JPH07115589B2 - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents
自動車用ウエザストリップInfo
- Publication number
- JPH07115589B2 JPH07115589B2 JP2272823A JP27282390A JPH07115589B2 JP H07115589 B2 JPH07115589 B2 JP H07115589B2 JP 2272823 A JP2272823 A JP 2272823A JP 27282390 A JP27282390 A JP 27282390A JP H07115589 B2 JPH07115589 B2 JP H07115589B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weather strip
- core
- molding
- hollow seal
- clip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車用ウエザストリップ、特にその型成形部
の構造に関するものである。
の構造に関するものである。
[従来技術] 自動車のドアを例にとると、第3図に示すようにドア本
体1の外周およびドアフレーム2には、これらに沿って
一連にウエザストリップWが取付けられている。
体1の外周およびドアフレーム2には、これらに沿って
一連にウエザストリップWが取付けられている。
ウエザストリップWは、押出成形された部材3A、3B、3C
が型成形部4A、4B、4Cにて接続されて構成されている。
が型成形部4A、4B、4Cにて接続されて構成されている。
第4図は型成形の接続部(第3図のA部)を示すもの
で、押出成形部材3B、3Cはスポンジゴム製で取付基部31
および中空状シール部32よりなり、中空状をなすスポン
ジゴムの型成形部4Cにて接続されている(特開昭58−20
5749号)。
で、押出成形部材3B、3Cはスポンジゴム製で取付基部31
および中空状シール部32よりなり、中空状をなすスポン
ジゴムの型成形部4Cにて接続されている(特開昭58−20
5749号)。
接続は一般に、金型のキャビティの両端にそれぞれ押出
成形部材3B、3Cの端末をセットし、キャビティ内には中
子を設け、キャビティ内に型成形材料を注入して両端末
を接続する型成形部4Cを成形し、成形後に中子を抜き取
っている。従って型成形部4Cには中子抜きスリット5が
残存する。中子抜きスリット5の場所としては一般に、
ウエザストリップ取付状態で外観に現れず、かつシール
性に影響のないことから、型成形部4Cの取付基部31の底
面とされていた。
成形部材3B、3Cの端末をセットし、キャビティ内には中
子を設け、キャビティ内に型成形材料を注入して両端末
を接続する型成形部4Cを成形し、成形後に中子を抜き取
っている。従って型成形部4Cには中子抜きスリット5が
残存する。中子抜きスリット5の場所としては一般に、
ウエザストリップ取付状態で外観に現れず、かつシール
性に影響のないことから、型成形部4Cの取付基部31の底
面とされていた。
ウエザストリップWの取付けは、ドアフレーム2側の押
出成形部材3Bではドアフレーム2の内周に形成したリテ
ーナに嵌合され、ドア本体1側の押出成形部材3Cはクリ
ップにてドアパネルに固着される。第4図において6は
クリップ取付孔である。
出成形部材3Bではドアフレーム2の内周に形成したリテ
ーナに嵌合され、ドア本体1側の押出成形部材3Cはクリ
ップにてドアパネルに固着される。第4図において6は
クリップ取付孔である。
ところで、ウエザストリップWの取付安定性をよくする
ため、型成形部4Cでもクリップ止めすることが望まし
い。しかしながら、第4図に示すように型成形部4Cの底
面のほぼ全長に中子抜きスリット5が存在するとクリッ
プ止めができない。
ため、型成形部4Cでもクリップ止めすることが望まし
い。しかしながら、第4図に示すように型成形部4Cの底
面のほぼ全長に中子抜きスリット5が存在するとクリッ
プ止めができない。
そこで、型成形時に2個の中子を用いてそれぞれ抜き取
ることにより、第5図に示すように中子抜きスリットを
スリット5a、5bに分割し、これ等の間にクリップ取付孔
6を形成し、このクリップ取付孔6にて第6図に示すよ
うに型成形部4Cをクリップ7にてドア本体のドアパネル
11に固定することが行なわれている。
ることにより、第5図に示すように中子抜きスリットを
スリット5a、5bに分割し、これ等の間にクリップ取付孔
6を形成し、このクリップ取付孔6にて第6図に示すよ
うに型成形部4Cをクリップ7にてドア本体のドアパネル
11に固定することが行なわれている。
しかしながら、このようにすると中子の設置、抜き取り
等、型成形作業が複雑となる。
等、型成形作業が複雑となる。
[本発明が解決しようとする課題] 本発明は、型成形部を1個の中子で成形することがで
き、この型成形部でクリップ止めできるウエザストリッ
プを提供することを課題としてなされたものである。
き、この型成形部でクリップ止めできるウエザストリッ
プを提供することを課題としてなされたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、取付基部と中空状シール部とよりなるウエザ
ストリップにおいて、型成形部の中子抜きスリットを、
型成形部の中空状シール部の一方の側面下部に位置せし
めるとともに、型成形部の取付基部にクリップ取付孔を
設けたことを特徴とする。
ストリップにおいて、型成形部の中子抜きスリットを、
型成形部の中空状シール部の一方の側面下部に位置せし
めるとともに、型成形部の取付基部にクリップ取付孔を
設けたことを特徴とする。
[作用、効果] 型成形部において、中子抜きスリットを中空状シール部
の側面下部に位置させたので、取付基部でクリップ止め
することができる。また中子抜きスリットはその位置よ
りして、外観に現れず、またシール性に影響を及ぼさな
い。
の側面下部に位置させたので、取付基部でクリップ止め
することができる。また中子抜きスリットはその位置よ
りして、外観に現れず、またシール性に影響を及ぼさな
い。
また、中子抜きスリットを分割する必要はないから、1
個の中子にて型成形部を成形することができる。
個の中子にて型成形部を成形することができる。
[実施例] 第1図および第2図に示す実施例において、ドアフレー
ム2(第3図)のリヤ側の垂直部に取付けられるウエザ
ストリップの押出成形部材3Bと、ドア本体1(第3図)
の外周に取付けられる押出成形部材3Cとは、型成形部4C
にて接続されている。
ム2(第3図)のリヤ側の垂直部に取付けられるウエザ
ストリップの押出成形部材3Bと、ドア本体1(第3図)
の外周に取付けられる押出成形部材3Cとは、型成形部4C
にて接続されている。
両押出成形部材3B、3Cは、取付基部31と中空状シール部
32を備え、中空状シール部32はその根元側で内部が仕切
壁33にて仕切られており、中空状シール部32にはウエザ
ストリップ取付状態で車内側となる側面の中央からリッ
プ34が突出している。
32を備え、中空状シール部32はその根元側で内部が仕切
壁33にて仕切られており、中空状シール部32にはウエザ
ストリップ取付状態で車内側となる側面の中央からリッ
プ34が突出している。
型成形部4Cは両端がそれぞれ押出成形部材3Bの端末およ
び押出成形部材3Cの端末とほぼ同一断面形状をなしてい
る。型成形部4Cは全体が一つの中空状で、仕切壁は形成
されていない。型成形部4Cの中空状シール部32の一方の
側面、即ちリップ34側の側面には、その下部に取付基部
31の端縁に沿って中子抜きスリット5が開口している。
そして取付基部31の底面にはクリップ取付穴6が貫通し
ている。
び押出成形部材3Cの端末とほぼ同一断面形状をなしてい
る。型成形部4Cは全体が一つの中空状で、仕切壁は形成
されていない。型成形部4Cの中空状シール部32の一方の
側面、即ちリップ34側の側面には、その下部に取付基部
31の端縁に沿って中子抜きスリット5が開口している。
そして取付基部31の底面にはクリップ取付穴6が貫通し
ている。
型成形部4Cにて押出成形部材3B、3Cを接続するには、型
成形部4Cの中空状シール部32の内面と同一の断面形状を
なす円柱状の中子の頭部(図示略)の両端に両押出成形
部材3B、3Cの端末を押し込んだ状態で金型のキャビティ
にセットする。この場合、中子の抜き取り場所が中空状
シール部の一方の側面下部になるように設定する。キャ
ビティには、上記クリップ取付孔6を形成するためのの
ピンを突設する。そして、キャビティに型成形材料を注
入し、成形後、中子を抜き取る。
成形部4Cの中空状シール部32の内面と同一の断面形状を
なす円柱状の中子の頭部(図示略)の両端に両押出成形
部材3B、3Cの端末を押し込んだ状態で金型のキャビティ
にセットする。この場合、中子の抜き取り場所が中空状
シール部の一方の側面下部になるように設定する。キャ
ビティには、上記クリップ取付孔6を形成するためのの
ピンを突設する。そして、キャビティに型成形材料を注
入し、成形後、中子を抜き取る。
しかして本発明のウエザストリップの型成形部では、中
子抜きスリットを中空状シール部の側面下部に位置せし
めたので、取付基部でクリップ止めすることができる。
また中子抜きスリットを分割する必要がなく、1個の中
子で型成形できる。そして中子抜きスリットは外観に現
れないから見栄えを損ねることなく、また、シール性に
も影響を与えない。
子抜きスリットを中空状シール部の側面下部に位置せし
めたので、取付基部でクリップ止めすることができる。
また中子抜きスリットを分割する必要がなく、1個の中
子で型成形できる。そして中子抜きスリットは外観に現
れないから見栄えを損ねることなく、また、シール性に
も影響を与えない。
第1図および第2図は本発明の実施例を示すもので、第
1図は型成形部にて接続されたウエザストリップの要部
を示す斜視図、第2図は第1図のII−II線に沿う位置で
のウエザストリップの取付状態断面図、第3図はウエザ
ストリップが取付けられた自動車ドアの正面図、第4図
は従来のウエザストリップの第4図のA部の斜視図、第
5図は他の従来のウエザストリップの上記A部の斜視
図、第6図は上記他のウエザストリップの第5図のVI−
VI線に沿う位置での取付状態断面図である。 1……ドア本体 2……ドアフレーム W……ウエザストリップ 3A、3B、3C……ウエザストリップの押出成形部材 31……取付基部 32……中空状シール部 4A、4B、4C……型成形部 5……中子抜きスリット 6……クリップ取付孔 7……クリップ
1図は型成形部にて接続されたウエザストリップの要部
を示す斜視図、第2図は第1図のII−II線に沿う位置で
のウエザストリップの取付状態断面図、第3図はウエザ
ストリップが取付けられた自動車ドアの正面図、第4図
は従来のウエザストリップの第4図のA部の斜視図、第
5図は他の従来のウエザストリップの上記A部の斜視
図、第6図は上記他のウエザストリップの第5図のVI−
VI線に沿う位置での取付状態断面図である。 1……ドア本体 2……ドアフレーム W……ウエザストリップ 3A、3B、3C……ウエザストリップの押出成形部材 31……取付基部 32……中空状シール部 4A、4B、4C……型成形部 5……中子抜きスリット 6……クリップ取付孔 7……クリップ
Claims (1)
- 【請求項1】取付基部と中空状シール部とよりなるウエ
ザストリップにおいて、ウエザストリップの型成形部の
コア抜きスリットを、型成形部の中空状シール部の一方
の側面下部に位置せしめるとともに、型成形部の取付基
部にクリップ取付孔を設けたことを特徴とする自動車用
ウエザストリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2272823A JPH07115589B2 (ja) | 1990-10-11 | 1990-10-11 | 自動車用ウエザストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2272823A JPH07115589B2 (ja) | 1990-10-11 | 1990-10-11 | 自動車用ウエザストリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04151330A JPH04151330A (ja) | 1992-05-25 |
JPH07115589B2 true JPH07115589B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=17519261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2272823A Expired - Lifetime JPH07115589B2 (ja) | 1990-10-11 | 1990-10-11 | 自動車用ウエザストリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07115589B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006082375A (ja) * | 2004-09-16 | 2006-03-30 | Toyoda Gosei Co Ltd | ウエザストリップ及びその製造方法 |
JP4535091B2 (ja) * | 2007-06-29 | 2010-09-01 | 豊田合成株式会社 | 自動車用ウエザストリップ |
JP6715015B2 (ja) * | 2016-02-04 | 2020-07-01 | 西川ゴム工業株式会社 | ウエザーストリップ固定構造 |
JP2022047282A (ja) | 2020-09-11 | 2022-03-24 | 西川ゴム工業株式会社 | 自動車ドア用シール材 |
-
1990
- 1990-10-11 JP JP2272823A patent/JPH07115589B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04151330A (ja) | 1992-05-25 |
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