JP2003019929A - トリム製品とその製造方法 - Google Patents

トリム製品とその製造方法

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JP2003019929A
JP2003019929A JP2001206657A JP2001206657A JP2003019929A JP 2003019929 A JP2003019929 A JP 2003019929A JP 2001206657 A JP2001206657 A JP 2001206657A JP 2001206657 A JP2001206657 A JP 2001206657A JP 2003019929 A JP2003019929 A JP 2003019929A
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Chihiro Hayashi
千博 林
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Tokai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トリム製品の突合せ接合部に対する亀裂、ひ
び割れ等の発生を防止することができるトリム製品とそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 弾性体よりなる長尺の成形品本体20
と、剛性を有する芯材30とを有する長尺のトリム成形
品11の端末部12が相互に突き合わされて接合された
突合せ接合部13を有する。芯材30は、成形品本体2
0の長手方向に沿って同一形状の骨部31と連結部35
とを交互に有するとともに、これら骨部31と連結部3
5とで1ピッチの長さをなす。突合せ接合部13とその
近傍を含む接合近傍部分において、芯材30が、その連
結部35を境として除去され、これによって芯材30が
存在しない接合近傍部分の長さが芯材30の1ピッチ以
上4ピッチ以下の長さ寸法に設定される。芯材30が存
在しない接合近傍部分が、芯材30が存在する他の部分
よりも実質的に伸縮が大きく許容されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として車両の
サンルーフトリム、ドアオープニングトリム等として用
いられるトリム製品とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サンルーフトリム、ドアオープニ
ングトリム等として用いられるトリム製品は、まず、合
成樹脂、ゴム等の弾性体よりなる長尺の成形品本体を押
出成形する際に、その成形品本体の長手方向に沿って、
骨部と連結部とを所定ピッチで交互に有する剛性の芯材
を埋設して長尺のトリム成形品を形成する。次に、所定
長さに切断して長尺のトリム成形品の相対する端末部を
相互に突き合わせて接合することで、突合せ接合部を有
するトリム製品を製造することが知られている。また、
前記したトリム製品の突合せ接合部の結合強度を高める
ために、例えば、特開平11−189108号公報に開
示されたものが知られている。これにおいては、長尺ト
リム成形品の端末部において芯材を除去し、これによっ
て形成された空洞部に接着剤を詰める。この状態におい
て、相対する端末部を加熱溶融させ、突き合わせて押し
付け加熱溶着することによって、突合せ接合部を形成
し、トリム製品を製造するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来のトリム製品において、その相対する端末部の突合せ
接合部においては、相互の芯材の端末部同士が僅かな間
隔をもって接近して存在することとなる。このため、突
合せ接合部の芯材が存在しない僅かな長さの部分が、芯
材が存在する他の部分と比べ強度(剛性)が低下する。
このようなことから、トリム製品を他の部材に取り付け
る際に、軸線の曲げ力などの外力が作用すると、トリム
製品の突合せ接合部に応力が集中的に作用し、当該突合
せ接合部において、亀裂、ひび割れ等が発生する、とい
う問題点があった。
【0004】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、トリム製品の突合せ接合部に対する亀裂、ひび割れ
等の発生を防止することができるトリム製品とその製造
方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明に係るトリム製品は、請求項1に記載の
とおりの構成を要旨とする。すなわち、このトリム製品
は、合成樹脂、ゴム等の弾性体よりなる長尺の成形品本
体と、その成形品本体の長手方向に沿って埋設された剛
性を有する芯材と、を有する長尺のトリム成形品の相対
する端末部が相互に突き合わされて接合された突合せ接
合部を有し、取付部に装着される。また、前記芯材は、
前記成形品本体の長手方向に沿って同一形状の骨部と連
結部とを交互に有するとともに、これら骨部と連結部と
で1ピッチの長さをなしている。前記トリム製品の突合
せ接合部とその近傍を含む接合近傍部分において、前記
芯材が、その連結部を境として除去され、これによって
芯材が存在しない接合近傍部分の長さが前記芯材の1ピ
ッチ以上4ピッチ以下の長さ寸法に設定されている。そ
して、前記芯材が存在しない接合近傍部分が、前記芯材
が存在する他の部分よりも実質的に伸縮が大きく許容さ
れている。このようにして、トリム製品の突合せ接合部
とその近傍を含む接合近傍部分において、芯材の1ピッ
チ以上4ピッチ以下の長さ寸法だけ芯材が存在しない接
合近傍部分を構成し、その接合近傍部分を、芯材が存在
する他の部分よりも実質的に伸縮を大きく許容すること
ができる。このため、トリム製品の運搬取り扱い時、取
付部に対する取付時等において、トリム製品に外力が作
用した場合、トリム製品の突合せ接合部とその近傍を含
む接合近傍部分の長さ、すなわち、芯材の1ピッチ以上
4ピッチ以下の長さに対応する接合近傍部分において、
芯材が存在する他の部分よりも伸びが許容され、曲げ変
形や伸縮することで応力集中の発生を緩和することがで
きる。このため、従来と異なり、突合せ接合部に局部的
に応力が集中的に発生することがなく、当該突合せ接合
部に亀裂、ひび割れ等が発生する不具合を防止すること
ができる。また、取付部の寸法に対しトリム製品を装着
する時、あるいは装着状態において、その取付部に若干
のバラツキがあったとしても、そのバラツキをトリム製
品の突合せ接合部とその近傍を含む接合近傍部分の伸縮
によって吸収することができ、常に良好な状態でトリム
製品を装着することが可能となる。
【0006】また、第2の発明に係るトリム製品は、請
求項2に記載のとおりの構成を要旨とするもので、取付
部に装着された状態において、突合せ接合部は、取付部
のコーナー部分、屈曲部分等の軸線が非直線状をなす相
当部分に存在している。したがって、トリム製品のコー
ナー部分、屈曲部分等の非直線状をなす部分に突合せ接
合部を存在させ、その突合せ接合部とその近傍を含む接
合近傍部分に芯材の1ピッチ以上4ピッチ以下の長さ寸
法だけ芯材が存在しない接合近傍部分を構成して、芯材
が存在する他の部分よりも実質的に伸縮を大きく許容す
ることができる。このため、トリム製品のコーナー部
分、屈曲部分等の非直線状をなす部分に存在する突合せ
接合部とその近傍を含む接合近傍部分の伸縮によって、
当該突合せ接合部に亀裂、ひび割れ等が発生する不具合
を防止することができるとともに、取付部のバラツキを
吸収することができ、常に良好な状態でトリム製品を装
着することが可能となる。
【0007】第3の発明に係るトリム製品は、請求項3
に記載のとおりの構成を要旨とするもので、1つの長尺
トリム成形品の両端末部が相互に突き合わされて接合さ
れ、所要とする取付部に装着された状態にあるときに、
軸線が直線状をなす部分に対し突合せ接合部が存在する
ように、環状に形成されている。したがって、1つの長
尺トリム成形品の両端末部を接合することで環状のトリ
ム製品を容易に構成することができる。そして、トリム
製品の直線状をなす部分に対し突合せ接合部を存在さ
せ、その突合せ接合部とその近傍を含む接合近傍部分に
芯材の1ピッチ以上4ピッチ以下の長さ寸法だけ芯材が
存在しない接合近傍部分を構成して、芯材が存在する他
の部分よりも実質的に伸縮を大きく許容することができ
る。このため、トリム製品の直線状をなす部分に存在す
る突合せ接合部とその近傍を含む接合近傍部分の伸縮に
よって、当該突合せ接合部に亀裂、ひび割れ等が発生す
る不具合を防止することができるとともに、取付部のバ
ラツキを吸収することができ、常に良好な状態でトリム
製品を装着することが可能となる。このような構造をも
つトリム製品は、例えば、略四角環状をなすサンルーフ
トリム製品に適する。
【0008】第4の発明に係るトリム製品は、請求項4
に記載のとおりの構成を要旨とするものである。すなわ
ち、トリム製品の主体部をなす長尺の成形品本体が熱可
塑性合成樹脂よりなり、長尺の成形品本体の端末突合せ
部が熱溶着されることで突合せ接合部を形成することが
できる。このため、専用の接着剤、接合部材等を一切を
用いることなく容易にかつ強固に接合した突合せ接合部
を形成することができる。
【0009】第5の発明に係るトリム製品は、請求項5
に記載のとおりの構成を要旨とするものである。すなわ
ち、トリム製品の主体部をなす長尺の成形品本体がゴム
より形成され、長尺の成形品本体の端末突合せ部がゴム
シートを介して加硫接着されることで突合せ接合部を形
成することができる。このため、加硫接着によって強固
に接合した突合せ接合部を形成することができる。
【0010】第6の発明に係るトリム製品は、請求項6
に記載のとおりの構成を要旨とするもので、成形品本体
の外表面には、他の部材と接する部分において滑り性に
富むシート材が貼り付けられている。したがって、成形
品本体の外表面に貼り付けられている滑り性に富むシー
ト材に接して他の部材を軽快に摺動させることができ
る。
【0011】第7の発明に係るトリム製品は、請求項7
に記載のとおりの構成を要旨とするするのもで、突合せ
接合部の一方の端末部と他方の端末部において、芯材が
ぞれぞれ除去された芯材除去部分を有している。したが
って、突合せ接合部を境としてその両側に芯材が存在し
ない接合近傍部分を構成することができる。このため、
突合せ接合部とその両側近傍を含む接合近傍部分の伸縮
によって、当該突合せ接合部に亀裂、ひび割れ等が発生
する不具合をより一層確実に防止することができる。
【0012】第8の発明に係るトリム製品の製造方法
は、請求項8に記載のとおりの構成を要旨とする。すな
わち、このトリム製品の製造方法は、熱可塑性合成樹脂
の弾性体よりなる長尺の成形品本体と、その成形品本体
の長手方向に沿って埋設された剛性を有する芯材と、を
有する長尺のトリム成形品の相対する端末部が相互に突
き合わされて接合された突合せ接合部を有するトリム製
品を製造する方法であって、前記芯材は、前記成形品本
体の長手方向に沿って同一形状の骨部と連結部とを交互
に有するとともに、これら骨部と連結部とで1ピッチの
長さをなす。前記トリム成形品の相対する端末部におい
て、前記芯材と前記成形品本体の内側部とのうちの少な
くとも芯材をその連結部を境として除去する。これによ
って前記相対する端末部の芯材が存在しない部分の合計
の長さ寸法を、芯材の2ピッチ以上5ピッチ以下の長さ
寸法に設定する。その後、前記トリム成形品の相対する
端末部を相互に突き合わせながら押し付け、熱溶着する
ことによって、突合せ接合部を形成する。前記突合せ接
合部とその近傍を含む接合近傍部分において、1ピッチ
以上4ピッチ以下の長さ寸法だけ芯材が存在しない接合
近傍部分を構成し、その接合近傍部分が、前記芯材が存
在する他の部分よりも実質的に伸縮が大きく許容されて
いるトリム製品を製造する。したがって、このトリム製
品の製造方法によれば、請求項4に記載のトリム製品を
容易に製造することができる。
【0013】第9の発明に係るトリム製品の製造方法
は、請求項9に記載のとおりの構成を要旨とする。すな
わち、このトリム製品の製造方法は、ゴムの弾性体より
なる長尺の成形品本体と、その成形品本体の長手方向に
沿って埋設された剛性を有する芯材と、を有する長尺の
トリム成形品の相対する端末部が相互に突き合わされて
接合された突合せ接合部を有するトリム製品を製造する
方法であって、前記芯材は、前記成形品本体の長手方向
に沿って同一形状の骨部と連結部とを交互に有するとと
もに、これら骨部と連結部とで1ピッチの長さをなす。
前記トリム成形品の相対する端末部において、前記芯材
と前記成形品本体の内側部とのうちの少なくとも芯材を
その連結部を境として除去する。これによって前記相対
する端末部の芯材が存在しない部分の合計の長さ寸法
を、芯材の1ピッチ以上4ピッチ以下の長さ寸法に設定
する。その後、前記トリム成形品の相対する端末部の間
に未加硫のゴムシートを挟んで押しつけ、加硫接着する
ことによって、突合せ接合部を形成する。前記突合せ接
合部とその近傍を含む接合近傍部分において、1ピッチ
以上4ピッチ以下の長さ寸法だけ芯材が存在しない接合
近傍部分を構成し、その接合近傍部分が、前記芯材が存
在する他の部分よりも実質的に伸縮が大きく許容されて
いるトリム製品を製造する。したがって、このトリム製
品の製造方法によれば、請求項5に記載のトリム製品を
容易に製造することができる。
【0014】第10の発明に係るトリム製品の製造方法
は、請求項10に記載のとおりの構成を要旨とするもの
ある。したがって、芯材の連結部に形成した切り欠き
部、切り込み溝等の切離用の脆弱部によって、芯材の連
結部を容易に切り離すことができるため、長尺のトリム
成形品の相対する端末部において、芯材をその連結部に
おいて切り離し除去する工程が容易化する。
【0015】第11の発明に係る長尺のトリム成形品
は、請求項11に記載のとおりの構成を要旨とする。す
なわち、この長尺のトリム成形品は、熱可塑性合成樹脂
の弾性体よりなる長尺の成形品本体と、前記成形品本体
に埋設されかつ同成形品本体の長手方向に沿って同一形
状の骨部と連結部とを交互に有するとともに、これら骨
部と連結部とで1ピッチの長さをなす剛性の芯材と、を
備える。長手方向の両端末部において、前記芯材がその
連結部を境としてそれぞれ除去される。前記両端末部の
芯材が存在しない部分の合計の長さ寸法は、芯材の2ピ
ッチ以上5ピッチ以下の長さ寸法に設定されている。し
たがって、この長尺のトリム成形品を用いて請求項4に
記載のトリム製品を容易に構成することができる。
【0016】第12の発明に係る長尺のトリム成形品
は、請求項12に記載のとおりの構成を要旨とする。す
なわち、この長尺のトリム成形品は、ゴムの弾性体より
なる長尺の成形品本体と、前記成形品本体に埋設されか
つ同成形品本体の長手方向に沿って同一形状の骨部と連
結部とを交互に有するとともに、これら骨部と連結部と
で1ピッチの長さをなす剛性の芯材と、を備える。長手
方向の両端末部において、前記芯材がその連結部を境と
してそれぞれ除去される。前記両端末部の芯材が存在し
ない部分の合計の長さ寸法は、芯材の1ピッチ以上4ピ
ッチ以下の長さ寸法に設定されている。したがって、こ
の長尺のトリム成形品を用いて請求項5に記載のトリム
製品を容易に構成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)この発明の実施
の形態1を図1〜図15にしたがって説明する。この実
施の形態1においては、トリム製品がサンルーフトリム
製品として用いられ、そのトリム製品を構成する長尺ト
リム成形品の成形品本体が熱可塑性合成樹脂の押出成形
によって形成される場合を例示する。サンルーフトリム
製品としてのトリム製品がルーフパネルの開口窓に装着
された状態を示す図4、トリム製品の全体を平面で表し
た図5、トリム製品の突合せ接合部を拡大して表した図
1及び図1のIIーII線に基づく断面で表した図2に
おいて、サンルーフトリム製品としてのトリム製品10
は、車両ボディのルーフパネル2の開口窓周縁のフラン
ジ部5を取付部として装着される。すなわち、1つの長
尺のトリム成形品11の相対する端末部12(長手方向
両端部)が相互に突き合わされて熱溶着されることで、
突合せ接合部13が形成され、これによって、環状をな
すトリム製品10が構成されている。また、トリム製品
10の突合せ接合部13は、取付部としての開口窓周縁
のフランジ部5に装着された状態にあるときに、直線状
をなす部分に対し突合せ接合部13が存在するように設
けられている。
【0018】図6〜図8に示すように、長尺のトリム成
形品11は、塩化ビニル系、オレフィン系等の熱可塑性
合成樹脂の押出成形によって形成された弾性体よりなる
長尺の成形品本体20と、その長尺の成形品本体20の
押出成形の際に、長尺の成形品本体20の長手方向に沿
って埋設(インサート)された剛性を有する芯材30と
を備えている。長尺の成形品本体20は、基体部22
と、シール部27とを一体に備え、その基体部22は、
頂部と両側壁部とを有して横断面略U字状に形成されて
いる。基体部22の内側にはルーフパネル2のフランジ
部5が差し込まれる差込溝25が形成され、その差込溝
25の対向壁面には、ルーフパネル2のフランジ部5の
内外両面にそれぞれ弾性的に圧接して係合する単数又は
複数のリップ26がそれぞれ一体に延出されている。
【0019】また、この実施の形態1において、図2に
示すように、長尺の成形品本体20の外表面には、他の
部材としてのサンルーフ用のスライドパネル(サンシェ
ードパネル)と接する部分、すなわち、基体部22の上
側外表面において滑り性に富む織布、不織布等よりなる
シート材21が貼り付けられている。このシート材21
は、長尺の成形品本体20を押出成形すると同時に、そ
の長尺の成形品本体20に対し貼り付けることもできる
し、押出成形の後工程において貼り付けることもでき
る。なお、長尺の成形品本体20を押出成形する際、そ
の基体部22の差込溝25にリップ26同士が接触しな
いようにするために、基体部22はその横断面形状にお
いて適宜に拡開された状態で押出成形された後、所望と
する形状に閉じられる。
【0020】図3に示すように、芯材30は、冷間圧延
鋼板、ステンレス鋼板等の帯板状の金属板よりなり、長
尺の成形品本体20の基体部22の肉厚の略中央部に位
置しかつ長手方向に沿って同一形状の骨部31と連結部
35とを交互に有すしている。すなわち、芯材30は、
帯板状の金属板を素材とし、各連結部35に対応する金
属板の部分において、連結部35を残してスリットや切
り欠き状あるいは角孔状の打抜き部分が形成されるとと
もに、各骨部31に対応する金属板の部分が基体部22
に対応してやや拡開した横断面略U字状に折り曲げ加工
されることによって形成されている。そして、隣接する
各骨部31の両側板部(又は/及び頂部)に跨って連結
部35が存在している。また、芯材30の板厚寸法は、
0.2mm〜0.6mmに設定され、長尺の成形品本体
20の長手方向に対する骨部31の長さ寸法(L1)
は、1.5mm〜5.0mmに設定され、連結部35の
長さ寸法(L2)は、0.1mm〜3.0mmに設定さ
れることが望ましい。そして、骨部31の長さ寸法(L
1)と連結部35の長さ寸法(L2)を加えた芯材30
の1ピッチ(1P)の寸法は、1.6mm〜8.0mm
程度に設定されることが望ましい。
【0021】図6に示すように、熱可塑性合成樹脂の弾
性体よりなる長尺の成形品本体20の基体部22に芯材
30が埋設された長尺のトリム成形品11の長手方向の
両端末部12において、芯材30が、長尺のトリム成形
品11の端面から少なくとも1ピッチ以上、最適には2
P程度の長さ寸法でかつ連結部35を境としてそれぞれ
除去されている。なお、図6においては、好ましい例と
して芯材30と長尺の成形品本体20の内側部の両方が
除去された状態を図示している。そして、長尺のトリム
成形品11の両端末部12において、芯材30が存在し
ない部分の合計の長さ寸法は、芯材30の2ピッチ以上
5ピッチ以下、最適には4P程度の長さ寸法に設定され
ている。そして、図1に示すように、長尺のトリム成形
品11は、その両端末部12が相互に突き合わされて押
し付けられながら熱溶着されることによって、突合せ接
合部13が形成され、これによって、環状のトリム製品
10が製造される。すなわち、長尺のトリム成形品11
が、その両端末部12の芯材30が存在しない樹脂部分
において相互に熱溶着される際、その両端末部12の樹
脂部分が、芯材30の0.5ピッチ程度で、合計で1ピ
ッチ程度の長さ(1.6mm〜8.0mm程度)に対応
する長さ寸法だけ短縮されて熱溶着され、突合せ接合部
13が形成される。
【0022】前記したように構成されたトリム製品10
は、その突合せ接合部13を含む接合近傍部分におい
て、1ピッチ以上4ピッチ以下、最適には3P程度の長
さ寸法だけ芯材30が存在しない接合近傍部分を構成し
ている。そして、突合せ接合部13とその近傍を含む接
合近傍部分14において、芯材30の1ピッチ以上4ピ
ッチ以下の長さ寸法だけ芯材が存在しない接合近傍部分
14を構成し、その接合近傍部分14が、芯材30が存
在する他の部分よりも実質的に伸縮が大きく許容される
ようになっている。
【0023】このように、トリム製品10の突合せ接合
部13とその近傍を含む接合近傍部分14において、芯
材30の1ピッチ以上4ピッチ以下の長さ寸法だけ芯材
30が存在しない接合近傍部分14を構成し、その接合
近傍部分14を、芯材30が存在する他の部分よりも実
質的に伸縮を大きく許容することができる。このため、
トリム製品10の運搬取り扱い等において、トリム製品
10に外力が作用した場合、トリム製品10の突合せ接
合部13とその近傍を含む接合近傍部分14において伸
びが許容され、当該部分において曲げ変形したり伸縮す
ることで応力集中の発生を緩和することができる。この
ため、従来と異なり、突合せ接合部13に局部的に応力
が集中して作用し、当該突合せ接合部13に亀裂、ひび
割れ等が発生する不具合を防止することができる。さら
に、トリム製品10の成形品本体20に貼り付けられた
シート材21に破れ等が発生する不具合も防止すること
ができる。
【0024】また、取付部としてのルーフパネル2のフ
ランジ部5に対しトリム製品10を装着する時、あるい
は装着状態において、そのフランジ部5の開口窓寸法の
大きさに若干のバラツキがあったとしても、そのバラツ
キをトリム製品10の突合せ接合部13とその近傍を含
む接合近傍部分14の伸縮によって吸収することがで
き、常に良好な状態でトリム製品10を装着することが
可能となり、装着不良による不具合を防止することがで
きる。
【0025】また、この実施の形態1において、図1に
示すように、長尺のトリム成形品11の両端末部12の
芯材30が存在しない部分において、その基体部22の
両側壁部及び頂部の内側肉部がそれぞれ除去されてい
る。これによって、突合せ接合部13とその近傍を含む
接合近傍部分14において、芯材30の1ピッチ以上4
ピッチ以下の長さ寸法だけ芯材30並びに基体部22の
内側肉部が存在しない接合近傍部分14を構成し、その
接合近傍部分14が、芯材30が存在する他の部分より
も実質的な伸縮がより一層大きく許容されるようになっ
ている。このため、突合せ接合部13に亀裂、ひび割れ
等が発生する不具合をより一層確実に防止することがで
きる。
【0026】また、図1に示すように、トリム製品10
は、その突合せ接合部13を境として、その両側部に、
芯材30の1.5ピッチ程度の長さで、合計で3ピッチ
程度(4.8mm〜24.0mm程度)の長さ寸法だけ
芯材30が存在しない接合近傍部分14を構成すること
が最適である。すなわち、芯材30が存在しない接合近
傍部分14の長さが芯材30の1ピッチ以下であると、
その接合近傍部分14の伸縮量が不足する場合がある。
これとは逆に、芯材30が存在しない接合近傍部分14
の長さが芯材30の4ピッチ以上であると、当該接合近
傍部分14において剛性不足による不具合、例えば、断
面形状の保持性が低下したり、あるいは取付不良が発生
する場合がある。図6に示すように、長尺のトリム成形
品11の両端末部12において、芯材30を、両端末部
12の端面から2ピッチ程度の長さ寸法でかつ連結部3
5を境としてそれぞれ除去し、長尺のトリム成形品11
の両端末部12において、芯材30が存在しない部分の
合計の長さ寸法を、芯材30の4ピッチ程度(6.4m
m〜32.0mm程度)の長さ寸法とする。その後、図
1に示すように、長尺のトリム成形品11を、その両端
末部12の芯材30が存在しない樹脂部分において、合
計で芯材30の1ピッチ程度(1.6mm〜8.0mm
程度)の長さ寸法だけ短縮して相互に熱溶着すること
で、トリム製品10の突合せ接合部13を境として、そ
の両側部に、芯材30の1.5ピッチ程度に相当する長
さで、合計で3ピッチ程度の長さ寸法だけ芯材30が存
在しない接合近傍部分14を有するトリム製品10を構
成することが最適である。
【0027】前記したように、トリム製品10の突合せ
接合部13を境として、その両側部に芯材30が存在し
ない接合近傍部分14を構成することによって、後述す
る接合が好適になし得、曲げ変形追従性や伸縮性の向上
をより一層高めることができる。このため、突合せ接合
部13に亀裂、ひび割れ等が発生する不具合をより一層
に防止することができる。また、長尺のトリム成形品1
1の一方の端末部12において、芯材30を、一方の端
末部12の端面から1ピッチ程度の長さ寸法で除去した
場合、他方の端末部12においては、芯材30を、その
他方の端末部12の端面から1ピッチ以上4ピッチ以下
の長さ寸法で除去すればよい。
【0028】前記した長尺のトリム成形品11の両端末
部12において、芯材30が存在しない部分の合計の長
さ寸法を、芯材30の2ピッチ以上5ピッチ以下、好ま
しくは4ピッチ程度の長さ寸法において芯材30を除去
するために、図9と図10に示すように、固定治具5
0、支持具55及び回転切削工具57を用いることで、
芯材30を容易にかつ過不足なく正確に除去することが
できる。すなわち、固定治具50は、長尺のトリム成形
品11の端末部12の外表面形状に対応する形状の凹部
を有する治具本体51と、長尺のトリム成形品11の基
体部22とシール部27との間の溝部に挿脱可能に差し
込まれる可動片52とを備えて構成される。また、支持
具55は、横断面が略T字状に形成され、その上辺の幅
寸法が長尺のトリム成形品11の基体部22の両側壁部
の内壁面の間の間隔寸法と略同じ寸法に形成されてい
る。そして、図9に示すように、固定治具50の治具本
体51の凹部に対し、長尺のトリム成形品11の一方の
端末部12を嵌込み、その基体部22とシール部27と
の間の溝部に可動片52を差し込んで長尺のトリム成形
品11の端末部12を固定する。また、長尺のトリム成
形品11の端末部12の近傍において、その基体部22
の両側壁部の間、すなわち、差込溝25に支持具55を
差し込み、これによって両側壁部を所要とする間隔を保
って保持し、後述する回転刃58での加工中に端末部1
2が変形するのを防止する。
【0029】前記の状態のもとで、回転切削工具57の
回転切削刃58を回転しながら、長尺のトリム成形品1
1の端末部12における基体部22の両側壁部の開口部
から底部に向けて前進させた後、後退させる。これによ
って、芯材30の2ピッチ程度の長さ寸法に対応する長
さ寸法において、基体部22のリップ26を含む両側壁
部及び頂部の内側肉部を切削除去して芯材30を露出さ
せる。また、長尺のトリム成形品11の他方の端末部1
2においても、同様にして、芯材30の2ピッチ程度の
長さ寸法に対応する長さ寸法において、基体部22の両
側壁部及び頂部の内側肉部を切削除去して芯材30を露
出させる。その後、長尺のトリム成形品11の両端末部
12において、その芯材30の各露出部分を、その連結
部35において切り離して除去する。前記したようにし
て、両端末部12において、芯材30が2ピッチ程度の
長さ寸法でかつ連結部35を境としてそれぞれ切り離さ
れ除去され、芯材30が存在しない部分の合計の長さ寸
法が芯材30の4ピッチ程度の長さ寸法をもつ長尺のト
リム成形品11が容易に製造される(図6参照)。
【0030】なお、回転切削工具57の回転切削刃58
において、その外径寸法が、芯材30の骨部31の両側
板部の内面対向寸法と略同じ寸法のものを用いた場合に
は、回転切削工具57の回転切削刃58を直線的に進退
動作させることによって、基体部22の両側壁部及び頂
部の内側肉部を切削除去することができる。また、回転
切削工具57の回転切削刃58において、その外径寸法
が、芯材30の両側板部の内面対向寸法よりも小さい回
転切削刃58を用いた場合には、回転切削刃58を芯材
30のU字形状に合わせて進退動作させることによっ
て、基体部22の両側壁部及び頂部の内側肉部を切削除
去することができる。また、回転切削工具57の回転切
削刃58において、その外径寸法が、芯材30の両側板
部の内面対向寸法及び同芯材30の両側板部の板厚寸法
とを加えた寸法と略同じ寸法の回転切削刃58を用いて
もよい。この場合、回転切削工具57の回転切削刃58
を直線的に進退動作させることで、基体部22の両側壁
部及び頂部の内側肉部及び芯材30を同時に切削除去す
ることができる。
【0031】前記長尺のトリム成形品11の両端末部1
2を相互に突き合わせて溶着不良なく確実に加熱溶着す
るために、図11〜図13に示すように、一対のクラン
プ治具60及び加熱体65を用いることで、長尺のトリ
ム成形品11の両端末部12を溶着不良なく確実に加熱
溶着することができる。すなわち、一対のクランプ治具
60は、互いに駆動装置によって接近及び離反されると
ともに、トリム成形品11の両端末部12とその近傍を
クランプ及びアンクランプ動作可能な上下のクランプ型
61、62をそれぞれ備えている。これら一対のクラン
プ治具60の上下のクランプ型61、62のうち、一方
のクランプ型61の一側面(他方のクランプ型62に対
向する面)には、長尺のトリム成形品11の外表面側が
嵌込まれる凹部61Aが形成されている。
【0032】また、他方のクランプ型62の一側面(一
方のクランプ型に対向する面)には、トリム成形品11
の端末部12おける基体部22の内側肉部及び芯材30
が除去された部分の内周壁面を支持するための凸部62
Aと、トリム成形品11の端末部12の近傍に隣接する
基体部22の差込溝25内に差し込まれる凸条部66と
が長手方向に連続して形成されている。さらに、他方の
クランプ型62の一側面(一方のクランプ型61に対向
する面)には、トリム成形品11の端末部12とその近
傍に隣接する部分において、その基体部22とシール部
27との間の溝部に差し込まれてシール部27を支持す
るための凸部67が形成されている。また、一対のクラ
ンプ治具60の相対する面には、バリ除去用の切込刃6
8がそれぞれの上下のクランプ型61、62の側面に跨
ってそれぞれ形成されている。ここで、トリム成形品1
1の端末部12において、芯材30と共にリップ26を
含む内側部分が除去されていると、図12に示すよう
に、端末部12はクランプ型61、62に密着して支持
され、後述する溶着作業中、あるいは加硫接着中に端末
部12が位置ずれを生じることなく正確に接合される。
【0033】長尺のトリム成形品11の両端末部12の
間には、これら両端末部12の端面に接して加熱する加
熱面を両側部に有する加熱体65が進退可能に設けられ
ている。この加熱体65の加熱面は、樹脂に対し離型性
に優れる材料によって形成されたり、あるいは両側面が
フッ素樹脂等によって離型処理が施されている。そし
て、まず、図11〜図13に示すように、長尺のトリム
成形品11の両端末部12の近傍を一対のクランプ治具
60の上下のクランプ型61、62によってそれぞれク
ランプする。この際、一対のクランプ治具60の切込刃
から長尺のトリム成形品11の両端末部12の端面を幾
分突出させ、好ましくは1mm〜2mm程度それぞれ突
出した状態でクランプする。
【0034】次に、図14に示すように、一対のクラン
プ治具60の間に加熱体65を前進させる。ここで、一
対のクランプ治具60を加熱体65の両加熱面に向けて
前進させる。そして、長尺のトリム成形品11の両端末
部12の端面を、加熱体65の両加熱面に当接あるいは
近接する加熱位置まで前進させたところで、所定時間だ
け停止させる。これによって、長尺のトリム成形品11
の両端末部12をそれぞれ加熱溶融させる。その後、加
熱体65を元の位置まで後退させる。
【0035】次に、図15に示すように、一対のクラン
プ治具60を互いに接近する方向に前進させ、長尺のト
リム成形品11の両端末部12の端面を相互に突き合わ
せる。引き続いて一対のクランプ治具60をその相互の
切込刃が接近あるいは当接する位置まで接近動作するこ
とによって、長尺のトリム成形品11の両端末部12が
相互に押し付けられ、熱溶着して接合する。これによっ
て、突合せ接合部13を有するトリム製品10が製造さ
れる。これと略同時に、突合せ接合部13の外周面に膨
出する樹脂の余剰部分の根元部分が一対のクランプ治具
60の切込刃によって切り込まれる。溶融接合した突合
せ接合部13が固化した後、一対のクランプ治具60の
上下のクランプ型61、62がアンクランプ動作し、こ
れら一対のクランプ治具60の上下のクランプ型61、
62からトリム製品10が脱型される。最後に、トリム
製品10の突合せ接合部13の外周面に膨出する樹脂の
余剰部分をその根元部の薄肉部において取り除く(例え
ば、作業者によって引きちぎる)ことで、トリム製品1
0の製造が完了する(図1及び図5参照)。上述の溶融
接合に際して、長尺のトリム成形品11の両端末部12
には芯材30が存在しないので、加熱溶融した両端末部
12から芯材30を通して熱が局部的に奪われることが
ないので、両端末部12の端面全面にわたって溶融状態
を保って溶融接合することができ、安定した良好な接合
をもつ突合せ接合部13が得られる。
【0036】前記したように、長尺のトリム成形品11
の両端末部12を相互に突き合わせて加熱溶着すること
で、突合せ接合部13を有するトリム製品10を容易に
製造することができる。しかも、トリム製品10の突合
せ接合部13において、溶着不良なく確実に熱溶着して
強固に接合することができる。なお、この発明に係るト
リム製品10とその製造方法、並びに、そのトリム製品
10に用いられる長尺のトリム成形品11は前記実施の
形態1に限定するものではない。例えば、次に説明する
実施の形態2〜4のように変更してもよい。
【0037】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2を図16〜図19にしたがって説明する。この実
施の形態2においては、長尺のトリム成形品11の両端
末部12において、芯材30が存在しない部分の合計の
長さ寸法を、芯材30の2ピッチ以上5ピッチ以下、好
ましくは4ピッチ程度の長さ寸法において芯材30を除
去する工程を変更した場合を例示する。そして、この実
施の形態2においては、図16と図17に示すように、
長尺のトリム成形品11の基体部22を変形させるプレ
ス型装置70に、芯材30をその連結部35において切
り離すための切込具90が組み付けられている。
【0038】すなわち、プレス型装置70の下型台71
の上面には、一対のスライド型72、75が長尺のトリ
ム成形品11の幅方向に互いに接近及び離反する方向に
スライド可能に組み付けられ、これら一対のスライド型
72、75の外側面上部には、傾斜状のカム面73、7
6がそれぞれ形成されている。また、一方のスライド型
72には、長尺のトリム成形品11(長尺の成形品本体
20)のシール部27が挿入される挿入溝74が形成さ
れている。これに対し、プレス型装置70の上型台80
の下面には、一対のスライド型72、75を互いに接近
する方向に前進させるカム面83、86を有する一対の
作動カム体82、85がそれぞれ固定状態で設けられて
いる。また、上型台80の下面の所定位置には、長尺の
トリム成形品11の端末部12の芯材30を、その連結
部35において切り離す切込具90が組み付けられてい
る。この切込具90は、上型台80に固定のガイド筒8
8に上下動可能に嵌挿さればね89によって常時下方に
向けて弾発された刃物本体91を主体として構成されて
いる。そして、その刃物本体91の下部両側面には、長
尺のトリム成形品11(長尺の成形品本体20)の端末
部12に位置する基体部22の差込溝25に切り込んで
芯材30を、その連結部35において切り離す切込刃9
2が設けられている。
【0039】すなわち、下型台71の一対のスライド型
72、75の間に長尺のトリム成形品11がセットさ
れ、その長尺のトリム成形品11(長尺の成形品本体2
0)のシール部27が一方のスライド型72の挿入溝7
4に挿入される(図16参照)。ここで、下型台71に
対し上型台80を相対的に下降端位置まで下降すること
で、上型台80の一対の作動カム体82、85によって
下型台71の一対のスライド型72、75が互いに接近
する方向に前進する。これによって、一対のスライド型
72、75の間に、長尺のトリム成形品11の基体部2
2が所定位置まで押圧されて変形する。この際、連結部
35が切込具90の切込刃92に押し付けられることに
よって、長尺のトリム成形品11の端末部12におい
て、芯材30の連結部35が切り離される(図17参
照)。その後、下型台71に対し上型台80を相対的に
元の上昇端位置まで上昇して、長尺のトリム成形品11
を取り出す。ここで、図18に示すように、長尺のトリ
ム成形品11の端末部12において、芯材30を強制的
に引き抜くことで、芯材30の端部30aが、その連結
部35の切り離し部分を境として除去される。
【0040】前記したようにして、長尺のトリム成形品
11の両端末部12において、芯材30を除去し、芯材
30が存在しない部分の合計の長さ寸法を、芯材30の
2ピッチ以上5ピッチ以下、好ましくは4ピッチの長さ
寸法にする。その後、図14、図15及び図19に示す
ように、長尺のトリム成形品11は、その両端末部12
が相互に突き合わされて押し付けられながら熱溶着され
ることによって、突合せ接合部13を有する環状のトリ
ム製品10が製造される。なお、突合せ接合部13の外
側に膨出した余剰部分15は、突合せ接合部13の熱溶
着と同時除去することもでき、熱溶着の後、適宜に切断
して除去してもよい。長尺のトリム成形品11が、その
両端末部12の芯材30が存在しない樹脂部分において
相互に熱溶着される際、前記実施の形態1と同様にし
て、両端末部12の樹脂部分が、芯材30の0.5ピッ
チ程度で、合計で1ピッチ程度の長さ(1.6mm〜
8.0mm程度)に対応する長さ寸法だけ短縮されて熱
溶着され、突合せ接合部13が形成される。そして、ト
リム製品10の突合せ接合部13を含む接合近傍部分1
4において、1ピッチ以上4ピッチ以下、最適には3ピ
ッチ程度の長さ寸法だけ芯材30が存在しない接合近傍
部分14が構成され、その接合近傍部分14が、芯材3
0が存在する他の部分よりも実質的に伸縮が大きく許容
される。
【0041】また、前記実施の形態2では、切込具90
の切込刃92によって、長尺のトリム成形品11の端末
部12における芯材30の連結部35を切断したが、切
断することなく、切り欠き部、切り込み溝等の切離用の
脆弱部を形成してもよい。この場合、芯材30の連結部
35に形成した切り欠き部、切り込み溝等の切離用の脆
弱部によって、芯材30の連結部35を容易に切り離す
ことができる。このため、長尺のトリム成形品11の相
対する端末部12において、芯材30をその連結部35
において切り離し除去する工程が容易化する。
【0042】(実施の形態3)次に、この発明の実施の
形態3を図20〜図22にしたがって説明する。この実
施の形態3において、長尺のトリム成形品11は、EP
DM等のゴムの弾性体よりなる長尺の成形品本体20
と、その長尺の成形品本体20の押出成形の際に、その
長尺の成形品本体20の長手方向に沿って埋設された剛
性を有する芯材30(実施の形態1の芯材30と同一構
造のもの)とを備えている。また、長尺の成形品本体2
0は、押出成形後、加硫槽において加熱され加硫(架
橋)される。前記したように、ゴムの弾性体よりなる長
尺の成形品本体20の基体部22に芯材3がインサート
された長尺のトリム成形品11の長手方向の両端末部1
2において、芯材30が、長尺のトリム成形品11の端
面から少なくとも1ピッチ以上の長さ寸法でかつ連結部
35を境としてそれぞれ除去されている。この芯材30
の除去は、前記実施の形態1又は2と同様にして除去す
ることができる。そして、長尺のトリム成形品11の両
端末部12において、芯材30が存在しない部分の合計
の長さ寸法は、芯材30の1ピッチ以上4ピッチ以下、
好ましくは2ピッチ程度の長さ寸法に設定されている。
【0043】図21に示すように、長尺のトリム成形品
11は、その両端末部12が未加硫のゴムシート19を
間に挟んで、相互に突き合わされて押し付けられながら
加硫接着によって接合される。そして、突合せ接合部1
3においてゴムシート19のはみ出し部分を切除するこ
とによって、図22に示すように、突合せ接合部13を
有する環状のトリム製品10が製造される。したがっ
て、この実施の形態3においても、トリム製品10の突
合せ接合部13を含む接合近傍部分14において、1ピ
ッチ以上4ピッチ以下、好ましくは2ピッチ程度の長さ
寸法だけ芯材30が存在しない接合近傍部分14が構成
される。そして、芯材30の1ピッチ以上4ピッチ以下
の長さ寸法だけ芯材が存在しない接合近傍部分14が、
芯材30が存在する他の部分よりも実質的に伸縮が大き
く許容されるようになっている。また、芯材30が存在
しないことによる接着の安定化は前記実施の形態1で説
明したのと同様である。このため、この実施の形態3に
おいても、前記実施の形態1と同様の作用効果を奏す
る。すなわち、トリム製品10に外力が作用した場合、
トリム製品10の突合せ接合部13とその近傍を含む接
合近傍部分14の長さにおいて、芯材30が存在する他
の部分よりも大きく伸びが許容され、曲げ変形や伸縮す
ることで応力集中の発生を緩和することができる。
【0044】(実施の形態4)次に、この発明の実施の
形態4を図4と図23にしたがって説明する。この実施
の形態4においては、トリム製品100がドアオープニ
ングトリム製品として用いられる場合を例示するもの
で、トリム製品100を構成する1つ又は複数の長尺の
トリム成形品11の長尺の成形品本体20は、熱可塑性
合成樹脂又はゴムの弾性体によって形成されている。そ
して、図23に示すように、1つ又は複数の長尺のトリ
ム成形品11の相対する端末部12が相互に突き合わさ
れて接合されること等によりトリム製品100が構成さ
れる。このトリム製品100の突合せ接合部13は、コ
ーナー部分、屈曲部分等の非直線状をなす部分、図23
においては略直角状をなすコーナー部に存在している。
【0045】また、この実施の形態4においても、トリ
ム製品100の突合せ接合部13を含む接合近傍部分1
4において、1ピッチ以上4ピッチ以下の長さ寸法だけ
芯材30が存在しない接合近傍部分14が構成される
(図1参照)。そして、芯材30の1ピッチ以上4ピッ
チ以下の長さ寸法だけ芯材が存在しない接合近傍部分1
4が、芯材30が存在する他の部分よりも実質的に伸縮
が大きく許容されるようになっている。このため、この
実施の形態4においても、前記実施の形態1と同様の作
用効果を奏する。すなわち、トリム製品100に外力が
作用した場合、トリム製品100の突合せ接合部13と
その近傍を含む接合近傍部分14の長さにおいて芯材3
0が存在する他の部分よりも伸びが許容され、曲げ変形
や伸縮することで応力集中の発生を緩和することができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、この発明に係るトリ
ム製品によれば、トリム製品の突合せ接合部とその近傍
を含む接合近傍部分の長さ部分において芯材が存在する
他の部分よりも伸びが許容され、当該部分が曲げ変形し
たり、あるいは伸縮することで応力集中の発生を緩和す
ることができる。このため、従来と異なり、突合せ接合
部に局部的に応力が集中して作用し、当該突合せ接合部
に亀裂、ひび割れ等が発生する不具合を防止することが
できる。また、取付部に対しトリム製品を装着する時、
あるいは装着状態において、その取付部寸法に若干のバ
ラツキがあったとしても、そのバラツキをトリム製品の
突合せ接合部とその近傍を含む接合近傍部分の伸縮によ
って吸収することができ、常に良好な状態でトリム製品
を装着することが可能となり、装着不良による不具合を
防止することができる。また、この発明に係るトリム製
品の製造方法によれば、前記した構造をもつトリム製品
を容易に製造することができる。また、この発明に係る
長尺のトリム成形品によれば、その端末部を相互に突き
合わせて接合することによって、前記した構造をもつト
リム製品を容易に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るトリム製品の突
合せ接合部を示す縦断面図である。
【図2】同じく車両ボディのルーフパネルにトリム製品
を装着した状態を示す横断面図である。
【図3】同じく芯材を示す斜視図である。
【図4】同じく車両ボディのルーフパネル並びにドア回
りにトリム製品をそれぞれ装着した状態を示す説明図で
ある。
【図5】同じくサンルーフトリム製品として用いられる
トリム製品を示す平面図である。
【図6】同じく長尺のトリム成形品を破断して示す縦断
面図である。
【図7】同じく図6のVII−VII線に基づく長尺の
トリム成形品の横断面図である。
【図8】同じく図6のVIII−VIII線に基づく長
尺のトリム成形品の横断面図である。
【図9】同じく長尺のトリム成形品の端末部の芯材を除
去する工程に用いる固定治具と回転切削工具を示す横断
面図である。
【図10】同じく長尺のトリム成形品の端末部、回転切
削工具及び支持具の関係を示す説明図である。
【図11】同じく長尺のトリム成形品の端末部を接合す
る工程に用いられる一対のクランプ治具と加熱体の関係
を示す説明図である。
【図12】同じく図11のXII−XII線に基づくク
ランプ治具の横断面図である。
【図13】同じく図11のXIII−XIII線に基づ
くクランプ治具の横断面図である。
【図14】同じく長尺のトリム成形品の相対する端末部
を加熱体に近接されて加熱する状態を示す説明図であ
る。
【図15】同じく長尺のトリム成形品の相対する端末部
を相互に押し付けて熱溶着した状態を示す説明図であ
る。
【図16】この発明の実施の形態2に係るトリム製品の
製造方法に用いるプレス型装置の下型台の一対のスライ
ド型と、上型台の一対の作動カム体との関係を示す縦断
面図である。
【図17】同じくプレス型装置の下型台に対し下型台を
下降端位置まで下降して長尺のトリム成形品の端末部の
芯材をその連結部において切断した状態を示す横断面図
である。
【図18】同じく長尺のトリム成形品の端末部から芯材
を引き抜いて除去した状態を示す説明図である。
【図19】同じく長尺のトリム成形品の相対する端末部
を相互に突き合わせて熱溶着した状態を示す説明図であ
る。
【図20】この発明の実施の形態3の長尺のトリム成形
品の端末部から芯材を引き抜いて除去した状態を示す説
明図である。
【図21】同じく長尺のトリム成形品の相対する端末部
をゴムシートを介して接合した状態を示す説明図であ
る。
【図22】同じく突合せ接合部からはみ出したゴムシー
トが除去されたトリム製品の突合せ接合部を示す説明図
である。
【図23】この発明の実施の形態4のドアオープニング
トリム製品として用いられるトリム製品を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
10 トリム製品 11 長尺のトリム成形品 13 突合せ接合部 14 接合近傍部分 20 長尺の成形品本体 21 シート材 22 基体部 30 芯材 31 骨部 35 連結部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂、ゴム等の弾性体よりなる長尺
    の成形品本体と、その成形品本体の長手方向に沿って埋
    設された剛性を有する芯材と、を有する長尺のトリム成
    形品の相対する端末部が相互に突き合わされて接合され
    た突合せ接合部を有し、取付部に装着されるトリム製品
    であって、 前記芯材は、前記成形品本体の長手方向に沿って同一形
    状の骨部と連結部とを交互に有するとともに、これら骨
    部と連結部とで1ピッチの長さをなし、 前記突合せ接合部とその近傍を含む接合近傍部分におい
    て、前記芯材が、その連結部を境として除去され、これ
    によって芯材が存在しない接合近傍部分の長さが前記芯
    材の1ピッチ以上4ピッチ以下の長さ寸法に設定され、 前記芯材が存在しない接合近傍部分が、前記芯材が存在
    する他の部分よりも実質的に伸縮が大きく許容されてい
    るトリム製品。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトリム製品であって、 取付部に装着された状態において、突合せ接合部は、取
    付部のコーナー部分、屈曲部分等の非直線状をなす相当
    部分に存在しているトリム製品。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のトリム製品であって、 1つの長尺トリム成形品の両端末部が相互に突き合わさ
    れて接合され、所要とする取付部に装着された状態にあ
    るときに、直線状をなす部分に対し突合せ接合部が存在
    するように、環状に形成されているトリム製品。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載のト
    リム製品であって、 長尺の成形品本体は熱可塑性合成樹脂より形成され、 突合せ接合部は、前記成形品本体の端末突合せ部が熱溶
    着されることで構成されているトリム製品。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか一項に記載のト
    リム製品であって、 長尺の成形品本体はゴムより形成され、 突合せ接合部は、前記成形品本体の端末突合せ部がゴム
    シートを介して加硫接着されることで構成されているト
    リム製品。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載のト
    リム製品であって、 長尺の成形品本体の外表面には、取付部に装着されたと
    きに他の部材と接する部分において滑り性に富むシート
    材が貼り付けられているトリム製品。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項に記載のト
    リム製品であって、 突合せ接合部の一方の端末部と他方の端末部において、
    芯材がぞれぞれ除去された芯材除去部分を有しているト
    リム製品。
  8. 【請求項8】 熱可塑性合成樹脂の弾性体よりなる長尺
    の成形品本体と、その成形品本体の長手方向に沿って埋
    設された剛性を有する芯材と、を有する長尺のトリム成
    形品の相対する端末部が相互に突き合わされて接合され
    た突合せ接合部を有するトリム製品を製造する方法であ
    って、 前記芯材は、前記成形品本体の長手方向に沿って同一形
    状の骨部と連結部とを交互に有するとともに、これら骨
    部と連結部とで1ピッチの長さをなし、 前記トリム成形品の相対する端末部において、前記芯材
    と前記成形品本体の内側部とのうちの少なくとも芯材を
    その連結部を境として除去し、これによって前記相対す
    る端末部の芯材が存在しない部分の合計の長さ寸法を、
    前記芯材の2ピッチ以上5ピッチ以下の長さ寸法に設定
    し、 その後、前記トリム成形品の相対する端末部を相互に突
    き合わせながら押し付け、熱溶着することによって、突
    合せ接合部を形成し、 前記突合せ接合部とその近傍を含む接合近傍部分におい
    て、1ピッチ以上4ピッチ以下の長さ寸法だけ芯材が存
    在しない接合近傍部分を構成し、その接合近傍部分が、
    前記芯材が存在する他の部分よりも実質的に伸縮が大き
    く許容されているトリム製品を製造することを特徴とす
    るトリム製品の製造方法。
  9. 【請求項9】 ゴムの弾性体よりなる長尺の成形品本体
    と、その成形品本体の長手方向に沿って埋設された剛性
    を有する芯材と、を有する長尺のトリム成形品の相対す
    る端末部が相互に突き合わされて接合された突合せ接合
    部を有するトリム製品を製造する方法であって、 前記芯材は、前記成形品本体の長手方向に沿って同一形
    状の骨部と連結部とを交互に有するとともに、これら骨
    部と連結部とで1ピッチの長さをなし、 前記トリム成形品の相対する端末部において、前記芯材
    と前記成形品本体の内側部とのうちの少なくとも芯材を
    その連結部を境として除去し、これによって前記相対す
    る端末部の芯材が存在しない部分の合計の長さ寸法を、
    前記芯材の1ピッチ以上4ピッチ以下の長さ寸法に設定
    し、 その後、前記トリム成形品の相対する端末部の間に未加
    硫のゴムシートを挟んで押しつけ、加硫接着することに
    よって、突合せ接合部を形成し、 前記突合せ接合部とその近傍を含む接合近傍部分におい
    て、1ピッチ以上4ピッチ以下の長さ寸法だけ芯材が存
    在しない接合近傍部分を構成し、その接合近傍部分が、
    前記芯材が存在する他の部分よりも実質的に伸縮が大き
    く許容されているトリム製品を製造することを特徴とす
    るトリム製品の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9に記載のトリム製品の
    製造方法であって、 長尺のトリム成形品の相対する端末部において、芯材を
    その連結部において切り離し除去する際、予め、前記芯
    材の連結部には、切り欠き部、切り込み溝等によって切
    離用の脆弱部を形成することを特徴とするトリム製品の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 熱可塑性合成樹脂の弾性体よりなる長
    尺の成形品本体と、 前記成形品本体に埋設されかつ同成形品本体の長手方向
    に沿って同一形状の骨部と連結部とを交互に有するとと
    もに、これら骨部と連結部とで1ピッチの長さをなす剛
    性の芯材と、を備え、 長手方向の端末部において、前記芯材がその連結部を境
    として除去され、 前記端末部の芯材が存在しない部分の長さ寸法は、芯材
    の1ピッチ以上4ピッチ以下の長さ寸法に設定されてい
    る長尺のトリム成形品。
  12. 【請求項12】 ゴムの弾性体よりなる長尺の成形品本
    体と、 前記成形品本体に埋設されかつ同成形品本体の長手方向
    に沿って同一形状の骨部と連結部とを交互に有するとと
    もに、これら骨部と連結部とで1ピッチの長さをなす剛
    性の芯材と、を備え、 長手方向の端末部において、前記芯材がその連結部を境
    として除去され、 前記端末部の芯材が存在しない部分の長さ寸法は、芯材
    の1ピッチ以上4ピッチ以下の長さ寸法に設定されてい
    る長尺のトリム成形品。
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