JP2009029332A - ガラスラン - Google Patents

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Abstract

【課題】外観品質の向上を図るとともに、製造作業性の向上、製造コストの抑制等を図ることのできるガラスランを提供する。
【解決手段】ガラスラン1は、チャンネル部DCに取着され、基底部14及び基底部14から延びる車外側側壁部15及び車内側側壁部16よりなる断面略コ字状をなす本体部11と、両側壁部15、16の略先端から本体部11の内側に延びる車外側シールリップ12及び車内側シールリップ13とを備えている。ガラスラン1は、型成形により、本体部11及び両シールリップ12、13を有する断面形状をなし、ドアガラスの上縁部に対応する上辺部と、ドアガラスの前縁部及び後縁部に対応する前縦辺部及び後縦辺部4とを具備する長手方向全域が一体的に形成される。また、ガラスラン1は、本体部11の内側に配置される機能部32、及び基底部14に設けられた被係合部34に係合する係合部35を具備する機能部材31を備えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ガラスランに関するものである。
一般に、自動車のドアフレームの内周に沿ってガラスランが設けられている。ガラスランは、その断面方向から見ると、基底部及び該基底部から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部よりなる断面コ字形の本体部を備えるとともに、本体部内側に延びる車内側シールリップ及び車外側シールリップを備えている。上記ガラスランは、本体部がドアフレームの内周に沿って設けられた取付部(チャンネル部)に取着され、両シールリップによって、ドアガラスの内外面の周縁部が挟まれるようにしてシールされる。
また、ガラスランは、ほぼ直線状に成形された押出成形部と、押出成形部同士を所定の角度をなした状態で接続する型成形部とから構成されており、例えばドアフレームの形状に沿って前縦辺部、上辺部及び後縦辺部からなる(例えば、特許文献1参照)。
ところで、ガラスランを押出成形部と型成形部とから構成する場合には、押出成形部と型成形部との接続線が外観に表れてしまい、これに起因して外観品質の低下を招くおそれがある。また、押出成形部と型成形部とでは構成材料が異なることもあり、その表面の色・艶が大きく相違してしまっていた。このような色・艶の相違によっても、外観品質の低下を招いてしまうおそれがある。さらに、押出成形部と型成形部との境界部(接続部)においては段差が形成されやすく、シール性の低下を招くおそれがある。また、押出成形部の断面形状を部分的に変更する場合には、それぞれ後加工が必要となっていた。
これに対し、ガラスランを車内側構成体と車外側構成体とに分けて型成形し、後で両構成体を一体的に組合わせることも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−8045号公報 米国特許第5396733号明細書
特許文献2の技術を採用することで、ガラスランの長手方向において部分的に色・艶の相違が生じたり、長手方向に不要な段差が形成されたりするといった事態を回避することができる。
しかしながら、特許文献2に記載のものでは、車内側構成体と車外側構成体とに分けてそれぞれ型成形するため、大きな金型装置が少なくとも2つ以上必要になってしまい、コストの増大を招くおそれがある。また、両構成体を組付ける作業が必要となる上、両構成体間の位置ずれが懸念され、両構成体が的確に組付けられていない場合には、シール性の低下や取付部への取付状態の悪化等を招くおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外観品質の向上を図るとともに、製造作業性の向上、製造コストの抑制等を図ることのできるガラスランを提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.車両のドアフレームの内周に沿って設けられた取付部に取着され、基底部及び該基底部から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部よりなる断面略コ字状をなす本体部と、前記車内側側壁部及び前記車外側側壁部の略先端から前記本体部内側に延びる車内側シールリップ及び車外側シールリップとを備えたガラスランであって、
型成形により、前記本体部及び前記両シールリップを有する断面形状をなし、ドアガラスの上縁部に対応する上辺部と、ドアガラスの前縁部及び後縁部に対応する前縦辺部及び後縦辺部とを具備する長手方向全域が一体的に形成されるとともに、
前記本体部の内側に配置される機能部、及び前記基底部に設けられた被係合部に係合する係合部を具備する機能部材を備えることを特徴とするガラスラン。
尚、「機能部」とあるのは、ガラスランとして用いる場合に品質をより高めるための諸機能を有する部分という意味であり、機能としては、例えば、ドアガラスが突き当たるときの衝撃や音を吸収する機能や、ドアガラスの摺動を円滑にする機能や、ドアガラスのがたつきを抑制する機能等が挙げられる。
手段1によれば、型成形によりガラスランの長手方向全域が構成される。このため、例えば、押出成形体を含む複数の成形体を長手方向に繋ぐことで構成されるようなガラスランとは異なり、隣接する成形体同士を繋いだ接続線が外観に表れてしまうといった事態を回避することができる。また、ガラスランの長手方向(周方向)において部分的に色・艶の相違が生じてしまうといった事態を回避することができる。結果として、外観品質の向上を図ることができる。さらに、ガラスランの長手方向に不要な段差が形成されてしまうといったおそれを回避することができ、シール性の向上を図ることができる。
また、例えば、複数の型成形体を組付けることでガラスランを構成する場合に比べ、組付け作業が不要なために製造作業性の向上が図られるとともに、金型装置が1つで済むためコストの削減を図ることができる。さらに、ガラスランを構成する複数の型成形体がずれたり、離脱したりすることに起因して、シール性の低下、取付部への取付状態の悪化、取付作業性の低下等を招くといったおそれを防止することができる。
また、ガラスランは、本体部の内側にドアガラスの端縁を位置させることでドアガラスの昇降を案内するとともに、ドアガラスの周縁部をシールするためのものである。従って、一般に、本体部の内側部分というのは、ドアガラスの昇降(開閉)に際し、頻繁にドアガラスの端縁に摺接したり圧接されたりするため、他の部分とは異なった諸機能が要求される。例えば、本体部の内側面のうち基底部の内側に対応する部位(以下、単に基底部の内側部分と称する)というのは、ドアガラスの昇降に際して該ドアガラスと頻繁に当接しうる部分である。このため、従来、当該基底部の内側部分の素材を他の部位と異ならせたり、基底部の内側部分に対応して特種な形状(例えば中空形状)に構成したりしているものが見受けられる。しかしながら、諸機能を付与する箇所というのが、本体部の内側ということもあって、押出装置や金型装置の複雑化を招いたり、成形の難易度が上がってしまったり、作業が煩雑になったりする等、諸機能を付与する上で様々な困難を伴っていた。
この点、本手段1によれば、別部材として構成される機能部材の機能部により、基底部の内側部分を構成することができる。このため、機能部をガラスランと一体成形する場合に比べて、金型装置の複雑化等を招いたりすることなく、比較的容易に、本体部の内側(基底部の内側部分)に対して機能部を具備せしめることができる。
さらに、型成形体は押出成形体に比べて製品設計の自由度が高いため、例えば、特定部位において断面形状を異ならせる場合(例えば部分的に突起を設けたり、長手方向においてシールリップの長さを変更させたりする場合)であっても、型成形により容易に成形することができる。もちろん、被係合部に関しても、ガラスランの長手方向において、部分的に断面形状を異ならせたり、部分的又は間欠的に設けたりしたとしても、型成形に際し、被係合部等を基底部が形成されるのと同時に形成することができる。従って、特定部位において断面形状を異ならせるために、別途作業(後加工)が必要になってしまうといった事態を回避することができ、生産性の向上を図ることができる。
尚、機能部材は、ガラスランの長手方向に沿って全域に設けられることとしてもよいし、間欠的、部分的に設けられることとしてもよい。
手段2.前記被係合部は、ガラスランの長手方向において部分的又は間欠的に設けられていることを特徴とする手段1に記載のガラスラン。
手段2によれば、被係合部はガラスランの長手方向に沿って全域に設けられているわけではなく、部分的又は間欠的に設けられている。このため、機能部材が基底部に対しガラスランの長手方向において位置ずれしてしまうといった事態を防止することができる。また、本手段2のように、被係合部を部分的又は間欠的に設ける場合であっても、型成形時において基底部と同時に形成することができる。このため、被係合部を部分的又は間欠的に設けることに起因して後加工が必要となってしまい、製造作業性の低下を招いてしまうといった事態を回避することができる。
手段3.前記機能部は、前記車内側シールリップのドアガラス摺接面とは反対側の面と接触可能なサブリップを備えることを特徴とする手段1又は2に記載のガラスラン。
手段3によれば、車内側シールリップのドアガラス摺接面とは反対側の面(裏面)と接触可能なサブリップが設けられている。このため、ドアガラスが車内側に変位しようとした場合、車内側シールリップ及びサブリップがともに撓みつつ、協働してドアガラスを押返すようにして支持することとなる。従って、ドアガラスのがたつきを抑制することができる。また、車内側シールリップは、サブリップとドアガラスとで挟持された状態となるため、車内側シールリップが車幅方向に振動し、車内側シールリップがドアガラスから離間してしまうといった事態を防止することができる。従って、シール性の向上及び遮音性の向上を図ることができる。つまり、当該手段3によれば、前記機能部は、がたつき防止機能、シール性向上機能、遮音性向上機能を発揮しうることとなる。
手段4.少なくとも前記上辺部に設けられる前記機能部材の前記機能部は、前記基底部の内側面と当接して前記本体部の内側面を構成するとともに、少なくともドアガラスと接触する部位が発泡体により構成されることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のガラスラン。
手段4によれば、ドアガラスを閉めきる際に、ドアガラスの上縁部と当接することとなる基底部の内側部分が発泡体により構成されることとなる。このため、ドアガラスの突き当たりによる衝撃を発泡体によって吸収することができる。結果として、ドアガラスを閉めきるときの衝突音を抑制することができる。つまり、当該手段4によれば、前記機能部は、衝撃吸収機能を発揮しうることとなる。
手段5.少なくとも前記上辺部に設けられる前記機能部材の前記機能部は、前記基底部の内側面と当接して前記本体部の内側面を構成するとともに、中空形状をなすことを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載のガラスラン。
手段5によれば、ドアガラスを閉めきる際に、ドアガラスの上縁部と当接することとなる基底部の内側部分が中空形状をなすこととなる。このため、ドアガラスの突き当たりによる衝撃を中空部において吸収することができる。結果として、ドアガラスを閉めきるときの衝突音を抑制することができる。つまり、当該手段5においても、前記機能部は、衝撃吸収機能を発揮しうることとなる。尚、ガラスランの断面全域を型成形していたのでは、中空形状とすることが著しく困難であるが、本手段によれば、機能部材が別部材として構成されるため、成形もさほど困難なものとはならずに済む。
手段6.少なくとも前記前縦辺部及び前記後縦辺部に設けられる前記機能部材の前記機能部は、前記基底部の内側面と当接して前記本体部の内側面を構成するとともに、前記本体部よりも硬質の素材よりなることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のガラスラン。
手段6によれば、ドアガラスの開閉に際してドアガラスと摺接する基底部の内側部分が本体部よりも硬質の素材により構成されることとなる。このため、ドアガラスの摺動性を向上させたりドアガラスの摺接に対する耐摩耗性を向上させたりすることができる。つまり、当該手段6によれば、前記機能部は、摺動性向上機能、耐摩耗性向上機能を発揮しうることとなる。
手段7.前記機能部は、前記機能部材の取付前の状態において、前記係合部との連接部又はその近傍から幅方向の側方に向けて、前記係合部の突出方向側に傾斜して延びることを特徴とする手段6に記載のガラスラン。
手段7によれば、機能部は、係合部との連接部又はその近傍から幅方向の側方に向けて係合部の突出方向側に傾斜して延びている。このため、機能部材の取付状態において、機能部と基底部の内側面とを圧接させることができる。従って、機能部が基底部から浮き上がったりすることを防止でき、浮き上がりに起因するドアガラスの摺動性の悪化等を防止することができる。
手段8.型成形時における、前記車内側シールリップと前記車外側シールリップとの間隔が1.5mm以上、3.0mm以下に設定されていることを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載のガラスラン。
手段8に記載のように、車内側シールリップと車外側シールリップとの間隔を1.5mm以上とすることで、本体部、車内側シールリップ、及び車外側シールリップの各内周面を成形するための金型(中子)を保持する保持板の強度を確保することができる。また、車内側シールリップと車外側シールリップとの間隔を3.0mm以下とすることで、一般に厚みが4.0mm〜5.0mm程度であるドアガラスの内外面に対するシール性を確保することができる。
手段9.前記本体部及び前記両シールリップはオレフィン系熱可塑性エラストマーにより構成されることを特徴とする手段1乃至8のいずれかに記載のガラスラン。
例えば、本体部及びシールリップをEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム)等のゴム材料により構成する場合、EPDM等は比較的高粘度であり、これを金型のキャビティの隅々にまで行き渡らせようとすると、注入圧を高圧力とする必要が生じたり、注入用のゲート数を増やす必要が生じたりする。前者の構成を採用する場合には、キャビティを構成する複数の金型の突合せ部にEPDM等が入り込んでしまい、バリが発生してしまうおそれがある。一方、後者の構成を採用する場合には、金型構造の複雑化を招くおそれがある。これに対し、本手段9によれば、本体部及びシールリップがEPDM等よりも粘度の低いオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)により構成されるため、バリの発生を防止するとともに、金型構造の複雑化を抑制して製造コストの増大を抑制することができる。また、本体部及びシールリップをTPOにより構成することで、加硫工程が不要なため、この点においても生産性の向上を図ることができる。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1はドアの概略構成を示す正面模式図である。図2は、ガラスランの上辺部を示す図1のJ−J線断面図である。図3はガラスランの後縦辺部を示す図1のK−K線断面図である。図4は取付部としてのチャンネル部に取付けられていない状態のガラスランの後縦辺部を示す断面図である。
図1に示すように、自動車用ドア61(図ではフロントドア)には、ドアガラスDGの昇降を案内し、ドアガラスDGが上昇して窓部が閉じられたときにドアガラスDGの外周とドアフレーム62との間をシールするガラスラン1が設けられている。より詳しくは、ガラスラン1は、ドアガラスDGの上縁部に対応する部位である上辺部2、上辺部2の前端部から下方に延び、ドアガラスDGの前縁部に対応する部位である前縦辺部3、及び上辺部2の後端部から下方に延び、ドアガラスDGの後縁部に対応する部位である後縦辺部4を備えている。そして、ドアフレーム62の内周に沿って形成されたチャンネル部DC、及び、チャンネル部DCの前後の縦辺部を下方に延長するようにしてドアパネル63内に設けられたサッシュ部DSの内側に当該ガラスラン1が取付けられている。
図2に示すように、ガラスラン1の上辺部2は、本体部11及び車外側シールリップ12及び車内側シールリップ13を備えている。本体部11は、チャンネル部DCに嵌め込まれる基底部14及び該基底部14から延びる車外側側壁部15及び車内側側壁部16を備え、全体として断面略コ字状をなしている。車外側シールリップ12は、車外側側壁部15の略先端から本体部11内周側に向けて延び、車内側シールリップ13は、車内側側壁部16の略先端から本体部11内周側に向けて延びている。そして、ドアガラスDGが閉じられた状態においては、車外側シールリップ12がドアガラスDGの外側面に対して圧接され、車内側シールリップ13がドアガラスDGの内側面に対して圧接される。これにより、ドアガラスDGの車外側及び車内側がそれぞれシールされるようになっている。加えて、車外側側壁部15から外方(車外側)に向って延びる車外側モールリップ17、及び車内側側壁部16から外方(車内側)に向かって延びる車内側モールリップ18が設けられている。本実施形態では、本体部11、シールリップ12、13、及びモールリップ17、18は、動的架橋型のオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPV)により構成されている。
尚、前縦辺部3及び後縦辺部4(図3参照)についても、本体部11及び一対のシールリップ12,13等を備えている。但し、ガラスラン1のうち、ベルトラインよりも下方のドアパネル63内に配設され、外観に現れない部位(本例では前縦辺部3及び後縦辺部4の下部)については、車外側モールリップ17及び車内側モールリップ18が省略されており、かかる部位が取着されるサッシュ部DSとともに小型化が図られている。また、車外側シールリップ12は車内側シールリップ13よりも小さく(短く)構成されている。これにより、ドアガラスDGが車外側に寄せられ、フラッシュサーフィス化が図られるようになっている。本実施形態では、ガラスラン1は、型成形により、本体部11及び両シールリップ12、13を有する断面形状をなし、上辺部2、前縦辺部3、及び後縦辺部4を具備する長手方向全域が一体的に形成されている。
また、図4に示すように、本実施形態では、ガラスラン1のチャンネル部DCへの取付前の状態において、車外側シールリップ12の先端部と車内側シールリップ13の先端部との間隔W1が、1.5mm〜3.0mmの範囲内に設定されている。一方、ドアガラスDGの厚みは4.0mm〜5.0mm程度である。このため、ガラスラン1をチャンネル部DC(サッシュ部DS)に取付ける(嵌合する)のに際して、車外側シールリップ12と車内側シールリップ13との間隔を無理に狭めなくても、一対のシールリップ12、13によりドアガラスDGの周縁部を確実にシールできる構成となっている。
さて、図2に示すように、上辺部2には上機能部材21が設けられている。上機能部材21は、本体部11の内側に配置される機能部22と、当該機能部22から突出し、基底部14の内側面に形成された被係合部24に係合する係合部23とを備えている。本実施形態における係合部23は、先端に断面略円形状の拡径部を具備する突起として構成され、被係合部24は係合部23に対応した形状の穴部として構成されている(勿論、両者の関係が逆であっても差し支えない)。そして、係合部23を被係合部24に係合させることで、上機能部材21が基底部14に取付けられる。本実施形態では、係合部23及び被係合部24は、ガラスラン1の長手方向に沿って所定間隔毎に設けられている。このように、被係合部24を間欠的に設けることにより、基底部14に対し、上機能部材21がガラスラン1の長手方向において位置ずれしてしまうといった事態を防止することができる。
また、機能部22は、断面略長方形状に構成され、上機能部材21の取付状態において、基底部14の内側面と面で当接するようになっている。これにより、本体部11の内側面のうち基底部14の内側に対応する部位(以下、単に基底部14の内側部分と称する)が機能部35により構成され、ドアガラスDGを閉めきる際に当該機能部35がドアガラスDGの上縁部と当接することとなる。さらに、上機能部材21は、係合部23がソリッドEPDMにより構成され、機能部22の大部分(下側部分)がスポンジEPDMにより構成されている。また、機能部22(機能部22のうちスポンジEPDMにより構成される部位)は、ドアガラスDGの当接に起因する衝撃を十分吸収できるように、後述する機能部32と比較して厚肉に構成されている。
図3に示すように、後縦辺部4(前縦辺部3)には縦機能部材31が設けられている。縦機能部材31は、本体部11の内側に配置される機能部32と、当該機能部32から突出し、基底部14の内側面に形成された被係合部34に係合する係合部33とを備えている。本実施形態における係合部33は、先端に断面略円形状の拡径部を具備する突起として構成され、被係合部34は係合部33に対応した形状の穴部として構成されている。係合部33及び被係合部34についても、ガラスラン1の長手方向に沿って所定間隔毎に設けられている。
機能部32は、縦機能部材31の取付状態において基底部14の内側面と面で当接する薄板状の基部35と、車内側シールリップ13のドアガラス摺接面とは反対側の面(裏面)と接触可能なリップ構成部36とを備えている。
リップ構成部36は、基部35のうち車内側側壁部16側の端部から車内側側壁部16の内面に沿うようにして、車内側シールリップ13の先端部よりも車内側側壁部16の先端部側にまで延びる延出部37と、延出部37の先端部から本体部11内周側に向けて基底部14側に傾斜して直線状に延び、車内側シールリップ13の先端部位裏面と接触可能なサブリップ38とを具備している。
また、基底部14の内側部分を構成し、ドアガラスDGの昇降に際して該ドアガラスDGの縦縁部と摺接する基部35は、EPDMよりも硬質のポリエチレンにより構成されている。一方、係合部33及びリップ構成部36はTPVにより構成されている。また、基部35は、剛性が高くなりすぎて、ガラスラン1のチャンネル部DCへの取付けや縦機能部材31の基底部14への取付けに際し、取付作業性や形状追従性が低下してしまわないように、薄肉に構成されている。尚、本実施形態では、各辺部2,3,4に対応する機能部材21、31毎に、機能部22、32及び係合部23、33が一体的に成形される。
尚、シールリップ12、13のドアガラス摺動面等には、ドアガラスDGの摺動性を向上させるべく表面処理が施されている。表面処理としては、例えば、シールリップ12、13の表面に塗膜(例えばウレタン塗膜)を形成したりすること等が挙げられる。
次に、ガラスラン1の製造方法についてより詳しく説明する。本実施形態におけるガラスラン1は、例えば、図5に示すような金型装置40を使用して成形される。すなわち、金型装置40は、第1の型41、第2の型42、第3の型43、第4の型44、第5の型45、第6の型46、第7の型47を備えている。尚、前記第3の型43は、本体部11、車外側シールリップ12、及び車内側シールリップ13の各内周面を成形する中子型43a、及び当該中子型43aを保持する保持板43bにより構成されている。これらの金型41〜47には、ガラスラン1の外形状に対応した成形面がそれぞれ形成されており、これら成形面によって、ガラスラン1を成形するためのキャビティ49が形成される。また、本実施形態では、第3の型43の保持板43bの厚みが1.5mm〜3.0mmとなるように設定されている。
そして、射出手段50によって可塑化状態にあるTPVを、第7の型47に形成されたスプルー51及びゲート52を介してキャビティ49内に注入し、充填させる。固化完了後、型開きして成形されたガラスラン1を金型装置40から取外す。これにより、本体部11、シールリップ12、13、及び被係合部24、34等を有する断面形状をなし、上辺部2、前縦辺部3、及び後縦辺部4を具備するガラスラン1の長手方向全域が一続きで成形されている。
また、上機能部材21及び縦機能部材31については所定の金型装置により別途形成される。そして、上辺部2に対し上機能部材21を取付け、前後の縦辺部3、4に対し縦機能部材31を取付けることで、上記のような断面形状を有するガラスラン1が構成される。その後、シールリップ12、13に対して表面処理を施すことによりガラスラン1が製造される。
以上詳述したように、本実施形態では、型成形によりガラスラン1の長手方向全域が構成される。このため、例えば、ガラスラン1を、押出成形体及び型成形体を長手方向に繋いで構成する場合のように、押出成形体と型成形体との接続線が外観に表れてしまうといった事態を回避することができる。また、ガラスラン1の長手方向(周方向)において部分的に色・艶の相違が生じてしまうといった事態を回避することができる。結果として、外観品質の向上を図ることができる。さらに、ガラスラン1の長手方向に不要な段差が形成されてしまうといったおそれを回避することができ、シール性の向上を図ることができる。
また、例えば、複数の型成形体を組付けることでガラスラン1を構成する場合に比べ、組付け作業が不要なために製造作業性の向上が図られるとともに、金型装置が1つで済むためコストの削減を図ることができる。さらに、ガラスランを構成する複数の型成形体がずれたり、離脱したりすることに起因して、シール性の低下、取付部への取付状態の悪化、取付作業性の低下を招く等といったおそれを防止することができる。
また、本実施形態によれば、上辺部2に対して上機能部材21が設けられ、前後の縦辺部3、4に対して縦機能部材31が設けられている。
より詳しくは、ドアガラスDGを閉めきる際に、ドアガラスDGの上縁部と当接することとなる上機能部材21の機能部22は、大部分が発泡体により構成されている。このため、ドアガラスDGの突き当たりによる衝撃を吸収することができ、結果として、ドアガラスDGを閉めきるときの衝突音を抑制することができる。
また、ドアガラスDGを昇降させる際に、ドアガラスDGの前後の縦縁部と当接することとなる縦機能部材31の機能部32の基部35は、TPVにより構成される基底部14よりも硬質のポリエチレンにより構成されている。このため、ドアガラスDGの摺動性及びドアガラスDGの摺接に対する耐摩耗性を向上させることができる。
さらに、縦機能部材31の機能部32には、車内側シールリップ13のドアガラス摺接面とは反対側の面(裏面)と接触可能なサブリップ38が設けられている。このため、ドアガラスDGが車内側に変位しようとした場合、車内側シールリップ13及びサブリップ38がともに撓みつつ、協働してドアガラスDGを押返すようにして支持することとなる。従って、ドアガラスDGのがたつきを抑制することができる。また、車内側シールリップ13は、サブリップ38とドアガラスDGとで挟持された状態となるため、車内側シールリップ13が車幅方向に振動し、車内側シールリップ13がドアガラスDGから離間してしまうといった事態を防止することができる。従って、シール性の向上及び遮音性の向上を図ることができる。
また、型成形体は押出成形体に比べて製品設計の自由度が高いため、例えば、特定部位において断面形状を異ならせる場合であっても、型成形により容易に成形することができる。本実施形態では、被係合部24、34をガラスラン1の長手方向において所定間隔毎に設けることとしているが、ガラスラン1の型成形後に基底部14を一部切り欠く等といった別途の作業を行うことはなく、型成形時にその他の部位と同時に形成される。さらに、本実施形態では、ガラスラン1のうちベルトラインよりも下方の部位(後縦辺部4の下部及び前縦辺部3)については車外側モールリップ17及び車内側モールリップ18を省略した形状に構成しているのではあるが、車外側モールリップ17及び車内側モールリップ18をカットする等といった別途の作業を行うことはなく、型成形に際してその他の部位と同時に形成される。このため、特定部位において断面形状を異ならせるために、別途作業(後加工)が必要になってしまうといった事態を回避することができ、生産性の向上を図ることができる。
さらに、型成形時において、車内側シールリップ13と車外側シールリップ12との間隔W1が1.5mm以上、3.0mm以下に設定されている。車内側シールリップ13と車外側シールリップ12との間隔を1.5mm以上とすることで、本体部11、車外側シールリップ12及び車内側シールリップ13の各内周面を成形するための第3の型43(保持板43b)の強度を確保することができる。また、車内側シールリップ13と車外側シールリップ12との間隔を3.0mm以下とすることで、後にシールリップ12、13間の間隔を無理に狭めるようなことをしなくて済み、厚みが4.0mm〜5.0mm程度のドアガラスDGの内外面の周縁部に対するシール性を確保することができる。
また、本体部11及びシールリップ12、13はTPVにより構成されている。例えば、本体部11及びシールリップ12、13をEPDM等のゴム材料により構成する場合、EPDM等は比較的高粘度であり、これを金型装置40のキャビティ49の隅々にまで行き渡らせようとすると、注入圧を高圧力とする必要が生じたり、注入用のゲート数を増やす必要が生じたりする。前者の構成を採用する場合には、キャビティ49を構成する複数の金型の突合せ部にEPDM等が入り込んでしまい、バリが発生してしまうおそれがある。一方、後者の構成を採用する場合には、金型構造の複雑化を招くおそれがある。これに対し、本実施形態によれば、本体部11及びシールリップ12、13がEPDM等よりも粘度の低いTPVにより構成されるため、バリの発生を防止するとともに、金型構造の複雑化を抑制して製造コストの増大を抑制することができる。また、本体部11及びシールリップ12、13をTPVにより構成することで、加硫工程が不要なため、生産性の向上を図ることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)図6に示すように、上機能部材21の機能部22を中空形状に構成してもよい。これにより、ドアガラスDGを閉めきる際に、ドアガラスDGの上縁部と当接する基底部14の内側部分に中空部22aが形成されることとなる。この場合、ドアガラスDGの当接に基づく衝撃を中空部22aの反発力によって吸収することができ、ドアガラスDGを閉めきるときの衝突音をより確実に抑制することができる。尚、ガラスラン1の断面全域を型成形していたのでは、中空形状とすることが著しく困難であるが、上機能部材21を別部材として構成することで、成形もさほど困難なものとはならずに済む。
尚、上機能部材21及び被係合部24を省略することも可能である。また、上辺部2の基底部14から上方に突出し、ドアガラスDGを閉鎖したときの衝撃を緩衝する緩衝突部を設けることとしてもよい。また、上辺部2の基底部14から上方に突出し、ガラスラン1のチャンネル部DCへの取付状態においてチャンネル部DCに形成された孔部又は凹部に係止されることで、ガラスラン1の長手方向へのずれ移動を規制するずれ防止用突起を設けることとしてもよい。さらに、上辺部2に対し、車外側側壁部15と車外側シールリップ12との境界部から下方に突出し、上昇するドアガラスDGが車外側に変位した場合に当該ドアガラスDGの上縁部を本体部11の内側へと案内するためのガラスガイドを設けることとしてもよい。これらように、緩衝突部、ずれ防止用突起、ガラスガイド等を設ける場合であっても、型成形時においてその他の部位と一体形成することができる。このため、緩衝突部、ずれ防止用突起、ガラスガイド等を設けることに起因して後加工が必要となってしまい、製造作業性の低下を招いてしまうといった事態を回避することができる。尚、ずれ防止用突起は、ガラスラン1の型成形に際してインサート成形することとしてもよい。
(b)上記実施形態では、縦機能部材31に設けられるサブリップ38が、基部35から延出する延出部37の先端部から基底部14側に向けて延びるよう構成されているが、特にこのような構成に限定されるものではなく、サブリップ38は車内側シールリップ13のドアガラス摺接面とは反対側の面(裏面)と接触可能に構成されていればよい。例えば、図7に示すように、縦機能部材31の基部35の車内側側壁部16側の端部から車内側シールリップ13の裏面先端部位に向けてサブリップ38を延出させてもよい。
(c)上記実施形態における縦機能部材31のリップ構成部36を省略してもよい。また、図8(a)、(b)に示すように、縦機能部材31の基部35が、縦機能部材31の取付前の状態において、係合部33との連接部又はその近傍から側方に向けて、係合部33の突出方向側に傾斜して延びるよう構成してもよい。この場合、縦機能部材31の取付状態において、基部35と基底部14の内側面とを圧接させることができる。従って、機能部35が基底部14から浮き上がることを防止でき、浮き上がりに起因するドアガラスDGの摺動性の悪化を防止することができる。
また、縦機能部材31及び被係合部34を省略することも可能である。この場合、縦辺部3、4の基底部14の内側面に対して、例えば、ポリエチレン(PE)テープ等を貼着して摺動層を形成したり、塗膜(例えばウレタン塗膜)を形成したりすることとしてもよい。
(d)上記実施形態では、本体部11及びシールリップ12、13がTPVにより構成されているが、特にこのような構成に限定されるものではなく、例えば、非架橋型のオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)により構成してもよい。
また、上機能部材21をEPDMにより構成しているが、TPO等の別の素材により構成してもよい。但し、上機能部材21の機能部22は、ドアガラスDGの当接に起因する衝撃を吸収できる機能を具備することが望ましい。さらに、縦機能部材31の係合部33及びリップ構成部36がTPVにより構成され、基部35がポリエチレンにより構成されているが、係合部33及びリップ構成部36を非架橋型のオレフィン系熱可塑性エラストマーやEPDMにより構成したり、基部35をポリプロピレン等その他の素材により構成したりしてもよい。但し、縦機能部材31の基部35は、基底部14よりも硬質な素材により構成されることが望ましい。尚、係合部23、33をある程度硬質な素材(例えばEPDMよりも硬質な素材)により構成することで、基底部14(被係合部24、34)に対する機能部材21、31の取付作業性の向上を図ることができる。
また、上記実施形態では、フロントドアのガラスラン1に関して特に詳しく説明しているが、リアドアのガラスラン等に関しても同様に、型成形により長手方向全域が一体的に形成されるとともに、上機能部材21及び縦機能部材31が設けられることとしてもよい。さらに、例えば、モールリップ17、18を省略した断面形状をなすガラスランにも適用可能である。
尚、図5では、第3の型43の保持板43bの厚みが、車外側シールリップ12を成形するための成形面と車内側シールリップ13を成形するための成形面との間隔(すなわち、型成形時における車外側シールリップ12と車内側シールリップ13との間隔)よりもわずかに小さく構成されているが、保持板43bの厚みを、型成形時における車外側シールリップ12と車内側シールリップ13との間隔と同じに構成してもよい。
(e)また、型成形時において、少なくとも前縦辺部3及び後縦辺部4は、チャンネル部DCの曲率に合わせて湾曲形成されることとしてもよい。すなわち、ドア61は、デザイン上、ドア61のうちベルトラインよりも上側の部位が車内側に傾斜するようにして湾曲形成されたりする場合があり、これに伴って、ドアガラスDG、ひいてはチャンネル部DCも湾曲形成される。このように湾曲形成されるチャンネル部DCの曲率に合わせて、ガラスラン1の前縦辺部3及び後縦辺部4を湾曲形成することにより、例えば、湾曲して延びるチャンネル部DCに対し、直線状に形成されたガラスランを倣わせて取付ける場合に比べ、取付状態の安定化、外観品質の向上、及びシール性の向上等を図ることができる。
ドアの概略構成を示す正面模式図である。 上辺部を示す図1のJ−J線断面図である。 後縦辺部を示す図1のK−K線断面図である。 後縦辺部を示す断面図である。 ガラスランを成形するための金型装置を示す断面図である。 別の実施形態における上辺部を示す断面図である。 別の実施形態における後縦辺部を示す断面図である。 別の実施形態における縦機能部材を示す斜視図である。
符号の説明
1…ガラスラン、2…上辺部、3…前縦辺部、4…後縦辺部、11…本体部、12…車外側シールリップ、13…車内側シールリップ、14…基底部、15…車外側側壁部、16…車内側側壁部、21…上機能部材、22…機能部、23…係合部、24…被係合部、31…縦機能部材、32…機能部、33…係合部、34…被係合部、35…基部、36…リップ構成部、38…サブリップ、61…ドア、62…ドアフレーム、DC…チャンネル部、DG…ドアガラス、DS…サッシュ部。

Claims (9)

  1. 車両のドアフレームの内周に沿って設けられた取付部に取着され、基底部及び該基底部から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部よりなる断面略コ字状をなす本体部と、前記車内側側壁部及び前記車外側側壁部の略先端から前記本体部内側に延びる車内側シールリップ及び車外側シールリップとを備えたガラスランであって、
    型成形により、前記本体部及び前記両シールリップを有する断面形状をなし、ドアガラスの上縁部に対応する上辺部と、ドアガラスの前縁部及び後縁部に対応する前縦辺部及び後縦辺部とを具備する長手方向全域が一体的に形成されるとともに、
    前記本体部の内側に配置される機能部、及び前記基底部に設けられた被係合部に係合する係合部を具備する機能部材を備えることを特徴とするガラスラン。
  2. 前記被係合部は、ガラスランの長手方向において部分的又は間欠的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のガラスラン。
  3. 前記機能部は、前記車内側シールリップのドアガラス摺接面とは反対側の面と接触可能なサブリップを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラスラン。
  4. 少なくとも前記上辺部に設けられる前記機能部材の前記機能部は、前記基底部の内側面と当接して前記本体部の内側面を構成するとともに、少なくともドアガラスと接触する部位が発泡体により構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のガラスラン。
  5. 少なくとも前記上辺部に設けられる前記機能部材の前記機能部は、前記基底部の内側面と当接して前記本体部の内側面を構成するとともに、中空形状をなすことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のガラスラン。
  6. 少なくとも前記前縦辺部及び前記後縦辺部に設けられる前記機能部材の前記機能部は、前記基底部の内側面と当接して前記本体部の内側面を構成するとともに、前記本体部よりも硬質の素材よりなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のガラスラン。
  7. 前記機能部は、前記機能部材の取付前の状態において、前記係合部との連接部又はその近傍から幅方向の側方に向けて、前記係合部の突出方向側に傾斜して延びることを特徴とする請求項6に記載のガラスラン。
  8. 型成形時における、前記車内側シールリップと前記車外側シールリップとの間隔が1.5mm以上、3.0mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のガラスラン。
  9. 前記本体部及び前記両シールリップはオレフィン系熱可塑性エラストマーにより構成されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のガラスラン。
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