JP2832636B2 - 発泡成形方法 - Google Patents
発泡成形方法Info
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- JP2832636B2 JP2832636B2 JP2205212A JP20521290A JP2832636B2 JP 2832636 B2 JP2832636 B2 JP 2832636B2 JP 2205212 A JP2205212 A JP 2205212A JP 20521290 A JP20521290 A JP 20521290A JP 2832636 B2 JP2832636 B2 JP 2832636B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば自動車用のインストルメントパネル
等の発泡成形品を成形する発泡成形方法に関する。
等の発泡成形品を成形する発泡成形方法に関する。
(従来の技術) 従来は、第3図に示す如く、固定金型aと可動金型b
とで芯材cと表皮材dとを挾み芯材cと表皮材dとの間
に発泡樹脂材eを該芯材cの取付孔fを開設した締付座
面gに亘って注入するようにしている。
とで芯材cと表皮材dとを挾み芯材cと表皮材dとの間
に発泡樹脂材eを該芯材cの取付孔fを開設した締付座
面gに亘って注入するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) 上記した従来の方法では、芯材cの締付座面gに発泡
樹脂材が注入されるため、成形品の組付けに際しては第
4図に示す如く締付座面gの発泡樹脂材を手作業で除去
する必要があって、その作業が面倒である。
樹脂材が注入されるため、成形品の組付けに際しては第
4図に示す如く締付座面gの発泡樹脂材を手作業で除去
する必要があって、その作業が面倒である。
本発明の目的は、芯材の締付座面の発泡樹脂材を除去
する必要のない成形品の成形方法を提供することにあ
る。
する必要のない成形品の成形方法を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本発明では、芯材と表皮材と
を芯材をセットする一方の金型と表皮材をセットする他
方の金型とで挾み芯材と表皮材との間に発泡樹脂材を注
入する発泡成形方法であって、芯材の金型の型開き方向
に略平行な面に取付孔を開設した締付座面を有する成形
品を得るものにおいて、前記他方の金型に前記締付座面
に対向するスライドコアを出没自在に設け、芯材の前記
締付座面に前記取付孔を囲繞するリブを突設し、両金型
で芯材と表皮材とを挾み、前記スライドコアを突出させ
て表皮材を前記リブに密着させ、この状態で芯材と表皮
材との間に発泡樹脂材を注入するようにした。
を芯材をセットする一方の金型と表皮材をセットする他
方の金型とで挾み芯材と表皮材との間に発泡樹脂材を注
入する発泡成形方法であって、芯材の金型の型開き方向
に略平行な面に取付孔を開設した締付座面を有する成形
品を得るものにおいて、前記他方の金型に前記締付座面
に対向するスライドコアを出没自在に設け、芯材の前記
締付座面に前記取付孔を囲繞するリブを突設し、両金型
で芯材と表皮材とを挾み、前記スライドコアを突出させ
て表皮材を前記リブに密着させ、この状態で芯材と表皮
材との間に発泡樹脂材を注入するようにした。
(作 用) スライドコアを突出し芯材のリブに表皮材を密着させ
て発泡樹脂材を注入するため、該リブにより締付座面へ
の発泡樹脂材の入込みが阻止される。
て発泡樹脂材を注入するため、該リブにより締付座面へ
の発泡樹脂材の入込みが阻止される。
成形品の組付けに際してはリブの内側の表皮材を切除
する。
する。
(実施例) 図面で(1)は芯材(2)をセットする上側の可動金
型、(3)は表皮材(4)をセットする下側の固定金型
を示し、芯材(2)と表皮材(4)とを両可動金型
(1)と固定金型(3)とで挾み該芯材(2)と該表皮
材(4)との間にウレタン樹脂その他の発泡樹脂材
(5)を注入し、第2図に示すような車両用のインスト
ルメントパネル(6)を成形するようにした。
型、(3)は表皮材(4)をセットする下側の固定金型
を示し、芯材(2)と表皮材(4)とを両可動金型
(1)と固定金型(3)とで挾み該芯材(2)と該表皮
材(4)との間にウレタン樹脂その他の発泡樹脂材
(5)を注入し、第2図に示すような車両用のインスト
ルメントパネル(6)を成形するようにした。
前記芯材(2)の側面にはインストルメントパネル
(6)を車体にボルト止めするための取付孔(7a)を開
設した締付座面(7)が設けられており、該締付座面
(7)に該取付孔(7a)を囲繞するリブ(8)を突設
し、また前記固定金型(3)に締付座面(7)に対向す
るスライドコア(9)を摺動自在に設けて、該スライド
コア(9)を図示しないアクチュータにより出没し得る
ようにした。
(6)を車体にボルト止めするための取付孔(7a)を開
設した締付座面(7)が設けられており、該締付座面
(7)に該取付孔(7a)を囲繞するリブ(8)を突設
し、また前記固定金型(3)に締付座面(7)に対向す
るスライドコア(9)を摺動自在に設けて、該スライド
コア(9)を図示しないアクチュータにより出没し得る
ようにした。
次いで本発明によるインストルメントパネルの成形方
法を説明する。
法を説明する。
先ず可動金型(1)に芯材(2)と固定金型(3)に
表皮材(4)とを各セットし、可動金型(1)を下降し
て芯材(2)と表皮材(4)とを該両金型(1)(2)
で挾み、次いでスライドコア(9)を突出して芯材
(1)のリブ(8)に表皮材(4)を密着させ、この状
態で発泡樹脂材(5)を注入する(第1図示の状態)。
表皮材(4)とを各セットし、可動金型(1)を下降し
て芯材(2)と表皮材(4)とを該両金型(1)(2)
で挾み、次いでスライドコア(9)を突出して芯材
(1)のリブ(8)に表皮材(4)を密着させ、この状
態で発泡樹脂材(5)を注入する(第1図示の状態)。
発泡完了後、スライドコア(9)を没入し、可動金型
(1)を上昇させてインストルメントパネル(6)を取
出し、リブ(8)の内側の表皮材(4)を切除してイン
ストルメントパネル(6)の成形が完了する。
(1)を上昇させてインストルメントパネル(6)を取
出し、リブ(8)の内側の表皮材(4)を切除してイン
ストルメントパネル(6)の成形が完了する。
(発明の効果) このように本発明によれば、芯材の締付座面に設けた
リブに表皮材をスライドコアにより密着させて発泡樹脂
材を注入するため、締付座面への発泡材の入込みを確実
に阻止でき、従ってリブの内側の表皮材を切除するだけ
で足り、上記した従来のもののように締付座面の発泡樹
脂材の除去作業が不要となって生産性を大幅に向上でき
る効果を有する。
リブに表皮材をスライドコアにより密着させて発泡樹脂
材を注入するため、締付座面への発泡材の入込みを確実
に阻止でき、従ってリブの内側の表皮材を切除するだけ
で足り、上記した従来のもののように締付座面の発泡樹
脂材の除去作業が不要となって生産性を大幅に向上でき
る効果を有する。
第1図は本発明方法を実施するための発泡成形装置の1
例を示す要部の截断正面図、第2図は本発明方法により
成形したインストルメントパネルの斜視図、第3図は従
来例を示す発泡成形装置の要部の截断正面図、第4図は
その装置により成形されたインストルメントパネルの要
部の截断正面図である。 (1)……可動金型、(2)……芯材 (3)……固定金型、(4)……表皮材 (5)……発泡樹脂材、(7)……締付座面 (7a)……取付孔、(8)……リブ (9)……スライドコア
例を示す要部の截断正面図、第2図は本発明方法により
成形したインストルメントパネルの斜視図、第3図は従
来例を示す発泡成形装置の要部の截断正面図、第4図は
その装置により成形されたインストルメントパネルの要
部の截断正面図である。 (1)……可動金型、(2)……芯材 (3)……固定金型、(4)……表皮材 (5)……発泡樹脂材、(7)……締付座面 (7a)……取付孔、(8)……リブ (9)……スライドコア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新 和也 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平2−155706(JP,A) 実開 昭62−162013(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 39/00 - 39/44 B29C 33/44 - 33/54,33/76
Claims (1)
- 【請求項1】芯材と表皮材とを芯材をセットする一方の
金型と表皮材をセットする他方の金型とで挾み芯材と表
皮材との間に発泡樹脂材を注入する発泡成形方法であっ
て、芯材の金型の型開き方向に略平行な面に取付孔を開
設した締付座面を有する成形品を得るものにおいて、前
記他方の金型に前記締付座面に対向するスライドコアを
出没自在に設け、芯材の前記締付座面に前記取付孔を囲
繞するリブを突設し、両金型で芯材と表皮材とを挾み、
前記スライドコアを突出させて表皮材を前記リブに密着
させ、この状態で芯材と表皮材との間に発泡樹脂材を注
入することを特徴とする発泡成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2205212A JP2832636B2 (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | 発泡成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2205212A JP2832636B2 (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | 発泡成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0490306A JPH0490306A (ja) | 1992-03-24 |
JP2832636B2 true JP2832636B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=16503262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2205212A Expired - Fee Related JP2832636B2 (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | 発泡成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2832636B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7020188B2 (ja) * | 2018-03-02 | 2022-02-16 | トヨタ自動車株式会社 | インストルメントパネル構造 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62162013U (ja) * | 1986-04-03 | 1987-10-15 | ||
JPH02155706A (ja) * | 1988-12-09 | 1990-06-14 | Honda Motor Co Ltd | 発泡樹脂製品の成形方法 |
-
1990
- 1990-08-03 JP JP2205212A patent/JP2832636B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0490306A (ja) | 1992-03-24 |
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