JPS6225958Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6225958Y2 JPS6225958Y2 JP1981181468U JP18146881U JPS6225958Y2 JP S6225958 Y2 JPS6225958 Y2 JP S6225958Y2 JP 1981181468 U JP1981181468 U JP 1981181468U JP 18146881 U JP18146881 U JP 18146881U JP S6225958 Y2 JPS6225958 Y2 JP S6225958Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back plate
- buffer layer
- synthetic resin
- skin
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は自動車用グローブボツクスの蓋体の
改良に関する。
改良に関する。
従来用いられているこの種グローブボツクスの
蓋体は、第２図の分解断面図に示すように、蓋体
本体２１の裏面側に裏板２５をボルト２６等で取
付ける構造のものが多用されている。この蓋体
は、あらかじめ所定形状に成形された表皮２２を
発泡型に固定して緩衝層２３を構成する発泡合成
樹脂液を注入するとともに取付孔２８および取付
ナツト２７を有する金属インサート２４を挿入し
て緩衝層２３の成形と一体に蓋体本体の成形を行
ない、しかる後蓋体本体の背面側から裏板２５を
ボルト２６によつて組付固着するものである。し
かしながら、この従来品にあつては、金属インサ
ート、ボルトあるいは独立した裏板部材等を必要
とする関係上小さい形状の割に重量があり、また
その製作にあたつてはインサートの型内装着およ
び蓋体本体に対する裏板の取付等複雑な工程が多
く、さらには裏板とインサートの取付孔との取付
位置の一致がむずかしく、裏板をインサートに取
付けるに際し蓋体に変形を生ずる等、種々の問題
を有していた。
蓋体は、第２図の分解断面図に示すように、蓋体
本体２１の裏面側に裏板２５をボルト２６等で取
付ける構造のものが多用されている。この蓋体
は、あらかじめ所定形状に成形された表皮２２を
発泡型に固定して緩衝層２３を構成する発泡合成
樹脂液を注入するとともに取付孔２８および取付
ナツト２７を有する金属インサート２４を挿入し
て緩衝層２３の成形と一体に蓋体本体の成形を行
ない、しかる後蓋体本体の背面側から裏板２５を
ボルト２６によつて組付固着するものである。し
かしながら、この従来品にあつては、金属インサ
ート、ボルトあるいは独立した裏板部材等を必要
とする関係上小さい形状の割に重量があり、また
その製作にあたつてはインサートの型内装着およ
び蓋体本体に対する裏板の取付等複雑な工程が多
く、さらには裏板とインサートの取付孔との取付
位置の一致がむずかしく、裏板をインサートに取
付けるに際し蓋体に変形を生ずる等、種々の問題
を有していた。
この考案は、このような点に鑑みて、軽量でか
つ製作簡易なグローブボツクスの蓋体を提案する
ものである。以下添付の図面について詳細に説明
する。
つ製作簡易なグローブボツクスの蓋体を提案する
ものである。以下添付の図面について詳細に説明
する。
第１図はこの考案の一実施例を示すグローブボ
ツクスの蓋体１０の断面斜視図であつて、この蓋
体１０は、塩化ビニル樹脂またはABS樹脂等の
可撓性合成樹脂シートよりなる表皮１１と、ポリ
ウレタン樹脂等の発泡合成樹脂よりなる緩衝層１
４および硬質ABS樹脂または硬質ポリプロピレ
ン樹脂等の硬質の合成樹脂よりなる裏板１６の各
部より構成される。
ツクスの蓋体１０の断面斜視図であつて、この蓋
体１０は、塩化ビニル樹脂またはABS樹脂等の
可撓性合成樹脂シートよりなる表皮１１と、ポリ
ウレタン樹脂等の発泡合成樹脂よりなる緩衝層１
４および硬質ABS樹脂または硬質ポリプロピレ
ン樹脂等の硬質の合成樹脂よりなる裏板１６の各
部より構成される。
表皮１１は緩衝層１４を被覆保護するとともに
蓋体の外観性付与に寄与する。シボ模様等の形成
は自由である。この表皮１１は厚板状に形成され
た緩衝層１４の表面ａおよび側面ｂを包囲しつつ
かつその端部は緩衝層１４裏面ｃに折曲げられて
折曲部１２を構成している。そして表皮の該折曲
部１２において裏板１６と重合され、折曲部端縁
は裏板１６の板状面によつて隠蔽される。
蓋体の外観性付与に寄与する。シボ模様等の形成
は自由である。この表皮１１は厚板状に形成され
た緩衝層１４の表面ａおよび側面ｂを包囲しつつ
かつその端部は緩衝層１４裏面ｃに折曲げられて
折曲部１２を構成している。そして表皮の該折曲
部１２において裏板１６と重合され、折曲部端縁
は裏板１６の板状面によつて隠蔽される。
裏板１６にはその内側表面に前記緩衝層１４内
に突出する突状リブ１７が一体に形成されてい
る。この突状リブ１７は、裏板１６自体の強度を
高めるとともに、この裏板１６と次述する緩衝層
１４を構成する発泡合成樹脂との接着面積を増大
させて両者の結合力を高め、もつて蓋体全体の機
械的強度を高めることができる。この突状リブ１
７によつて従来の芯体（インサート）が不要にな
る。
に突出する突状リブ１７が一体に形成されてい
る。この突状リブ１７は、裏板１６自体の強度を
高めるとともに、この裏板１６と次述する緩衝層
１４を構成する発泡合成樹脂との接着面積を増大
させて両者の結合力を高め、もつて蓋体全体の機
械的強度を高めることができる。この突状リブ１
７によつて従来の芯体（インサート）が不要にな
る。
同時に上記表皮１１および裏板１６は緩衝層１
４を構成する発泡合成樹脂によつて一体に接合さ
れている。つまり表皮１１および裏板１６は発泡
合成樹脂の発泡成形時の接着力によつて緩衝層１
４と一体に結合されているのである。
４を構成する発泡合成樹脂によつて一体に接合さ
れている。つまり表皮１１および裏板１６は発泡
合成樹脂の発泡成形時の接着力によつて緩衝層１
４と一体に結合されているのである。
次に、この考案の蓋体の製造方法の一例を略述
する。まず塩化ビニル樹脂からなる表皮１１をス
ラツシユ成形もしくは真空成形により所望の形状
に成形し、この表皮１１を製品成形型内に固定す
る。次いで緩衝層１４を構成するポリウレタン樹
脂の液状原料を前記表皮１１内に注入し、あらか
じめ所定の形状の成形されたABS樹脂製の裏板
１６を型内に固定し、型を閉じて発泡成形する。
発泡樹脂原料の発泡固化時間経過後に製品を脱型
すれば、後加工を要することなく最終製品が出来
上る。なお、表皮１１および裏板１６は緩衝層１
４を構成する発泡合成樹脂と接着性のよいものを
選択すること、また裏板１６の発泡合成樹脂との
接合面にはその接着性を高めるために適当な表面
処理加工がなされること等については、この種の
成形加工において当然のことであろう。
する。まず塩化ビニル樹脂からなる表皮１１をス
ラツシユ成形もしくは真空成形により所望の形状
に成形し、この表皮１１を製品成形型内に固定す
る。次いで緩衝層１４を構成するポリウレタン樹
脂の液状原料を前記表皮１１内に注入し、あらか
じめ所定の形状の成形されたABS樹脂製の裏板
１６を型内に固定し、型を閉じて発泡成形する。
発泡樹脂原料の発泡固化時間経過後に製品を脱型
すれば、後加工を要することなく最終製品が出来
上る。なお、表皮１１および裏板１６は緩衝層１
４を構成する発泡合成樹脂と接着性のよいものを
選択すること、また裏板１６の発泡合成樹脂との
接合面にはその接着性を高めるために適当な表面
処理加工がなされること等については、この種の
成形加工において当然のことであろう。
この考案のグローブボツクスの蓋体は、上に説
明したように、インサートおよびボルトナツトの
ような金属製品を用いることなく、また裏板部材
も単独材としてでなく緩衝層と一体として所定の
強度を有すればよいので、従来品と比較して大幅
な重量軽減が可能となり、実施例に述べたものは
同型の従来品に比して約300ｇの軽量化を図るこ
とができた。また、蓋体の製作は、インサートの
挿入工程、裏板の取付工程が不要となつて大幅に
簡略化される。さらに、製品自体も外観良く仕上
ることができるとともに、ボルト締め等に伴なう
蓋体の変形の問題は全く解消されることになつ
た。
明したように、インサートおよびボルトナツトの
ような金属製品を用いることなく、また裏板部材
も単独材としてでなく緩衝層と一体として所定の
強度を有すればよいので、従来品と比較して大幅
な重量軽減が可能となり、実施例に述べたものは
同型の従来品に比して約300ｇの軽量化を図るこ
とができた。また、蓋体の製作は、インサートの
挿入工程、裏板の取付工程が不要となつて大幅に
簡略化される。さらに、製品自体も外観良く仕上
ることができるとともに、ボルト締め等に伴なう
蓋体の変形の問題は全く解消されることになつ
た。
第１図はこの考案のグローブボツクスの蓋体の
一実施例をその断面とともに示した斜視図、第２
図は従来品の分解断面図である。 １０……グローブボツクスの蓋体、１１……表
皮、１２……折曲部、１４……緩衝層、１６……
裏板、１７……リブ状突部。
一実施例をその断面とともに示した斜視図、第２
図は従来品の分解断面図である。 １０……グローブボツクスの蓋体、１１……表
皮、１２……折曲部、１４……緩衝層、１６……
裏板、１７……リブ状突部。
Claims (1)
- 可撓性合成樹脂よりなる表皮１１、発泡合成樹
脂よりなる緩衝層１４および硬質の合成樹脂より
なる裏板１６とから構成され、前記表皮１１は前
記緩衝層１４の表面および側面を包囲しかつその
端部は該緩衝層裏面に折曲げられ前記裏板１６に
よつて重合されているとともに、前記裏板１６に
はその内側表面に前記緩衝層１４内に突出する突
状リブ１７が一体に形成されており、前記緩衝層
１４を構成する発泡合成樹脂によつて前記裏板１
６および前記表皮１１が一体に接合されているこ
とを特徴とする自動車用グローブボツクスの蓋
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18146881U JPS5885548U (ja) | 1981-12-04 | 1981-12-04 | 自動車用グロ−ブボツクスの蓋体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18146881U JPS5885548U (ja) | 1981-12-04 | 1981-12-04 | 自動車用グロ−ブボツクスの蓋体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5885548U JPS5885548U (ja) | 1983-06-10 |
| JPS6225958Y2 true JPS6225958Y2 (ja) | 1987-07-02 |
Family
ID=29978973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18146881U Granted JPS5885548U (ja) | 1981-12-04 | 1981-12-04 | 自動車用グロ−ブボツクスの蓋体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5885548U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008155819A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Toyoda Gosei Co Ltd | コンソールリッド及びその製造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60229844A (ja) * | 1983-12-30 | 1985-11-15 | マイケル ラドニイ | 車輌用バンパ |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS541378A (en) * | 1977-06-06 | 1979-01-08 | Riyuusei Kougiyou Kk | Method of setting cushion material layer on substrate |
| JPS55150334A (en) * | 1979-05-14 | 1980-11-22 | Takashi Ishikawa | Manufacturing of foundation plate for construction use |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5941882Y2 (ja) * | 1979-04-23 | 1984-12-04 | 井上エムテ−ピ−株式会社 | コンソ−ルボツクスの蓋体 |
-
1981
- 1981-12-04 JP JP18146881U patent/JPS5885548U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS541378A (en) * | 1977-06-06 | 1979-01-08 | Riyuusei Kougiyou Kk | Method of setting cushion material layer on substrate |
| JPS55150334A (en) * | 1979-05-14 | 1980-11-22 | Takashi Ishikawa | Manufacturing of foundation plate for construction use |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008155819A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Toyoda Gosei Co Ltd | コンソールリッド及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5885548U (ja) | 1983-06-10 |
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