JP2519514B2 - グリップ付ドアトリムの製造方法 - Google Patents

グリップ付ドアトリムの製造方法

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JP2519514B2 JP63257597A JP25759788A JP2519514B2 JP 2519514 B2 JP2519514 B2 JP 2519514B2 JP 63257597 A JP63257597 A JP 63257597A JP 25759788 A JP25759788 A JP 25759788A JP 2519514 B2 JP2519514 B2 JP 2519514B2
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molded
mold
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道明 伊沢
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はドアを開閉するための突出したグリップを一
体に有するドアトリムの製造方法に関するものである。
(従来技術) 自動車のドアトリムには多くの場合ドアの開閉に便利
なようにアームレストを兼ねたグリップが設けられる。
従来グリップはドアトリムとは全く別個に成形されド
アトリムを自動車本体に取り付ける際にねじ等でドアト
リムおよび自動車本体に取り付けられることが多かっ
た。しかし、近年ドアトリムとグリップのデザインを統
一し両者の間の隙間をなくす目的から、また製造工程を
短縮する要請からグリップを一体化した構造のドアトリ
ムの需要が高い。この種のドアトリムは、グリップを含
めたドアトリムの外形形状と略同一であり、かつグリッ
プの部分に貫通孔や窪みが設けられた補強パネルを成形
し、該パネルの貫通孔又は窪みに予め別途成形した枠状
体を装着すると共に補強パネルの表面には表皮材やクッ
ション材を貼着する手段により製造されてきた。そし
て、上記する補強パネルは主として鋼板その他のプレス
加工により製造されていた。
(考案が解決しようとする問題点) 前記したように補強パネルは従来プレス加工により成
形されていたが、該補強パネルはグリップ部分に開孔等
を要するものであるためにその加工は相当の手間を要す
るものであった。
つまり補強パネルは板状の素材をプレスによりドアト
リムの形状に成形する工程の他に所定の位置にプレスで
開孔又は窪みを設ける工程を要するものであった。
そこで素材より補強パネルを成形するのに関し一回の
プレス作業でこれを行なう方策が検討されたが多くの場
合パネルの開孔又は窪みがアンダーとなり脱型の困難が
解決できず実用に至ってない。
本発明は従来技術の有するかかる欠点に着目し、少な
い製造工程をもって製造することができる。グリップ付
ドアトリムの製造方法を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) しかして、上記する目的を達成するための本発明の特
徴は、突出したグリップを一体に有するグリップ付ドア
トリムの製造方法において、ドアトリムの外表面形状を
なす成形面を有する本体型と、ドアトリムの裏面形状を
なす成形面を有すると共に本体型のグリップ部分を成形
する窪み内に挿入される突起を有する上蓋より成る一対
の成形型の本体型の成形面に表皮を装着した後、本体型
と上蓋により形成されるキャビティ内に液状の樹脂原料
を注入し、該原料硬化後に脱型してグリップ内部に中空
部を有する成形体を成形し、該成形体のグリップ部分の
少なくとも一面を切開きグリップ内部の中空部に別途成
形した枠状体を装着して成るグリップ付ドアトリムの製
造方法にある。
本発明のグリップ付ドアトリムの製造方法は、成形型
の成形面に表皮を装着し、その上から硬質ウレタン原料
等の樹脂原料を注入し硬化させ外形の成形と表皮材の貼
着を同時に行なうものである。
上蓋は突起を有し該突起し本体型のグリップ部分に挿
入された状態で成形キャビティが形成されるため、これ
によって成形される成形体は内部に空洞部分を有するこ
ととなる。
そのため、グリップ部分の上面又は下面あるいはその
両方を成形後に切開すれば当該部分に孔又は窪みを有す
る成形体が容易に得られる。そしてこの成形体の孔等に
従来同様の枠体を装着することによりドアトリムを製造
することができる。
(実施例) 以下更に本発明の具体的実施例について説明する。
第1図は本発明の具体的実施例におけるグリップ付ド
アトリムの製造工程を示す成形型の断面図であり、第2
図は第1図の成形型により成形された成形体の断面図で
あり、第3図は枠状体の斜視図であり、第4図は本発明
の具体的実施例におけるグリップ付ドアトリムの製造方
法によって製造されたグリップ付ドアトリムの断面図で
あり、第5図は本発明の具体的実施例におけるグリップ
付ドアトリムの製造方法によって製造されたグリップ付
ドアトリムの斜視図である。
最初に本実施例において使用する成形型について説明
する。
第1図において(1)は成形型を示す。成形型(1)
は本体型(2)および上蓋(3)の一対の組合せにより
成る。本体型(2)はドアトリムの外周面形状の成形す
る成形面(4)を有する。すなわち成形面(4)はドア
トリムの壁の部分を成形する水平状の成形面(5)とグ
リップ部分の成形する溝状の成形面(6)を有する。
また、最終製品とした時グリップの上部に位置する成
形面には小突壁(7)が環状に設けられている。対する
上蓋(3)はドアトリムの背面を成形する成形面(8)
と本体型(2)の溝状の成形面(6)内に挿入される突
起(14)を有する。突起の形状はグリップの先端部分を
成形するためのキャビティ(9)を成形するように高さ
が本体型(2)の溝よりも低く、幅がグリップの上下面
に樹脂の回り込みを防止するように溝の幅にほぼ等しい
ものである。
また最終製品となった時の幅方向の長さ、すなわち第
1図における紙面に対して垂直方向はデザインに応じて
適宜設定される。
以上説明した成形型の本体型(2)の成形面(5)の
内、突壁(7)によって囲まれる部分内にトリコット、
ジャージ等の伸縮性の布(10)を装着し、他の成形面に
は塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ
エチレン樹脂その他の合成樹脂によって公知の手段によ
り予め成形され、好ましくは背面にクッション層を一体
に有する表皮(11)を装着する。この状態より本体型内
に硬質ポリウレタンフォームやナイロン等の比較的硬質
の液状樹脂原料を注入し、直ちに上蓋(3)を閉じて上
蓋(3)と本体型(2)の間で成形されるキャビティ内
に液状樹脂原料を封入する。
該原料硬化後に脱型することにより、第2図のように
塩化ビニル等の樹脂表皮(11)と布表皮(10)が樹脂層
(13)によって一体化された成形体(20)を得る。この
成形体(20)のグリップ(21)は先端部(22)には樹脂
層(13)が充填されているが、中間部にはほとんど樹脂
層は存在せず、表皮だけが存在する状態になっており、
内部には空洞部(23)が存在する。
尚、第2図においては先端部分(22)は宙に浮いてい
るような印象を受けるが、当該先端部分(24)は側部平
板状の部分と連続しているため保形性は十分にある。
次に該成形体(20)のグリップ部(21)の表皮(24)
(25)をナイフ等で切削し、該切削により形成された空
洞部(23)内に予め樹脂、金属等によって底のない四角
形の管状であって一面に取付孔(30)が設けられた枠
(31)(第3図)を挿入し固定する(第4図)。
尚、自動車本体へは取付孔(30)からボルト等を通し
てドアトリムを取り付けることによりドアの開閉の際の
超高分子量ポリエチレンからは直接枠(31)よりドアに
伝えられるため剛性が向上する。
以上の製造方法によって第5図のような突出したグリ
ップ(21)を一体に有し、グリップ(21)の上部には布
張り部分(41)を有するドアトリムを製造することがで
きる。
以上の実施例において枠状体は底のない管状のものを
開示したが、デザイン上の要求によっては有底のもので
あっともよく、床皿等を共用したものであってもよい。
枠状体を有底のものを利用する場合には、成形体のグリ
ップの底部は本実施例のような表皮のみが存在するもの
ではなくある程度硬質ウレタンフォーム等の層が存在す
る方が望ましい。
(効果) 本発明のグリップ付ドアトリムの製造方法は、以上の
ような上蓋の突起により枠状体が挿入される空洞部を補
形部材の成形と同時に成形し、薄い表皮を切削する作業
のみで枠状体の挿入を行なうことが可能となる。そのた
め従来不可欠点であったプレス等により補形部材の孔開
け工程を省略することができ製造工程を大巾に簡略化す
ることができる効果がある。
また、表皮の貼着も補形部の成形と同時に行なうこと
ができるため、より簡易にグリップ付ドアトリムを製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の具体的実施例におけるグリップ付ドア
トリムの製造工程を示す成形型の断面図であり、第2図
は第1図の成形型により成形された成形体の断面図であ
り、第3図は枠状体の斜視図であり、第4図は本発明の
具体的実施例におけるグリップ付ドアトリムの製造方法
によって製造されたグリップ付ドアトリムの断面図であ
り、第5図は本発明の具体的実施におけるグリップ付ド
アトリムの製造方法によって製造されたグリップ付ドア
トリムの斜視図である。 (1)……成形型、(2)……本体型 (3)……上蓋、(5)……成型面 (7)……突壁、(10)(11)……表皮 (14)……突起、(20)……成形体 (21)……グリップ、(23)……空洞

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】突出したグリップを一体に有するグリップ
    付ドアトリムの製造方法において、ドアトリムの外表面
    形状をなす成形面を有する本体型と、ドアトリムの裏面
    形状をなす成形面を有すると共に本体型のグリップ部分
    を成形する窪み内に挿入される突起を有する上蓋より成
    る一対の成形型の本体型の成形面に表皮を装着した後、
    本体型と上蓋により形成されるキャビティ内に液状の樹
    脂原料を注入し、該原料硬化後に脱型してグリップ内部
    に中空部を有する成形体を成形し、該成形体のグリップ
    部分の少なくとも一面を切削してグリップ内部の中空部
    に別途成形した枠状体を装着して成ることを特徴とする
    グリップ付ドアトリムの製造方法。
JP63257597A 1988-10-12 1988-10-12 グリップ付ドアトリムの製造方法 Expired - Lifetime JP2519514B2 (ja)

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