JP2022012750A - 自動車ドア用グラスラン - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアの前部に取り付けられる前側シール部に曲げ力が加わってもモールがグラスラン上辺部から外れないようにして不具合の発生を抑制する。【解決手段】グラスランは、グラスラン上辺部24の車室外側に取り付けられるモール40を備えている。グラスラン上辺部24の前側には、モール40に係合する前側係合部52を有するモール保持部材50が固定されている。モール保持部材50は、硬質材で構成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、自動車に配設されているドアに取り付けられる自動車ドア用グラスランに関し、特に車室外側に取り付けられるモールを有する構造の技術分野に属する。
自動車の側部に設けられるドアとして、ウインドガラスの周縁部を保持するウインドフレームを有するドアがある。このウインドフレームを有するドアには、ウインドフレームとウインドガラスとの間をシールするためのグラスランが配設されている。
特許文献1、2に開示されているグラスランは、ウインドフレームに対して車室外側から取り付けられるようになっている。特許文献1のグラスランのようにウインドフレームに対して車室外側から取り付けられるグラスランは、例えば車両のデザイン上の要求から採用される場合がある。
特許文献1、2のグラスランの車室外側には、車両前後方向に長いモールが取り付けられている。モールの上端部及び下端部は、それぞれグラスラン本体部に設けられた上側係合部及び下側係合部に係合するようになっている。
米国特許公開2015/0165880号明細書 米国特許第9114765号公報
グラスランは、ウインドガラスの前縁部及び後縁部に沿ってそれぞれ上下方向に延びるグラスラン前辺部及びグラスラン後辺部と、グラスラン前辺部の上端部からグラスラン後辺部の上端部まで前後方向に延びるグラスラン上辺部とを有しているのが一般的であり、この場合、グラスラン上辺部の車室外側にモールが取り付けられることになる。
ところで、グラスラン前辺部の前方に、ドアの前部に沿って上下方向に延びる前側シール部が設けられる場合があり、この場合、グラスラン上辺部を前方へ延長し、グラスラン上辺部に前側シール部を一体化する構造が考えられる。この構造を採用すると、グラスラン上辺部が前方へ延長された分、モールもグラスラン上辺部に沿って前方へ延長する必要がある。
そして、このモールを有するグランスランをウインドフレームに組み付ける時、前側シール部を根元近傍から曲げてドアの前縁部に沿わせるように弾性変形させることがある。また、モールを有するグラスランの運搬時に前側シール部が根元近傍から曲がることもある。前側シール部が曲がると、その曲げ力がグラスラン上辺部にも達して当該グラスラン上辺部を弾性変形させてしまい、その結果、グラスラン上辺部に形成されている上側係合部または下側係合部がモールから離脱して外観見栄えが悪化するといった不具合の発生要因になる。モールが離脱すると、離脱したモールを再び取り付ける作業が必要になり、手間がかかるという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ドアの前部に取り付けられる前側シール部に曲げ力が加わってもモールがグラスラン上辺部から外れないようにして不具合の発生を抑制することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、自動車ドアのウインド開口を形成するように延びるウインドフレームが有するフレーム上辺部に形成された車室外側へ延びるグラスラン取付板部に対して車室外側から取り付けられ、該ウインドフレームとウインドガラスとの間をシールする自動車ドア用グラスランにおいて、前記ウインドフレームが有するフレーム前辺部に沿って上下方向に延びるグラスラン前辺部と、前記ウインドフレームが有するフレーム後辺部に沿って上下方向に延びるグラスラン後辺部と、前記グラスラン前辺部から車両前方に離れて配置され、前記ドアの車両前部に取り付けられる前側シール部と、前記前側シール部の上端部から前記グラスラン前辺部の上端部を経て前記グラスラン後辺部の上端部に達するとともに、車室外側の上下にそれぞれ上側上辺係合部及び下側上辺係合部が設けられたグラスラン上辺部と、前記グラスラン上辺部の車室外側に沿って車両前後方向に延びるとともに、前記上側上辺係合部及び下側上辺係合部に係合した状態で前記グラスラン上辺部に取り付けられるモールと、前記グラスラン上辺部におけるウインドガラスに接触する部分に比べて硬い硬質材からなり、前記グラスラン上辺部における前記グラスラン前辺部よりも車両前側に固定されるとともに、前記グラスラン上辺部の車室外面よりも車室外側へ突出して前記モールに係合する前側係合部を有するモール保持部材とを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、モールをグラスラン上辺部の上側上辺係合部及び下側上辺係合部に係合させることによって当該グラスラン上辺部に取り付けることが可能になり、この状態で、モール保持部材の前側係合部にもモールが係合することになる。モール保持部材はグラスラン前辺部よりも車両前側に位置しているので、モールにおける前側シール部に近い部分に係合することになり、しかも、モール保持部材は硬質材からなるものなので前側係合部の変形が起こりにくく、一旦係合した前側係合部はモールから離脱し難くなる。これにより、例えばグラスランをウインドフレームに取り付ける作業の際やグラスランの運搬中に前側シール部が大きく曲げられてグラスラン上辺部が多少弾性変形したとしても、モールがグラスラン上辺部から外れないようにすることができる。
第2の発明は、前記モール保持部材は、前記グラスラン上辺部に埋め込まれる埋設板部を有していることを特徴とする。
この構成によれば、埋設板部をグラスラン上辺部に埋め込むことで、モール保持部材をグラスラン上辺部にしっかりと固定することができる。モール保持部材をインサート成形することによって埋設板部をグラスラン上辺部に埋め込んでもよいし、2色成形法を用いて埋設板部をグラスラン上辺部に埋め込んだ状態にしてもよい。2色成形法を用いる場合には、例えばモール保持部材を構成する樹脂材を射出成形した後、グラスラン上辺部を構成するゴム材料を射出成形すればよい。
第3の発明は、前記グラスラン上辺部は、ウインドガラスに接触する部分に比べて硬い硬質材からなる芯材を備えており、前記埋設板部は、前記芯材の下方に配置され、当該芯材に沿って車両前後方向に延びていることを特徴とする。
この構成によれば、例えば前側シール部が曲げられたことによってモール保持部材の前側係合部に対してモールの離脱方向への力が作用した時、埋設板部の変形や変位が芯材によって抑制されるので、モールが前側係合部からより一層離脱し難くなる。
第4の発明は、前記上側上辺係合部及び前記下側上辺係合部は、それぞれ前記グラスラン上辺部の車室外面から車室外側へ突出して車両前後方向に延びる突条部で構成されており、前記モール保持部材の前記前側係合部は、前記下側上辺係合部の車両前方において当該下側上辺係合部の車両前側への延長線上に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、モール保持部材の前側係合部がグラスラン上辺部の下側上辺係合部の延長線上に配置されているので、モールにおける係合部分の断面形状を長手方向について同一にしてモールの製造を容易にしながら、当該モールをグラスラン上辺部の下側上辺係合部と、モール保持部材の前側係合部との両方に係合させてしっかりと固定することができる。
第5の発明は、前記グラスラン上辺部における前記グラスラン前辺部よりも車両前側には、車室外側へ突出する突出部が設けられ、前記モールの車両前側には、前記突出部に対して車両前側から当接可能に配置される前側当接部が設けられ、前記モール保持部材は、前記突出部の内部に埋め込まれる位置決め部を有していることを特徴とする。
すなわち、ドアを何度も開閉したり、強く閉めたりすると、モールがグラスラン上辺部とは別部材であることから車両後側へずれるおそれがある。モールが後側へずれると、ドアの後側に設けられている他部品と干渉して外観見栄えの悪化を招くおそれがあった。
本構成によれば、モールをグラスラン上辺部に取り付けた状態で、モールの前側当接部が、グラスラン上辺部の突出部に対して車両前側から当接可能に配置される。そして、この突出部には、硬質材からなる位置決め部が埋め込まれているので、突出部の変形が位置決め部によって抑制される。したがって、モールが後側へ変位しようとして前側当接部がグラスラン上辺部の突出部に当接した時、当該モールの後側への変位が突出部並びに位置決め部によって十分に抑制される。これにより、モールが他部品と干渉しなくなり、外観見栄えを良好に保つことができる。
第6の発明は、前記モール保持部材の前記位置決め部は、車室外側へ向けて突出していることを特徴とする。
この構成によれば、位置決め部の車幅方向の寸法を長く確保することができるので、モールの前側当接部が車幅方向に多少変位したとしても、モールの車両後側への変位を抑制できる。
第7の発明は、前記モール保持部材の前記位置決め部には、前記グラスラン上辺部を構成する材料が当該位置決め部の車室内側から充填される充填部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、グラスラン上辺部を構成する材料がモール保持部材の位置決め部に充填されるので、位置決め部がグラスラン上辺部に対して強固に固着する。これにより、位置決め部によるモールの車両後側への変位抑制効果を更に高めることができる。
以上説明したように、本発明によれば、グラスラン上辺部の車両前側に硬質材からなるモール保持部材を固定し、このモール保持部材に、車室外側へ突出してモールに係合する前側係合部を設けたので、ドアの前部に取り付けられる前側シール部に曲げ力が加わってもモールがグラスラン上辺部から外れないようにして不具合の発生を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る自動車ドア用グラスランを備えた自動車のフロントドアを車室外側から見た図である。 上記自動車ドア用グラスランを車室外側から見た図である。 上記自動車ドア用グラスランの車両前側を拡大して示す図である。 モールを取り外した状態の図3相当図である。 図3におけるV-V線断面図である。 図3におけるVI-VI線断面図である。 図3におけるVII-VII線断面図である。 モール保持部材を車室外側から見た図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車ドア用グラスラン20を備えた自動車ドア1を車室外側から見た図である。この自動車ドア1は、自動車(図示せず)の側部において前側に配設されるフロントドアであり、自動車の側部において前側に形成された開口部(図示せず)を開閉する。図示しないが、自動車の側部にリヤドアが配設されている場合がある。尚、この実施形態の説明では、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」というものとする。
自動車ドア1は、該自動車ドア1の略下半部を構成するドア本体2と、略上半部を構成するウインドフレーム3とを有している。ドア本体2の前端部は、図示しないが、上下方向に延びる回動軸を有するヒンジを介して車体のピラーに取り付けられている。ドア本体2は、鋼板等からなるインナパネル(図示せず)とアウタパネル2aとで構成されており、内部には、昇降動作するウインドガラス4や、ウインドガラス4を昇降動作させるための昇降装置(図示せず)等が収容可能になっている。
ウインドフレーム3は、ウインドガラス4の周縁部を保持するサッシュとして機能するものであり、ウインド開口7を形成するように延びている。ウインドフレーム3によって形成されているウインド開口7がウインドガラス4によって開閉されるようになっている。この実施形態のウインドフレーム3は、図5及び図6に示すように鋼板等をプレス成形してなる第1パネル材5及び第2パネル材6を組み合わせて構成されたものである。
図1に示すように、ウインドフレーム3は、前側フレーム部(フレーム前辺部)3aと、後側フレーム部(フレーム後辺部)3bと、フレーム上辺部3cとで構成されている。前側フレーム部3aは、ドア本体2の上縁における前部から上方へ突出しており、ウインドガラス4の前縁部に沿って延びている。後側フレーム部3bは、ドア本体2の上縁における後部から上方へ突出しており、ウインドガラス4の後縁部に沿って延びている。後側フレーム部3bの方が前側フレーム部3aよりも上方まで延びている。フレーム上辺部3cは、前側フレーム部3aの上端から後側フレーム部3bの上端まで、車体のルーフ側縁部(図示せず)に沿って前後方向に延びている。尚、フレーム上辺部3cは一般的に湾曲しているが、フレーム上辺部3cの形状は図示した形状に限られるものではなく、全体的に上方へ向けて湾曲した形状であってもよいし、湾曲部の位置やフレーム上辺部3cの傾斜角度も車体のルーフ形状に対応するように任意に設定することができる。また、ウインドフレーム3の前側フレーム部3aは、ドア本体2の前部まで連続して設けられており、ドア本体2の前部の上方に前側フレーム部3aの前部が位置付けられている。
図5及び図6に示すように、ウインドフレーム3には、車室外側へ延びるグラスラン取付板部10が形成されている。尚、図5及び図6は、それぞれ図3のV-V線及びVI-VI線断面図であることから、本来、グラスラン取付板部10は存在していないが、説明の便宜上、グラスラン取付板部10を図5及び図6に記載している。
ウインドフレーム3を構成している第1パネル材5及び第2パネル材6は、それぞれ、インナパネル及びアウタパネルと呼ぶこともできる部材である。第1パネル材5におけるウインド開口7よりも上側に位置する部分は、車室外側へ向けて延びている。第2パネル材6におけるウインド開口7よりも上側に位置する部分も、車室外側へ向けて延びている。そして、第1パネル材5と第2パネル材6とを上下方向に重ねて接合することにより、前後方向に連続して延びるグラスラン取付板部10が構成される。
(グラスランの構成)
グラスラン20は、ウインドフレーム3に対して車室外側から組み付けられ、ウインドフレーム3とウインドガラス4との間をシールするためのシール材として機能する。
図2にも示すように、グラスラン20は、グラスラン前辺部21と、グラスラン後辺部22と、前側シール部23と、グラスラン上辺部24とを備えており、これら各部21~24は一体化されて1部品となっている。詳細は後述するが、グラスラン上辺部24の車室外側にはモール40が取り付けられており、また、モール40の離脱防止及び位置ずれを抑制するために、図4に示すようなモール保持部材50を備えている。モール40及びモール保持部材50は、グラスラン20の一部を構成する部材である。
グラスラン前辺部21は、ウインドフレーム3が有する前側フレーム部3aに沿って上下方向に延びる部分である。グラスラン後辺部22は、ウインドフレーム3が有する後側フレーム部3bに沿って上下方向に延びる部分である。前側シール部23は、前側フレーム部3aから前方に離れて配置され、ドア1の前部に取り付けられる部分であり、例えば見切りシール部と呼ばれることもある。前側シール部23の上端部は、前側フレーム部3aの前側の上端部に位置している。前側シール部23は、前側フレーム部3aの前部の上端部から当該前側フレーム部3aの前部に沿って下方へ延び、さらにドア本体2の前部に沿って下方へ延びている。前側シール部23の長さはグラスラン前辺部21の長さよりも短く設定されており、前側シール部23の下端部はグラスラン前辺部21の下端部よりも上に位置している。
グラスラン上辺部24は、前側シール部23の上端部からグラスラン前辺部21の上端部を経てグラスラン後辺部22の上端部に達するように前後方向に延びている。グラスラン上辺部24により、前側シール部23、グラスラン前辺部21及びグラスラン後辺部22が前後方向に所定に間隔をあけた状態で一体化されている。グラスラン上辺部24は、ウインドフレーム3のフレーム上辺部3cに沿って延びているので、後側へ行くほど上に位置するように緩やかに湾曲している。グラスラン上辺部24の後側は、グラスラン後辺部22よりも後へ突出しているが、この突出形状は必要に応じて設ければよい。
グラスラン20は、押出成形された押出成形部と、型成形された型成形部とが組み合わされてなるものである。図2に示すように、グラスラン20のグラスラン上辺部24とグラスラン前辺部21との境界部分近傍において、境界線L1、L2、L5(一点鎖線で示す)で挟まれた部分は型成形部である。さらに、グラスラン20のグラスラン上辺部24とグラスラン後辺部22との境界部分近傍において、境界線L3、L4(一点鎖線で示す)で挟まれた部分は型成形部である。上記以外の部分は押出成形部である。
図5に示すように、グラスラン上辺部24は、エラストマー等のゴム様弾性材で構成された本体部25と、本体部25を構成する材料に比べて硬い硬質材からなる芯材26とを備えている。本体部25は、後述する芯材26を含まない部分であり、例えばEPDM(エチレンプロピレンゴム)等のゴムやTPO(オレフィン系)やTPS(スチレン系)等のTPE(熱可塑性エラストマー)を挙げることができ、上記ゴムやTPEは、スポンジ材であってもよいし、ソリッド材であってもよく、容易に弾性変形するようになっている。
本体部25は、グラスラン取付板部10の上面に沿って延びる上壁部25aと、グラスラン取付板部10の下面に沿って延びる下壁部25bと、上壁部25aの車室外側から下方へ延びるとともに下壁部25bの車室外側に連なる車室外側壁部25cとを有している。車室外側壁部25cは、下壁部25bから下方へ突出するように形成されている。
上壁部25aの上面には、上側シールリップ部27が一体成形されている。上側シールリップ部27は、上壁部25aの上面から上方へ突出しており、自動車ドア1が閉状態にあるときに車体パネル(図示せず)に接触して弾性変形することによって自動車ドア1と車体パネルとの間をシールするための部分である。上壁部25aの下面には、下方へ突出する複数の突片部28が形成されている。これら突片部28は、グラスラン取付板部10の上面に接触して弾性変形するようになっている。
下壁部25bの下面には、下板部29が型成形されている。下板部29は、外装部品(図示せず)の車室内面に接触して弾性変形するようになっている。
本体部25には、モール40を取り付けるための取付手段が設けられている。具体的には、本体部25の車室外側を構成している車室外側壁部25cの上下には、それぞれ上側上辺係合部25d及び下側上辺係合部25eが設けられており、上辺係合部25d及び下側上辺係合部25eにより上記取付手段が構成されている。上側上辺係合部25dは、車室外側壁部25cの上部から車室外側へ突出した後、上方へ向けて屈曲する突条部で構成されている。また、下側上辺係合部25eは、車室外側壁部25cの下部から車室外側へ突出した後、下方へ向けて屈曲する突条部で構成されている。さらに、車室外側壁部25cの上下方向中間部には、中間突起部25fが車室外側へ突出するように形成されている。上側上辺係合部25d、下側上辺係合部25e及び中間突起部25fは、同一形状が車両前後方向に連続している。
上壁部25aの車室外側部分には、車室外側へ向けて突出して前後方向に延びる上側突起部25gが形成されている。また、車室外側壁部25cの下部には、下方へ突出して前後方向に延びる下側突起部25hが形成されている。
(芯材26の構成)
芯材26は、本体部25に埋め込まれている。芯材26の材料としては、例えば硬質樹脂(例えばタルクやガラス繊維を混合した樹脂)、アルミニウム合金、鋼材、ステンレス鋼等の硬質材を使用することができ、本体部25の材料に比べて硬く、高剛性である。芯材26は、本体部25の上壁部25aに埋め込まれる上板部26aと、下壁部25bに埋め込まれる下板部26bと、車室外側壁部25cに埋め込まれる側板部26cとを有しており、上板部26a、下板部26b及び側板部26cが一体成形されている。
グラスラン20のグラスラン上辺部24は押出成形部であることから、成形後の形状が直線状である。一方、ウインドフレーム3のフレーム上辺部3cは、上述したように湾曲しているので、グラスラン上辺部24をウインドフレーム3のフレーム上辺部3cに取り付ける際には、グラスラン上辺部24の形状がフレーム上辺部3cと合うようにグラスラン上辺部24を湾曲させる必要がある。このとき、本体部25の全体が硬質な部材ではなく、芯材26のみが硬質な部材であることから、グラスラン上辺部24の剛性が必要以上に高まることはなく、適度な剛性とすることができる。これにより、グラスラン上辺部24を湾曲させるのに要する力が小さくて済む。
(モール40の構成)
モール40は、車両の意匠部を構成する部材であり、例えば装飾部材と呼ぶこともできるものである。モール40は、例えばアルミニウムやステンレス等の金属製の板材、硬質樹脂製の板材等で構成されていてもよいし、これら板材の車室外面にシート材やフィルム材が貼り付けられたものや、塗装が施されたものであってもよい。モール40は、プレス成形品や押出成形品であってもよい。
図1に示すように、モール40は、グラスラン上辺部24の車室外面に沿って前後方向に長い形状とされている。モール40の前端部はグラスラン上辺部24の前端部近傍に位置し、モール40の後端部はグラスラン上辺部24の後端部近傍に位置している。モール40はフレーム上辺部3cに沿って湾曲した形状である。
図5に示すように、モール40の上部には、上側屈曲部41が車室内側へ屈曲した後、下側へ屈曲するように設けられている。また、モール40の下部には、下側屈曲部42が車室内側へ屈曲した後、上側へ屈曲するように設けられている。モール40の上側屈曲部41をグラスラン上辺部24の上側上辺係合部25dと上側突起部25gとの間に差し込むことで、上側屈曲部41が上側上辺係合部25dに対して上方かつ車室内側から引っ掛かるようにして係合する。また、モール40の下側屈曲部42をグラスラン上辺部24の下側上辺係合部25eと下側突起部25hとの間に差し込むことで、下側屈曲部42が下側上辺係合部25eに対して下方かつ車室内側から引っ掛かるようにして係合する。このようにしてモール40をグラスラン上辺部24に取り付けることが可能である。
尚、モール40をグラスラン上辺部24に取り付ける際には、例えば下側屈曲部42を下側上辺係合部25eに引っ掛けた後、モール40を、下側上辺係合部25e近傍を中心にして上方へ回動させてから上側屈曲部41を上側上辺係合部25dに引っ掛けてもよいし、逆に、上側屈曲部41を上側上辺係合部25dに引っ掛けた後、下側屈曲部42を下側上辺係合部25eに引っ掛けてもよい。
また、モール40の上側屈曲部41を上側上辺係合部25dに対して車室外側から押し付けるようにすることで、各部を弾性変形させて上側上辺係合部25dに係合させることができる。また、モール40の下側屈曲部42を下側上辺係合部25eに対して車室外側から押し付けるようにすることで、各部を弾性変形させて下側上辺係合部25eに係合させることができる。
モール40をグラスラン上辺部24に取り付けると、グラスラン上辺部24の上側突起部25gがモール40の上部に接触して弾性変形するので、上側突起部25gとモール40の上部との間に隙間ができにくくなる。また、下側突起部25hがモール40の下部に接触して弾性変形する。さらに、グラスラン上辺部24の中間突起部25fがモール40の車室内面に接触して弾性変形するので、モール40のがたつきを抑制できる。
図3及び図7に示すように、モール40の前部には、車室内側へ向けて折り曲げられた前板部(前側当接部)43が設けられている。前板部43は上下方向に延びている。
(モール保持部材50の構成)
図3及び図4に示すように、モール保持部材50は、グラスラン上辺部24におけるグラスラン前辺部21よりも前側に固定されている。このモール保持部材50によりモール40の前側がグラスラン上辺部24から離脱するのを抑制できるとともに、モール40が後側へ位置ずれするのを抑制できる。
すなわち、この実施形態では、グラスラン20が前側シール部23を備えているので、モール40を有するグラスラン20の搬送中に前側シール部23が大きく曲げられることがある。また、モール40を有するグランスラン20をウインドフレーム3に組み付ける時、前側シール部23を根元近傍から曲げてドア1の前縁部に沿わせるように弾性変形させることがある。前側シール部23が大きく曲げられると、その曲げ力がグラスラン上辺部24にも達して当該グラスラン上辺部24を弾性変形させてしまい、その結果、グラスラン上辺部24に形成されている上側上辺係合部25d及び下側上辺係合部25eがモール40から離脱して見栄えが悪化するといった不具合の発生要因になるおそれがある。
また、ドア1を何度も開閉したり、強く閉めたりすると、モール40がグラスラン上辺部24とは別部材であることから車両後側へずれるおそれがある。モール40が後側へずれると、ドア1の後側に設けられている他部品と干渉して外観見栄えの悪化を招くおそれがあった。
これらの問題を解決するために、モール保持部材50が設けられている。モール保持部材50は、グラスラン上辺部24におけるウインドガラス4や外装部品に接触する部分(ゴム様弾性材)に比べて硬い硬質材からなる部材である。このような部材としては、例えば上記芯材26と同様な材料を挙げることができるが、これに限られるものではない。
図8に示すように、モール保持部材50は、前後方向に長い形状とされている。図4に示すように、モール保持部材50はグラスラン上辺部24の前部の傾斜と同様に傾斜するように配設されており、従って、後側へ行くほど上に位置している。モール保持部材50は、グラスラン上辺部24に埋め込まれる埋設板部51と、前側係合部52と、位置決め部53とを備えている。
図6に示すように、埋設板部51は、芯材26の下板部26bの下方に配置され、当該芯材26に沿って前後方向に延びるとともに、車室内外方向にも延びている。埋設板部51の前後方向の寸法は、当該埋設板部51の車室内外方向の寸法よりも長く設定されている。芯材26の下板部26bと埋設板部51の先端部との間には、下板部29を構成しているゴム様弾性材が介在し、このゴム様弾性材が埋設板部51の上面に固着している。また、埋設板部51の下面にも下板部29を構成しているゴム様弾性材が固着している。したがって、埋設板部51は下板部29に埋め込まれた状態で固定されている。
前側係合部52は、埋設板部51に一体成形されており、埋設板部51の車室外側部分から車室外側へ向けて突出した後、下方へ向けて屈曲し、前後方向に延びる突条部で構成されている。前側係合部52は、前後方向に連続していてもよいし、断続していてもよい。前側係合部52は、下側上辺係合部25eの前方において当該下側上辺係合部25eの前側への延長線上に配置されている。つまり、下側上辺係合部25eは、グラスラン上辺部24の前部までは設けられておらず、前側係合部52に達する前で途切れている。そして、下側上辺係合部25eの前部に連なるようにして、前側係合部52が前方へ向けて延びている。下側上辺係合部25eと前側係合部52とは隙間なく連続していてもよいし、下側上辺係合部25eと前側係合部52との間に隙間があってもよい。
前側係合部52は、グラスラン上辺部24の車室外面よりも車室外側へ突出してモール40の下側屈曲部42に対して下方かつ車室内側から引っ掛かるようにして係合する。この前側係合部52が硬質材で形成されているので、モール40の下側屈曲部42に一旦係合すると、下側屈曲部42がグラスラン上辺部24から外れ難くなる。前側係合部52と下側上辺係合部25eは、モール40の取付時に下側屈曲部42に対して同時に係合させることができる。
モール保持部材50の前側係合部52の下部には、下方へ突出して前後方向に延びる下側突起部54が形成されている。モール40の下側屈曲部42は、前側係合部52と下側突起部54との間に差し込まれる。下側突起部54は、グラスラン上辺部24の下側突起部25hを前側へ延長した延長線上に位置している。
図7に示すように、グラスラン上辺部24におけるグラスラン前辺部21よりも前側には、車室外側へ突出する突出部30が設けられている。図4に示すように、突出部30は前側シール部23の上端部の真上に位置している。この突出部30は上下方向に長い形状とされており、図3に示すようにモール40をグラスラン上辺部24に取り付けた状態で、当該モール40の前部によって車室外側から覆われるように配置されている。
モール40の前板部43は、グラスラン上辺部24の突出部30よりも前に配置されており、前後方向から見たとき、前板部43と突出部30とが互いに重複するようになっている。これにより、前板部43は突出部30に対して前側から当接可能な位置関係になる。モール40が正規の位置(公差範囲の中央位置)にあるときには、前板部43が突出部30から前方へ離れていてもよく、この場合、前板部43と突出部30の前面とが隙間をあけて対向する位置関係になる。また、前板部43が突出部30の前面に接触していてもよい。
突出部30の内部には、モール保持部材50の位置決め部53が埋め込まれている。位置決め部53は、車室外側へ向けて突出するとともに、図8に示すように、突出部30の形状に対応するように、上下方向に長い形状となっている。
図7に示すように、位置決め部53は、型成形部のゴム様弾性材が当該位置決め部53の車室内側から充填される充填部53aを備えている。充填部53aは、位置決め部53を埋め込む前は車室内側に開放する形状をなしている。位置決め部53を埋め込む際に、充填部53aにゴム様弾性材が流入して充填される。これにより、位置決め部52がグラスラン上辺部24に対して強固に固着する。
モール40が後へ位置ずれしようとすると、前板部43は突出部30に対して前側から当接することになる。このとき、突出部30には硬質材からなる位置決め部53が埋め込まれていて、この位置決め部53は埋設板部51と一体化されているので、突出部30は後側へ向けて変形及び変位し難くなっている。これにより、モール40の後側への位置ずれが抑制される。
モール保持部材50は、グラスラン上辺部24にインサート成形されていてもよい。すなわち、グラスラン上辺部24の型成形部を成形する際には開閉動作する金型(図示せず)を使用するのであるが、この金型にモール保持部材50を保持させて型締めし、その後、材料をキャビティに射出することで、モール保持部材50の一部を型成形部に埋め込んだ状態で一体成形することができる。
また、インサート成形に限定されるものではなく、例えば2色成形法、ダイスライドインジェクション等の手法を利用することもできる。この場合、モール保持部材50を型内で樹脂材料によって成形した後、金型を交換し、新たなキャビティ内にモール保持部材50を保持してゴム様弾性材の材料を射出し、グラスラン上辺部24を成形する。これにより、モール保持部材50とグラスラン上辺部24を一体成形することができる。
また、モール保持部材50とグラスラン上辺部24とを別々に成形した後、モール保持部材50をグラスラン上辺部24に固定してもよい。
(実施形態の作用効果)
以上説明したように、この実施形態によれば、グラスラン上辺部24の前側に硬質材からなるモール保持部材50を固定し、このモール保持部材50に、車室外側へ突出してモール40に係合する前側係合部52を設けたので、ドア1の前部に取り付けられる前側シール部23に曲げ力が加わってもモール40がグラスラン上辺部24から外れないようにして不具合の発生を抑制することができる。
また、ドア1の開閉によりモール40が後側へ変位しようとしてモール40の前板部43がグラスラン上辺部24の突出部30に当接した時、当該モール40の後側への変位が突出部30並びにモール保持部材50の位置決め部53によって十分に抑制される。これにより、モール40が他部品(例えばリヤドアの部品等)と干渉しなくなり、外観見栄えを良好に保つことができる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る自動車ドア用グラスランは、ウインドフレームに対して車室外側から取り付けて使用することができる。
1 自動車ドア
3 ウインドフレーム
3c フレーム上辺部
4 ウインドガラス
7 ウインド開口
10 グラスラン取付板部
20 自動車ドア用グラスラン
21 グラスラン前辺部
22 グラスラン後辺部
23 前側シール部
24 グラスラン上辺部
25d 上側上辺係合部
25e 下側上辺係合部
26 芯材
30 突出部
40 モール
43 前板部(前側当接部)
50 モール保持部材
51 埋設板部
52 前側係合部
53 位置決め部
53a 充填部

Claims (7)

  1. 自動車ドアのウインド開口を形成するように延びるウインドフレームが有するフレーム上辺部に形成された車室外側へ延びるグラスラン取付板部に対して車室外側から取り付けられ、該ウインドフレームとウインドガラスとの間をシールする自動車ドア用グラスランにおいて、
    前記ウインドフレームが有するフレーム前辺部に沿って上下方向に延びるグラスラン前辺部と、
    前記ウインドフレームが有するフレーム後辺部に沿って上下方向に延びるグラスラン後辺部と、
    前記グラスラン前辺部から車両前方に離れて配置され、前記ドアの車両前部に取り付けられる前側シール部と、
    前記前側シール部の上端部から前記グラスラン前辺部の上端部を経て前記グラスラン後辺部の上端部に達するとともに、車室外側の上下にそれぞれ上側上辺係合部及び下側上辺係合部が設けられたグラスラン上辺部と、
    前記グラスラン上辺部の車室外側に沿って車両前後方向に延びるとともに、前記上側上辺係合部及び下側上辺係合部に係合した状態で前記グラスラン上辺部に取り付けられるモールと、
    前記グラスラン上辺部におけるウインドガラスに接触する部分に比べて硬い硬質材からなり、前記グラスラン上辺部における前記グラスラン前辺部よりも車両前側に固定されるとともに、前記グラスラン上辺部の車室外面よりも車室外側へ突出して前記モールに係合する前側係合部を有するモール保持部材とを備えていることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
  2. 請求項1に記載の自動車ドア用グラスランにおいて、
    前記モール保持部材は、前記グラスラン上辺部に埋め込まれる埋設板部を有していることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
  3. 請求項2に記載の自動車ドア用グラスランにおいて、
    前記グラスラン上辺部は、ウインドガラスに接触する部分に比べて硬い硬質材からなる芯材を備えており、
    前記埋設板部は、前記芯材の下方に配置され、当該芯材に沿って車両前後方向に延びていることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の自動車ドア用グラスランにおいて、
    前記上側上辺係合部及び前記下側上辺係合部は、それぞれ前記グラスラン上辺部の車室外面から車室外側へ突出して車両前後方向に延びる突条部で構成されており、
    前記モール保持部材の前記前側係合部は、前記下側上辺係合部の車両前方において当該下側上辺係合部の車両前側への延長線上に配置されていることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の自動車ドア用グラスランにおいて、
    前記グラスラン上辺部における前記グラスラン前辺部よりも車両前側には、車室外側へ突出する突出部が設けられ、
    前記モールの車両前側には、前記突出部に対して車両前側から当接可能に配置される前側当接部が設けられ、
    前記モール保持部材は、前記突出部の内部に埋め込まれる位置決め部を有していることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
  6. 請求項5に記載の自動車ドア用グラスランにおいて、
    前記モール保持部材の前記位置決め部は、車室外側へ向けて突出していることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
  7. 請求項6に記載の自動車ドア用グラスランにおいて、
    前記モール保持部材の前記位置決め部には、前記グラスラン上辺部を構成する材料が当該位置決め部の車室内側から充填される充填部が設けられていることを特徴とする自動車ドア用グラスラン。
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