JP2525051Y2 - クラッシュパッド用芯材 - Google Patents

クラッシュパッド用芯材

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JP2525051Y2
JP2525051Y2 JP1990059712U JP5971290U JP2525051Y2 JP 2525051 Y2 JP2525051 Y2 JP 2525051Y2 JP 1990059712 U JP1990059712 U JP 1990059712U JP 5971290 U JP5971290 U JP 5971290U JP 2525051 Y2 JP2525051 Y2 JP 2525051Y2
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Inventor
哲男 島原
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西川化成株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、芯材と表皮との間に両者と一体になるよう
発泡された発泡樹脂を介在してなるクラッシュパッドを
成形するための芯材に関する。
(従来の技術) 従来、上記のようなクラッシュパッドは、芯材及び表
皮を各々成形型にセットした後、これら芯材と表皮との
間に発泡生樹脂を供給して、該発泡性樹脂を芯材及び表
皮と一体になるよう発泡させることにより製造されてい
る。その一例として、特開平1−196315号公報に示され
るように、芯材及び表皮を各々成形型にセットした後、
上記芯材の周縁部にシール用発泡性樹脂を塗布すると共
に上記芯材及び表皮間に成形用発泡性樹脂を供給し、そ
の後、上記シール用発泡性樹脂を発泡、硬化させて芯材
及び表皮の周縁シール部間にシール体を形成した後、上
記成形用発泡性樹脂を発泡させる製造方法が知られてい
る。
しかるに、成形用発泡性樹脂を発泡させて得られる発
泡樹脂は冷却過程で収縮するが、発泡樹脂の厚肉部は冷
却が遅れるために、発泡樹脂の表面が引っ張られて凹状
に窪む。そして発泡樹脂の表面が窪むと該発泡樹脂と一
体化されている表皮も同様に窪んでしまう。
そこで、上記のようなクラッシュパッドにおいては、
発泡樹脂をその肉厚が略均一になるよう成形する必要が
ある。
このため、従来、表面意匠が異なる多種類のクラッシ
ュパッドを製造する場合には、表面意匠毎に、該表面意
匠と対応する形状の芯材を準備せざるを得なかった。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記のようにすると、表面意匠と対応する
多種類の芯材を製造するために多種類の成形型を必要と
するので、表面意匠が異なる多種類クラッシュパッドを
製造する場合にはコストアップが避けられないという問
題があった。
上記に鑑みて、本考案は、多種類の表面意匠からなる
クラッシュパッドを製造する場合の製造コストを低減さ
せることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案は、所定の表面意
匠を有するクラッシュパッドを成形するため芯材を二分
割し、そのうちの一方の芯材を、単独で当該クラッシュ
パッドと異なる表面意匠を有する他のクラッシュパッド
の芯材として用いるものである。
具体的に本考案が講じた解決手段は、芯材と表皮との
間に両者と一体になるように発泡された発泡樹脂を介在
してなる表面意匠の異なる複数種類のクラッシュパドを
成形するためのクラッシュパッド用芯材として、一の表
面意匠を有するクラッシュパッドを成形するために単独
に設けられ、該一の表面意匠に対応した形状の表皮との
間に介在される発泡樹脂の肉厚が略均一になるように形
成されたベース芯材と、他の表面意匠を有するクラッシ
ュパッドを成形するために上記ベース芯材との組合せに
て設けられ、該ベース芯材の表面に固定されて該ベース
芯材と共に上記他の表面意匠に対応した形状の表皮との
間に介在される発泡樹脂の肉厚が略均一になるように形
成された意匠変更部材とを備えているものとする。
(作用) 上記の構成により、クラッシュパッド用の芯材が、一
の表面意匠を有するクラッシュパッドに対応したベース
芯材と、階ベース芯材との組合わせで他の表面意匠を有
するクラッシュパッドに対応した意匠変更部材とを備え
ているため、このベース芯材と意匠変更部材とを準備す
るのみで複数種類の表面意匠の異なるクラッシュパッド
を製造することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図は第1の表面意匠に形成された第1ク
ラッシュパッドAを、第4図及び第5図は第1の表面意
匠と異なる第2の表面意匠に形成された第2クラッシュ
パッドBを各々示し、本実施例においては、第1及び第
2クラッシュパッドA,Bは、いずれも自動車のインスト
ルメントパネルを構成している。
第1及び第2クラッシュパッドA,Bは、いずれも上面
の前部中央において左右方向に延びる一対のセンターデ
フロスター用グリル10,10、上面の右部においてメータ
フード12、上面の左端部においてサイドデフロスター用
グリル14、後面の中央部においてセンターベンチレータ
用グリル16、後面の左端部においてサイドベンチレータ
用グリル18を各々備えている点で意匠が共通している。
一方、第1クラッシュパッドAは第3図に示すよう
に、上面における左部つまりメータフード12とサイドデ
フロスター用グリル14との間の部位が周囲と同じ高さに
形成されているのに対して、第2クラッシュパッドBは
第5図に示すように、上面における左部が段差状に低く
形成されている。また、第1クラッシュパッドAはイン
ジケーターグリルを備えていないのに対して、第2クラ
ッシュパッドBは、センターデフロスター用グリル10の
後側の垂直面においてインジケーターグリル20を備えて
いる。
第1クラッシュパッドAは、第1図に示すように、芯
材22Aと、表皮24Aと、芯材22Aと表皮24Aとの間に介在す
る発泡樹脂26Aとからなり、芯材22Aは、第1図及び第2
図に示すように、ベース芯材28と該ベース芯材28の上面
に固定された意匠変更部材30Aとからなる。
一方、第2クラッシュパッドBは、第4図に示すよう
に、ベース芯材28、表皮24Bと、ベース芯材28と表皮24B
との間に介在された発泡樹脂26Bとからなる。
ベース芯材28は、板状の硬質合成樹脂体からなり、上
記のセンターデフロスター用グリル10、サイドデフロス
ター用グリル14、センターベンチレータ用グリル16、サ
イドベンチレータ用グリル18及びインジケーター用グリ
ル20が取り付けられる部位に、各々所定の大きさの開口
部32,32,…が設けられており、単独で第2クラッシュパ
ッドBを成形するのに適した芯材形状を有している。
意匠変更部材30Aには、板状の硬質合成油脂体からな
り、ベース芯材28の上面における左部82aに固定されて
ベース芯材28と共に第1クラッシュパッドAを成形する
のに適した芯材形状を形成する。
意匠変更部材30Aの下面における前後方向の中央部に
は3個の円筒状のボス34が左右方向に略等間隔に突設さ
れている一方、ベース芯材28における上記ボス34と対応
する部位には貫通孔36が設けられており、該貫通孔36に
挿通されたボルト38が上記ボス34に螺着されることによ
り、意匠変更部材30Aはベース芯材28に固定されてい
る。この場合、各ボス34には該ボス34から前後方向の各
々に延びるリブ40,40が設けられており、意匠変更部材3
0Aの変形を防止している。
また、意匠変更部材30Aの後端における下面には6個
の突起体42が左右方向に略等間隔に突設されている一
方、ベース芯材28における上記突起体42と対応する部位
には凹部44が設けられておい、該凹部44に上記突起体42
が嵌入されることにより、意匠変更部材30Aの後端部の
位置決めがなされている。
さらに、ベース芯材28の左部28a前端における垂直面
の上端には、左右方向に延びる段状の切欠凹部46が設け
られており、該切欠凹部46に意匠変更部材30Aの前端部
が載置されることにより、意匠変更部材30Aの前端部の
位置決めがなされている。
表皮24A及び24Bは、いずれも軟質合成樹脂からなり、
各々第1の表面意匠及び第2の表面意匠と対応する形状
に形成されている。
発泡樹脂26A及び26Bは、いずれも発泡性樹脂例えば発
泡性半硬質ポリウレタン樹脂からなり、ベース芯材28、
意匠変更部材30A、表皮24A及び24Bと一体になるように
各々発泡されており、また第1クラッシュパッドA及び
第2クラッシュパッドBを形成するために適した略均一
の厚さに各々成形されている。
以上のように、第2クラッシュパッドBの芯材はベー
ス芯材28単独で構成され、第1クラッシュパッドAの芯
材22Aはベース芯材28と意匠変更部材30Aとの組み合わせ
で構成されており、第1及び第2の2種類の異なる表面
意匠に形成されたクラッシュパッドA及びBを成形する
ための芯材としては、ベース芯材28と意匠変更部材30A
を準備するのみでよい。
第6図は、上記実施例における意匠変更部材30Aの変
形例を示している。該変形例においては、意匠変更部材
30Bは、発泡性樹脂例えば発泡性硬質ポリウレタン樹脂
によって第1クラッシュパッドAと第2クラッシュパッ
ドBとの間に存在する段差を埋める形状に予め成形され
ており、接着剤48によってベース芯材28の左部28aに固
定されて第1クラッシュパッドAの芯材22Aを構成す
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係るクラッシュパッド
用芯材によると、一の表面意匠を有するクラッシュパッ
ドに対応したベース芯材と、該ベース芯材の組合せで他
の表面意匠を有するクラッシュパッドに対応した意匠変
更部材とを備えたため、このベース芯材と意匠変更部材
とを準備するのみで複数種類の表面意匠の異なるクラッ
シュパッドを製造することができるので、複数種類の表
面意匠からなるクラッシュパッドを製造する場合の製造
コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、第1図はク
ラッシュパッドの断面図、第2図は芯材の一部切截分解
斜視図、第3図はクラッシュパッドの斜視図、第4図及
び第5図は上記実施例のベース芯材を用いた他のクラッ
シュパッドを示し、第4図はその断面図、第5図はその
斜視図、第6図は上記実施例における意匠変更部材の変
形例を示す断面図である。 A……第1クラッシュパッド B……第2クラッシュパッド 22A……芯材 24A……表皮 26A……発泡樹脂 28……ベース芯材 30……意匠変更部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯材と表皮との間に両者と一体になるよう
    に発泡された発泡樹脂を介在してなる表面意匠の異なる
    複数種類のクラッシュパッドを成形するためのクラッシ
    ュパッド用芯材であって、 一の表面意匠を有するクラッシュパッドを成形するため
    に単独に設けられ、該一の表面意匠に対応した形状の表
    皮との間に介在される発泡樹脂の肉厚が略均一になるよ
    うに形成されたベース芯材と、 他の表面意匠を有するクラッシュパッドを成形するため
    に上記ベース芯材との組合せにて設けられ、該ベース芯
    材の表面に固定されて該ベース芯材と共に上記他の表面
    意匠に対応した形状の表皮との間に介在される発泡樹脂
    の肉厚が略均一になるように形成された意匠変更部材と を備えていることを特徴とするクラッシュパッド用芯
    材。
JP1990059712U 1990-06-05 1990-06-05 クラッシュパッド用芯材 Expired - Lifetime JP2525051Y2 (ja)

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JPH0418055U JPH0418055U (ja) 1992-02-14
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