JP2007320324A - ドアウエザストリップ - Google Patents

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【課題】ドアフレームに確実に取付けて、ドアフレームとの間のシール性に優れた自動車用ドアウエザストリップを提供する。
【解決手段】ドアモール50は、ドアフレーム2の車外側側端を覆うモール部51と、モール部と一体に形成され、ドアフレームの外周に固着されドアウエザストリップを取付けるリテーナー部55とを有する。ドアウエザストリップ10は、車外側ウエザストリップ20と、車内側ウエザストリップ30及び、車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップとを一体に連結する連結部40から構成される。車外側ウエザストリップ20は、車外側取付基部21と、リップ状の車外側シール部22とを有し、車外側取付基部21は、リテーナー部55に当接する車外側軟質スポンジ突部23が形成されるドアウエザストリップである。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールする自動車用のドアウエザストリップに関するものである。
自動車のドア1と車体開口部周縁6との間のシールは、図4に示すように、ドア1の外周部に設けられたドアフレーム2の外周に取付けられるドアウエザストリップ110及び/または、車体開口部周縁6のフランジ6aに取付けられるオープニングウエザストリップ130によりなされる。なお、ドアガラス5とドア1との間のシールは、ドアフレーム2の内周のチャンネル3に取付けられるガラスラン120によってなされる。
ガラスラン120は、チャンネル3に取付けられ、車外側側壁121、底壁122と車内側側壁123からなる断面略U字形の内部にドアガラス5の端部を収納し、車外側側壁121と車内側側壁123の先端から延設した車外側シールリップ124と車内側シールリップ125をドアガラス5の車外側面・車内側面に当接させてシールしている。
車体開口部周縁6のフランジ6aに取付けられたオープニングウエザストリップ130は、断面略U字形のトリム部131によりフランジ6aに取付けられ、中空シール部132をドアフレーム2等の内面に当接させて、ドア1と車体開口部周縁6との間をシールする。
ドアフレーム2の外周に取付けられたドアウエザストリップ110は、取付基部111とその上面に一体に形成された中空シール部114とシールリップ部116とから構成される。取付基部111は、ドアフレーム2の外周部に取付けられた断面コ字形のリテーナー部155に嵌め込まれてドアフレーム2に固定される。そして、ドア閉時にシールリップ部116が車体開口部周縁6の最も車外側の側端に当接し、ドアフレーム2の外周端縁と車体開口部周縁6との間の隙間をシールする。そのとき、中空シール部114は、車体開口部周縁6のシールリップ部116が当接する部分よりも車内側の膨出部分に当接して、ドア1と車体開口部周縁6との間をシールしている。
ところで、取付基部111をドアフレーム2のリテーナー部155に差込んで取付ける場合、その取付作業を容易にするため、取付基部をリテーナー部よりも小さく設定している。そのためドア閉時に取付基部が移動し、ドアフレーム2から離れる場合があり、その隙間から雨水等が侵入してシール性が低下していた。このため、取付基部111をリテーナー部155で強く保持して、取付基部が移動しないようにすることも考えられるが、取付基部111をリテーナー部155に組付ける作業性が低下する。
このため、別の従来例として図5に示すように、ドアウエザストリップ210の取付基部211のドアフレーム2との接触部分に高発泡スポンジからなる軟質スポンジ223を取付けて、ドアウエザストリップ210とドアフレーム2の間の隙間をなくして、雨水等が浸入することを防止するものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、この場合は、シールリップ部216の根元に形成された背面リップ217と取付基部211との間の凹部にドアウエザストリップ210成形後に軟質スポンジ223を取付けており、製造工程が複雑になり、また、リテーナー255に装着するときに、軟質スポンジ223がドアウエザストリップ210から剥離する恐れがあった。
また、近年デザイン的要求からヒドンタイプのドアが多く用いられるようになってきたが、ヒドンタイプのドアにおいては、ドアフレーム2の車外側の側端の幅を狭くして、ドア1と車体開口部周縁6との間を狭くするため、図5に示すようなドアフレーム2のアウターパネル2aの車外側立壁2dの幅を減少させて、ドアウエザストリップ310の車外側の部分を小さくする必要が生じている。
このため、さらに別の従来例として図6に示すように、ドアウエザストリップ310の取り付け構造として、ドアフレーム2のアウターパネル2aの車外側立壁2d部分をなくして、ドアモールとリテーナー部を一体にしたドアモール350をドアフレーム2に装着するものがある。この場合は、ドアウエザストリップ310を車外側ウエザストリップ312と車内側ウエザストリップ313の2つの部分に離して形成して、車外側ウエザストリップ312の部分を小さくして、そのドアモール350に取付けるものがある。そして、車外側ウエザストリップ312のシール部分もリップ状にシールリップ部316として小さく形成して、車内側ウエザストリップ313の部分は、ドアフレーム2の車内側で下方に下げて、取付けているものがある(例えば、特許文献2参照。)。
この場合は、車内側ウエザストリップ313の中空シール部314は、従来と同様の大きさに形成することができる。また、車外側ウエザストリップ312も小さく形成して、その車外側取付基部321をドアモール350のリテーナー部355に嵌めて、シールリップ部316を車体開口部周縁6に当接させてシールすることができる。しかし、この場合でも、ドア閉時に車体開口部周縁6がシールリップ部316を押すと、車外側取付基部321とリテーナー部355との間に隙間が生じて、シール性が低下する恐れがある。特にヒドンタイプのドアにおいては、車外側取付基部321及びリテーナー部355がそれぞれ小さく形成されているので、車外側取付基部321とリテーナー部355との間の隙間を小さくして密着させようとすると、組付作業性が低下することとなる。
特開2002−240572号公報 特開2002−307952号公報
このため、本発明は、ドアウエザストリップをドアフレームに確実に取付けて、ドアウエザストリップとドアフレームとの間のシール性に優れた自動車用ドアウエザストリップを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車のドアのドアフレームの外周に取付け、ドアと車体開口部周縁との間をシールするドアウエザストリップにおいて、
ドアフレームの外周にドアモールを固着し、ドアモールは、ドアフレームの車外側側端を覆うモール部と、モール部と一体に形成され、ドアフレームの外周に固着されドアウエザストリップを取付けるリテーナー部とを有し、
ドアウエザストリップは、ドアフレームの車外側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側ウエザストリップと、ドアフレームの車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側ウエザストリップ及び、車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップとを一体に連結する連結部から構成され、
車外側ウエザストリップは、リテーナー部に取り付けられる車外側取付基部と、車外側取付基部から一体的に延設され、車体開口部周縁との間をシールするリップ状の車外側シール部とを有し、車外側取付基部には、少なくともリテーナー部の車外側側部に当接する車外側軟質スポンジ突部が形成されるドアウエザストリップである。
請求項1の本発明では、ドアフレームの外周にドアモールを固着し、ドアモールは、ドアフレームの車外側側端を覆うモール部と、モール部と一体に形成され、ドアフレームの外周に固着されドアウエザストリップを取付けるリテーナー部とを有している。このため、ドアフレームの車外側側端の立壁を幅が狭く形成し、ドアフレームと車体開口部周縁の間を狭くして、その車外側側端をモール部で覆うことができるとともに、リテーナー部をドアフレームに取付けることによりモール部も同時に装着することができる。
ドアウエザストリップは、ドアフレームの車外側に取付けられ、車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側ウエザストリップと、ドアフレームの車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側ウエザストリップ及び、車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップとを一体に連結する連結部から構成される。このため、車外側ウエザストリップの高さを低く形成して、ドアフレームと車体開口部周縁との間の隙間を小さくすることができるとともに、車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップとの2重のシールをすることができる。
車外側ウエザストリップは、リテーナー部に取り付けられる車外側取付基部と、車外側取付基部から一体的に延設され、車体開口部周縁とドアモールの車外側側端との間をシールするリップ状の車外側シール部とを有している。このため、車体開口部周縁とドアモールの車外側側端との間を狭く形成することができるとともに、その間をリップ状の車外側シール部が確実に塞ぐことができ、さらにドア閉力を小さくすることができる。従って、美観を向上させることができるとともに、ドアフレームと車体開口部周縁との間を確実にシールすることができる。
車外側取付基部には、少なくともリテーナー部の車外側側部に当接する車外側軟質スポンジ突部が形成されるため、車外側軟質スポンジ突部がリテーナー部の車外側側部に密着することができ、リテーナー部と車外側取付基部との間の隙間をなくし、シール性を向上させることができる。ドア閉時にリップ状の車外側シール部を車体開口部周縁が押して、車外側取付基部が幅方向に移動しようとしても、車外側取付基部がリテーナー部から離れることがなく、シール性を確保できる。
請求項2の本発明は、ドアモールのリテーナー部は、断面が幅広のコ字形の溝状をなし、リテーナー車外側側部、リテーナー車内側側部及びリテーナー車外側側部とリテーナー車内側側部とを連結するリテーナー底部から構成され、リテーナー車内側側部の先端からリテーナー部の溝状の内部に向けて斜めに屈曲するリテーナー車内側先端部が延設され、ドアウエザストリップは、車外側取付基部の連結部付近に、鉤状に屈曲する車外側取付基部溝部が形成されるとともにリテーナー車内側先端部が車外側取付基部溝部に係止され、車外側取付基部がリテーナー車内側側部及びリテーナー車外側側部で保持されるとともに、車外側軟質スポンジ突部によってリテーナー部の溝状の内部への水の浸入が阻止されるドアウエザストリップである。
請求項2の本発明では、ドアモールのリテーナー部は、断面が幅広のコ字形の溝状をなし、リテーナー車外側側部、リテーナー車内側側部及びリテーナー車外側側部とリテーナー車内側側部とを連結するリテーナー底部から構成される。このため、断面が幅広のコ字形の溝状のリテーナー部に車外側取付基部を挿入することができ、車外側取付基部を確実に保持することができる。
リテーナー車内側側部の先端からリテーナー部の溝状の内部に向けて斜めに屈曲するリテーナー車内側先端部が延設されるため、リテーナー車内側先端部とリテーナー車内側側部とで鉤形の屈曲部を形成することができ、リテーナー車内側先端部で車外側取付基部の車内側の端部を保持することができる。
ドアウエザストリップは、車外側取付基部の連結部付近に、鉤状に屈曲する車外側取付基部溝部が形成されるとともにリテーナー車内側先端部が車外側取付基部溝部に係止される。このため、鉤状に屈曲した車外側取付基部溝部にリテーナー車内側先端部が嵌まり込むことができ、車外側取付基部の車内側の端部がリテーナー部から外れることがない。
車外側取付基部がリテーナー車内側側部及びリテーナー車外側側部で保持されるとともに、車外側軟質スポンジ突部によってリテーナー部の溝状の内部への水の浸入が阻止されるため、シール性を確保することができる。
請求項3の本発明は、車外側軟質スポンジ突部は、車外側取付基部の車外側上面に形成され、車外側取付基部の車外側端面に両面接着テープが貼着され、両面接着テープがリテーナー部に接着されているドアウエザストリップである。
請求項3の本発明では、車外側軟質スポンジ突部は、車外側取付基部の車外側上面に形成され、車外側取付基部の車外側端面に両面接着テープが貼着され、両面接着テープがリテーナー部に接着されている。このため車外側取付基部の車外側端面が確実にリテーナー部に固定されてずれないために、車外側軟質スポンジ突部がリテーナー部の車外側側部の裏面に密着することができ、シール性を確保できる。
請求項4の本発明は、車外側ウエザストリップの車外側取付基部は、硬質の材料で形成され、車外側シール部はリップ状に軟質スポンジで形成されたドアウエザストリップである。
請求項4の本発明では、車外側ウエザストリップの車外側取付基部は、硬質の材料で形成され、車外側シール部はリップ状に軟質スポンジで形成されたため、車外側取付基部はリテーナー部に強固に保持されて、車外側シール部が所定位置に確実に取付けられることができる。また、ドア閉時に車外側ウエザストリップが車体開口部周縁に押されても車外側取付基部は変形せず、車体開口部周縁とドアモールの間を確実にシールすることができるとともに、車外側シール部はドア閉時に車体開口部周縁に当接して柔軟に撓むことができ、ドア閉力を低減できる。
請求項5の本発明は、車外側ウエザストリップの車外側取付基部は、内部が硬質の材料で形成され、外面が軟質スポンジで形成されたドアウエザストリップである。
請求項5の本発明では、車外側ウエザストリップの車外側取付基部は、内部が硬質の材料で形成され、外面が軟質スポンジで形成されたため、リテーナー部に確実に保持されるとともに、リテーナー部に凹凸が生じてもリテーナー部に密着することができ、シール性を向上することができる。
本発明の車外側ウエザストリップは、車外側取付基部と、リップ状の車外側シール部とを有しているため、車体開口部周縁とドアモールの車外側側端との間を狭く形成することができるとともに、リップ状の車外側シール部が確実に塞ぐことができる。従って、美観を向上することができるとともに、ドア閉力を小さくし、ドアフレームと車体開口部周縁との間を確実にシールすることができる。車外側取付基部には、リテーナー部に当接する車外側軟質スポンジ突部が形成されるため、車外側軟質スポンジ突部がリテーナー部の車外側側部との間に密着することができ、シール性を向上させることができ、ドア閉時にリップ状の車外側シール部を車体開口部周縁が押しても、車外側取付基部がリテーナー部から離れることがない。
本発明の実施の形態を図1〜図3に基づき説明する。
図3は自動車の側面図である。図3に示すように、自動車のドア1の上部の外周部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の外周部にはドアウエザストリップ10が取付けられ、ドア1と車体開口部周縁6の間をシールしている。
また、ドアフレーム2の内周には、チャンネル3が設けられ、このチャンネル3内にガラスラン(図示せず)が取付けられ、ドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドアフレーム2との間をシールしている。
図1は、本発明の第1の実施の形態のドアウエザストリップ10の断面図であり、図2は、本発明の第2の実施の形態のドアウエザストリップ10の断面図である。それぞれ、図3におけるA−A線に沿ったドアフレーム2部分の断面図であり、ドアウエザストリップ10を自動車のドア1の外周部に装着した状態を示すものである。
ドアウエザストリップ10は、直線部分は押出成形により長尺に成形され、ドアフレーム2のコーナー部に対応する部分は、型成型により形成されている。
まず、第1の実施の形態のドアウエザストリップ10について、図1に基づき説明する。
第1の実施の形態のドアウエザストリップ10が取付けられるドアフレーム2は、本発明においては、いわゆるヒドンタイプのものである。図1に示すように、ヒドンタイプのドアフレーム2は、車外側の先端の幅が狭く、ドアフレーム2の外周に取付けられたドアモール50により覆われて、車外側からは見えないように構成されている。本実施の形態では、ドアモール50は、モール部51とリテーナー部55とから連続的に形成されている。なお、モール部51とリテーナー部55は、それぞれ別体で形成してもよい。
ドアモール50は、クリップやネジ等でドアフレーム2に固定される。
モール部51は、ドアフレーム2の先端を覆うように所定の幅を有しており、下方の先端は、ヘヤピン状に折れ曲がっている。この、ヘヤピン状に折れ曲がった部分とドアフレーム2の内面とでガラスラン(図示せず)を挟持して保持する。このため、モール部51でドアフレーム2の先端を覆い車外側から見えなくすることができるとともに、モール部51がガラスランを保持するためドアフレーム2の車外側側壁を削除でき、ドアフレーム2の重量を低減することができる。
モール部51の上端も同様に裏面側にヘヤピン状に折れ曲がってリテーナー部55に連続している。モール部51とリテーナー部55は、1枚のステンレススチール等の板金を折り曲げることにより形成することができる。このため、上記のように、モール部51がドアフレーム2の車外側立壁2dの役割を果たすため、ドアフレーム2の車外側立壁2dをなくすことができ、ドアフレーム2の重量を低減できる。また、リテーナー部55にバネ弾性を与えて車外側取付基部21の保持が確実である。また、板金の折り曲げにより製造できるため、ドアモール50の製造が容易である。
リテーナー部55は、断面形状が底部の広がった幅広のコ字形に形成され、モール部51と連続する車外側の壁を形成するリテーナー車外側側部56と、車内側の壁を形成するリテーナー車内側側部57と、リテーナー車外側側部56とリテーナー車内側側部57を連結し底壁を形成するリテーナー底部58から形成される。リテーナー車内側側部57の先端は鉤型に屈曲したリテーナー車内側先端部59を形成する。リテーナー車内側先端部59の先端部分はヘヤピン状に屈曲している。このため、リテーナー車内側先端部59、リテーナー車内側側部57とリテーナー底部58とで、略三角形状の空間が形成される。この略三角形状の空間に、後述する車外側取付基部21の車内側側端が嵌め込まれて保持される。
リテーナー車外側側部56はモール部51の裏面側において、モール部51の上端と連続して形成される。
ドアフレーム2の車内側外周は、リテーナー部55が取付けられる車外側よりも車内側が階段状に低い位置に形成され、後述する車内側ウエザストリップ30の車内側取付基部31が取付け可能なように、溝状のドアフレーム凹部2cが形成されている。ドアフレーム凹部2cは、ドアフレーム2のインナーパネル2bを屈曲させて形成する。このため、車内側ウエザストリップ30は、車外側ウエザストリップ20と比べて、低い位置に取付けることができる。
ドアウエザストリップ10は、図1に示すように、車外側ウエザストリップ20、車内側ウエザストリップ30及び、車外側ウエザストリップ20と車内側ウエザストリップ30とを一体に連結する連結部40から構成される。
車外側ウエザストリップ20は、ドアフレーム2の外周の車外側、即ち上述のリテーナー部55に取付けられ、ドアフレーム2と車体開口部周縁6との間において、車外側の先端部分をシールする。
車内側ウエザストリップ30は、ドアフレーム2の外周の車内側、即ち上述のドアフレーム凹部2cに取付けられ、ドアフレーム2と車体開口部周縁6との間において、車内側をシールする。車内側ウエザストリップ30は、ドアフレーム凹部2cに取付けられる車内側取付基部31と、車体開口部周縁6の車内側部分に当接してシールする車内側シール部32から構成される。このため、上述の車外側ウエザストリップ20と車内側ウエザストリップ30とで2重のシールをすることができる。
車内側取付基部31は、略板状に形成され両側の側端はそれぞれドアフレーム2のドアフレーム凹部2cに嵌め込まれて、車内側ウエザストリップ30を保持することができる。車内側取付基部31の中央部は、硬質の材料で形成されている。このため、押出成形時と加硫時にドアウエザストリップ10が蛇行することを防止できるとともに、ドアフレーム凹部2c確実に保持される。
車内側シール部32は、中空状に形成され、ドア閉時に車体開口部周縁6の車内側の膨出部に当接して、車体開口部周縁6とドアフレーム2の間をシールすることができる。
車内側シール部32は、リップ状に形成することもできる。
また、ドアフレーム2のドアフレーム凹部2cは、ドアフレーム2のリテーナー部55が取付けられている部分よりも下方に形成されているので、車内側シール部32を大きく形成しても、車体開口部周縁6とドアフレーム2の間の隙間を小さくすることができる。
車外側ウエザストリップ20は、図1に示すように、車外側取付基部21と車外側シール部22から形成される。車外側取付基部21は、上方に湾曲した板状に形成される。車内側と車外側の側端の底面がリテーナー底部58に当接する。
なお、車外側取付基部21の中心である車外側取付基部中心部25は、硬質の材料で形成することができる。硬質の材料で形成すると、リテーナー部55に強固に保持されることができ、車外側シール部22を所定位置に当接させることができ、シール性を確保することができる。
硬質の材料は、車内側取付基部31の硬質部と同様の材料を使用することができ、例えば、JIS硬度85°〜95°の硬質ゴムから形成することができる。硬質ゴムを使用すれば、軟質ゴムを使用する他の部分と同時に成型することができる。
硬質の材料の部分は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのソリッド材で形成されると、耐候性のよい製品を得ることができる。
車外側取付基部21の表面は、スポンジ部材で形成された車外側取付基部表層部24で覆うことができる。この場合は、リテーナー部55の表面が取付孔等で凹凸が生じても、その凹凸に応じて車外側取付基部表層部24がリテーナー部55に密着することができ、シール性を向上することができる。このスポンジ材は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーを発泡させたものを使用することができる。
車外側取付基部21の車外側側端の上面には、上述の車外側取付基部表層部24よりも軟質のスポンジから形成された車外側軟質スポンジ突部23が形成されている。車外側ウエザストリップ20がリテーナー部55に取付けられたときに、車外側軟質スポンジ突部23はリテーナー部55のリテーナー車外側側部56に当接することができる。このため、車外側軟質スポンジ突部23が柔軟に変形して、リテーナー車外側側部56と密着することができ、シール性を向上させることができる。従って、ドア閉時にリップ状の車外側シール部22を車体開口部周縁6が押して車外側取付基部21が引っ張られても、車外側取付基部21の車外側側端とリテーナー車外側側部56との間に隙間が生じることがなく、雨水等の浸入をぼうしして、シール性を確保できる。
車外側取付基部21の連結部40に近い車内側側端は、車外側取付基部溝部26が形成され、その溝の形状は、断面が鉤状に屈曲して中心が空間を有するように形成される。ドアウエザストリップ10をドアフレーム2に取付けるときに、上述のリテーナー車内側先端部59が車外側取付基部溝部26の空間に嵌め込まれるように係合される。そうすると、上述のリテーナー車内側先端部59、リテーナー車内側側部57とリテーナー底部58とで形成された略三角形状の空間に車外側取付基部溝部26の先端が入り込むようになり、車外側取付基部21の車内側側端は、リテーナー部55のリテーナー底部58と、リテーナー車内側側部57と、リテーナー車内側先端部59の3箇所に当接して保持される。
このため、鉤状に屈曲した車外側取付基部溝部26にリテーナー車内側先端部59が嵌まり込むことができ、連結部40と車外側取付基部21の車内側の側端がリテーナー部55に確実に保持される。従って、車外側取付基部21がリテーナー部55内でずれることがなく、車外側軟質スポンジ突部23がリテーナー車外側側部56から離れることもなく、車外側ウエザストリップ20とリテーナー部55の間のシール性を保持することができる。また、連結部40と車内側ウエザストリップ30も保持することができる。
車外側シール部22は、リップ状のシール部を形成する。車外側ウエザストリップ20の車外側取付基部21からリップ状の車外側シール部22が車体開口部周縁6の車外側の先端部分に向けて延設される。車外側シール部22は、車外側取付基部表層部24を構成するスポンジ材と同じ材料で一体的に形成することができる。
ドア閉時に、車外側シール部22は、車体開口部周縁6とドアモール50の先端との間の隙間を塞ぐことができる。車外側シール部22は、リップ状であるため、撓みやすく、ドア閉力を減少させることができる。
なお、車外側シール部22の断面はL字形又はT字形にすることができる。この場合は、L字形又はT字形の底辺で車体開口部周縁6とドアモール50の先端との間の隙間を、L字形又はT字形の底部でより一層確実に塞ぐことができる。
ドアウエザストリップ10において、硬質の材料で形成される以外の部分、即ち、車外側シール部22、後述する車内側ウエザストリップ30の車内側シール部32と車内側取付基部31の両側及び連結部40は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのスポンジ材で形成される。硬質の材料をEPDM又はオレフィン系熱可塑性エラストマーで形成すると、ドアウエザストリップ10は全体としてオレフィン系でありそのまま一緒に粉砕等を行い、リサイクルして使用することができる。
次に、第2の実施の形態のドアウエザストリップ10について、図2に基づき説明する。第2の実施の形態のドアウエザストリップ10は、第1の実施の形態のドアウエザストリップ10とは、車外側取付基部21の車外側側端を両面接着テープ29で接着する点が異なり、その外は同様であるため、異なる点を説明し、同様な部分の説明は省略する。
第2の実施の態様の車外側取付基部21の車外側側端の裏面には両面接着テープ29が長手方向に貼着され、車外側側端の上面には車外側軟質スポンジ突部23が一体的に形成されている。
このため、ドアモール50のリテーナー部55に車外側取付基部21が取付けられたときに、車外側取付基部21の車外側端面が両面接着テープ29により確実にリテーナー部に固定される。そして、車外側軟質スポンジ突部23がリテーナー車外側側部56の裏面に密着することができ、ドア閉時に車外側シール部22と車外側取付基部21が変形しても、リテーナー部55から車外側軟質スポンジ突部23が離れることがなく、リテーナー部55二雨水等が浸入することなくシール性を確保できる。また、リテーナー車外側側部56の先端が車外側取付基部21を保持するために、車外側取付基部21の側端を覆うように鉤状に屈曲する必要がなく、ドアモール50の製造が容易である。
本発明の第1の実施の形態であるドアウエザストリップの断面図である。 本発明の第2の実施の形態であるドアウエザストリップの断面図である。 自動車ドアの側面図である。 従来の図3のA−A線に沿ったドアフレーム上部の断面図である。 従来のドアウエザストリップの断面図である。 従来の他のドアウエザストリップの断面図である。
符号の説明
1 ドア
2 ドアフレーム
6 車体開口部周縁
10 ドアウエザストリップ
20 車外側ウエザストリップ
21 車外側取付基部
22 車外側シール部
23 車外側軟質スポンジ突
26 車外側取付基部溝部
29 両面接着テープ
30 車内側ウエザストリップ
40 連結部
50 ドアモール
55 リテーナー部
56 リテーナー車外側側部
57 リテーナー車内側側部
58 リテーナー底部
59 リテーナー車内側先端部

Claims (5)

  1. 自動車のドアのドアフレームの外周に取付け、上記ドアと車体開口部周縁との間をシールするドアウエザストリップにおいて、
    上記ドアフレームの外周にドアモールを固着し、該ドアモールは、上記ドアフレームの車外側側端を覆うモール部と、該モール部と一体に形成され、上記ドアフレームの外周に固着され上記ドアウエザストリップを取付けるリテーナー部とを有し、
    上記ドアウエザストリップは、上記ドアフレームの車外側部位に取付けられ、上記車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側ウエザストリップと、上記ドアフレームの車内側部位に取付けられ、上記車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側ウエザストリップ及び、該車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップとを一体に連結する連結部から構成され、
    上記車外側ウエザストリップは、リテーナー部に取り付けられる車外側取付基部と、該車外側取付基部から一体的に延設され、上記車体開口部周縁との間をシールするリップ状の車外側シール部とを有し、上記車外側取付基部には、少なくとも上記リテーナー部の車外側側部に当接する車外側軟質スポンジ突部が形成されたことを特徴とするドアウエザストリップ。
  2. 上記ドアモールのリテーナー部は、断面が幅広のコ字形の溝状をなし、リテーナー車外側側部、リテーナー車内側側部及び該リテーナー車外側側部とリテーナー車内側側部とを連結するリテーナー底部から構成され、上記リテーナー車内側側部の先端から上記リテーナー部の溝状の内部に向けて斜めに屈曲するリテーナー車内側先端部が延設され、上記ドアウエザストリップは、上記車外側取付基部の上記連結部付近に、鉤状に屈曲する車外側取付基部溝部が形成されるとともに、上記リテーナー車内側先端部が上記車外側取付基部溝部に係止され、上記車外側取付基部が上記リテーナー車内側側部及びリテーナー車外側側部で保持されるとともに、上記車外側軟質スポンジ突部によって上記リテーナー部の溝状の内部への水の浸入が阻止される請求項1に記載のドアウエザストリップ
  3. 上記車外側軟質スポンジ突部は、上記車外側取付基部の車外側上面に形成され、上記車外側取付基部の車外側端面に両面接着テープが貼着され、該両面接着テープが上記リテーナー部に接着されている請求項1又は請求項2に記載のドアウエザストリップ。
  4. 上記車外側ウエザストリップの車外側取付基部は、硬質の材料で形成され、上記車外側シール部はリップ状に軟質スポンジで形成された請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のドアウエザストリップ。
  5. 上記車外側ウエザストリップの車外側取付基部は、内部が硬質の材料で形成され、外面が軟質スポンジで形成された請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のドアウエザストリップ。
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CN109383250A (zh) * 2017-08-10 2019-02-26 西川橡胶工业股份有限公司 密封条的安装构造

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