JPH0656394U - 着氷雪防止板 - Google Patents

着氷雪防止板

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JPH0656394U
JPH0656394U JP415493U JP415493U JPH0656394U JP H0656394 U JPH0656394 U JP H0656394U JP 415493 U JP415493 U JP 415493U JP 415493 U JP415493 U JP 415493U JP H0656394 U JPH0656394 U JP H0656394U
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JP
Japan
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snow
steel
ice
attached
prevention plate
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Pending
Application number
JP415493U
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English (en)
Inventor
尚良 長谷
繁 伊吹
洋司 塩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Tokyo Electric Power Co Inc
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Tokyo Electric Power Co Inc
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Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD., Tokyo Electric Power Co Inc filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】架空電線やマイクロウェーブアンテナ用の鉄塔
等の着氷雪を防ぐ。 【構成】磁性シート(1) の表面に撥水性層(2) を設けた
着氷雪防止板(3) を鉄塔等の鋼材の表面に磁力により貼
着して取付け、撥水性層(2) により着氷雪の付着力を低
減させて鉄塔等の着氷雪を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、架空電線の鉄塔やマイクロウェーブ通信用アンテナの鉄塔等の鋼材 建築物に取付けて着氷雪を防止する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
冬季降雪地域において、架空電線の鉄塔や、パラボラアンテナその他のマイク ロウェーブ通信アンテナ等のマイクロウェーブ通信用の鉄塔等のような、鋼材建 築物に繰り返し着氷雪して重なると、鉄塔等の鋼材建築物全体に肥大した着氷雪 塊が形成され、鉄塔等の鋼材建築物に過大な荷重がかかり倒壊事故を起こすおそ れがあるので、このような着氷雪は早期に防止する必要がある。この着氷雪を防 止するために、従来は、裏面に接着層を有する撥水性テープを鉄塔等に巻付け接 着して着氷雪が生ずるのを防止したり、または、鉄塔等に被覆電線を添設しこれ に給電して発生するジュール熱により着氷雪を融かして着氷雪の肥大化を防止し たり、または、ヒートパイプを鉄塔等に添設してその熱により着氷雪を融かして 防止していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記のような従来の着氷雪防止手段は、鉄塔等に撥水性テープを巻付け接着す る方法では、長期間経過すると巻付け接着した撥水性テープがテープ裏面の接着 層の寿命により鉄塔から剥がれてしまい、しかも貼着した撥水性テープを完全に 剥がそうとしても剥がすことが困難であるという問題点がある。また、鉄塔等に 添設した電線の給電ジュール熱やヒートパイプの熱により着氷雪を融かす方法で は、設備構築に多くの日数や費用がかかる上に、保守が簡単ではなく、多数の鉄 塔等の鋼材建築物に設置して着氷雪を防止することは困難であるという問題点が ある。
【0004】 本考案は、架空電線鉄塔やマイクロウェーブ通信アンテナ用鉄塔等のような鋼 材建築物に対する取り付け、取外し作業を容易に行うことができ、かつ、低コス トな着氷雪防止板を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために本考案の着氷雪防止板は、磁性シート1の表面に 撥水性層2を設けた着氷雪防止板3を構成し、その磁性シート1を鋼材建築物6 の表面に磁力により貼着して取付けて、鋼材建築物6の着氷雪を防止するように したものである。
【0006】 また、前記の着氷雪防止板3は、必要に応じて、種々の色分けの識別用着色を 施す。
【0007】 また、前記の着氷雪防止板3は、必要に応じて、磁性シート1の貼着面に雨水 流下用の溝4を設ける。
【0008】 また、前記の着氷雪防止板3は、必要に応じて、鉄塔等6に磁力で貼着した着 氷雪防止板3の落下を防止する落下防止具5を設ける。
【0009】
【作用】
着氷雪防止板3は、その磁性シート1の磁力により鉄塔等の鋼材建築物6に貼 着されて取付けられるので、鉄塔等に対する着脱が容易となり、鉄塔等の高所に おける作業が便利になる。
【0010】 磁性シート1の表面の撥水性層2は、着氷雪の付着力を低減させて着氷雪の付 着を阻止し、大なる着氷雪が形成されるのを防止する。
【0011】 着氷雪防止板3に識別用の着色を施すことにより、多数の架空電線鉄塔等やそ の他の鉄塔等の鋼材建築物の種類、区別番号等の色分け識別に利用することがで きる。
【0012】 磁性シートの貼着面に雨水流下用の溝4を設けたことにより、鉄塔等の鋼材表 面を流下する雨水はこの溝4を通って流下することになり、鋼材表面と磁性シー トの貼着面との間には侵入滞留しないから、貼着した磁性シートの剥離や、鋼材 の腐食が生じない。
【0013】 落下防止具5は、鉄塔等6に磁力で貼着した着氷雪防止板3が万一落下する場 合に備えて、安全を期するために設ける。これにより、着氷雪防止板3の取付け 状態の監視が容易でないような鉄塔の場合に安全になる。
【0014】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面により説明する。図1は本考案の着氷雪防止板を斜 視図で示したものであり、1は耐候性のゴムまたは熱可塑性プラスチックに磁性 粉末を混練分散させて可撓性の板材に形成した磁性シートであり、架空電線鉄塔 やマイクロウェーブ通信用アンテナ鉄塔等の鋼材建築物に貼着する巾、長さ、厚 さの板材に形成する。なお、この磁性シート1は磁石薄板を用いて構成してもよ い。
【0015】 2は撥水性層であり、前記の磁性シート1の表面に、フッソ樹脂、シリコン樹 脂等の撥水性の高い樹脂の皮膜層を塗布、被着、被覆等を設け、または撥水性樹 脂テープを貼り付けることにより、撥水性層2を形成する。
【0016】 前記のように構成した本考案の着氷雪防止板3は、図2に示したように、架空 電線の鉄塔やマイクロウェーブ通信用のアンテナ鉄塔等の鋼材建築物6の表面に 貼着する。この貼着は磁性シート1の裏面を鋼材建築物6の表面に当てるだけで 磁性シート1の磁力により容易に貼着することができる。この磁性シート1はそ の可撓性により、鋼材建築物6の表面が曲面であってもその曲面に合致させて貼 着すること可能である。
【0017】 前記のように本考案の着氷雪防止板3を貼着した架空電線やマイクロウェーブ 通信アンテナ用の鉄塔等の鋼材建築物6は、冬季に着氷雪が鋼材表面に付着しよ うとしても、その表面には着氷雪防止板3の撥水性層2があるので、着氷雪は付 着することができずに落下し、着氷雪が防止される。
【0018】 前記の着氷雪防止板3は、必要に応じて、着色を施すことができる。この着色 は、多数の架空電線鉄塔等やマイクロウェーブ通信アンテナ用鉄塔等の種類、区 別番号等の識別の色分けの着色を施し、それぞれの識別に利用する。また、この 着色により目立つようにし、もしくは目立たないようにすることができる。さら に取付年月日、製作者等を表示してもよい。
【0019】 また、前記の着氷雪防止板3は、必要に応じて図3に示したように、磁性シー ト1の貼着面に雨水流下用の溝4を設ける。この溝4により、着氷雪防止板3を 貼着した鉄塔等の鋼材建築物6の鋼材表面を雨水が流下するときに、雨水はこの 溝4を通って流下することになり、鋼材表面と磁性シートの貼着面との間の貼着 細隙には侵入せず滞留しないから、鋼材表面に貼着した磁性シートは密接貼着状 態を維持して剥離せず、また雨水の滞留による鋼材の腐食を防ぐことができる。
【0020】 前記の着氷雪防止板3は、角稜のない表面が滑らかな曲面のたとえば流線形の ような断面形状に形成することにより、強風時の鉄塔の風圧を軽減し、鉄塔等に 風が吹きつけたときに生ずる風音を低減することができる。
【0021】 また、鉄塔等の鋼材建築物6に磁力で貼着した着氷雪防止板3が万一落下する のを防止し安全を期するために、図2に示したように、適宜の落下防止具5を取 付ける。この落下防止具5は、たとえば鉄塔6とこれに磁力で貼着した着氷雪防 止板3を縛りつけるバインド帯で構成し、または鋼材建築物6に着氷雪防止板3 を固定することができるようなクランプその他の適宜の固定金具で構成する。こ のように落下防止具5を取付けておけば、着氷雪防止板3の取付け状態の頻繁な 巡回監視が容易でないような地域に建設された鉄塔の場合でも安全である。
【0022】
【考案の効果】
前記のように本考案は、磁性シートの表面に撥水性層を設けて着氷雪防止板を 構成し、磁性シートの磁力により鉄塔等の鋼材建築物に貼着して取付けるように したので、着脱が容易となって鉄塔等の高所における取付け、取外し作業が便利 であり、従来のような、撥水性テープを鉄塔に接着したり、被覆電線やヒートパ イプを鉄塔に添設して着氷雪を融かして防止する方法に比べれば、取付けに要す る日数、費用が格段に低減され、低コストで鉄塔等の着氷雪を防いで倒壊事故を 防止することができる。
【0023】 また、着氷雪防止板に識別の着色を施すことにより、多数の鉄塔やその他の鋼 材建築物の種類等の識別に利用することができ、さらに、着氷雪防止板の貼着面 に雨水流下用の溝を設けることにより、鋼材建築物に貼着した磁性シートの剥離 や鋼材の腐食を防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の斜視図
【図2】本考案の1実施例の取付け状態の斜視図
【図3】本考案の他の実施例の斜視図
【符号の説明】
1;磁性シート 2;撥水性層 3;着氷雪防止板 4;雨水流下用溝 5;落下防止具 6:鋼材建築物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 塩原 洋司 埼玉県鳩ヶ谷市南7丁目4番6号 東京電 力株式会社鳩ヶ谷工務所内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄塔等の鋼材建築物(6) の表面に磁力によ
    り貼着される磁性シート(1) の表面に撥水性層(2) を設
    けたことを特徴とする着氷雪防止板。
  2. 【請求項2】識別用の着色を施したことを特徴とする請
    求項1の着氷雪防止板。
  3. 【請求項3】磁性シート(1) の貼着面に雨水流下用の溝
    (4) を設けことを特徴とする請求項1または請求項2の
    着氷雪防止板。
  4. 【請求項4】鉄塔等の鋼材建築物(6) に磁力で貼着した
    着氷雪防止板(3) に落下防止具(5) を併設したことを特
    徴とする請求項1、請求項2または請求項3の着氷雪防
    止板。
JP415493U 1993-01-19 1993-01-19 着氷雪防止板 Pending JPH0656394U (ja)

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JP415493U JPH0656394U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 着氷雪防止板

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JP415493U JPH0656394U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 着氷雪防止板

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JPH0656394U true JPH0656394U (ja) 1994-08-05

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ID=11576842

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JP415493U Pending JPH0656394U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 着氷雪防止板

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022146252A (ja) * 2021-03-22 2022-10-05 株式会社リベラルフィールズ 洗車機用防汚シートおよび洗車機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4910914A (ja) * 1972-05-29 1974-01-30
JPS506986U (ja) * 1973-05-15 1975-01-24
JP3098271B2 (ja) * 1991-03-26 2000-10-16 東海興業株式会社 自動車用ウインドモールディング

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