JP2593660Y2 - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

自動車用ウエザストリップ

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JP2593660Y2
JP2593660Y2 JP1993020292U JP2029293U JP2593660Y2 JP 2593660 Y2 JP2593660 Y2 JP 2593660Y2 JP 1993020292 U JP1993020292 U JP 1993020292U JP 2029293 U JP2029293 U JP 2029293U JP 2593660 Y2 JP2593660 Y2 JP 2593660Y2
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JP
Japan
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weather strip
ridge
door glass
molding
mold
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雅康 岡田
政博 野崎
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用ウエザストリッ
プ、特に車体のドア開口縁に沿って装着されるウエザス
トリップの端末部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車体のドア開口縁には、ドアガラスまわ
りをシールするウエザストリップが取付けられている。
図2はこの種のウエザストリップの代表例を示すもの
で、ウエザストリップは車体のフロントピラーからルー
フ側縁へ更にクオータピラーに沿うルーフサイドウエザ
ストリップ1と、センタピラーに沿うピラーウエザスト
リップ2で構成されている。
【0003】ルーフサイドウエザストリップは押出成
形のウエザストリップ1A,1B,1Cを接続して形成
され、押出成形のピラーウエザストリップ2はルーフサ
イドウエザストリップ1に接続されている。そしてウエ
ザストリップ1A,1C,2の下端には型成形で端末部
3A,3B,3Cが形成さている。
【0004】ところで、この種のウエザストリップとし
て、二重シール構造のものが多用されている。即ち図3
(図2のE部)にて代表して示されるように、押出成形
のウエザストリップ1Aは、溝13を挟んでドアガラス
5の端縁が押付けられる中空状の第1のシール部11と
先端がドアガラス5の内面に当接するリップ状の第2の
シール部12を備えた二重シール構造となっている。こ
のウエザストリップ1Aの端末に型成形で接続された型
成形端末部3Aは、接続側はウエザストリップ1Aのシ
ール構造を延長する形状となっているが、シール面は次
第に平面化し端末部3Aの中間位置で溝13は消失す
る。
【0005】図4および図5は、端末部3Aを成形する
金型を示すものである。端末部3Aのうち、溝13が存
在する上半部分は図4に示すように上型4A,下型4B
および中型4C,中子4Dにより成形される。一方、溝
13が存在しない下半部分は、図5に示すように、下型
4Bおよび中子4Dは上記上半部分と共用するが、上型
は上記上型4A,中型4Cに代えてこれ等とは別体の上
型4Eが用いられる。上半部分の上型4A,中型4Cと
下半部分の上型4Eとの分割が端末部3Aを横切るこ
とになり、不可避的にバリが生じる。このバリは一応除
去されるが、バリの根元部は突条60(図)となって
残存する。そして突条60はこれをできるだけ短くした
いということから、金型の分割の設定位置を、図
如く突条60が端末部3Aと直交する方向となるように
セットしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記突条60は端末部
3Aのドアガラス当り面にあり、図6に示すように、ド
ガラス5が突条60に押付けられると、突条60の両側
に沿って端末部3Aを横切る隙間7が生じる。このた
め、雨水や洗車水が溝13に漏入すると、流下して溝終
端に至った水が突条60の上側の隙間7を通って車室内
側にもれるおそれがあった。
【0007】本考案は上記の実情に鑑みてなされたもの
で、ウエザストリップの型成形端末部の金型分割線に沿
う水もれの発生を防止することを課題としてなされたも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上記突条の方向
性に着目してなされたもので、図1に示すように押出成
形のウエザストリップ1Aからその下端に形成した型成
形端末部3Aの中間部にかけて、溝13を挟んで対向す
る2本のシール部11,12を備え、型成形端末部3A
の中間部にはガラス5の当り面に、型成形時の金型分割
線に沿って生じた突条6がドアガラス5の周縁と交差す
る方向に型成形端末部3Aを横切って残存するウエザス
トリップにおいて、突条6を、ウエザストリップ取付け
状態で、ドアガラス5の内側、即ち車内側からドアガラ
ス5の外側へ向けて水平よりも下降する傾斜線としたこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】従来のウエザストリップの突条60は、端末部
3Aを直角に横切る方向であったため、例えばフロント
ピラーに沿うウエザストリップでは、その取付状態の傾
斜角度から、突条60は車内側へ下降する方向となり、
従って上記隙間7に水が入ると、水は車内側へ流れる。
【0010】これに対して本考案では、突条6は車外側
へ下降しているから、溝13から水が上記隙間7に入っ
ても、水が車外へ排除される。
【0011】
【実施例】本考案の実施例を、車両のフロントピラーに
沿って取付けられるウエザストリップの下端部を示す図
1により説明する。押出成形のウエザストリップ1A
は、溝13を挟んで中空状のメインシール部11と、リ
ップ状のサブシール部12を備えた二重シール構造とな
っており、ドアガラス5が閉じられたときに互いに平行
な二重のシール線が形成される。
【0012】ウエザストリップ1Aの下端には、型成形
で端末部3Aが接続されている。型成形端末部3Aは、
接続側付近では、ドアガラス当り面は押出成形のウエザ
ストリップ1Aのそれとほぼ同じ断面形状となっている
が、先端へ向けて溝13は次第に浅くなって端末部中間
位置で溝13はなくなり、上記当り面はほぼ平面状とな
る。
【0013】この型成形端末部3Aは、図4に示すと同
種の金型にて成形され、溝13が消失する中間位置に
6が残存する。但し、本実施例の突条6はこれに当接
するドアガラス5の内側から外側方向へ下降する傾斜線
となっている。突条6の傾斜度は、ウエザストリップ1
Aをフロントピラーに装着したときに、水平よりもドア
ガラス外側の下がった傾斜方向とする。突条6の方向
は、型成形端末部3Aの上半部分のガラス当り面を成形
する型部材と、下半部分のガラス当り面を成形する他の
型部材との分割により決められる。
【0014】しかして、突条6を上記の方向としたの
で、溝13に雨水等が入り、これがドアガラス5にて押
付けられた突条6に沿う隙間7(図6)に入っても、隙
間7はガラス外方向へ下降する傾斜となっているから、
雨水等は隙間7を通ってガラス外、即ち車外へ排除され
る。また雨水等が隙間7の車外側の開口に入っても該開
口は上記隙間7の最下位置にあるから、雨水等は隙間7
を上昇し通過して車内側へ抜けることはない。
【0015】以上、フロント側の型成形端末部3Aにつ
いて説明したが、本考案はリヤ側の型成形端末部3B
(図2)にも適用される。また、センタピラー沿いの型
成形端末部3C(図2)では、これを直角方向に横切る
従来の突条はウエザストリップ取付状態で水平線とな
る。従って突条に沿って水が車内に入る可能性は比較的
少ないが、本考案を適用して突条をドアガラス外方向に
下降する傾斜線とすることにより、水の侵入をより確実
に防止することできる。
【0016】
【考案の効果】本考案は車体のドア開口縁に沿って取付
けられるウエザストリップの型成形端末部における金型
分割線付近のシール性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるウエザストリップの型成形端末部
の斜視図である。
【図2】本考案が適用されるルーフサイド沿いのウエザ
ストリップの全体図である。
【図3】従来のウエザストリップの型成形端末部の斜視
図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う位置での成形用金型の断
面図である。
【図5】図3のV −V 線に沿う位置での成形用金型の断
面図である。
【図6】ウエザストリップの型成形端末部とドアガラス
との間に生じる隙間を示す図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C,2 ウエザストリップ 11,12 シール部 13 溝 3A,3B,3C 型成形端末部 4A,4B,4C,4D,4E 金型 5 ドアガラス 6,60 突条 7 隙間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のドア開口縁に沿って装着されるウ
    エザストリップであって、押出成形のウエザストリップ
    下端に型成形端末部を有し、押出成形のウエザストリ
    ップから型成形端末部の中間部にわたり溝を挟んで対向
    する2本のシール部が形成され、型成形端末部の中間部
    にはドアガラス当り面に、型成形時の金型分割線に沿っ
    生じた突条がドアガラスの周縁と交差する方向に型成
    形端末部を横切って残存するウエザストリップにおい
    て、上記突条を、ウエザストリップ取付け状態、ドア
    ガラスの内側から外側方向へ向けて水平よりも下降する
    傾斜線としたことを特徴とする自動車用ウエザストリッ
    プ。
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JPH0672754U JPH0672754U (ja) 1994-10-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2595077Y2 (ja) * 1992-09-28 1999-05-24 西川ゴム工業株式会社 ウエザーストリップ型端末成形部排水構造

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