JPH053083Y2 - - Google Patents

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JPH053083Y2
JPH053083Y2 JP1985077977U JP7797785U JPH053083Y2 JP H053083 Y2 JPH053083 Y2 JP H053083Y2 JP 1985077977 U JP1985077977 U JP 1985077977U JP 7797785 U JP7797785 U JP 7797785U JP H053083 Y2 JPH053083 Y2 JP H053083Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <考案の技術分野> 本考案は、合成樹脂材によつて一体形成され、
取付用金具などの被カバー体を被覆するために使
用するカバー体に関する。
<従来技術とその問題点> この種のカバー体は、例えば、自動車のアーム
レストをリアシートの収納凹部に一体に組み込む
場合に、アームレストを開閉可能に配置するため
に使用される取付用金具などを被覆するためのも
のである。
つまり、アームレストを取付用金具によつてリ
アシートに直接配置すると、アームレストを開閉
する際に、該金具が外部に露出して見栄を損ねた
り、乗員が金具のエツジにあたつて危険であり、
しかもリアシートの表皮トリムが切れるなどとい
う問題を生ずる。そこで、従来、内部中空のカバ
ー体を用いて前記金具を被覆することにより、前
述の諸問題に対応している。
ところで、このような内部中空のカバー体を合
成樹脂材により一体成形する場合には、上下面を
つなぐ曲面コーナ部が局部的に厚肉となり、この
厚肉部に内部応力が加わつて成形後にヒケが発生
して、商品不良を多発しやすいものとなつてい
る。これはコーナ部の曲率が3mm以上に設定した
場合に特に顕著となつている。また、前記コーナ
部の肉厚寸法を上下面と同等の肉厚にすると、荷
重を受けやすいコーナ部の強度を満足できず、し
かもコーナ部の内壁形状を外壁と同様な曲面に形
成すると、内壁と被カバー体との間に隙間が形成
されてガタ付きを生ずるという不具合もある。
<考案の目的> 本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、
簡易な構成により、ヒケを発生させることなく強
度をアツプでき、しかも被カバー体のガタ付きを
防止できる合成樹脂製のカバー体を提供すること
を目的とする。
<考案の構成> 上記目的を達成するために、本考案は、被カバ
ー体の略板状部をカバーするために合成樹脂材に
よつて一体成形される内部中空のカバー体であつ
て、該カバー体は、上面および下面を有し、かつ
この上下面の周側部を被カバー体の挿入口を残し
て全周に渡つて厚肉コーナ部でつないで一体成形
されており、該厚肉コーナ部の内壁全周に、前記
被カバー体の厚さよりも小幅な溝を形成するとと
もに、前記厚肉コーナ部の内壁の互いの対向面間
に前記挿入口より挿入した被カバー体の対向側壁
を密接させて被カバー体をカバーするようにした
ことを特徴とする。
<実施例の説明> 以下、本考案のカバー体を自動車のリアシート
に一体に組込まれる格納式アームレストに使用す
る取付用金具を被覆するためのカバー体に適用し
た実施例について、第1図乃至第3図を用いて詳
細に説明する。
第1図は自動車のリアシートを示す斜視図であ
る。この実施例では、シートバツク1の略中央部
に別体のアームレスト2が下側部に設けられたヒ
ンジ部3を介して一体に配置されており、アーム
レスト2の上部に取付けた把手4によつてアーム
レスト2を引出して使用できるようになつてい
る。
前記ヒンジ部3は、第2図に示すように、シー
トバツクフレームに固定されるとともに、カバー
体5によつて被覆される金具6と、この金具6に
アームレスト2を回動枢支するピン(不図示)に
より構成されている。
カバー体5は、上面5aおよび下面5bを有
し、かつ、この上下面5a,5bの周側部を金具
6の挿入口を残して全周に渡つて曲面を呈する厚
肉コーナ部5cでつないで内部中空となつてお
り、射出成形などにより一体成形されたものであ
る。
カバー体5には金具6に形成された係止用凸部
6aおよびピン挿通用の貫通孔6bに対応して、
開口部近傍に係止孔7が、またカバー体5の略中
央部に透孔8がそれぞれ設けられている。
また、カバー体5には、第3図に示すように、
厚肉コーナ部5cの内壁全周に、金具6の厚さよ
りも小幅な溝9が形成されている。この溝9は、
型抜け方向に形成されている。また、厚肉コーナ
部5cの内壁の互いの対向面間に、挿入口より挿
入された前記金具6の対向側壁が密接するように
なつている。
溝9の深さおよび形状は、用いる樹脂材やコー
ナ部5cの肉厚などヒケ発生要因を考慮して適宜
選定される。
以上の構成からなるカバー体5は、上面5aお
よび下面5bの周側部を金具6の挿入口を残して
全周に渡つて厚肉コーナ部5cでつないで一体成
形されており、該厚肉コーナ部5cの内壁全周
に、前記金具6の厚さよりも小幅な溝9を形成す
るという構成をとつているために、成形時に、前
記溝9により厚肉コーナ部5cの内部応力を吸収
でき、成形時のヒケ発生を解消できる。このた
め、厚肉コーナ部5cの肉厚を充分に確保でき、
この厚肉コーナ部5cの強度を満足できるものと
することができる。
また、厚肉コーナ部5cの内壁全周に、金具6
の厚さよりも小幅な溝9を形成するとともに、前
記厚肉コーナ部5cの内壁の互いの対向面間に前
記挿入口より挿入した金具6の対向側壁を密接さ
せて金具6をカバーするようにしたために、金具
6は、カバー体5の内部中空内にガタなく保持さ
れ、しかも厚肉コーナ部の内壁の互いの対向面間
に前記挿入口より挿入した金具6の対向側壁を密
接させて金具6をカバーするようにしたとして
も、金具6をカバー体5の内部中空に挿入する場
合には、前記溝9の存在によつて厚肉コーナ部5
cがある程度弾性的に伸縮して金具6を挿入しや
すくし、挿入後は弾性変形して金具6の対向側壁
に密接することとなり、金具6は、カバー体5の
内部中空内にガタなく保持されていることとな
る。
なお、本考案は、この実施例のアームレスト取
付用金具に使用するカバー体5に限定されること
なく、種々のカバー体に適用することができる。
<考案の効果> 以上説明したように、本考案のカバー体によれ
ば、上面および下面の周側部を被カバー体の挿入
口を残して全周に渡つて厚肉コーナ部でつないで
一体成形されており、該厚肉コーナ部の内壁全周
に、前記被カバー体の厚さよりも小幅な溝を形成
するという構成をとつているために、成形時に、
前記溝により厚肉コーナ部の内部応力を吸収で
き、成形時のヒケ発生を解消できる。このため、
ヒケの発生による外観不良を確実に防止でき、ま
た特に荷重を多く受けやすい厚肉コーナ部の肉厚
を充分に確保でき、この厚肉コーナ部の強度を満
足できるものとすることができる。
また、厚肉コーナ部の内壁全周に、被カバー体
の厚さよりも小幅な溝を形成するとともに、前記
厚肉コーナ部の内壁の互いの対向面間に前記挿入
口より挿入した被カバー体の対向側壁を密接させ
て被カバー体をカバーするようにしたために、被
カバー体は、カバー体の内部中空部にガタなく保
持され、しかも厚肉コーナ部の内壁の互いの対向
面間に前記挿入口より挿入した被カバー体の対向
側壁を密接させて被カバー体をカバーするように
したとしても、被カバー体をカバー体の内部中空
に挿入する場合には、前記溝の存在によつて厚肉
コーナ部がある程度弾性的に伸縮して被カバー体
を挿入しやすくし、挿入後は弾性変形して被カバ
ー体の対向側壁に密接することとなり、被カバー
体は、カバー体の内部中空にガタなく保持されて
いることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したカバー体の使用例を
示す説明用斜視図、第2図はカバー体を示す分解
斜視図、第3図はカバー体の縦断面図である。 5……カバー体、5c……コーナ部、6……取
付用金具(被カバー体)、9……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被カバー体の略板状部をカバーするために合成
    樹脂材によつて一体成形される内部中空のカバー
    体であつて、該カバー体は、上面および下面を有
    し、かつこの上下面の周側部を被カバー体の挿入
    口を残して全周に渡つて厚肉コーナ部でつないで
    一体成形されており、該厚肉コーナ部の内壁全周
    に、前記被カバー体の厚さよりも小幅な溝を形成
    するとともに、前記厚肉コーナ部の内壁の互いの
    対向面間に前記挿入口より挿入した被カバー体の
    対向側壁を密接させて被カバー体をカバーするよ
    うにしたことを特徴とする合成樹脂製のカバー
    体。
JP1985077977U 1985-05-24 1985-05-24 Expired - Lifetime JPH053083Y2 (ja)

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JPS61192750U JPS61192750U (ja) 1986-12-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3390370B2 (ja) * 1999-08-31 2003-03-24 株式会社タチエス アームレストのガーニッシュ取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS618757Y2 (ja) * 1980-03-13 1986-03-18
JPS58156452U (ja) * 1982-04-14 1983-10-19 池田物産株式会社 ア−ムレストのロツク機構

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