JP3714134B2 - ガラスランの組付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のドアに取付けられるガラスランに係り、特に、ドアベルトライン部に沿って配設される剛直性を有するシール部材を一体化させてなるガラスランの組付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車等の車両のドアガラスの周縁には、ガラスランが設けられる。ガラスランは、断面略コ字状の本体部と、本体部の両側壁の略先端から本体部内側に延びる一対のリップ部とを有している。そして、本体部が車両のドアに設けられたサッシュ等に取着され、ドアガラスの車内側及び車外側が前記一対のシールリップによりシールされる。
【0003】
特に、リアドアにおいては、その後部に対応する部位にディビジョンモールと称される略直線状のサッシュが設けられることがあり、この場合、ガラスランの一部(後部鉛直部)が、リアドアに予め固定されたディビジョンモールに対し取着される。
【0004】
一方、ドアウインドウ下部のベルトラインには、内装品たるドアトリム側に位置するインナーウエザーストリップが設けられる。該インナーウエザーストリップはドアガラスの車内側面に当接するリップ部を有しており、該リップ部の存在により、ドアパネル内部とドアガラスとの間がシールされる。このインナーウエザーストリップは、ベルトラインに沿うようにして略直線状をなし、所定の形状保持性を確保するべく、内部には金属製のインサートが埋設されている。
【0005】
従来では、これらガラスラン及びインナーウエザーストリップがそれぞれ別個に製造され、ドアに組み付けられていた。このため、ガラスランとインナーウエザーストリップとが交差する箇所(インナーウエザーストリップの両端部)で、各リップ部間に隙間が形成されてしまうおそれがあった。そこで、ガラスラン及びインナーウエザーストリップを一体的に接続することが考えられる(特開平8−25976号公報等参照)。このように、金型成形法により両者を型接続することで、シール間に隙間が形成されるといった事態が回避され、シール性の向上を期待することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ディビジョンモールを有するリアドアに対し、インナーウエザーストリップが一体的に接続されたガラスランを組み付ける場合には、その組み付けをどのようにして行うかが問題となる。組み付けの手順としては、ガラスランを、まずディビジョンモールの存在しない前上部(コーナー部)側から組み付けることが考えられる。次いで、そこから前部鉛直部をサッシュに対し組み付ける。そして、ドアガラスがセットされた後、後部鉛直部を、予めドア側に固定されたディビジョンモールに対し組み付ける。
【0007】
ところが、かかる後部鉛直部の組み付けに際しては、前記インナーウエザーストリップには剛体たるインサートが埋設されているため、インナーウエザーストリップ自身を変形させることができない。そのため、ディビジョンモールに組み付けられるガラスランの(後部鉛直部の)移動可能な軌跡が制限されることとなってしまう。その結果、組み付け作業が著しく困難なものとなってしまい、作業性の悪化を招いてしまうおそれがあった。
【0008】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、シール性の向上を図りつつ、組み付けに際しての作業性の飛躍的な向上を図ることのできるガラスランの組付構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0010】
手段1.少なくとも一縁部にディビジョンモールが取着されてなる車両用ドアの周縁部に設けられ、少なくとも一対のシールリップによりドアガラスの車内側及び車外側をシール可能なガラスランに対し、ドアベルトライン部に沿って配設されるとともに、インサートが埋設されることにより剛直性を有し、かつ、ドアガラスの車内側面に当接するシールリップを有するインナーウエザーストリップを一体化させ、前記ガラスラン及びインナーウエザーストリップのシールリップの境界部分を連続的にシール可能としたガラスランの組付構造であって、
前記ガラスランの一部に対し前記ディビジョンモールを予め取着しておいた上で、該ディビジョンモールの取着されたガラスランを前記車両用ドアの周縁部に組み付けるようにし、
前記ディビジョンモールに、略コ字状に打ち抜かれた本体部分が略L字状に折り曲げられることにより一体的に形成された係止部材を設けておくとともに、前記ガラスランに、前記係止部材が嵌め込まれる透孔、並びに、前記ディビジョンモール及びガラスランの離間方向に直交する方向への相対移動を規制するための規制突部からなる被係止部材を設けておき、前記取着に際しては前記係止部材を被係止部材に係止させ、係止後、離間方向及び離間方向に直交する方向への相対移動が規制されるようにし、
前記ガラスランの組み付けに際しては、前記ガラスランのうちディビジョンモールの取着されていない部分をまず前記車両用ドアの周縁部のうち前記ディビジョンモールの取着部位とは離間する上部コーナー部に組み付け、その後前記ディビジョンモールの取着された部分を組み付けるようにしたことを特徴とするガラスランの組付構造。
【0013】
手段1によれば、少なくとも一縁部にディビジョンモールが取着されてなる車両用ドアの周縁部にガラスランが設けられ、該ガラスランの少なくとも一対のシールリップによりドアガラスの車内側及び車外側がシールされる。かかるガラスランに対し、ドアベルトライン部に沿って配設されるインナーウエザーストリップが一体化させられる。該インナーウエザーストリップは、インサートが埋設されることにより剛直性を有し、かつ、ドアガラスの車内側面に当接するシールリップを有しており、該シールリップによってドアガラスの車内側面がベルトライン部に沿ってシールされる。また、前記一体化により、ガラスラン及びインナーウエザーストリップのシールリップの境界部分が連続的にシールされる。さらに、ガラスランの一部に対しディビジョンモールが予め取着された上で、該ディビジョンモールの取着されたガラスランが車両用ドアの周縁部に組み付けられる。このため、ガラスランのディビジョンモール側への組み付けに際し、インナーウエザーストリップが剛直性を有するが故の困難を伴うことがない。その結果、ガラスランの組み付けを円滑に行うことができる。
【0015】
また、手段1によれば、ディビジョンモール及びガラスランのうちいずれか一方に被係止部材が設けられ、他方に係止部材が設けられ、前記取着に際しては係止部材が被係止部材に係止させられる。このため、ガラスランの一部に対するディビジョンモールの取着及び位置決めを容易に、かつ、確実に行うことができる。
【0017】
また、手段1によれば、前記被係止部材、係止部材が、それぞれ前記ディビジョンモール、ガラスランに対し、一体的に形成されたものである。このため、別途被係止部材、係止部材を用意しておく必要がなく、しかも、位置ずれのおそれもない。さらに、前記被係止部材及び係止部材は、係止後、離間方向及びその直交方向への相対移動が規制される構成を備えていることを特徴とするガラスランの組付構造である。
【0021】
さらにまた、手段1によれば、前記ガラスランの組み付けに際しては、ガラスランのうちディビジョンモールの取着されていない部分がまず車両用ドアの周縁部の所定部位に組み付けられ、その後ディビジョンモールの取着された部分が組み付けられる。このため、ディビジョンモールの取着された部分は、インナーウエザーストリップとの境界部分を支点として傾動可能となり、容易に組み付けることができる。
【0022】
また、「係止部材及び被係止部材をガラスランとインナーウエザーストリップとの境界部分又はその近傍に設けること」とした場合には、組み付けに際して、インナーウエザーストリップからの応力が作用しやすい部分が係止部となっているので、ディビジョンモールがガラスランから外れてしまいにくい。
【0024】
そして、手段1によれば、前記ガラスランの組み付けに際しては、ガラスランのうちディビジョンモールの取着部位から離間した部分がまず車両用ドアの周縁部の上部コーナー部に組み付けられ、その後ディビジョンモールの取着された部分が組み付けられる。従って、より一層組み付け作業が円滑なものとなる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
【0026】
図2,3に示すように、自動車用ドア(図ではリヤドア:以下、単に「ドア」という)10の外周形状に対応して、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム)よりなるガラスラン1が組み付けられる。より詳しく説明すると、ドア10には、その外周形状に則した図示しないサッシュが設けられており、該サッシュに本実施の形態のガラスラン1が組み付けられる。
【0027】
ガラスラン1は、その長手方向にみて押出成形部と型成形部(図3で散点模様を付した部分)とに区別される。すなわち、押出成形部は、図示しない押出成形機によりほぼ直線状に(長尺状に)形成される。また、型成形部はコーナ部分に対応しており、隣接する押出成形部同士が所定の角度(例えば約90度)をなした状態で相互に接続されるように金型装置にて形成されている。このように、ガラスラン1は押出成形部及び型成形部によって構成されているのであるが、以下には、便宜上、ドア10の前部に対応し略鉛直方向に延びる前部鉛直部2、ドア10の後部に対応し略鉛直方向に延びる後部鉛直部3、及び、ドア10の上部に対応し略水平方向に延びる上部水平部4に区分して説明することとする。
【0028】
図4は、ガラスラン1の組付状態を説明するための図2のJ−J線断面図であって、図5は、組付前のガラスラン1を示す断面図である。これらの図に示すように、ガラスラン1は断面略コ字状の本体部6及び一対のシールリップ7,8を備えている。本体部6は、基部9及び該基部9から延びる一対の側壁部11,12よりなっている。また、シールリップ7,8は、前記両側壁部11,12の略先端からそれぞれ本体部6の内側に延びており、これによりドアガラスGの車内側及び車外側がシールされるようになっている。
【0029】
さて、ガラスラン1のうち、前部鉛直部2及び上部水平部4に関しては、一般的なサッシュ(図示略)に対し組み付けられている。これに対し、ドア10の後部に対応し、略鉛直方向に延びる後部鉛直部3に関しては、ステンレス製のディビジョンモール13に対して取着されている。ディビジョンモール13は、略直線状のサッシュの一種であり、次のような意義を有する。すなわち、リヤドア10は、後部タイヤの上方に配置されるため、その後部は凹んだ湾曲形状となっている(図2等参照)。かかるリヤドア10に対し後部ドアガラスを単純にウインドウ形状に合わせて設計すると、ドアガラスを下降させることができない。このため、ウインドウ部分を前部と後部に2分割して、前部のドアガラスGを昇降可能とし、後部のドアガラスを固定状態とすることが一般的に行われる。この場合、前部と後部の境界部分にディビジョンモール13が設けられる。つまり、ディビジョンモール13は、昇降可能な前部のドアガラスGの周縁に対応して設けられるガラスラン1の後部鉛直部3を取付けるためのサッシュとしての役割を果たすものである。
【0030】
ディビジョンモール13は、ドア10のインナパネル14に対し図示しないウエルドボルト及びナットの締結によって固定されている。なお、インナパネル14にはインナリーンフォース15が溶接固定され、これにより、ドア10の補強が図られている。
【0031】
ディビジョンモール13に対するガラスラン1の後部鉛直部3の取着は次のようにして行われている。すなわち、図10,11に示すように、ディビジョンモール13には、係止部材21が一体的に形成されている。該係止部材21は、略コ字状に打ち抜かれた本体部分が略L字状に折り曲げられることにより突起状に形成されている。これに対し、ガラスラン1の後部鉛直部3の側壁部11には、被係止部材22が一体的に形成されている。被係止部材22は、前記係止部材21が嵌め込まれる透孔23、前記係止部材21を透孔23に円滑に案内するためのテーパ部24、後部鉛直部3及びディビジョンモール13の上下方向への相対移動を規制するための規制突部25を備えている。そして、係止部材21が被係止部材22に係止された状態で、ガラスラン1の後部鉛直部3は、ディビジョンモール13に対し、抜け方向(図11の左右方向)及び上下方向への相対移動が規制された状態で取着されている(但し、多少のがたつきは許容される)。
【0032】
また、本実施の形態においては、前記ガラスラン1に対し、シール部材を構成するインナーウエザーストリップ31が一体的に設けられている。より詳しくは、図2,3に示すように、インナーウエザーストリップ31は、ドアウインドウ下部のベルトラインに対応して略直線状に延びており、その両端部は、ガラスラン1の前部鉛直部2及び後部鉛直部3に対し、それぞれ型接続されている。
【0033】
図6に示すように、インナーウエザーストリップ31は、内装品たる図示しないドアトリム側に位置しており、基部32及び該基部32から斜め上方に延びドアガラスGの車内側面に当接するシールリップ33,34を有している。これら32〜33はいずれも前記ガラスラン1と同様、EPDMによって構成されている。そして、該シールリップ33,34の存在により、前記インナパネル14内部とドアガラスGとの間がシールされるようになっている。なお、いずれかのシールリップ33,34は、前記ガラスラン1との境界部分において、車内側のシールリップ7に対し上記型接続時に連続して形成されている。そして、該シールリップ33,34の存在により、前記インナパネル14内部とドアガラスGとの間がシールされるようになっている。また、前記基部32には、インナーウエザーストリップ31がベルトラインに沿った状態で所定の形状保持性が確保されるよう、金属製のインサート35が埋設されている。該インサート35は、基部32の下方に延びており、該延出部分が、前記インナパネル14に対しリベット36等の固定部材にて固定されている。
【0034】
次に、上記のようにインナーウエザーストリップ31が一体化されてなるガラスラン1の組み付け時の手順について説明する。まず、図7に示すように、ドア10のうち、前上部コーナ部のドアサッシュに対し、ガラスラン1のコーナー部(前部鉛直部2と上部水平部4とのコーナー部)を組み付ける。
【0035】
続いて、図8に示すように、ガラスラン1の前部鉛直部2をサッシュに組み付け、次いで、ドア10にドアガラスGを嵌め込む。
【0036】
次に、ガラスラン1の後部鉛直部3を組み付けるのであるが、このときまでに、後部鉛直部3とディビジョンモール13とを予め組み付けておく。すなわち、ディビジョンモール13の係止部材21をガラスラン1側の被係止部材22の透孔23に嵌め込んでおく。そして、図1に示すように、ガラスラン1の後部鉛直部3の取着されたディビジョンモール13を、ドア10のインナパネル14に対し図示しないウエルドボルト及びナットの締結によって固定する。このとき、インナーウエザーストリップ31が剛直であるため、ディビジョンモール13等の移動軌跡は制限されるものの、ディビジョンモール13等は、ディビジョンモール13及び後部鉛直部3の境界部分を支点に傾動可能となっているため、比較的容易に装着固定することができる。また、このとき、後部鉛直部3がディビジョンモール13から引っ張られ、抜け方向への応力がかかることがあるが、この場合でも上記係止部材21及び被係止部材22の規制関係によって、ディビジョンモール13から後部鉛直部3が外れてしまうといった不具合が起こることもない。
【0037】
その後、図9に示すように、上部水平部4をドアサッシュに嵌め込み、最後にインナーウエザーストリップ31をインナーパネル14に固定することで、インナーウエザーストリップ31の一体化されたガラスラン1の組み付け作業が完了する。
【0038】
このように、本実施の形態によれば、ガラスラン1の後部鉛直部3に対しディビジョンモール13が予め取着された上で、該ディビジョンモール13の取着されたガラスラン1がドア10のドアサッシュ等に組み付けられる。このため、ガラスラン10のディビジョンモール13側への組み付けに際し、インナーウエザーストリップシール31が剛直性を有するが故の困難を伴うことがない。その結果、ガラスラン1の組み付けを円滑に行うことができ、ひいては作業性の飛躍的な向上を図ることができる。
【0039】
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
【0040】
(a)上記実施の形態では、リヤドア10用のガラスラン1について具体化したが、組み付けられるドアの部位は何ら限定されるものではなく、ディビジョンモールの装着される部位であれば、例えばフロントドアに取着されるガラスランにも適用することもできる。
【0041】
(b)上記実施の形態では、ガラスラン1及びインナーウエザーストリップ31の主要部分をEPDMにより構成しているが、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、或いは軟質のポリ塩化ビニル等の他の素材により構成してもよい。
【0042】
(c)上記実施の形態では、いずれかのシールリップ33,34が、ガラスラン1との境界部分において、車内側のシールリップ7に連続形成される構成としたが、必ずしも繋がっている必要はなく、互いに重なり合っていてもよいし、相互に当接していてもよい。但し、シール部材又はインナーウエザーストリップ31は、ガラスラン1と型成形によって一体的に形成されている。
【0043】
(d)上記実施の形態では、ディビジョンモール13に対し係止部材21を、ガラスラン1に対し被係止部材22を設けることとしたが、両者の関係を逆にしてもよい。また、係止部材、被係止部材の構成は上記実施の形態のものに何ら限定されるものではなく、例えば、頭部が拡径部となった係止突起と、該係止突起が嵌め込まれる係止孔とにより構成してもよい。
【0044】
なお、係止部材又は被係止部材は、上記のように型成形時に同時にかつ一体的に設けることが望ましいが、ディビジョンモール13、係止部材21に対し、それぞれ一体的に設けられている必要はなく、別体で構成することとしてもよい。例えば、ねじ、リベット、接着剤、両面テープ等で両者1,13を取着することとしてもよい。
【0045】
なお、係止部材及び被係止部材は、ガラスラン1とシール部材又はインナーウエザーストリップ31との境界部分又はその近傍に設けることとするのが望ましいが、ディビジョンモール13の長手方向の端部に設けてもよい。
【0046】
(e)ガラスラン1の組み付けの順序は、必ずしも上記実施の形態に記載されたものに限定されるものではなく、例えば、前部鉛直部2から先に組み付けることとしてもよい。
【0047】
(f)ディビジョンモール13を予め取着しておくタイミングとしては、後部鉛直部3の組み付け直前としてもよいし、ガラスラン1の組付以前としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるガラスランの取付時における作用を説明するためのドア等の斜視図である。
【図2】ガラスラン等の全体構成を示すドアの斜視図である。
【図3】ガラスラン及びインナーウエザーストリップの構成を示す模式的な側面図である。
【図4】ガラスラン及びディビジョンモール等を組付構成を示す図2のJ−J線断面図である。
【図5】ガラスランの組付前の状態を示す断面図である。
【図6】インナーウエザーストリップ等の構成を示す断面図である。
【図7】ガラスランの組み付け手順を説明するドア等の斜視図である。
【図8】ガラスランの組み付け手順を説明するドア等の斜視図である。
【図9】ガラスランの組み付け手順を説明するドア等の斜視図である。
【図10】係止部材及び被係止部材の相互関係を説明する分解斜視図である。
【図11】係止部材及び被係止部材の相互関係を説明する部分断面図である。
【符号の説明】
1…ガラスラン、2…前部鉛直部、3…後部鉛直部、4…上部水平部、7,8…シールリップ、10…(フロント)ドア、13…ディビジョンモール、14…インナーパネル、21…係止部材、22…被係止部材、23…透孔、24…テーパ部、25…規制突部、31…シール部材を構成するインナーウエザーストリップ、G…ドアガラス。
Claims (1)
- 少なくとも一縁部にディビジョンモールが取着されてなる車両用ドアの周縁部に設けられ、少なくとも一対のシールリップによりドアガラスの車内側及び車外側をシール可能なガラスランに対し、ドアベルトライン部に沿って配設されるとともに、インサートが埋設されることにより剛直性を有し、かつ、ドアガラスの車内側面に当接するシールリップを有するインナーウエザーストリップを一体化させ、前記ガラスラン及びインナーウエザーストリップのシールリップの境界部分を連続的にシール可能としたガラスランの組付構造であって、
前記ガラスランの一部に対し前記ディビジョンモールを予め取着しておいた上で、該ディビジョンモールの取着されたガラスランを前記車両用ドアの周縁部に組み付けるようにし、
前記ディビジョンモールに、略コ字状に打ち抜かれた本体部分が略L字状に折り曲げられることにより一体的に形成された係止部材を設けておくとともに、前記ガラスランに、前記係止部材が嵌め込まれる透孔、並びに、前記ディビジョンモール及びガラスランの離間方向に直交する方向への相対移動を規制するための規制突部からなる被係止部材を設けておき、前記取着に際しては前記係止部材を被係止部材に係止させ、係止後、離間方向及び離間方向に直交する方向への相対移動が規制されるようにし、
前記ガラスランの組み付けに際しては、前記ガラスランのうちディビジョンモールの取着されていない部分をまず前記車両用ドアの周縁部のうち前記ディビジョンモールの取着部位とは離間する上部コーナー部に組み付け、その後前記ディビジョンモールの取着された部分を組み付けるようにしたことを特徴とするガラスランの組付構造。
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