられている。基部３ａと中空シール部３ｂとの間
にはスリット５が斜状に形成され、このスリット５に被
さるように中空シール部３ｂの片側にアンダカット部６
が設けられている。
基づいて説明する。図１は、乗用車ボディ１のドア開口
に沿った部位（図３参照）に装着されるルーフサイドレ
ールウエザストリップ２の一部を示している。このウエ
ザストリップ２は、複数の押出成形品３の末端どうし
を、ドア用開口のコーナ部にて型成型部４で接続して構
成されている。押出成形品３にはソリッドゴム製の取付
用の基部３ａと、スポンジゴム製の中空シール部３ｂと
が設けられている。基部３ａと中空シール部３ｂとの間
にはスリット５が斜状に形成され、このスリット５に被
さるように中空シール部３ｂの片側にアンダカット部６
が設けられている。
【００１０】図２に示すように、型成形部４は押出成形
品３の末端に金型１１を用いてソリッドゴムにより型成
形されている。本実施例の型成形部４においては、その
基部４ａが押出成形品３の基部３ａと同一断面形状で形
成されている。一方、型成形部４の中空シール部４ｂ
は、押出成形品３のスリット５を塞ぐように片側へ肥大
化した状態で形成され、そうすることによって、押出成
形品３の中空シール部３ｂからアンダカット部６を除去
した断面形状で形成されている。なお、型成形部４の成
形材料としてはスポンジゴムも使用可能であるが、ウエ
ザストリップ２の取付性及び強度を考慮すると、剛性が
高い点でソリッドゴムの方が好ましい。
品３の末端に金型１１を用いてソリッドゴムにより型成
形されている。本実施例の型成形部４においては、その
基部４ａが押出成形品３の基部３ａと同一断面形状で形
成されている。一方、型成形部４の中空シール部４ｂ
は、押出成形品３のスリット５を塞ぐように片側へ肥大
化した状態で形成され、そうすることによって、押出成
形品３の中空シール部３ｂからアンダカット部６を除去
した断面形状で形成されている。なお、型成形部４の成
形材料としてはスポンジゴムも使用可能であるが、ウエ
ザストリップ２の取付性及び強度を考慮すると、剛性が
高い点でソリッドゴムの方が好ましい。
【００１１】上記のように構成した本実施例のルーフサ
イドレールウエザストリップ２によれば、型成形部４の
中空シール部４ｂが押出成形品３の中空シール部３ｂと
は異なる断面形状で形成され、型成形部４の中空シール
部４ｂからアンダカット部が除去されている。従って、
型成形部４を成形するための金型１１の構造が従来と比
較して簡略化され、型割り線が減ってバリの発生量が低
下するとともに、型操作性も改善されて、ルーフサイド
レールウエザストリップ２の生産性向上に寄与すること
ができる。
イドレールウエザストリップ２によれば、型成形部４の
中空シール部４ｂが押出成形品３の中空シール部３ｂと
は異なる断面形状で形成され、型成形部４の中空シール
部４ｂからアンダカット部が除去されている。従って、
型成形部４を成形するための金型１１の構造が従来と比
較して簡略化され、型割り線が減ってバリの発生量が低
下するとともに、型操作性も改善されて、ルーフサイド
レールウエザストリップ２の生産性向上に寄与すること
ができる。
【００１２】なお、本発明は上記実施例で例示したルー
フサイドレールウエザストリップのみに限定されるもの
ではなく、ドア用開口部のその他の部位に装着されるド
アウエザストリップに適用することもでき、また、ラッ
ゲージルーム用開口部やサンルーフ用開口部等、自動車
の各部開口部で使用される各種ウエザストリップに応用
して実施することも可能である。
フサイドレールウエザストリップのみに限定されるもの
ではなく、ドア用開口部のその他の部位に装着されるド
アウエザストリップに適用することもでき、また、ラッ
ゲージルーム用開口部やサンルーフ用開口部等、自動車
の各部開口部で使用される各種ウエザストリップに応用
して実施することも可能である。
【００１３】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明自動車用ウ
エザストリップによれば、型成形部の中空シール部を押
出成形品の中空シール部とは異なる断面形状で形成した
ので、型成形部の中空シール部からアンダカット部を除
去して、金型の構造を簡略化できるという優れた効果を
奏する。
エザストリップによれば、型成形部の中空シール部を押
出成形品の中空シール部とは異なる断面形状で形成した
ので、型成形部の中空シール部からアンダカット部を除
去して、金型の構造を簡略化できるという優れた効果を
奏する。
【図１】本発明を自動車のルーフサイドレールウエザス
トリップに具体化した一実施例を示し、図３のＩ−Ｉ線
で切断して見た斜視図である。
トリップに具体化した一実施例を示し、図３のＩ−Ｉ線
で切断して見た斜視図である。
【図２】同ウエザストリップの型成形部の断面図であ
る。
る。
【図３】同ウエザストリップの装着部位を示す乗用車の
側面図である。
側面図である。
【図４】従来のルーフサイドレールウエザストリップを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図５】同ウエザストリップの型成形部の断面図であ
る。
る。
２ ルーフサイドレールウエザストリップ ３ 押出成型品 ３ａ 押出成型品の基部 ３ｂ 押出成型品の中空シール部 ４ 型成形部 ４ａ 型成形部の基部 ４ｂ 型成形部の中空シール部 ６ アンダカット部 １１ 金型
フロントページの続き (72)発明者 高橋 卓司 愛知県豊田市トヨタ町１番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 森川 正明 愛知県豊田市トヨタ町１番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 大橋 宏 愛知県豊田市トヨタ町１番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 押出成形品に取付用の基部とアンダカッ
ト部を備えた中空シール部とを設け、この押出成形品の
末端に金型を用いて型成形部を接続してなる自動車用ウ
エザストリップにおいて、前記型成型部を、前記押出成
形品の基部と略同一断面形状の基部と、前記押出成形品
の中空シール部からアンダカット部を除去した断面形状
の中空シール部とで構成したことを特徴とする自動車用
ウエザストリップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3766694A JPH07223497A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 自動車用ウエザストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3766694A JPH07223497A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 自動車用ウエザストリップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07223497A true JPH07223497A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=12503963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3766694A Pending JPH07223497A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 自動車用ウエザストリップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07223497A (ja) |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP3766694A patent/JPH07223497A/ja active Pending
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