JP2009078572A - ドアウエザストリップ - Google Patents
ドアウエザストリップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009078572A JP2009078572A JP2007246974A JP2007246974A JP2009078572A JP 2009078572 A JP2009078572 A JP 2009078572A JP 2007246974 A JP2007246974 A JP 2007246974A JP 2007246974 A JP2007246974 A JP 2007246974A JP 2009078572 A JP2009078572 A JP 2009078572A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- door
- seal portion
- door frame
- corner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
【課題】シールリップ部の反転がなく、異音の発生のない自動車用ドアウエザストリップを提供する。
【解決手段】ドアウエザストリップ10のコーナー部12は、取付基部40と、車外側シール部20と、車内側シール部30から構成される。ドアフレーム2のコーナー部の先端には、車外側シール部と当接するドアフレーム取付面2fを形成する。コーナー部の車外側シール部20は、リップ状に形成され、車外側シール部根元部21と、車外側シール部先端部23から形成される。車外側シール部根元部21の車外側シール部根元当接面22とドアフレーム取付面との間には、ドア閉時には車外側シール部根元当接面22とドアフレーム取付面2fが当接するとともに、車外側シール部先端部23と車体開口部周縁6とがなす角度を19°以下にしたドアウエザストリップである。
【選択図】図1
【解決手段】ドアウエザストリップ10のコーナー部12は、取付基部40と、車外側シール部20と、車内側シール部30から構成される。ドアフレーム2のコーナー部の先端には、車外側シール部と当接するドアフレーム取付面2fを形成する。コーナー部の車外側シール部20は、リップ状に形成され、車外側シール部根元部21と、車外側シール部先端部23から形成される。車外側シール部根元部21の車外側シール部根元当接面22とドアフレーム取付面との間には、ドア閉時には車外側シール部根元当接面22とドアフレーム取付面2fが当接するとともに、車外側シール部先端部23と車体開口部周縁6とがなす角度を19°以下にしたドアウエザストリップである。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールする自動車用のドアウエザストリップに関するものであり、特にそのコーナー部に関するものである。
自動車のドア1と車体開口部周縁6との間のシールは、図6に示すように、ドア1の外周部に設けられたドアフレーム2の外周に取付けられるドアウエザストリップ110及び/または、車体開口部周縁6のフランジに取付けられるオープニングウエザストリップによりなされる。なお、ドアガラス5とドア1との間のシールは、ドアフレーム2の内周のチャンネル3に取付けられるガラスランによってなされる。
従来、図7に示すように、ドアフレーム2の外周に取付けられたドアウエザストリップ110は、取付基部111とその上面に一体に形成された中空シール部114とシールリップ部116とから構成される。取付基部111は、ドアフレーム2の外周部に取付けられた断面C字形のリテーナー部155に嵌め込まれてドアフレーム2の外周に固定される。そして、ドア閉時に、シールリップ部116が車体開口部周縁6の最も車外側の側端に当接し、ドアフレーム2の外周端縁と車体開口部周縁6との間の隙間をシールする。そのとき、中空シール部114は、車体開口部周縁6のシールリップ部116が当接する部分よりも車内側の膨出部分に当接して、ドア1と車体開口部周縁6との間をシールしている。
この場合に、シールリップ部116が車体開口部周縁6に当接する力が大きいと、その反力が大きくなり、ドア1を開閉すると、シールリップ部116の先端が車体開口部周縁6に対して反転してしまい、不快な異音が発生したり、シールリップ部116の先端が磨耗したりしてしまう場合があった。
このため、図7に示すように、シールリップ部116の根元部117をドアフレーム2の先端に係合させて、シールリップ部116の反転を防止するものがある(例えば、特許文献1参照。)。しかし、この場合には、シールリップ部116の剛性が大きくなり、ドア閉力が増加してしまうこととなる。
また、図8に示すように、シールリップ部216、中空シール部214と取付基部211を有するドアウエザストリップ210のシールリップ部216が車体開口部周縁6に当接する部分に、断面形状が三角形の反転防止部材9を取付けて、シールリップ部216が当接する角度を変えて、シールリップ部216の反転を防止するものがある(例えば、特許文献2参照。)。しかし、この場合には、反転防止部材9を別に製造したり、車体開口部周縁6の形状を変更したり、あるいは、車体開口部周縁6に反転防止部材9を取付ける手間がかかることとなる。
さらに、図9に示すように、シールリップ部316、中空シール部314と取付基部311を有するドアウエザストリップ310のシールリップ部316が当接する車体開口部周縁6のガーニッシュ7において、シールリップ部316が反転しないように、ガーニッシュ当接面7aに突起部7cを形成するものもある(例えば、特許文献3参照。)。しかし、この場合には、ガーニッシュ当接面7aに突起部7cを形成するため手間がかかるとともに、突起部7cを形成すると見栄えがよくなかった。
そのため、本発明は、ドアウエザストリップをドアフレームのコーナー部に取付けたときに、シールリップ部の反転がなく、異音の発生のない自動車用ドアウエザストリップを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールするドアウエザストリップを上記ドアのドアフレームの外周に取付けるドアウエザストリップにおいて、
ドアウエザストリップは、押出成形で形成されドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、押出成形で形成されドアフレームの縦辺に取付けられる縦辺部と、上辺部と縦辺部を型成形で接続するコーナー部からなり、
上辺部、縦辺部及びコーナー部は、それぞれドアフレームに取付けられる取付基部と、ドアフレームの車外側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側シール部と、ドアフレームの車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側シール部から構成され、
ドアフレームのコーナー部の先端には、車外側シール部と当接するドアフレーム取付面を形成し、
コーナー部の取付基部は、車外側シール部を取付ける車外側シール部の取付基部と、車内側シール部を取付ける車内側シール部の取付基部から構成され、
コーナー部の車外側シール部は、リップ状に形成され、車外側シール部の取付基部から屈曲して延設されてドアフレーム取付面に当接する車外側シール部根元部と、車外側シール部根元部から屈曲して延設されて車体開口部周縁に当接する車外側シール部先端部から形成され、ドア閉時には車外側シール部根元当接面とドアフレーム取付面が当接するとともに、車外側シール部先端部と車体開口部周縁とがなす角度を19°以下にしたことを特徴とするドアウエザストリップである。
ドアウエザストリップは、押出成形で形成されドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、押出成形で形成されドアフレームの縦辺に取付けられる縦辺部と、上辺部と縦辺部を型成形で接続するコーナー部からなり、
上辺部、縦辺部及びコーナー部は、それぞれドアフレームに取付けられる取付基部と、ドアフレームの車外側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側シール部と、ドアフレームの車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側シール部から構成され、
ドアフレームのコーナー部の先端には、車外側シール部と当接するドアフレーム取付面を形成し、
コーナー部の取付基部は、車外側シール部を取付ける車外側シール部の取付基部と、車内側シール部を取付ける車内側シール部の取付基部から構成され、
コーナー部の車外側シール部は、リップ状に形成され、車外側シール部の取付基部から屈曲して延設されてドアフレーム取付面に当接する車外側シール部根元部と、車外側シール部根元部から屈曲して延設されて車体開口部周縁に当接する車外側シール部先端部から形成され、ドア閉時には車外側シール部根元当接面とドアフレーム取付面が当接するとともに、車外側シール部先端部と車体開口部周縁とがなす角度を19°以下にしたことを特徴とするドアウエザストリップである。
請求項1の本発明では、ドアウエザストリップは、押出成形で形成されドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、押出成形で形成されドアフレームの縦辺に取付けられる縦辺部と、上辺部と縦辺部を型成形で接続する接続するコーナー部からなる。このため、上辺部と縦辺部は、押出成形で効率よく製造することができ、コーナー部は、型成形により、ドアのコーナー部の形状に沿ってドアウエザストリップを形成し、シールすることができるとともに、上辺部と縦辺部を接続して、ドアの外周を全周に亘りシールすることができる。
上辺部、縦辺部及びコーナー部は、それぞれドアフレームに取付けられる取付基部と、ドアフレームの車外側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側シール部と、ドアフレームの車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側シール部から構成される。このため、取付基部で確実にドアフレームに取り付けることができるとともに、車外側シール部と車内側シール部との2重のシールをすることができる。
コーナー部の取付基部は、車外側シール部を取付ける車外側シール部の取付基部と、車内側シール部を取付ける車内側シール部の取付基部から構成されるため、車外側シール部と車内側シール部は、それぞれ確実にドアフレームに取付けられる。
ドアフレームのコーナー部の先端には、車外側シール部と当接するドアフレーム取付面を形成したため、ドアフレーム取付面で車外側シール部の車外側シール部根元部を確実に保持することができるとともに、車外側シール部の先端部を車体開口部周縁の所定位置に当接させて、シールすることができる。
ドアフレームのコーナー部の先端には、車外側シール部と当接するドアフレーム取付面を形成したため、ドアフレーム取付面で車外側シール部の車外側シール部根元部を確実に保持することができるとともに、車外側シール部の先端部を車体開口部周縁の所定位置に当接させて、シールすることができる。
コーナー部の車外側シール部は、リップ状に形成され、車外側シール部の取付基部から屈曲して延設されてドアフレーム取付面に当接する車外側シール部根元部と、車外側シール部根元部から屈曲して延設されて車体開口部周縁に当接する車外側シール部先端部から形成される。このため、車外側シール部根元部がドアフレーム取付面に当接して安定し、車外側シール部根元部とは角度を変えて車外側シール部先端部が車体開口部周縁に当接して、シールすることができる。
ドア閉時には車外側シール部根元当接面とドアフレーム取付面が当接するとともに、車外側シール部先端部と車体開口部周縁とがなす角度を19°以下にした。このため、車外側シール部先端部と車体開口部周縁とがなす接触角度を小さくすることができ、車外側シール部先端部の磨耗を少なくすることができる。
請求項2の本発明は、車外側シール部の車外側シール部先端部は、車体開口部周縁のコーナー部に取付けられたコーナーガーニッシュのコーナーガーニッシュ当接面に当接し、車外側シール部先端部とコーナーガーニッシュ当接面とがなす角度を19°以下であるドアウエザストリップである。
請求項2の本発明では、車外側シール部の車外側シール部先端部は、車体開口部周縁のコーナー部に取付けられたコーナーガーニッシュのコーナーガーニッシュ当接面に当接し、車外側シール部先端部とコーナーガーニッシュ当接面とがなす角度を19°以下である。このため、車体開口部周縁のコーナー部をコーナーガーニッシュでカバーして、美観を向上させるとともに、車外側シール部先端部がコーナーガーニッシュに対して反転することがなく、その間を確実にシールすることができる。また、コーナーガーニッシュと当接する車外側シール部先端部の磨耗を少なくすることができる。
請求項3の本発明は、コーナー部の車外側シール部の取付基部は、ドアフレームの先端部付近の裏面に取付けられ、ドアフレーム取付面は、ドアフレームの先端に取付けられたドアモールに形成され、コーナーガーニッシュ当接面とドアフレーム取付面は、平行であるドアウエザストリップである。
請求項3の本発明では、コーナー部の車外側シール部の取付基部は、ドアフレームの先端部付近の裏面に取付けられるため、ドアウエザストリップのコーナー部を確実にドアフレームの先端部分に取り付けることができる。
ドアフレーム取付面は、ドアフレームの先端に取付けられたドアモールに形成されるため、ドアフレームとは別にドアフレーム取付面を形成することができ、ドアフレームの先端に確実に車外側中空シール部を保持することができる。
ドアフレーム取付面は、ドアフレームの先端に取付けられたドアモールに形成されるため、ドアフレームとは別にドアフレーム取付面を形成することができ、ドアフレームの先端に確実に車外側中空シール部を保持することができる。
コーナーガーニッシュ当接面とドアフレーム取付面は、平行であるため、車外側シール部の車外側シール部根元部をドアフレーム取付面に当接させると、車外側シール部先端部がコーナーガーニッシュ当接面と小さい接触角度で当接することができ、車外側シール部の反転を防止して、磨耗を減少させることができる。
請求項4の本発明は、コーナー部の車外側シール部の取付基部は、内部にインサート部材が埋設され、車外側シール部の取付基部、車内側シール部の取付基部、車外側シール部及び車内側シール部はスポンジ材で形成されたドアウエザストリップである。
請求項4の本発明では、コーナー部の車外側シール部の取付基部は、内部にインサート部材が埋設されたため、取付基部をスポンジ材で形成しても、取付基部を強固にドアフレームに取付けることができる。
車外側シール部の取付基部、車内側シール部の取付基部、車外側シール部及び車内側シール部はスポンジ材で形成されたため、ドアウエザストリップの全体上重量を軽減することができるとともに、車外側シール部と車内側シール部が柔軟に変形し車体開口部周縁の形状が変化しても、変化に応じて確実に当接し、シール性を確保することができる。
車外側シール部の取付基部、車内側シール部の取付基部、車外側シール部及び車内側シール部はスポンジ材で形成されたため、ドアウエザストリップの全体上重量を軽減することができるとともに、車外側シール部と車内側シール部が柔軟に変形し車体開口部周縁の形状が変化しても、変化に応じて確実に当接し、シール性を確保することができる。
請求項5の本発明は、車内側シール部は、中空状に形成されたドアウエザストリップである。
請求項5の本発明では、車内側シール部は、中空状に形成されたため、車体開口部周縁の組付けバラツキ等が生じても確実に車体開口部周縁に当接してシール性を確保することができる。
請求項6の本発明は、ドアフレーム取付面に当接する車外側シール部根元部の車外側シール部根元当接面とドアフレーム取付面との間には、ドア開時に隙間を有するドアウエザストリップである。
請求項6の本発明では、ドアフレーム取付面に当接する車外側シール部根元部の車外側シール部根元当接面とドアフレーム取付面との間には、ドア開時に隙間を有する。このため、ドア閉時に車外側シール部根元部がドアフレーム取付面側に撓むことができ、車外側シール部の反力を低減することができる。したがって、ドアの開閉において、車外側シール部が反転することがなく、異音の発生もない。
ドアフレーム取付面に当接する車外側シール部根元部の車外側シール部根元当接面とドアフレーム取付面との間には、ドア開時に隙間を有するため、ドア閉時に車外側シール部根元部がドアフレーム取付面側に撓むことができ、車外側シール部の反力を低減することができる。車外側シール部先端部と車体開口部周縁とがなす角度を19°以下にしたため、車外側シール部先端部と車体開口部周縁とがなす接触角度を小さくすることができ、車外側シール部先端部の磨耗を少なくすることができる。したがって、ドアの開閉において、車外側シール部が反転すくことがなく、異音の発生もない。
本発明の実施の形態を図1〜図6に基づき説明する。
図6は自動車の側面図である。図6に示すように、フロント側及びリヤ側のいずれも自動車のドア1の上部の外周部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の外周部にはドアウエザストリップ10が取付けられ、ドア1と車体開口部周縁6の間をシールしている。
図6は自動車の側面図である。図6に示すように、フロント側及びリヤ側のいずれも自動車のドア1の上部の外周部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の外周部にはドアウエザストリップ10が取付けられ、ドア1と車体開口部周縁6の間をシールしている。
図1〜図5は、本発明の実施の形態のドアウエザストリップ10に関する図であり、図5は本発明のドアウエザストリップ10の全体の正面図である。
図1は、ドアウエザストリップ10のコーナー部12の断面図であり、図4におけるA−A線に沿った断面図であり、図2は、図1におけるB部分の拡大断面図である。
図3と図4はドアウエザストリップ10のコーナー部12のそれぞれ平面斜視図と裏面斜視図である。
図1は、ドアウエザストリップ10のコーナー部12の断面図であり、図4におけるA−A線に沿った断面図であり、図2は、図1におけるB部分の拡大断面図である。
図3と図4はドアウエザストリップ10のコーナー部12のそれぞれ平面斜視図と裏面斜視図である。
ドアウエザストリップ10は、図5に示すように、ドアフレーム2の上辺及び縦辺に対応する上辺部13と縦辺部14から構成される直線部11は、押出成形により長尺に成形され、ドアフレーム2のコーナー部に対応するコーナー部12の部分は、上辺部13と縦辺部14を接続し、型成型により形成されている。まず、ドアウエザストリップ10の直線部11の取付構造について上辺部13を例にして、図4に基づき説明し、その後、コーナー部12の取付構造について、図1〜図4に基づき説明する。
本発明の実施の形態のドアウエザストリップ10の直線部11は、図4の断面部分に示すように、ドアフレーム2に取付けられる取付基部40と、ドアフレーム2の車外側部位に取付けられ、車体開口部周縁6の車外側との間をシールする車外側シール部20と、ドアフレーム2の車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁6の車内側との間をシールする車内側シール部30から構成される。
取付基部40は、ドアフレーム2の外周に形成されたドアフレームリテーナー2cに取付けられる。本実施の形態では、取付基部40は、内部中央に中空部を有してり、柔軟性の向上と軽量化を図っている。直線部11では、ドアウエザストリップ10はドアフレームリテーナー2cに取付基部40のみで保持されている。
車外側シール部20は、リップ状に形成され、その先端は車体開口部周縁6の車外側に当接する。車内側シール部30は、中空状に形成され、車外側シール部20が当接する部分よりも車内側の車体開口部周縁6に当接する。
このため、取付基部40でドアフレームに取り付けることにより、車外側シール部と車内側シール部との2重のシールをすることができる。
このため、取付基部40でドアフレームに取り付けることにより、車外側シール部と車内側シール部との2重のシールをすることができる。
次に、ドアウエザストリップ10のコーナー部12について、リヤドアのリヤ側のコーナー部12を例にして説明する。
ドアウエザストリップ10のコーナー部12は図5に示すように、型成形で形成され、上辺部13と縦辺部14を接続している。コーナー部12は、図3と図4に示すように、上辺部13と縦辺部14と同様に、車外側シール部20、車内側シール部30と取付基部40を有しており、それぞれ直線部11の車外側シール部20、車内側シール部30と取付基部40と連続して形成されている。
ドアウエザストリップ10のコーナー部12は図5に示すように、型成形で形成され、上辺部13と縦辺部14を接続している。コーナー部12は、図3と図4に示すように、上辺部13と縦辺部14と同様に、車外側シール部20、車内側シール部30と取付基部40を有しており、それぞれ直線部11の車外側シール部20、車内側シール部30と取付基部40と連続して形成されている。
車外側シール部20は、コーナー部12では、ドアフレーム2の先端に取付けられたドアモール2dに当接している。ドアモール2dは、ドアフレーム2の外面先端部分に密着するとともに、L字形にドアモール2dの本体から直角に屈曲してドアフレーム2の先端部分を覆うドアフレーム取付面2fを有している。ドアフレーム取付面2fは、ドアフレーム2の先端に取付けられたドアモール2dに形成されるため、ドアフレーム2とは別にドアフレーム取付面2fを形成することができ、製造が容易である。
後述するように、ドアフレーム取付面2fでドアフレーム2の先端に確実に車外側シール部20を保持することができる。このため、後述する車外側シール部根元部21を確実に保持するとともに、車外側シール部20の先端部を車体開口部周縁6の所定位置に当接させて、シールすることができる。
なお、ドアフレーム取付面2fは、ドアフレーム2の先端に直接形成してもよい。
なお、ドアフレーム取付面2fは、ドアフレーム2の先端に直接形成してもよい。
車外側シール部20は、取付基部40から延設されて、リップ状に形成され、車外方向、取付基部40から略直角に屈曲して形成されている。
車外側シール部20は、取付基部40から屈曲して延設されてドアフレーム取付面2fに当接する車外側シール部根元部21と、車外側シール部根元部21から屈曲して延設されて車体開口部周縁6に当接する車外側シール部先端部23から形成される。
このため、車外側シール部根元部21がドアフレーム取付面2fに当接して安定し、車外側シール部根元部21とは角度を変えて車外側シール部先端部23が車体開口部周縁6に当接して、シールすることができる。
車外側シール部20は、取付基部40から屈曲して延設されてドアフレーム取付面2fに当接する車外側シール部根元部21と、車外側シール部根元部21から屈曲して延設されて車体開口部周縁6に当接する車外側シール部先端部23から形成される。
このため、車外側シール部根元部21がドアフレーム取付面2fに当接して安定し、車外側シール部根元部21とは角度を変えて車外側シール部先端部23が車体開口部周縁6に当接して、シールすることができる。
図2(a)に示すように、ドア開時には、ドアモール2dのドアフレーム取付面2fの先端が、車外側シール部根元部21と取付基部40の屈曲部分に当接している。そして車外側シール部根元部21は、ドアフレーム取付面2fに対して若干傾斜して形成されている。このため、車外側シール部根元部21の車外側シール部根元当接面22とドアフレーム取付面2fの間に隙間Cが形成されている。
ドア閉時には、図2(b)に示すように、車外側シール部20は、ドアフレーム2に取付けられたコーナーガーニッシュ8に当接して、車外側シール部根元部21と取付基部40との連続部分が撓んで、ドアフレーム取付面2fに車外側シール部根元当接面22が当接する。このため、車外側シール部先端部23がコーナーガーニッシュ当接面8bとラップする量が減少し、車外側シール部20がコーナーガーニッシュ8に当接するときの反力を低減させることができる。したがって、ドアの開閉において、車外側シール部20がコーナーガーニッシュ8により反転することがなく、異音の発生もない。
ドア閉時に、車外側シール部先端部23は、コーナーガーニッシュ8のコーナーガーニッシュ当接面8bに当接する。そのときに、車外側シール部先端部23の車外側シール部先端外面24とコーナーガーニッシュ当接面8bとのなす角度D(図2(b)に示す)は、19°以下である。このため、車外側シール部先端部23と車体開口部周縁6のコーナーガーニッシュ当接面8bとがなす接触角度を小さくすることができ、車外側シール部先端部23の磨耗を少なくすることができる。19°以上では、車外側シール部先端部23とコーナーガーニッシュ当接面8bが接触する量と接触圧が大きくなり、磨耗し易くなる。
また、本発明の実施の形態では、ドア開時に車外側シール部根元部当接面22と、ドアフレーム当接面2fの間に隙間が形成されているが、この隙間を形成しないこともできる。
次に取付基部について説明する。
コーナー部の取付基部は、車外側シール部を取付ける車外側シール部の取付基部40Aと、車内側シール部を取付ける車内側シール部の取付基部40から構成される。このため、車外側シール部20と車内側シール部30は、それぞれ確実にドアフレーム2に取付けられる。
コーナー部の取付基部は、車外側シール部を取付ける車外側シール部の取付基部40Aと、車内側シール部を取付ける車内側シール部の取付基部40から構成される。このため、車外側シール部20と車内側シール部30は、それぞれ確実にドアフレーム2に取付けられる。
コーナー部12の車外側シール部の取付基部40Aの車外側シール部20に連続する部分は、図1に示すように、略平板状に形成され、ドアフレーム2の先端部の裏面に取付けられる。車外側シール部の取付基部40Aの中央部には、内部にインサート部材41が車外側シール部の取付基部40Aと平行に埋設されている。
このため、車外側シール部の取付基部40Aをスポンジ材で形成しても、車外側シール部の取付基部40Aを強固にドアフレーム2に取付けることができる。車外側シール部の取付基部40Aと車外側シール部20の連続部分にはドアモール2dの先端部分がはめ込まれる凹部45が形成されている。このため、車外側シール部20が撓みやすくなっている。
図4に示すように、インサート部材41の裏面にはクリップ部42が形成され、ドアフレーム2の先端部の裏面に形成された挿入孔に挿入されて、車外側シール部の取付基部40Aが固定される。このため、ドアウエザストリップ10のコーナー部12を確実にドアフレーム2の先端部分の裏面に取り付けることができる。
インサート部材41を平坦にして、クリップ部42の替わりに両面接着テープで取り付けることもできる。
インサート部材41を平坦にして、クリップ部42の替わりに両面接着テープで取り付けることもできる。
車内側シール部の取付基部40は、リテーナー取付部43を形成し、ドアフレーム2に形成されたドアフレームリテーナー2cに嵌合されている。ドアフレームリテーナー2cは、ドアアウターパネル2a又はドアインナーパネル2bの先端が、断面C字形に屈曲されて形成されている。リテーナー取付部43の中央部には、車内側シール部30の中空部31を形成するための中子を取り出す車内側取付基部中子孔44が形成されている。
車内側シール部30は、リテーナー取付部43から一体的に中空状に形成され、ドア閉時には車体開口部周縁6の膨出部に当接し、車外側シール部20が当接するよりも車内側の車体開口部周縁6に当接し、シールしている。車内側シール部30の下部32は、ドア閉時に、ドアフレーム2のドアインナーパネル2bで形成された外周面に当接して車内側シール部30を保持して、車内側シール部30の変形を防止し、車内側シール部30が確実に車体開口部周縁6に当接するようにしている。
また、車内側シール部30は、中空状に形成されたため、車体開口部周縁6の組付けバラツキ等が生じても確実に、車体開口部周縁6に当接してシール性を確保することができる。
また、車内側シール部30は、中空状に形成されたため、車体開口部周縁6の組付けバラツキ等が生じても確実に、車体開口部周縁6に当接してシール性を確保することができる。
車内側シール部の取付基部40、車外側シール部の取付基部40A、車外側シール部20及び車内側シール部30はスポンジ材で形成されている。このため、ドアウエザストリップ10の全体上重量を軽減することができるとともに、車外側シール部20と車内側シール部30が柔軟に変形し車体開口部周縁6の形状の凹凸や、コーナーガーニッシュ8の寸法が変化しても、変化に応じて確実に当接し、シール性を確保することができる。
ドアウエザストリップ10において、車外側シール部20、車内側シール部30と取付基部40は、直線部11とコーナー部12にもEPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのスポンジ材で形成される。硬質の材料をEPDM又はオレフィン系熱可塑性エラストマーで形成すると、ドアウエザストリップ10は全体としてオレフィン系でありそのまま一緒に粉砕等を行い、リサイクルして使用することができる。
1 ドア
2 ドアフレーム
6 車体開口部周縁
10 ドアウエザストリップ
20 車外側シール部
21 車外側シール部根元部
23 車外側シール部先端部
30 車内側シール部
40A 車外側シール部の取付基部
41 インサート部材
2 ドアフレーム
6 車体開口部周縁
10 ドアウエザストリップ
20 車外側シール部
21 車外側シール部根元部
23 車外側シール部先端部
30 車内側シール部
40A 車外側シール部の取付基部
41 インサート部材
Claims (6)
- 自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールするドアウエザストリップを上記ドアのドアフレームの外周に取付けるドアウエザストリップにおいて、
上記ドアウエザストリップは、押出成形で形成されドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、押出成形で形成されドアフレームの縦辺に取付けられる縦辺部と、上記上辺部と縦辺部を型成形で接続する接続するコーナー部からなり、
上記上辺部、縦辺部及びコーナー部は、それぞれ上記ドアフレームに取付けられる取付基部と、上記ドアフレームの車外側部位に取付けられ、上記車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側シール部と、上記ドアフレームの車内側部位に取付けられ、上記車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側シール部から構成され、
上記ドアフレームのコーナー部の先端には、上記車外側シール部と当接するドアフレーム取付面を形成し、
上記コーナー部の取付基部は、上記車外側シール部を取付ける車外側シール部の取付基部と、上記車内側シール部を取付ける車内側シール部の取付基部から構成され、
上記コーナー部の上記車外側シール部は、リップ状に形成され、上記車外側シール部の取付基部から屈曲して延設されて上記ドアフレーム取付面に当接する車外側シール部根元部と、該車外側シール部根元部から屈曲して延設されて上記車体開口部周縁に当接する車外側シール部先端部から形成され、ドア閉時には上記車外側シール部根元当接面と上記ドアフレーム取付面が当接するとともに、上記車外側シール部先端部と上記車体開口部周縁とがなす角度を19°以下にしたことを特徴とするドアウエザストリップ。 - 上記車外側シール部の上記車外側シール部先端部は、上記車体開口部周縁のコーナー部に取付けられたコーナーガーニッシュのコーナーガーニッシュ当接面に当接し、上記車外側シール部先端部と該コーナーガーニッシュ当接面とがなす角度を19°以下である請求項1に記載のドアウエザストリップ。
- 上記コーナー部の上記車外側シール部の取付基部は、上記ドアフレームの先端部付近の裏面に取付けられ、上記ドアフレーム取付面は、上記ドアフレームの先端に取付けられたドアモールに形成され、上記コーナーガーニッシュ当接面と上記ドアフレーム取付面は、平行である請求項2に記載のドアウエザストリップ。
- 上記コーナー部の上記車外側シール部の取付基部は、内部にインサート部材が埋設され、上記車外側シール部の取付基部、車内側シール部の取付基部、上記車外側シール部及び車内側シール部はスポンジ材で形成された請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のドアウエザストリップ。
- 上記車内側シール部は、中空状に形成された請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のドアウエザストリップ。
- 上記ドアフレーム取付面に当接する上記車外側シール部根元部の車外側シール部根元当接面と上記ドアフレーム取付面との間には、ドア開時に隙間を有する請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のドアウエザストリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007246974A JP2009078572A (ja) | 2007-09-25 | 2007-09-25 | ドアウエザストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007246974A JP2009078572A (ja) | 2007-09-25 | 2007-09-25 | ドアウエザストリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009078572A true JP2009078572A (ja) | 2009-04-16 |
Family
ID=40653673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007246974A Withdrawn JP2009078572A (ja) | 2007-09-25 | 2007-09-25 | ドアウエザストリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009078572A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011129157A1 (ja) * | 2010-04-14 | 2011-10-20 | トヨタ車体株式会社 | 乗用車のドア構造 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6256419U (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-08 | ||
JP2007055516A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | パーティングシールの取付構造 |
JP2007062532A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ドアウエザストリップ |
JP2007161080A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 自動車用ドアのシール構造 |
-
2007
- 2007-09-25 JP JP2007246974A patent/JP2009078572A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6256419U (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-08 | ||
JP2007055516A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | パーティングシールの取付構造 |
JP2007062532A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ドアウエザストリップ |
JP2007161080A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 自動車用ドアのシール構造 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011129157A1 (ja) * | 2010-04-14 | 2011-10-20 | トヨタ車体株式会社 | 乗用車のドア構造 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4484214B2 (ja) | ハードトップ車用のボデーサイドウェザーストリップ | |
JP2014008826A (ja) | ドアウエザストリップ | |
JP2007326375A (ja) | ガラスラン | |
JP5321919B2 (ja) | ドアウエザストリップ | |
JP2011189880A (ja) | オープニングトリムウエザストリップ | |
JP6374446B2 (ja) | ルーフサイドウエザストリップの取付構造 | |
JP2014054953A (ja) | ドアウエザストリップ | |
JP2010052623A (ja) | ドアウエザストリップ | |
JP5447147B2 (ja) | 自動車用ルーフサイドウエザストリップ | |
JP4924894B2 (ja) | ドアウエザストリップ | |
JP5110382B2 (ja) | ドアウエザストリップの製造方法 | |
JP2008162474A (ja) | 自動車用ルーフサイドウエザストリップ | |
JP4853352B2 (ja) | ドアウエザストリップの取付構造 | |
JP2009078572A (ja) | ドアウエザストリップ | |
JP2004243792A (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP2010030445A (ja) | オープニングトリムウエザストリップ | |
JP2012011908A (ja) | 低比重ドアウエザーストリップ | |
JP2009107470A (ja) | オープニングトリムウエザストリップ | |
JP2007320324A (ja) | ドアウエザストリップ | |
JP2006327415A (ja) | ガラスラン及びその取付構造 | |
JP6098204B2 (ja) | 自動車用オープニングトリムウエザストリップ | |
JP4520805B2 (ja) | ドアウエザーストリップ及びドアシール構造 | |
JP2008007016A (ja) | ガラスラン | |
JP2006150993A (ja) | 自動車用ウエザーストリップ | |
JP2008110638A (ja) | 自動車用ドアウエザストリップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090924 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110727 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110809 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20110921 |