JP2010052623A - ドアウエザストリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】ドアウエザストリップをドアフレームのコーナー部に取付けたときに、シールリップ部の反転がない自動車用ドアウエザストリップを提供する。
【解決手段】ドアウエザストリップ10は上辺部と縦辺部と下辺部とコーナー部からなる。上辺部、縦辺部及びコーナー部は、それぞれドアフレーム2に取付けられる取付基部40と、ドアフレーム2の車外側部位に取付けられ、車体開口部周縁6の車外側との間をシールする車外側シール部20と、ドアフレーム2の車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁6の車内側との間をシールする車内側シール部30から構成される。コーナー部では、車外側シール部20と車内側シール部30を連結する車内側シール部リブ35を形成したことを特徴とするドアウエザストリップである。
【選択図】図1
【解決手段】ドアウエザストリップ10は上辺部と縦辺部と下辺部とコーナー部からなる。上辺部、縦辺部及びコーナー部は、それぞれドアフレーム2に取付けられる取付基部40と、ドアフレーム2の車外側部位に取付けられ、車体開口部周縁6の車外側との間をシールする車外側シール部20と、ドアフレーム2の車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁6の車内側との間をシールする車内側シール部30から構成される。コーナー部では、車外側シール部20と車内側シール部30を連結する車内側シール部リブ35を形成したことを特徴とするドアウエザストリップである。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールする自動車用のドアウエザストリップに関するものであり、特にそのコーナー部に関するものである。
自動車のドア1と車体開口部周縁6との間のシールは、図5に示すように、ドア1の外周部に設けられたドアフレーム2の外周に取付けられるドアウエザストリップ110及び/または、車体開口部周縁6のフランジに取付けられるオープニングウエザストリップによりなされる。なお、ドアガラス5とドア1との間のシールは、ドアフレーム2の内周のチャンネル3に取付けられるガラスランによってなされる。
従来、図6に示すように、ドアフレーム2の外周に取付けられたドアウエザストリップ110は、取付基部111とその上面に一体に形成された中空シール部114と、シールリップ部116とから構成される。取付基部111は、ドアフレーム2の外周部に取付けられた断面C字形のリテーナー部155に嵌め込まれてドアフレーム2の外周に固定される。そして、ドア閉時に、シールリップ部116が車体開口部周縁6の最も車外側の側端に当接し、ドアフレーム2の外周端縁と車体開口部周縁6との間の隙間をシールする。そのとき、中空シール部114は、車体開口部周縁6のシールリップ部116が当接する部分よりも車内側の膨出部分に当接して、ドア1と車体開口部周縁6との間をシールしている。
この場合に、シールリップ部116が車体開口部周縁6に当接する力が大きいと、その反力が大きくなり、ドア1を開閉すると、シールリップ部116の先端が車体開口部周縁6に対して反転してしまい、不快な異音が発生したり、シールリップ部116の先端が磨耗したりしてしまう場合があった。
このため、図6に示すように、シールリップ部116の根元部117を剛性の高い硬質の材料で形成し、シールリップ部116の反転を防止するものがある(例えば、特許文献1参照。)。しかし、この場合には、シールリップ部116を部分的に硬質の材料で置き換えたのみであり、反転を防止する効果を必ずしも充分に得られなく、シールリップ部116の剛性が大きくなり、ドア閉力が増加してしまうこととなる。
また、図7に示すように、シールリップ部216、中空シール部214と取付基部211を有するドアウエザストリップ210のシールリップ部216が車体開口部周縁6に当接する部分に、短冊状のリブ215を形成するものがある(例えば、特許文献2参照。)。しかし、この場合には、短冊状のリブ215は、雨水の流路を変換するために形成するものであり、反転を防止する効果を必ずしも充分に得られなかった。
また、図8に示すように、シールリップ部316、中空シール部314と取付基部311を有するドアウエザストリップ310のシールリップ部316に、ドアフレーム2に当接する当接リップ317を形成し、シールリップ部316と当接リップ317の間に、低比重柔軟弾性材315を形成するものがある(例えば、特許文献3参照。)。しかし、この場合には、低比重柔軟弾性材315は、雨水の飛散を防止するために形成するものであり、反転を防止する効果を必ずしも充分に得られなかった。
そのため、本発明は、ドアウエザストリップをドアフレームのコーナー部に取付けたときに、シールリップ部の反転がない自動車用ドアウエザストリップを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールするドアウエザストリップをドアのドアフレームの外周に取付けるドアウエザストリップにおいて、
ドアウエザストリップは、押出成形で形成されドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、押出成形で形成されドアフレームの縦辺に取付けられる縦辺部と、ドアフレームの下辺に取付けられる下辺部と、上辺部と縦辺部又は縦辺部と下辺部とを型成形で接続する接続するコーナー部からなり、
上辺部、縦辺部及びコーナー部は、それぞれドアフレームに取付けられる取付基部と、ドアフレームの車外側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側シール部と、ドアフレームの車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側シール部から構成され、
コーナー部では、車外側シール部と車内側シール部を連結する車内側シール部リブを形成したことを特徴とするドアウエザストリップである。
ドアウエザストリップは、押出成形で形成されドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、押出成形で形成されドアフレームの縦辺に取付けられる縦辺部と、ドアフレームの下辺に取付けられる下辺部と、上辺部と縦辺部又は縦辺部と下辺部とを型成形で接続する接続するコーナー部からなり、
上辺部、縦辺部及びコーナー部は、それぞれドアフレームに取付けられる取付基部と、ドアフレームの車外側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側シール部と、ドアフレームの車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側シール部から構成され、
コーナー部では、車外側シール部と車内側シール部を連結する車内側シール部リブを形成したことを特徴とするドアウエザストリップである。
請求項1の本発明では、ドアウエザストリップは、押出成形で形成されドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、押出成形で形成されドアフレームの縦辺に取付けられる縦辺部と、ドアフレームの下辺に取付けられる下辺部と、上辺部と縦辺部又は縦辺部と下辺部とを型成形で接続する接続するコーナー部からなる。このため、上辺部と縦辺部は、押出成形で効率よく製造することができ、コーナー部は、型成形により、ドアのコーナー部の形状に沿ってドアウエザストリップを形成し、シールすることができるとともに、上辺部と縦辺部又は縦辺部と下辺部を接続して、ドアの外周を全周に亘りシールすることができる。
上辺部、縦辺部、下辺部及びコーナー部は、それぞれドアフレームに取付けられる取付基部と、ドアフレームの車外側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側シール部と、ドアフレームの車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側シール部から構成される。このため、ドアウエザストリップを取付基部で確実にドアフレームに取り付けることができるとともに、車外側シール部と車内側シール部との2重のシールをすることができる。
コーナー部では、車外側シール部と車内側シール部を連結する車内側シール部リブを形成したため、車内側シール部リブが車外側シール部の根元部と車内側シール部とを連結して、車外側シール部の剛性が高くなり、ドア閉時に、車外側シール部の先端が反転することなく、シール性を確保することができるとともに、ドア開時の異音の発生を防止することができる。
請求項2の本発明は、コーナー部の上記車外側シール部は、リップ状に形成され、取付基部から上方に延設される車外側シール部根元部と、車外側シール部根元部の先端から車外側に屈曲する車外側シール部屈曲部と、車外側シール部屈曲部から車外側に屈曲して延設される車外側シール部先端部から形成されるとともに、車外側シール部根元部と車外側シール部先端部とを連結する複数の車外側シール部リブを形成したドアウエザストリップである。
請求項2の本発明では、コーナー部の車外側シール部は、リップ状に形成されたため、柔軟性に富み、ドア閉時に容易に屈曲して車体開口部周縁に当接することができ、ドア閉力を小さくすることができる。また、車体開口部周縁の形状の曲面に沿って柔軟に撓むことができ、シール性を確保することができる。
コーナー部の車外側シール部は、取付基部から上方に延設される車外側シール部根元部と、車外側シール部根元部の先端から車外側に屈曲する車外側シール部屈曲部と、車外側シール部屈曲部から車外側に屈曲して延設される車外側シール部先端部から形成される。このため、車外側シール部先端部は、ドア閉時に車体開口部周縁の最も車外側の先端に当接して、ドアフレームと車体開口部周縁の間の隙間を最も車外側の先端で塞ぎ、見栄えを良くすることができるとともに、シール性を確保することができる。車外側シール部は、車外側シール部屈曲部で屈曲することができ、ドア閉時に確実に屈曲して、車体開口部周縁に当接することができ、ドアフレームと車体開口部周縁の間からはみ出すことがなく、ドア閉力を小さくすることができる。
コーナー部の車外側シール部は、車外側シール部根元部と車外側シール部先端部とを連結する複数の車外側シール部リブを形成したため、車外側シール部の剛性がより一層高くなり、ドア閉時に、車外側シール部の先端が反転することなく、シール性を確保することができるとともに、ドア開時の異音の発生を防止することができる。
請求項3の本発明は、コーナー部の車外側シール部は、車外側面にドアフレームの先端に当接する車外側シール部当接リップを形成したドアウエザストリップである。
請求項3の本発明では、コーナー部の車外側シール部は、車外側面にドアフレームの先端に当接する車外側シール部当接リップを形成したため、ドアフレームの裏面とドアウエザストリップの間のシールをすることができ、車外から雨水や騒音の浸入を防止することができる。
請求項4の本発明は、車外側シール部は、根元部分から先端に行くにしたがって徐々に薄肉に形成されたドアウエザストリップである。
請求項4の本発明では、車外側シール部は、根元部分から先端に行くにしたがって徐々に薄肉に形成されたため、根元部分は剛性が高く、先端に行くにつれて柔軟性が増加して、ドア閉時に、根元部分が異常変形することがなく、先端は柔軟に当接してシール性を確保することができる。
請求項5の本発明は、車内側シール部は、中空状に形成されたドアウエザストリップである。
請求項5の本発明では、車内側シール部は、中空状に形成されたため、車体開口部周縁の組付けバラツキ等が生じても確実に車体開口部周縁に当接してシール性を確保することができる。
ドアウエザストリップは、車外側シール部と、車内側シール部から構成されため、取付基部で確実にドアフレームに取り付けることができるとともに、車外側シール部と車内側シール部との2重のシールをすることができる。
コーナー部では、車外側シール部と車内側シール部を連結する車内側シール部リブを形成したため、車内側シール部リブが車外側シール部の根元部と車内側シール部とを連結して、車外側シール部の剛性が高くなり、ドア閉時に、車外側シール部の先端が反転することなく、シール性を確保することができるとともに、ドア開時の異音の発生を防止することができる。
コーナー部では、車外側シール部と車内側シール部を連結する車内側シール部リブを形成したため、車内側シール部リブが車外側シール部の根元部と車内側シール部とを連結して、車外側シール部の剛性が高くなり、ドア閉時に、車外側シール部の先端が反転することなく、シール性を確保することができるとともに、ドア開時の異音の発生を防止することができる。
本発明の実施の形態を図1〜図5に基づき説明する。
図5は自動車の側面図である。図5に示すように、フロント側及びリヤ側のいずれも自動車のドア1の上部の外周部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の外周部にはドアウエザストリップ10が取付けられ、ドア1と車体開口部周縁6の間をシールしている。
図5は自動車の側面図である。図5に示すように、フロント側及びリヤ側のいずれも自動車のドア1の上部の外周部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の外周部にはドアウエザストリップ10が取付けられ、ドア1と車体開口部周縁6の間をシールしている。
図1〜図4は、本発明の実施の形態のドアウエザストリップ10に関する図であり、図4は本発明のドアウエザストリップ10の全体の正面図である。
図1は、ドアウエザストリップ10のコーナー部12の断面図であり、図2におけるA−A線に沿った断面図であり、図2は、ドアウエザストリップ10のコーナー部12の斜視図である。図3は、ドアウエザストリップ10の下辺部15の断面図であり、図4におけるB−B線に沿った断面図である。
図1は、ドアウエザストリップ10のコーナー部12の断面図であり、図2におけるA−A線に沿った断面図であり、図2は、ドアウエザストリップ10のコーナー部12の斜視図である。図3は、ドアウエザストリップ10の下辺部15の断面図であり、図4におけるB−B線に沿った断面図である。
ドアウエザストリップ10においては、図4に示すように、リヤドアにおけるドアフレーム2の上辺及び縦辺に対応する上辺部13、縦辺部14と下辺部15から構成される直線部11は、押出成形により長尺に成形され、ドアフレーム2のベルトライン付近のコーナー部に対応するコーナー部12の部分は、上辺部13と縦辺部14及び縦辺部14と下辺部15とを接続し、型成型により形成されている。まず、ドアウエザストリップ10の直線部11の構造について縦辺部14を例にして、図2に基づき説明し、その後、下辺部15の構造について、図3に基づき説明し、さらに、コーナー部12の構造について、図1〜図2に基づき説明する。上辺部13の構造は、縦辺部14と略同様である。
本発明の実施の形態のドアウエザストリップ10の直線部11の縦辺部14は、図2の下方の断面図に示すように、ドアフレーム2に取付けられる取付基部40と、ドアフレーム2の車外側部位に取付けられ、車体開口部周縁6の車外側との間をシールする車外側シール部20と、ドアフレーム2の車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁6の車内側との間をシールする車内側シール部30から構成される。
取付基部40は、ドアフレーム2の外周に取付けられる。本実施の形態では、取付基部40は、内部中央に取付基部中空部45を有してり、柔軟性の向上と軽量化を図っている。取付基部40は、ドアフレーム2に当接し取付けられる板状の取付基部底部43と、取付基部底部43の車外側側端から上方に延出された取付基部車外側側壁46と、取付基部底部43の車内側側端から上方に延出された取付基部車内側側壁47と、取付基部車外側側壁46と取付基部車内側側壁47とのそれぞれの先端を連結する取付基部上部壁48を有する。取付基部車外側側壁46は、取付基部車内側側壁47と比べて、寸歩が小さく形成され、取付基部底部43から若干盛り上がっているように形成することもできる。
取付基部底部43と、取付基部車外側側壁46と、取付基部車内側側壁47と、取付基部上部壁48とで取付基部中空部45を囲んでいる。取付基部底部43と取付基部車外側側壁46の車外側側端から取付基部車外側張出部41が側方向に張出して形成されて、取付基部底部43の車内側側端から取付基部車内側張出部42が側方向に張出して形成されている。取付基部車外側張出部41と取付基部車内側張出部42により、図1に示すように、ドアフレーム2に取付けられたリテーナー4に係止されることができる。リテーナー4を使用せずに、両面接着テープを使用することもできる。
車外側シール部20は、リップ状に形成され、取付基部車外側側壁46の先端から延設され、その先端はドア閉時には車体開口部周縁6に当接する。
車外側シール部20は、リップ状に形成されたため、柔軟性に富み、ドア閉時に容易に屈曲して車体開口部周縁6に当接することができ、ドア閉力を小さくすることができる。また、車体開口部周縁6の形状の曲面に沿って柔軟に撓むことができ、シール性を確保することができる。
車外側シール部20は、リップ状に形成されたため、柔軟性に富み、ドア閉時に容易に屈曲して車体開口部周縁6に当接することができ、ドア閉力を小さくすることができる。また、車体開口部周縁6の形状の曲面に沿って柔軟に撓むことができ、シール性を確保することができる。
車外側シール部20は、車外側シール部根元部21の根元部分から車外側シール部先端部23の先端に行くにしたがって徐々に薄肉に形成することができる。この場合には、根元部分は剛性が高く、先端に行くにつれて柔軟性が増加して、ドア閉時に、車外側シール部根元部21が異常変形することがなく、車外側シール部先端部23は柔軟に、車体開口部周縁6に当接してシール性を確保することができる。
車外側シール部20の形状は、リップ状に形成されている点は、後述する下辺部15と同様であるが、下辺部15と異なり、中央付近で屈曲して形成されている。
縦辺部14の車外側シール部20は、取付基部40の取付基部車外側側壁46の先端から、上方に延設される車外側シール部根元部21と、車外側シール部根元部21の先端から車外側に屈曲する車外側シール部屈曲部24と、車外側シール部屈曲部24から車外側に屈曲して延設される車外側シール部先端部23から形成される。また、車外側シール部根元部21の根元付近からドアフレーム2に当接する車外側シール部当接リップ25が形成されている。
縦辺部14の車外側シール部20は、取付基部40の取付基部車外側側壁46の先端から、上方に延設される車外側シール部根元部21と、車外側シール部根元部21の先端から車外側に屈曲する車外側シール部屈曲部24と、車外側シール部屈曲部24から車外側に屈曲して延設される車外側シール部先端部23から形成される。また、車外側シール部根元部21の根元付近からドアフレーム2に当接する車外側シール部当接リップ25が形成されている。
車外側シール部20は車外側シール部屈曲部24を有しているため、車外側シール部屈曲部24で屈曲することができ、ドア閉時に確実に屈曲して、車体開口部周縁6に当接することができ、ドアフレーム2と車体開口部周縁6の間から、車外側シール部20がはみ出すことがなく、ドア閉力を小さくすることができる。
車外側シール部先端部23は、ドア閉時に車体開口部周縁6の最も車外側の先端に当接して、ドアフレーム2と車体開口部周縁6の間の隙間を最も車外側の先端で塞ぎ、見栄えを良くすることができるとともに、シール性を確保することができる。
車外側シール部当接リップ25が、ドアフレーム2の裏面に当接するため、ドアフレーム2とドアウエザストリップ10との間をシールすることができる。
車外側シール部当接リップ25が、ドアフレーム2の裏面に当接するため、ドアフレーム2とドアウエザストリップ10との間をシールすることができる。
車内側シール部30は、中空状に形成されることが好ましい。車内側シール部30は、車外側シール部20が当接する部分よりも車内側の車体開口部周縁6に当接する。車内側シール部30の車外側の先端は、取付基部上部壁48の車外側側端と連結し、車内側シール部30の車内側の先端は、取付基部上部壁48の車内側側端と連結している。
車内側シール部30は、中空状に形成される場合には、ドア閉時には車体開口部周縁6と柔軟に当接し、ドアや車体開口部周縁6との寸法バラツキがあっても、ドア1と車体開口部周縁6との間に確実に調節してシールすることができる。
なお、車内側シール部30は、リップ状に形成することもできる。
なお、車内側シール部30は、リップ状に形成することもできる。
本発明の実施の形態のドアウエザストリップ10の直線部11の下辺部15は、図3の断面図に示すように、取付基部40と車内側シール部30の形状は縦辺部14と同様である。ドアフレーム2に取付けられる取付基部40と、ドアフレーム2の車外側部位に取付けられ、車体開口部周縁6の車外側との間をシールする車外側シール部20と、ドアフレーム2の車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁6の車内側との間をシールする車内側シール部30から構成される。
車外側シール部20の形状は、リップ状に形成されている点は、縦辺部14と同様であるが、縦辺部14と異なり、屈曲せずに、平板状に形成されている。
ドアウエザストリップ10がドアフレーム2に取付けられると、車外側シール部20はドアフレーム2に当接して、ドアウエザストリップ10とドアフレーム2の間をシールすることができる。
ドアウエザストリップ10がドアフレーム2に取付けられると、車外側シール部20はドアフレーム2に当接して、ドアウエザストリップ10とドアフレーム2の間をシールすることができる。
次に、ドアウエザストリップ10のコーナー部12について、リヤドアのベルトライン付近のリヤ側のコーナー部12を例にして説明する。
ドアウエザストリップ10のコーナー部12は図4に示すように、型成形で形成され、上辺部13と縦辺部14及び縦辺部14と下辺部15とを接続している。コーナー部12は、上辺部13、縦辺部14と下辺部15と同様に、車外側シール部20、車内側シール部30と取付基部40を有しており、それぞれ直線部11の車外側シール部20、車内側シール部30と取付基部40と連続して形成されている。
ドアウエザストリップ10のコーナー部12は図4に示すように、型成形で形成され、上辺部13と縦辺部14及び縦辺部14と下辺部15とを接続している。コーナー部12は、上辺部13、縦辺部14と下辺部15と同様に、車外側シール部20、車内側シール部30と取付基部40を有しており、それぞれ直線部11の車外側シール部20、車内側シール部30と取付基部40と連続して形成されている。
車外側シール部20は、リヤドアのベルトライン付近のリヤ側のコーナー部12では、図2に示すように、縦辺部14と下辺部15とを接続している。その断面形状は、図1に示すように、車外側シール部20と車内側シール部30の形状は、縦辺部14の車外側シール部20と車内側シール部30の形状と同様である。
取付基部40の形状は、取付基部底部43に型成形時に中子を取出すための取付基部中子孔44が形成されている。また、車内側シール部30との境界である取付基部上部壁48がなく、車内側シール部30の中空部分と取付基部中空部45は連続して形成されている。中空部分を形成する中子を取出すためである。
コーナー部12では、図1と図2に示すように、車外側シール部20と車内側シール部30を連結する車内側シール部リブ35を複数個、形成した。車内側シール部リブ35は、車外側シール部20と車内側シール部30とで形成された谷間を横切り、連続するように、型成形時に他の部分と同時に形成される。
このため、車内側シール部リブ35が車外側シール部根元部21と車内側中空シール部32の外面とを連結して、車外側シール部20の剛性が高くなり、ドア閉時に、車外側シール部20の先端が倒れたり、ドアの動きにつれて、車体開口部周縁6に車外側シール部先端部23が突っかかって、反転したりすることなく、シール性を確保することができるとともに、ドア開時の異音の発生を防止することができる。
また、コーナー部12の車外側シール部20は、図1に示すように、車外側シール部根元部21と車外側シール部先端部23との車外側の面を、車外側シール部屈曲部24を跨いで、連結する複数の車外側シール部リブ26を形成することができる。この場合は、車外側シール部20の剛性がより一層高くなり、ドア閉時に、上記の車内側シール部リブ35の働きとあいまって、車外側シール部先端部23がドアの動きにつれて、反転することなく、シール性を確保することができるとともに、ドア開時の異音の発生を防止することができる。
ドアウエザストリップ10において、車外側シール部20、車内側シール部30と取付基部40は、直線部11とコーナー部12にもEPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのスポンジ材で形成される。硬質の材料をEPDM又はオレフィン系熱可塑性エラストマーで形成すると、ドアウエザストリップ10は全体としてオレフィン系でありそのまま一緒に粉砕等を行い、リサイクルして使用することができる。
1 ドア
2 ドアフレーム
6 車体開口部周縁
10 ドアウエザストリップ
12 コーナー部
20 車外側シール部
21 車外側シール部根元部
23 車外側シール部先端部
24 車外側シール部屈曲部
26 車外側シール部リブ
30 車内側シール部
35 車内側シール部リブ
40 取付基部
2 ドアフレーム
6 車体開口部周縁
10 ドアウエザストリップ
12 コーナー部
20 車外側シール部
21 車外側シール部根元部
23 車外側シール部先端部
24 車外側シール部屈曲部
26 車外側シール部リブ
30 車内側シール部
35 車内側シール部リブ
40 取付基部
Claims (5)
- 自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールするドアウエザストリップを上記ドアのドアフレームの外周に取付けるドアウエザストリップにおいて、
上記ドアウエザストリップは、押出成形で形成され上記ドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、押出成形で形成されドアフレームの縦辺に取付けられる縦辺部と、上記ドアフレームの下辺に取付けられる下辺部と、上記上辺部と縦辺部又は上記縦辺部と下辺部とを型成形で接続する接続するコーナー部からなり、
上記上辺部、縦辺部、下辺部及びコーナー部は、それぞれ上記ドアフレームに取付けられる取付基部と、上記ドアフレームの車外側部位に取付けられ、上記車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側シール部と、上記ドアフレームの車内側部位に取付けられ、上記車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側シール部から構成され、
上記コーナー部では、上記車外側シール部と車内側シール部を連結する車内側シール部リブを形成したことを特徴とするドアウエザストリップ。 - 上記コーナー部の上記車外側シール部は、リップ状に形成され、上記取付基部から上方に延設される車外側シール部根元部と、該車外側シール部根元部の先端から車外側に屈曲する車外側シール部屈曲部と、該車外側シール部屈曲部から車外側に屈曲して延設される車外側シール部先端部から形成されるとともに、上記車外側シール部根元部と上記車外側シール部先端部とを連結する複数の車外側シール部リブを形成した請求項1に記載のドアウエザストリップ。
- 上記コーナー部の上記車外側シール部は、車外側面に上記ドアフレームの先端に当接する車外側シール部当接リップを形成した請求項1又は請求項2項に記載のドアウエザストリップ。
- 上記車外側シール部は、根元部分から先端に行くにしたがって徐々に薄肉に形成された請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のドアウエザストリップ。
- 上記車内側シール部は、中空状に形成された請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のドアウエザストリップ。
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2008
- 2008-08-29 JP JP2008221145A patent/JP2010052623A/ja not_active Withdrawn
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