JP6715015B2 - ウエザーストリップ固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のドアと車体開口部の周縁部との間をシールするためのウエザーストリップを固定するウエザーストリップ固定構造に関する。
例えば、自動車のドアの縁部近傍には、該ドアと車体開口部の周縁部との間をシールするためのウエザーストリップが設けられている。この種のウエザーストリップとしては、例えば特許文献1〜3に開示されているように、ドアの縁部に沿って長く延びる長尺状の中空部を有する弾性材で構成されたものが知られている。中空部は、ドアの縁部と車体開口部の周縁部との間に介在するように配置され、ドアが閉状態にあるときに、ドアの縁部と車体開口部の周縁部とで挟まれて弾性変形し、これによりシール性が得られるようになっている。
上記特許文献では、ウエザーストリップは、押出成形部と型成形部とで構成し、型成形部の中空部を金型によって成形するようにしており、その成形時には、中空部の内面を成形するための中芯部材を使用している。このため、中空部の周方向の一部には、成形後の中芯部材を抜くための中芯抜き穴がスリット状に開口することになり、この中芯抜き穴を接着剤で閉塞するようにしている。
また、ウエザーストリップをドアに固定する構造としては、例えば特許文献3に開示されているように、押出成形したウエザーストリップ本体とは別に長尺状の取付部材(例えば30cm〜100cmの任意の長さ)を任意の連結長さで継ぎ足して使用する場合がある。この取付部材は、押出成形したウエザーストリップ本体に固定される板状部と、板状部から突出する弾発性頭部とを有しており、弾発性頭部をドアの取付穴に係止させることでウエザーストリップをドアに固定することができる。
特開2003−72386号公報 実用新案登録第2568228号公報 特開2003−80951号公報
ところで、上述したように型成形部の中空部を金型によって成形する場合には中芯部材を使用することになるので、中空部の周壁部の一部に中芯抜き穴が開口してしまう。この対処方法としては特許文献1、2のように接着剤で中芯抜き穴を閉塞する方法があるが、このようにすると以下に述べる問題が生じていた。
すなわち、中芯抜き穴は型成形部の成形後に中芯部材を抜くためのものであることから、その中芯の根元部分の厚みに対応した所定幅を有するスリット状になる。従って、接着剤で閉塞しようとすると、中芯抜き穴の一方の縁部とその縁部に対向する他方の縁部とを接合することになるが、このとき、所定幅の分だけ中芯抜き穴の両縁部を接近させるべく、中空部を変形させる必要が生じ、これにより、中空部が成形後とは異なる形状及び大きさになる。
中空部の形状及び大きさはシール性の良否に影響を与えるものであることから、通常、シビアに設定する必要がある。このため、特許文献1、2の場合、接着剤で閉塞した後の中空部の形状及び大きさがシール性の確保に最適なものとなるように見込みで成形しなければならず、型成形部の形状設計(図面形状作成)が煩雑である。
また、特許文献1、2のように接着剤を使用すると、接着剤の塗布作業が必要なるので作業性が悪くなるととともに、接着剤のはみ出し等によってウエザーストリップの見栄えが悪化することも考えられる。このことに対し、特許文献3に開示されているような押出成形したウエザーストリップ本体とは別に長尺板状の取付部材を設けることが考えられる。ウエザーストリップが押出成形品であれば、特許文献1、2で問題となるような型成形部の形状設計(図面形状作成)は発生しないものの、ウエザーストリップ及び長尺板状の取付部材ともに直線形状であるため、車体の小さな曲率を持つ面には追従が困難であるという別の問題があり、好ましくない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、取付部材をウエザーストリップの固定のためだけに使用するのではなく、その一部を中芯抜き穴を閉塞するためにも使用できるようにして接着剤による中芯抜き穴の閉塞作業を不要にし、かつ、見込みによる中空部の形状及び大きさの設定を不要にして設計を容易にすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、中空部の周壁部のうち、ドアの閉時に圧縮荷重を受ける部位に中芯抜き穴を形成し、この中芯抜き穴に、ウエザーストリップを固定するための取付部材の一部を挿入して中芯抜き穴を閉塞できるようにした。
第1の発明は、
車両のドアと、車体に形成された開口部の周縁部との間をシールするウエザーストリップを該ドアに固定するウエザーストリップ固定構造において、
上記ウエザーストリップは、上記ドアの閉時に該ドアと上記車体とで圧縮されて弾性変形する弾性材からなる中空部を有するウエザーストリップ中型成形部と、該ウエザーストリップ中型成形部を上記ドアに固定するとともに、上記中空部を構成する弾性材よりも硬質な材料からなる取付部材とを備え、
上記中空部の周壁部には、上記ドアの閉時に圧縮荷重を受ける部位に、該中空部の内面を成形した中芯部材を該中空部の外部へ抜き出す中芯抜き穴がスリット状に形成され、
上記取付部材は、上記中芯抜き穴に挿入される挿入板部を有し、該挿入板部の厚みは、上記中芯抜き穴の開口幅と略同等に設定され、
上記中空部の周壁部は、上記ドアにおける上記ウエザーストリップが固定される固定面に沿って延びる固定板部と、該固定板部に連続するとともに該固定板部から離れるように湾曲して車体に接触する湾曲壁部とを有し、上記中芯抜き穴は、上記固定板部と上記湾曲壁部との間に開口するように形成され、
上記取付部材は、上記中空部の内部に配置されて上記固定板部に沿って延びる基板部と、該基板部から上記固定板部を貫通して上記中空部の外部へ突出する係合突部とを有し、該係合突部は上記ドアに形成された係合孔に挿入されて係合し、
上記取付部材の上記基板部は、上記中空部の固定板部に沿って延びるように形成され、
上記取付部材の上記基板部には、該基板部から突出して上記固定板部に係止する固定板部側係止部が形成されていることを特徴とする。
第2の発明は、
車両のドアと、車体に形成された開口部の周縁部との間をシールするウエザーストリップを該ドアまたは該車体に固定するウエザーストリップ固定構造において、
上記ウエザーストリップは、上記ドアの閉時に該ドアと上記車体とで圧縮されて弾性変形する弾性材からなる中空部を有するウエザーストリップ中型成形部と、該ウエザーストリップ中型成形部を上記ドアに固定するとともに、上記中空部を構成する弾性材よりも硬質な材料からなる取付部材とを備え、
上記中空部の周壁部は、上記ドアにおける上記ウエザーストリップが固定される固定面に沿って延びる固定板部と、該固定板部に連続するとともに該固定板部から離れるように湾曲して車体に接触する湾曲壁部とを有し、該湾曲壁部にはリップ部が上記中空部の外部へ突出するように形成され、
上記中空部の周壁部における上記固定板部と上記リップ部との間には、上記ドアの閉時に圧縮荷重を受ける部位に、該中空部の内面を成形した中芯部材を該中空部の外部へ抜き出す中芯抜き穴がスリット状に形成されるとともに、当該周壁部を貫通する係止孔が形成され、
上記取付部材は、上記中芯抜き穴に挿入される挿入板部を有し、該挿入板部の厚みは、上記中芯抜き穴の開口幅と略同等に設定され
上記取付部材には、上記中空部の内部から上記係止孔に挿入されて上記中空部の外部へ向けて突出するとともに当該係止孔に係止する係止部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、取付部材によってウエザーストリップ中型成形部が例えばドアに固定された状態で、該ドアが閉状態にされると、ウエザーストリップ中型成形部の中空部がドアと車体の開口部の周縁部とで圧縮されて弾性変形する。このとき、取付部材の挿入板部が中空部の中芯抜き穴に挿入された状態で圧縮荷重を受けることになるので、中芯抜き穴が挿入板部によって閉塞され、中芯抜き穴の開口幅は挿入板部の厚みによって維持される。そして、挿入板部の厚みが予め中芯抜き穴の開口幅と略同等に設定されていることから、中芯抜き穴の開口幅は、成形後の開口幅と比べて殆ど変わらない。よって、従来例の接着剤を用いて閉塞する場合のように、見込みによる中空部の形状及び大きさの設定は不要になる。
また、挿入板部を中芯抜き穴に挿入することで閉塞できるので、接着剤を用いた閉塞作業が不要になるとともに、ウエザーストリップの見栄え悪化も回避される。
また、取付部材と中空部の周壁部とが一体化するので、中芯抜き穴の開きが効果的に抑制される。
の発明は、第の発明において、
記取付部材は、上記中空部の内部に配置されて上記固定板部に沿って延びる基板部と、該基板部から上記固定板部を貫通して上記中空部の外部へ突出する係合突部とを有し、該係合突部は上記ドアに形成された係合孔に挿入されて係合し、
上記係止孔は、上記湾曲壁部に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、取付部材の基板部をウエザーストリップ中型成形部の中空部の内部に配置した状態で、取付部材の係合突部が中空部の固定板部を貫通し、ドアの係合孔に挿入されて係合する。これにより、ウエザーストリップがドアに固定される。このとき、取付部材の係止部が、中空部の湾曲壁部に形成されている係合孔に係止するので、湾曲壁部と固定板部との間に位置している中芯抜き穴の開きが確実に抑制される。
の発明は、第の発明において、
上記取付部材の上記基板部は、上記中空部の固定板部に沿って延びるように形成され、
上記取付部材の上記基板部には、該基板部から突出して上記固定板部に係止する固定板部側係止部が形成されていることを特徴とする。
すなわち、ドアに取付部材の係合孔を形成するのが困難な箇所があり、この場合、固定箇所が少なくなってしまうので、中空部の固定板部の一部がドアから浮きやすくなる恐れがあるが、この発明では、取付部材の基板部の固定板部側係止部を中空部の固定板部に係止させることで、取付部材と中空部とを係合孔以外の部位でも一体化することが可能になる。これにより、中空部の固定板部の浮きが取付部材によって効果的に抑制される。
の発明は、第1または4の発明において、
上記基板部における上記固定板部側係止部が形成された部位は、上記基板部における上記係合突部が形成された部位よりも上記ドアの上記固定面から離れるように形成されていることを特徴とする。
すなわち、固定板部側係止部は基板部からドア側へ向けて突出する形状となっているが、この発明によれば、固定板部側係止部のドア側へ向けての突出量を小さくすることが可能になる。これにより、ウエザーストリップの固定の際に固定板部側係止部が障害になり難くなる。
第6の発明は、複数の上記係止部が互いに間隔をあけて形成されていることを特徴とする。
発明によれば、中空部の周壁部における圧縮荷重を受ける部位に中芯抜き穴を形成し、ウエザーストリップ中型成形部を固定するための取付部材の挿入板部を中芯抜き穴に挿入し、その挿入板部の厚みを中芯抜き穴の開口幅と略同等に設定したので、取付部材をウエザーストリップ中型成形部の固定のためだけでなく、中芯抜き穴を閉塞するためにも使用することができる。これにより、従来の接着剤による中芯抜き穴の閉塞作業を不要にし、かつ、見込みによる中空部の形状及び大きさの設定を不要にして設計を容易にすることができる。
また、取付部材の係止部を中空部の周壁部の係止孔に挿入して係止させるようにしたので、取付部材と中空部の周壁部とを一体化することができ、中芯抜き穴の開きを効果的に抑制できる。
また、ウエザーストリップをドアに固定した状態で、取付部材の係止部が、中空部の湾曲壁部に形成されている係合孔に係止する。これにより、中芯抜き穴の開きを取付部材によって確実に抑制することができる。
また、取付部材の基板部に、中空部の固定板部に係止する固定板部側係止部を形成したので、ドアに取付部材の係合孔を形成するのが困難な箇所があって固定箇所が少なくなる場合に、中空部の固定板部の浮きを抑制することができる。
また、基板部における固定板部側係止部が形成された部位がドアの固定面から離れるように形成されているので、固定板部側係止部のドア側へ向けての突出量を小さくすることができ、ウエザーストリップの固定の際に固定板部側係止部が障害にならないようにすることができる
実施形態に係るウエザーストリップ固定構造を備えた右側リヤドアの車内側視側面図である。 ウエザーストリップを車室内側から見た側面図である。 図2のA部拡大図である。 図3におけるIV−IV線断面図である。 図3におけるV−V線断面図である。 図3におけるVI−VI線断面図である。 取付部材の側面図である。 取付部材を車外側から見た図である。 取付部材を車内側から見た図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(リヤドアの構成)
図1は、本発明の実施形態に係るウエザーストリップ固定構造1を備えた右側リヤドア100の車内側視側面図である。リヤドア100は、車両としての自動車(その一部を構成するパネルを図4に符号200で示す)の側部に形成された乗降用の開口部201を開閉するためものである。符号200で示す部分は、車体の鋼板製パネルである。尚、この実施形態の説明では、説明の便宜を図るために、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」というものとする。
リヤドア100の前部は、図示しないが、車体のセンターピラーに対して上下方向に延びる回動軸を有するヒンジを介して連結されており、この回動軸周りに回動して上記開口部201を開閉するようになっている。開閉時のリヤドア100のおよその回動軌跡を図4に符号105で示す。
図1に示すように、リヤドア100は、該リヤドア100の略下半部を構成するドア本体101と、該リヤドア100の略上半部を構成するサッシュ102とを有している。そして、本発明に係るウエザーストリップ固定構造1は、リヤドア100の後部に設けられており、リヤドア100の後部と、車体の開口部201の周縁部との間をシールするウエザーストリップ2をリヤドア100に固定する構造である。また、符号200はドアトリムを示す。
尚、この実施形態では、ウエザーストリップ固定構造1をリヤドア100に適用した場合について説明するが、これに限らず、例えばフロントドアやバックドア等に適用することもできる。また、ウエザーストリップ2をドア以外にも車体のパネルに固定する場合にも同様な構造とすることが可能である。
図4に示すように、リヤドア100は、ドア本体101の車内側を構成するアウタパネル103を備えている。アウタパネル103の後部には、第1板部103aと第2板部103bとからなる段部103cが形成されている。第1板部103aは、車外側に延びている。第1板部103aには、ウエザーストリップ2を固定するための複数の係合孔103dが上下方向に間隔をあけて形成されている。この実施形態では、後述する取付部材20が配置されている箇所において、係合孔103dを自由に設けることが難しく、係合孔103dの間隔がかなり広い部分(例えば15cm以上)がある。言い換えると、係合孔103dの間隔が広い部分に、取付部材20を配置している。尚、後述する上型成形部10aや下型成形部10eは、全長が中型成形部10cよりも短いので、車体への取付間隔が15cm未満であり、従来公知の中芯抜穴構造及び固定構造で対応可能である。
第2板部103bは、第1板部103aの後縁部から車両後側へ向かって延びており、車内側へ行くほど後に位置するように傾斜している。尚、インナパネル103の上記形状は、一例であり、上記形状以外の形状であってもよい。
(ウエザーストリップの構成)
図2及び図3に示すように、ウエザーストリップ2は、全体が弾性材からなるウエザーストリップ本体10と、この弾性材よりも硬質な材料からなる取付部材20とを備えており、これら部材によってウエザーストリップ固定構造1が構成されている。上記弾性材としては、例えば合成ゴム、熱可塑性エラストマー(TPE)等が使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴムが使用され、熱可塑性エラストマー(TPE)では、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)等が使用される。柔軟性を向上させるために、これら材料を発泡させてスポンジ材として使用することが好ましい。また、取付部材20を構成する材料としては、例えばポリアセタール(POM)、ポリプロピレン(PP)、ナイロン等の樹脂材を挙げることができるが、金属材等であってもよい。
ウエザーストリップ2は、図1に示すように、リヤドア100の後縁部に沿って上下方向に延びており、このリヤドア100の後縁部に沿うように側面視で部分的に屈曲している。また、このウエザーストリップ2はリヤドア100の後縁部において車内側に固定されており、車外側からはリヤドア100によって覆われて殆ど見えないようになっている。この実施形態では、ウエザーストリップ2の図3に示す部位について詳細に説明するが、ウエザーストリップ2の他の部位についても同様に構成することが可能である。また、ウエザーストリップ2の図3に示す部位以外の部位は、周知の手法によってリヤドア100に固定することができる。
(ウエザーストリップ中型成形部の構成)
図2及び図3における白黒三角形の符号は、ウエザーストリップ本体10における押出成形部と型成形部との境界部分を示す符号であり、具体的には、当該符号における白色部分側がウエザーストリップの押出成形部側であり、黒色部分側がウエザーストリップの型成形部側である。符号10aは上型成形部、符号10cは中型成形部、符号10eは下型成形部、符号10b及び符号10dは押出成形部をそれぞれ示す。
ウエザーストリップ中型成形部10cは、図示しないが材料を金型で成形してなる型成形法によって得られたものであり、図4〜図6にのみ示すが、中空部11と、リップ部12とを備えている。中空部11は、ウエザーストリップ本体10の一端部である上端部から他端部である下端部に亘って連続して延びる長尺状をなしており、図4に示すようにリヤドア100の閉時に車体パネル200に接触し、リヤドア100と車体パネル200とで圧縮されて同図に仮想線で示すように弾性変形する部分である。中空部11の水平方向の断面形状は、外力が作用していない状態で、同図に示すように車両前後方向に長くなっており、車両後側へ行くほど車内外方向の寸法が短くなるように設定されている。
中空部11の周壁部は、リヤドア100におけるウエザーストリップ2が固定される固定面を構成している第1板部103aに沿って略車内外方向に延びる固定板部13と、該固定板部13に連続するとともに該固定板部13から離れるよう車両後側へ向けて湾曲して車体パネル200に接触する湾曲壁部14とを有しており、固定板部13及び湾曲壁部14は一体成形されている。
固定板部13は、リヤドア100への固定状態でリヤドア100の第1板部103aに部分的に密着するようになっている。固定板部13の前縁部は、第1板部103aの前縁部に達しており、この固定板部13の前縁部には、車外側へ突出して略上下方向に延びる突条部13aが形成されている。この突条部13aは、第1板部103aの前縁部に沿うように形成されており、この突条部13aによってウエザーストリップ本体10の前後方向の位置決めがなされるようになっている。固定板部13の後縁部は、第2板材103bから前方に離れて位置しており、従って、固定板部13と第2板材103bとの間には隙間が設けられることになる。
また、図4に示すように、固定板部13には、リヤドア100の係合孔103dの形成位置に対応するように、固定用貫通孔13bが形成されている。固定用貫通孔13bは、1つのみしか図示しないが、固定板部13の上下方向に間隔をあけて2つ形成されている。これら固定用貫通孔13bには、後述する取付部材20の係合突部23が挿通するようになっている。また、図6に示すように、固定板部13における上側の固定用貫通孔13b(図4に示す)と下側の固定用貫通孔(図示せず)との間の部位には、中間貫通孔13cが形成されている。中間貫通孔13cには、後述する取付部材20のフック(固定板部側係止部)24が係止するようになっている。
図4に示すように、湾曲壁部14は、固定板部13の前縁部から車両後側へ延びた後、湾曲して車両前側へ向けて延びている。この湾曲壁部14の車外側に、上記リップ部12が形成されている。このリップ部12は、車外側へ延びている。湾曲壁部14の厚みは、固定板部13の厚みよりも薄く設定されている。湾曲壁部14の車外側に位置する部分には、係止孔14aが形成されている。係止孔14aは、中空部11の長手方向に互いに間隔をあけて複数形成されており、少なくとも1つは、中空部11の長手方向について固定板部13の固定用貫通孔13bと同じ位置に配置されている。また、湾曲壁部14の係止孔14aよりも車外側には、中空部11の外方へ突出して該中空部11の長手方向に沿って延びる突出部14bが設けられている。
上述したようにウエザーストリップ中型成形部10cが型成形品であるので、中空部11を成形する際には、図示しないが中空部11の外面を成形する型と、中空部11の内面を成形する型(中芯部材)とを使用する。中芯部材は、中空部11の内面を成形する内面成形部と、内面成形部を支持するための支持部(中芯部材の根元にあたる部分)とを有しており、この支持部があることで、中芯部材を中空部11から抜いたときに中空部11の周壁部には、周方向の一部に支持部の厚みに相当する開口幅を有する中芯抜き穴30がスリット状に形成されることになる。つまり、中芯抜き穴30はウエザーストリップ中型成形部10cを型成形した後に、中芯部材を該中空部11の外部へ抜き出すための穴である。
この実施形態では、中空部11の周壁部において、リヤドア100の閉時に圧縮荷重を受ける部位に中芯抜き穴30を形成している。すなわち、リヤドア100の閉時には、図4に仮想線で示すように中空部11がリヤドア100と車体パネル200とで挟まれて主に湾曲壁部14が変形し、このとき、湾曲壁部14の後側の部分が固定板部13に押し付けられるように外力が作用している。よって、リヤドア100の閉時に圧縮荷重を受ける部位は、湾曲壁部14の後側の部分及び固定板部13の後側の部分である。中芯抜き穴30は、湾曲壁部14の後側の部分と固定板部13の後側の部分との間に形成されている。従って、中芯抜き穴30の一方の縁部30aは、固定板部13の後側の部分によって構成され、他方の縁部30bは湾曲壁部14の突出部14bによって構成されており、リヤドア100の閉時には、一方の縁部30aに対して他方の縁部30bが接近する方向に変位しようとする構造となっている。
(取付部材の構成)
取付部材20は、図3に破線にて示すように、中空部11の長手方向の所定領域にのみ配設されるように、中空部11よりも短い板状に形成されており、ウエザーストリップ中型成形部10cをリヤドア100に固定するためのものである。図7〜図9に示すように、取付部材20は、基板部21と、係止部22と、係合突部23と、フック24とを備えている。図4に示すように、基板部21は、中空部11の内部に配置されており、該中空部11の固定板部13の形状に対応して延びるように形成されている。図7に示すように、基板部21はリヤドア100の第1板部103aの形状と同様に屈曲している。図4〜図6に示すように、基板部21には、中芯抜き穴30に挿入される挿入板部25が形成されている。挿入板部25は、基板部21の幅方向の縁部から延びるように形成されており、挿入板部25の厚みは、中芯抜き穴30の開口幅(一方の縁部30aと他方の縁部30bとの離間寸法)と略同等に設定されている。中芯抜き穴30の開口幅とは、外力が作用していない状態での開口幅であり、中芯部材の根元部分の厚み寸法と略同じ寸法である。
また、挿入板部25の厚みと中芯抜き穴30の開口幅とが「略同等」とは、挿入板部25の厚みと中芯抜き穴30の開口幅とが正確に同じである場合を含むとともに、車両用部品としての樹脂成形やゴム成形を行う際に通常生じ得る成形誤差等を考慮して同じであるといえる程度の差が生じている場合も含む。例えば、挿入板部25の厚みと中芯抜き穴30の開口幅との差が、挿入板部25の厚みの5%以内にある場合には、挿入板部25の厚みと中芯抜き穴30の開口幅とが略同等といえるとともに、後述する本実施形態の作用効果を奏することができる。
また、図4に示すように、基板部21の厚みは挿入板部25の厚みよりも厚く設定されている。これにより、例えば中芯抜き穴30の開口幅が狭くて挿入板部25の厚みを薄くせざるを得ない場合に、基板部21によって取付部材20の剛性を高めることができる。また、基板部21には、図4等に示すように、車内側の面にリブ21aが設けられている。このリブ21aは、基板部21の長手方向に延びている。
係止部22は、図4に示すように、ウエザーストリップ中型成形部10cの中空部11に形成されている係止孔14aに挿入されて係止するものである。係止部22は、基板部21の車内側の面から突出する基部22aと、基部22aの先端部から該基部22aの突出方向とは直交する方向に突出する先端部22bとを有している。先端部22bが係止孔14aに対して中空部11の内側から外側へ挿入されることによって該係止孔14aに係止し、これにより、中空部11の湾曲壁部14が取付部材20と一体化する。先端部22bは、係止孔14aから中空部11の外部へ向けて突出するように、その長さが設定されている。
図7に示すように、上側の係合突部23と一番上側の係止部22とは取付部材20の長手方向について同じ位置に設けられ、また、下側の係合突部23と一番下側の係止部22とも取付部材20の長手方向について同じ位置に設けられている。これにより、係合突部23の近傍において中空部11の湾曲壁部14を取付部材20に係止させておくことができる。
図4に示すように、係合突部23は、ウエザーストリップ中型成形部10cの中空部11の固定板部13を貫通して中空部11の外部(車両前側)へ向けて突出しており、リヤドア100に形成された係合孔103dに挿入されて係合している。図7に示すように、係合突部23の突出方向先端部には、爪23aが形成されており、この爪23aがリヤドア100の係合孔103dに挿入されて該係合孔103dの周縁部に引っ掛かるようにして係合する。
図6等に示すフック24は、本発明の固定板部側係止部であり、基板部21の車外側から突出し、ウエザーストリップ中型成形部10cの中空部11の固定板部13に係止するものである。フック24は、基板部21の車外側の面から突出する基部24aと、基部24aの先端部から該基部24aの突出方向とは直交する方向に突出する先端部24bとを有している。先端部24bが、固定板部13の中間貫通孔13cに対して中空部11の内側から外側へ挿入されて中空部11の外側に突出する。これにより、先端部24bが、固定板部13に対して中空部11の外側から係止し、中空部11の固定板部13が取付部材20と一体化する。
図7に示すように、基板部21におけるフック24が形成された部位21Aは、基板部21における係合突部23が形成された部位21B、21Bよりも車両後側で斜め下側、即ちリヤドア100の第1板部103a(図4〜図6に示す)から離れるように形成されている。これにより、フック24のリヤドア100側へ向けての突出量を小さくすることが可能になるので、ウエザーストリップ2の固定の際にフック24が障害になり難くなる。
(実施形態の作用効果)
次に、本実施形態の作用効果について説明する。ウエザーストリップ2をリヤドア100に固定する前に取付部材20をウエザーストリップ中型成形部10cに組み付ける。このとき、取付部材20をウエザーストリップ中型成形部10cの中芯抜き穴30から中空部11に挿入する。
その後、図4に示すように、取付部材20の係合突部23をウエザーストリップ中型成形部10cの係合孔103dに挿入するとともに、係止部22をウエザーストリップ中型成形部10cの係止孔14aに係止させる。また、図6に示すようにフック24をウエザーストリップ中型成形部10cの中間貫通孔13cに挿入して中間貫通孔13cの周縁部に引っ掛けるようにする。また、取付部材20の挿入板部25を中芯抜き穴30に挿入して中芯抜き穴30を閉塞する。よって、中芯抜き穴30を閉塞するに当たって接着剤を用いた作業は不要になる。尚、これら作業の順番は特に限定されない。
次いで、ウエザーストリップ2をリヤドア100に固定する。固定する場合には、図4に示すように、取付部材20の係合突部23をリヤドア100の係合孔103dに挿入して爪23aを係合孔103dの周縁部に係合させる。このとき、上側の係合孔103dと下側の係合孔(図示せず)との距離が離れているので、ウエザーストリップ中型成形部10cの中間部分がリヤドア100から浮き上がるようになる恐れがあるが、この実施形態では、剛性の高い取付部材20を中空部11に配置してこの取付部材20によってウエザーストリップ中型成形部10cの中間部分をリヤドア100に押さえつけることができるので、ウエザーストリップ中型成形部10cの中間部分がリヤドア100から浮き上がることはない。
また、ウエザーストリップ中型成形部10cの中間部分が取付部材20に対してフック24によって一体化しているので、ウエザーストリップ中型成形部10cの中間部分の取付部材20に対する位置ずれを抑制することができ、このことによってもウエザーストリップ中型成形部10cの浮きを抑制できる。さらに、ウエザーストリップ中型成形部10cの湾曲壁部14に取付部材20の係止部22が係止しているので、ウエザーストリップ2をリヤドア100に固定した状態で、中芯抜き穴30が開くことはない。
上記のようにしてウエザーストリップ2がリヤドア100に固定される。リヤドア100を閉めると、図4に仮想線で示すように中空部11がリヤドア100と車体パネル200とで挟まれて主に湾曲壁部14が変形し、リヤドア100と車体パネル200とに密着してシール性が確保される。このとき、各矢印で外力の作用する方向を示すように、中芯抜き穴30が形成されている部分には圧縮荷重が作用しているが、その中芯抜き穴30には、開口幅と略同等の厚みを有する挿入板部25が挿入されているので、中芯抜き穴30の開口幅は殆ど変化しない。従って、中空部11の形状や大きさを設定するにあたって、中芯抜き穴30の開口幅の変化を見込む必要はない。
以上説明したように、この実施形態に係るウエザーストリップ固定構造1によれば、中空部11の周壁部における圧縮荷重を受ける部位に中芯抜き穴30を形成し、ウエザーストリップ中型成形部10cを固定するための取付部材20の挿入板部25を中芯抜き穴30に挿入し、その挿入板部25の厚みを中芯抜き穴30の開口幅と略同等に設定している。これにより、取付部材20をウエザーストリップ中型成形部10cの固定のためだけでなく、中芯抜き穴30を閉塞するためにも使用することができるので、従来の接着剤による中芯抜き穴30の閉塞作業を不要にすることができるとともに、見込みによる中空部11の形状及び大きさの設定を不要にして設計を容易にすることができる。
また、取付部材20の係止部22を中空部11の湾曲壁部14の係止孔14aに挿入して係止させるようにしたので、取付部材20と湾曲壁部14とを一体化することができ、中芯抜き穴30の開きを効果的に抑制できる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係るウエザーストリップ固定構造は、例えば自動車のリヤドアに適用することができる。
1 ウエザーストリップ固定構造
10c ウエザーストリップ中型成形部
11 中空部
13 固定板部
14 湾曲壁部
14a 係止孔
20 取付部材
21 基板部
22 係止部
23 係合突部
24 フック(固定板部側係止部)
25 挿入板部
30 中芯抜き穴
100 リヤドア
103a 第1板部(固定面)
103d 係合孔
200 車体パネル
201 開口部

Claims (6)

  1. 車両のドアと、車体に形成された開口部の周縁部との間をシールするウエザーストリップを該ドアに固定するウエザーストリップ固定構造において、
    上記ウエザーストリップは、上記ドアの閉時に該ドアと上記車体とで圧縮されて弾性変形する弾性材からなる中空部を有するウエザーストリップ中型成形部と、該ウエザーストリップ中型成形部を上記ドアに固定するとともに、上記中空部を構成する弾性材よりも硬質な材料からなる取付部材とを備え、
    上記中空部の周壁部には、上記ドアの閉時に圧縮荷重を受ける部位に、該中空部の内面を成形した中芯部材を該中空部の外部へ抜き出す中芯抜き穴がスリット状に形成され、
    上記取付部材は、上記中芯抜き穴に挿入される挿入板部を有し、該挿入板部の厚みは、上記中芯抜き穴の開口幅と略同等に設定され、
    上記中空部の周壁部は、上記ドアにおける上記ウエザーストリップが固定される固定面に沿って延びる固定板部と、該固定板部に連続するとともに該固定板部から離れるように湾曲して車体に接触する湾曲壁部とを有し、上記中芯抜き穴は、上記固定板部と上記湾曲壁部との間に開口するように形成され、
    上記取付部材は、上記中空部の内部に配置されて上記固定板部に沿って延びる基板部と、該基板部から上記固定板部を貫通して上記中空部の外部へ突出する係合突部とを有し、該係合突部は上記ドアに形成された係合孔に挿入されて係合し、
    上記取付部材の上記基板部は、上記中空部の固定板部に沿って延びるように形成され、
    上記取付部材の上記基板部には、該基板部から突出して上記固定板部に係止する固定板部側係止部が形成されていることを特徴とするウエザーストリップ固定構造。
  2. 車両のドアと、車体に形成された開口部の周縁部との間をシールするウエザーストリップを該ドアまたは該車体に固定するウエザーストリップ固定構造において、
    上記ウエザーストリップは、上記ドアの閉時に該ドアと上記車体とで圧縮されて弾性変形する弾性材からなる中空部を有するウエザーストリップ中型成形部と、該ウエザーストリップ中型成形部を上記ドアに固定するとともに、上記中空部を構成する弾性材よりも硬質な材料からなる取付部材とを備え、
    上記中空部の周壁部は、上記ドアにおける上記ウエザーストリップが固定される固定面に沿って延びる固定板部と、該固定板部に連続するとともに該固定板部から離れるように湾曲して車体に接触する湾曲壁部とを有し、該湾曲壁部にはリップ部が上記中空部の外部へ突出するように形成され、
    上記中空部の周壁部における上記固定板部と上記リップ部との間には、上記ドアの閉時に圧縮荷重を受ける部位に、該中空部の内面を成形した中芯部材を該中空部の外部へ抜き出す中芯抜き穴がスリット状に形成されるとともに、当該周壁部を貫通する係止孔が形成され、
    上記取付部材は、上記中芯抜き穴に挿入される挿入板部を有し、該挿入板部の厚みは、上記中芯抜き穴の開口幅と略同等に設定され
    上記取付部材には、上記中空部の内部から上記係止孔に挿入されて上記中空部の外部へ向けて突出するとともに当該係止孔に係止する係止部が形成されていることを特徴とするウエザーストリップ固定構造。
  3. 請求項に記載のウエザーストリップ固定構造において、
    記中芯抜き穴は、上記固定板部と上記湾曲壁部との間に開口するように形成され、
    上記取付部材は、上記中空部の内部に配置されて上記固定板部に沿って延びる基板部と、該基板部から上記固定板部を貫通して上記中空部の外部へ突出する係合突部とを有し、該係合突部は上記ドアに形成された係合孔に挿入されて係合し、
    上記係止孔は、上記湾曲壁部に形成されていることを特徴とするウエザーストリップ固定構造。
  4. 請求項に記載のウエザーストリップ固定構造において、
    上記取付部材の上記基板部は、上記中空部の固定板部に沿って延びるように形成され、
    上記取付部材の上記基板部には、該基板部から突出して上記固定板部に係止する固定板部側係止部が形成されていることを特徴とするウエザーストリップ固定構造。
  5. 請求項1または4に記載のウエザーストリップ固定構造において、
    上記基板部における上記固定板部側係止部が形成された部位は、上記基板部における上記係合突部が形成された部位よりも上記ドアの上記固定面から離れるように形成されていることを特徴とするウエザーストリップ固定構造。
  6. 請求項2から4のいずれか1つに記載のウエザーストリップ固定構造において、
    複数の上記係止部が互いに間隔をあけて形成されていることを特徴とするウエザーストリップ固定構造。
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