JP4964690B2 - ボディフランジ用ウエザーストリップおよび同加工方法 - Google Patents

ボディフランジ用ウエザーストリップおよび同加工方法 Download PDF

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本発明は、自動車のボディに形成したフランジに取付けられるウエザーストリップおよびその加工方法に関するものである。
図1乃至図4を参照して説明する。自動車のボディに形成したフランジFに取付けられ、ドアパネルやトランクリッドなどに弾接してシールするウエザーストリップ10の取付基部2には、通常、フランジFに対する組付き力を高めるために芯材4が埋設されている。この取付基部2は、通常、底壁部2aの左右両端部から側壁部2bを立設した断面略U字状を成している。また、側壁部2bの内面にはフランジFをグリップするための爪2cが形成されている。
こうしたウエザーストリップ10には、コーナー部を型成形部で形成したものの他に、全体を押出成形部Eで形成した後、所定長さにカットし、その両端部を型成形部によって接続したものがある。
このうち、例えば、多数のU字状部5を連結部6で連結した、いわゆるフィッシュボーンタイプの金属製芯材4を埋設し、その連結部6を切断したものには伸縮性があるため、型成形部を10mm以下(例えば5mm)のもの(肉薄成型部と記す)とすることができる。このものは、肉薄成型部の伸縮性は乏しいものの、押出成形部Eに伸縮性があるため、ボディフランジFのバラツキに対応することができる。
これに対し、例えば、連結部6を切断できない樹脂製の芯材4を埋設したウエザーストリップは、伸縮性がないために、型成形部を40mm程度のもの(肉厚成型部11と記す)とする必要がある(図2参照)。このものは、肉厚成型部11には芯材4が埋設されておらず、また、充分な長さ(肉厚)を有しているため伸縮性があり、この部分の伸縮によってフランジFのバラツキに対応することができる。
なお、芯材を埋設したウエザーストリップに伸縮性を与える技術は、これまでに創案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平8−142773号公報 特開平8−2344号公報
しかし、型成形部を40mm程度の肉厚成型部11とすると、伸縮性を確保してフランジFのバラツキに対応することができるものの、それだけ多くの型成形材料を必要とするため、経済性の点から好ましくない。更に型成形部は、フランジFをグリップするための爪の形成が困難なため、グリップ力が劣り、シール性に劣る。
こうした点を考慮して、図3および図4で示すように、樹脂製の芯材4を埋設した取付基部2の底壁部2aを、芯材4の連結部6と共に切断し、ウエザーストリップ10に伸縮性を持たせることが考えられる(符号Lは、切断ラインを示す)。こうすることによって、型成形部の長さ方向の肉厚を10mm以下の肉薄成型部7とすることが可能である。
しかし、芯材4の連結部6を切断するためには、例えば、多数のU字状部5を連結部6で連結したフィッシュボーンタイプの芯材4の場合、切断刃物をU字状部5の間に案内する必要があるため、精度の高い加工が要求される。従って、きわめて面倒な作業となる。
なお、特許文献1に記載のウエザーストリップは、金属製の芯材を繰り返し折り曲げて切断するものであるため、樹脂製の芯材に対応することができない。また、特許文献2に記載のウエザーストリップは、連結部に孔部を形成するため、その孔部から雑音が侵入あるいは漏出してしまうといった防音性の問題がある。また、連結部に防音や防水のための低比重スポンジ材を設ける場合には、孔部に位置する低比重スポンジ材が除去されてしまい、防音性および防水性が低下してしまうといった問題がある。
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、自動車のボディフランジに取付けられ、芯材を埋設したウエザーストリップにおいて、型成形材料の使用を軽減することができ、加工が容易で、樹脂製の芯材にも対応でき、さらに、防音性や防水性を低下させることのない製品およびその加工方法を提供することを課題とする。
図1および図5乃至図7を参照して説明する。請求項1に記載のボディフランジ用ウエザーストリップ1は、自動車のボディに形成したボディフランジFに取付けられ、底壁部2aの左右両端部から側壁部2bを立設した断面略U字状の取付基部2と、前記一方の側壁部2bに一体成形されたシール部3とを備え、芯材4を埋設した押出成形部Eの端部同士を、芯材4を埋設しない型成形部で接続した無端状のウエザーストリップであって、前記型成形部の長手方向の肉厚を、10mm以下である肉薄成型部7とし、前記押出成形部Eで形成した取付基部2の底壁部2aに、該底壁部2aを任意の箇所で斜めに切断して、前記取付基部2に埋設している芯材4を分離または部分的に分離したクロスカットライン8を有することを特徴とするものである。
なお、「部分的に分離」とは、クロスカットライン8において、図6の断面図にクロスカットラインの深さDで示すように、芯材4が完全に分離しておらず、部分的に繋がっている状態を意味する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、芯材4が、合成樹脂製であることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、クロスカットライン8が、肉薄成型部7の両側に、それぞれ複数本ずつ形成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載のボディフランジ用ウエザーストリップ1は、自動車のボディに形成したボディフランジFに取付けられ、底壁部2aの左右両端部から側壁部2bを立設した断面略U字状の取付基部2と、前記一方の側壁部2bに一体成形されたシール部3とを備え、多数のU字状部5を連結部6で連結して形成した芯材4を埋設した押出成形部Eの端部同士を、芯材4を埋設しない型成形部で接続した無端状のウエザーストリップであり、前記型成形部の長手方向の肉厚を、10mm以下である肉薄成型部7とし、前記押出成形部Eで形成した取付基部2の底壁部2aに、当該底壁部2aを任意の箇所で斜めに切断して、前記取付基部2に埋設している芯材4を、その連結部6とU字状部5を連続的に切断して分離または部分的に分離したクロスカットライン8を有してなるものである。
そして、前記芯材4が合成樹脂製で、前記肉薄成型部7を除く全ての部分が、前記芯材4を埋設した押出成形部Eで形成され、前記クロスカットライン8が、前記肉薄成型部7の両側に、それぞれ2〜3本ずつ形成されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載のボディフランジ用ウエザーストリップの加工方法は、自動車のボディに形成したボディフランジFに取付けられ、底壁部2aの左右両端部から側壁部2bを立設した断面略U字状の取付基部2と、前記一方の側壁部2bに一体成形されたシール部3とを備え、芯材4を埋設した押出成形部Eの端部同士を、芯材4を埋設しない型成形部であり、長手方向の肉厚が10mm以下である肉薄成型部7で接続し無端状のウエザーストリップ1を加工する方法であり、前記押出成形部Eで形成した取付基部2の底壁部2aを、任意の箇所で斜めに切断して、前記取付基部2に埋設している芯材4を分離または部分的に分離することを特徴とするものである。
請求項1に記載のボディフランジ用ウエザーストリップ1は、型成形部の長手方向の肉厚を、10mm以下(例えば5mm)である肉薄成型部7としたので、従来の40mm程度の肉厚成型部を有するものと比較して、型成形材料の使用を大幅に軽減することができる。また、グリップ力に劣りシール性に劣る型成形部の設定部位が短いため、ウェザーストリップとしての機能性に優れる。なお、この肉薄成形部の形成は、取付基部2の底壁部2aを切断して、そこに埋設されている芯材4を分離または部分的に分離することによって可能としている。
また、押出成形部Eで形成した取付基部2の底壁部2aを、任意の箇所で斜めに切断してクロスカットライン8を形成し、その取付基部2に埋設している芯材4を分離または部分的に分離したので、切断加工を容易なものとすることができる。
すなわち、底壁部2aを斜めに切断するということは、芯材4の連結部6のみでなくU字状部5も連続的に切断することであり、従って、従来の連結部6のみを切断する場合のように、切断刃物をU字状部5の間の連結部6に案内する必要がない。その結果、高い精度が要求されず、切断作業が容易となる。
また、取付基部2の底壁部2aを切断して芯材4を分離または部分的に分離するので、折り曲げて切断することのできない合成樹脂製の芯材4を使用することが可能である。また、従来技術のように孔部を設ける必要がないので、防音性や防水性にも優れる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明と同様の効果を発揮する。また、芯材4を合成樹脂製としているので、ウエザーストリップ1の軽量化を図ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明と同様の効果を発揮する。また、クロスカットライン8が、肉薄成型部7の両側に、それぞれ複数本ずつ形成されているので、例えば、ウエザーストリップ1をフランジFのバラツキに合わせて伸張しても、肉薄成型部7に引き裂き等の弊害が発生しない。
すなわち、肉薄成型部7を除く部分を押出成形部Eで形成したウエザーストリップ1においては、伸張した際の引張力が、接続部分である肉薄成型部7に最も作用し易く、引き裂き等が発生し易い。この肉薄成型部7の両側にクロスカットライン8を複数本形成することによって(すなわち、肉薄成型部7の両側部分の芯材4を分離または部分的にすることによって)、そうした引張力が肉薄成型部7に作用するのを防止することができ、引き裂き等の弊害の発生を防止することができる。
このことは、肉薄成型部7をコーナー部の近傍に設ける場合に、より効果的である。肉薄成型部7をコーナー部の近傍に設けた場合には、コーナー部における引張力が肉薄成型部7を鋭角に引っ張るように作用するため、引き裂き等の弊害が、より発生し易いからである。こうしたことから、肉薄成型部7の両側にクロスカットライン8を形成することによって、肉薄成型部7をコーナー部の近傍に設けても、引き裂き等の弊害を確実に防止することができる。
なお、クロスカットライン8は複数本、形成されているので、例えば、芯材4が完全に分離されていない場合でも、ウエザーストリップ1に充分な伸縮性を与えることができる。
請求項4に記載のボディフランジ用ウエザーストリップ1は、請求項1乃至3に記載の発明と同様の効果を発揮する。また、芯材4を、水平壁5aの両端部から垂直壁5bを立設して形成した多数のU字状部5の前記水平壁5aを連結部6で連結して形成し、底壁部2aを斜めに切断することによって、その連結部6とU字状部5の水平壁5aを連続的に切断して芯材4を分離または部分的に分離するので、当該芯材4を容易に分離することができる。
すなわち、芯材4を、U字状部5の垂直壁5bをも切断して分離することとすると、切断刃物をウエザーストリップ1に深く侵入させる必要があるためウエザーストリップ1自体をほぼ切断状態にしてしまい、好ましくない。連結部6と水平壁5aのみを切断することによって、こうした事態を阻止することができる。
請求項5に記載のボディフランジ用ウエザーストリップの加工方法は、押出成形部Eで形成した取付基部2の底壁部2aを、任意の箇所で斜めに切断して、その取付基部2に埋設している芯材4を分離または部分的に分離するので、当該芯材4を、高い精度を要することなく容易に切断することができる。これにより、型成形部の長手方向の肉厚を、10mm以下である肉薄成型部7とすることができ、型成形材料の使用を大幅に軽減することができる。
本発明に係るボディフランジ用ウエザーストリップ1の実施形態を、図1および図5乃至図7に示す。このウエザーストリップ1は、本願発明に係る加工方法によって形成したものである。
このウエザーストリップ1は、自動車ボディのドア開口周縁部に突設したボディフランジFに取付けられ、ドアパネルに弾接してその間をシールするもので、底壁部2aの左右両端部から側壁部2bを立設した断面略U字状の取付基部2と、一方の側壁部2bに一体成形された中空状のシール部3とを備える。また、水平壁5aの両端部から垂直壁5bを立設して形成した多数のU字状部5の水平壁5aを、連結部6で連結して形成した芯材4を埋設した押出成形部Eの端部同士を、芯材4を埋設しない型成形部で接続した無端状である。
そして、型成形部の長手方向の肉厚を、10mm以下である肉薄成型部7としている。また、押出成形部Eで形成した取付基部2の底壁部2aにクロスカットライン8を有する。このクロスカットライン8は、底壁部2aを、その肉薄成型部7の両側でそれぞれ斜めに切断して、取付基部2に埋設している芯材4を、その連結部6とU字状部5の水平壁5aを連続的に切断して分離したことによって形成されたものである。なお、クロスカットライン8の形成箇所や傾斜角度によっては、垂直壁5bの連結部6側を部分的に切断することになる(図6の断面図で示すクロスカットラインの深さD参照)。
なお、本実施形態では、クロスカットライン8を、肉薄成型部7の両側にそれぞれ2〜3本形成している。また、本実施形態における芯材4は合成樹脂製である。さらに、このウエザーストリップ1は、肉薄成型部7を除く全ての部分を、芯材4を埋設した押出成形部Eで形成している。
本実施形態に係るボディフランジ用ウエザーストリップ1は、型成形部の長手方向の肉厚を、10mm以下である肉薄成型部7としているので、型成形材料の使用を大幅に軽減することができる。なお、この肉薄成形部は、取付基部2の底壁部2aを切断して、そこに埋設されている芯材4を分離したことによって可能となっている。
また、押出成形部Eで形成した取付基部2の底壁部2aを、任意の箇所で斜めに切断してクロスカットライン8を形成し、その取付基部2に埋設している芯材4を分離しているので、切断加工に高い精度を要しない。従って、切断加工を容易なものとすることができる。
なお、芯材4を、水平壁5aの両端部から垂直壁5bを立設して形成した多数のU字状部5の水平壁5aを連結部6で連結して形成し、底壁部2aを斜めに切断することによって、その連結部6とU字状部5の水平壁5aを連続的に切断して芯材4を分離しているので、芯材4を容易に分離することができる。
また、クロスカットライン8は孔部とは異なり、間隙が極めて細いので、防音性や防水性を損なうこともない。なお、このクロスカットライン8を接着剤等で塞ぐことによって、防音性と防水性を高めることができる。
また、本実施形態では、埋設する芯材4を合成樹脂製としているので、ウエザーストリップ1の軽量化を図ることができる。また、肉薄成型部7を除く全ての部分を、芯材4を埋設した押出成形部Eで形成しているので、型成形部を必要とせず、よって、成形が容易である。
さらに、クロスカットライン8を、肉薄成型部7の両側に、それぞれ2〜3本づつ形成しているので、ウエザーストリップ1をフランジFのバラツキに合わせて伸張しても、最も引き裂かれやすい部分である肉薄成型部7に、引き裂き等の弊害が発生しない。
なお、上記実施形態に係るウエザーストリップ1は、ドア開口周縁部に設けたフランジFに取付けられ、ドアパネルとの間をシールするものであるが、本発明はこれに限定されず、例えば、トランクルーム開口周縁部に形成されたフランジFに取付けられ、トランクリッドとの間をシールするウエザーストリップ1にも適用することができる。
また、本実施形態における芯材4は、水平壁5aの中央部に一本の連結部6を設けたいわゆるフィッシュボーンタイプであるが、これに代えて、例えば、二本の連結部6を設けた井桁タイプ(はしごタイプ)のものを使用することもできる。
さらに図6・図7の実施形態では、取付基部2の連結部の切断は、断面U字状の芯材4の連結部側から刃を挿入していたが、これに限定されず刃を芯材4の開口部側から(図6の右図では右側から、図7の右図でも右側から)挿入してもよい。この場合、刃の切込み深さを調整することで、外観面に傷の無い製品を得ることができる。なお、刃を開口部側から挿入する場合には、グリップの爪2cはカットしないように行うものである。
また、本実施形態では、クロスカットライン8を、肉薄成型部7の両側にそれぞれ2〜3本形成しているが、その数や形成箇所は限定されない。また、本実施形態における芯材4は合成樹脂製であるが、金属製とすることもできる。さらに、このウエザーストリップ1は、肉薄成型部7を除く全ての部分を、芯材4を埋設した押出成形部Eで形成しているが、コーナー部を型成形部とすることもできる。
ボディフランジ用ウエザーストリップを取付けた自動車を示す側面図である。 従来例に係るウエザーストリップを示す側面図である。 図2に示すウエザーストリップの切断箇所を示す要部斜視図である。 図2に示すウエザーストリップの芯材の切断箇所を示す要部正面図である。 本発明に係るウエザーストリップの実施形態を示す側面図である。 図5に示すウエザーストリップの切断箇所を示す正面図(左)と、その断面図(右)である。 図5に示すウエザーストリップの芯材の切断箇所を示す要部正面図と、その部分断面側面図である。
符号の説明
1 ボディフランジ用ウエザーストリップ
2 取付基部
2a 底壁部
2b 側壁部
2c 爪
3 シール部
4 芯材
5 U字状部
5a 水平壁
5b 垂直壁
6 連結部
7 肉薄成型部
8 クロスカットライン
10 ボディフランジ用ウエザーストリップ
11 肉厚成型部
D クロスカットラインの深さ
E 押出成形部
F ボディフランジ
L 切断ライン

Claims (5)

  1. 自動車のボディに形成したボディフランジに取付けられ,底壁部の左右両端部から側壁部を立設した断面略U字状の取付基部と,前記一方の側壁部に一体成形されたシール部とを備え,芯材を埋設した押出成形部の端部同士を,芯材を埋設しない型成形部で接続した無端状のウエザーストリップであって、前記型成形部の長手方向の肉厚を,10mm以下である肉薄成型部とし、前記押出成形部で形成した取付基部の底壁部に,該底壁部を任意の箇所で斜めに切断して,前記取付基部に埋設している芯材を分離または部分的に分離したクロスカットラインを有することを特徴とするボディフランジ用ウエザーストリップ。
  2. 前記芯材が,合成樹脂製であることを特徴とする請求項1に記載のボディフランジ用ウエザーストリップ。
  3. 前記クロスカットラインが,前記肉薄成型部の両側に,それぞれ複数本ずつ形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のボディフランジ用ウエザーストリップ。
  4. 自動車のボディに形成したボディフランジに取付けられ,底壁部の左右両端部から側壁部を立設した断面略U字状の取付基部と,前記一方の側壁部に一体成形されたシール部とを備え,水平壁の両端部から垂直壁を立設して形成した多数のU字状部の前記水平壁を連結部で連結して形成した芯材を埋設した押出成形部の端部同士を,芯材を埋設しない型成形部で接続した無端状のウエザーストリップであって、前記型成形部の長手方向の肉厚を,10mm以下である肉薄成型部とし、前記押出成形部で形成した取付基部の底壁部に,該底壁部を任意の箇所で斜めに切断して,前記取付基部に埋設している芯材を,その連結部とU字状部の水平壁を連続的に切断して分離または部分的に分離したクロスカットラインを有してなり、前記芯材が合成樹脂製で、前記肉薄成型部を除く全ての部分が,前記芯材を埋設した押出成形部で形成され、前記クロスカットラインが,前記肉薄成型部の両側に,それぞれ2〜3本ずつ形成されていることを特徴とするボディフランジ用ウエザーストリップ。
  5. 自動車のボディに形成したボディフランジに取付けられ,底壁部の左右両端部から側壁部を立設した断面略U字状の取付基部と,前記一方の側壁部に一体成形されたシール部とを備え,芯材を埋設した押出成形部の端部同士を,芯材を埋設しない型成形部であり,長手方向の肉厚が10mm以下である肉薄成型部で接続し無端状のウエザーストリップを加工する方法であって、前記押出成形部で形成した取付基部の底壁部を,任意の箇所で斜めに切断して,前記取付基部に埋設している芯材を分離または部分的に分離することを特徴とするボディフランジ用ウエザーストリップの加工方法。
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