JP2022047282A - 自動車ドア用シール材 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアの上端部と車体との間に浸入した水がロック部にかかり難くする。【解決手段】縦辺シール部4は、水流入口71を有する部分から中空部R3の少なくとも上側部分までが金型成形部とされている。金型成形部には、成形時に使用された中芯を抜くための中芯抜き穴79が取付板部80よりも車室外側に開口している。中空部R3の内面における中芯抜き穴79よりも上には、水流入口71から流入した水を中芯抜き穴79よりも車室内側に案内する案内部90が設けられている。【選択図】図10

Description

本発明は、自動車に配設されるドアに取り付けられる自動車ドア用シール材に関する。
従来より、自動車のドアには、当該ドアと車体のドア開口部との間をシールするためのシール材が取り付けられている(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1のシール材は、上下方向に長い形状とされており、ドアの後端部に取り付けられている。このシール材の上端部には上端開口部が形成される一方、下端部には排水口が形成されており、さらにシール材には上端開口部から排水口まで連続した中空部が設けられている。このシール材により、ドアの上端部と車体との間に浸入した水をシール材の上端開口部から中空部に導入して排水口から排水することが可能になる。
また、特許文献2のシール材は、ドアに取り付けられる取付基部と、中空状シール部とを備えている。このシール材は、開閉動作する金型によって成形された金型成形部を有しており、金型成形部には、成形時に中空状シール部の内面を成形するのに使用した中芯を抜くための中芯抜き穴が形成されている。
国際公開第2015/072558号公報 特開平4-151330号公報
ところで、ドアのウインドフレームよりも下には、ドアを閉状態で保持するためのロック部が設けられている。ロック部に水がかかると凍結時にロック解除できなくなるおそれがあるとともに、錆の発生原因になるおそれもある。
特許文献1のシール材の上端部には上端開口部が形成されているので、ドアの上端部と車体との間に浸入した水を上端開口部に導入して中空部から排水口を経て、ロック部よりも下へ導くことができ、水がロック部にかかるのを抑制できると考えられる。
しかしながら、特許文献1のシール材の上端開口部から中空部に至る部分は、押出成形が困難な形状であることから、金型成形部とせざるを得ない。金型成形部を成形する際には、特許文献2に開示されているように中芯を使用する必要があるので、中芯抜き穴が金型成形部にできてしまうのは避けられない。このため、上端開口部に導入された水が中空部を流れる間に中芯抜き穴から外部に流出してしまい、その結果、ロック部に水がかかってしまうことが考えられる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ドアの上端部と車体との間に浸入した水がドアのロック部にかかり難くすることにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、自動車の車体の側部に形成されたドア開口部を開閉するドアに取り付けられ、前記ドア開口部と前記ドアとの間をシールする自動車ドア用シール材において、前記自動車ドア用シール材は、前記ドアが有するウインドフレームの縦辺部に沿って上下方向に延び、当該縦辺部に取り付けられる取付板部と、当該取付板部に一体成形され、前記ウインドフレームの縦辺部に沿って上下方向に延びる周壁部とを有する縦辺シール部を備え、前記縦辺シール部の上部は、前記取付板部と前記周壁部とで区画される中空部に連通する水流入口を有し、前記縦辺シール部の下部は、前記ドアのロック部よりも下に位置するとともに、前記中空部に連通する排水口を有し、前記縦辺シール部は、前記水流入口を有する部分から前記中空部の少なくとも上側部分までが金型成形部とされ、前記金型成形部には、成形時に使用された中芯を抜くための中芯抜き穴が前記取付板部よりも車室外側に開口しており、前記金型成形部の内面における前記中芯抜き穴よりも上には、前記水流入口から流入した水を前記中芯抜き穴よりも車室内側に案内する案内部が設けられていることを特徴とする。
例えば、ドアを閉じた時、ドアの上端部と車体との間から水が浸入することがある。浸入した水は、縦辺シール部の水流入口から中空部に流入して下方へ流れ、ドアのロック部よりも下に位置する排水口から排水されるので、ロック部に水がかかり難くなる。
また、水流入口から流入した水は、中芯抜き穴よりも上にある案内部によって中芯抜き穴よりも車室内側に案内されるので、中芯抜き穴へ向けて流れ難くなり、中芯抜き穴からの流出が抑制され、このことによってもロック部に水がかかり難くなる。
第2の発明は、前記案内部は、前記金型成形部の内面における車室外側部分に一体成形されて車室内側へ向けて延びる板状をなしていることを特徴とする。
この構成によれば、水が水流入口から流入すると、案内部の上面に達することになる。案内部の上面に達した水は、当該案内部が車室内側へ向けて延びているので、車室内側へ向けて確実に案内され、中芯抜き穴からの水流出抑制効果がより一層高まる。
第3の発明は、前記案内部は、車両前後方向にも延びており、前記案内部の車室内側の端部には、上方へ突出して車両前後方向に延びる突出部が形成され、前記突出部の車両後側の端部は、前記金型成形部の内面から離れていることを特徴とする。
この構成によれば、案内部の上面に達した水は、突出部がいわゆる土手のように機能することで、車両前後方向に案内される。そして、突出部の車両後側の端部が中空部の内面から離れているので、水は突出部の後方から中芯抜き穴よりも車室内側へ流れることになり、中芯抜き穴に達し難くなる。
第4の発明は、自動車の車体の側部に形成されたドア開口部を開閉するドアに取り付けられ、前記ドア開口部と前記ドアとの間をシールする自動車ドア用シール材において、前記自動車ドア用シール材は、前記ドアが有するウインドフレームの縦辺部に沿って上下方向に延び、当該縦辺部に取り付けられる取付板部と、当該取付板部に一体成形され、前記ウインドフレームの縦辺部に沿って上下方向に延びる周壁部とを有する縦辺シール部を備え、前記縦辺シール部の上部は、前記取付板部と前記周壁部とで区画される中空部に連通する水流入口を有し、前記縦辺シール部の下部は、前記ドアのロック部よりも下に位置するとともに、前記中空部に連通する排水口を有し、前記縦辺シール部は、前記水流入口を有する部分から前記中空部の少なくとも上側部分までが金型成形部とされ、前記金型成形部には、成形時に使用された中芯を抜くための中芯抜き穴が前記取付板部よりも車室外側に開口しており、前記金型成形部の内面には、前記水流入口から流入した水を前記中芯抜き穴よりも車室内側に案内する突条部が、前記中芯抜き穴よりも上から当該中芯抜き穴の上端部よりも下まで延びるように設けられていることを特徴とする。
例えば、ドアを閉じた時、ドアの上端部と車体との間から水が浸入することがある。浸入した水は、縦辺シール部の水流入口から中空部に流入して下方へ流れ、ドアのロック部よりも下に位置する排水口から排水されるので、ロック部に水がかかり難くなる。
また、水流入口から流入した水は、突条部により中芯抜き穴よりも車室内側に案内されるので、中芯抜き穴へ向けて流れ難くなり、中芯抜き穴からの流出が抑制され、このことによってもロック部に水がかかり難くなる。
第5の発明は、前記突条部の上端部は、前記金型成形部の内部において車室外側に位置付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、水流入口から車室外側に流入した水が突条部によって車室内側へ導かれるので、中芯抜き穴に達し難くなる。
第6の発明は、前記中芯抜き穴は上下方向に長いスリット状をなしており、前記突条部における前記中芯抜き穴の上端部よりも下側部分は、前記中芯抜き穴よりも車室内側を当該中芯抜き穴に沿って上下方向に延びていることを特徴とする。
この構成によれば、中芯抜き穴が上下方向に長いスリット状である場合に、その中芯抜き穴の上側から下側まで全域に亘って水の流出を抑制することができる。
第7の発明は、前記自動車ドア用シール材は、前記ウインドフレームの上辺部に沿って車両前後方向に延びる上辺シール部を備え、前記縦辺シール部は、前記上辺シール部の車両後端部に一体成形され、前記上辺シール部には、車室外側に配置されて車両前後方向に延び、前記ドアの閉時に前記車体に弾接する外側シールリップと、当該外側シールリップから車室内側に離れて配置されて車両前後方向に延び、前記ドアの閉時に前記車体に弾接する内側シールリップとが設けられ、前記外側シールリップと前記内側シールリップとの間には、前記外側シールリップと前記車体との間から浸入した水が車両後側へ向けて流通可能な導水溝が形成され、前記水流入口は、前記導水溝の車両後側に連通していることを特徴とする。
この構成によれば、ドアを閉じると、上辺シール部の外側シールリップと内側シールリップとが車体に弾接する。このとき、外側シールリップと内側シールリップとは車室内外方向に互いに間隔をあけて配置されていて撓み変形し易くなっているので、中空構造のシール材を弾接させる場合に比べてドアを閉じる瞬間に当該ドアに作用する反力が小さくなる。よって、ドア閉じ性が良好になる。
また、ドアを閉じると、上辺シール部の外側シールリップと内側シールリップとが車体に弾接しているが、ドアの上端部と車体との間から水が浸入することがある。浸入した水は、外側シールリップと内側シールリップとの間の導水溝を車両後側へ流れる。導水溝における車両後端部へ流れた水は、縦辺シール部の上部に形成されている水流入口から排水することができる。
以上説明したように、本発明によれば、ドアの上端部と車体との間に浸入した水をドアのロック部よりも下まで導いて排水することができるので、水がドアのロック部にかかり難くすることができる。
本発明の実施形態に係る自動車の車体の一部を示す右側面図である。 上記車体に取り付けられる右フロントドアを車室内側から見た側面図である。 上記右フロントドアに取り付けられる自動車ドア用シール材を車室内側から見た側面図である。 自動車ドア用シール材の上部かつ後側を車室内側から見た側面図である。 自動車ドア用シール材が取り付けられた右フロントドアの上部かつ後側を車室内側から見た側面図である。 ウインドフレームに取り付けられた自動車ドア用シール材の上部を車両後側から見た図である。 自動車ドア用シール材が取り付けられた右フロントドアの上部かつ後側を車室内側の斜め上から見た斜視図である。 図5におけるVIII-VIII線断面図である。 図5におけるIX-IX線断面図である。 自動車ドア用シール材の後側を上方から見た図である。 図5におけるXI-XI線断面図である。 図5におけるXII-XII線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車100の車体101の一部を示す右側面図である。自動車100は乗用自動車であり、車室内には運転席、助手席及び後部座席を備えている。この実施形態の説明では、車両前側を単に前といい、車両後側を単に後というものとする。
(車体101の構成)
車体101の右側下部には、前後方向に延びる右サイドシル105が設けられている。車体101の右側部には、右フロントピラー110、右センターピラー111及び右リヤピラー112が右サイドシル105から上方へ延びるように設けられている。車体101の上部には、右フロントピラー110の上端部から右センターピラー111の上端部を経て、右リヤピラー112の上端部まで延びるルーフ部120が設けられている。これら構成により、車体101の右側部の前側には、右サイドシル105、右フロントピラー110、右センターピラー111及びルーフ部120によって区画されたフロントドア開口部102が形成されることになる。また、車体101の右側部の後側には、右サイドシル105、右センターピラー111、右リヤピラー112及びルーフ部120によって区画されたリヤドア開口部103が形成されることになる。フロントドア開口部102は、図2に示すフロントドア200によって開閉され、また、リヤドア開口部103は、図1に示すリヤドア300によって開閉される。
右センターピラー111の前面には、上下方向中間部にストライカー111aが前方へ突出するように設けられている。ストライカー111aは、詳細は後述するが、フロントドア200を閉状態で保持しておくための部材である。
尚、車体101の左側は右側と同様に構成されており、本発明は車体101の右側と左側のどちらにも適用することができる。以下、本発明を車体101の右側に適用した場合について説明する。また、本発明は、リヤドア300にも適用することができる。
(フロントドア200の構成)
図2に示すように、フロントドア200は、当該フロントドア200の略下半部を構成するドア本体部210と、当該フロントドア200の略上半部を構成するウインドフレーム220と、ウインドフレーム220によって保持されるウインドガラス(図示せず)とを備えている。尚、以下の説明では、ウインドフレーム220を単にフレーム220という。
ドア本体部210の前端部には、フロントドアヒンジ211が取り付けられている。また、ドア本体部210の前端部におけるフロントドアヒンジ211、211の間には、フロントドアチェッカー215が取付けられている。フロントドアヒンジ211及びフロントドアチェッカー215の構造は、従来から周知のものである。尚、図2では、ドアトリム等を省略して示している。
一方、ドア本体部210の後端部には、フロントドア200が閉状態になったときに車体101のストライカー111aが入るストライカー穴212が形成されている。ドア本体部210の内部には、ロック部としてのドアラッチ装置213が設けられている。ドアラッチ装置213は、フロントドア200が閉状態になったときにストライカー穴212に入ったストライカー111aに係合してフロントドア200を閉状態で保持する装置であり、このドアラッチ装置213の構造は従来から周知のものである。
フレーム220は、ドア本体部210の前部から上方へ向かって斜め後へ延びる前辺部221と、上辺部222と、縦辺部223とを有している。上辺部222は前後方向に延びており、上辺部222の前端部が前辺部221の上端部と連続している。また、縦辺部223は、ドア本体部210の後部から上方へ延びており、この縦辺部223の上端部が上辺部222の後端部と連続している。
図8や図9に示すように、フレーム220は、車室外側に位置するアウタパネル224と、車室内側に位置するインナパネル225とで構成されている。図8に示すように、インナパネル225の上部には、アウタパネル224側へ延びる上辺シール材取付板部225aが設けられ、さらに、アウタパネル224側に近接する部位から上方に屈曲するインナパネル上板部225bが設けられ、インナパネル上板部225bがアウタパネル224の車室内側面に重ね合わされている。また、アウタパネル224の上縁部には、車室内側へ向けて屈曲した屈曲部224aが設けられ、インナパネル上板部225bの車室内側面に重ね合わされている。この上辺シール材取付板部225aは、車室外側へ行くほど上に位置するように傾斜している。
図9に示すように、フレーム220の縦辺部223を構成しているインナパネル225には、車室内外方向に延びる縦辺シール材取付板225cが設けられている。また、縦辺シール材取付板225cの車室外側端部から屈曲して後方に延びる後側板225dが設けられている。
また、図9に仮想線で示すように、縦辺部223を構成しているアウタパネル224の車室外側には、上下方向に延びるガーニッシュ226が取り付けられている。
(自動車ドア用シール材1の構成)
図5に一部を示すように、フロントドア200には、当該フロントドア200とフロントドア開口部102との間をシールする自動車ドア用シール材1が取り付けられている。図3に示すように、自動車ドア用シール材1は、フレーム220の前辺部221に沿って延びる前辺シール部2と、フレーム220の上辺部222に沿って前後方向に延びる上辺シール部3と、フレーム220の縦辺部223に沿って下方へ延びる縦辺シール部4と、前側金型成形部5と、下側シール部6とを備えている。前辺シール部2及び上辺シール部3は、材料を口金(図示せず)から押し出すことによって一体成形された押出成形部であり、前端部から後端部まで同一断面を有している。下側シール部6は、ドア本体部210の前端部に沿って下方へ延び、ドア本体部210の下端部に沿って前後方向中間部まで延びており、この下側シール部6も押出成形部である。前側金型成形部5は、前辺シール部2の前端部と下側シール部6の上端部とを接続する部分であり、開閉動作する金型(図示せず)によって成形された部分である。
ここで、それぞれ、下側シール部6と前側金型成形部5との境界線を符号L5で示し、前側金型成形部5と前辺シール部2との境界線を符号L4で示す。前辺シール部2、上辺シール部3、縦辺シール部4、前側金型成形部5及び下側シール部6として適用可能な材料としては、ゴム様弾性体であれば特に限定されないが、ゴムの場合はEPDMスポンジゴムが、熱可塑性樹脂の場合は発泡TPOまたは軟質TPOが好ましい。
尚、前辺シール部2、前側金型成形部5及び下側シール部6は、本発明に必須なものではなく、省略してもよい。
縦辺シール部4は、開閉動作する金型(図示せず)によって成形された後側金型成形部7と、材料を口金(図示せず)から押し出すことによって成形された後側押出成形部8と、開閉動作する金型(図示せず)によって成形された下側金型成形部9とを備えている。後側金型成形部7は、フレーム220の上辺部222と縦辺部223との境界部分に対応するように形成されており、後側金型成形部7の前側部分は、上辺シール部3の後端部に接続されている。また、後側押出成形部8は、フレーム220の縦辺部223に沿って上下方向に延びており、後側押出成形部8の上側部分は、後側金型成形部7の下側部分に接続されている。上辺シール部3及び後側押出成形部8をそれぞれ成形した後、後側金型成形部7を成形するための金型に上辺シール部3及び後側押出成形部8を保持してから、後側金型成形部7の材料を金型内に射出して成形することで、上辺シール部3及び後側押出成形部8と、後側金型成形部7とを一体成形することができる。
また、その後、下側金型成形部9を成形するための金型に後側押出成形部8を保持してから、下後側金型成形部9の材料を金型内に射出して成形することで、後側押出成形部8と、後側金型成形部9とを一体成形することができる。
ここで、それぞれ、上辺シール部3と後側金型成形部7との境界線を符号L1で示し、後側金型成形部7と後側押出成形部8との境界線を符号L2で示し、後側押出成形部8と下後側金型成形部9との境界線を符号L3で示す。
尚、本実施形態における縦辺シール部4は後側金型成形部7と後側押出成形部8と下側金型成形部9により構成されているが、後側押出成形部8と下側金型成形部9は本発明に必須のものではなく、縦辺シール部4は後側金型成形部7のみで形成されていてもよく、または後側金型成形部7と後側押出成形部8で形成されていてもよい。
図8は、上辺シール部3の断面及び取付構造を示す図である。上辺シール部3は、フレーム220の上辺部222に取り付けられる取付基部30を有している。取付基部30は、上辺シール材取付板部225aに沿って前後方向に延びる板状をなしており、この上辺シール材取付板部225aに対して例えば図示しないクリップ等で固定されている。取付基部30の車室外側には上方へ延びるとともに前後方向にも延びる外側壁部31が形成され、また、取付基部30の車室内側には上方かつ車室外側へ延びるとともに前後方向にも延びる内側壁部32が形成されている。外側壁部31の上端部と内側壁部32の上端部とが連続している。さらに、上辺シール部3には、外側壁部31の下端部近傍から内側壁部32の上下方向中間部まで傾斜して延びるとともに前後方向にも延びる傾斜壁部33が設けられている。取付基部30、外側壁部31、内側壁部32及び傾斜壁部33によって前後方向に延びる2つの上側空間R1及び下側空間R2が形成されている。
外側壁部31の上端部には、背面シールリップ34が車室外側へ向けて斜め上へ突出するように設けられている。背面シールリップ34は、上辺シール部3を上辺シール材取付板部225aに取り付けた状態でアウタパネル224の屈曲部224aに対して内方から弾接する。
上辺シール部3には、車室外側に配置される押出部外側シールリップ35と、押出部外側シールリップ35から車室内側に離れて配置される押出部内側シールリップ36とが設けられている。押出部外側シールリップ35は、外側壁部31と内側壁部32の上端部近傍から上方へ突出するとともに前後方向に延びており、フロントドア200の閉時にルーフ部120に弾接する。フロントドア200が開いているときには、仮想線で示すように上方へ延びる形状になる一方、フロントドア200の閉時にルーフ部120に弾接すると、当該ルーフ部120における車室内外方向に延びる外側接触面120aによって下方へ押されて弾性変形し、下方へ撓んだ形状になる。
押出部内側シールリップ36は、内側壁部32の上下方向中間部から上方へ突出するとともに前後方向に延びており、フロントドア200の閉時にルーフ部120に弾接する。フロントドア200が開いているときには、仮想線で示すように車室内側へ向けて延びる形状になる一方、フロントドア200の閉時にルーフ部120に弾接すると、当該ルーフ部120における上下方向に延びる内側接触面120bによって車室外方へ押されて弾性変形した形状になる。
押出部外側シールリップ35と押出部内側シールリップ36との間には、導水溝Sが形成されている。押出部外側シールリップ35及び押出部内側シールリップ36が前後方向に延びていることから、導水溝Sも前後方向に長い溝で構成される。フロントドア200の閉時には押出部外側シールリップ35がルーフ部120に弾接しているが、外部の水が押出部外側シールリップ35とルーフ部120の外側接触面120aとの間から浸入するおそれがある。つまり、フロントドア200の上端部とルーフ部120との間から水が浸入すると、導水溝Sに流れ込むことになり、この導水溝Sに流れ込んだ水は、前後方向に流通可能になる。
図9は、後側押出成形部8の断面及び取付構造を示す図である。後側押出成形部8は、フレーム220の縦辺部223に取り付けられる取付板部80を有している。取付板部80は、縦辺シール材取付板部225cに沿って上下方向に延びるとともに車室内外方向にも延びる板状をなしており、この縦辺シール材取付板部225cに対して図示しないクリップ等で固定されている。取付板部80の前面には、内側ビード80a及び外側ビード80bが設けられている。内側ビード80aは、取付板部80の車室内側に位置しており、上下方向に連続して延びている。外側ビード80bは、取付板部80の車室外側に位置しており、上下方向に連続して延びている。内側ビード80a及び外側ビード80bが縦辺シール材取付板部225cに弾接して変形することによってシール性が得られるようになっている。
後側押出成形部8は、取付板部80の車室外側の縁部から車室内側の縁部まで延び、かつ後側へ膨出するように形成された周壁部81を有している。周壁部81は、上下方向に長い形状とされており、フロントドア200の閉時に右センターピラー111に弾接し、これにより少しだけ凹んだ形状になる。
後側押出成形部8の内部には、取付板部80と周壁部81とで区画された中空部R3(詳細は後述する)が設けられている。自動車ドア用シール材1をフロントドア200に取り付けた状態にすると、図3に示すように縦辺シール部4の下部がドアラッチ装置213よりも下まで延びるように当該縦辺シール部4の長さが設定されている。縦辺シール部4の下部には、中空部R3の下端部に連通する排水口82が形成されており、この排水口82は下方へ向けて開口している。
図7に示すように、後側金型成形部7の車室外側には、金型成形部外側シールリップ70が上方へ突出するともに前後方向に延びるように形成されている。金型成形部外側シールリップ70の前端部は、上辺シール部3の押出部外側シールリップ35の後端部と連続している。金型成形部外側シールリップ70は、フロントドア200の閉時にルーフ部120に弾接する。
後側金型成形部7の車室内側には上下方向に延びる筒部70aが設けられている。筒部70aの下端部は、後側押出成形部8の取付板部80及び周壁部81の上端部と連続している。これにより、筒部70aの内部空間R4と、後側押出成形部8の中空部R3とが連通して、縦辺シール部4の内部に、上下方向に延びる1つの排水路R5が構成されている。排水路R5の下端部は排水口82(図4に示す)に連通し、排水路R5の上端部は図7に示す水流入口71に連通している。したがって、排水路R5は、水流入口71から排水口82まで連続して延びることになる。
すなわち、後側金型成形部7の上部には、水流入口71が形成されており、この水流入口71は導水溝Sの後端部に連通している。水流入口71は上方へ開口するとともに、前後方向に長く形成されている。水流入口71は、金型成形部外側シールリップ70の下端部近傍において当該金型成形部外側シールリップ70よりも車室内側に位置している。水流入口71の前方に導水溝Sが位置しているので、導水溝S内の水が後側へ流れると、水流入口71の前部から当該水流入口71に流入することになる。
水流入口71の車室内側の縁部71a及び車室外側の縁部71bは共に前後方向に延びている。水流入口71の車室内側の縁部71aには、上方へ延びるとともに前後方向に延びる内側板部72が形成されている。また、内側板部72の前端部は、上辺シール部3の押出部内側シールリップ36の後端部と連続している。したがって、導水溝S内の水が水流入口71の車室内側の縁部71aを超えることなく、内側板部72によって水流入口71内へ導くことができる。
図4に示すように、後側金型成形部7には、後方に延出する延出板部74が設けられている。延出板部74の車室内側の面には、縦辺シール部4を構成する材料よりも硬質な材料からなるアウトサート材(硬質板材)50が重なるように設けられている。アウトサート材50の材料としては、例えばポリアセタール樹脂等のように後側金型成形部7を構成する材料よりも変形しにくい材料を挙げることができる。
図6に破線で示すように、後側金型成形部7には、中芯抜き穴79が形成されている。後側金型成形部7の筒部70aを金型成形する場合には、当該筒部70aの内面を成形するための中芯(図示せず)が必要になる。筒部70aの内面を成形した中芯を抜くことで中芯抜き穴79が筒部70aの外面に開口することになる。この実施形態では、中芯抜き穴79は上下方向に長いスリット状に形成されているが、これに限られるものではない。また、図11に示すように、中芯抜き穴79は、取付板部80よりも車室外側に開口している。より具体的には、取付板部80の内側ビード80a及び外側ビード80bよりも車室外側に中芯抜き穴79が位置している。図12に示すように、中芯抜き穴79は、後側金型成形部7の上側部分まで連続して延びている。
また、図6に示すように、フレーム220の縦辺部223に取り付けられた縦辺シール部4を後側から見ると、縦辺シール部4は、上側へ行くほど車室内側に位置するように傾斜するとともに緩やかに湾曲している。これは、フレーム220の縦辺部223が上側へ行くほど車室内側に位置するように形成されていることに起因している。したがって、縦辺シール部4内の排水路R5も同方向に傾斜ないし湾曲することになる。また、排水路R5に流入する水の量は、押出部外側シールリップ35でシールされた状態で流入する量であることから、それほど多くはない。このため、排水路R5内の水は、当該排水路R5の車室内外方向の中心部よりも車室内側を流れるようになる。中芯抜き穴79が取付板部80よりも車室外側に形成されているので、当該中芯抜き穴79は、排水路R5における水が殆ど流通しない箇所に開口することになる。よって、中芯抜き穴79を完全に塞ぐことなく、排水路R5を流通する水が中芯抜き穴79から漏れることを防止できる。
(後側金型成形部7の内部構造)
図7、図10及び図12に示すように、後側金型成形部7の内面における中芯抜き穴79よりも上には、水流入口71から流入した水を中芯抜き穴79よりも車室内側に案内する案内部90が設けられている。案内部90は、後側金型成形部7の内面における車室外側部分に一体成形されて車室内側へ向けて延びる板状をなしている。案内部90の車室内側の端部は、中芯抜き穴79よりも車室内側に位置している。
案内部90は、前後方向にも延びている。案内部90の前端部は、中芯抜き穴79よりも前に位置しており、また、案内部90の後端部は、中芯抜き穴79よりも後に位置している。案内部90の車室内側の端部には、上方へ突出して前後方向に延びる突出部90aが形成されている。突出部90aの前端部は、後側金型成形部7の内面と一体化されている。一方、突出部90aの後端部は、案内部90の後端部よりも前に位置しており、後側金型成形部7の内面から離れた状態になっている。
また、図10~図12に示すように、後側金型成形部7の内面には、水流入口71から流入した水を中芯抜き穴79よりも車室内側に案内する突条部91が設けられている。突条部91は、中芯抜き穴79よりも上から当該中芯抜き穴79の上端部よりも下まで延びている。この実施形態では、突条部91が中芯抜き穴79の下端部よりも下まで延びている。
図10に示すように、突条部91の上端部は、後側金型成形部7の内部において車室内外方向中央部よりも車室外側に位置付けられている。また、突条部91の上端部は、案内部90の前端部よりも前に位置付けられている。図12に示すように、突条部91の上端部よりも上に案内部90が配置されている。
図11に示すように、突条部91の上端部よりも下側部分は、取付板部80の内面に形成されており、中芯抜き穴79から車室内側に離れている。また、突条部91の上端部よりも下側部分は、中芯抜き穴79に沿って上下方向に延びている。
(実施形態の作用効果)
以上説明したように、この実施形態によれば、図8に示すように、フロントドア200を閉じると、上辺シール部3の押出部外側シールリップ35と押出部内側シールリップ36とがルーフ部120に弾接する。このとき、押出部外側シールリップ35と押出部内側シールリップ36とは車室内外方向に互いに間隔をあけて配置されていて撓み変形し易くなっているので、中空構造のシール材を弾接させる場合に比べてフロントドア200を閉じる瞬間に当該フロントドア200に作用する反力が小さくなる。よって、ドア閉じ性が良好になる。
また、フロントドア200を閉じると、上辺シール部3の押出部外側シールリップ35と押出部内側シールリップ36とがルーフ部120に弾接しているが、図7に矢印W1で示すように、押出部外側シールリップ35とルーフ部120との間から水が浸入することがある。浸入した水は、押出部外側シールリップ35と押出部内側シールリップ36との間の導水溝Sに流入する。導水溝Sに流入した水は、矢印W2で示すように当該導水溝Sを後方へ流れる。導水溝Sを後方へ流れた水は、矢印W3、矢印W5で示すように縦辺シール部4の上部に形成されている水流入口71から当該縦辺シール部4の内部に形成されている排水路R5に流入する。排水路R5に流入した水は、図3に矢印W4で示すように、ドアラッチ装置213よりも下に位置する排水口82から排水されるので、ドアラッチ装置213にかからなくなる。
押出部外側シールリップ35とルーフ部120との間から流入した水のうち、導水溝Sを後方へ流れる水は案内部90に達する。この案内部90は、中芯抜き穴79よりも上に位置するとともに、中芯抜き穴79よりも車室内側まで延びているので、案内部90に達した水は、当該案内部90によって中芯抜き穴79よりも車室内側に案内される。これにより、車室外側を下方へ流れる水が中芯抜き穴79へ向けて流れ難くなり、中芯抜き穴79からの流出が抑制される。このことによってもドアラッチ装置213に水がかかり難くなる。
この案内部90の車室内側の端部には、前後方向に延びる突出部90aが形成されているので、案内部90の上面に達した水は、突出部90aがいわゆる土手のように機能することで、前後方向に案内される。そして、突出部90aの後端部が後側金型成形部7の内面から離れているので、水は突出部90aの後方から中芯抜き穴79よりも車室内側へ流れることになり、中芯抜き穴79に達し難くなる。
また、上辺シール部3と縦辺シール部4とが一体成形されているので、導水溝Sから排水路R5へ流れる水が途中で漏れることはなく、このことによっても水がドアラッチ装置213にかかるのを抑制することができる。
さらに、図10に示すように、突条部91の上端部が導水溝Sの車室外側に位置しているので、矢印W6で示すように流れた水は突条部91よりも車室内側を流れるとともに、突条部91によって中芯抜き穴79よりも車室内側に案内される。これにより、中芯抜き穴79へ向けて流れ難くなり、中芯抜き穴79からの流出が抑制され、このことによってもドアラッチ装置213に水がかかり難くなる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る自動車ドア用シール材は、例えばフロントドアやリヤドアに用いることができる。
1 自動車ドア用シール材
3 上辺シール部(押出成形部)
4 縦辺シール部
7 後側金型成形部
35 押出部外側シールリップ
36 押出部内側シールリップ
71 水流入口
79 中芯抜き穴
80 取付板部
81 周壁部
82 排水口
90 案内部
90a 突出部
91 突条部
102 フロントドア開口部
200 フロントドア
220 フレーム
223 縦辺部
R3 中空部
S 導水溝

Claims (7)

  1. 自動車の車体の側部に形成されたドア開口部を開閉するドアに取り付けられ、前記ドア開口部と前記ドアとの間をシールする自動車ドア用シール材において、
    前記自動車ドア用シール材は、前記ドアが有するウインドフレームの縦辺部に沿って上下方向に延び、当該縦辺部に取り付けられる取付板部と、当該取付板部に一体成形され、前記ウインドフレームの縦辺部に沿って上下方向に延びる周壁部とを有する縦辺シール部を備え、
    前記縦辺シール部の上部は、前記取付板部と前記周壁部とで区画される中空部に連通する水流入口を有し、
    前記縦辺シール部の下部は、前記ドアのロック部よりも下に位置するとともに、前記中空部に連通する排水口を有し、
    前記縦辺シール部は、前記水流入口を有する部分から前記中空部の少なくとも上側部分までが金型成形部とされ、
    前記金型成形部には、成形時に使用された中芯を抜くための中芯抜き穴が前記取付板部よりも車室外側に開口しており、
    前記金型成形部の内面における前記中芯抜き穴よりも上には、前記水流入口から流入した水を前記中芯抜き穴よりも車室内側に案内する案内部が設けられていることを特徴とする自動車ドア用シール材。
  2. 請求項1に記載の自動車ドア用シール材において、
    前記案内部は、前記金型成形部の内面における車室外側部分に一体成形されて車室内側へ向けて延びる板状をなしていることを特徴とする自動車ドア用シール材。
  3. 請求項2に記載の自動車ドア用シール材において、
    前記案内部は、車両前後方向にも延びており、
    前記案内部の車室内側の端部には、上方へ突出して車両前後方向に延びる突出部が形成され、
    前記突出部の車両後側の端部は、前記金型成形部の内面から離れていることを特徴とする自動車ドア用シール材。
  4. 自動車の車体の側部に形成されたドア開口部を開閉するドアに取り付けられ、前記ドア開口部と前記ドアとの間をシールする自動車ドア用シール材において、
    前記自動車ドア用シール材は、前記ドアが有するウインドフレームの縦辺部に沿って上下方向に延び、当該縦辺部に取り付けられる取付板部と、当該取付板部に一体成形され、前記ウインドフレームの縦辺部に沿って上下方向に延びる周壁部とを有する縦辺シール部を備え、
    前記縦辺シール部の上部は、前記取付板部と前記周壁部とで区画される中空部に連通する水流入口を有し、
    前記縦辺シール部の下部は、前記ドアのロック部よりも下に位置するとともに、前記中空部に連通する排水口を有し、
    前記縦辺シール部は、前記水流入口を有する部分から前記中空部の少なくとも上側部分までが金型成形部とされ、
    前記金型成形部には、成形時に使用された中芯を抜くための中芯抜き穴が前記取付板部よりも車室外側に開口しており、
    前記金型成形部の内面には、前記水流入口から流入した水を前記中芯抜き穴よりも車室内側に案内する突条部が、前記中芯抜き穴よりも上から当該中芯抜き穴の上端部よりも下まで延びるように設けられていることを特徴とする自動車ドア用シール材。
  5. 請求項4に記載の自動車ドア用シール材において、
    前記突条部の上端部は、前記金型成形部の内部において車室外側に位置付けられていることを特徴とする自動車ドア用シール材。
  6. 請求項4または5に記載の自動車ドア用シール材において、
    前記中芯抜き穴は上下方向に長いスリット状をなしており、
    前記突条部における前記中芯抜き穴の上端部よりも下側部分は、前記中芯抜き穴よりも車室内側を当該中芯抜き穴に沿って上下方向に延びていることを特徴とする自動車ドア用シール材。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の自動車ドア用シール材において、
    前記自動車ドア用シール材は、前記ウインドフレームの上辺部に沿って車両前後方向に延びる上辺シール部を備え、
    前記縦辺シール部は、前記上辺シール部の車両後端部に一体成形され、
    前記上辺シール部には、車室外側に配置されて車両前後方向に延び、前記ドアの閉時に前記車体に弾接する外側シールリップと、当該外側シールリップから車室内側に離れて配置されて車両前後方向に延び、前記ドアの閉時に前記車体に弾接する内側シールリップとが設けられ、
    前記外側シールリップと前記内側シールリップとの間には、前記外側シールリップと前記車体との間から浸入した水が車両後側へ向けて流通可能な導水溝が形成され、
    前記水流入口は、前記導水溝の車両後側に連通していることを特徴とする自動車ドア用シール材。
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