JP2011011566A - ドアウエザストリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】型成形部のシール性の低下等を抑止することのできるドアウエザストリップを提供する。
【解決手段】型成形部7のうちドア2の上縁部に対応する上辺対応部41は、ドアサッシュ30に取着される底板部11aと、底板部11aからドア2の外周側に延出する車外側側壁部11b及び車内側側壁部11dと、車外側側壁部11bの先端部から車内側に延出する延出部11cとを具備する取付基部11と、延出部11cと車内側側壁部11dとにかけてドア2の外周側かつ車内側に突出形成された中空シール部12とを備える。上辺対応部41には、取付基部11に形成されたコア金型抜取り用のスリット43を閉塞可能な閉塞片51が設けられ、閉塞片51は、底板部11aから延出する基片部52と、基片部52を傾動させることでスリット43に嵌め込まれる挿入部53と、挿入部53が嵌め込まれた状態において、延出部11cに略当接する支持突部55とを備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、車両のドアに取付けられるドアウエザストリップに関するものである。
一般に、自動車等のボディに形成されたドア用開口部を開閉するドアの周縁部にはドアウエザストリップが取付けられる。ドアウエザストリップは、ドアの周縁部に沿って設けられた取付部に取付けられる取付基部と、取付基部と一体形成され、中空部を有する中空シール部とを備えている。また、ドアウエザストリップは、ドアの上縁部に対応する上辺部と、ドアの前後の縦縁部に対応する前縦辺部及び後縦辺部と、ドアの下縁部に対応する下辺部とを備え、これらがほぼ直線状に成形される押出成形部と、押出成形部の端部同士を所定の角度をなした状態で接続する型成形部とにより構成され、全体として略環状をなしている。そして、ドアの閉鎖時には、ドアウエザストリップの中空シール部が自動車ボディに形成されたドア用開口部の周縁部に圧接することによって、ドアと自動車ボディとの間がシールされる。
ところで、ドアウエザストリップの好適な形状の1つとして、例えば、図10に示す断面形状のものが挙げられる。すなわち、図10のドアウエザストリップ71の取付基部72は、ドア81の取付部82に取付けられる底板部72aと、底板部72aの車外側の部位からドア81の外周側に延出する車外側側壁部72bと、車外側側壁部72bの先端部から車内側に延出する延出部72cと、底板部72aの車内側の部位からドア81の外周側に延出する車内側側壁部72dと、延出部72cの先端部と車内側側壁部72dの先端部とを連結するブリッジ部72eとを備えている。また、中空シール部73は、延出部72cの先端部と車内側側壁部72dの先端部とにかけて、ドア81の外周側かつ車内側に凸となるように湾曲形成されている。さらに、ドア81の取付部82の周辺部に圧接し、ドア81とドアウエザストリップ71との間のシールを行う背面シール部74、及び、ドア81の閉鎖時に自動車ボディ85のドア用開口部85aの周縁部に圧接するサブシール部75が、車外側側壁部72bと延出部72cとの境界部から延出している(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−291900号公報
しかしながら、型成形部に関しては、中空シール部73の内側面等を成形するコア金型を抜き取るために、図11に示すように、取付基部72(底板部72a)に対してスリット77を形成する必要がある上、上記ブリッジ部72eを設けることができない。このように、ブリッジ部72eが省略されることに起因して、ドア81を閉鎖した際の延出部72cの形状維持が困難となり、図11の二点鎖線で示すように、延出部72cがドア81の内周側に傾倒するようにして変形してしまう上、当該変形に伴い、中空シール部73や背面シール部74等がいびつに変形し、シール性の低下や意匠性の低下を招くおそれがある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、型成形部のシール性の低下等を抑止することのできるドアウエザストリップを提供することにある。
以下、上記課題等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.押出成形される押出成形部と、当該押出成形部に対し連続的に型成形により接続成形される型成形部とから構成されるとともに、車両のドアの周縁部に沿って取付けられる取付基部と、当該取付基部に一体形成され中空部を構成するシール部とを有し、前記型成形部の取付基部にコア金型抜取り用のスリットが形成されるドアウエザストリップであって、
前記型成形部は、
前記取付基部が、ドアの周縁部に沿って設けられた取付部に取付けられる底板部と、前記底板部の車外側の部位からドアの外周側に延出する車外側側壁部と、前記車外側側壁部の先端部から車内側に延出する延出部とを備えるとともに、
前記中空シール部が、前記延出部の車内側端縁と前記底板部の車内側端縁近傍部位とにかけてドアの外周側かつ車内側に凸となるように湾曲形成された部位を有する上、
当該部位において、前記取付基部と一体的に形成され、前記スリットの少なくとも一部を閉塞可能な閉塞手段を備え、
前記閉塞手段は、
前記底板部から延出形成された基片部と、
前記基片部と一体的に形成され、前記基片部を傾動させることで前記スリットに嵌め込まれる挿入部と、
前記挿入部が前記スリットに嵌め込まれた状態において、前記延出部に近接又は当接する支持突部とを備えていることを特徴とするドアウエザストリップ。
手段1によれば、ドアの閉鎖時に中空シール部の変形に伴って延出部に対しドアの内周側に向かう応力が作用した場合、延出部(のドアの内周側の面)が支持突部に当接して支持される。このため、ドアの閉鎖時に延出部がドアの内周側に変形してしまうといった事態を防止することができる。従って、延出部の変形に伴って中空シール部等がいびつに変形するといった事態を抑止することができる。結果として、シール性の低下や意匠性の低下を防止することができる。
また、閉塞手段の挿入部をスリットに嵌め込むことで、スリットの所定区間を塞ぐ(スリットの互いに対向する開口面間の隙間を埋める)ことができる。従って、スリットを塞ぐためにスリットの開口面同士を接着剤で直接接合するといった必要がなく、さらには、当該接合により取付基部の幅が不均一になってしまうといった事態を回避することができる。加えて、スリットの形成による取付基部(底板部)の剛性の低下を閉塞手段で補うことができるため、スリットの幅を比較的大きく形成することもでき、この場合、コア金型の抜き取り作業を比較的容易に行うことができる上、当該抜き取り作業に際してドアウエザストリップが破れてしまうといった事態を防止することができる。
尚、「前記閉塞手段は、前記挿入部が前記スリットに嵌め込まれた場合に、前記底板部の前記中空部側の面にて係止される係止部を備えていること」としてもよい。この場合、スリットの開口面と閉塞手段とを接着する場合に、接着剤を塗布した後、両者を圧接させた状態で保持しておくといった必要がなく、生産性の向上等を図ることができる。さらに、係止部が底板部の中空部側の面に支持される上、スリットの開口面と閉塞手段とを接着する場合の接着面積を増やすことができる。従って、挿入部がスリットに嵌め込まれた状態における閉塞手段の剛性を高めることができ(閉塞手段の抜け外れをより確実に防止することができ)、結果として、延出部を安定して支持することができる。
手段2.押出成形される押出成形部と、当該押出成形部に対し連続的に型成形により接続成形される型成形部とから構成されるとともに、車両のドアの周縁部に沿って取付けられる取付基部と、当該取付基部に一体形成され中空部を構成するシール部とを有し、前記型成形部の取付基部にコア金型抜取り用のスリットが形成されるドアウエザストリップであって、
前記型成形部は、
前記取付基部が、ドアの周縁部に沿って設けられた取付部に取付けられる底板部と、前記底板部の車外側の部位からドアの外周側に延出する車外側側壁部と、前記車外側側壁部の先端部から車内側に延出する延出部と、前記底板部の車内側の部位からドアの外周側に延出する車内側側壁部とを備えるとともに、
前記中空シール部が、前記延出部の車内側端縁と前記車内側側壁部のドアの外周側端縁とにかけてドアの外周側かつ車内側に凸となるように湾曲形成された部位を有する上、
当該部位において、前記取付基部と一体的に形成され、前記スリットの少なくとも一部を閉塞可能な閉塞手段を備え、
前記閉塞手段は、
前記底板部から延出形成された基片部と、
前記基片部と一体的に形成され、前記基片部を傾動させることで前記スリットに嵌め込まれる挿入部と、
前記挿入部が前記スリットに嵌め込まれた状態において、前記延出部に近接又は当接する支持突部とを備えていることを特徴とするドアウエザストリップ。
手段2によれば、基本的に上記手段1と同様の作用効果が奏される。
手段3.前記閉塞手段は、前記挿入部が前記スリットに嵌め込まれた状態において、前記車内側側壁部の車外側の面に近接又は当接する内壁支持部を備えていることを特徴とする手段2に記載のドアウエザストリップ。
手段3によれば、ドアの閉鎖時に中空シール部の変形に伴って車内側側壁部に対し車外側に向かう応力が作用した場合、車内側側壁部が内壁支持部に当接して支持される。このため、ドアを閉鎖した際に車内側側壁部が車外側に変形してしまうといった事態を防止することができる。従って、車内側側壁部の変形に伴って中空シール部等がいびつに変形するといった事態を抑止することができる。
手段4.前記型成形部は、前記延出部の車内側の部位からドアの内周側に突出する規制凸部を備え、
前記閉塞手段の前記支持突部は、前記挿入部が前記スリットに嵌め込まれた状態において、前記規制凸部の車外側の面に近接又は当接することを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のドアウエザストリップ。
手段4によれば、ドアの閉鎖時に中空シール部の変形に伴って延出部に対し車外側に向かう応力が作用した場合、規制凸部が支持突部に当接して支持される。このため、ドアを閉鎖した際に延出部が車外側に変形してしまうといった事態を防止することができる。従って、延出部の変形に伴う中空シール部等のいびつな変形を抑止するといった作用効果が一層確実に奏される。
手段5.前記支持突部の前記延出部との当接面、又は、前記延出部の前記支持突部との当接面には、複数の突部又は突条部が形成されていることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載のドアウエザストリップ。
例えば、ドアの閉鎖時において支持突部と延出部とが比較的広い面で接触する構成であって、製造誤差等によりドアの開放時において支持突部と延出部との間に隙間が形成される場合、ドアを開放する際に、密着していた支持突部と延出部とが離間することに起因して異音(剥離音)が発生するおそれがある。これに対し、本手段5のように、支持突部と延出部との当接部位に突部又は突条部を形成して比較的広い面での接触を避けることで、上記剥離音の発生を抑制しつつ、ドアの閉鎖時において支持突部と延出部とを比較的広い範囲で接触させることができる。従って、支持突部によって延出部をより安定して支持することができ、延出部の変形を抑止するといった作用効果が一層確実に奏される。
尚、支持突部と延出部とを接着することで上記剥離音を防止することも考えられるが、この場合、作業性の低下や、両者を接着することに起因する断面形状の歪みが生じるおそれがあるため、接着せずに剥離音を防止することが望ましい。
手段6.前記基片部は前記底板部に形成された前記スリットの開口面から延出し、前記基片部と前記スリットの開口面との連接部には溝部が形成されていることを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載のドアウエザストリップ。
手段6によれば、閉塞片を中空部側(ドアの外周側)にスムースに傾動させることができ、挿入部のスリットへの嵌め込み作業を比較的容易に行うことができる。また、溝部の存在により、挿入部がスリットに嵌め込まれた状態において、挿入部及び支持突部を車外側側壁部及び車内側側壁部のうち基片部が連結された底板部と連接する側壁部に極力寄せることができる。このため、例えば、基片部がスリットの車外側の開口面から延出する場合、支持突部を極力車外側に位置させることができる。これにより、支持突部によって延出部を比較的広い範囲で支持するよう構成することができ、延出部の変形を抑止するといった作用効果が一層確実に奏される。
フロントドアが開状態にある自動車の斜視図である。 ドアウエザストリップの正面図である。 ドアウエザストリップを示す図2のJ−J線断面図である。 ドアウエザストリップを示す図2のK−K線断面図である。 型成形部の正面図である。 型成形部を示す図5のL−L線断面図である。 閉塞片をスリットに嵌め込む前の状態にある型成形部を示す断面図である。 別の実施形態におけるドアウエザストリップの断面図である。 別の実施形態におけるドアウエザストリップの断面図である。 従来のドアウエザストリップを示す断面図である。 従来のドアウエザストリップを示す断面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、車両としての自動車Mには、自動車ボディ1(車両本体)に形成されたドア用開口部1aを開閉する自動車ドア(図ではフロントドア:以下、単に「ドア2」という)が設けられている。また、ドア2の外周縁には、ドア2の閉鎖時においてドア2とドア用開口部1aの周縁部との間をシールするドアウエザストリップ3が取着されている。
図2に示すように、ドアウエザストリップ3は、ドア2の上縁部に沿って配設される押出成形部4と、ドア2の前後の縦縁部及び下縁部に沿って配設される押出成形部5と、押出成形部4、5の端部同士を接続する型成形部(同図散点模様を付した部分)6、7とを備え、全体として略環状に構成されている。押出成形部4、5は、図示しない押出成形機により長尺状に形成される。また、型成形部6、7は、ドア2のコーナー部に配設され、隣接する押出成形部4、5の端部同士を接続するようにして所定の金型装置によって形成される。本実施形態では、ドアウエザストリップ3は、スポンジEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム)で構成されている。
図3に示すように、押出成形部4は、ドア2の窓部Wを区画するドアサッシュ30(詳しくは後述する断面略C字状のリテーナ部DR)の外周側に取付けられる取付基部11と、当該取付基部11からドア2の外周側かつ車内側に突出形成され、内部に中空部12aを有してなる中空シール部12と、中空シール部12よりも車外側において取付基部11からドア2の外周側に延出したサブシール部13と、サブシール部13から車外側に延出した背面シール部14とを備えている。そして、ドア2の閉鎖時には、中空シール部12及びサブシール部13が自動車ボディ1のドア用開口部1aの周縁部に圧接し、これにより、自動車ボディ1とドア2との間がシールされる。
また、押出成形部4の取付基部11は、略平板状をなし、ドアサッシュ30の後述するリテーナ部DRに嵌め込まれる底板部11aと、底板部11aの車外側の部位からドア2の外周側に延出する車外側側壁部11bと、車外側側壁部11bの先端部から車内側に向けて底板部11aと略平行して延びる延出部11cと、底板部11aの車内側の部位からドア2の外周側に延出する車内側側壁部11dと、延出部11cの先端部と車内側側壁部11dの先端部とを連結するブリッジ部11eとを備えている。車外側側壁部11bの付根部及び車内側側壁部11dの付根部は、底板部11aの両側辺部よりもそれぞれ内側(底板部11aの幅方向中央部側)に位置しており、これによって、底板部11aには、ブリッジ部11cよりも車内側に位置する車内側取付片21と、車外側側壁部11bよりも車外側に位置する車外側取付片22とが形成されている。加えて、車内側取付片21及び車外側取付片22には、ドア2の内周側に突出するリブ21a、22aが設けられている。
さらに、本実施形態では、中空シール部12は、延出部11cの先端部(車内側端縁)と車内側側壁部11dの先端部(ドア2の外周側端縁)とにかけて、ドア2の外周側かつ車内側に凸となるようにして湾曲形成されている。さらに、サブシール部13は、車外側側壁部11bと延出部11cとの境界部から延出している。
また、図3に示すように、ドアサッシュ30は、断面略C字状のリテーナ部DRを備えており、リテーナ部DRは、ドアウエザストリップ3の取付基部11の底板部11aの内周側の面と対向する底壁部32と、底壁部32の車内側端縁から上方に延出し、先端側が車外側に折り曲げられた車内側係止部33と、底壁部32の車外側端縁から上方に延出し、先端側が車内側に折り曲げられた車外側係止部34とを備えている。尚、ドアサッシュ30は、車外側係止部34の先端縁からドア2の外周側に折り返して車外側に向けて延びる折返し部35と、折返し部35の車外側端縁からドア2の外周側に向けて延出する縦壁部36とを備えている。また、折返し部35は、ドアウエザストリップ3の取付状態において、背面シール部14よりもドア2の内周側に位置している。
そして、ドアウエザストリップ3の取付基部11の底板部11aが、ドアサッシュ30のリテーナ部DRの底壁部32、車内側係止部33、及び車外側係止部34の内側に嵌め込まれることで、取付基部11(底板部11a)の車内側取付片21が車内側係止部33に係止され、車外側取付片22が車外側係止部34に係止される。さらに、背面シール部14の先端部位が縦壁部36に圧接される。
また、図4に示すように、押出成形部5についても、押出成形部4と同様に、取付基部11、中空シール部12、背面シール部14等を備えている。但し、押出成形部5に関しては、取付基部11の幅が押出成形部4よりも小さく形成されるとともに、取付基部11の延出部11c及びサブシール部13が省略されている。
さらに、図4に示すように、ドアパネル31においては、軽量化等の理由から、ドアサッシュ30に設けられたようなリテーナ部DRが省略されている。このため、押出成形部5のうちドアパネル31に取付けられる部位に関しては、ドアウエザストリップ3の長手方向に沿って所定間隔毎に設けられたクリップが、インナパネル31aのうち車外側に折り返された部位に形成された取付孔に嵌め込まれることでドア2に取付けられている(図示略)。また、押出成形部5のうちドアパネル31に取付けられる部位に関しては、ドアパネル31に取付けられたドアウエザストリップ3よりも車外側において、インナパネル31aがドア2の外周側に折り返されることで形成された縦壁部36に対し、背面シール部14の先端部位が圧接されている。本実施形態では、ドアサッシュ30のリテーナ部DR、及びドアパネル31のインナパネル31aのうちクリップ取付用の取付孔が形成された部位が取付部に相当する。
尚、取付基部11が車外側側壁部11b及び車内側側壁部11dを備え、ドア2の内外周方向にある程度高さをもって形成されることにより、各シール部12、13、14の付根部を底板部11aよりもドア2の外周側に位置させることができ、各シール部12、13、14においてより好適にシールを行うことができる。さらに、取付基部11を中空状とすることで、例えば、取付基部11を厚肉に構成する場合のように内部にガス溜まり(気泡)が発生する等していびつに変形してしまうといった事態を回避することができる。また、ドア2の上縁部においては、ドア2の縦縁部に比べ、ドア2の閉鎖時における自動車ボディ1の中空シール部12との当接部位と、縦壁部36の背面シール部14との当接部位との間の距離が長く、このため、取付基部11が幅広に構成されている。さらに、ドア2の上縁部に対応する押出成形部4に関しては、中空シール部12が延出部11cの車内側端縁から延出するため、中空シール部12は取付基部11の車外側の端縁から車内側に所定距離を隔てた位置に形成される。これにより、押出成形部4の中空シール部12の付根部間の間隔が広がりすぎることを防止でき、シール性の低下や中空シール部12の大型化等を抑制することができる。
さて、図5に示すように、型成形部7は、ドア2の上縁部に対応して設けられ、押出成形部4と連接する上辺対応部41と、ドア2の縦縁部に対応して設けられ、押出成形部5と連接する縦辺対応部42とを備えている。図6に示すように、上辺対応部41は基本的に押出成形部4と同様の断面形状をなしており、取付基部11、中空シール部12、サブシール部13、及び背面シール部14等を備えている。また、図示はしないが、縦辺対応部42は基本的に押出成形部5と同様の断面形状をなしており、取付基部11の延出部11c及びサブシール部13が省略された形状をなしている。
さらに、型成形部7においては、中空シール部12の内側面等を成形するコア金型を抜き取るために、取付基部11の底板部11aに対してスリット43が型成形部7の長手方向略全域に形成されているとともに、ブリッジ部11eが省略されている。本実施形態では、上辺対応部41における(後述する閉塞片51の形成部位における)スリット43の幅が、縦辺対応部42におけるスリット43の幅よりも若干広く構成されている。
図6、図7に示すように、上辺対応部41には、図5の「X」で示す範囲において、閉塞手段としての閉塞片51が設けられている。本実施形態では、かかる範囲「X」において閉塞片51が型成形部7の長手方向に一続きに設けられている。
閉塞片51は、取付基部11の底板部11aに形成されたスリット43の車外側の開口面から中空部12aの外側(ドア2の内周側)に延出形成された基片部52と、基片部52に一体形成され、基片部52を傾動させることでスリット43に嵌め込まれる挿入部53と、挿入部53が嵌め込まれた際、スリット43を挟んで基片部52が設けられた側とは反対側の底板部11aの中空部12a側の面にて係止される係止部54と、挿入部53がスリット43に嵌め込まれた状態において、取付基部11の延出部11cと略当接する支持突部55とを備えている。また、基片部52とスリット43の開口面との連接部には、略円弧状の溝部57が形成されている。
型成形部7は、金型装置により閉塞片51が取付基部11の外側に位置するようにして型成形され、挿入部53がスリット43に嵌め込まれた後、閉塞片51の底板部11aとの当接部位(挿入部53の車内側面)に接着剤が塗布される。これにより、スリット43の所定区間(図5のXで示す区間)が閉塞片51で塞がれた型成形部7が得られる。尚、挿入部53をスリット43に嵌め込むと、傾動させた閉塞片51の復元力等により係止部54が底板部11aにて係止された状態が維持される。このため、接着部位が完全に接着されるまで、接着部位を圧接させた状態で保持しておくといった必要はない。
そして、ドア2の閉鎖時に中空シール部12がドア用開口部1aの周縁部に圧接して潰れるようにして変形すると、延出部11cのドア2の内周側の面が支持突部55に当接して支持される。本実施形態では、支持突部55は、延出部11cの車内側端縁近傍部位を含み、延出部11cの延出長の5割以上の範囲で延出部11cと当接するように構成されている。また、挿入部53がスリット43に嵌合されるように挿入部53の幅がスリット43の幅(対向する開口面間の距離)と略同一となっている。さらに、挿入部53がスリット43に嵌め込まれた際に、基片部52及び挿入部53のドア2の内周側面が、底板部11aの内周側面と略面一となるように構成されている。これにより、ドアウエザストリップ3の取付け作業性の低下等を防止することができる。尚、取付基部11の底板部11aからドア2の内周側に突出するリブ21a、22aが設けられていることにより、閉塞片51が底板部11aから若干ドア2の内周側に飛び出したとしても、取付状態が不安定になったりしてしまうといった事態を防止することができる。
尚、型成形部6についても、基本的に型成形部7と同様の構成を具備している。
以上詳述したように、本実施形態では、型成形部7(6)の上辺対応部41においてスリット43を閉塞する閉塞片51が設けられ、当該閉塞片51は、取付基部11の延出部11cに略当接する支持突部55を備えている。これにより、ドア2の閉鎖時に中空シール部12の変形に伴って延出部11cに対しドア2の内周側に向かう応力が作用した場合、延出部11cが支持突部55に当接して支持される。このため、ドア2の閉鎖時に延出部11cがドア2の内周側に変形してしまうといった事態を防止することができる。従って、延出部11cの変形に伴って中空シール部12がいびつに変形したり、サブシール部13及び背面シール部14が傾倒するようにして変形したりしてしまうといった事態を抑止することができる。結果として、シール性の低下や意匠性の低下を防止することができる。
また、閉塞片51の挿入部53をスリット43に嵌め込むことで、スリット43の所定区間を塞ぐ(スリット43の互いに対向する開口面間の隙間を埋める)ことができる。従って、スリット43を塞ぐためにスリット43の開口面同士を接着剤で直接接合するといった必要がなく、さらには、当該接合により取付基部11の幅が不均一になってしまうといった事態を回避することができる。加えて、スリット43の形成による取付基部11(底板部11a)の剛性の低下を閉塞片51で補うことができるため、閉塞片51の形成部位においてはスリット43の幅を比較的大きく形成することができる。この場合、コア金型の抜き取り作業を比較的容易に行うことができる上、当該抜き取り作業に際してドアウエザストリップ3が破れてしまうといった事態を防止することができる。
加えて、閉塞片51は、挿入部53がスリット43に嵌め込まれた場合に、底板部11aの中空部12a側の面にて係止される係止部54を備えているため、スリット43の開口面と閉塞片51とを接着する際に、接着剤を塗布した後、両者を圧接させた状態で保持しておくといった必要がなく、生産性の向上等を図ることができる。さらに、係止部54が底板部11aの中空部12a側の面に支持される上、スリット43の開口面と閉塞片51との接着面積を増やすことができる。従って、挿入部53がスリット43に嵌め込まれた状態における閉塞片51の剛性を高めることができ(閉塞片51の抜け外れをより確実に防止することができ)、結果として、延出部11cを安定して支持することができる。
また、本実施形態では、基片部52とスリット43の開口面との連接部には溝部57が形成されている。これにより、閉塞片51を中空部12a側(ドア2の外周側)にスムースに傾動させることができ、挿入部53のスリット43への嵌め込み作業を比較的容易に行うことができる。さらに、挿入部53がスリット43に嵌め込まれた状態において、支持突部55を極力車外側に位置させることができる。これにより、支持突部55によって延出部11cを比較的広い範囲で支持するよう構成することができ、延出部11cの変形を抑止するといった作用効果が一層確実に奏される。
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)例えば、図8に示すように、支持突部55の延出部11cとの当接面に対し複数の突部61(或いは突条部)を設けることとしてもよい。この場合、ドア2を開放する際に、密着していた支持突部55と延出部11cとが離間することに起因して異音(剥離音)が発生するといった事態を抑制しつつ、ドア2の閉鎖時において支持突部55と延出部11cとを比較的広い範囲で接触させることができる。従って、支持突部55によって延出部11cをより安定して支持することができ、延出部11cの変形を抑止するといった作用効果が一層確実に奏される。
また、突部61を支持突部55に設けるのではなく、延出部11cの支持突部55との当接面に設ける場合にも、基本的に同様の作用効果が奏される。尚、支持突部55と延出部11cとを接着することで上記剥離音を防止することも考えられるが、この場合、作業性の低下や、両者を接着することに起因する断面形状の歪みが生じるおそれがあるため、接着せずに剥離音を防止することが望ましい。
(b)また、例えば、図8に示すように、延出部11cの車内側端縁(又はその近傍)からドア2の内周側に突出する規制凸部62を設け、挿入部53をスリット43に嵌め込んだ状態において、規制凸部62の車外側の面と支持突部55の車内側の面とが近接又は当接するよう構成してもよい。この場合、ドア2の閉鎖時に中空シール部12の変形に伴って延出部11cに対し車外側に向かう応力が作用した場合、規制凸部62が支持突部55に当接して支持される。このため、ドア2を閉鎖した際に延出部11cが車外側に変形してしまうといった事態を防止することができる。従って、延出部11cの変形に伴う中空シール部12等のいびつな変形を抑止するといった作用効果が一層確実に奏される。尚、挿入部53をスリット43に嵌め込んだ状態において、支持突部55が規制凸部62のドア2の内周側の面にも略当接するように、支持突部55を段差形状に構成してもよい。
(c)さらに、例えば、図8に示すように、挿入部53をスリット43に嵌め込んだ状態において、係止部54の車内側端面が車内側側壁部11dの車外側の面に近接又は当接するよう構成してもよい。この場合、係止部54の車内側端面が内壁支持部66として構成され、ドア2の閉鎖時に中空シール部12の変形に伴って車内側側壁部11dに対し車外側に向かう応力が作用した場合、車内側側壁部11dが係止部54の内壁支持部66に当接して支持される。このため、ドア2を閉鎖した際に車内側側壁部11dが車外側に変形してしまうといった事態を防止することができる。従って、車内側側壁部11dの変形に伴って中空シール部12等がいびつに変形するといった事態を抑止することができる。また、当該構成を採用する場合、係止部54が内壁支持部に相当する。
(d)また、上記実施形態では、閉塞片51の基片部52がスリット43の車外側の開口面に連結されているが、図9に示すように、スリット43の車内側の開口面に連結されるよう構成してもよい。この場合、係止部54は支持突部55の近傍に形成されることとなるため、延出部11cからドア2の内周側に向かう応力を受けた支持突部55を係止部54にて支持しやすくなる。また、図9の閉塞片51には、係止部54とは別に、挿入部53をスリット43に嵌め込んだ状態において、車内側側壁部11dの車外側の面に略当接する内壁支持部66が設けられている。さらに、スリット43の車内側の開口面と基片部52との連接部に形成された溝部57の存在により、挿入部53がスリット43に嵌め込まれた状態において、内壁支持部66をより確実に車内側側壁部11dに近接又は当接させることができる。
(e)上記実施形態では、取付基部11において、底壁部11aの車内側の部位からドア2の外周側に延出する車内側側壁部11dが設けられているが、車内側側壁部11dを省略することとしてもよい。この場合、中空シール部12は、延出部11cの車内側端縁と、底板部11aのうち延出部11cの車内側端縁よりも車内側の部位(底板部11aの車内側端縁近傍部位)とにかけて形成されることとなる。また、押出成形部4においては、延出部11cの車内側端縁と、底板部11aと中空シール部12との境界部とを連結するようにしてブリッジ部11eが形成されることとなる。
また、サブシール部13及び背面シール部14のうち少なくとも一方を省略した断面形状をなすドアウエザストリップに関し、型成形部において閉塞片51を具備する上記構成を適応することも可能である。さらに、上記実施形態において、押出成形部5及び型成形部6、7の縦辺対応部42に関しても、取付基部11の延出部11c及びサブシール部13を具備する断面形状をなしていることとしてもよい。この場合、縦辺対応部42においても閉塞片51を設けることが望ましい。加えて、閉塞片51の数や大きさは特に限定されるものではなく、例えば、型成形部7の長手方向に沿って複数の閉塞片51が所定間隔で設けられていることとしてもよい。
(f)上記実施形態では、閉塞片51と底板部11aとの当接面に接着剤が塗布され、両者が接着されているが、接着剤を塗布することなく、係止部54を底板部11aに係止させることのみで閉塞片51の抜け外れを防止することとしてもよい。また、係止部54を省略し、閉塞片51と底板部11aとの当接面を接着することのみで閉塞片51の抜け外れを防止することとしてもよい。但し、閉塞片51の抜け外れをより確実に防止するため、閉塞片51と底板部11aとの当接面の少なくとも一部に接着剤を塗布して接着するとともに、閉塞片51に係止部54を設けて底板部11aに係止させることが望ましい。
また、上記実施形態では、スリット43に嵌め込まれた閉塞片51と底板部11aとが接着剤で固定されているが、それに代えて、又は加えて、閉塞片51と底板部11aとにかけてテープを貼着することで固定してもよい。
(g)上記実施形態では、フロントドアのドアウエザストリップ3について具体化したが、リアドア等その他のドアに取着されるドアウエザストリップにも適用することもできる。さらに、上記実施形態では、ドア2の前上コーナー部及び後上コーナー部において、押出成形部4、5が型成形部6、7によって接続されたドアウエザストリップ3に具体化されているが、それ以外の箇所においても、押出成形部が型成形部で接続されているドアウエザストリップにも適用することができる。
また、上記実施形態では、ドアウエザストリップ3をEPDMにより構成しているが、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)等の他の素材により構成してもよい。さらに、上記実施形態では、取付基部11、中空シール部12、サブシール部13、及び背面シール部14がいずれも同一の材料で構成されているが、部分的に異なる材料を使用してもよい。例えば、中空シール部12、サブシール部13、及び背面シール部14をスポンジEPDMで構成し、取付基部11をソリッドEPDM又は微発泡のスポンジEPDMで構成することとしてもよい。
以下に、ドアウエザストリップ上辺部の一般的な構成について説明する。
A.前記車外側側壁部と前記延出部との境界部からドアの外周側かつ車外側に向けて延び、ドアの閉鎖時において車両本体に形成されたドア用開口部の周縁部に圧接するサブシール部を備えているドアウエザストリップであること。
サブシール部を備えることにより、車両本体とドアとの間のシール性の向上を図ることができる。また、サブシール部は、機能や効率の点から、本構成Aのように車外側側壁部と延出部との境界部から延出させることが望ましいが、例えば、延出部がドアの内周側に変形してしまうと、当該変形に基づく応力に起因して、サブシール部が車内側に傾倒してしまい、サブシール部のシール性の低下を招くおそれがある。これに対し、本発明(取付基部11の延出部11cに当接して支持する支持突部55を有する閉塞片51を備える)を採用することで、かかる不具合を払拭することができる。
尚、中空シール部とサブシール部との間に延出部が介在することにより、例えば、中空シール部とサブシール部とが連接している場合に比べ、ドアの閉鎖時において変形した中空シール部がサブシール部に接触し、サブシール部のシール性の低下を招いてしまうといった事態を抑止することができる。
B.前記車外側側壁部と前記延出部との境界部から車外側に向けて延び、先端部が前記取付部の周辺部に当接する背面シール部を備えているドアウエザストリップであること。
背面シール部を備えることにより、ドアウエザストリップとドアとの間のシール性の向上を図ることができる。また、背面シール部は、機能や効率の点から、本構成Bのように車外側側壁部と延出部との境界部から延出させることが望ましいが、例えば、延出部がドアの内周側に変形してしまうと、当該変形に基づく応力に起因して、背面シール部が車内側に傾倒してしまい、背面シール部のシール性の低下を招くおそれがある。これに対し、本発明を採用することで、かかる不具合を払拭することができる。
1…自動車ボディ、1a…ドア用開口部、2…ドア、3…ドアウエザストリップ、4,5…押出成形部、6,7…型成形部、11…取付基部、11a…底板部、11b…車外側側壁部、11c…延出部、11d…車内側側壁部、11e…ブリッジ部、12…中空シール部、13…サブシール部、14…背面シール部、30…ドアサッシュ、31…ドアパネル、41…上辺対応部、43…スリット、51…閉塞片、52…基片部、53…挿入部、54…係止部、55…支持突起、57…溝部、61…突部、62…規制凸部、66…内壁支持部、DR…リテーナ部、G…ドアガラス、M…自動車、W…窓部。

Claims (6)

  1. 押出成形される押出成形部と、当該押出成形部に対し連続的に型成形により接続成形される型成形部とから構成されるとともに、車両のドアの周縁部に沿って取付けられる取付基部と、当該取付基部に一体形成され中空部を構成するシール部とを有し、前記型成形部の取付基部にコア金型抜取り用のスリットが形成されるドアウエザストリップであって、
    前記型成形部は、
    前記取付基部が、ドアの周縁部に沿って設けられた取付部に取付けられる底板部と、前記底板部の車外側の部位からドアの外周側に延出する車外側側壁部と、前記車外側側壁部の先端部から車内側に延出する延出部とを備えるとともに、
    前記中空シール部が、前記延出部の車内側端縁と前記底板部の車内側端縁近傍部位とにかけてドアの外周側かつ車内側に凸となるように湾曲形成された部位を有する上、
    当該部位において、前記取付基部と一体的に形成され、前記スリットの少なくとも一部を閉塞可能な閉塞手段を備え、
    前記閉塞手段は、
    前記底板部から延出形成された基片部と、
    前記基片部と一体的に形成され、前記基片部を傾動させることで前記スリットに嵌め込まれる挿入部と、
    前記挿入部が前記スリットに嵌め込まれた状態において、前記延出部に近接又は当接する支持突部とを備えていることを特徴とするドアウエザストリップ。
  2. 押出成形される押出成形部と、当該押出成形部に対し連続的に型成形により接続成形される型成形部とから構成されるとともに、車両のドアの周縁部に沿って取付けられる取付基部と、当該取付基部に一体形成され中空部を構成するシール部とを有し、前記型成形部の取付基部にコア金型抜取り用のスリットが形成されるドアウエザストリップであって、
    前記型成形部は、
    前記取付基部が、ドアの周縁部に沿って設けられた取付部に取付けられる底板部と、前記底板部の車外側の部位からドアの外周側に延出する車外側側壁部と、前記車外側側壁部の先端部から車内側に延出する延出部と、前記底板部の車内側の部位からドアの外周側に延出する車内側側壁部とを備えるとともに、
    前記中空シール部が、前記延出部の車内側端縁と前記車内側側壁部のドアの外周側端縁とにかけてドアの外周側かつ車内側に凸となるように湾曲形成された部位を有する上、
    当該部位において、前記取付基部と一体的に形成され、前記スリットの少なくとも一部を閉塞可能な閉塞手段を備え、
    前記閉塞手段は、
    前記底板部から延出形成された基片部と、
    前記基片部と一体的に形成され、前記基片部を傾動させることで前記スリットに嵌め込まれる挿入部と、
    前記挿入部が前記スリットに嵌め込まれた状態において、前記延出部に近接又は当接する支持突部とを備えていることを特徴とするドアウエザストリップ。
  3. 前記閉塞手段は、前記挿入部が前記スリットに嵌め込まれた状態において、前記車内側側壁部の車外側の面に近接又は当接する内壁支持部を備えていることを特徴とする請求項2に記載のドアウエザストリップ。
  4. 前記型成形部は、前記延出部の車内側の部位からドアの内周側に突出する規制凸部を備え、
    前記閉塞手段の前記支持突部は、前記挿入部が前記スリットに嵌め込まれた状態において、前記規制凸部の車外側の面に近接又は当接することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のドアウエザストリップ。
  5. 前記支持突部の前記延出部との当接面、又は、前記延出部の前記支持突部との当接面には、複数の突部又は突条部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のドアウエザストリップ。
  6. 前記基片部は前記底板部に形成された前記スリットの開口面から延出し、前記基片部と前記スリットの開口面との連接部には溝部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のドアウエザストリップ。
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