JPH09301091A - 自動車用ウェザーストリップ - Google Patents

自動車用ウェザーストリップ

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JPH09301091A
JPH09301091A JP8146730A JP14673096A JPH09301091A JP H09301091 A JPH09301091 A JP H09301091A JP 8146730 A JP8146730 A JP 8146730A JP 14673096 A JP14673096 A JP 14673096A JP H09301091 A JPH09301091 A JP H09301091A
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JP
Japan
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weather strip
automobile
sealing surface
thickness
door
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JP8146730A
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Masayuki Toyoshima
賢之 豊嶋
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Nishikawa Rubber Co Ltd
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Nishikawa Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 特にコスト高となることなく経時的劣化によ
るシール切れ等の発生を防止しうる自動車用ウェザース
トリップを提供すること。 【解決手段】 自動車ボディのドア開口縁に取り付けら
れ、ドア閉時にドアに弾接して車内外をシールする押出
成形部11と型成形部12とからなる自動車用ウェザー
ストリップ10において、型成形されたコーナー部の、
シール面12Aの肉厚を、押出成形部11と型成形部1
2との接続位置mからコーナー部の中央位置nに向けて
徐々にかつ滑らかに厚く形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車ボディのド
ア開口縁に取り付けられ、ドア閉時にドアに弾接して車
内外をシールする自動車用ウェザーストリップに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6に示すように、自動車ボデ
ィのドア開口縁には、ドア閉時にドアに弾接して車内外
をシールする自動車用ウェザーストリップ20が取り付
けられている。この自動車用ウェザーストリップ20は
押出成形部21と型成形部22とから構成され、押出成
形部21は芯金27を埋設した取付基部21Aとそれに
一体成形された中空シール部21Bとからなり、また型
成形部22は押出成形部21の取付基部21Aとそれに
一体成形されたシール面22Aとからなる。なお、図6
は図5のP部を示す拡大斜視図である。
【0003】図7に、図6のC−C線拡大断面図を示
す。このように、型成形部22のシール面22Aの肉厚
は型成形部22のすべての範囲Rにおいて均一であり、
かつ中芯板穴Hもあることから剛性不足であるため、経
時的劣化によって、図8に示すようにシール面22Aの
略真中の部分が凹み、シール切れやメクレが発生してシ
ール機能を発揮しないとともに外観不良になるという問
題があった。
【0004】そこで、凹みを防止するために、図9及び
図10に示すように、シール面22Aにプレート状の副
資材23をはりつけて形状の変形を防止するようにした
り、あるいは、図11及び図12に示すように、コーナ
ー部の中央位置に集中的にブリッジ24を設けるように
することが知られている。なお、図10は図9のD−D
線拡大断面図であり、図12は図11のE−E線拡大断
面図である
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プレー
ト状の副資材23の使用は材料費およびはりつけ工数が
必要となるためコスト高になるとともに、副資材23の
ある部分とない部分とでは反力差が大きいため両者の境
界部分、特に押出成形部21と型成形部22との接続部
分においてシール切れ等が発生するという問題があっ
た。
【0006】一方、ブリッジ24を設けたものによれ
ば、コーナー部の中央位置内側に段差が生じるため、図
11に示すように中芯分割ラインl(Lの小文字)’は
型成形部中央線と重なり中芯部材25,25’の抜きの
方向が斜め方向(図11のX1,X2方向)に決まってし
まう。そのため、中芯部材25,25’を抜くためのス
リット部26を広く設定する必要があるので、押出成形
部21にまで設定しなければならなかった。したがっ
て、中芯部材25,25’を抜いた後にスリット部26
を接着する工数が大きくなり、コスト高になるという問
題があった。
【0007】そこで本発明の目的は、特にコスト高とな
ることなく経時的劣化によるシール切れ等の発生を防止
しうる自動車用ウェザーストリップを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の自動車用ウェザーストリップ(10)
は、自動車ボディのドア開口縁に取り付けられ、ドア閉
時にドアに弾接して車内外をシールする押出成形部(1
1)と型成形部(12)とからなる自動車用ウェザース
トリップ(10)において、型成形されたコーナー部
の、シール面(12A)の肉厚を、押出成形部(11)
と型成形部(12)との接続位置(m)からコーナー部
の中央位置(n)に向けて徐々にかつ滑らかに厚く形成
したものである(請求項1)。
【0009】また、請求項1に記載の型成形部(12)
の中央位置付近の肉厚を一定の厚さに形成したことが好
ましい(請求項2)。
【0010】なお、カッコ内の記号は図面に示し後述す
る発明の実施の形態の対応要素又は対応事項を示す。
【0011】本発明の自動車用ウェザーストリップによ
れば、コーナー部の中央位置におけるシール面の肉厚が
厚いため経時的劣化によりシール面の略真中の部分が凹
むことが防止されるので確実にシール機能が発揮され
る。その上、シール面の肉厚は徐々に滑らかに厚く形成
されているので、段差はなく型成形部に使用される中芯
部材の抜きの時にひっかかりはない。よって、中芯分割
ラインl(Lの小文字)は図6と同じ位置に設定可能で
あり、中芯部材の抜きのためのスリット部を例えば中芯
部材の横幅程度に小さく設定することができる。
【0012】また好ましくは、型成形部の中央位置付近
の肉厚を一定の厚さに形成するため、中央位置付近が略
山形になるのではなく略台形になる。よって、シール機
能がさらに向上し見栄えもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1乃至図3を参照して、本発明
の実施形態に係る自動車用ウェザーストリップ10につ
いて説明する。図1は本実施形態に係る自動車用ウェザ
ーストリップ10を示す拡大斜視図であり、図2は図1
のA−A線拡大断面図であり、そして、図3は図1のB
−B線拡大断面図である。
【0014】本発明の実施形態に係る自動車用ウェザー
ストリップ10は、従来例で示した自動車用ウェザース
トリップ20と同様に、自動車ボディのドア開口縁に取
り付けられ、ドア閉時にドアに弾接して車内外をシール
するものであり、押出成形部11と型成形部12とから
構成され、押出成形部11は芯金17を埋設した断面略
U字状の取付基部11Aとそれに一体形成された中空シ
ール部11Bからなり、また型成形部12は押出成形部
11の取付基部11Aとそれに一体成形されたシール面
12Aからなるものである。
【0015】ここで、型成形部12のシール面12Aの
肉厚は、押出成形部11と型成形部12との接続位置m
からコーナー部の中央位置nに向けて徐々にかつ滑らか
に厚く形成されている。すなわち、図2に示すようにコ
ーナー部の中央位置nにおけるシール面12Aの肉厚
(a+b)が最も厚く、図3に示すように押出成形部1
1と型成形部12との接続位置mにおけるシール面12
Aの肉厚(a)が最も薄く形成されその間は段差なく滑
らかに傾斜している。これによれば、コーナー部の中央
位置nにおけるシール面12Aの肉厚(a+b)が厚い
ため経時的劣化によりシール面12Aの略真中の部分が
凹むことが防止されるので確実にシール機能が発揮され
る。その上、シール面12Aの肉厚には段差がないため
中芯部材15の抜きの時にひっかかりはなく抜き方向を
例えば図1のY1,Y2方向にすることができる。よっ
て、スリット部16を図1に示すように中芯部材15の
横幅程度に小さく設定することができる。
【0016】なお、型成形部12の中央位置n付近の肉
厚は、約2〜5mmの幅Fにわたり一定の厚さに形成し
てある。これによれば、中央位置n付近が略山形になる
のではなく略台形になるので見栄えがよい。更に、図2
の断面にかえて、図4に示すように断面の中央部を一層
厚く(a+b+c)すれば経時的劣化によりシール面1
2Aの略真中の部分が凹むことが一層防止される。
【0017】また、本発明の実施の形態では、押出成形
部11の中空シール部11Bを切り欠きした取付基部1
1Aに、型成形部12のシール面12Aを一体成形する
例を主に示したが、図13に示すように2本の押出成形
部の両端を型成形部12の取付基部12Bとシール面1
2Cにて一体成形する場合にも適用可能である。
【0018】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の自動車用ウェザ
ーストリップによれば、特に高価な副資材等を使用する
ことなく、コーナー部の中央位置におけるシール面の肉
厚を厚くすることにより経時的劣化によるシール面の凹
みが防止されるのでシール切れやメクレ等が発生するこ
となく、確実にシール機能が発揮される。その上、シー
ル面の肉厚を徐々に滑らかに厚く形成することにより、
中芯部材の抜きのためのスリット部は中芯分割ラインl
(Lの小文字)を図1の様に出来るため中芯部材の横幅
程度に小さく設定することができ、スリット部が押出成
形部にまで及ぶことなくスリット部の接着に大きな工数
をかけることはなくコストの低減が図られる。
【0019】また好ましくは、型成形部の中央位置付近
の肉厚を一定の厚さに形成するため、中央位置付近が略
山形ではなく略台形になるのでシール機能がさらに向上
し見栄えもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る自動車用ウェザーストリップ
10を示す拡大斜視図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】断面の中央部を一層厚くした状態を示す図1の
A−A線拡大断面図である。
【図5】自動車ボディのドア開口縁に取り付けられた従
来例に係る、自動車用ウェザーストリップ20を示す側
面図である。
【図6】図5のP部を示す拡大斜視図である。
【図7】図6のC−C線拡大断面図である。
【図8】図7に示すシール面22Aが凹んだ状態を示す
拡大断面図である。
【図9】図6に示す自動車用ウェザーストリップ20に
副資材23が設けられた状態を示す拡大斜視図である。
【図10】図9のD−D線拡大断面図である。
【図11】図6に示す自動車用ウェザーストリップ20
にブリッジ24が設けられた状態を示す拡大斜視図であ
る。
【図12】図11のE−E線拡大断面図である。
【図13】本発明の別の実施形態例を示す図2に相当す
る拡大断面図である。
【符号の説明】
10 自動車用ウェザーストリップ 11 押出成形部 11A 取付基部 11B 中空シール部 12 型成形部 12A シール面 12B 取付基部 12C シール面 15 中芯部材 16 スリット部 17 芯金 20 自動車用ウェザーストリップ 21 押出成形部 21A 取付基部 21B 中空シール部 22 型成形部 22A シール面 23 副資材 24 ブリッジ 25 中芯部材 26 スリット部 27 芯金

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車ボディのドア開口縁に取り付けら
    れ、ドア閉時にドアに弾接して車内外をシールする押出
    成形部と型成形部とからなる自動車用ウェザーストリッ
    プにおいて、型成形されたコーナー部の、シール面の肉
    厚を、押出成形部と型成形部との接続位置からコーナー
    部の中央位置に向けて徐々にかつ滑らかに厚く形成した
    ことを特徴とする自動車用ウェザーストリップ。
  2. 【請求項2】前記型成形部の中央位置付近の肉厚を一定
    の厚さに形成したことを特徴とする請求項1記載の自動
    車用ウェザーストリップ。
JP14673096A 1996-05-16 1996-05-16 自動車用ウェザーストリップ Expired - Fee Related JP3767017B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013204901A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫の扉及びこの扉を備えた冷蔵庫
JP2020045095A (ja) * 2016-03-28 2020-03-26 東海興業株式会社 ウェザーストリップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013204901A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫の扉及びこの扉を備えた冷蔵庫
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