JP2009006851A - ドアウエザストリップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドアウエザストリップ01は、上辺部13、縦辺部14及びコーナー部12からなり、それぞれ車外側ウエザストリップ20と、車内側ウエザストリップ30及びウエザストリップ連結部40から構成される。上辺部又は縦辺部のいずれか一方のドアウエザストリップは、車外側ウエザストリップの車外側取付基部芯部25を長く残して切断した端部とコーナー部を接続する。他方のドアウエザストリップは、端部をそろえて切断しコーナー部を接続するとともに、インサート部材50が埋設される。インサート部材の車外側埋設部51は、車外側取付基部中を長く延設され、車内側埋設部52と連結部埋設部53は、短く延設される。
【選択図】図2
Description
ドアウエザストリップは、押出成形で形成されドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、ドアフレームの縦辺に取付けられる縦辺部と、上辺部と縦辺部を型成形で接続するコーナー部からなり、
上辺部、縦辺部及びコーナー部は、それぞれフレームの車外側部位に取付けられ、上記車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側ウエザストリップと、ドアフレームの車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側ウエザストリップ及び、車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップとを一体に連結するウエザストリップ連結部から構成され、
車外側ウエザストリップは、ドアフレーム又はドアモールに取付けられる車外側取付基部とドア閉時に車体開口部周縁に当接する車外側シール部から形成され、
上辺部と縦辺部の車外側取付基部には、ソリッド材で形成された車外側取付基部芯部を形成し、コーナー部は、全体がスポンジ材で形成し、
上辺部又は縦辺部のいずれか一方のドアウエザストリップは、車外側ウエザストリップを車内側ウエザストリップよりも長く残して切断した端部とコーナー部を接続し、
上辺部又は縦辺部の他方のドアウエザストリップは、車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップをそろえて切断した端部とコーナー部を接続し、
車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップをそろえて切断した端部と接続する側のコーナー部は、インサート部材が埋設され、インサート部材は、車外側取付基部に埋設される車外側埋設部と、車内側取付基部に埋設される車内側埋設部と、車内側埋設部と車外側埋設部を連結する連結部埋設部から構成され、車外側埋設部は、車外側取付基部中を接続端面付近まで延設されるとともに、車内側埋設部と連結部埋設部は、ウエザストリップ連結部と車内側取付基部のそれぞれの少なくとも一部に埋設されたドアウエザストリップである。
また、車外側ウエザストリップの高さを低くすることができ、車体開口部周縁とドアモールの車外側側端との間の隙間を狭く形成することができる。従って、美観を向上させることができるとともに、ドアフレームと車体開口部周縁との間を確実にシールすることができる。
コーナー部は、全体をスポンジ材で形成したため、シール部を柔軟にして、シール性を確保することができる。
インサート部材は、車外側取付基部に埋設部分は接続端面付近まで延設されるため、車外側取付基部の剛性を接続端面付近まで高くすることができる。
また、コーナー部において、一方の側の接続は車外側ウエザストリップを車内側ウエザストリップよりも長く残して切断した端部とコーナー部を接続し、他方の側の接続はインサート部材を埋設するため、両方の側にインサート部材を埋設する場合と比べ、金型構造が簡単となり、型成形の材料が金型内を流れやすくなり、生産性が高い。
インサート部材に貫通孔が形成されたため、インサート部材の両面に位置するスポンジ材を強固にインサート部材と固定することができる。
車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップをそろえて切断した端部と接続する側のコーナー部は、インサート部材が、車外側取付基部の接続端面付近まで延設されるため、車外側取付基部の剛性を接続端面付近まで上げることができる。
インサート部材のウエザストリップ連結部と車内側取付基部に埋設される部分は、ウエザストリップ連結部と車内側取付基部のそれぞれの少なくとも一部に埋設されたため、インサート部材が安定する。
図8は自動車の側面図である。図8に示すように、フロント側及びリヤ側のいずれも自動車のドア1の上部の外周部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の外周部にはドアウエザストリップ10が取付けられ、ドア1と車体開口部周縁6の間をシールしている。
図1は、図4におけるA−A線に沿った断面図であり、図2は、図3のB−B線に沿ったドアウエザストリップ10のコーナー部12の部分の断面図である。図3と図4はドアウエザストリップ10のコーナー部12のそれぞれC矢視図とD矢視図である。
図5と図6は、本発明の実施の形態のドアウエザストリップ10のコーナー部12に埋設するインサート部材50のそれぞれ正面図と平面図である。
ドアウエザストリップ10が取付けられるドアフレーム2は、本発明においては、いわゆるヒドンタイプのものである。図1に示すように、ヒドンタイプのドアフレーム2は、車外側の先端の幅が狭く、ドアフレーム2の外周に取付けられたドアモール60により覆われて、車外側からは見えないように構成されている。本実施の形態では、ドアモール60は、モール部61とリテーナー部62とから連続的に形成されている。なお、モール部61とリテーナー部62は、それぞれ別体で形成してもよい。
ドアモール60は、リベット、クリップやネジ等でドアフレーム2に固定される。
モール部61の上端も同様に裏面側にヘヤピン状に折れ曲がってリテーナー部62に連続している。モール部61とリテーナー部62は、1枚のステンレススチール等の板金を折り曲げることにより形成することができる。
リテーナー部62の車外側側部はモール部61の裏面側において、モール部61の上端と連続して形成される。
車外側ウエザストリップ20は、ドアフレーム2の外周の車外側、即ち上述のリテーナー部62に取付けられ、ドアフレーム2と車体開口部周縁6との間において、車外側の先端部分をシールする。
車内側取付基部31の裏面に両面接着テープを取付けて、ドアフレーム2に接着することもできる。この場合は、ドアフレーム2のドアフレームリテーナー部2cを形成する必要がなく、ドアフレーム2の製造が容易である。
車内側シール部32は、リップ状に形成することもできる。
また、ドアフレーム2のドアフレームリテーナー部2cは、ドアモール60のリテーナー部62が取付けられている部分よりも下方に形成されているので、車内側シール部32を大きく形成しても、車体開口部周縁6とドアフレーム2の間の隙間を小さくすることができる。
ドア閉時に、車外側シール部22は、車体開口部周縁6とドアモール60の先端との間の隙間を塞ぐことができる。車外側シール部22は、リップ状であるため、撓みやすく、ドア閉力を減少させることができる。
硬質の材料の部分は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのソリッド材で形成されると、耐候性のよい製品を得ることができる。
ドアウエザストリップ10のコーナー部12は図7に示すように、型成形で形成され、上辺部13と縦辺部14を接続している。コーナー部12は、上辺部13と縦辺部14と同様に、車外側ウエザストリップ20と車内側ウエザストリップ30を有している。
車外側ウエザストリップ20は、車外側取付基部21と車外側シール部22から形成されている。車外側取付基部21は、縦辺部14側では、インサート部材50が埋設されている。
しかし、インサート部材50を上辺部13に埋設し、車外側ウエザストリップ20の車外側取付基部21の延長部26を縦辺部14側に形成しても良い。
インサート部材50の表面の両側の面には複数の突起部54が形成され、さらにインサート部材50を貫通する複数の貫通孔55が形成される。このため、型成形するときに、突起部54によりインサート部材50を金型のキャビティーの中心部分に位置することができ、インサート部材50を車外側取付基部21の中心部分に埋設させることができる。
このようにインサート部材50を埋設された車外側取付基部21は、図2に示すように、ドアフレーム2のドアモール60により保持され、車外側シール部22は、車体開口部周縁6に取付けられたガーニッシュ8に当接し、ドアフレーム2と車体開口部周縁6の間をシールすることができる。
2 ドアフレーム
6 車体開口部周縁
10 ドアウエザストリップ
20 車外側ウエザストリップ
21 車外側取付基部
22 車外側シール部
26 延長部
30 車内側ウエザストリップ
40 連結部
50 インサート部材
51 車外側埋設部
52 車内側埋設部
Claims (6)
- 自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールするドアウエザストリップを上記ドアのドアフレームの外周に取付けるドアウエザストリップにおいて、
上記ドアウエザストリップは、押出成形で形成されドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、ドアフレームの縦辺に取付けられる縦辺部と、上記上辺部と縦辺部を型成形で接続する接続するコーナー部からなり、
上記上辺部、縦辺部及びコーナー部は、それぞれ上記ドアフレームの車外側部位に取付けられ、上記車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側ウエザストリップと、上記ドアフレームの車内側部位に取付けられ、上記車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側ウエザストリップ及び、上記車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップとを一体に連結するウエザストリップ連結部から構成され、
上記車外側ウエザストリップは、上記ドアフレーム又はドアモールに取付けられる車外側取付基部とドア閉時に上記車体開口部周縁に当接する車外側シール部から形成され、
上記上辺部と縦辺部の車外側取付基部には、ソリッド材で形成された車外側取付基部芯部を形成し、上記コーナー部は、全体をスポンジ材で形成し、
上記上辺部又は縦辺部のいずれか一方のドアウエザストリップは、車外側ウエザストリップを車内側ウエザストリップよりも長く残して切断した端部とコーナー部を接続し、
上記上辺部又は縦辺部の他方のドアウエザストリップは、車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップをそろえて切断した端部とコーナー部を接続し、
車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップをそろえて切断した端部と接続する側のコーナー部は、インサート部材が埋設され、該インサート部材は、上記車外側取付基部に埋設される車外側埋設部と、上記車内側取付基部に埋設される車内側埋設部と、該車内側埋設部と上記車外側埋設部を連結する連結部埋設部から構成され、上記車外側埋設部は、上記車外側取付基部中を接続端面付近まで延設されるとともに、上記車内側埋設部と連結部埋設部は、ウエザストリップ連結部と車内側取付基部のそれぞれの少なくとも一部に埋設されたことを特徴とするドアウエザストリップ。 - 上記インサート部材の車外側埋設部は、上記コーナー部の縦辺部と接続する側の上記車外側取付基部の接続端面付近から上記コーナー部の曲がり中心付近まで埋設されるように長く形成され、上記車内側埋設部は、上記車外側埋設部よりも短く形成され、上記車内側取付基部のコーナー部の曲がり中心側の一部に埋設され、上記連結部埋設部は、上記車外側埋設部と車内側埋設部のコーナー部の曲がり中心側の一部を連結するようにさらに短く形成され、上記車外側埋設部と車内側埋設部の間が凹んでいる請求項1に記載のドアウエザストリップ。
- 上記インサート部材は、表面に複数の突起部と、貫通孔が形成された請求項1または請求項2に記載のドアウエザストリップ。
- 上記車外側シール部は、リップ状に形成された請求項1又は請求項3のいずれか1項に記載のドアウエザストリップ。
- 上記インサート部材は、硬質合成樹脂で形成された請求項1又は請求項4のいずれか1項に記載のドアウエザストリップ。
- 上記上辺部と縦辺部の上記車外側ウエザストリップは、上記車外側取付基部芯部と連結部はソリッド材で形成され、上記車外側取付基部芯部以外の車外側取付基部、車内側取付基部芯部以外の車内側取付基部、車外側シール部及び車内側シール部はスポンジ材で形成された請求項1又は請求項5のいずれか1項に記載のドアウエザストリップ。
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