JP2010052461A - ガラスランの取付構造 - Google Patents

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泰三 柴田
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秀明 箕浦
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Abstract

【課題】意匠リップの口開きを防止するとともに、上辺部の下縁部が波打つようにして変形してしまうといった事態を防止することのできるガラスランの取付構造を提供する。
【解決手段】ガラスラン1は、基底部14と、基底部14から延びる側壁部15、16とを具備する断面略コ字状の本体部11と、ドアガラスDGの内外面をシールするシールリップ12、13と、側壁部15、16との間に、窓部の外周に沿って設けられるフランジ部65a、66bを挟み込む意匠リップ17、18とを備える。また、ガラスラン1のうち窓部の閉鎖時においてドアガラスDGの上縁部に押圧される押出成形部2の基底部14を支持して、押出成形部2の上方への変位を規制するストッパ部材31が設けられている。ストッパ部材31は、車幅方向において、基底部14と当接可能な突部37が、車内側側壁部16と車外側側壁部15との間の範囲に収まるように設けられている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ガラスランの取付構造に関するものである。
一般に、自動車のドアには、ドアフレームの内周に沿ってガラスランが設けられている。図6に示すように、ガラスラン80は、その断面方向から見ると、基底部84と、該基底部84から延びる車外側側壁部85及び車内側側壁部86とを具備する断面コ字形の本体部81を備えるとともに、各側壁部85、86の略先端から本体部81の内側に向けて延びる車外側シールリップ82及び車内側シールリップ83を備えている。上記ガラスラン80は、本体部81がドアフレームの内周に沿って設けられた取付部91に取着され、両シールリップ82、83によって、ドアガラスDGの内外面の周縁部が挟まれるようにしてシールされる。
また、一般に、取付部は、ドアアウタパネルの端縁で構成される車外側フランジ部と、ドアインナパネルの端縁で構成される車内側フランジ部と、車外側フランジ部と車内側フランジ部との間に設けられる断面略コ字状のチャンネル部材とを備えているが、近年、低コスト化及び軽量化を図るべく、チャンネル部材が省略されたものも見受けられる。このようなドア(所謂プレスドア)に取付けられるガラスランは、図6に示すように、車外側側壁部85及び車内側側壁部86の略先端から本体部81の外方に延びる車外側意匠リップ87及び車内側意匠リップ88を備えている。そして、本体部81が一対のフランジ部95、96の間に押込まれ、車外側意匠リップ87と車外側側壁部85とで車外側フランジ部95が挟み込まれるとともに、車内側意匠リップ88と車内側側壁部86とで車内側フランジ部96が挟み込まれることで、ガラスラン80が取付部91に取付けられている。
しかしながら、上記ドアに関しては、チャンネル部材でガラスラン80の基底部84を支持することができないため、ドアガラスDGが上昇して窓部Wが閉鎖される際に、ガラスラン80の上辺部80a(の基底部84)がドアガラスDGに突き上げられ、上方に変位してしまうおそれがある。この場合、一対の意匠リップ87、88が本体部81の外側に広がるようにして変形(口開き)してしまうおそれがあり、外観品質の低下を招くことが懸念される。
これに対し、図6に示すように、上辺部80aの基底部84の上面を支持し、ガラスラン80の上方への変位を規制するストッパ部材99を複数箇所(例えば前後2箇所)に設け、ドアガラスDGの閉鎖時に上記意匠リップ87、88の口開きを防止するといった技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−39168号公報
ところが、ストッパ部材99、取付部91、ガラスラン80等の製造誤差等に起因して、ガラスラン80とストッパ部材99との相対位置関係が所期の位置関係とは異なったものになってしまうおそれがある。例えば、製造誤差に起因してストッパ部材99が上方に位置ずれして設けられた場合には、ストッパ部材99とガラスラン80の基底部84との間の距離が広がってしまうため、上記のようにストッパ部材99でガラスラン80を支持して意匠リップ87、88の口開きを抑制するといった作用効果が上手く奏されないおそれがある。
一方で、ストッパ部材99の配設位置(正規の位置)を若干下方に設定することも考えられる。しかしながら、製造誤差に起因してストッパ部材99が下方に位置ずれして設けられた場合には、図6に示すように、ガラスラン80の取付部91への取付けに際して、本体部81を取付部91の奥まで的確に押込む前の段階で、ストッパ部材99と基底部84とが突き当たってしまい、ガラスラン80の上辺部80aのうち、ストッパ部材99に対応する部位のみが下方に突出してしまうおそれがある。つまり、フランジ部95、96を側壁部85、86と意匠リップ87、88との境界部にまで押込める部位と、押込めない部位とが存在することとなり、これに起因して、図7、図8に示すように、上辺部80aの下縁部が長手方向に見て波打つように変形し、外観品質の低下を招くおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、意匠リップの口開きを防止するとともに、上辺部の下縁部が長手方向に波打つようにして変形してしまうといった事態を防止することができるガラスランの取付構造を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.基底部と、該基底部から延出する車内側側壁部及び車外側側壁部とを具備する断面略コ字状の本体部と、前記車内側側壁部及び前記車外側側壁部の略先端から前記本体部の内側に向けて延びる車内側シールリップ及び車外側シールリップとを備え、
ドアのベルトラインよりも上方に設けられるフレーム対応部に関しては、
前記車内側側壁部及び前記車外側側壁部の略先端から前記本体部の外側に向けて延びる車内側意匠リップ及び車外側意匠リップを備えるガラスランと、
ドアフレームの内周に沿って設けられた互いに対向する車内側フランジ部及び車外側フランジ部を具備する取付部とを備え、
前記本体部が前記一対のフランジ部の間に押し込まれ、前記車内側意匠リップと前記車内側側壁部とで前記車内側フランジ部が挟み込まれるとともに、前記車外側意匠リップと前記車外側側壁部とで前記車外側フランジ部が挟み込まれることで、前記ガラスランが前記取付部に対して取着されてなるガラスランの取付構造であって、
ドアガラスが上昇してドアの窓部が閉鎖された際に、前記ドアガラスの上縁部で押圧されるガラスラン上辺部の前記基底部を支持して、前記上辺部の上方への変位を規制するストッパ部材が設けられ、
前記ストッパ部材は、前記ガラスランが取付けられ、かつ、前記窓部が開放された状態において、前記基底部の上面と略当接するように固定され、
さらに、前記ストッパ部材は、車幅方向において、前記基底部と当接可能な部位が、前記車内側側壁部と前記車外側側壁部との間の範囲に収まるように設けられていることを特徴とするガラスランの取付構造。
手段1によれば、ストッパ部材により、ガラスラン上辺部の上方への変位を規制することができる。このため、窓部の閉鎖時に当該上辺部(基底部)がドアガラスで押上げられることに起因して、一対の意匠リップが本体部の外側に向けて広がるように変形(口開き)してしまうといった事態を防止することができる。
さらに、ストッパ部材は、ガラスランが取付けられ、かつ、窓部が開放された状態において、基底部の上面と略当接するように固定されている。このため、ストッパ部材と基底部とが上下に離間するような誤差が生じた場合であっても、当該誤差を、「ガラスランの上辺部がドアガラスによって押上げられた際に、本体部が追従的に変形する働きによって意匠リップの口開きが生じない範囲」に極力収めることができる。従って、意匠リップの口開きをより確実に防止することができ、これに起因する外観品質の低下をより確実に回避することができる。
また、ストッパ部材は、車幅方向において、基底部と当接可能な部位が、車内側側壁部と車外側側壁部との間の範囲に収まるように設けられている。すなわち、本来的にストッパ部材は、上辺部の上方への変位を規制するためのものであるが、本手段においては、基底部の上方への変位を規制しており、側壁部の上方への変位を直接的に規制するものではない。
このため、例えば、製造誤差に起因してストッパ部材が正規の位置よりも下方に位置ずれして設けられた場合であっても、本体部を取付部に押込んでいく際に、ストッパ部材に当接した基底部を追従変形させることで、ストッパ部材と基底部とが当接した後も、側壁部をさらに取付部の奥側に押し込むことができる。従って、ストッパ部材が正規の位置よりも下方に位置ずれして設けられた場合であっても、ストッパ部材が設けられたストッパ対応部位を、それ以外の一般部位と同程度に取付部の奥まで押し込む(的確に取付ける)ことができる。これにより、ガラスラン上辺部の下縁部において、ストッパ対応部位と一般部位との境界部に段差が形成されてしまう(ガラスランが長手方向に沿って波打つようにして変形してしまう)といった事態を抑止することができ、これに起因する外観品質の低下を防止することができる。さらに、取付部に対する各側壁部の先端部、シールリップ、意匠リップの相対位置をほぼ均一にすることができるため、シール性の向上及び取付状態の安定化等を図ることができる。
手段2.前記基底部は、少なくとも一部が前記側壁部よりも薄肉に構成されていることを特徴とする手段1に記載のガラスランの取付構造。
手段2によれば、基底部がより変形し易くなることから、製造誤差に起因してストッパ部材が下方に位置ずれして設けられた場合においては、基底部を変形させることでガラスランを取付部に的確に取付けるといった作用効果が一層確実に奏される。また、基底部を比較的スムースに変形させることができることから、基底部の変形に伴う応力によって断面形状が著しくいびつなものとなってしまったり、変形させられた基底部の弾性力(復元力)によりガラスランの取付状態の悪化を招いてしまったりするといった事態を抑止することができる。結果として、ガラスランの安定した装着及び安定したシール性の確保が可能となり、ガラスランの機能を十分に発揮させることができる。
手段3.前記基底部は、前記車内側側壁部との境界部、及び前記車外側側壁部との境界部において、前記本体部のその他の部位よりも柔軟(薄肉)な変形部を備え、
車幅方向において、前記ストッパ部材のうち前記基底部と当接可能な部位の幅は、車内側の前記変形部と車外側の前記変形部との間の距離よりも短く構成されていることを特徴とする手段1又は2に記載のガラスランの取付構造。
手段3によれば、基本的に上記手段2と同様の作用効果が奏される。また、上辺部の基底部とストッパ部材とが圧接させられた場合には、基底部の車幅方向両側部に設けられた変形部が積極的に変形することとなるため、基底部とストッパ部材との圧接に起因する応力が側壁部に作用し、側壁部が変形してしまうといった事態をより確実に抑制することができる。さらに、ストッパ部材は、基底部と当接可能な部位が、車内側の変形部と車外側の変形部との間の範囲に収まるように配置されることにより、ストッパ部材により変形部の変形が阻害されてしまうといった事態を回避することができる。従って、本手段の作用効果が一層確実に奏される。
手段4.前記ストッパ部材は、被取付部に取付けられる取付基部と、前記取付基部から下方に突出する台座部と、前記台座部からさらに下方に突出する突部とを備えるとともに、前記取付基部及び前記台座部が前記ガラスランの長手方向に沿って並ぶ向きで設置され、
前記ガラスランが取付けられ、かつ、前記窓部が開放された状態において、前記突部が前記基底部の上面と略当接していることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のガラスランの取付構造。
一般に、本体部が嵌め込まれる車内側フランジ部と車外側フランジ部との間の間隔は比較的狭くなっている。このため、例えば、取付基部と台座部とが車幅方向に並ぶ向きでストッパ部材が設置される場合には、ストッパ部材を取付ける作業(例えばスポット溶接)が困難なものとなってしまうことが懸念される。これに対し、本手段のように、取付基部と台座部とがガラスランの長手方向に並ぶ向きでストッパ部材を設置することにより、作業性の向上を図ることができる。
しかしながら、この場合、ストッパ部材の車幅方向における幅を広げすぎると、製造誤差に起因してストッパ部材が下方に位置ずれして設けられた場合に、ストッパ部材が基底部の車幅方向両端部に当接してしまうおそれがある。一方、ストッパ部材の車幅方向における幅を狭くすると、ストッパ部材の剛性が低下して、ドアガラスに押上げられる基底部を十分に支持できないおそれがある。
これに対し、本手段4のようにストッパ部材に対し、台座部からさらに突出する突部を設けることで、ストッパ部材の剛性を確保しつつ、基底部がストッパ部材に押圧されて変形した場合に、基底部の車幅方向両端部がストッパ部材に当接してしまうといった事態をより確実に防止することができる。
手段5.前記基底部の内側面のうち前記ドアガラスと当接しない部位において、当該基底部から前記車内側側壁部及び前記車外側側壁部に向かって延び、先端が前記車内側側壁部及び車外側側壁部に略当接するガイドリップを設けたことを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載のガラスランの取付構造。
手段5によれば、基底部の内側面にガイドリップが設けられている。このため、基底部が下方に凸となる(窓部内周側に位置する)ようにして変形する場合に、両ガイドリップが両側壁部にガイドされながら(摺動しながら)基底部がスムースに変形し得る。結果として、本体部の断面形状がいびつなものとなってしまうといった事態を抑制することができる。また、変形した基底部にドアガラスが衝突した際に、基底部が車幅方向に位置ずれしてしまうといった事態も抑制することができる。加えて、ガイドリップはドアガラスと当接しない位置に設けられていることから、窓部を閉め切る際に、ドアガラスがガイドリップと当接することに起因して、ドアガラスの昇降動作が制約を受けてしまうといった事態を回避することができる。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1はドアの概略構成を示す正面模式図である。図2はガラスラン及びストッパ部材を示す図1のJ−J線断面図である。図3はストッパ部材を示す斜視図である。
図1に示すように、自動車のドア用開口部に開閉可能に設けられるフロントドア(以下、単に「ドア61」と称する)には、昇降可能なドアガラスDGと、当該ドアガラスDGの外周形状に対応して設けられ、ドアガラスDGの昇降を案内するとともに、ドアガラスDGが上昇して窓部Wが閉じられたときに、ドアガラスDGの周縁部とドアフレーム62との間をシールするガラスラン1とが設けられている。
ガラスラン1は、その長手方向にみて上辺部に対応する押出成形部2、前後の縦辺部に対応する押出成形部3、4と、2つの押出成形部2、3及び2、4の端部同士を接続する型成形部5、6(図1で散点模様を付した部分)を備えている。各押出成形部2〜4は、図示しない押出成形機によりほぼ直線状に形成される。型成形部5、6は、2つの押出成形部2、3、及び2、4が所定の角度をなした状態で相互に接続されるように図示しない金型装置にて接続成形される。そして、窓部Wの外周に沿って形成されたサッシュ部DS、及びサッシュ部DSの前後の縦辺部を下方に延長するようにしてドアパネル63内に設けられたチャンネル部DCの内周に当該ガラスラン1が取付けられている。
本実施形態におけるガラスラン1は、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム)により構成されている。また、ドア61には、ベルトラインに沿ってガラスウエザストリップ(ベルトラインモール9)が設けられている。尚、本実施形態では、サッシュ部DS及びチャンネル部DCが取付部に相当する。
図2に示すように、押出成形部2は、サッシュ部DSに嵌め込まれる本体部11と、車外側シールリップ12及び車内側シールリップ13とを備えている。本体部11は、基底部14と、基底部14から延びる車外側側壁部15及び車内側側壁部16とを備え、断面略コ字状をなしている。車外側シールリップ12は、車外側側壁部15の略先端から本体部11の内側(車内側かつ基底部14側)に向けて延び、車内側シールリップ13は、車内側側壁部16の略先端から本体部11の内側(車外側かつ基底部14側)に向けて延びている。ドアガラスDGにより窓部Wが閉じられた状態においては、車外側シールリップ12がドアガラスDGの外側面に対して圧接され、車内側シールリップ13がドアガラスDGの内側面に対して圧接される。これにより、ドアガラスDGの車外側及び車内側がそれぞれシールされるようになっている。
図2に示すように、サッシュ部DSは、ドアフレーム62を構成するドアアウタパネル65及びドアインナパネル66の端部を窓部Wの内周側(図2では下側)に折り曲げることで形成された車外側フランジ部65a及び車内側フランジ部66aにより構成されている。すなわち、サッシュ部DSは、ドアアウタパネル65及びドアインナパネル66間にチャンネル部材を介在させない構成(チャンネルレス構造)となっている。これにより、コストの削減及び軽量化等が図られる。
さらに、押出成形部2には、車外側側壁部15の略先端から本体部11の外側(車外側かつ窓部W外周側)に向けて延びる車外側意匠リップ17と、車内側側壁部16の略先端から本体部11の外側(車内側かつ窓部W外周側)に向けて延びる車内側意匠リップ18とが設けられている。そして、本体部11を車外側フランジ部65aと車内側フランジ部66aとの間に嵌め込むことで、車外側フランジ部65aが車外側意匠リップ17と車外側側壁部15とで挟み込まれるとともに、当該車内側フランジ部66aが車内側意匠リップ18と車内側側壁部16とで挟み込まれる。これにより、ガラスラン1がサッシュ部DSに取付けられている。尚、本実施形態における押出成形部2は、車幅方向中央部を中心に略対称形状をなしている。
また、本実施形態では、押出成形部2の基底部14は、側壁部15、16よりも薄肉に構成されており、側壁部15、16の肉厚が2.0mmであるのに対し、基底部14の肉厚は1.5mmとなっている。さらに、基底部14のうち、車外側側壁部15及び車内側側壁部16との境界部には、本体部11のそれ以外の部位(基底部14及び両側壁部15、16)よりも薄肉な変形部21が形成されている。当該変形部21の存在により、ガラスラン1のチャンネル部DCへの取付に際し、展開形状で押出成形された押出成形部2の両側壁部15、16を窄めやすくなっている。
加えて、基底部14の内側面には、当該基底部14の変形部21との境界部付近から各側壁部15、16に向かって延び、先端が各側壁部15、16に略当接する車外側ガイドリップ23及び車内側ガイドリップ24が設けられている。ガイドリップ23、24は、基本的には基底部14のうちドアガラスDGと当接しない位置に設けられている。
尚、押出成形部3、4、型成形部5、6についても基本的に押出成形部2と同様の断面形状をなし、本体部11及びシールリップ12、13を備えている。但し、ガラスラン1のうち、ベルトラインよりも上方に位置するドアサッシュDSに取付けられる部位(フレーム対応部)に関しては意匠リップ17、18が設けられているが、ベルトラインの下方に延設されているチャンネル部DCに取付けられる部位(パネル対応部)に関しては、車外側意匠リップ17及び車内側意匠リップ18が省略されている。具体的に、図示は省略するが、チャンネル部DCは、ドアガラスDGの前後の縦縁部に沿って上下方向に延び、断面略コ字状をなすチャンネル部材と、チャンネル部材の所定部位とドアインナパネル66とを連結する連結部とを備え、パネル対応部は、チャンネル部材の内側に本体部11が嵌め込まれることでチャンネル部DCに取付けられている。
さて、本実施形態では、ドアガラスDGが上昇して窓部Wが閉鎖された際に、ドアガラスDGの上縁部で押圧される押出成形部2の基底部14を支持して、押出成形部2の上方への変位を規制するストッパ部材31が設けられている。本実施形態では、ストッパ部材31は押出成形部2の前部と後部とに対応して2箇所に設けられている(図1参照)。また、ストッパ部材31は、ドアインナパネル66が折り曲げられることで形成された被取付部としての取付壁部68に固定されている。尚、取付壁部68は、ガラスラン1以外のドア61を構成する部品(例えば、ドア61の外周に沿って設けられるドアウエザストリップを取付けるための取付部)の位置決めや固定を行うためのものでもある。このため、当該取付壁部68はガラスラン1の基底部14を支持するように構成されてはおらず、当該取付壁部68とサッシュ部DSに取付けられたガラスラン1の基底部14との間には、窓部Wの内外周方向(押出成形部2に関しては上下方向)において隙間が形成されている。
図3に示すように、ストッパ部材31は、取付壁部68の下面に取付られる取付基部32と、取付基部32から下方に突出する略コ字状の台座部33とを備え、長方形状をなす1枚の金属板の長手方向中間部位をコ字状に折り曲げ加工することで構成されている。当該ストッパ部材31は、取付基部32と台座部33とがガラスラン1の長手方向に沿って並ぶ向きで設置され、取付基部32と取付壁部68とがスポット溶接されることで取付壁部68に固定されている。また、台座部33は、各取付基部32から下方に延出する延出部34と、延出部34の先端縁同士を連結する連結部35とを備えている。さらに、連結部35の車幅方向中央部には、下方に突出する突部37が形成されている。突部37は断面略円弧状をなしており、連結部35を圧延加工することで構成されている。
また、図2に示すように、ストッパ部材31は、ガラスラン1が取付けられ、かつ、窓部Wが開放された状態において、基底部14を変形させることなく、突部37が基底部14の上面と略当接するように構成されている。すなわち、サッシュ部DS、ドアインナパネル66、及びガラスラン1等の製造誤差が生じなかった場合(ストッパ部材31が正規の位置に的確に設けられた場合)には、上昇するドアガラスDGが押出成形部2の基底部14と当接した時点で、ストッパ部材31によりドアガラスDGのそれ以上の上方への変位が規制されることとなる。
さらに、車幅方向において、突部37の幅は、車内側側壁部16と車外側側壁部15との間の距離よりも短く構成されている。そして、ストッパ部材31は、車幅方向において、突部37が車内側側壁部16と車外側側壁部15との間の範囲に収まるように、突部37が基底部14の中央部と対向するようにして配置されている。換言すれば、ストッパ部材31は、突部37が側壁部15、16の延出方向の延長線上に位置しないように(延長線上から外れた位置に)設けられている。特に、本実施形態では、車幅方向において、突部37の幅は、車外側の変形部21と車内側の変形部21との間の距離よりも短く構成され、ストッパ部材31は、車幅方向において、突部37が基底部14の車外側の変形部21と車内側の変形部21との間の範囲に収まるように配置されている。
次に、サッシュ部DSやドアインナパネル66等の製造誤差等に起因して、ストッパ部材31が下方に位置ずれして設けられた場合の押出成形部2の変形態様について、図4、図5を参照して説明する。図4は製造誤差等に起因してストッパ部材31が下方に位置ずれして設けられた場合のガラスラン1(押出成形部2)を示す断面図である。図5はストッパ部材31及びガラスラン1(押出成形部2)を示す部分断面図である。
図4に示すように、ストッパ部材31が正規の位置よりも下方に位置ずれして設けられた場合、押出成形部2をサッシュ部DSに取付けると、基底部14がストッパ部材31の突部37に圧接することとなる。
上記のように、本実施形態では、車幅方向において、突部37が一対の変形部21の間の範囲に収まるように配置されている。このため、突部37と基底部14とが当接した状態において、基底部14の車幅方向中央部の上方への変位は規制されるが、基底部14を変形させることで、基底部14の車幅方向両側部から延出する両側壁部15、16の上方への変位は許容される。従って、突部37と基底部14とが当接した後も本体部11をサッシュ部DSに押込むことで、基底部14を変形させつつ、側壁部15、16(本体部11)をサッシュ部DSの奥まで(ストッパ部材31が設けられていない部位と同程度にまで)挿通させることができる。
また、上記のように、基底部14の両側部には側壁部15、16よりも薄肉な変形部21が形成されていることから、基底部14は突部37に押圧されると、変形部21が本体部11の内側に傾倒するようにして積極的に変形しつつ、全体的にも下方に凸となるようにしてスムースに湾曲する。これにより、ストッパ部材31に対応するストッパ対応部位にあっては、それ以外の一般部位に比べて、基底部14が下方(窓部Wの内周側)に位置することとなる。但し、図5に示すように、本体部11(側壁部15、16)に関しては、サッシュ部DSの奥まで押し込むことができることから、ストッパ部材31が設けられたストッパ対応部位と、その他の一般部位との境界部において、本体部11の下縁部に段差が形成されることはない。また、基底部14の変形に起因して、ストッパ対応部位のシールリップ12、13や意匠リップ17、18が変位したり変形したりすることもなく、高さ位置や断面形状は一般部位のシールリップ12、13や意匠リップ17、18と同じである。
尚、本実施形態では、サッシュ部DS、ドアインナパネル66、及びガラスラン1等の製造誤差に起因して、ストッパ部材31と押出成形部2との相対位置が互いに近付くようにして位置ずれして設けられた場合(例えば、ストッパ部材31が下方に位置ずれして設けられた場合)を想定した上で、ストッパ部材31のうち突部37のみを基底部14に当接可能な部位として設定している。すなわち、上記のような製造誤差が生じたとしても、突部37以外の部位は基底部14に当接しないように突部37の突出長が設定されている。従って、製造誤差に起因してストッパ部材31が下方に最も位置ずれして設けられた場合においても、台座部33が基底部14に当接しない又は当接しにくいようになっている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、押出成形部2の上方への変位を規制するストッパ部材31が設けられている。このため、窓部Wの閉鎖時に押出成形部2がドアガラスDGで押上げられることに起因して、一対の意匠リップ17、18が本体部11の外側に向けて広がるように変形(口開き)してしまうといった事態を防止することができる。
さらに、ストッパ部材31は、ガラスラン1が取付けられ、かつ、窓部Wが開放された状態において、基底部14を変形させることなく、突部37と基底部14の上面とが当接するように固定されている。このため、ストッパ部材31と基底部14とが上下に離間するような誤差が生じた場合であっても、当該誤差を、「押出成形部2(基底部14)がドアガラスDGによって押上げられた際に、本体部11が追従的に変形する働きによって意匠リップ17、18の口開きが生じない範囲」に極力収めることができる(本体部11の追従変形により誤差を吸収することができる)。従って、意匠リップ17、18の口開きをより確実に防止することができ、これに起因する外観品質の低下をより確実に回避することができる。
また、ストッパ部材31は、車幅方向において、基底部14と当接可能な突部37が、車内側側壁部16と車外側側壁部15との間の範囲に収まるように設けられている。すなわち、本来的にストッパ部材31は、押出成形部2の上方への変位を規制するためのものであるが、本実施形態においては、基底部14の上方への変位を規制しており、側壁部15、16の上方への変位を直接的に規制するものではない。
このため、例えば、製造誤差に起因してストッパ部材31が正規の位置よりも下方に位置ずれして設けられた場合であっても、本体部11をサッシュ部DSに押込んでいく際に、ストッパ部材31に当接した基底部14を追従変形させることで、ストッパ部材31と基底部14とが当接した後も、側壁部15、16をさらにサッシュ部DSの奥側に押し込むことができる。従って、ストッパ部材31が正規の位置よりも下方に位置ずれして設けられた場合(ストッパ部材31と基底部14とが上下に圧接するほどに間隔が詰められるような誤差が生じた場合)であっても、押出成形部2のうちストッパ部材31が設けられたストッパ対応部位を、それ以外の一般部位と同程度に(例えば、フランジ部65a、66aが側壁部15、16と意匠リップ17、18との境界部に当接するまで)サッシュ部DSに対して押し込むことができる。これにより、押出成形部2の下縁部において、ストッパ対応部位と一般部位との境界部に段差が形成されてしまう(ガラスラン1が長手方向に沿って波打つようにして変形してしまう)といった事態を抑止することができ、これに起因する外観品質の低下を防止することができる。さらに、サッシュ部DS(ドアガラスDGの周縁部)に対する各側壁部15、16の先端部、シールリップ12、13、及び意匠リップ17、18の相対位置をほぼ均一にすることができるため、シール性の向上及び取付状態の安定化等を図ることができる。
また、基底部14は、側壁部15、16よりも薄肉に構成されている。このため、基底部14がより変形し易くなることから、製造誤差に起因してストッパ部材31が下方に位置ずれして設けられた場合においては、基底部14を変形させることで押出成形部2をサッシュ部DSに的確に取付けるといった作用効果が一層確実に奏される。また、基底部14を比較的スムースに変形させることができることから、基底部14の変形に伴う応力によって押出成形部2の断面形状が著しくいびつなものとなってしまったり、変形させられた基底部14の弾性力(復元力)により押出成形部2の取付状態の悪化を招いてしまったりするといった事態を抑止することができる。結果として、ガラスラン1の安定した装着及び安定したシール性の確保が可能となり、ガラスラン1の機能を十分に発揮させることができる。
さらに、基底部14は、車内側側壁部16との境界部及び車外側側壁部15との境界部において、本体部11のその他の部位よりも薄肉な変形部21を備えている。従って、押出成形部2の基底部14とストッパ部材31とが圧接させられた場合には、変形部21が積極的に変形することとなる。このため、基底部14とストッパ部材31との圧接に起因する応力が側壁部15、16に作用し、側壁部15、16が変形してしまうといった事態を抑制することができる。さらに、ストッパ部材31は、基底部14と当接する突部37が、車内側の変形部21と車外側の変形部21との間の範囲に収まるように配置されていることから、ストッパ部材31により変形部21の変形が阻害されてしまうといった事態を回避することができる。従って、上記作用効果が一層確実に奏される。
また、一般に、本体部11が嵌め込まれるサッシュ部DSの車外側フランジ部65aと車内側フランジ部66aとの間の距離は比較的狭くなっている。このため、例えば、取付基部32と台座部33とが車幅方向に並ぶ向きでストッパ部材31が設置される場合には、ストッパ部材31を取付ける作業(例えばスポット溶接)が困難なものとなってしまうことが懸念される。これに対し、本実施形態のように、取付基部32と台座部33とがガラスラン1の長手方向に並ぶ向きでストッパ部材31を設置することで、作業性の向上を図ることができる。
しかしながら、この場合、ストッパ部材31の車幅方向における幅を広げすぎると、製造誤差によりストッパ部材31が下方に位置ずれして設けられた場合に、ストッパ部材31が基底部14の車幅方向両端部に当接してしまうおそれがある。一方、ストッパ部材31の車幅方向における幅を狭くすると、ストッパ部材31の剛性が低下して、ドアガラスDGに押上げられる基底部14を十分に支持できないおそれがある。
これに対し、本実施形態のようにストッパ部材31に対し、台座部33からさらに下方に突出する突部37を設けることで、ストッパ部材31の剛性を確保しつつ、基底部14がストッパ部材31に押圧されて変形した場合に、基底部14の車幅方向両端部がストッパ部材31に当接してしまうといった事態をより確実に防止することができる。
加えて、基底部14の内側面にはガイドリップ23、24が設けられている。このため、基底部14が下方に凸となる(窓部W内周側に変位する)ようにして変形する場合に、両ガイドリップ23、24が両側壁部15、16によってガイドされながら(両側壁部15、16の内側面に摺動しながら)基底部14がスムースに変形し得る。結果として、本体部11の断面形状がいびつなものとなってしまうといった事態を抑制することができる。また、断面略円弧状の突部37と圧接することで断面略円弧状に変形した基底部14に対してドアガラスDGが衝突した際に、基底部14が車幅方向に位置ずれしてしまうといった事態も抑制することができる。加えて、ガイドリップ23、24はドアガラスDGと当接しない位置に設けられていることから、窓部Wを閉め切る際に、ドアガラスDGがガイドリップ23、24と当接することに起因して、ドアガラスDGの昇降動作が制約を受けてしまうといった事態を回避することができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、基底部14の肉厚が1.5mm、側壁部15、16の肉厚が2.0mmに構成されているが、特にこのような数値に限定されるものではない。但し、製造誤差によってストッパ部材31が下方に位置ずれして設けられた場合に、基底部14をスムースに追従変形させるべく、基底部14を側壁部15、16よりも薄肉とすることが望ましい。尚、基底部14全体を薄肉にしなくても、少なくとも一部が薄肉となっていれば、基底部14をスムースに追従変形させるといった作用効果が十分に奏される。例えば、変形部21のみを側壁部15、16よりも薄肉としたり、基底部14の車幅方向中央部位を側壁部15、16よりも薄肉としたりすることとしてもよい。
尚、基底部14の肉厚を、1.3mm以上、1.8mm以下に構成することとしてもよい。このように、基底部14の肉厚を1.3mm以上とすることで、基底部14において、ガラスランとしての機能を損なうことがない程度の剛性を確保することができる。また、基底部14の肉厚を1.8mm以下とすることで、基底部14の追従変形性を向上させることができ、上記実施形態の作用効果が一層確実に奏される。
(b)上記実施形態におけるストッパ部材31の形状は特に限定されるものではなく、基底部14のうち変形部21よりも基底部14の中央部側の部位のみと当接可能に構成されていればよい。例えば、突部37を断面台形状、断面略三角形状、断面略I形状に構成してもよいし、突部37と台座部33との間の段差をなくして突部37及び台座部33を連続的に形成してもよい。また、金属板を車幅方向に折り曲げ加工することでストッパ部材31を成形してもよい。但し、窓部Wを閉め切る際に、ドアガラスDGにより突き上げられる基底部14を安定して支持するべく、突部37の断面形状は断面略円弧状、断面台形状とするのが望ましく、断面略三角形状、断面略I形状等の基底部14を支持する部位の幅の狭いものを採用する場合には、ガラスラン1の長手方向に沿って複数の突部を形成することが望ましい。尚、上記実施形態では、ストッパ部材31が折り曲げ・圧延加工されることで成形されているが、型成形することとしてもよい。
(c)上記実施形態では、ガラスラン1は幅方向中央を中心に略対称形状をなしているが、必ずしも対称形状でなくてもよい。例えば、車外側シールリップ12は車内側シールリップ13よりも小さく(短く)構成されていることとしてもよい。この場合、ドアガラスDGが車外側に寄せられ、フラッシュサーフィス化が図られる。
また、上記実施形態では、ストッパ部材31がドアインナパネル66(取付壁部68)に取付けられているが、ドアインナパネル66とドアアウタパネル65との間にリーンフォースが介在するようなタイプのドアに関しては、リーンフォースにストッパ部材31を取付けることとしてもよい。
(d)上記実施形態ではガラスラン1をEPDMにより構成しているが、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)等の別の素材により構成してもよい。また、フロントドアのガラスラン1に関して特に詳しく説明しているが、リアドアのガラスラン等においても同様に構成してもよい。
ドアの概略構成を示す正面模式図である。 ガラスラン及びストッパ部材を示す図1のJ−J線断面図である。 ストッパ部材の斜視図である。 製造誤差等に起因してストッパ部材が下方に位置ずれして設けられた場合のガラスランを示す断面図である。 ストッパ部材及びガラスランを示す部分断面図である。 従来のガラスラン及びストッパ部材を示す断面図である。 従来のガラスラン及びストッパ部材を示す側面図である 従来のガラスラン及びストッパ部材を示す部分断面図である。
符号の説明
1…ガラスラン、2〜4…押出成形部、5,6…型成形部、11…本体部、12…車外側シールリップ、13…車内側シールリップ、14…基底部、15…車外側側壁部、16…車内側側壁部、17…車外側意匠リップ、18…車内側意匠リップ、21…薄肉部、23,24…ガイドリップ、31…ストッパ部材、32…取付基部、33…台座部、34…延出部、35…連結部、37…突部、61…ドア、62…ドアフレーム、65…ドアアウタパネル、65a…車外側フランジ部、66…ドアインナパネル、66a…車内側フランジ部、68…取付壁部、DC…チャンネル部、DS…サッシュ部、DG…ドアガラス、W…窓部。

Claims (5)

  1. 基底部と、該基底部から延出する車内側側壁部及び車外側側壁部とを具備する断面略コ字状の本体部と、前記車内側側壁部及び前記車外側側壁部の略先端から前記本体部の内側に向けて延びる車内側シールリップ及び車外側シールリップとを備え、
    ドアのベルトラインよりも上方に設けられるフレーム対応部に関しては、
    前記車内側側壁部及び前記車外側側壁部の略先端から前記本体部の外側に向けて延びる車内側意匠リップ及び車外側意匠リップを備えるガラスランと、
    ドアフレームの内周に沿って設けられた互いに対向する車内側フランジ部及び車外側フランジ部を具備する取付部とを備え、
    前記本体部が前記一対のフランジ部の間に押し込まれ、前記車内側意匠リップと前記車内側側壁部とで前記車内側フランジ部が挟み込まれるとともに、前記車外側意匠リップと前記車外側側壁部とで前記車外側フランジ部が挟み込まれることで、前記ガラスランが前記取付部に対して取着されてなるガラスランの取付構造であって、
    ドアガラスが上昇してドアの窓部が閉鎖された際に、前記ドアガラスの上縁部で押圧されるガラスラン上辺部の前記基底部を支持して、前記上辺部の上方への変位を規制するストッパ部材が設けられ、
    前記ストッパ部材は、前記ガラスランが取付けられ、かつ、前記窓部が開放された状態において、前記基底部の上面と略当接するように固定され、
    さらに、前記ストッパ部材は、車幅方向において、前記基底部と当接可能な部位が、前記車内側側壁部と前記車外側側壁部との間の範囲に収まるように設けられていることを特徴とするガラスランの取付構造。
  2. 前記基底部は、少なくとも一部が前記側壁部よりも薄肉に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のガラスランの取付構造。
  3. 前記基底部は、前記車内側側壁部との境界部、及び前記車外側側壁部との境界部において、前記本体部のその他の部位よりも柔軟な変形部を備え、
    車幅方向において、前記ストッパ部材のうち前記基底部と当接可能な部位の幅は、車内側の前記変形部と車外側の前記変形部との間の距離よりも短く構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラスランの取付構造。
  4. 前記ストッパ部材は、被取付部に取付けられる取付基部と、前記取付基部から下方に突出する台座部と、前記台座部からさらに下方に突出する突部とを備えるとともに、前記取付基部及び前記台座部が前記ガラスランの長手方向に沿って並ぶ向きで設置され、
    前記ガラスランが取付けられ、かつ、前記窓部が開放された状態において、前記突部が前記基底部の上面と略当接していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガラスランの取付構造。
  5. 前記基底部の内側面のうち前記ドアガラスと当接しない部位において、当該基底部から前記車内側側壁部及び前記車外側側壁部に向かって延び、先端が前記車内側側壁部及び車外側側壁部に略当接するガイドリップを設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のガラスランの取付構造。
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