JPH079858A - 摺動式車両ウインドウのガラス走行案内装置 - Google Patents

摺動式車両ウインドウのガラス走行案内装置

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JPH079858A
JPH079858A JP6135071A JP13507194A JPH079858A JP H079858 A JPH079858 A JP H079858A JP 6135071 A JP6135071 A JP 6135071A JP 13507194 A JP13507194 A JP 13507194A JP H079858 A JPH079858 A JP H079858A
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】従来は別々の部品により行われていた異なる２
つの機能を、一体型の案内装置により果たす。 【構成】摺動式車両ウインドウを保持する一体型ガラス
走行案内装置は、ほぼＵ状の断面形状をなし、基部２４
と、ウインドウの内面に接する突出した舌状部３０、３
２をもつ車内側脚部２６と、ウインドウ外面に接する突
出した舌状部をもつ車外側脚部２８をもつ成形ポリマー
ストリップ片より成る。摺動中のウインドウによって加
えられる力に対抗するのに十分な強度と剛性をもって、
これにより車内・車外方向、前方、後方へのウインドウ
の好ましくない運動を防止する繊維強化ポリマーより形
成される一方、ウインドウの表面に接する舌状部の表面
部分は、ウインドウの昇降中にこの案内に沿ってスムー
ズにウインドウを移動させる低摩擦、非摩耗面である。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は概して、摺動可能なウイ
ンドウをもつ自動車車両ドア内に配置されて、ドアの窓
収納部からウインドウを上下するときに、円滑にこれを
案内するのに用いるガラス走行案内部材に関する。 さ
らに詳しくは、本発明は、総合一体型ガラス走行案内部
材であって、スムーズな弾性案内手段として働く機能
と、摺動ウインドウが移動中にその縁部から加えられる
横方向の力に対抗する補強を行う機能という、従来は別
々の部材により行われていた異なる２つの機能を果たす
案内部材に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車車両ウインドウはほとんど例外な
く摺動ウインドウを装備しており、ウインドウ開口部を
密閉する位置に上昇しうる一方、車両ドア内の空洞部に
ウインドウを格納する位置に下降することができる。車
両ドアのウインドウ開口部の周縁には通常複数のポリマ
ー密封部材が設けられ、そのゴム状弾性特性により、何
年にもわたって数千回も開閉周期を繰り返しても、ウイ
ンドウとそのウインドウ開口部を画成するドアフレーム
部分との間でスムーズなウインドウ開閉運動が行われ、
密着係合が維持されるものである。ウインドウ開口部を
囲む密封部材は一般に、ヘッダーとピラー、すなわちほ
ぼＵ字状の部分をもっていてその中にウインドウの周縁
が支承される横部材と、ウインドウ開口部の下縁に沿っ
てドアフレームに取り付けられた内側と外側で向かい合
う一対のベルトライン密封部材とを有する。ヘッダー、
ピラーおよびベルトライン密封部材は一般に、ドアフレ
ームを画成する板金により形成されたピンチ溶接フラン
ジすなわちＵ状溝型材に取り付けられ、ドアフレーム
は、密封部材の補強として、ウインドウ昇降時にこれに
よって加えられる力を安定化するかまたはこれに対抗す
る役目を果たす。
【０００３】ベルトライン下のドア空洞部すなわち収納
部内では、ウインドウは通常、隔設した一対の並行レー
ルすなわちガラス走行部により案内される。ベルト下の
ガラス走行部は通常、例えばゴムなどの弾性Ｕ状部材を
有しており、この部材は密封機能は果たさないが、ウイ
ンドウ昇降時にその円滑な移動を促す非摩耗性低摩擦ガ
イドライナーとして機能する。通常、ベルトライン下の
ドアフレーム縁部はベルト下ガラス走行部とそれほど接
近しておらず、従って、ウインドウ密封部材のように、
ウインドウ昇降時にその縁部に沿ってウインドウにより
加えられる力を、安定化もしくはこれに対抗する弾性部
材すなわちガイドライナーへの補強部材として利用する
ことはできない。従って、従来のベルト下案内手段は通
常Ｕ状断面をもつ剛性リテーナを有し、そのなかにガイ
ドライナーが支承される。剛性リテーナは通常鋼材など
堅い、モジュラの高い材料より成り、溶接または機械的
締結手段によりフレームに固着されている。剛性リテー
ナはガイドライナーを支え、特にウインドウの昇降運動
中、これによりベルト下ガラス走行部に加えられる力を
安定にする働きをする。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】米国特許４、０９８、
１３４号の３図には、Ｕ状型材およびこのＵ状型材に支
承されたゴム製ライナーをもつ下側鋼製支持部材を備え
た、標準的な従来型ベルト下ガラス走行部４５が示され
ている。支持部材およびこれとは独立のガイドライナー
を有する従来のベルト下ガラス走行部は概して、ドア内
でウインドウを昇降中、スムーズで一貫した動作でガラ
スを走路に維持するには十分である。しかし、自動車や
自動車部品のメーカーは、顧客の期待に応じ、またそれ
を上回る高品質の部品を提供すると同時に、製造組立費
用を低減しようと絶えず努力している。従って、車両ド
アのウインドウをスムーズに案内することが可能で、し
かも部品点数の少ない簡易な設計を使用することによ
り、製造組立コストを低減しうるベルトガラス走行部の
設計が極めて望ましい。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の原理によれば、
統合一体型ガラス走行部材を備えたガラス走行チャンネ
ル型材は、ポリマー基の組成より成り、特にウインドウ
がドア空洞部すなわちウインドウ収納部に昇降中に、摺
動式ウインドウによりその縁部に沿ってガラス走行部型
材に加えられる力を安定化し、またその力に効率よく対
抗するのに十分な剛性をもつものである。ポリマー基の
組成は、ほかに独立の下側支持部材を必要としないだけ
の剛性をもっているだけでなく、弾性も十分で、昇降中
のウインドウのスムーズな追跡を促すにふさわしい非摩
耗低摩擦面を保有している。本発明のガラス走行部型材
は、以上のような所望の組み合わせの特性を示す繊維補
強熱可塑性材料より形成するのが望ましい。
【０００６】本発明の一体型ガラス走行部型材は概略、
ほぼ一定の概ねＵ字状断面をもつ湾曲ストリップ片を有
する。Ｕ字状断面の脚部はそれぞれ突出した舌状部をも
っており、その一方は縁辺で窓ガラスの内面に接する一
方、他方は縁辺で窓ガラスの外面に接して、窓ガラスが
上がりきった位置すなわち閉位置と下がりきった位置の
間で移動する途上に、ウインドウをスムーズに案内する
ものである。一体型ガラス走行部型材は、ウインドウを
スムーズに案内するばかりでなく、摺動中のウインドウ
の側縁から加わる力に対抗するのに十分な強度と剛性を
もっており、このため、別途ベルト下リテーナーを設け
る必要がなくなる。
【０００７】従って本発明は、摺動式車両ウインドウ用
の簡易かつ効率のよい一体型ガラス案内アッセンブリを
提供するもので、このアッセンブリは必要な部品点数を
低減し、これによってガラス走行ガイドの取付に必要な
時間と労力を縮減するとともに、案内手段とリテーナ手
段を別々にもつ従来のガラス走行アッセンブリに比べて
高い費用削減効果を示すのである。
【０００８】
【実施例】１図に示す通り、自動車の左フロントドア１
０には、摺動ガラスウインドウ１２が設けられている。
ウインドウは、周知の各種ドアウインドウ調整手段（図
示せず）のいずれかを用いて昇降することができる。ウ
インドウ開口部は、ドアフレームの上側すなわちヘッダ
ー部１４、それぞれＡピラーとＢピラーとして知られ
た、横方向に隔設された一対のピラー１６、１８、およ
びベルトライン１９として知られた板金ドアパネルの上
縁により画成されている。ウインドウはベルトラインの
上で、ウインドウ開口部に周縁に沿ってドアフレームに
取り付けられた密封部材により案内され、ドアフレーム
のヘッダー部およびピラー部により、車内方向、車外方
向、前方、後方への好ましくない運動を抑えるようにな
っている。ベルトラインの下では、ウインドウは、横方
向に画設された平行な一対の案内部材２０、２２により
案内されている。案内手段２０、２２、特に前向きの案
内手段２０はドアフレームの縁部からスペースをあけて
あり、ドアフレームは通常、ウインドウの車内方向、車
外方向、前方、後方への好ましくない運動を抑える抑え
手段としての機能を果たすことはできない。従って、案
内手段２２、２２は、ウインドウ昇降中その縁部に沿っ
てスムーズにウインドウを案内する非摩耗弾性面を提供
する機能と、摺動ウインドウの縁部から加わる力に対抗
する補強部もしくは支持部として好ましくないその運動
を防止する機能と、２重の機能を果たさなければならな
い。
【０００９】本発明の案内手段２０、２２は、ポリマー
素材より成形された一体型部品を有する。案内手段２
０、２２はほぼ同等であるので、２ー４図に示す前方案
内手段２０に関して説明を行うものとする。後方案内手
段２２の詳しい内容は、前方案内手段２０の説明より容
易に規定しうるもので、自明である。
【００１０】２図において、案内手段を車内側に向かっ
て見た場合の前方案内手段２０の側面立面図が示されて
いる。今日の車体設計は概ね、ドアおよびドアウインド
ウがわずかに外側に湾曲しており、すなわちドアとドア
ウインドウの外面が、車両の長軸とほぼ並行な軸を中心
に湾曲したかなり大きな曲率をもっている。従って、案
内手段２０は３図に示すように、ウインドウ１２の曲率
を納められるように、湾曲ストリップ片をもつことが望
ましい。
【００１１】本発明による案内手段２０の横断面図を４
図に示す。案内手段は全体にほぼＵ状の断面形状をな
し、基部２４、車内側脚部２６、車外側脚部２８をも
つ。車内側と車外側の脚部２６、２８はそれぞれ突出し
た舌状部３０、３２を有し、これらはそれぞれウインド
ウ１２の内面と外面に接して、その昇降時にこれをスム
ーズに案内するようになっている。本発明の望ましい１
側面によれば、取付手段は案内手段の成形中に一体に形
成される。取付手段は望ましくは、ガイド手段２０、２
２の上端付近に一体式クリップ３４を、また案内手段の
下端付近には固定ラグ３６を有する。この固定ラグに
は、溝切りボルトなど従来の締結手段を受ける中央孔を
もっており、 このボルトは例えばドアフレームの対応
する孔を貫通して、案内手段をドアフレームに締結する
ことができる。クリップ３４はドアフレームの溝付き開
口部に係入可能なので、取付手順を簡素化することが可
能で、例えばフレームの溝付き開口部にクリップをすべ
らせ、一個のボルトを使って、案内手段を（２０）ドア
フレームにしっかり固着する手順を含めることができ
る。当業者にとって容易に認識しうるように、開示され
た本発明案内手段の断面形状、およびこの案内手段を車
両ドアに固着する取付手段は、容易に変更可能であり、
本発明の本旨と範囲を逸脱することなく、形状や仕様が
色々と違う車両ドアに使用することができる。
【００１２】本発明の所望実施例によれば、案内手段２
０、２２はそれぞれ独立の車内案内部材と車外案内部材
４０、４２が形成され、続いてこれらは相互に溶融また
はその他の方法で接合されて、費用効果が高く、実用性
のある量産手段を提供することができる。案内手段は望
ましくは、割り型法により生産され、このとき車内案内
部材と車外案内部材４０、４２は、取り外しできる仕切
板により隔てられた２つの金型キャビティをもつ金型ア
ッセンブリのなかで同時に射出成形される。２つの案内
部材が成形されたら、金型を開いて仕切板を取り外す。
仕切板を取り外したら、ガイド部材４０、４２の一方ま
たは両方の所定の面に接着剤を塗布する。案内部材の少
なくとも一方に接着剤を塗布したら、仕切板をいれずに
金型を再び閉じて、２つの案内部材を互いに接着し、２
０，２０のような一体の案内部材を形成する。これは、
ガラスウインドウの昇降時その円滑な運動を助け、堅固
な抑え手段を形成するので、ウインドウの縁部から加わ
る力に対抗して、車内方向、車外方向、前方、後方への
ウインドウの好ましくない運動を禁止または防止するこ
とができる。案内部材４０、４２には、舌部４３と溝４
４のような連動手段を形成するのが望ましく、これによ
って案内部材の接合を助け、強化することができる。従
って、現行では案内部材を接着剤と連結手段との組み合
わせで接合することが望ましいとされるが、接着剤だ
け、もしくは連結手段だけを用いて案内部材を固着する
こともできる。
【００１３】本発明の案内部材２０または２２を成形す
るのに適した、射出プレス成形装置を５乃至８図に示
す。金型は概して、上側取付板４５、脱着可能な仕切板
４６および下側取付板４８より成る。上側取付板と脱着
可能仕切板の片側は共に、案内部材４０または４２の一
方に対する金型キャビティ５０を画成し、下側取付板と
脱着可能仕切板のもう一方の側は共に、もう一方の案内
部材に対する金型キャビティ５２を画成する。５図のよ
うに金型を閉じると、適当な成形可能な熱可塑性もしく
は熱硬化性ポリマー組成物に、好ましくは補強用繊維を
混入した素材を、金型キャビティ５０，５２の両方にほ
ぼ同時に射出する。概して熱可塑性ポリマーが望ましい
理由は、サイクル時間が短く、極めて多様な望ましい特
性のうち何らかの特性をもつシール・アッセンブリを、
繰り返し安定して生成するために、簡単に合成できるか
らである。
【００１４】車内および車外案内部材を形成したら、金
型を開いて６図に示すように仕切板４６を取り外す。金
型を開いたら、７図に示すように、望ましくは予めプロ
グラムしたロボット手段５４により、車内、車外、もし
くは案内部材の所定面に接着剤を塗布する。さらに必要
があれば、やはり予めプログラムしたロボット手段５６
により、フロック加工塗装や低摩擦塗装など、機能塗料
を施してもよい。この後８図に示すように、内側と外側
の間に仕切板を入れずに、金型を再び閉じて案内部材４
０、４２を互いに固着する。場合により、熱硬化接着剤
を使用した場合は、金型に熱を加えて接着剤を硬化した
り、部材を相互に溶解させて一体型の案内手段２０また
は２２を形成してもよい。次に金型を開いて、必要によ
りフロック加工を行う。あるいは、ウインドウ１２の面
に接する舌部３０、３２の表面のような所定の面に低摩
擦塗装を行ってもよい。次に完成した案内手段２０また
は２２を金型から取り外し、この手順を繰り返して、さ
らにほかの案内手段を製作することができる。
【００１５】そのほか、単独の金型キャビティをもつ金
型アッセンブリを用いて、本発明案内手段を形成しても
よい。ただし、案内手段の形状が複雑であるため、上述
の割型法の方が望ましい。
【００１６】本発明の基本的な特徴は、ウインドウの縁
辺でその内面および外面に接する低摩擦、非摩耗面を案
内手段に設け、ウインドウの昇降中にこの案内に沿って
スムーズにウインドウを移動させる一方、ウインドウの
通常作動中、摺動中のウインドウの側縁から加わる力に
対抗するのに十分な強度と剛性をもっており、これによ
り車内方向、車外方向、前方、後方へのウインドウの好
ましくない運動を防止する点である。従って本発明のウ
インドウ案内手段は、摩擦との摩擦係数が低く、同時に
比較的モジュラス、曲げ強度、引っ張り強度が高い弾性
ポリマー材料より形成される。これに適した熱可塑性樹
脂には、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、
ポリウレタン、ポリアセタル、ポリエチレン、ポリ塩化
ビニール、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン、
アクリル−スチレン−アクリロニトリル、フルオロポリ
マーその他標準の熱可塑性樹脂またはその合成品が含ま
れる。熱硬化性材料には、架橋ポリウレタン、ＥＰＤＭ
などの高モジュラスエラストマー、その他エポキシ等可
塑特性をもつ適当な熱硬化性樹脂が含まれる。
【００１７】本発明の車両ドアウインドウ案内手段を形
成するのに用いるポリマー素材は、必要に応じて、酸化
防止剤、抗微生物剤、潤滑油、離型剤、可塑剤等従来公
知の様々な添加剤を混ぜて合成することができる。
【００１８】特許法規に基づいて最適の態様および所望
実施例を以上に説明したが、本発明の範囲はこれに限ら
れるものではなく、上掲請求項の範囲によりこれを定め
るべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】摺動式ウインドウをもつ車両ドアの側面図で、
一部を切り欠いてドアの窓収納部内に納められた案内部
材を示す図。
【図２】本発明による案内部材の側面図。
【図３】図２の案内部材の正面図。
【図４】図２、３に示す案内部材の横断面図。
【図５】本発明所望実施例に基づいて案内部材を成形す
る成形装置の側面図。
【図６】金型を開き、仕切板を取り去った状態を示す図
５の成形装置の側面図。
【図７】金型を開いた状態で、接着塗装および場合によ
り機能を塗装を行うロボット手段を点線で示す、図５の
成形装置の側面図。
【図８】仕切板を取り去って金型を閉じた状態を示す、
５図の成形装置の側面図。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ほぼＵ状の断面形状をなし、基部と、車
    内側脚部と、車外側脚部を有し、該脚部はそれぞれ摺動
    式車両ウインドウ１２の内面と外面に接する突出した舌
    状部をもつ成形ポリマーストリップ片より成る、摺動式
    車両ウインドウ用一体型ガラス走行案内装置。
  2. 【請求項２】 それぞれ独立で相互に接合された車内側
    と車外側の案内部材を有する、請求項１のガラス走行案
    内装置。
  3. 【請求項３】 該案内部材は接着剤により互いに接合さ
    れる、請求項２のガラス走行案内装置。
  4. 【請求項４】 該案内部材は、案内部材の成形中に一体
    に形成される連動手段により互いに接合される、請求項
    ２のガラス走行案内装置。
  5. 【請求項５】 該連動手段は、該部材の一方に形成され
    た溝と他方の部材に形成された協動連動舌状体である、
    請求項３のガラス走行案内装置。
  6. 【請求項６】 該案内部材は、接着剤と、案内部材の成
    形中に一体に形成される連動手段との組み合わせにより
    互いに接合される、請求項２のガラス走行案内装置。
  7. 【請求項７】 該案内手段の成形中に一体に形成される
    取付手段をさらに有する、請求項１のガラス走行案内装
    置。
  8. 【請求項８】 該取付手段はクリップを有する、請求項
    ７のガラス走行案内装置。
  9. 【請求項９】 該取付手段は、締結装置を挿通しうる孔
    をもつ締結ラグを有し、これによって該ガラス走行案内
    装置を車両ドアフレームに固着する、請求項７のガラス
    走行案内装置。
  10. 【請求項１０】 ウインドウの通常作動中、摺動中の車
    両ウインドウによって加えられる力に対抗するのに十分
    な強度と剛性をもっており、これにより車内方向、車外
    方向、前方、後方へのウインドウの好ましくない運動を
    防止する、請求項１のガラス走行案内装置。
  11. 【請求項１１】 摺動式車両ウインドウの表面に接する
    舌状部の少なくとも表面部分は、ウインドウの昇降中に
    この案内に沿ってスムーズにウインドウを移動させる低
    摩擦、非摩耗面である、請求項１０のガラス走行案内装
    置。
  12. 【請求項１２】 摺動式車両ウインドウの表面に接する
    舌状部の表面部分に低摩擦塗料を塗布する、請求項１１
    のガラス走行案内装置。
  13. 【請求項１３】 摺動式車両ウインドウの表面に接する
    舌状部の表面部分にフロック塗装を施す、請求項１１の
    ガラス走行案内装置。
  14. 【請求項１４】 繊維強化熱可塑性ポリマー素材より形
    成された、請求項１０のガラス走行案内装置。
  15. 【請求項１５】 該強化用繊維はガラス繊維であり、該
    熱可塑性樹脂は、ＥＰＤＭ、ポリプロピレン、ポリアミ
    ド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアセタル、ポリ
    エチレン、ポリ塩化ビニール、アクリルニトリル−ブタ
    ジエン−スチレン、アクリル−スチレン−アクリロニト
    リル、フルオロポリマーその他標準の熱可塑性樹脂また
    はその合成品より成るグループより選ばれる、請求項１
    ４のガラス走行案内装置。
  16. 【請求項１６】 繊維強化熱硬化性ポリマー素材より形
    成された、請求項１０のガラス走行案内装置。
  17. 【請求項１７】 該強化用繊維はガラス繊維であり、該
    熱硬化性樹脂は、不飽和ポリエステル、架橋ポリウレタ
    ン、高モジュラスエラストマー、エポキシ樹脂より成る
    グループから選ばれる、請求項１６のガラス走行案内装
    置。
  18. 【請求項１８】 ほぼＵ状の断面形状をなし、基部と、
    摺動式車両ウインドウの内面に接する突出した舌状部を
    もつ車内側脚部と、摺動式車両ウインドウ外面に接する
    突出した舌状部をもつ車外側脚部をもつ成形ポリマース
    トリップ片より成り、摺動式車両ウインドウの表面に接
    する舌状部の表面部分は、ウインドウの昇降中にこの案
    内に沿ってスムーズにウインドウを移動させる低摩擦、
    非摩耗面であり、該案内装置は摺動中の車両ウインドウ
    によって加えられる力に対抗するのに十分な強度と剛性
    をもって、これにより車内方向、車外方向、前方、後方
    へのウインドウの好ましくない運動を防止する繊維強化
    ポリマーより形成され、さらに該案内装置を車両ドアフ
    レームに締結する一体型取付手段を有する、摺動式車両
    ウインドウ用一体型ガラス走行案内装置。
  19. 【請求項１９】 ガラス繊維強化熱可塑性ポリマー素材
    より形成され、該熱可塑性樹脂は、ＥＰＤＭ、ポリプロ
    ピレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン、ポ
    リアセタル、ポリエチレン、ポリ塩化ビニール、アクリ
    ルニトリル−ブタジエン−スチレン、アクリル−スチレ
    ン−アクリロニトリル、フルオロポリマーその他標準の
    熱可塑性樹脂またはその合成品より成るグループより選
    ばれる、請求項１８のガラス走行案内装置。
  20. 【請求項２０】 ガラス繊維強化熱硬化性ポリマー素材
    より形成され、該熱硬化性樹脂は、不飽和ポリエステ
    ル、架橋ポリウレタン、高モジュラスエラストマー、エ
    ポキシ樹脂より成るグループから選ばれる、請求項１８
    のガラス走行案内装置。
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