JP5142322B2 - ガラスランチャンネル組立体の取付構造及び窓枠 - Google Patents
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更に、請求項6のように、リテーナーパネルの基板部のうちの少なくとも基板延長部には、ガラスランチャンネル組立体のコーナー部ガラスランチャンネルと対向する側と反対側に突出する補強ビードを該基板延長部の長手方向に延びるように形成しても良い。このようにすれば、補強ビードによって基板延長部の強度(特に曲げ強度)を高くすることができる。しかも、ガラスランチャンネル組立体のコーナー部ガラスランチャンネルと反対側に突出するように補強ビードを形成するため、補強ビードがガラスランチャンネル組立体と干渉せず、ガラスランチャンネル組立体の窓枠への取付作業性を低下させることがない。
まず、図1に基づいて自動車のパネルドア11の概略構成を説明する。パネルドア11は、プレス成形されたドアアウターパネルとドアインナーパネルの外周縁をヘミング加工等により重ね合わせて一体化したものであり、このパネルドア11の上側部には、窓枠12が一体成形されている。この窓枠12には、該窓枠12の内周側に沿ってJIS K7215によるデュロメータ硬さがHDA65〜90で弾性を有するポリマー材料製の長尺なガラスランチャンネル組立体13が装着され、このガラスランチャンネル組立体13によって窓ガラス14の昇降移動(スライド移動)が案内されるようになっている。前記ポリマー材料としては、例えば、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)を主体とするゴム又はオレフィン系やスチレン系の熱可塑性エラストマーが挙げられる。
その他、本発明は、窓枠12やガラスランチャンネル組立体13の形状を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
Claims (7)
- 車体のドアのアウターパネルとインナーパネルとの間に、これらアウターパネルとインナーパネルのうちの一方のパネルに固着された側板部と該側板部から他方のパネル側に延びる基板部とを有するリテーナーパネルが配置されることでガラスランチャンネル取付用の凹溝が形成されて窓開口部の周縁に配置された窓枠と、
前記窓枠の凹溝に沿って取り付けられ、ポリマー材料の押出成形により形成されて前記窓枠の上辺枠と縦辺枠に装着される長尺な上辺部ガラスランチャンネル及び縦辺部ガラスランチャンネルと、前記上辺枠に装着される上辺部ガラスランチャンネルの端末部と前記縦辺枠に装着される縦辺部ガラスランチャンネルの端末部との間を接続すると共に前記窓枠のコーナー枠に装着されるコーナー部ガラスランチャンネルとを有し、前記コーナー部ガラスランチャンネルは、ポリマー材料の射出成形により形成され、前記上辺部ガラスランチャンネルと前記縦辺部ガラスランチャンネル及び前記コーナー部ガラスランチャンネルには窓ガラスの端面と対向する基底部と該基底部の幅方向両端からそれぞれ立ち上がる車内側及び車外側の側壁部とが設けられたガラスランチャンネル組立体とを備えたガラスランチャンネル組立体の取付構造であって、
前記窓枠のリテーナーパネルは、前記側板部が前記窓枠の上辺枠と縦辺枠に設けられてコーナー枠においては省略され、前記基板部が前記窓枠の上辺枠と縦辺枠に設けられると共に該上辺枠と該縦辺枠からそれぞれコーナー枠まで延長されて基板延長部が形成され、 前記コーナー部ガラスランチャンネルを窓開口部の中心側から外周方向に向かってコーナー枠に押し込んで取り付けるときに前記ガラスランチャンネル組立体のコーナー部ガラスランチャンネルが前記窓枠の上辺枠から延長された基板延長部及び前記窓枠の縦辺枠から延長された基板延長部に当接することで前記コーナー部ガラスランチャンネルが前記基板延長部を越えて外周側に挿入されるのを防止するように構成されていることを特徴とするガラスランチャンネル組立体の取付構造。 - 前記リテーナーパネルの基板延長部には、前記ガラスランチャンネル組立体のコーナー部ガラスランチャンネル側に突出する切り起こしが形成され、前記コーナー部ガラスランチャンネルには、前記切り起こしが挿入される凹部が形成され、前記ガラスランチャンネル組立体の取付状態において前記切り起こしが前記凹部に嵌まり込んでいるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のガラスランチャンネル組立体の取付構造。
- 前記凹部は、前記窓枠のコーナー枠の中央側に位置する内壁面が前記コーナー部ガラスランチャンネルの挿入方向と平行な方向となるよう前記凹部の底面と鈍角をなすように傾斜していて、前記コーナー部ガラスランチャンネルを前記コーナー枠に取り付けるときに前記切り起こしが前記内壁面と干渉しないように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のガラスランチャンネル組立体の取付構造。
- 前記リテーナーパネルの基板部には、前記ガラスランチャンネル組立体の上辺部ガラスランチャンネル側と縦辺部ガラスランチャンネル側のうち少なくとも上辺部ガラスランチャンネル側に突出する切り起こしが形成され、ガラスランチャンネルの取付状態で前記切り起こしが少なくとも前記上辺部ガラスランチャンネルに食い込むように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のガラスランチャンネル組立体の取付構造。
- 前記切り起こしの突出高さ寸法が前記上辺部ガラスランチャンネル及び前記縦辺部ガラスランチャンネルの基底部の厚さ寸法よりも小さい寸法に設定されていることを特徴とする請求項4に記載のガラスランチャンネル組立体の取付構造。
- 前記リテーナーパネルの基板部のうちの少なくとも基板延長部には、前記ガラスランチャンネル組立体のコーナー部ガラスランチャンネルと対向する側と反対側に突出する補強ビードが該基板延長部の長手方向に延びて形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のガラスランチャンネル組立体の取付構造。
- 車体のドアのアウターパネルとインナーパネルとの間に、これらアウターパネルとインナーパネルのうちの一方のパネルに固着された側板部と該側板部から他方のパネル側に延びる基板部とを有するリテーナーパネルが配置されることでガラスランチャンネル取付用の凹溝が形成されて窓開口部の周縁に配置され、該凹溝に沿ってガラスランチャンネル組立体が取り付け可能な窓枠であって、
前記ガラスランチャンネル組立体は、ポリマー材料の押出成形により形成されて前記窓枠の上辺枠と縦辺枠に装着される長尺な上辺部ガラスランチャンネル及び縦辺部ガラスランチャンネルと、前記上辺枠に装着される上辺部ガラスランチャンネルの端末部と前記縦辺枠に装着される縦辺部ガラスランチャンネルの端末部との間を接続すると共に前記窓枠のコーナー枠に装着されるコーナー部ガラスランチャンネルとを有し、前記コーナー部ガラスランチャンネルは、ポリマー材料の射出成形により形成され、前記上辺部ガラスランチャンネルと前記縦辺部ガラスランチャンネル及び前記コーナー部ガラスランチャンネルには窓ガラスの端面と対向する基底部と該基底部の幅方向両端からそれぞれ立ち上がる車内側及び車外側の側壁部とが設けられ、
前記窓枠のリテーナーパネルは、前記側板部が前記窓枠の上辺枠と縦辺枠に設けられてコーナー枠においては省略され、前記基板部が前記窓枠の上辺枠と縦辺枠に設けられると共に該上辺枠と該縦辺枠からそれぞれコーナー枠まで延長されて基板延長部が形成され、 前記コーナー部ガラスランチャンネルを窓開口部の中心側から外周方向に向かってコーナー枠に押し込んで取り付けるときに前記ガラスランチャンネル組立体のコーナー部ガラスランチャンネルが前記窓枠の上辺枠から延長された基板延長部及び前記窓枠の縦辺枠から延長された基板延長部に当接することで前記コーナー部ガラスランチャンネルが前記基板延長部を越えて外周側に挿入されるのを防止するように構成されていることを特徴とする窓枠。
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