JPH058697A - 自動車用ウエザストリツプ及びその成形方法 - Google Patents

自動車用ウエザストリツプ及びその成形方法

Info

Publication number
JPH058697A
JPH058697A JP3188063A JP18806391A JPH058697A JP H058697 A JPH058697 A JP H058697A JP 3188063 A JP3188063 A JP 3188063A JP 18806391 A JP18806391 A JP 18806391A JP H058697 A JPH058697 A JP H058697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
notch
weather strip
seal lip
door
weather
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3188063A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Matsumoto
明 松本
Tsuyoshi Takahara
強 高原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP3188063A priority Critical patent/JPH058697A/ja
Publication of JPH058697A publication Critical patent/JPH058697A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアフレームのリテーナー等に嵌着される嵌
着部と、該嵌着部から一体に延設され、ドア閉止時に該
ドアとボディ間に介在することによりこれらの間隙をシ
ールするシールリップとを備えたウェザストリップにお
いて、シールリップの反発力の異なるウェザストリップ
を型成形部を介さず連続して形成し、ウェザストリップ
のコストダウンと美感の向上を図る。 【構成】 ウェザストリップのシールリップ(2)の一
部にウェザストリップの長手方向にノッチ(3)を設け
たノッチ形成部(A)と、シールリップ(2)に上記ノ
ッチ(3)を設けない非ノッチ形成部(B)とを、型成
形部を介することなく連続して一体に形成せしめること
を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のドア外周縁ま
たはボディ開口部周縁に、該ドアとボディとの隙間をシ
ールするために装着される自動車用ウェザストリップに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、図6に示す如き乗用型自動車のボ
ディ(10)開口部とドア(9)との間の隙間をシール
するためにボディ開口部等の外周縁にシール部材として
装着されるゴム製のウェザストリップは、ドア(9)自
体の取付精度の誤差や高速走行時での負荷によるドア吸
出し現象等により隙間が変化し易い箇所をシールするた
め、この部分からの雨水等の侵入を防止する高度なシー
ル性能、ならびにウェザストリップそのものの正確な装
着、固定が要求される。
【0003】かかるウェザストリップは、図8,図9に
示すようにボディ開口部外周縁のリテーナー(8)に嵌
着される嵌着部(1)と、該嵌着部(1)から一体に延
設され、ドア(9)閉止時に該ドア(9)とボディ(1
0)間に介在することによりこれらの間隙をシールする
シールリップ(2)を備えている。
【0004】ところで、図6における自動車のX−X断
面部分、即ち図8に示す部分と、B−B断面部分、即
ち、図9に示す部分とでは、ドア(9)の進入方向(D
1 )が異なる。つまり、図9に示すルーフ部では、ドア
(9)はウェザストリップが取着されるリテーナー
(8)に対し略直交する方向に進入するが、図8に示す
フロントピラー部では、ドア(9)は上記リテーナー
(8)に対し斜めに進入する。
【0005】従って、上述のフロントピラー部ではウェ
ザストリップのシールリップ(2)がドア塗板をこする
ような当りになるため、塗板のはがれを起こさないよ
う、上記シールリップ(2)の反発力を小さくする必要
があり、従来ではかかる反発力を小さくするために、リ
ップ長さを短くしたり、リップを薄肉化したりしたウェ
ザストリップを押出し成形により別に設け、ウェザスト
リップ全体としては、図7に示すように、該小反発力の
ウェザストリップ(W1 )と前記通常のウェザストリッ
プ(W2 )とを型成形部(W3 )で接続せしめていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のウェザストリップであると、成形方法の面からは、
構造の異なる2種の成形口金と、型接合のための金型を
必要とするため装置のコストが嵩むとの問題を有すると
共に、加工工数が増加してコストアップを招き、更にウ
ェザストリップの製品面からは接続部に型成形部が露出
して押出成形部との色差等を生じ美観が損なわれるとの
問題を有している。
【0007】本発明は叙上の如き実状に対処して、特に
ウェザストリップのシールリップにノッチを設けること
に着目することにより、反発力の異なるウェザストリッ
プを型成形部を介さず連続して形成し、もって該ウェザ
ストリップのコストダウンと外観の向上を図ることを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の自動車用
ウェザストリップの特徴とするところは、ドアフレーム
のリテーナー等に嵌着される嵌着部と、該嵌着部から一
体に延設され、ドア閉止時に該ドアとボディ間に介在す
ることによりこれらの間隙をシールするシールリップと
を備えたウェザストリップにおいて、該シールリップの
一部にウェザストリップの長手方向にノッチを設けたノ
ッチ形成部と、シールリップに上記ノッチを設けない非
ノッチ形成部とを、型成形部を介することなく連続して
一体に形成してなることにある。また、本発明に係るウ
ェザストリップの成形方法は、ウェザストリップを成形
するに際し、押出口金から連続して押出されるウェザス
トリップのシールリップに対し、押出口金に設けたノッ
チ形成治具を浸入,離脱することにより、該シールリッ
プにウェザストリップの長手方向にノッチを設けたノッ
チ形成部と、シールリップに上記ノッチを設けない非ノ
ッチ形成部とを連続して一体に形成することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】上記構成を有する本発明ウェザストリップにあ
っては、シールリップに設けたノッチによって該シール
リップの反発力を調整することが可能であり、さらにこ
のウェザストリップは、型接合部を有しない一体成形さ
れたものであるため、全長に亘って同一素材の色合を有
し、これを自動車ドア開口部周縁等に装着した場合に
は、従来のウェザストリップのように上記型成形部の存
在によって外観が損なわれることがない。また、本発明
ウェザストリップにあっては、従来のもののように、異
なる断面形状の2種のウェザストリップを型接合する必
要がなくなり、これにより加工工数等が大幅に削減され
ウェザストリップのコストダウンが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、更に添付図面を参照して、本発明の自
動車用ウェザストリップを説明する。
【0011】図1は本発明実施例のウェザストリップを
示す斜視図であり、このウェザストリップは、ソリッド
ゴムよりなり、ドアフレームのリテーナー等に嵌着され
る断面C字状の嵌着部(1)と、ドア閉止時に該ドアと
ボディ間に介在することによりこれらの間隙をシールす
る、スポンジゴムからなる先細舌片状のシールリップ
(2)とを一体に備えている。
【0012】そして、このウェザストリップは、図2に
も示すように、上記シールリップ(2)の基部上面に、
反発力を小さくするためにウェザストリップの長手方向
にノッチ(3)を設けたノッチ形成部(A)と、図3に
も示す、シールリップ(2)に上記ノッチ(3)を設け
ない非ノッチ形成部(B)とを、型成形部を介すること
なく連続して一体に形成せしめている。
【0013】かかる構成のウェザストリップを成形する
に際しては、図4に示す如き、嵌着部押出口(4)とシ
ールリップ押出口(5)とを備えた既知の構成の押出口
金(6)に、昇降自在にノッチ形成用プレート(7)を
設け、図5に示すように、上記押出口金(6)から連続
的に押出されるウェザストリップのシールリップ(2)
に対し、該ノッチ形成用プレート(7)の下端部を浸
入,離脱することにより、図1に示す如く前記ノッチ
(3)を断続的に形成せしめる。
【0014】この場合、上記ノッチ形成用プレート
(7)の浸入・離脱は徐々に行うことが望ましく、図1
に示す(C)はこの際に形成される徐変部として、この
実施例では約100mm 設けられている。
【0015】以上の構成を有する本発明実施例のウェザ
ストリップにおいては、シールリップ(2)に設けたノ
ッチ(3)によって該シールリップ(2)の反発力を調
整することが可能であり、しかもこのシールリップ
(2)を有するウェザストリップは、型接合部を有しな
い一体押出成形によるものであるため、その全長に亘り
同一素材の色合を有し、これを自動車のドア開口部等に
装着したときには、従来のウェザストリップのように型
成形部の存在によって外観を損なわず、また、成形面に
おいても、従来のもののように異なる断面形状の2種の
ウェザストリップを型接合する必要がなくなり、これに
よって加工工数を大幅に削減しウェザストリップの製造
コストを低廉ならしめることが可能となる。
【0016】以上、本発明の実施例について説明した
が、ノッチ(3)はシールリップ(2)の適宜箇所に、
適宜数設けることも可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のウェザス
トリップは、該ウェザストリップのシールリップに長手
方向にノッチを設けたノッチ形成部と、シールリップに
上記ノッチを設けない非ノッチ形成部とを、型成形部を
介することなく連続して一体に形成せしめたものであ
り、ノッチを設けた小反発力のノッチ形成部と、通常反
発力の非ノッチ形成部とが一体に連続してなるため、そ
の全長に亘り同一素材の色合を有し、従来の型接合によ
り接続された従来のウェザストリップに比しその外観を
著しく向上せしめるとの顕著な効果を奏するものであ
る。
【0018】また、本発明のウェザストリップの成形方
法は、ウェザストリップを成形するに際し、押出口から
連続して押出されるウェザストリップのシールリップに
対し、押出口金に設けたノッチ形成治具を浸入,離脱す
ることにより、該シールリップにウェザストリップの長
手方向にノッチを設けたノッチ形成部と、シールリップ
に上記ノッチを設けない非ノッチ形成部とを連続して一
体に形成するものであり、従来のように異なる断面形状
の2種のウェザストリップを型接合する必要をなくすと
共に、これによる加工工数、成形口金等を減じ、上記ウ
ェザストリップの製造コストを低廉ならしめるとの実効
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のウェザストリップを示す斜視図
である。
【図2】ノッチ形成部の断面図である。
【図3】非ノッチ形成部の断面図である。
【図4】本発明ウェザストリップの押出口金を示す断面
図である。
【図5】ノッチ形成用プレートの作用を示す説明図であ
る。
【図6】自動車の側面図である。
【図7】従来のウェザストリップの概要図である。
【図8】フロントピラー部におけるウェザストリップの
取付状態を示す断面図である。
【図9】ルーフ部におけるウェザストリップの取付状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
(1) 嵌着部 (2) シールリップ (3) ノッチ (4) 嵌着部押出口 (5) シールリップ押出口 (6) 押出口金 (7) ノッチ形成用プレート(治具) (8) リテーナー (9) ドア (A) ノッチ形成部 (B) 非ノッチ形成部 (C) 徐変部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアフレームのリテーナー等に嵌着され
    る嵌着部と、該嵌着部から一体に延設され、ドア閉止時
    に該ドアとボディ間に介在することによりこれらの間隙
    をシールするシールリップとを備えたウェザストリップ
    において、該シールリップの一部にウェザストリップの
    長手方向にノッチを設けたノッチ形成部と、シールリッ
    プに上記ノッチを設けない非ノッチ形成部とを、型成形
    部を介することなく連続して一体に形成してなることを
    特徴とする自動車用ウェザストリップ。
  2. 【請求項2】 ドアフレームのリテーナー等に嵌着され
    る嵌着部と、該嵌着部から一体に延設され、ドア閉止時
    に該ドアとボディ間に介在することによりこれらの間隙
    をシールするシールリップとを備えたウェザストリップ
    の成形方法において、押出口金から連続して押出される
    ウェザストリップのシールリップに対し、押出口金に設
    けたノッチ形成治具を浸入,離脱することにより、該シ
    ールリップにウェザストリップの長手方向にノッチを設
    けたノッチ形成部と、シールリップに上記ノッチを設け
    ない非ノッチ形成部とを連続して一体に形成することを
    特徴とする自動車用ウェザストリップの成形方法。
JP3188063A 1991-07-01 1991-07-01 自動車用ウエザストリツプ及びその成形方法 Withdrawn JPH058697A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3188063A JPH058697A (ja) 1991-07-01 1991-07-01 自動車用ウエザストリツプ及びその成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3188063A JPH058697A (ja) 1991-07-01 1991-07-01 自動車用ウエザストリツプ及びその成形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH058697A true JPH058697A (ja) 1993-01-19

Family

ID=16217053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3188063A Withdrawn JPH058697A (ja) 1991-07-01 1991-07-01 自動車用ウエザストリツプ及びその成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH058697A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0660510U (ja) * 1993-02-01 1994-08-23 西川ゴム工業株式会社 ドリップウエザーストリップ
US7621574B2 (en) * 2007-08-24 2009-11-24 Gm Global Technology Operations, Inc. Vehicle ditch molding

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0660510U (ja) * 1993-02-01 1994-08-23 西川ゴム工業株式会社 ドリップウエザーストリップ
US7621574B2 (en) * 2007-08-24 2009-11-24 Gm Global Technology Operations, Inc. Vehicle ditch molding

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4029603B2 (ja) ウェザストリップ
US5711907A (en) Method for producing a weather strip for a motor vehicle
US7354093B2 (en) Window edge molding for motor vehicle
JPH058697A (ja) 自動車用ウエザストリツプ及びその成形方法
JPH0537692Y2 (ja)
JP2001239841A (ja) 自動車ドア用ウエザストリップ
JPH0755165Y2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP3401606B2 (ja) センターピラー用ウエザーストリップ
JPH07115589B2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP4274676B2 (ja) ウェザストリップ
JPH09301091A (ja) 自動車用ウェザーストリップ
JPH11227465A (ja) リヤドアウエザストリップ及びその製造方法
JP3049414B2 (ja) 三角形の中芯抜き孔を具えた中空状ウエザーストリップ
JPH09226373A (ja) ドア用ウエザーストリップ
JP2002301937A (ja) 自動車用ウェザーストリップおよびその製造方法
JP3300702B2 (ja) モールディング、及びその成形方法
JPH0661544U (ja) ドアウエザーストリップ
JPH07149149A (ja) マルチプレックスウエザーストリップの固定方法
JP2891016B2 (ja) シール材を有するウエザストリップ
JP2593660Y2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JPH07223497A (ja) 自動車用ウエザストリップ
JPH05517U (ja) 自動車用ウエザストリツプ
JPH11227544A (ja) 自動車用ウエザストリップ及びその製造方法
JPH06297958A (ja) 自動車用ウェザストリップ
JP2005047353A (ja) 自動車用スライドウインドガラスラン

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981008