JP3666696B2 - ウェザストリップ - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、車輛等のドア周辺の密封性を付与するためのウェザストリップに関し、特に、3ドアタイプの乗用車においてドアサッシとセンタピラー間に形成される見切りに対する密封性を高めるように改良したウェザストリップの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車輛等のドア周辺は、例えば、図4及び図5に示した3ドアタイプの乗用車1のように、フロントドア2のドアサッシ8及びセンタピラー10間に縦方向に細長い溝状のピラー露出面、所謂見切りGPが形成され、それが風切り現象による騒音の発生要因になっていた。
図5は、図4の丸印Bで囲んだ箇所を一部破断し、拡大して示した前記乗用車1の外部側面図である。前記フロントドア2のドアサッシ8は、前記センタピラー10の外側面に対向する内側にウェザストリップを介在させてドア周辺の密封性を維持させていた。
このウェザストリップ全体は、例えば、前記ドアサッシ8の上方周辺に沿って延在する押出成形ウェザストリップ3の後方端部に、前記ウェザストリップ全体の隅部を画成する略L字状の型成形ウェザストリップ3aの前方端部が接合部Wで加硫同時接着され、更に、該型成形ウェザストリップ3aの下方端部に別の押出成形ウェザストリップ3の上方端部が別の接合部Wで加硫同時接着されて所望の形態に一体化されていた。
【0003】
前記各押出成形ウェザストリップ3は、押出成形機(図示せず)により効率良く比較的長めに成形され、その横断面形状は、中空状躯体部5から偏平なリップ部4が突設される一方、前記中空状躯体部5に隣接させた補助中空部6の周壁を固定部7として構成されていた。
又、前記型成形ウェザストリップ3aは、キャビティが略L字形の金型等で比較的短く型成形され、且つ型抜きのため完全な中空形状に成形されないが、前記押出成形ウェザストリップ3の横断面形状と実質的に略同等な構成を以て成形されていた。
【0004】
3ドアタイプの乗用車における前記センタピラー10は、その外側面を、図5に示した前記ドアサッシ8の立下部外側面と略同形状に、その後方外側面が略垂直に立ち下げる一方、前方外側面が傾斜して該立下部外側面全域の幅が下方に向け漸増せしめて成るタイプが多用されている。
【0005】
図5に示したタイプの前記センタピラー10に対し、前記ウェザストリップ全体は、先ず、前記ドアサッシ8の内側の係止用凹凸部に前記押出成形ウェザストリップ3の前記固定部7を嵌着させて、該ドアサッシ8の上方周辺に沿って前記リップ部4を延在せしめ、且つドア閉止時に該リップ部4の先端部内側を平行するドリップモール9の下方外周面に圧着可能に配設していた。
前記型成形ウェザストリップ3aも、前記押出成形ウェザストリップ3と同様に前記ドアサッシ8の上方周辺及び前記ドリップモール9の下方周辺に沿って前記センタピラー10に向け延伸しながら、次第に前記中空状躯体部5が前記センタピラー10の上方外側面に圧着可能な位置まで延長され、前記センタピラー10の上方外側面上で前記ドアサッシ8の立下部外側面に倣って立ち下げられ、引き続き前記別の押出成形ウェザストリップ3が立ち下げられて、前記センタピラー10の周辺のドア密封性が付与されていた。
【0006】
前述したようなセンタピラー10に対するウェザストリップ全体及びドアサッシ8の配設位置関係に伴って、前記センタピラー10の外側面の一部が前記ウェザストリップ及び前記ドアサッシ8の各立下部内側面によって被覆されず、隣接する後部ウィンドガラス・サッシ11との間に縦方向の細長い溝状のピラー露出面、所謂見切りGPが形成され、それが風切り現象による騒音の発生要因になっていた。
【0007】
前記見切りGPに対して、図6及び図7に示したように、前記ドアサッシ8の上方周辺に沿って延在する押出成形ウェザストリップ13の後方端部に、前記ウェザストリップ全体の隅部を画成する略L字状の型成形ウェザストリップ 13aの前方端部が接合部Wで加硫同時接着され、更に、該型成形ウェザストリップ 13aは、前記センタピラー10の後方外側面に沿って略垂直に延伸する偏平な見切りシール部 14aを有し、該見切りシール部 14aの下端部は、横断面形状が略同等の押出成形見切りシール部18の上端部に別の接合部Wで加硫同時接着される。
又、前記センタピラー10の前方外側面に沿い前記見切りシール部 14aから分岐して斜めに延伸し且つその下端部を別の押出成形ウェザストリップ13と加硫同時接着される隅部ウェザストリップ 13bが型成形されて所望の形態に一体化されたウェザストリップが提案されていた。
【0008】
特に、前記押出成形見切りシール部18は、図6の C-C線に沿って切断して示した図7の断面図から明らかなように、比較的広幅の偏平部19の内側に、縦方向に細長の硬質合成樹脂板材から成る増厚部40を複数本の固定ピン41を介して固定して成っていた。
前記増厚部40は、最終的に前記固定ピン41によって前記ドアサッシ3内側に固定され、それによってリップ部 14bの先端周辺の曲げ剛性が高められるので、前記リップ部 14bの先端周辺は風圧等の外力に抗して前記見切りGPを被覆するように構成されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6及び図7に示した従来の風切り対策のために改良が図られたウェザストリップは、前記型成形ウェザストリップ 13a及び前記隅部ウェザストリップ 13bのような型成形部材の個数が増し、その結果、前記押出成形ウェザストリップ13及び前記押出成形見切りシール部18との色差が目立ち易くなり又、前記固定ピン41の頭部が車内側から目視されるので、外観を著しく損なう難点があった。
【0010】
本発明は、前述した従来技術の問題点を解消し、廉価で確実に見切り隠しを行うことが可能なウェザストリップを提供することを目的とするものである。
【0011】
本発明のかかる目的は、自動車(1)のドアサッシ(8)とセンタピラー(10)間に形成される縦状細長の見切り(GP)をシールするための、押出成形ウェザストリップ(23)と型成形ウェザストリップ(23a)を接合して成るウェザストリップであって、前記ドアサッシ(8)の上方周辺に沿って延在する前記押出成形ウェザストリップ(23)の後方端部に接合して前記ウェザストリップの隅部を形成する前記型成形ウェザストリップ(23a)が、前記センタピラー(10)の後方外側面に沿って略垂直に延伸する見切りシール部 (28a)と、前記センタピラー(10)の前方外側面に沿い前記見切りシール部 (28a)から分岐して斜めに延伸し且つその先端部で別の押出成形ウェザストリップ(23)と接合する隅部ウェザストリップ(33) から成り、更に、前記型成形ウェザストリップ( 23a )の前記見切りシール部 (28a) が、前記センタピラー( 10 )に対向する裏面に複数本の固定ピン( 30 a)をインサートした細長の増厚部( 29 a)を一体成形して成ることを特徴とするウェザストリップによって達成される。
【0012】
更に、本発明のかかる目的は、前記見切りシール部 (28a) の前記細長の増厚部( 29 a)が、硬質合成樹脂板( 29 b)をインサート成形して成ることを特徴とする請求項1に記載のウェザストリップによって達成される。
【0013】
更に、本発明のかかる目的は、自動車(1)のドアサッシ(8)とセンタピラー( 10 )間に形成される縦状細長の見切り( GP )をシールするための、押出成形ウェザストリップ( 23 )と型成形ウェザストリップ( 23a )を接合して成るウェザストリップであって、前記ドアサッシ(8)の上方周辺に沿って延在する前記押出成形ウェザストリップ( 23 )の後方端部に接合して前記ウェザストリップの隅部を形成する前記型成形ウェザストリップ( 23a )が、前記センタピラー( 10 )の後方外側面に沿って略垂直に延伸する見切りシール部 (28a) と、前記センタピラー( 10 )の前方外側面に沿い前記見切りシール部 (28a) から分岐して斜めに延伸し且つその先端部で別の押出成形ウェザストリップ( 23 )と接合する隅部ウェザストリップ( 33 ) から成り、更に、前記型成形ウェザストリップ( 23a )が、前記センタピラー( 10 )に対向する裏面に複数本の固定ピン( 30 a)をインサートして略下字状の細長の増厚部( 29 a)を前記隅部ウェザストリップ( 33 ) 及び前記見切りシール部 (28a) にわたり一体成形して成ることを特徴とするウェザストリップによって達成される。
【0014】
更に、本発明のかかる目的は、前記隅部ウェザストリップ( 33 ) 及び前記見切りシール部 (28a) にわたり一体成形した前記細長の増厚部( 29 a)が、硬質合成樹脂板( 29 b)をインサート成形して成ることを特徴とする請求項3に記載のウェザストリップによって達成される。
【0015】
本発明のウェザストリップは、自動車のドアサッシとセンタピラー間に形成される縦状細長の見切りをシールするための、押出成形ウェザストリップと型成形ウェザストリップを接合して成るウェザストリップであって、前記ドアサッシの上方周辺に沿って延在する前記押出成形ウェザストリップの後方端部に接合して前記ウェザストリップの隅部を形成する前記型成形ウェザストリップが、前記センタピラーの後方外側面に沿って略垂直に延伸する見切りシール部と、前記センタピラーの前方外側面に沿い前記見切りシール部から分岐して斜めに延伸し且つその先端部で別の押出成形ウェザストリップと接合する隅部ウェザストリップから成る。更に、前記押出成形ウェザストリップと型成形ウェザストリップとの前記接合部の個数を増加させずに一体化する。又、前記各押出成形ウェザストリップは、横断面形状に変化を与えず一定し且つ比較的単純な構成で成形されるので、外観を著しく損なうことが避けられる。
【0016】
更に、本発明のウェザストリップは、前記型成形ウェザストリップの前記見切りシール部が、前記センタピラーに対向する裏面に複数本の固定ピンをインサートした細長の増厚部を一体成形して成るので、前記各固定ピンの頭部は前記見切りシール部内に封入され、車内側からその頭部が目視されない。
【0017】
更に、本発明のウェザストリップは、前記見切りシール部の前記細長の増厚部が、硬質合成樹脂板をインサート成形して成るので、前記見切りシール部の側端縁部の曲げ剛性が一層高まり、且つ前記ドアサッシに対する取付け密着性も向上する。
【0018】
更に、本発明のウェザストリップは、前記型成形ウェザストリップが、前記センタピラーに対向する裏面に複数本の固定ピンをインサートして略下字状の細長の増厚部を前記隅部ウェザストリップ及び前記見切りシール部にわたり一体成形して成るので、前記略下字状の細長の増厚部が前記型成形ウェザストリップにおける前記リップ部の外周辺の過剰なコーナ歪みの発生を阻止する。
【0019】
更に、本発明のウェザストリップは、前記隅部ウェザストリップ及び前記見切りシール部にわたり一体成形した前記細長の増厚部が、硬質合成樹脂板をインサート成形して成るので、前記略下字状の細長の増厚部の曲げ剛性が一層高められて前記型成形ウェザストリップにおける前記リップ部の外周辺の過剰なコーナ歪みの発生を阻止する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明のウェザストリップの一実施態様について、添付した図面に基づき以下に詳述する。図1は、本発明のウェザストリップ 20 を車内側から一部破断して示した斜視図であり、図2は図1の A-A 線に沿って切断した断面図である。
【0021】
本発明のウェザストリップの構成は、前記ドアサッシ8の上方周辺に沿って延在する押出成形ウェザストリップ 23 の後方端部に、前記ウェザストリップ全体の隅部を画成する略下字状の型成形ウェザストリップ 23a においてその一部を構成する隅部型成形ウェザストリップ 33 の前方端部が接合部Wで熱溶着、接着剤等によって接合され、更に、前記型成形ウェザストリップ 23a の他部を構成する見切りシール部 28a が前記センタピラー 10 の後方外側面に沿って略垂直に延伸する一方、前記センタピラー 10 の前方外側面に沿い前記見切りシール部 28a から分岐して斜めに延伸し且つその先端部が別の押出成形ウェザストリップ 23 の上方端部に別の接合部Wで接合される前記隅部型成形ウェザストリップ 33 によって所望の形態に一体化されている。
【0022】
前記各押出成形ウェザストリップ23は、押出成形機(図示せず)により効率良く比較的長めに成形され、その横断面形状は、中空状躯体部25から偏平なリップ部24が突設される一方、前記中空状躯体部25に隣接させた補助中空部26の周壁を固定部27として構成されている。
又、前記型成形ウェザストリップ 23aは、キャビティが略下字形の金型等で型成形された後の型抜きのため完全な中空形状に成形された部分を有しないが、前記押出成形ウェザストリップ23のリップ部24に連続するリップ部 24a、及び前記見切りシール部 28a以外は前記押出成形ウェザストリップ23の横断面形状と実質的に略同等な構成を以て成形される。
【0023】
本発明に基づく前記見切りシール部 28aは、前記後部ウィンドガラス・サッシ11の立下部と略等しい長さに延長され、前記隅部型成形ウェザストリップ33よりも長く型成形される。更に、前記見切りシール部 28aは、前記センタピラー10の外側面の一部が前記ウェザストリップ及び前記ドアサッシ8の各立下部内側面によって被覆されず、隣接する前記後部ウィンドガラス・サッシ11との間に形成される縦方向に細長い溝状のピラー露出面、所謂見切りGP上を被覆するリップ部 24aの外周辺領域に近接して並行するよう細長の増厚部 29aを一体成形して成っている。
前記増厚部 29aは、比較的柔軟なエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体のスポンジ材等から成る偏平な前記見切りシール部 28aと一体的に且つ厚さを増して型成形されるので、前記見切りシール部 28aにおけるリップ部 24bの外周辺に対する曲げ剛性を高める機能を有する。更に、前記増厚部 29aは、前記センタピラー10に対向する裏面に複数本の固定ピン 30aをインサートして一体成形して成るので、前記各固定ピン 30aは頭部を含め全体が前記見切りシール部 28a内に封入され、車内側からその頭部を直接目視できない。
【0024】
以上のように構成される本発明のウェザストリップは、前記各押出成形ウェザストリップ23と型成形ウェザストリップ 23aとの前記接合部Wを二箇所だけで一体化が完成されるので、外観を著しく損なう色差の発生頻度を減少させる。
又、本発明の前記増厚部 29aは、前記センタピラー10に対向する裏面に複数本の固定ピン 30aをインサートして一体成形して成るので、車内側から前記固定ピン 30aの頭部の直接目視が回避され、前記増厚部 29aの設置により外観を損なうことがない。
【0025】
本発明のウェザストリップにおいて、前記見切りシール部 28aにおけるリップ部 24aの外周辺の曲げ剛性を更に高めて前記ドアサッシ8に対する取付け密着性を増強するために、例えば、ナイロン、ポリエステル等のような硬質の合成樹脂板材 29bを芯材として前記複数本の固定ピン 30aと共に前記増厚部 29aにインサートして一体成形するように変更することも可能である。
【0026】
更に、前記型成形ウェザストリップ 28aにおける前記リップ部 24aの外周辺の過剰なコーナ歪みの発生を阻止するために、前記型成形ウェザストリップ 23aは、前記センタピラー10に対向する裏面において前記隅部ウェザストリップ33及び前記見切りシール部 28aにわたり複数本の固定ピン 30aをインサートした略下字状の細長の増厚部 29aを一体成形して成るように変更することも可能である。
【0027】
更に、前記隅部ウェザストリップ33及び前記見切りシール部 28aにわたり一体成形した前記略下字状の細長の増厚部 29aに、例えば、ナイロン、ポリエステル等のよう硬質の合成樹脂板材 29bをインサート成形し、その曲げ剛性を一層高めて前記見切りシール部 28aにおける前記リップ部 24aの外周辺の過剰なコーナ歪みの発生を阻止するように変更することも可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上のように構成される本発明のウェザストリップは、次に記すような新規な効果を奏するものである。
即ち、本発明のウェザストリップは、前記縦状細長の見切りGPをシールするための、前記押出成形ウェザストリップ23と型成形ウェザストリップ 23aを接合して成るウェザストリップであって、前記ドアサッシ8の上方周辺に沿って延在する前記押出成形ウェザストリップ23の後方端部に接合して前記ウェザストリップの隅部を形成する前記型成形ウェザストリップ 23aが、前記センタピラー10の後方外側面に沿って略垂直に延伸する前記見切りシール部 28aと、前記センタピラー10の前方外側面に沿い前記見切りシール部 28aから分岐して斜めに延伸し且つその先端部で別の押出成形ウェザストリップ23と接合する前記隅部ウェザストリップ33から成り、前記押出成形ウェザストリップ23と型成形ウェザストリップ 23aとの前記接合部Wの個数を増加させずに一体化するので、外観を著しく損なう各ウェザストリップ間の色差の発生頻度を減少させることが可能になった。更に、前記増厚部 29aは、前記センタピラー10に対向する裏面に複数本の固定ピン 30aをインサートして一体成形して成るので、車内側から前記固定ピン 30aの頭部の直接目視が回避され、前記増厚部 29aの設置により外観を損なうことが回避可能になった。
【0029】
更に、本発明のウェザストリップは、前記見切りシール部 28aの前記細長の増厚部 29aが、例えば、ナイロン、ポリエステル等のような硬質の合成樹脂板材 29bを芯材として前記固定ピン 30aと共にインサート成形して成るので、前記リップ部 24aの外周辺の曲げ剛性が更に高められ、且つ前記ドアサッシ8に対する取付け密着性も向させることが可能になった。
【0030】
更に、前記型成形ウェザストリップ 23aは、前記センタピラー10に対向する裏面において前記隅部ウェザストリップ33及び前記見切りシール部 28aにわたり複数本の固定ピン 30aをインサートした略下字状の細長の増厚部 29aを一体成形して成るので、前記見切りシール部 28aにおける前記リップ部 24aの外周辺の過剰なコーナ歪みの発生を阻止することが可能になった。
【0031】
更に、前記隅部ウェザストリップ33及び前記見切りシール部 28aにわたり一体成形した前記略下字状の細長の増厚部 29aが、例えば、ナイロン、ポリエステル等のような硬質の合成樹脂板材 29bをインサート成形して成るので、その曲げ剛性が一層高められ、前記見切りシール部 28aにおける前記リップ部 24aの外周辺の過剰なコーナ歪みの発生を阻止することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のウェザストリップを車内側から一部破断して示した斜視図である。
【図2】図2は、図1のA-A 線に沿って切断した断面図である。
【図3】図3は、本発明の別のウェザストリップを車内側から一部破断して示した斜視図である。
【図4】図4は、3ドア乗用車の側面図である。
【図5】図5は、従来のウェザストリップを車外側から一部破断して示した斜視図である。
【図6】図6は、従来の改良されたウェザストリップを車内側から一部破断して示した斜視図である。
【図7】図7は、図6のC-C 線に沿って切断した断面図である。
【符号の説明】
1 3 ドアタイプ乗用車
2 フロントドア
3,13,23 押出成形ウェザストリップ
3a,13a 型成形ウェザストリップ
13b,33 隅部ウェザストリップ
4,14,14b,24,24a リップ部
14a,28a 見切りシール部
5,15,25 中空状躯体部
6,16,26 補助中空部
7,17,27 固定部
8 ドアサッシ
9 ドリップモール
10 センタピラー
11 ウィンドガラスサッシ
18 押出成形見切りシール部
19 偏平部
29a,40 増厚部
30a,41 固定ピン
W 接合部
GP 見切り
Claims (4)
- 自動車(1)のドアサッシ(8)とセンタピラー(10)間に形成される縦状細長の見切り(GP)をシールするための、押出成形ウェザストリップ(23)と型成形ウェザストリップ(23a)を接合して成るウェザストリップであって、前記ドアサッシ(8)の上方周辺に沿って延在する前記押出成形ウェザストリップ(23)の後方端部に接合して前記ウェザストリップの隅部を形成する前記型成形ウェザストリップ(23a)が、前記センタピラー(10)の後方外側面に沿って略垂直に延伸する見切りシール部 (28a)と、前記センタピラー(10)の前方外側面に沿い前記見切りシール部 (28a)から分岐して斜めに延伸し且つその先端部で別の押出成形ウェザストリップ(23)と接合する隅部ウェザストリップ(33) から成り、更に、前記型成形ウェザストリップ( 23a )の前記見切りシール部 (28a) が、前記センタピラー( 10 )に対向する裏面に複数本の固定ピン( 30 a)をインサートした細長の増厚部( 29 a)を一体成形して成ることを特徴とするウェザストリップ。
- 前記見切りシール部 (28a) の前記細長の増厚部( 29 a)が、硬質合成樹脂板( 29 b)をインサート成形して成ることを特徴とする請求項1に記載のウェザストリップ。
- 自動車(1)のドアサッシ(8)とセンタピラー( 10 )間に形成される縦状細長の見切り( GP )をシールするための、押出成形ウェザストリップ( 23 )と型成形ウェザストリップ( 23a )を接合して成るウェザストリップであって、前記ドアサッシ(8)の上方周辺に沿って延在する前記押出成形ウェザストリップ( 23 )の後方端部に接合して前記ウェザストリップの隅部を形成する前記型成形ウェザストリップ( 23a )が、前記センタピラー( 10 )の後方外側面に沿って略垂直に延伸する見切りシール部 (28a) と、前記センタピラー( 10 )の前方外側面に沿い前記見切りシール部 (28a) から分岐して斜めに延伸し且つその先端部で別の押出成形ウェザストリップ( 23 )と接合する隅部ウェザストリップ( 33 ) から成り、更に、前記型成形ウェザストリップ( 23a )が、前記センタピラー( 10 )に対向する裏面に複数本の固定ピン( 30 a)をインサートして略下字状の細長の増厚部( 29 a)を前記隅部ウェザストリップ( 33 ) 及び前記見切りシール部 (28a) にわたり一体成形して成ることを特徴とするウェザストリップ。
- 前記隅部ウェザストリップ( 33 ) 及び前記見切りシール部 (28a) にわたり一体成形した前記細長の増厚部( 29 a)が、硬質合成樹脂板( 29 b)をインサート成形して成ることを特徴とする請求項3に記載のウェザストリップ。
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