JP3049414B2 - 三角形の中芯抜き孔を具えた中空状ウエザーストリップ - Google Patents

三角形の中芯抜き孔を具えた中空状ウエザーストリップ

Info

Publication number
JP3049414B2
JP3049414B2 JP7350777A JP35077795A JP3049414B2 JP 3049414 B2 JP3049414 B2 JP 3049414B2 JP 7350777 A JP7350777 A JP 7350777A JP 35077795 A JP35077795 A JP 35077795A JP 3049414 B2 JP3049414 B2 JP 3049414B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow
hole
weather strip
terminal
terminal portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7350777A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09175181A (ja
Inventor
完二 溜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Kogyo Co Ltd filed Critical Tokai Kogyo Co Ltd
Priority to JP7350777A priority Critical patent/JP3049414B2/ja
Publication of JPH09175181A publication Critical patent/JPH09175181A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3049414B2 publication Critical patent/JP3049414B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアの窓
に取付けられる中空状ウエザーストリップの技術分野に
属する。
【0002】
【従来の技術】ウエザーストリップは、ドアパネル又は
ドアトリムに固着される自動車用部品である。ウエザー
ストリップは、窓ガラス等に弾接させられて、シール効
果を奏するように、図5、図6に示すように、中空状に
形成される。
【0003】中空状ウエザーストリップ20は、一定断
面形状の中間部21を押出成形によって中空状に連続成
形した後に、この長尺状の中間部21を所定寸法に切断
し、その切断された中間部21の両端に、射出成形によ
って中空状の端末部23を接合させる工程を経て製造さ
れる。符号24で示す線は、中間部21と端末部23と
の接合部分である。中間部21の端部には、端末部23
の中空孔22を形成するための中芯31(図7参照)を
抜き取るためのスリット状の抜き孔25が設けられる。
【0004】抜き孔25は、中芯31を具えた金型30
の抜き孔成形部32によって形成される。抜き孔成形部
32の厚み寸法は、中芯31の上下方向寸法より小さく
設定されている。中芯31は、抜き取られるとき、端末
部23の中空孔22から中間部21の中空孔27へ移動
させられて、抜き孔25を押し広げながら抜き取られ
る。このとき、中間部21の上部の一部分が、図5にお
いて仮想線で示すように外方に突出させられる。突出し
た部分26は、完全に元の状態に戻らず、多少突出した
ままになっていることが多い。なお、ウエザーストリッ
プの「上部」とは、ウエザーストリップが車体に取付け
られた状態において、上側になる部分のことをいう。中
空孔の「底」という場合も、同様に、ウエザーストリッ
プが車体に取付けられた状態を基準にしている。
【0005】突出した部分26は、図8に示すように、
中空状ウエザーストリップ20がドアDに取付けられた
とき、ドアDの窓の縁からはみ出し、車の美感を損ね
る。また、中間部21に抜き孔25を形成すると、中間
部21の剛性が低下し、中間部21に窓ガラスが接触し
て上昇するような場合、中間部21が上昇する窓ガラス
に多少引っ張られて、外方に突出させられることがあ
る。この場合においても、突出した部分は、車の美感を
損ねる。
【0006】そこで、このような問題点に対処する方法
として、図9に示すように、中芯を端末部43の内面に
設けられた抜き孔47から抜き取る方法が考えられる。
抜き孔47の上下縁48,49は中間部41の長手方向
と平行になっており、抜き孔47は長方形状になってい
る。なお、ウエザーストリップの「内面」とは、ウエザ
ーストリップが車体に取付けられた状態において、車内
側に位置する面のことである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、中空状ウエ
ザーストリップ40の抜き孔47の上縁48と下縁49
との間隔は広い程、中芯を抜き取り易い。しかし、上縁
と下縁との間隔を広げ過ぎると、端末部の剛性が低下
し、端末部43に窓ガラスが接触して上昇するような場
合、その端末部43が図9において想像線で示すように
変形させられるという問題点を有している。
【0008】逆に、上縁と下縁との間隔を狭めると、中
芯を抜取りにくくなるという、別の問題点が生じる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、端末部の中空
孔を形成させるための中芯の抜き孔を具えた中空状ウエ
ザーストリップにおいて、前記抜き孔は前記端末部の内
面に前記中空状ウエザーストリップの端末に向けて広が
る三角形状に形成されていることを特徴とする中空状ウ
エザーストリップにより、前記の課題を解決した。
【0010】
【作用】本発明の中空状ウエザーストリップは、従来と
同じく、一定断面形状の中間部を押出成形によって中空
状に連続成形した後、この長尺状の中間部を所定寸法に
切断し、その切断された中間部の両端に射出成形によっ
て端末部を接合させる工程を経て製造される。端末部に
は、金型によって、中空孔と抜き孔とが形成される。金
型は、中空孔を成形する中芯と、抜き孔を成形する抜き
孔成形部とを一体に具えている。
【0011】抜き孔は、ウエザーストリップの端末に向
かって広がる三角形状に形成されている。このため、端
末部のアンダーカットがウエザーストリップの端末に近
付くに従って少なくなっており、中芯は、抜き孔から容
易に抜き取られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図4に基いて説明する。本発明の中空状ウエザース
トリップ50(図1参照)は、自動車ドアの窓枠に取付
けられる細長い自動車用部品である。この中空状ウエザ
ーストリップ50は、中間部61と、この両端に接続さ
れた端末部62とで構成され(左端の端末部は省略して
ある。)、内面と反対面には、ドアに対して取付部とな
るリップ52,53,54が一体に具えられている。
【0013】中間部61には、中空孔51が形成されて
いる。端末部62には、中空孔63と中芯抜取り用の抜
き孔55とが互いに連通して形成されている。抜き孔5
5は、中空状ウエザーストリップ50の内面に中空状ウ
エザーストリップ50の端末に向けて広がるほぼ直角三
角形状に形成されている。
【0014】三角形状の抜き孔55の一辺(底辺)は、
長手方向に平行に延びており、中空孔63の底65と面
一になっている。抜き孔55の幅は、図3(A)、
(B)、(C)において、W1、W2、W3で示すよう
に、中空状ウエザーストリップ50の端末に近付くに従
って広くなっている。
【0015】このように、抜き孔55がウエザーストリ
ップの端末に向かって広がる三角形状に形成されている
ことによって、端末部62のアンダーカットがウエザー
ストリップ50の端末に近付くに従って少なくなり、後
述する中芯58は、抜き孔55から容易に抜き取られ
る。
【0016】中空孔63が形成された部分の上部56の
肉厚は、図3(A)、(B)、(C)において、T1、
T2、T3で示すように、中空状ウエザーストリップ5
0の端末に近付くに従って厚くなっている。端末部62
の上部56の肉厚が厚くなっていることによって、抜き
孔55が形成された周囲は補強され、抜き孔55を設け
たことによる剛性の低下が防止される。
【0017】中空状ウエザーストリップ50は、一定断
面形状の中間部61を押出成形によって中空状に連続成
形した後に、この長尺状の中間部61を所定寸法に切断
し、その切断された中間部61の両端に、射出成形によ
って端末部62を接合させる工程を経て製造される。符
号64で示す線は、中間部61と端末部62との接合部
分である。
【0018】端末部62の中空孔63と抜き孔55は、
金型57(図4参照)によって形成される。金型57
は、中空孔63を成形する中芯58と、抜き孔55を成
形する抜き孔成形部59とを具えている。抜き孔の一辺
と中空孔63の底65とを面一にして端末部62におけ
るアンダーカットを少なくしたことによって、中芯58
は、中空孔63の底65に沿って、抜き孔55から容易
に抜き取られる。すなわち、金型57の脱型性が向上す
る。
【0019】
【発明の効果】請求項1の中空状ウエザーストリップ
は、抜き孔が三角形状に形成されていることにより、端
末部のアンダーカットがウエザーストリップの端末に近
付く程少なくなっているため、中芯が抜き取り易く、金
型の離脱性を向上させることができるという効果を奏す
る。
【0020】請求項2の中空状ウエザーストリップのよ
うに、三角形の抜き孔の一辺が中空孔の底と面一である
と、中芯の抜き取り易さ、金型の離脱性を、一層向上さ
せることができる。
【0021】そして、請求項3の中空状ウエザーストリ
ップのように、端末部の上部肉厚を端末に近付くに従っ
て厚くすると、抜き孔が形成された周囲が補強され、抜
き孔を設けたことによる剛性の低下を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の中空状ウエザーストリッ
プの端末部正面図。
【図2】 図1の2−2矢視断面図。
【図3】 (A)は図1のA−A矢視断面図、(B)は
図1のB−B矢視断面図及び(C)は図1のC−C矢視
断面図。
【図4】 金型の斜視図。
【図5】 従来の中空状ウエザーストリップの端末部正
面図。
【図6】 図5の左側面図。
【図7】 中芯の側面図。
【図8】 ドアの窓枠に取付けられた中空状ウエザース
トリップの端末部の横断面図。
【図9】 他の従来の中空状ウエザーストリップの正面
図。
【符号の説明】
50 中空状ウエザーストリップ 55 抜き
孔 56 中空孔が形成された部分の上部 57 中芯 62 端末部 63 中空
孔 65 中空孔の底 T1、T2、T3 端末部の上部の肉厚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/06 B29C 45/26 B60J 5/00 501 B60J 1/17 B60J 10/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末部の中空孔を形成させるための中芯
    の抜き孔を具えた中空状ウエザーストリップにおいて、
    前記抜き孔は前記端末部の内面に前記中空状ウエザース
    トリップの端末に向けて広がる三角形状に形成されてい
    ることを特徴とする、中空状ウエザーストリップ。
  2. 【請求項2】 前記三角形の一辺が前記中空孔の底と面
    一である、請求項1の中空状ウエザーストリップ。
  3. 【請求項3】 前記端末部の上部の肉厚が前記端末に近
    付くに従って厚くなっている、請求項1又は請求項2の
    中空状ウエザーストリップ。
JP7350777A 1995-12-26 1995-12-26 三角形の中芯抜き孔を具えた中空状ウエザーストリップ Expired - Fee Related JP3049414B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7350777A JP3049414B2 (ja) 1995-12-26 1995-12-26 三角形の中芯抜き孔を具えた中空状ウエザーストリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7350777A JP3049414B2 (ja) 1995-12-26 1995-12-26 三角形の中芯抜き孔を具えた中空状ウエザーストリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09175181A JPH09175181A (ja) 1997-07-08
JP3049414B2 true JP3049414B2 (ja) 2000-06-05

Family

ID=18412799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7350777A Expired - Fee Related JP3049414B2 (ja) 1995-12-26 1995-12-26 三角形の中芯抜き孔を具えた中空状ウエザーストリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3049414B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5685341B1 (ja) * 2014-11-04 2015-03-18 瀬川化学工業株式会社 金型装置及び樹脂成形品の製法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09175181A (ja) 1997-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3467896B2 (ja) 自動車用ウエザストリップの製造方法
JP3049414B2 (ja) 三角形の中芯抜き孔を具えた中空状ウエザーストリップ
JP3423787B2 (ja) ウエザーストリップの成形法
JP2621700B2 (ja) 自動車用ウエザストリツプ
JPH0737969Y2 (ja) ウエザーストリップの型成形部構造
JP3057136B2 (ja) 自動車用ウエザーストリップ
JP4964690B2 (ja) ボディフランジ用ウエザーストリップおよび同加工方法
JPH0755165Y2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP3919948B2 (ja) ヒドンサッシ型ウェザストリップ
JP2001301542A (ja) 自動車用ウェザーストリップ
JP3222679B2 (ja) サッシュレスドア型車のウエザーストリップ
JP3767017B2 (ja) 自動車用ウェザーストリップ
JP3201857B2 (ja) サッシュレスドア型車のウエザーストリップ取付構造
JP4024693B2 (ja) 自動車用ウエザーストリップ
JP2769724B2 (ja) オープニングシールのコーナー成形方法
JP3279683B2 (ja) 車両用ウインドウモールディング
JP2674363B2 (ja) ウエザーストリップの型接続部の成形方法
JPS62125934A (ja) オ−プニングトリムウエザストリツプおよびその製造方法
JPH07115589B2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
JPH0310530B2 (ja)
JP3393062B2 (ja) 自動車のカウルトップシール取付構造
JP3197516B2 (ja) 長尺状装飾部材の製造方法及び製造装置
JP3125123B2 (ja) ウエザーストリップの型成形方法
JPH0986175A (ja) ウエザーストリップの接続構造
JP2004168121A (ja) 自動車用ウエザストリップ及びその取付け構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080331

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees