JP2007055516A - パーティングシールの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ドア開閉時におけるパーティングシールの先端部の捲れ上がりを抑制して異音の発生を防止し得るパーティングシールの取付構造を提供する。
【解決手段】 車体のリアピラー11とドアサッシュ13との間に配置され、基端部22aがドアサッシュとサッシュカバー18を介して固定されていると共に、シール部22bがリアピラー11の外面に当接してシールするパーティングシール22の取付構造である。前記ドアサッシュの延長部16に有する先端部16bの端縁16cと、該端縁に対向するサッシュカバーの一端部18aの端縁18cとの間に、上下方向へ連続した取付用長孔21を形成すると共に、パーティングシールの基端部に、弾性変形可能な傘状頭部22bが前記取付用長孔に係止する係止部23を上下方向に沿って連続に形成して、パーティングシールのシール部側の固定点を連続的とした。
【選択図】 図1
【解決手段】 車体のリアピラー11とドアサッシュ13との間に配置され、基端部22aがドアサッシュとサッシュカバー18を介して固定されていると共に、シール部22bがリアピラー11の外面に当接してシールするパーティングシール22の取付構造である。前記ドアサッシュの延長部16に有する先端部16bの端縁16cと、該端縁に対向するサッシュカバーの一端部18aの端縁18cとの間に、上下方向へ連続した取付用長孔21を形成すると共に、パーティングシールの基端部に、弾性変形可能な傘状頭部22bが前記取付用長孔に係止する係止部23を上下方向に沿って連続に形成して、パーティングシールのシール部側の固定点を連続的とした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば車体側のリアピラーとドアサッシュとの間をシールするパーティングシールの取付構造の改良に関する。
この種の従来のパーティングシールの取付構造としては、以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
概略を説明すれば、このパーティングシールは、フロントドアフレームとリアドアフレームとの間に上下方向に沿って形成されたほぼ一定幅の見切り部(隙間)をシールするものであって、その取付構造としては、前記フロントドアフレームとリアドアフレームの表面側に、それぞれドアフレームガーニッシュが装着されていると共に、前記リアドアフレーム側のドアフレームガーニッシュの裏面にリブを凸設し、パーティングシールには、前記リブが挿入される溝穴が設けられている。
そして、予めパーティングシールをドアフレームガーニッシュのリブに取り付けておき、ドアフレームガーニッシュをリアドアフレーの表面に装着することによってパーティングシールの取付作業が完了するようになっている。
ところで、乗用車の車体1のリア側の構造は、図6及び図7に示すように、車体側のリアピラー2によって構成される車体開口を開閉するリアドア3が設けられており、前記リアピラー2は、その断面形状が車体上部側から下部側に沿って変化している。
また、前記リアドア3の車内側には、該リアドア3とリアピラー2との間に形成された隙間Cをシールする中空状のドアウェザーストリップ4が設けられていると共に、前記リアドア3の車外側には、前記隙間Cの車外側をシールする板状のパーティングシール5が設けられている。前記隙間Cは、前述したリアピラー2の断面形状の変化に伴って車体1のルーフ側からリアドア3のドアウエスト部まで直線状ではなく、車体の幅方向でドアウエスト部側が車外側に連続的に膨出した異形湾曲状に変化している。
また、前記リアドア3には、ドアサッシュ3aの外側を覆うサッシュカバー6が上下方向に沿って設けられている。このサッシュカバー6は、図外の樹脂ボルトなどによって前記ドアサッシュ3aに固定されていると共に、車体後部側の一端部6aがドアサッシュ3aの内方へ回り込むように折り返し状に折曲形成されている一方、車体前部側の他端部6bがドアサッシュ3aに沿って延設されている。
そして、前記パーティングシール5は、合成ゴムによって横断面ほぼへ字形状に折曲形成され、幅横断面ほぼコ字形状に形成された基端部5aが前記ドアサッシュ3aの外端部に嵌着保持されていると共に、先端側のシール部5bが前記リアピラー2に当接して車体開口をシールするようになっている。また、パーティングシール5は、折曲形成された中央部が上下方向へ所定間隔を置いて設けられた複数のクリップ7によって前記サッシュカバー6の一端部6aに固着されて、全体が前記ドアサッシュ3aとサッシュカバー6に取り付けられるようになっている。なお、図6の符番8は、はめ込み式のドアガラスである。
特開2002−120564号公報
前者の従来技術にあっては、パーティングシールが見切り部(隙間)に対応して一定幅に形成されていることから、ドアフレームガーニッシュのリブをパーティングシールの凹溝内に挿入することによって該パーティングシールを取り付けるようになっている。このため、後者の従来技術のように、隙間Cが上下方向で変化している場合、つまりこの隙間Cの変化に対応して、前記サッシュカバー(ドアフレームガーニッシュ)の前記パーティングシールの先端部側の端部とドアサッシュ(ドアフレーム)の外端部が車体前後方向でオフセット配置されている場合には、前者の従来技術のようなリブと凹溝との嵌合による取付構造では対応することが困難である。
そこで、後者の従来技術では、パーティングシール5を複数のクリップ7を用いて取り付けるようになっている。
しかしながら、かかる後者の従来技術のように、複数のクリップ7を用いた場合には、クリップ7とクリップ7との間にパーティングシール5の固定点がなくなることから、この隣接するクリップ7,7の間のパーティングシール5のシール5bの一部がリアドア3の開閉時にリアピラー2の外面との摩擦抵抗によって捲れ上りが発生する。この結果、ドア開閉時に前記先端部5bの捲れ上がりに起因した異音が発生するおそれがある。
そこで、本発明は、パーティングシールの取り付け時におけるドアサッシュカバーなどに対するパーティングシールの固定点を連続的に形成して、ドア開閉時におけるパーティングシールのシール部の捲れ上がりを抑制し得るパーティングシールの取付構造を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、車体開口縁とドアサッシュとの間に配置され、基端部が前記ドアサッシュと該ドアサッシュの外側を覆うサッシュカバーを介して固定されていると共に、先端部が前記車体開口縁に当接してシールするパーティングシールの取付構造であって、前記ドアサッシュの外端縁と該外端縁に対向する前記サッシュカバーの一端縁との間に、上下方向へ連続した取付部を形成すると共に、前記パーティングシールの基端部に、前記取付部に係止する係止部を上下方向に沿って連続して形成したことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、前記取付部を、前記ドアサッシュの外端縁と、該外端縁に対向する前記サッシュカバーの一端縁との間に形成された上下方向へ連続した取付用長孔によって構成する一方、前記パーティングシールの係止部は、前記取付用長孔内に弾性変形しながら係入する突起部を有することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、前記取付部を、前記ドアサッシュの外端縁と、該外端縁に対して車体のルーフ側から前記ドアウエスト方向に沿って離間する方向へ位置して対向する前記サッシュカバーの一端縁との間に形成された上下方向へ連続した取付用長孔によって構成する一方、前記パーティングシールの係止部は、前記取付用長孔の少なくとも前記サッシュカバーの一端縁に嵌着係止する係止片を有することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、前記パーティングシールの係止部を、前記取付部側へ押付けるカバーホルダーを設けたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、取付部を連続して形成する一方、該取付部に係止するパーティングシール側の係止部も同じく連続的に形成したため、該パーティングシールのシール部側の固定点、つまりシールポイント近傍の固定点が連続することになる。したがって、ドア開閉時におけるパーティングシール先端部の捲れ上がりの発生が抑制されて、該ドア開閉時の異音の発生を十分に防止することが可能になる。
しかも、パーティングシールの取り付け時には、係止部を取付部に押し込みなどによって係止するだけであるから、その取付作業が容易になると共に、前記従来技術のような複数のクリップを用いる必要がないので、部品点数が減少して、製造や管理コストを削減できる。
請求項2に記載の発明によれば、係止部の突起部が弾性変形可能に形成されて、該突起部を取付用長孔内に押し込むだけであるから、その取付作業が容易になる。また、前記係止部をパーティングシールと一体に形成することも可能であるから、これらの成形作業も容易である。
請求項3に記載の発明によれば、係止部の係止片を取付用長孔の隙間を介してサッシュカバーの一端縁に嵌着係止することにより、パーティングシールを取り付けることができるので、その取付作業が容易になることは勿論のこと、係止部として前記第1の係止片の他にドアサッシュの外端縁と係止する第2係止片をも設けることができので、パーティングシールのさらなる強固な取付状態が図れる。
また、前記第1係止片と第2係止片とを、取付用長孔を介して例えばそれぞれオフセットさせて、対応するサッシュカバーの端縁とドアサッシュの外端縁に係止させることも可能である。
さらに、リアピラーがルーフ側からドアウエスト部に向かって車外側に膨出するように異形状に変化しても、パーティングシールの連続した固定点を、さらにシール部の先端側近傍に設定できるので、ドア開閉時の該シール部の捲れ上がりをさらに確実に防止することが可能になると共に、係止位置の自由度が向上する。
請求項4に記載の発明によれば、前記パーティングシールの係止部を、前記取付部側へ押付けるカバーホルダーを設けたことによって、取付部に対する係止部の係止力が向上してパーティングシールを強固に取り付けることが可能になる。
以下、本発明にかかるパーティングシールの取付構造の実施形態を図面に基づいて詳述する。なお、パーティングシールの取付構造として、本実施形態も、前記後者の従来技術と同様に乗用車のリアピラーとリアドアとの間をシールするパーティングシールに適用したものを示している。
すなわち、車体のリアピラー11は、図1に示すように、前記後者の従来の構造と同じく、車体上下方向にその断面形状が変化しており、したがって、リアドア12のドアサッシュ13との間に形成される隙間Cも上下方向で特に車体の幅方向でドアウエスト部側が車外側に膨出した異形湾曲状に変化している。
前記リアドア12は、図2に示すように、ドア本体12aが車内側のインナーパネルと車外側のアウターパネルによって構成され、該ドア本体12aの上端部には、図外のはめ込み式のドアガラスドの外周部をウェザーストリップを介して保持する前記ドアサッシュ13が設けられている。
このドアサッシュ13には、図1に示すように、その外周部の内側に固定されたリテーナ14を介して前記隙間Cをシールする中空状のドアウェザーストリップ15が設けられていると共に、前記リテーナ14から車体後方に延設された延長部16が一体に設けられている。この延長部16は、ほぼ平坦状に形成され、ほぼ中央位置にボルト挿通孔16aが穿設されていると共に、車体後方側の先端部16bがほぼクランク状に折曲形成されてフランジ状のパネル端縁16cになっている。
前記リアドア12には、ドアサッシュ13の外側を覆う合成樹脂材からなるサッシュカバー18が上下方向に沿って設けられている。このサッシュカバー18は、横断面ほぼし字形状に形成され、内面のほぼ中央位置に設けられた突起部19に形成された雌ねじ孔19aに前記延長部16のボルト挿通孔16aを挿通した樹脂ボルト20が螺着固定されることによって、前記延長部16に取り付け固定されている。
また、このサッシュカバー18は、車体後部側の一端部18aが内方へ回り込むように折り返し状に折曲形成されている一方、車体前部側の他端部18bがドアサッシュ13の外面に沿って延設されている。さらにこのサッシュカバー18の一端部18aは、前記延長部16の先端部16bとほぼ同一平面上に形成されていると共に、その端縁18cと該端縁18cに対向する前記先端部16bの端縁16cとの間に、後述するパーティングシール22を取り付ける取付部が設けられている。
すなわち、この取付部は、図2に示すように、前記両対向端縁16c、18cの間に形成された取付用長孔21によって構成されており、この取付用長孔21は、上下方向に沿って帯状に連続して形成されていると共に、その幅が一定かつ均一に設定されている。
一方、前記パーティングシール22は、押出成形された前記ウェザーストリップ15に金型成形によって一体に成形された合成ゴム材によって形成され、車体ルーフ側の上端コーナー部に位置する部位から前記ウェザーストリップ15と分離されており、横断面ほぼへ字形状に形成されて、ほぼ平坦な基端部22aと、車外方向へ所定角度で折曲形成されて、先端縁がリアピラー11の外面に当接するシール部22bとによって構成されている。
また、前記基端部22aの車外側の一側面には、前記取付用長孔21に係止する係止部23が一体に設けられている。この係止部23は、前記基端部22aの長手方向に沿って長尺に延設されており、前記基端部22aの一側面からほぼ垂直に突設された首部23aと、該首部23aの先端側に設けられた横断面ほぼ傘状の突起部である頭部23bとから構成されている。前記首部23aは、その幅長さが前記取付用長孔21の幅とほぼ同一に設定されていると共に、その長さが前記取付用長孔21の長さ、つまり両対向端縁16c、18cの厚さ幅よりも若干短く設定されている。一方、前記頭部23bは、前記取付用長孔21の幅よりも大きく設定されている。
なお、前記サッシュカバー18の一端部18a側と、延長部16の先端側との間には、横断面積の比較的大きな空間部24が形成されている。
したがって、この実施形態によれば、前記パーティングシール22をリアドア12に取り付けるには、まず、ドアサッシュ13の車体後端側に、前記サッシュカバー18を位置決めしつつ複数の樹脂ボルト20によって予め固定して上下方向に沿って配設する。これによって、前記延長部16に有する先端部16bの端縁16cとサッシュカバー18の一端部端縁18cとの間に前記取付用長孔21が形成される。
その後、パーティングシール22を取り付けるわけであるが、まず、該パーティングシール22を前記取付用長孔21付近に位置合わせを行った後に、基端部22aの他側面を押圧して係止部23の頭部23bを前記取付用長孔21内に押し込む。そうすると、該頭部23bが縮径変形しつつ取付用長孔21を通過すると同時に空間部24内で拡径変形して、該頭部23bの下面が取付用長孔21の一端側孔縁に弾接すると共に、首部23aの付け根部周囲が取付用長孔21の他端側孔縁に弾接して前記両対向端縁16c、18cを挟持状態に係止する。これらの押し込み動作を、上下方向に沿って繰り返して行えば、長尺なパーティングシール22を、前記取付用長孔21に対して強固かつ確実に連続的に取り付けることができる。
したがって、パーティングシール22のシール部22b側の固定点、つまりシールポイント近傍の固定点が部分的ではなく連続的となる。このため、ドア開閉時におけるパーティングシール22のシール部22bの捲れ上がりの発生が十分に抑制されて、該ドア開閉時の異音の発生を十分に防止することが可能になる。
しかも、パーティングシール22の取り付け時には、係止部23の頭部23bをその弾性変形を利用して取付用長孔21内に押し込むことよって係止するだけであるから、その取付作業が容易になると共に、前記従来技術のような複数のクリップを用いる必要がないので、部品点数が減少して、製造や管理コストを削減できる。
図4は本発明の第2の実施形態を示し、ドアサッシュ13の延長部16を、インナーパネル13aとアウターパネル13bとによって形成し、インナーパネル13a側のほぼ中央部が横断面ほぼコ字形状に折曲形成されて、該コ字形状の部位に上下方向に長い係合孔25が形成されていると共に、該インナーパネル13aの先端側にアウターパネル13bの先端部を折り返し状に巻き付けてフランジ状の端縁13cを形成している。また、アウターパネル13bの前記係合孔25に対応した位置に、ビス挿通孔13dが穿設されている。
一方、サッシュカバー18は、基本構成は第1の実施形態と同様であるが、内面のほぼ中央位置に内部中空状の台形状の凸部26が形成され、この凸部26の上辺に形成された雌ねじ孔に前記ビス挿通孔13dを介して螺着されたビス27によって延長部16に固定されている。
そして、前記フランジ状の端縁13cとサッシュカバー18の一端部端縁18cとの間に、パーティングシール22を固定する取付用長孔21が形成されており、この取付用長孔21の構成やパーティングシール22の構成は、前記第1の実施形態と同様であるから、同一符号を付して具体的な説明は省略する。
また、前記係合孔25には、前記パーティングシール22の係止部23を取付用長孔21方向へ押し付けるカバーホルダー26が係合固定されている。このカバーホルダー26は、合成樹脂材によって長板状に一体に形成され、その幅長さがドアサッシュ13の側端縁からパーティングシール22の基端部22aとシール部22bとの境界付近までの長さに設定され、一端側の下面に前記係合孔25に押圧係合する弾性変形可能なクリップ部26aが一体に形成されている共に、他端側に前記パーティングシール22の基端部22aの一側面に当接する平坦な当接面26bが形成されている。
したがって、この実施形態によれば、係止部23の取付用長孔21への係止作用によってパーティングシール22のシールポイント近傍の固定点を部分的ではなく連続的に形成することができる。
このため、ドア開閉時におけるパーティングシール22のシール部22bの捲れ上がりの発生が抑制されて、該ドア開閉時の異音の発生を十分に防止することが可能になるなど、前記第1の実施形態と同様な作用効果が得られる。
また、前記パーティングシール22を係止部23を介して取り付けた後に、前記カバーホルダー26のクリップ部26aを係合孔25内に押し込んで係止させると、該カバーホルダー26の当接面26bが基端部22aの一側面を外方から押圧するため、係止部23の取付用長孔21からの不用意な抜け出しを防止して強固な係止状態を維持させることができる。
図5は第3の実施形態を示し、前記サッシュカバー18の一端部18aを、横断面ほぼV字形状に折曲形成し、この端縁18cと前記延長部16の先端部16bの端縁16cとの間に形成された取付用長孔21の幅が、前記各実施形態のものよりも大きくなった場合にも用いることができるようにしたものである。
パーティングシール22の係止部23は、前記取付用長孔21を構成する延長部16の端縁16cにほぼ同一平面上から係合する第1係合片27と、前記サッシュカバー18の一端部18aの端縁18cに嵌合係止する第2係合片28とから構成されている。前記第1係合片27は、横断面ほぼし字形状に形成されて、前記パーティングシール22の基端部22aと共同して延長部16の端縁16cを挟み込むように先端部16bに嵌合係止するようになっている。
一方、第2係合片28は、前記傾斜状の一端部18aの傾斜角に沿って傾斜状に形成され、前記パーティングシール22の基端部22aとシール部22bとの傾斜状結合部22cと共同してサッシュカバー18の端縁18cを挟み込むようにサッシュカバー18に係合するようになっている。なお、前記サッシュカバー18は、第1の実施形態と同様に樹脂ボルト20によって延長部16に固定されている。
したがって、この実施形態によれば、パーティングシール22は、取付用長孔21の孔縁(端縁16c、18c)に対して係止部23の2つの係止片27、28によってそれぞれ嵌合係止するため、さらに強固な取付状態が得られる。
また、係止部23を前記第1係止片27と第2係止片28とに分離して形成したため、取付用長孔21の所定隙間(幅)を介してそれぞれオフセットされた延長部16の端縁16cとサッシュカバー18の端縁18cに係止させることが可能になる。この結果、リアピラー11がルーフ側からドアウエスト部に向かって車外側に膨出するように異形状に変化しても、パーティングシール22の連続した固定点を、さらにシール部22bの先端側近傍に設定できるので、ドア開閉時の該シール部22bの捲れ上がりをさらに確実に防止することが可能になると共に、係止位置の自由度が向上する。
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば取付部を取付用長孔21以外の構造に変更することも可能であり、また、前記係止部23もさらに変更した構造とすることも可能である。
11…リアピラー
12…リアドア
13…ドアサッシュ
16…延長部
16b…先端部
16c…端縁
18…サッシュカバー
18a…一端部
18c…端縁
21…取付用長孔(取付部)
22…パーティングシール
22a…基端部
22b…シール部
12…リアドア
13…ドアサッシュ
16…延長部
16b…先端部
16c…端縁
18…サッシュカバー
18a…一端部
18c…端縁
21…取付用長孔(取付部)
22…パーティングシール
22a…基端部
22b…シール部
Claims (4)
- 車体開口縁とドアサッシュとの間に配置され、基端部が前記ドアサッシュと該ドアサッシュの外側を覆うサッシュカバーを介して固定されていると共に、先端部が前記車体開口縁に当接してシールするパーティングシールの取付構造であって、
前記ドアサッシュの外端縁と該外端縁に対向する前記サッシュカバーの一端縁との間に、上下方向へ連続した取付部を形成すると共に、前記パーティングシールの基端部に、前記取付部に係止する係止部を上下方向に沿って連続して形成したことを特徴とするパーティングシールの取付構造。 - 前記取付部を、前記ドアサッシュの外端縁と、該外端縁に対向する前記サッシュカバーの一端縁との間に形成された上下方向へ連続した取付用長孔によって構成する一方、前記パーティングシールの係止部は、前記取付用長孔内に弾性変形しながら係入する突起部を有することを特徴とする請求項1に記載のパーティングシールの取付構造。
- 前記取付部を、前記ドアサッシュの外端縁と、該外端縁に対して車体のルーフ側から前記ドアウエスト方向に沿って離間する方向へ位置して対向する前記サッシュカバーの一端縁との間に形成された上下方向へ連続した取付用長孔によって構成する一方、前記パーティングシールの係止部は、前記取付用長孔の少なくとも前記サッシュカバーの一端縁に嵌着係止する係止片を有することを特徴とする請求項1に記載のパーティングシールの取付構造。
- 前記パーティングシールの係止部を、前記取付用長孔側へ押付けるカバーホルダーを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパーティングシールの取付構造。
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