JP2015127166A - テールゲート付き車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】テールゲートを雨天時に開放させた際に、雨水を溜まり難くすることができるテールゲート付き車体構造を提供する。【解決手段】テールゲート付き車体構造10は、テールゲート15に副ドア20が設けられている。テールゲート15の外表面19と、副ドア20の外表面45との間に所定距離L1をおいて離間する離間部51が設けられる。さらに、ゲート本体16にアウタ面部55が設けられる。アウタ面部55にゲートハーネス孔61が設けられ、ゲートハーネス孔61に挿通されたハーネス62がゲート本体16から副ドア20まで配索される。アウタ面部55の後部位57がゲートハーネス孔61の車体後方に位置し、後部位57にシール部材48が配置される。【選択図】図5

Description

本発明は、車体の後部に開口(後開口)が設けられ、後開口の上部にテールゲートが上下方向に回動自在に支持されるテールゲート付き車体構造に関する。
テールゲート付き車体構造として、車体の後部に後開口(主開口)が設けられ、後開口の上部にテールゲートが上下方向に開閉自在に設けられ、テールゲートにドア開口(副開口)が設けられ、ドア開口に左右の副ドアが横方向(車幅方向)に開閉自在に設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この車体構造は、左右の副ドアが車体中央から車幅方向外側に開放される。すなわち、左副ドアが開放された状態で、テールゲートの左枠部側に隣接して左副ドアが配置される。また、右副ドアが開放された状態で、テールゲートの右枠部側に右副ドアが隣接して配置される。
これら左右の副ドアには電装部品が設けられることが考えられる。左右の副ドアが車体中央から車幅方向外側に開放されるので、テールゲートの左枠部や右枠部から各副ドアにワイヤハーネスを導くことが可能である。
各副ドアに導かれたワイヤハーネスは、各副ドアを経て電装部品に接続される。
実用新案登録第2514650号公報
ここで、特許文献1の車体構造は、左右の副ドアが車体中央から車幅方向外側に開放される。よって、開放された左右の副ドアが車幅方向外側に配置される。このため、車幅方向外側から乗降する際に、車幅方向外側の左副ドアや右副ドアが邪魔になる。
この対策として、テールゲートの車幅方向中央側にヒンジを介して副ドアを開放自在に支持することが考えられる。これにより、副ドアをテールゲートの車幅方向外側から開くことが可能になる。
この場合、テールゲートの車幅方向中央側(すなわち、ヒンジ側)から副ドアにワイヤハーネスを導き、導いたワイヤハーネスを副ドアの電装部品に接続することが好ましい。
ところで、通常の車両は、車体およびドア間を密封するシール部材がワイヤハーネスより車室側に設けられる。よって、ワイヤハーネスが配索された領域において、シール部材が車室側に凹んだ状態に配置される。
このシール部材をテールゲートに適用した場合、テールゲートを雨天時に開放させた際にシール部材の凹んだ部分に雨水が溜まる。このため、テールゲートを閉じるときに、溜まった雨水が下方に導かれてテールゲートの操作者に降りかかることが考えられる。
本発明は、テールゲートを雨天時に開放させた際に、雨水を溜まり難くすることができるテールゲート付き車体構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体の後部に設けられた開口を、上下方向に回動して開閉するように、前記開口の上部で前記車体に支持されるテールゲートを備えたテールゲート付き車体構造であって、前記テールゲートには、該テールゲートに開けられて前記開口に連通する副開口と、該副開口を開閉する副ドアとが設けられ、前記テールゲートの外表面と、前記副ドアの外表面との間に所定距離をおいて離間する離間部が設けられ、前記テールゲートのゲート本体、前記副ドアのいずれか一方には、前記離間部に対峙し、かつ、前記テールゲートを閉じた状態で車体前方に延在する面部が設けられ、該面部には、前記ゲート本体から前記副ドアまで配索されるハーネスを挿通するためのハーネス孔が設けられ、前記面部のうち、前記ハーネス孔の車体後方に位置する後部位に、前記ゲート本体および前記副ドア間を密封するシール部材が配置されることを特徴とする。
請求項2は、前記副ドアと前記面部との間に、副ドアを開放位置に保持するドアチェッカが介装され、前記ドアチェッカより車体後方に前記シール部材が配置されることを特徴とする。
請求項3は、前記面部は、前記テールゲートを閉じた状態で車体前後方向に向けて平面形状に形成され、前記ハーネス孔が設けられた平面部と、該平面部から車幅方向に延在する第2面部と、該第2面部から車体後方に延在する第3面部と、該第3面部から車幅方向に延在する第4面部と、を有し、前記第3面部および前記第4面部で前記後部位に角形状部が形成され、該角形状部に前記シール部材が配置されることを特徴とする。
請求項4は、前記シール部材は前記副開口に沿って該副開口の周縁全周に亘って配置されることを特徴とする。
請求項5は、前記角形状部で閉断面が形成されることを特徴とする。
請求項6は、前記テールゲートの前記ゲート本体には、前記テールゲートの施錠・解錠を操作するアウタハンドルが設けられ、前記副ドアには、前記ハーネス孔に挿通された前記ハーネスを前記副ドア内に導くためのドアハーネス孔が設けられ、前記ドアハーネス孔、前記アウタハンドルおよび前記ハーネス孔が、上下方向において上からこの順に設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、テールゲート、副ドアのいずれか一方の外表面に面部を設け、面部にハーネス孔を設けた。ハーネス孔にゲート本体から副ドアまで配索されるハーネスが挿通される。
さらに、面部の後部位をハーネス孔の車体後方に形成し、後部位にシール部材を配置させるようにした。
よって、ハーネス孔(すなわち、ハーネス)の車体後方にシール部材を配置でき、シール部材が車室側に凹むことを抑えることができる。これにより、テールゲートを雨天時に開放させた際に、副ドアおよびゲート本体間の離間部から浸入した雨水を溜まり難くすることができる。
雨水を溜まり難くすることにより、テールゲートを操作者が閉じる際に、テールゲートの下端から雨水が飛散することを防いで操作者に雨水が降りかかることを防止できる。
さらに、ハーネス孔の車体後方にシール部材を配置することにより、テールゲートを開放させた際に、離間部から入り込んだ雨水がハーネス孔まで浸入することを防止できる。
これにより、雨水がハーネス孔からテールゲート(具体的には、ゲート本体、副ドアのいずれか一方)の内部に浸入することを防止できる。
請求項2に係る発明では、ドアチェッカより車体後方にシール部材を配置した。よって、ドアチェッカが雨水などで被水することを防止できる。
これにより、例えば、ドアチェッカに附着した雨水などが凍結して、副ドアの開閉を妨げることを防止できる。
請求項3に係る発明では、面部の後部位を角形状部に形成し、角形状部にシール部材を配置するようにした。よって、シール部材が角形状部に接触する接触面積を小さく抑えることができる。これにより、シール部材の角形状部に対する押圧力を高めることができ、シール部材および角形状部間の密封性を高めることができる。
さらに、角形状部を第3面部および第4面部で形成することにより、角形状部および平面部間に第2面部を介在させることができる。よって、第2面部で製造公差(成形公差)を吸収することにより、角形状部の成形精度を高めた状態で、さらに、平面部の成形精度を高めることが可能になる。
これにより、平面部に形成するハーネス孔の成形精度(位置精度)を確保でき、ハーネス孔に挿通させたハーネスを精度良く配索することができる。
請求項4に係る発明では、副開口に沿って副開口の周縁全周に亘ってシール部材を配置した。これにより、副開口の全周から雨水がハーネス孔まで浸入することを防止できる。
請求項5に係る発明では、角形状部で閉断面を形成するようにした。角形状部は、第3面部および第4面部で角形状部に形成されている。この角形状部が、例えば、ハーネス孔の車体前方に形成された場合、角形状部で形成する閉断面が小さくなる。このため、ゲート本体の剛性を確保することが難しい。
ここで、ハーネス孔の車体後方にシール部材が配置される。よって、角形状部をハーネス孔の車体後方に配置できる。これにより、角形状部で形成する閉断面を大きくでき、ゲート本体の剛性を確保できる。
請求項6に係る発明では、ゲート本体にアウタハンドルを設け、副ドアにドアハーネス孔を設けた。ドアハーネス孔は、ハーネス孔から延ばされたハーネスを副ドア内に導く孔である。
ここで、アウタハンドルは、操作者がアウタハンドルの内側(すなわち、ゲート本体側)に手を差し込んで施錠・解錠を操作するように構成されている。よって、ゲート本体のうち、アウタハンドルが設けられた部位の外面が凹状に形成され、厚さ寸法が小さくなる。
一方、ドアハーネス孔やハーネス孔はハーネスを挿通させる必要があるため開口寸法が大きくなる。このため、アウタハンドルが設けられて厚さ寸法が小さくなる部位に、ドアハーネス孔やハーネス孔を形成することが難しい。
そこで、ドアハーネス孔、アウタハンドルおよびハーネス孔を、上下方向において上からこの順に設けるようにした。よって、ドアハーネス孔やハーネス孔をアウタハンドルから上下方向にずらすことができる。
これにより、テールゲートを車体後方に膨らませることなく、ドアハーネス孔やアウタハンドルを設けることができる。
本発明に係るテールゲート付き車体構造のテールゲートを閉じた状態を示す背面図である。 本発明に係るテールゲート付き車体構造のテールゲートを開けた状態を示す背面図である。 図1のテールゲートを示す斜視図である。 図3のテールゲートを分解した状態を示す斜視図である。 図1の5−5線断面図である。 図1のテールゲート付き車体構造から副ドアを開けた状態を示す斜視図である。 図5のテールゲートを分解した状態を示す断面図である。 図5の8部拡大図である。 図1の9−9線断面図である。 図9のゲート本体にシール部材を残した状態で副ドアを分解した状態を示す断面図である。 図1の11−11線断面図である。 図10のゲート本体からシール部材を外した状態を示す断面図である。 本発明に係るテールゲートの離間部から浸入した雨水がシール部材に溜まることを抑える例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例に係るテールゲート付き車体構造10について説明する。
図1、図2に示すように、テールゲート付き車体構造10は、車体11の後部12に設けられたテールゲート15を備えている。
車体11は、車体11の後部12に後開口枠部13を備え、後開口枠部13の上枠部13cにテールゲート15が支持されている。
後開口枠部13は、左右の枠部13a,13b、上枠部13cおよび下枠部13dで後面視略矩形状の枠体に形成されている。この後開口枠部13で後開口(開口)14が形成される。後開口14の上部(すなわち、後開口枠部13の上枠部13c)にテールゲート15が支持される。
後開口14を経て車室22および車外23が連通され、乗員の乗降や荷物の出し入れが可能になる。
図3に示すように、テールゲート15は、後開口枠部13の上枠部13cにゲートヒンジを介して上下方向に回動自在に支持されたゲート本体16と、ゲート本体16に設けられたゲート窓ガラス17と、ゲート窓ガラス17の下方に設けられたゲート装飾部材18と、ゲート本体16を開閉する副ドア20とを備えている。
図2に示すように、テールゲート15が開かれることにより、テールゲート15の下端15aがテールゲート15の上端15bと略同じ高さ位置に配置される。
但し、図2においては、構成の理解を容易にするためにテールゲート15の下端15aを上端15bより僅かに下方に配置された状態を示す。
テールゲート15が開かれることにより、テールゲート15が後開口枠部13の上枠部13cの位置で略水平に配置される。この状態において、後開口枠部13の後開口14が開放され、後開口14を経て車室22および車外23が連通される。
一方、図1に示すように、テールゲート15が閉じられることにより、テールゲート15の下端15aがテールゲート15の上端15bの下方に配置される。すなわち、テールゲート15が閉じられることにより、テールゲート15が略鉛直に配置される。
この状態において後開口枠部13の後開口14がテールゲート15で閉じられる。
図2、図4に示すように、ゲート本体16は、後開口枠部13の後開口14を開閉可能に外形が略矩形状に形成され、上端16aが後開口枠部13の上枠部13cにゲートヒンジを介して上下方向に回動自在に支持されている。
このゲート本体16は、車幅方向において車外23側に膨出するように湾曲状に形成されている。
さらに、ゲート本体16は、略右側上半部に開けられた窓開口枠部26と、ゲート本体16の略左側全域に開けられたドア開口枠部(ドア開口の周縁)28とを備えている。
窓開口枠部26の窓内枠26aおよびドア開口枠部28のドア内枠28aは仕切枠31で兼用される。仕切枠31は、ゲート本体16の上端16aから下端16bに渡って上下方向に直線状に延ばされている。
図5に示すように、ゲート本体16は、車室22側に位置するインナパネル34と、車外23側に位置するアウタパネル35と、仕切枠31を形成する部位に介在される補強部材37とを備える。
図4に戻って、窓開口枠部26は、略矩形状枠体に形成されることにより窓開口27が開口される。
ドア開口枠部28は、略矩形状枠体に形成されることによりドア開口(副開口)29が開口される。
窓開口枠部26の窓開口27およびドア開口枠部28のドア開口29は、テールゲート15を閉じた状態で、それぞれ後開口枠部13の後開口14(図2参照)に連通される。
図5に示すように、アウタパネル35は、インナパネル34より車体後方に位置し、仕切枠31の外面を形成するアウタ仕切部36を有する。
インナパネル34は、仕切枠31の内面を形成するインナ仕切部34aを有する。
仕切枠31は、アウタ仕切部36、インナ仕切部34aおよび補強部材37が重ね合わされて形成される。仕切枠31に補強部材37が設けられることにより補強部材37で仕切枠31が補強される。
よって、図4に示すように、窓開口枠部26およびドア開口枠部28の剛性が仕切枠31で確保されている。窓開口枠部26にゲート窓ガラス17が車体後方から設けられている。また、窓開口枠部26下方のアウタパネル35(図5参照)にゲート装飾部材18が車体後方から設けられている。
さらに、ゲート本体16の仕切枠31に副ドア20が支持されている。
副ドア20は、仕切枠31に上下のドアヒンジ41を介して回動自在に支持されるドア本体42(図5も参照)と、ドア本体42の上半部に設けられたドア窓ガラス43と、ドア窓ガラス43の下方(すなわち、ドア本体42の下半部)に設けられたドア装飾部材44と、ゲート本体16および副ドア20間を密封するシール部材48とを備えている。
ここで、ゲート本体16の車幅方向中央側に仕切枠31が設けられている。よって、ゲート本体16の車幅方向中央に上下のヒンジ41を介して副ドア20が開放自在に支持されている。
図6に示すように、副ドア20のドアアウタハンドル24(図3参照)を操作することにより、副ドア20が水平方向(矢印A方向)に開かれる。これにより、車体11(後部12)のドア開口29が開放される。
この状態において、ゲート本体16の車幅方向中央に上下のヒンジ41を介して副ドア20がテールゲート16の車幅方向外側(後開口枠部13の左枠部13a)から開放される。よって、開放された副ドア20を左枠部13aから離すことができる。
これにより、左枠部13aから乗降する際に、副ドア20が邪魔になることがない。
この副ドア20が閉じられることによりドア開口29が閉じられる。
さらに、図1、図3に示すように、副ドア20が閉じられた状態で、ゲート装飾部材18の外表面18aとドア装飾部材44の外表面44aとは、車体前後方向において略同一面(略面一)に形成されている。
また、副ドア20が閉じられた状態で、ゲート窓ガラス17の外表面17aとドア窓ガラス43の外表面43aとは、車体前後方向において略同一面(略面一)に形成されている。
ゲート装飾部材18の外表面18aおよびゲート窓ガラス17の外表面17aでテールゲート15の外表面19が形成される。また、ドア装飾部材44の外表面44aおよびドア窓ガラス43の外表面43aで副ドア20の外表面45が形成される。
テールゲート15の外表面19と、副ドア20の外表面45とは車体前後方向において略同一面(略面一)に形成されている。
テールゲート15の外表面19および副ドア20の外表面45で、テールゲート15の全外表面47が形成される。
図5に示すように、テールゲート15の外表面19のうち副ドア20側のゲート側縁19aと、副ドア20の外表面45のうちテールゲート15側のドア側縁45aとの間に所定距離L1をおいて離間する離間部51が設けられている。
離間部51は、テールゲート15が閉じられた状態において、ゲート本体16(仕切枠31)のアウタ仕切部36より車体後方において、アウタ仕切部36に重なるように配置される。
アウタ仕切部36は、離間部51の車体前方に配置され、かつ、離間部51に対峙するアウタ面部(面部)55を有する。
ここで、仕切枠31は、アウタ仕切部36、インナ仕切部34aおよび補強部材37が重ね合わされて形成されている。よって、アウタ仕切部36および補強部材37で閉断面58が形成されている。
図7、図8に示すように、アウタ面部55は、テールゲート15を閉じた状態で車体前後方向に向けて平面形状に形成された平面部56と、平面部56の後端56aに設けられた後部位57とを有する。
平面部56は、テールゲート15を閉じた状態で車体前方に延在され、かつ、ゲートハーネス孔(ハーネス孔)61が設けられている。ゲートハーネス孔61にグロメットを介してハーネス62が通される(挿通される)。
ゲートハーネス孔61にハーネス62が挿通されることにより、ゲート本体16の内部38から副ドア20の内部39までハーネス62が配索される(図12も参照)。
ゲートハーネス孔61の車体後方に後部位57が位置する。
後部位57は、平面部56の後端56aから車幅方向右側に延在する第2面部64と、第2面部64の右端64aから車体後方に延在する第3面部65と、第3面部65の後端65aから車幅方向左側に延在する第4面部66とを有する。
第3面部65および第4面部66で後部位57に角形状部(シール当接部)68が形成される。角形状部68は、ゲートハーネス孔61の車体後方に配置される。この角形状部68を備えたアウタ仕切36と、補強部材37とで閉断面58が形成される。
ここで、角形状部68がゲートハーネス孔61の車体後方に配置されることにより、角形状部68が補強部材37の左フランジ37aから車体後方に離れた位置に配置される。
これにより、角形状部68(具体的には、アウタ仕切36)および補強部材37で閉断面58を大きく形成できる。閉断面58を大きくすることにより仕切枠31(ゲート本体16)の剛性を確保できる。
これに対して、例えば、角形状部68がゲートハーネス孔61の車体前方に形成された場合、角形状部68が補強部材37の左フランジ37aの近傍に配置される。よって、角形状部68(具体的には、アウタ仕切36)および補強部材37で形成する閉断面58が小さくなる。
このため、仕切枠31(ゲート本体16)の剛性を確保することが難しい。
さらに、第3面部65および第4面部66で形成した角形状部68にシール部材48が当接される。よって、シール部材48が平坦面に当接する場合と比べて、シール部材48が角形状部68に当接(接触)する接触面積を小さく抑えることができる。
これにより、シール部材48の角形状部68に対する押圧力を高めることができ、シール部材48および角形状部68間の密封性を高めることができる。
加えて、角形状部68を第3面部65および第4面部66で形成することにより、角形状部68および平面部56間に第2面部64を介在させることができる。よって、第2面部64で製造公差(成形公差)を吸収することができる。
第2面部64で成形公差を吸収することにより、角形状部68の成形精度を高めた状態で、さらに、平面部56の成形精度を高めることが可能になる。これにより、平面部56に形成するゲートハーネス孔61の成形精度(位置精度)を確保でき、ゲートハーネス孔61に挿通させたハーネス62を精度良く配索することができる。
図4、図8に示すように、シール部材48は、無端状の略矩形枠に形成され、副ドア20(ドア本体42)の外周縁42a全域に沿って複数のクリップ71で取り付けられる。
よって、副ドア20でドア開口29を閉じた状態において、ドア開口29に沿ってドア開口枠部28の全周に亘ってシール部材48が当接される。ドア開口枠部28にドア内枠28aが含まれ、ドア内枠28aにアウタ面部55が含まれる。
ドア開口枠部28の全周に亘ってシール部材48が当接されることにより、ドア開口29の全周から雨水などがゲートハーネス孔61まで浸入することを防止できる。
ここで、シール部材48のうち離間部51に対峙する部位に車室22側への凹みが形成されることが考えられる。この状態で、図2に示すように、テールゲート15を雨天時に開放させた場合、離間部51を経た雨水がシール部材48の凹みに溜まる。
溜まった水は、テールゲート15を閉じる際に、シール部材48に沿ってテールゲート15の下方に導かれ、テールゲート15の下端15aから水が勢いよく飛散することが考えられる。
そこで、図9、図10に示すように、シール部材48のうちゲートハーネス孔61に相当する部位48aを、ゲートハーネス孔61やハーネス62の車体後方に配置するようにした。よって、シール部材48(特に、部位48a)が車室22側に凹むことを抑えることができる。
これにより、テールゲート15を雨天時に開放させた際に、副ドア20およびゲート本体16間の離間部51から浸入した雨水を溜まり難くできる。雨水を溜まり難くすることにより、テールゲート15を操作者が閉じる際に、テールゲート15の下端15a(図2参照)から雨水が飛散することを防いで操作者に雨水が降りかかることを防止できる。
図11に示すように、副ドア20(ドア本体42)とアウタ面部55(平面部56)との間にドアチェッカ75が介装されている。ドアチェッカ75は、副ドア20を開放位置に保持する部材である。
このドアチェッカ75は、ドア内枠28a(仕切枠31)に支持ブラケット76および支持ピン77を介してアーム78が取り付けられ、副ドア20(ドア本体42)にケース79が取り付けられている。
ドアチェッカ75より車体後方にシール部材48が配置されている。よって、ドアチェッカ75が雨水などで被水することをシール部材48で防止できる。
これにより、例えば、ドアチェッカ75に附着した雨水などが凍結して、副ドア20の開閉を妨げることを防止でき、副ドア20の操作性を良好に確保できる。
図9、図12に示すように、テールゲート15のゲート本体16には、テールゲートの施錠・解錠を操作するゲートアウタハンドル(アウタハンドル)82が設けられている。
ゲートアウタハンドル82は、操作者がゲートアウタハンドル82の内側(すなわち、ゲート本体16側)に手を差し込んで施錠・解錠を操作するように構成されている。
よって、ゲート本体16のうち、ゲートアウタハンドル82が設けられたハンドル部位(部位)84の外面84aが、手を差込み可能に車体前方へ向けて凹状に形成されている。これにより、ゲート本体16のうちハンドル部位84の厚さ寸法T1が小さく抑えられる。
また、副ドア20には、ゲートハーネス孔61に挿通されたハーネス62を副ドア20内に導くためのドアハーネス孔(第2ハーネス孔)86が設けられている。ドアハーネス孔86は、シール部材48の車体前方に設けられている。よって、離間部51(図5参照)から浸入した雨水などがドアハーネス孔86まで浸入することを防止できる。
このドアハーネス孔86は、ゲートハーネス孔61から延ばされたハーネス62を副ドア20の内部39に導く孔である。
すなわち、ゲートハーネス孔61から延ばされたハーネス62がグロメットを介してドアハーネス孔86に挿通される。ドアハーネス孔86に挿通されたハーネス62が副ドア20の内部39に導かれる。
ところで、ドアハーネス孔86やゲートハーネス孔61はハーネス62を挿通させる必要があるため開口寸法が大きくなる。
このため、ゲートアウタハンドル82が設けられて厚さ寸法T1が小さくなるハンドル部位84に、ドアハーネス孔86やゲートハーネス孔61を形成することが難しい。
ここで、ドアハーネス孔86、ゲートアウタハンドル82およびゲートハーネス孔61が、上下方向において上からこの順に設けられている。よって、ドアハーネス孔86をゲートアウタハンドル82から上方向にずらし、かつ、ゲートハーネス孔61をゲートアウタハンドル82から下方向にずらすことができる。
これにより、テールゲート15を車体後方に膨らませることなく、ドアハーネス孔86やゲートアウタハンドル82を設けることができる。
つぎに、テールゲート15の離間部51から浸入した雨水がシール部材に溜まることを抑える例を図13に基づいて説明する。
図13(a)に示すように、テールゲート15を雨天時に開放させることにより、雨水が離間部51に矢印Bの如く浸入する。離間部51に浸入した雨水が離間部51を経てシール部材48(図13(b)参照)側に流れる。
図13(b)に示すように、ゲートハーネス孔61やハーネス62の車体後方にシール部材48が配置されることにより、シール部材48の車室22側への凹みが抑えられている。
よって、シール部材48側に流れた雨水がシール部材48に沿ってテールゲート15の下端15a(図13(a)参照)に向けて導かれる。これにより、離間部51から浸入した雨水がシール部材48に溜まることを防止できる。
この状態で、テールゲート15を操作者が矢印Dの如く閉じる。
雨水がシール部材48に溜まっていないので、テールゲート15を閉じる際に、テールゲート15の下端15a(図13(a)参照)から雨水が飛散して操作者に降りかかることを防止できる。
さらに、ゲートハーネス孔61の車体後方にシール部材48を配置することにより、テールゲート15を開放させた際に、離間部51(図13(a)参照)から入り込んだ雨水がゲートハーネス孔61まで浸入することを防止できる。
これにより、雨水がゲートハーネス孔61からゲート本体16の内部38に浸入することをシール部材48で防止できる。
さらに、雨水がドアハーネス孔86からドア本体42の内部39(図9参照)に浸入することをシール部材48で防止できる。
なお、本発明に係るテールゲート付き車体構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、ゲート本体16にアウタ仕切部36を設けた例について説明したが、これに限らないで、副ドア20にアウタ仕切部36を設けることも可能である。
また、ゲート本体16および副ドア20間を密封するシール部材48を副ドア20に設けた例について説明したが、これに限らないで、シール部材48をゲート本体16に設けることも可能である。
また、前記実施例で示したテールゲート付き車体構造、車体、車体の後部、後開口枠部、後開口枠部の上枠部、後開口、テールゲート、ゲート本体、テールゲートの外表面、副ドア、ドア開口枠部、ドア開口、副ドアの外表面、シール部材、離間部、アウタ面部、平面部、後部位、閉断面、ゲートハーネス孔、ハーネス、第2面部、第3面部、第4面部、角形状部、ドアチェッカ、ゲートアウタハンドルおよびドアハーネス孔などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、車体の後部に設けられた後開口の上部にテールゲートが上下方向に回動自在に支持されるテールゲート付き車体構造を備えた自動車への適用に好適である。
10…テールゲート付き車体構造、11…車体、12…車体の後部、13…後開口枠部、13c…後開口枠部の上枠部(開口の上部)14…後開口(開口)、15…テールゲート、16…ゲート本体、19…テールゲートの外表面、20…副ドア、28…ドア開口枠部(ドア開口の周縁)、29…ドア開口(副開口)、45…副ドアの外表面、48…シール部材、51…離間部、55…アウタ面部(面部)、56…平面部、56a…平面部の後端、57…後部位、58…閉断面、61…ゲートハーネス孔(ハーネス孔)、62…ハーネス、64…第2面部、64a…第2面部の右端、65…第3面部、65a…第3面部の後端、66…第4面部、68…角形状部、75…ドアチェッカ、82…ゲートアウタハンドル(アウタハンドル)、86…ドアハーネス孔、L1…所定距離。

Claims (6)

  1. 車体の後部に設けられた開口を、上下方向に回動して開閉するように、前記開口の上部で前記車体に支持されるテールゲートを備えたテールゲート付き車体構造であって、
    前記テールゲートには、該テールゲートに開けられて前記開口に連通する副開口と、該副開口を開閉する副ドアとが設けられ、
    前記テールゲートの外表面と、前記副ドアの外表面との間に所定距離をおいて離間する離間部が設けられ、
    前記テールゲートのゲート本体、前記副ドアのいずれか一方には、前記離間部に対峙し、かつ、前記テールゲートを閉じた状態で車体前方に延在する面部が設けられ、
    該面部には、前記ゲート本体から前記副ドアまで配索されるハーネスを挿通するためのハーネス孔が設けられ、
    前記面部のうち、前記ハーネス孔の車体後方に位置する後部位に、前記ゲート本体および前記副ドア間を密封するシール部材が配置されることを特徴とするテールゲート付き車体構造。
  2. 前記副ドアと前記面部との間に、副ドアを開放位置に保持するドアチェッカが介装され、
    前記ドアチェッカより車体後方に前記シール部材が配置されることを特徴とする請求項1記載のテールゲート付き車体構造。
  3. 前記面部は、
    前記テールゲートを閉じた状態で車体前後方向に向けて平面形状に形成され、前記ハーネス孔が設けられた平面部と、
    該平面部から車幅方向に延在する第2面部と、
    該第2面部から車体後方に延在する第3面部と、
    該第3面部から車幅方向に延在する第4面部と、を有し、
    前記第3面部および前記第4面部で前記後部位に角形状部が形成され、該角形状部に前記シール部材が配置されることを特徴とする請求項1または請求項2記載のテールゲート付き車体構造。
  4. 前記シール部材は前記副開口に沿って該副開口の周縁全周に亘って配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のテールゲート付き車体構造。
  5. 前記角形状部で閉断面が形成されることを特徴とする請求項3記載のテールゲート付き車体構造。
  6. 前記テールゲートの前記ゲート本体には、前記テールゲートの施錠・解錠を操作するアウタハンドルが設けられ、
    前記副ドアには、前記ハーネス孔に挿通された前記ハーネスを前記副ドア内に導くためのドアハーネス孔が設けられ、
    前記ドアハーネス孔、前記アウタハンドルおよび前記ハーネス孔が、上下方向において上からこの順に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のテールゲート付き車体構造。
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