JP3176196B2 - 自動車用ウエザーストリップ - Google Patents

自動車用ウエザーストリップ

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JP3176196B2 JP27189593A JP27189593A JP3176196B2 JP 3176196 B2 JP3176196 B2 JP 3176196B2 JP 27189593 A JP27189593 A JP 27189593A JP 27189593 A JP27189593 A JP 27189593A JP 3176196 B2 JP3176196 B2 JP 3176196B2
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のドア開
口縁部に取り付けられ、サッシュレスドアのウインドガ
ラス端縁をシールする自動車用ウエザーストリップに関
し、特に、断面形状の異なる一般押出部を連結してなる
自動車用ウエザーストリップの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】サッシュレスドアを備えた自動車にあっ
ては、ドア開口部周縁にウエザーストリップを設け、こ
れによりウインドガラスの端縁をシールしている。
【0003】そこで、図3,図4に基づき、従来技術に
よる自動車用ウエザーストリップとして、サッシュレス
ドアのウインドガラスをシールするウエザーストリップ
を例に挙げて説明する。
【0004】2ドアクーペ型の車体1には、その両側に
乗員が乗降するための開口部2が設けられ、この開口部
2にはウインドガラス3を備えたドア4が取り付けられ
ている。また、開口部2の上部から後部に亘って、ウエ
ザーストリップ5が図示しないリテーナを介して取り付
けられている。
【0005】このウエザーストリップ5は、図4の部分
拡大図に示す如く、互いに異なる断面形状となるように
押出成形によってそれぞれ形成されたスポンジゴム製の
一般押出部6,7と、金型にゴム材料を注入することに
よって形成された型成形部8とを備えて構成されてい
る。そして、車体1のルーフ側に取り付けられた一方の
一般押出部6と、車体1の側壁に取り付けられた他方の
一般押出部7とは、型成形部8を介して開口部2のコー
ナ部で連結されている。
【0006】ルーフ側に取り付けられる一方の一般押出
部6は、中空シール部9と、リテーナに挿入して取り付
けられるベース部10と、車体パネル側をシールするリ
ップ部11とから大略構成されている。また、前記中空
シール部9は、ウインドガラス3に接触するメインシー
ル部9Aと、車体側の側壁部9Bと、メインシール部9
Aと側壁部9Bとの間に設けられたブリッジ部9Cとか
ら構成され、ウインドガラス3の上部端縁をシールすべ
く、メインシール部9Aは庇状に張り出している。
【0007】車体の側壁に取り付けられた他方の一般押
出部7も、上述した一方の一般押出部6と同様に、中空
シール部12と、ベース部13と、リップ部14とから
大略構成され、中空シール部12は、メインシール部1
2A、側壁部12B、ブリッジ部12Cから構成されて
いる。しかし、この他方の一般押出部7は、ウインドガ
ラス3の側部端縁をシールすべく、そのメインシール部
12Aが略板状に形成されているため、メインシール部
9Aが庇状となった一方の一般押出部6と断面形状が異
なっている。
【0008】各一般押出部6,7は、開口部2のコーナ
部分で、型成形部8を介して連結されている。すなわ
ち、各一般押出部6,7の端部6A,7Aを略垂直に裁
断した後、この端部6A,7Aを金型に取り付け、該金
型内にゴム材料を注入,硬化することにより、両者を一
体化する型成形部8が形成される。この型成形部8によ
って、各メインシール部9A,12A表面のシール線S
1,S2は、型成形部8表面のシール線S3によって連結
される。
【0009】従来技術によるウエザーストリップ5は、
上述の構成を有するもので、押出成形工程でそれぞれ形
成された各一般押出部6,7は、型成形部8によって連
結され、開口部2にリテーナを介して取り付けられる。
そして、シール線S1〜S3に沿ってウインドガラス3を
シールする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た型成形部8のシール線S3によって各一般押出部6,
7のシール線S1,S2を連結させるウエザーストリップ
では、型成形部8の表面が滑らかでなく、表面強度が低
いため、ウインドガラス3の上下動によって耐久性が低
下する。すなわち、型成形部8は、金型にゴム材料を注
入することによって形成されるため、本質的に、その表
面が粗く、そのシール線S3付近の耐久性が低下し易
い。
【0011】仮に、各一般押出部6,7の断面形状が同
一であれば、例えば実開平2−54722号公報等に開
示されている如く、シール線S1,S2が連続するよう
に、このシール部分の表面が連続する切り欠き成形によ
って、形成することも可能である。このような場合は、
連続した滑らかな表面上にシール線がのっているため、
耐久性の低下等は生じない。
【0012】しかし、ルーフ側に取り付けられる一般押
出部6と、側壁に取り付けられる一般押出部7とでは、
ウインドガラス3の昇降時、ドア4の開閉時に、ウイン
ドガラス3と接触する部分、すなわちウインドガラス3
の進入軌跡が異なるため、同一断面の一般押出部をもっ
てシール性を確保するのは難しい。また、一般押出部の
取付箇所の形状も異なるため、装着時の美観を高めるに
は、それぞれの一般押出部を取付箇所に応じた形状に形
成しなければならない。
【0013】従って、シール性等を高めるためには、各
一般押出部6,7を、それぞれのシール位置等に応じた
異なる断面形状で形成しなければならないが、断面形状
が異なるため、表面が比較的粗い型成形部8によって両
者を連結しなければならず、この型成形部8のシール耐
久性が低下するのである。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、シー
ル線が連続するように一般押出部における端部同士の表
面を直接的に突き合わせて、この突き合わせ部の裏面側
に型成形部を接合するようにした。すなわち、本発明に
係る自動車用ウエザーストリップは、メインシール部を
含みつつ異なる断面形状をもって押出成形された複数の
一般押出部の端部同士互いに突き合わせて連結してな
り、各一般押出部におけるメインシール部の表面のシー
ル線に沿ってウインドガラスをシールする自動車用ウエ
ザーストリップにおいて、相互に独立した各一般押出部
の端部同士は、そのメインシール部の表面が少なくとも
シール線の部分で連続するように互いに直接的に突き合
わされ、かつ、この突き合わせ部の裏面側には略V字状
の溝を形成し、この溝を含む一般押出部裏面側に型成形
部を形成して相互に接合したことを特徴としている。
【0015】
【作用】すくなくともシール線の部分で、各一般押出部
の表面が直接的に連続しているため、シール耐久性が向
上する。また、一般押出部の端部同士の突き合わせ部の
裏面側に略V字状の溝を形成し、この溝を含む一般押出
部裏面側に型成形部を形成して相互に接合する構成とし
たから、V字状溝では、一般押出部と型成形部との接触
面積が増大し、これにより、各一般押出部同士は強固に
連結される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1,図2に基づ
き、サッシュレスドアのウインドガラスをシールするウ
エザーストリップに用いた場合を例に挙げて説明する。
【0017】ウエザーストリップ21は、押出成形によ
って形成された一般押出部22,23の端部22A,2
3A同士を、開口部2のコーナ部分において、型成形部
24を介して相互に連結することにより構成されてい
る。
【0018】車体1のルーフ側にリテーナ(図示せず)
を介して取り付けられる一方の一般押出部22は、従来
技術で述べた一般押出部6とほぼ同様に、中空シール部
25、ベース部26、リップ部27から大略構成され、
この中空シール部25は、メインシール部25A、側壁
部25B、ブリッジ部25Cから構成されている。しか
し、この一方の一般押出部22は、メインシール部25
Aの端部22Aがシール線S1の付近を上辺とする略台
形状に裁断されており、この端部22A裏面側には、後
述するV字状溝32が形成されている点で、従来技術に
よるものと相異する。
【0019】開口部2の側部に取り付けられる他方の一
般押出部23も、前記一方の一般押出部22と同様に、
中空シール部28、ベース部29、リップ部30から大
略構成され、中空シール部28は、メインシール部28
A、側壁部28B、ブリッジ部28Cから構成されてい
る。また、他方の一般押出部23も、メインシール部2
8Aの端部23Aが、前記一方の一般押出部22の端部
22Aと同様に、シール線S2の付近を上辺とする略台
形状に裁断されており、端部23A裏面側にはV字状溝
32が形成されている。
【0020】各一般押出部22,23は、互いのシール
線S1,S2が連続するように、各端部22A,23A
士が直接的に突き合わされており、これにより、メイン
シール部25Aの表面とメインシール部28Aの表面と
は、シール線S1,S2付近で、部分的に連続している。
ここで、シール線とは、各メインシール部25A,28
Aの表面のうち、ウインドガラス3に接触して車内と車
外とを略気密に遮断する部分をいう。
【0021】各メインシール部25A,28Aの端部2
2A,23Aが互いに突き合わされることによって形成
される突き合わせ部31の裏面側には、図2の拡大断面
図に示す如く、V字状溝32が形成されている。このV
字状溝32は、メインシール部25A,28Aの表面か
ら裏面側に向けて徐々に拡幅するV字状に形成され、こ
のV字状溝32の表面を含む裏面側には、ゴム材料を注
入成形してなる型成形部24が接合されている。
【0022】すなわち、各一般押出部22,23は、そ
のメインシール部25A,28Aのみが若干延長して形
成され、これらメインシール部25A,28Aの端部2
2A,23Aは、その断面が斜めとなるように切断され
ている。従って、この斜めに切断された各端部22A,
23A同士を突き合わせることにより、V字状溝32が
形成される。
【0023】なお、型成形部24は、突き合わせ部31
に裏側から接合された部分のみが表面から隠れている
が、その他の部分は表面に露出し、これにより、各一般
押出部22,23を連続的に連結している。
【0024】このように、本実施例によるウエザースト
リップ21は、V字状溝32を形成した後(メインシー
ル部25A,28Aの端部22A,23Aを斜めに切断
した後)、シール線S1,S2が連続するように、各一般
押出部22,23の端部22A,23A同士を突き合わ
せた状態で金型に取り付けられる。そして、ゴム材料の
注入成形によって型成形部24が形成されると、この型
成形部24は、V字状溝32の表面を含む端部22A,
23Aの裏面側に接合されて、各一般押出部22,23
を連結する。
【0025】従って、本実施例によれば、互いに断面形
状の異なる各一般押出部22,23のシール線S1,S2
を連続させることができるため、シール位置等に応じた
最適なシール性を発揮することができ、かつ、シール耐
久性を大幅に向上することができる。
【0026】また、各端部22A,23A同士を突き合
わせてなる突き合わせ部31の裏面側にはV字状溝32
を形成し、このV字状溝32の表面を含む裏面側に型成
形部24を接合する構成であるため、V字状溝32によ
って接合面積が増大し、各一般押出部22,23を強固
に連結することができる。
【0027】さらに、シール線S1,S2が連続するよう
に、各メインシール部25A,28Aの表面を部分的に
接続し、型成形部24のうちシールとは無関係な部分は
外部に露出させる構成であるため、各端部22A,23
Aの裁断等が容易となり、比較的簡素な構造でシール性
能を大幅に向上することができる。
【0028】なお、前記実施例では、サッシュレスドア
のウインドガラスのシールに用いる場合を例に挙げて説
明したが、本発明はこれに限らず、異なる断面形状をも
った一般押出部を連結してウインドガラスをシールする
他のウエザーストリップであればよく、例えばグラスラ
ン等にも適用することができる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明に係る自動車
用ウエザーストリップでは、各一般押出部の端部同士
を、その表面が少なくともシール線の部分で連続するよ
うに突き合わせたため、ウインドガラスをシールする部
分に型成形部が露出することがなく、シール耐久性を向
上することができる。また、突き合わせ部の裏面側には
略V字状の溝を形成し、この溝を含む一般押出部裏面側
に型成形部を接合する構成であるため、略V字状の溝に
よって接合面積が増大し、各一般押出部を強固に連結す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自動車用ウエザーストリ
ップを拡大して示す斜視図。
【図2】図1中のA−A線に沿った断面図。
【図3】ウエザーストリップをサッシュレスドアに用い
た状態を示す全体図。
【図4】図3中の要部を拡大して示す斜視図。
【符号の説明】
21…ウエザーストリップ 22,23…一般押出部 22A,23A…端部 24…型成形部 31…突き合わせ部 32…V字状溝 S1,S2…シール線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインシール部を含みつつ異なる断面形
    状をもって押出成形された複数の一般押出部の端部同士
    互いに突き合わせて連結してなり、各一般押出部にお
    けるメインシール部の表面のシール線に沿ってウインド
    ガラスをシールする自動車用ウエザーストリップにおい
    て、相互に独立した各 一般押出部の端部同士は、そのメイン
    シール部の表面が少なくともシール線の部分で連続する
    ように互いに直接的に突き合わされ、かつ、この突き合
    わせ部の裏面側には略V字状の溝を形成し、この溝を含
    む一般押出部裏面側に型成形部を形成して相互に接合し
    ことを特徴とする自動車用ウエザーストリップ。
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