JP3098271B2 - 自動車用ウインドモールディング - Google Patents

自動車用ウインドモールディング

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JP3098271B2
JP3098271B2 JP03087742A JP8774291A JP3098271B2 JP 3098271 B2 JP3098271 B2 JP 3098271B2 JP 03087742 A JP03087742 A JP 03087742A JP 8774291 A JP8774291 A JP 8774291A JP 3098271 B2 JP3098271 B2 JP 3098271B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体パネルの窓開口部
に装着されたウインドガラス等のウインドプレートに対
して取り付けられる自動車用ウインドモールディングに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体パネルの窓開口部に取り付
けられたウインドプレートとしてのウインドガラスの周
縁部には、ウインドモールディングが装着されている。
より具体的には、ウインドガラスの周端面と車体パネル
の窓開口部の開口縁との間に、アッパー部からサイド部
にかけて細長状の隙間が連続的に形成されており、この
細長状の隙間内に、長尺状のモール体が嵌挿されること
によって上記隙間のシールが行なわれている。
【0003】上記モール体は、しばしば押出によって長
尺状に成形されるものであるが、上記細長状間隙に介挿
される支柱部と、この支柱部の車外側端縁部から分岐し
て前記ウインドガラスの車外側表面上および車体パネル
の車外側表面上に延びる装飾部とを有している。
【0004】このようなウインドモールディングにおい
て、従来例えば実開昭59−145414号公報、特開
昭62−23184号公報、特開昭63−291721
号公報、特開平1−195032号公報、特開平1−2
44820号公報、特開平1−269611号公報、特
開平1−269612号公報、特開平1−269613
号公報、実開平1−128411号公報等に記載されて
いるように、モール体に雨水受け溝を設けることが一般
に知られている。この雨水受け溝は、ウインドガラスに
付着した雨水等を所望の部位に導き排出させるものであ
り、このような雨水受け溝を設けるにあたっては、合成
樹脂・ゴム等の弾性体からなるモール体の装飾部を、ウ
インドガラスの表面から車外側に向かって一定間隔離す
ことにより凹溝を画成することが行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のウ
インドモールディングでは、上述したように、雨水受け
溝を有するサイド部の全体が弾性体から構成されている
ため、特に高温環境下においてサイド部に剛性不足を来
たしており、車体パネルへの不係合および装着後におけ
る波打ち、うねりを生じている。
【0006】特開昭62−283017号公報には、芯
材を埋設したウインドモールディングが開示されてお
り、雨水受け溝形成部分の補強が行なわれている。しか
しながらこのものでは、モールディングの全長にわたっ
て芯材が設けられており、したがってモールディング自
体の形状が、ウインドガラスの周縁形状に沿った形状に
維持されることとなる。このため自動車への取り付け作
業に困難を伴うとともに、成形に当たっては大型の金型
を要し、さらにモールディングの保管および運搬におい
ても大きな空間を必要とするという問題がある。
【0007】そこで本発明は、車体パネル側に対して良
好な状態に装着することができ、しかも成形性、装着
性、保管性および運搬性に優れた自動車用ウインドモー
ルディングを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る構成は、車体パネルに設けられた窓枠開口
部の内周縁部と、当該車体パネルの窓枠開口部に固着さ
れたウインドプレートの周縁との間に形成された細長状
の間隙を覆うように装着された長尺状のモール体を有し
てなり、当該モール体は、ウインドプレートの周端縁部
におけるコーナー部からサイド部にかけて配置された
ーナーモール部とサイドモール部とを備えてなる自動車
用ウインドモールディングにおいて、上記モール体は、
前記ウインドプレートの周端縁部と車体パネルの窓枠開
口部の内周縁部との間の細長状間隙に介挿される支柱部
と、この支柱部の車外側端縁部から延びて前記ウインド
プレートの車外側表面上を覆う装飾部と、少なくとも
イドモール部における装飾部をウインドプレート表面か
ら車外側に向かって一定間隔離して画成した雨水受け溝
とを備え、上記装飾部の車外側表面は、コーナーモール
及びサイドモール部にかけて略同一の形状で連続し、
当該装飾部の車外側表面が上記コーナーモール部のサイ
ド寄りの部位においてウインドプレート側に近接するこ
とによって前記雨水受け溝が消失し、かつ、前記支柱部
内には、インサート芯材が埋設され、当該インサート芯
材は、モール体の長手方向に直交する方向の横断面形状
において車内外方向からウインドプレート側に折れ曲が
る少なくとも1箇所の折曲部を有し、コーナーモール部
を除いた少なくともサイドモール部に配置されている
のである。
【0009】また請求項の2に係る発明は、請求項1に
記載の自動車用ウインドモールディングにおいて、イン
サート芯材は、支柱部内において車内外方向に延在する
とともに、車外側端からウインドプレート側に折れ曲が
折曲部を介してウインドプレートよりも車外側に配置
された装飾部側に向かって略L字状に延出した構成を有
している。さらに、請求項の3に係る発明では、請求項
2に記載の自動車用ウインドモールディングにおいて、
装飾部側に延出するインサート芯材の延出部分が、雨水
受け溝の車外側壁面を形成している離反装飾部内に埋設
されている。 さらにまた、請求項の4に係る発明では、
請求項2に記載の自動車用ウインドモールディングにお
いて、装飾部側に延出するインサート芯材の延出部分
が、ウインドプレートの車外側表面に当接するように配
置された圧接片内に埋設されている。 一方、請求項の5
に係る発明では、請求項1に記載の自動車用ウインドモ
ールディングにおいて、インサート芯材は、支柱部内に
おいて車内外方向に延在するとともに、車内側端からウ
インドプレート側に折れ曲がる折曲部を介してウインド
プレートよりも車内側に配置されたガラス固定片内に略
L字状に延出している。
【0010】
【作用】このような構成を有する手段においては、雨水
受け溝を備えるサイドモール部の支柱部内に埋設された
インサート芯材によって、サイドモール部の取付剛性が
向上されているとともに、少なくともコーナーモール部
にはインサート芯材が設けられていないため、コーナー
モール部の弾性が維持されて曲げ可能となっている。
のときインサート芯材が備えた少なくとも1箇所の折曲
部によって、上述した取付剛性の向上が効率的に行われ
るようになっている。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず図5に表わされているように、車体パ
ネルのルーフパネル1の前端縁と、ピラーパネル2の前
端縁とによって形成された前部窓枠開口部の内周縁部に
は、ウインドプレートとしてのフロントウインドガラス
3が室外側から固着されている。そしてこのフロントウ
インドガラス3の周縁と、車体パネル1,2の前部窓枠
開口部の内周縁部との間には、細長状の間隙が連続的に
形成されており、当該細長状の間隙を覆うようにして長
尺状のモール体5が装着されている。
【0012】上記モール体5は、アッパーモール部5
A、コーナーモール部5Cおよびサイドモール部5Bを
備えており、フロントウインドガラス3のアッパー縁か
らコーナー縁を通って両サイド縁にかけて装着・配置さ
れている。このような自動車用ウインドモールディング
の第1実施例が図1、図2および図3に示されている。
【0013】まずアッパーモール部5Aは、図1および
図2に示される構造になされている。ルーフパネル1の
前端縁部分は、室内側(図2下側)に向かって窪む段差
を有するように折り曲げられており、室内側折曲げ部1
aを介して、フロントウインドガラス3側に延びるフラ
ンジ部1bが設けられている。このフランジ部1bの車
外側表面(図2上側面)上には、前記フロントウインド
ガラス3がダムラバー6を介して重ね合わせられてお
り、当該フロントウインドガラス3の上端(図2左端)
が、室内側折曲げ部1aと一定の間隔をあけて対向配置
されている。これらフロントウインドガラス3と室内側
折曲げ部1aとフランジ部1bとで画成される空間内に
は、接着剤7が充填されており、この接着剤7によって
上記各部材3,6側と1a,1b側とが固着されてい
る。
【0014】また上記フロントウインドガラス3と室内
側折曲げ部1aとの隙間部分には、前記アッパーモール
部5Aの支柱部5A1が介挿されている。この支柱部5
A1の室内側端縁部(図2下端縁部)には、板状の突出
部材からなるガラス圧接片5A2が設けられており、こ
のガラス圧接片5A2が、フロントウインドガラス3の
縁部に対して室内側(図2下側)から押圧接触されてい
る。また上記支柱部5A1の室内側端部分には、ガラス
圧接片5A2の突出方向と反対側すなわち室内側折曲げ
部1a側に向かって突出する弾性リップ5A3が形成さ
れている。この弾性リップ5A3は、室内側折曲げ部1
aに対し略L字状に屈曲し圧接されている。
【0015】さらに上記支柱部5A1の車外側端(図2
上端側)には、当該支柱部5A1から分岐するリップ状
のウインドガラス側装飾部5A4と、車体パネル側装飾
部5A5とが連設されている。このうちウインドガラス
側装飾部5A4は、フロントウインドガラス3側に向か
って延出されており、フロントウインドガラス3におけ
る縁部の車外側表面上に当接されている。このとき当該
ウインドガラス側装飾部5A4と上記ガラス圧接片5A
2とは、ほぼ平行に延出されており、両者の間に、フロ
ントウインドガラス3の厚さにほぼ等しい幅を有する凹
溝が画成されている。そしてこの凹溝内に、フロントウ
インドガラス3の上側端縁(図2左側端縁)部分が嵌合
されている。
【0016】そして上記弾性リップ5A3の屈曲による
反発力は、前記支柱部5A1をフロントウインドガラス
3側に押し付ける付勢力として作用しており、その押圧
付勢力によってアッパーモール部5Aが一定位置に保持
されてフロントウインドガラス3への固定が行なわれ、
シールが行なわれるようになっている。
【0017】一方前記車体パネル側装飾部5A5は、上
記ウインドガラス側装飾部5A4の延出方向とは反対側
であるルーフパネル1側に向かって延出しており、その
延出端部分がルーフパネル1の車外側表面上に当接され
シールを行なうようになっている。
【0018】つぎにサイドモール部5Bの構造を説明す
る。サイドモール部5Bは、上記アッパーモール部5A
からコーナーモール部5Cを介してピラーの上側から下
側に向かって連続しているものであり、その横断面構造
が図1および図3に示されている。この両サイド部にお
いては、ピラーパネル2の前端縁部分が、室内側(図3
下側)に向かって窪む段差を有するように折り曲げられ
ており、室内側折曲げ部2aを介して、フロントウイン
ドガラス3側に延びるフランジ部2bが設けられてい
る。このとき室内側折曲げ部2aの高さは、前述したル
ーフパネル1における室内側折曲げ部1aよりも高くな
るように成形されており、コーナー部の途中から次第に
立ち上げられて図3の状態になされている。そしてこの
室内側折曲げ部2aの立ち上げにしたがって、ピラーパ
ネル2の車外側表面(図3上側面)とフロントウインド
ガラス3の車外側表面との間に形成される段差が、アッ
パー部より拡大されている。
【0019】サイドモール部5Bの支柱部5B1は、前
述したアッパーモール部5Aの支柱部5A1と同一の形
状をなして連続するものであるが、このサイド部におけ
る支柱部5B1は、フロントウインドガラス3から車外
側に突出する位置に配置されている。そしてこの支柱部
5B1の図3下端に設けられている板状のガラス圧接片
5B2は、フロントウインドガラス3の縁部に車外側
(図3上側)から圧接されているとともに、このガラス
圧接片5B2の突出方向の反対側である室内側折曲げ部
2a側に向かって突出するように弾性リップ5B3が設
けられている。
【0020】さらに上記支柱部5B1の図3下面側に
は、当該支柱部5B1を室内側に向かって細長状に連続
延長してなる支柱脚部5B6が、支柱部の一部を構成す
るように設けられている。この支柱脚部5B6は、フロ
ントウインドガラス3と室内側折曲げ部2aとの隙間部
分に介挿されており、該支柱脚部5B6の先端部分(図
3下端部分)に、鍵型状をなすようにして設けられた係
合固定片5B7がファスナー5B8内に嵌合・固着され
ている。
【0021】上記ファスナー5B8は、車外側(図3上
側)に向かって開口する横断面略U字状の押出部材から
なり、前記室内側折曲げ部2aとフランジ部2bとの角
部に沿って配置されている。室内側折曲げ部2aの内壁
面には両面接着テープ8が被着されており、この両面接
着テープ8を介してファスナー5B8の固着が行なわれ
ている。ファスナー5B8の上側開口縁部には、係止固
定片5B9が形成されており、当該ファスナー5B8内
に挿入された上記支柱脚部5B6の係合固定片5B7
が、上記係止固定片5B9に嵌合され、サイドモール部
5Bの固定が行なわれている。
【0022】また上記支柱部5B1の車外側端(図3上
端側)には、リップ状に形成されてなるウインドガラス
側装飾部5B4と、車体パネル側装飾部5B5とが、支
柱部5B1から内外周側に各々分岐するようにして連設
されている。ウインドガラス側装飾部5B4は、上記ガ
ラス圧接片5B2と車外側方向に一定の間隔をあけて略
平行に対向されており、このウインドガラス側装飾部5
B4とガラス圧接片5B2との間に凹溝が画成されてい
る。この凹溝は、フロントウインドガラス3上の水を収
集する雨水受け溝5B11を構成するものであって、サ
イドモール部5Bからコーナーモール部5Cの途中部分
までガラス縁に沿って連続しており、コーナー部のほぼ
中央部位で消滅している。
【0023】さらにサイドモール部5Bには、ウインド
ガラス側装飾部5B4から支柱部5B1および支柱部の
一部を構成する支柱脚部5B6にかけて、横断面L字状
のインサート芯材9が埋設されている。このインサート
芯材9は、サイド部のみに埋設されており、上述したア
ッパーモール部5Aおよびコーナーモール部5Cには配
置されていない。
【0024】また弾性リップ5B3および車体パネル側
装飾部5B5の構成は、前述したアッパー部における弾
性リップ5A3および車体パネル側装飾部5A5の構成
と同一であるので説明は省略する。
【0025】つぎにコーナーモール部5Cは、図4に示
されているように、ウインドガラス側装飾部5C4およ
び車体パネル側装飾部5C5と、これらの両装飾部を連
結する支柱部5C1の一部とを有しており、支柱部5C
1の図示下端面部には、柱状をなす補助モール体5C6
が射出成形により一体的に接続されている。この補助モ
ール体5C6の側壁には、フロントウインドガラス3の
コーナー縁部を受け入れるための凹溝5C10が形成さ
れているとともに、その凹溝5C10の形成部分の図示
上側には、支持部5C11が設けられている。支持部5
C11は、アッパー部からサイド部にかけてモールディ
ングを連続させるように、図示上下方向における成形高
さがアッパー側からサイド側に向かって次第に高められ
ている(図2参照)。この支持部5C11における成形
高さの変化は、前述した車体パネルとウインドガラスと
の段差変化に対応させられている。
【0026】このように本実施では、雨水受け溝を備え
るサイドモール部5Bの支柱部5B1,5B6内に埋設
されたインサート芯材9によって、該サイドモール部5
Bの取付剛性が高められている。またサイドモール部5
Bを除くアッパーモール部5Aおよびコーナー部5Cに
は、インサート芯材9が設けられていないため、これら
の部分は弾性屈曲性が維持されており、したがってモー
ルディングの装着時および保管時には、アッパーモール
部5Aおよびコーナー部5Cを曲げつつ所定の作業が効
率的に行なわれるようになっている。
【0027】つぎに図6ないし図8に示された本発明の
第2実施例に係る自動車用ウインドモールディング15
では、第1実施例における符号5を15に替えて表示し
てあるが、まずアッパーモール部15Aにおける支柱部
15A1は、細肉厚状に形成されており、その先端部分
に鍵型状をなすようにして設けられた係合固定片15A
6がファスナー15A8内に嵌合・固着されている。
【0028】上記ファスナー15A8は、車外側(図3
上側)に向かって開口する横断面略U字状の押出部材か
らなり、前記室内側折曲げ部2aとフランジ部2bとの
角部に沿って配置されている。そしてこのファスナー1
5A8の上側開口縁部には、係止固定片15A9が形成
されており、当該ファスナー15A8内に挿入された上
記支柱部15A1の係合固定片15A7が、上記係止固
定片15A8に嵌合されてアッパーモール部15Aの固
定が行なわれている。
【0029】サイドモール部15Bにおける支柱部15
B1、ウインドガラス側装飾部15B4および車体パネ
ル側装飾部15B5は、前述したアッパーモール部15
Aと同一の形状をなして連続するものであるが、このサ
イド部においては、フロントウインドガラス3から車外
側に突出する位置に配置されている。すなわち板状のガ
ラス圧接片15B2は、フロントウインドガラス3の縁
部に車外側(図3上側)から圧接されており、このガラ
ス圧接片15B2とウインドガラス側装飾部15B4と
の間に雨水受け溝15B10が画成されている。
【0030】さらに上記支柱部15B1の図6下端側に
は、室内側に向かって細長状に延びる支柱脚部15B6
支柱部の一部を構成するように設けられている。この
支柱脚部15B6は、フロントウインドガラス3と室内
側折曲げ部2aとの隙間部分に介挿されており、該支柱
脚部15B6の先端部分(図3下端部分)に、鍵型状を
なすようにして設けられた係合固定片15B7がファス
ナー15B8内に嵌合・固着されている。これら支柱脚
部15B6とファスナー15B8との嵌合関係は、上記
アッパーモール部15Aと同様である。
【0031】またこのサイドモール部15Bには、支柱
脚部15B6からガラス圧接片15B2にかけて、横断
面L字状のインサート芯材19が埋設されている。この
インサート芯材19は、サイド部のみに埋設されてお
り、上述したアッパーモール部15Aおよびコーナーモ
ール部15Cには配置されていない。したがってこのよ
うな第2実施例によっても上記第1実施例と同様な作用
・効果を得ることができる。
【0032】さらに図9ないし図11に示された本発明
の第3実施例に係る自動車用ウインドモールディング2
5では、第1実施例における符号5を25に替えて表示
してあるが、まずアッパーモール部25Aにおける支柱
部25A1は、細肉厚状に成形されているとともに、当
該支柱部25A1の途中から分岐して延びる弾性リップ
25A3が、室内側折曲げ部1aに対して略L字状に屈
曲して圧接されることによって外周溝25A6が形成さ
れている。
【0033】支柱部25A1の車外側端(図9上端側)
には、当該支柱部25A1に連設されてなるリップ状の
ウインドガラス側装飾部25A4のみが設けられてお
り、上記各実施例におけるような車体パネル側装飾部は
設けられていない。ウインドガラス側装飾部25A4と
上記ガラス圧接片25A2との間に、フロントウインド
ガラス3の上側端縁(図10左側端縁)部分が嵌合され
ている。
【0034】サイドモール部25Bにおける支柱部25
B1、ウインドガラス側装飾部25B4、ガラス圧接片
25B2および弾性リップ25B3は、前述したアッパ
ーモール部25Aと同一の形状をなして連続するもので
あるが、このサイド部においては、フロントウインドガ
ラス3から車外側に突出する位置に配置されている。す
なわち板状のガラス圧接片25B2は、フロントウイン
ドガラス3の縁部に車外側(図3上側)から圧接されて
おり、このガラス圧接片25B2とウインドガラス側装
飾部25B4との間に雨水受け溝25B10が画成され
ている。
【0035】さらに上記支柱部25B1の図11下端に
は、該支柱部25B1を室内側に延ばした支柱脚部25
B6が、支柱部の一部を構成するように設けられてい
る。この支柱脚部25B6は、フロントウインドガラス
3と室内側折曲げ部2aとの隙間部分に介挿されてお
り、該支柱脚部15B6の先端部分(図3下端部分)に
は、フロントウインドガラス3側に向かってほぼ直角に
折れ曲がるガラス固定片25B7が連設されている。そ
してこのガラス固定片25B7と上記ガラス圧接片25
B2との間に、フロントウインドガラス3の側端縁(図
11右側端縁)部分が嵌合されている。
【0036】またこのサイドモール部25Bには、支柱
脚部25B6からガラス固定片25B7にかけて、横断
面L字状のインサート芯材29が埋設されている。この
インサート芯材29は、サイド部のみに埋設されてお
り、上述したアッパーモール部25Aおよびコーナーモ
ール部25Cには配置されていない。したがってこのよ
うな第3実施例によっても上記各実施例と同様な作用・
効果を得ることができる。
【発明の効果】以上述べたように本発明は、雨水受け溝
を備えるサイドモール部等コーナーモール部を除くモ
ール部の支柱部内にインサート芯材を埋設して、雨水受
け溝形成部分である少なくともサイド部において支柱部
補強を行なうとともに、一部のモール部にインサート
芯材を設けないことによって、ウインドモールディング
全体としての弾性屈曲性を維持することとしたから、サ
イドモール部の剛性を向上させて良好な装着性を得るこ
とができるとともに、小型の金型で成形を行なうことが
でき、成形性に優れ、また装着、保管および運搬を行な
うにあたって適宜曲げることができるため、各種作業性
および保管性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるウインドモールディ
ングのコーナー部近傍の構造を表わした部分拡大斜視図
である。
【図2】本発明の一実施例におけるウインドモールディ
ングの構造を表わした図4中のII−II線に沿う横断面図
である。
【図3】図2中のIII−III線に沿う横断面図である。
【図4】コーナー途中部分における横断面図である。
【図5】本発明を適用する自動車のフロント側からの外
観を表わした斜視説明図である。
【図6】本発明の他の実施例におけるウインドモールデ
ィングの構造を表わした図1相当の部分拡大斜視図であ
る。
【図7】図6に表わされたウインドモールディングの構
造を表わした図2相当の横断面図である。
【図8】図7中のVIII−VIII線に沿う横断面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例におけるウインドモ
ールディングの構造を表わした図1相当の部分拡大斜視
図である。
【図10】図9に表わされたウインドモールディングの
構造を表わした図2相当の横断面図である。
【図11】図10中のXI−XI線に沿う横断面図である。
【符号の説明】
1 ルーフパネル 2 ピラーパネル 3 フロントウインドガラス 5 モール体 5A,15A,25A アッパーモール部、 5B,15B,25B サイドモール部、 5C,15C,25C コーナーモール部、 5A1,5B1,5C1,15A1,15B1,25A
1,25B1 支柱部 5A4,5B4,5C4,15A4,15B4,25A
4,25B4 ウインドガラス側装飾部 5A5,5B5,5C5,15A5,15B5 車体パ
ネル側装飾部 9,19,29 インサート芯材

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルに設けられた窓枠開口部の内
    周縁部と、当該車体パネルの窓枠開口部に固着されたウ
    インドプレートの周縁との間に形成された細長状の間隙
    を覆うように装着された長尺状のモール体を有してな
    り、 当該モール体は、ウインドプレートの周端縁部における
    コーナー部からサイド部にかけて配置されたコーナー
    ール部とサイドモール部とを備えてなる自動車用ウイン
    ドモールディングにおいて、 上記モール体は、前記ウインドプレートの周端縁部と車
    体パネルの窓枠開口部の内周縁部との間の細長状間隙に
    介挿される支柱部と、この支柱部の車外側端縁部から
    びて前記ウインドプレートの車外側表面上を覆う装飾部
    と、少なくともサイドモール部における装飾部をウイン
    プレート表面から車外側に向かって一定間隔離して画
    成した雨水受け溝とを備え、 上記装飾部の車外側表面は、コーナーモール部及びサイ
    ドモール部にかけて略同一の形状で連続し、当該装飾部
    の車外側表面が上記コーナーモール部のサイド寄りの部
    位においてウインドプレート側に近接することによって
    前記雨水受け溝が消失し、かつ、 前記支柱部内には、インサート芯材が埋設され、当該イ
    ンサート芯材は、モール体の長手方向に直交する方向の
    横断面形状において車内外方向からウインドプレート側
    に折れ曲がる少なくとも1箇所の折曲部を有し、コーナ
    ーモール部を除いた少なくともサイドモール部に配置さ
    ていることを特徴とする自動車用ウインドモールディ
    ング。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用ウインドモー
    ルディングにおいて、 インサート芯材は、支柱部内において車内外方向に延在
    するとともに、車外側端からウインドプレート側に折れ
    曲がる折曲部を介してウインドプレートよりも車外側に
    配置された装飾部側に向かって略L字状に延出している
    ことを特徴とする自動車用ウインドモールディング。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の自動車用ウインドモー
    ルディングにおいて、 装飾部側に延出するインサート芯材の延出部分が、雨水
    受け溝の車外側壁面を形成している離反装飾部内に埋設
    されていることを特徴とする自動車用ウインドモールデ
    ィング。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の自動車用ウインドモー
    ルディングにおいて、 装飾部側に延出するインサート芯材の延出部分が、ウイ
    ンドプレートの車外側表面に当接するガラス圧接片内に
    埋設されていることを特徴とする自動車用ウインドモー
    ルディング。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の自動車用ウインドモー
    ルディングにおいて、 インサート芯材は、支柱部内において車内外方向に延在
    するとともに、車内側端からウインドプレート側に折れ
    曲がる折曲部を介してウインドプレートよりも車内側に
    配置されたガラス固定片内に略L字状に延出しているこ
    とを特徴とする自動車用ウインドモールディング。
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