JP3919948B2 - ヒドンサッシ型ウェザストリップ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のドア周辺を密封するウェザストリップに関するものであり、特に、車外側々面に露出するドアサッシの一部を隠して外観性の向上を図るためのヒドンサッシ型ウェザストリップの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車、特にセダン型乗用車に適用されるドアサッシ構造のサイドドアにおいて、フロントピラ、ルーフパネル、センタピラ、あるいはリアピラ等に沿って車外側々面に露出するドアサッシ構造の一部は、外観を考慮して前記各ドア周辺を密封するウェザストリップの車外側サイドウォール部、所謂ヒドンサッシ型ウェザストリップの車外側サイドウォール部によってしばしば被覆されることがある。
更に、図4に示したように、前記ヒドンサッシ型ウェザストリップHWSは、フロントドアFD及びリアドアRDの各センタピラに沿った車外側立下がりサイドウォール部外面周辺にサッシカバーSCが装着される車種がある。
【0003】
図5は、前記リアドアRDのセンタピラに沿った車外側立下がりサイドウォール部7の外面周辺に装着された前記サッシカバーSC及びその近傍のヒドンサッシ型ウェザストリップ1を拡大して示した斜視図であり、図6は図5のA−A線に沿って切断して示した断面図である。
前記ヒドンサッシ型ウェザストリップ1は、ルーフパネルあるいはリアピラに沿って前記リアドアRDの上方周縁部を形成するドアサッシDSに嵌着される第1の押出成形部1aと、前記センタピラの上方端部で前記第1の押出成形部1aに一方の接合部J1 で接続して隅部を形成する型成形部1bと、該型成形部1bに他方の接合部J2 で接続して前記センタピラに沿った立下部を形成する第2の押出成形部1cとに略大別される。
【0004】
前記ヒドンサッシ型ウェザストリップ1は通常、エチレンプロピレン等のソリッドゴム材あるいはオレフィン系熱可塑性合成樹脂材と、比較的大きな弾性変形が求められる箇所には更にエチレンプロピレン等のスポンジゴム材を併用して成形されていた。
前述したような従来のヒドンサッシ型ウェザストリップ1において、車外側々面の外観性が最も重視される部位は、前記ドアサッシDSにの上方周縁部に嵌着される前記第1の押出成形部1aと、該第1の押出成形部1aに前記一方の接合部J1 で接続して隅部を形成する前記型成形部1bであり、特に車外側々面に露出する前記ドアサッシDSの一部を被覆する前記第1の押出成形部1aの車外側サイドウォール部3と該車外側サイドウォール部3に連続する前記型成形部1bの車外側々面である。
【0005】
翻って、前記ヒドンサッシ型ウェザストリップ1の前記第1の押出成形部1aと前記型成形部1bの概略構造を記せば以下の通りである。
即ち、前記第1の押出成形部1aは、横断面が略U字状の躯体部2と、該躯体部2の一方の側壁を形成する前記車外側サイドウォール部3と、前記躯体部2の他方の側壁を形成する前記車内側サイドウォール部4と、前記躯体部2の上方外面に突設されて車外側に向けて弾性的に傾斜変形可能なルーフ側シールリップ部5から成っていた。
【0006】
なお、図6において前記躯体部2の内面から突出したように示されているドアサッシ当接部6は、前記第1の押出成形部1aの前記躯体部2の内面に連続する前記型成形部1bの隅部内面に突設したものであり、前記ドアサッシDSの組立体の上方外面に当接して前記ドアサッシDSに対する嵌着位置決めの機能を有している。
前記ドアサッシDSの組立体の上方外面から若干突出するドアサッシ・インナ及びアウタの接合端部も、前記第1の押出成形部1aの前記躯体部2の内面及び前記型成形部1bの隅部内面に当接して、また前記ドアサッシDSに対する嵌着位置決めの機能を有している。
【0007】
前記従来のヒドンサッシ型ウェザストリップ1が嵌着した前記ドアサッシDSは、ドア窓ガラスの上方外周縁の両面に摺接、密封するシール材、所謂ガラスランGRがその上方外周縁の内部に嵌着されている。
前記ガラスランGRは、前記ヒドンサッシ型ウェザストリップ1と部分的に重なり合った状態で前記ドアサッシDSに嵌着し、特に前記型成形部1bの車外側立下部と前記第2の押出成形部1cの前記車外側立下がりサイドウォール部7の各内周端縁から反センタピラ側にはみ出した状態に幅広な立下部の外面は、前記第1の押出成形部1aの前記車外側サイドウォール部3と前記型成形部1bの車外側々面の各下方端部からドアのベルトラインまでサッシカバーSCによって被覆されている。なお、8は前記型成形部1bの車内側立下部に連続する前記第2の押出成形部1cの前記車内側立下がりサイドウォール部である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したように構成される従来のヒドンサッシ型ウェザストリップ1は、図6に示したように前記ドアサッシDSに対する嵌着時に、丸印Cで囲んだ前記ドアサッシ・インナ及びアウタの接合端部の突出高さにバラツキがある場合、及び又は丸印Dで囲んだ前記ドアサッシDSの組立体の上方外面の湾曲度にバラツキがある場合、前記第1の押出成形部1aの前記躯体部2の内面、前記型成形部1bの隅部内面、及び又は前記型成形部1bの前記ドアサッシ当接部6が過度に押し上げられ易かった。
【0009】
その結果、前記第1の押出成形部1aの前記車外側サイドウォール部3と前記型成形部1bの車外側々面が矢印Eの方向に撓み、前記ドアサッシDSのサッシカバー固定穴9にサッシ爪部STを係止させた前記ドアサッシDSのの上方端部と、前記押出成形部1aの前記車外側サイドウォール部3と前記型成形部1bの車外側々面の各下方端部との間に、外観を損なう間隙Gが発生した。
【0010】
本発明は、前述した従来技術の問題点を解消し、構造上の簡単な追加手段によって外観を良好に維持するヒドンサッシ型ウェザストリップを提供することを目的とするものである。
【0011】
本発明のかかる目的は、ドアサッシにの上方周縁部に嵌着される第1の押出成形部と、該押出成形部に一方の接合部で接続して隅部を形成する型成形部と、該型成形部に他方の接合部で接続してセンタピラに沿った立下部を形成する第2の押出成形部から成るヒドンサッシ型ウェザストリップにおいて、前記第1の押出成形部が、横断面が略U字状の躯体部と、該躯体部の一方の側壁を形成して前記ドアサッシの車外側々面の一部を被覆する車外側サイドウォール部と、前記躯体部の他方の側壁を形成する車内側サイドウォール部と、前記躯体部の上方外面に突設されて車外側に向けて弾性的に傾斜変形可能なルーフ側シールリップ部と、少なくとも前記車外側サイドウォール部に対して固定される補強板とを具備して成ることを特徴とするヒドンサッシ型ウェザストリップによって達成される。
【0012】
更に、本発明のかかる目的は、前記補強板が、比較的硬質のプラスチック板材あるいは金属薄板材から成ることを特徴とするヒドンサッシ型ウェザストリップによって達成される。
【0013】
更に、本発明のかかる目的は、前記補強板が、サッシカバーのサッシ爪部が貫通可能な透孔を透設し、該透孔が前記サッシ爪部の挿入方向にその厚さを漸減させたテーパ面を付けた傾斜下端部から成ることを特徴とするヒドンサッシ型ウェザストリップによって達成される。
【0014】
更に、本発明のかかる目的は、前記補強板の前記透孔が、前記ドアサッシのサッシ固定穴に係合可能な突出上端部を切り起こして成ることを特徴とするヒドンサッシ型ウェザストリップによって達成される。
【0015】
更に、本発明のかかる目的は、前記補強板が、少なくとも前記車外側サイドウォール部にインサート成形されて成ることを特徴とするヒドンサッシ型ウェザストリップによって達成される。
【0016】
更に、本発明のかかる目的は、前記補強板が、少なくとも前記車外側サイドウォール部に接着されることを特徴とするヒドンサッシ型ウェザストリップによって達成される。
【0017】
【作用】
本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップは、前記ドアサッシにの上方周縁部に嵌着される前記第1の押出成形部と、該押出成形部に前記一方の接合部で接続して隅部を形成する前記型成形部と、該型成形部に前記他方の接合部で接続して前記センタピラに沿った立下部を形成する前記第2の押出成形部から成る前記ヒドンサッシ型ウェザストリップにおいて、前記第1の押出成形部が、横断面が略U字状の前記躯体部と、該躯体部の一方の側壁を形成して前記ドアサッシの車外側々面の一部を被覆する前記車外側サイドウォール部と、前記躯体部の他方の側壁を形成する前記車内側サイドウォール部と、前記躯体部の上方外面に突設されて車外側に向けて弾性的に傾斜変形可能な前記ルーフ側シールリップ部と、少なくとも前記車外側サイドウォール部に対して固定されて前記サッシカバーに係止可能な前記補強板とを具備して成るので、前記車外側サイドウォール部がその撓みによって前記サッシカバーから離間することを阻止される。
【0018】
更に、本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップは、前記補強板が、比較的硬質のプラスチック板材あるいは金属薄板材から成るので、前記車外側サイドウォール部がその撓みによって前記サッシカバーから離間することが一層困難になる。
【0019】
更に、本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップは、前記補強板が、前記サッシカバーの前記サッシ爪部が貫通可能な前記透孔を透設し、該透孔が前記サッシ爪部の挿入方向にその厚さを漸減させたテーパ面を付けた前記傾斜下端部から成るので、前記透孔に対する前記サッシ爪部の圧入及び係止作動が容易に且つ確実になされる。
【0020】
更に、本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップは、前記補強板の前記透孔が、前記ドアサッシの前記サッシ固定穴に係合可能な前記突出上端部を切り起こして成るので、前記ドアサッシの前記サッシ固定穴における前記サッシ爪部の隙間が減少して、前記サッシ爪部の前記ドアサッシに対する位置決め精度及び固定度合いが一層向上する。
【0021】
更に、本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップは、前記補強板が、少なくとも前記車外側サイドウォール部にインサート成形、あるいは前記車外側サイドウォール部に接着されるので、前記車外側サイドウォール部がその撓みによる上下方向の変位に対する拘束力を増す。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップの一実施態様について、添付した図面に基づき以下に詳述する。図1は、図5と同様に前記リアドアRDのセンタピラに沿った車外側立下がりサイドウォール部7の外面周辺に装着された前記サッシカバーSC及びその近傍において、本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップ10を拡大して示した斜視図であり、図2及び図3は図1のB−B線に沿って切断して示した各実施態様の断面図である。
【0023】
本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップ10は、後述する補強板11あるいは14を除く他の部材が従来のヒドンサッシ型ウェザストリップ1と同等な構成を採るので、同一の符号を付し且つルーフパネルあるいはリアピラに沿って前記リアドアRDの上方周縁部を形成する前記ドアサッシDSに嵌着されるヒドンサッシ型ウェザストリップに基づいてて説明する。
本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップ10は、第1の押出成形部10aと、前記センタピラの上方端部で前記第1の押出成形部10aに一方の接合部J1 で接続して隅部を形成する型成形部10bと、該型成形部10bに他方の接合部J2 で接続して前記センタピラに沿った立下部を形成する第2の押出成形部10cとに略大別される。
【0024】
前記ヒドンサッシ型ウェザストリップ10は通常、エチレンプロピレン等のソリッドゴム材あるいはオレフィン系熱可塑性合成樹脂材と、比較的大きな弾性変形が求められる箇所には更にエチレンプロピレン等のスポンジゴム材を併用して成形される。
前述したような従来のヒドンサッシ型ウェザストリップ1と同様に、車外側々面の外観性が最も重視される部位は、前記ドアサッシDSにの上方周縁部に嵌着される前記第1の押出成形部10aと、該第1の押出成形部10aに前記一方の接合部J1 で接続して隅部を形成する前記型成形部10bであり、特に車外側々面に露出する前記ドアサッシDSの一部を被覆する前記第1の押出成形部10aの車外側サイドウォール部3と該車外側サイドウォール部3に連続する前記型成形部10bの車外側々面である。
【0025】
前記ヒドンサッシ型ウェザストリップ10の前記第1の押出成形部10aと前記型成形部10bの概略構造を記せば以下の通りである。
即ち、前記第1の押出成形部10aは、横断面が略U字状の躯体部2と、該躯体部2の一方の側壁を形成する前記車外側サイドウォール部3と、前記躯体部2の他方の側壁を形成する前記車内側サイドウォール部4と、前記躯体部2の上方外面に突設されて車外側に向けて弾性的に傾斜変形可能なルーフ側シールリップ部5と、更に前記車外側サイドウォール部3に対してインサート成形、あるいは接着剤又は熱溶着等により固定される補強板11とを具備して成る。
【0026】
なお、図2及び図3において前記躯体部2の内面から突出したように示されているドアサッシ当接部6は、図6と同様に、前記第1の押出成形部10aの前記躯体部2の内面に連続する前記型成形部10bの隅部内面に突設したものであり、前記ドアサッシDSの組立体の上方外面に当接して前記ドアサッシDSに対する嵌着位置決めの機能を有している。
前記ドアサッシDSの組立体の上方外面から若干突出するドアサッシ・インナ及びアウタの接合端部も、前記第1の押出成形部10aの前記躯体部2の内面及び前記型成形部10bの隅部内面に当接して、また前記ドアサッシDSに対する嵌着位置決めの機能を有している。
【0027】
本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップ10における前記補強板11は、該ヒドンサッシ型ウェザストリップ10よりも比較的硬い、例えば塩化ビニル樹脂材等のプラスチック板材あるいは、例えばステンレス鋼等の金属薄板材から成っている。
更に、前記補強板11は、図2に示したように、前記サッシカバーSCの前記サッシ爪部STが貫通可能な透孔12を透設し、該透孔12が前記サッシ爪部STの挿入方向にその厚さを漸減させたテーパ面を付けた傾斜下端部13から成っている。
【0028】
従って、前記ドアサッシ・インナ及びアウタの接合端部及び又は前記ドアサッシDSの組立体の上方湾曲外面により前記第1の押出成形部10aの前記躯体部2の内面、前記型成形部10bの隅部内面、及び又は前記型成形部10bの前記ドアサッシ当接部6が過度に押し上げられても、前記車外側サイドウォール部3は、前記補強板11の前記透孔12を介して強固に係止された前記サッシカバーSCの上方端部から、その撓みに基づく上方変位によって離間することが阻止される。
前記補強板11による前記車外側サイドウォール部3の上方変位を一層確実に阻止するために、前記第1の押出成形部10aと前記一方の接合部J1 で前記型成形部10bを注型成形接続する時に前記補強板11の側端部を前記型成形部10bの車外側立下部にインサート成形すると、前記型成形部10bに対する前記補強板11からの離間阻止力が直接作用して有利となる。
【0029】
更に、図3に示したように、別の補強板14の透孔15は、前記ドアサッシDSの前記サッシ固定穴9に係合可能な前記突出上端部16を切り起こことによって、前記ドアサッシDSの前記サッシ固定穴9における前記サッシ爪部STの隙間を減少させ、前記サッシ爪部STの挿入方向にその厚さを漸減させたテーパ面を付けた傾斜下端部13と共に、前記サッシ爪部STの前記ドアサッシDSに対する位置決め精度及び固定度合いが一層向上するように変更することも可能である。
【0030】
更に、前記補強板11,14は、前述したインサート成形以外に少なくとも前記車外側サイドウォール部3に接着剤又は熱溶着等によって接着することも可能であり、且つ前記補強板11の側端部を前記型成形部10bの車外側立下部に接着すると、前記型成形部10bに対する前記補強板11からの離間阻止力が直接作用して有利となる。
【0031】
【発明の効果】
以上、記述した本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップは、次に記すような新規な効果を奏するものである。即ち、本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップは、前記ドアサッシの上方周縁部に嵌着される前記第1の押出成形部と、該押出成形部に前記一方の接合部で接続して隅部を形成する前記型成形部と、該型成形部に前記他方の接合部で接続して前記センタピラに沿った立下部を形成する前記第2の押出成形部から成る前記ヒドンサッシ型ウェザストリップにおいて、前記第1の押出成形部が、横断面が略U字状の前記躯体部と、該躯体部の一方の側壁を形成して前記ドアサッシの車外側々面の一部を被覆する前記車外側サイドウォール部と、前記躯体部の他方の側壁を形成する前記車内側サイドウォール部と、前記躯体部の上方外面に突設されて車外側に向けて弾性的に傾斜変形可能な前記ルーフ側シールリップ部と、少なくとも前記車外側サイドウォール部に対して固定されて前記サッシカバーに係止可能な前記補強板とを具備して成るので、前記ドアサッシの上方周縁部に対する嵌着によって生じる撓みにより、前記サッシカバーの上方端部から前記車外側サイドウォール部が離間することを確実に阻止することが可能になった。
【0032】
更に、本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップは、前記補強板が、比較的硬質のプラスチック板材あるいは金属薄板材から成るので、前記車外側サイドウォール部がその撓みによって前記サッシカバーから離間することを一層確実に阻止することが可能になった。
【0033】
更に、本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップは、前記補強板が、前記サッシカバーの前記サッシ爪部が貫通可能な前記透孔を透設し、該透孔が前記サッシ爪部の挿入方向にその厚さを漸減させたテーパ面を付けた前記傾斜下端部から成るので、前記透孔に対する前記サッシ爪部の圧入及び係止作動を容易に且つ確実に行うことが可能になった。
【0034】
更に、本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップは、前記補強板の前記透孔が、前記ドアサッシの前記サッシ固定穴に係合可能な前記突出上端部を切り起こして成るので、前記ドアサッシの前記サッシ固定穴における前記サッシ爪部の隙間が減少して、前記サッシ爪部の前記ドアサッシに対する位置決め精度及び固定度合いを一層向上させることが可能になった。
【0035】
更に、本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップは、前記補強板が、少なくとも前記車外側サイドウォール部にインサート成形、あるいは前記車外側サイドウォール部に接着されるので、前記車外側サイドウォール部がその撓みによる上下方向の変位に対する拘束力を増すことが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップを拡大して示した斜視図である。
【図2】図1のB−B線に沿って切断して示した本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップの断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿って切断して示した本発明の別のヒドンサッシ型ウェザストリップの断面図である。
【図4】ヒドンサッシ型ウェザストリップを装着した乗用車のフロント及びリアドア周りの側面図である。
【図5】従来のヒドンサッシ型ウェザストリップを拡大して示した斜視図である。
【図6】図5のA−A線に沿って切断して示した従来のヒドンサッシ型ウェザストリップの断面図である。
【符号の説明】
FD フロントドア
RD リアドア
HWS ヒドンサッシ型ウェザストリップ
SC サッシカバー
ST サッシ爪部
DS ドアサッシ
G 間隙
1 一方の接合部
2 他方の接合部
GR ガラスラン
1 従来のヒドンサッシ型ウェザストリップ
1a 第1の押出成形部
1b 型成形部
1c 第2の押出成形部
2 躯体部
3 車外側サイドウォール部
4 車内側サイドウォール部
5 ルーフ側シールリップ部
6 ドアサッシ当接部
7 車外側立ち下がりサイドウォール部
8 車内側立ち下がりサイドウォール部
9 サッシカバー固定穴
10 本発明のヒドンサッシ型ウェザストリップ
10a 第1の押出成形部
10b 型成形部
10c 第2の押出成形部
11 補強板
12 透孔
13 傾斜下縁部
14 補強板
15 透孔
16 突出上縁部

Claims (6)

  1. ドアサッシ(DS)の上方周縁部に嵌着される第1の押出成形部(10a)と、該押出成形部(10a)に一方の接合部(J)で接続して隅部を形成する型成形部(10b)と、該型成形部(10b)に他方の接合部(J)で接続してセンタピラに沿った立下部を形成する第2の押出成形部(10c)から成るヒドンサッシ型ウェザストリップ(10)において、
    前記第1の押出成形部(10a)が、横断面が略U字状の躯体部(2)と、該躯体部(2)の一方の側壁を形成して前記ドアサッシ(DS)の車外側々面の一部を被覆する車外側サイドウォール部(3)と、前記躯体部(2)の他方の側壁を形成する車内側サイドウォール部(4)と、前記躯体部(2)の上方外面に突設されて車外側に向けて弾性的に傾斜変形可能なルーフ側シールリップ部(5)と、少なくとも前記車外側サイドウォール部(3)に対して固定される補強板(11,14)とを具備して成ることを特徴とするヒドンサッシ型ウェザストリップ。
  2. 前記補強板(11,14)が、比較的硬質のプラスチック板材あるいは金属薄板材から成ることを特徴とする請求項1に記載のヒドンサッシ型ウェザストリップ。
  3. 前記補強板(11,14)が、サッシカバー(SC)のサッシ爪部(ST)が貫通可能な透孔(12,15)を透設し、該透孔(12,15)が前記サッシ爪部(ST)の挿入方向にその厚さを漸減させたテーパ面を付けた傾斜下端部(13)から成ることを特徴とする請求項1または2に記載のヒドンサッシ型ウェザストリップ。
  4. 前記補強板(14)の前記透孔(15)が、前記ドアサッシ(DS)のサッシ固定穴(9)に係合可能な突出上端部(16)を切り起こして成ることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のヒドンサッシ型ウェザストリップ。
  5. 前記補強板(11,14)が、少なくとも前記車外側サイドウォール部(3)にインサート成形されて成ることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のヒドンサッシ型ウェザストリップ。
  6. 前記補強板(11,14)が、少なくとも前記車外側サイドウォール部(3)に接着されることを特徴とする1〜4の何れか1項に記載のヒドンサッシ型ウェザストリップ。
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