JPH0752965Y2 - 樹脂成形品のファスナー取付座 - Google Patents

樹脂成形品のファスナー取付座

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JPH0752965Y2
JPH0752965Y2 JP6203590U JP6203590U JPH0752965Y2 JP H0752965 Y2 JPH0752965 Y2 JP H0752965Y2 JP 6203590 U JP6203590 U JP 6203590U JP 6203590 U JP6203590 U JP 6203590U JP H0752965 Y2 JPH0752965 Y2 JP H0752965Y2
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JP
Japan
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mounting seat
fastener
mounting
resin molded
core body
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JP6203590U
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JPH0419906U (ja
Inventor
勝斎 尾世
Original Assignee
西川化成株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ドアトリムやインストルメントパネル等の樹
脂成形品を自動車の車体(取付体)に組み付けるための
ファスナーが取り付けられる樹脂成形品のファスナー取
付座に関する。
(従来の技術) 上記のファスナー取付座としては、実開昭62−95930号
公報に示されるように、硬質発泡層からなる芯体を有す
る上記芯体にインサート成形され、ファスナーの装着基
部が挿着される取付用凹部を備えたものが知られてい
る。
しかるに、例えばドアトリムをドア本体(取付体)に組
み込む前に、ハーネスクリップやドアポケット内壁板等
の部品を該ドアトリムに予め取り付けておくことがあ
る。この場合、上記のような各種部品をビス等で硬質発
泡層からなる芯体に取り付けると、芯体が硬質発泡体で
あるため取付け強度が不足すると共に、上記ビスを一度
締め付けると芯体におけるビスを捩じ込まれた部位がく
ずれるので、該部位に再度部品を取り付けることができ
ないという問題がある。
このような事態を避けるため、取付け強度が要求される
部品或いは脱着を必要とする部品をドアトリムやインス
トルメントパネルの芯体に取り付ける場合には、芯体に
剛性の高いボス部を形成する必要がある。そこで、この
ような場合には、従来、硬質材からなるボス部材を芯体
にインサート成形することによって対処してきた。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、上記のようにすると、ファスナーを取り付け
るファスナー取付座のほかに、各種部品を取り付けるボ
ス部材も必要になり、部品点数が増加するという問題を
避けられなかった。
上記に鑑みて、本考案は、部品点数を増加させることな
く、剛性の高いボス部を樹脂成形品の芯体に形成するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案は、ファスナーを取
り付けるファスナー取付座にボス部を一体に付設するこ
とにより、ファスナー取付座にボス部の機能をも持たせ
るものである。
具体的に本考案が講じた解決手段は、硬質発泡層からな
る芯体を有する樹脂成形品の上記芯体にインサートさ
れ、上記樹脂成形品を取付体に組み込むためのファスナ
ーが取り付けられる硬質材からなるファスナー取付座を
対象とし、一端側に上記芯体にインサートされるインサ
ート部を、他端側に上記ファスナーの装着基部が挿着さ
れる取付用凹部を各々有している取付座本体と、該取付
座本体の側面に一体に付設され各種部品が取り付けられ
るボス部とを備える構成とするものである。
(作用) 上記の構成により、取付座本体はファスナーの装着基部
が挿着される取付用凹部を有しているため、該取付用凹
部にファスナーの装着基部を挿着することにより、ファ
スナーを従来どおりファスナー取付座に取り付けること
ができ、また取付座本体の側面にボス部が一体に付設さ
れているため、各種部品を当該ファスナー取付座に取り
付けることもできる。そして、ファスナー取付座が硬質
材からなるため、ボス部に取り付けられた各種部品の取
付け強度が向上すると共に各種部品を脱着してもボス部
がくずれることがない。
さらに、ファスナー取付座は取付座本体の側面にボス部
が突設された形状であるため、ファスナー取付座が形成
型内で回転しないので、該樹脂成形品にインサート成形
されるファスナー取付座の取付方向を所定の方向に設定
することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第8図は、本考案の一実施例に係るドアトリムのファス
ナー取付座A(第1図ないし第3図参照)が適用された
ドアトリムBを示し、該ドアトリムBには、その内側の
中央部にアームレスト10が設けられ、該アームレスト10
の後部にドアポケット12が設けられている。
第1図はドアポケット12が設けられていない位置におけ
るドアトリムBの第8図I−I線の縦断面構造、第2図
はドアポケット12が設けられた位置におけるドアトリム
Bの第8図II−II線の縦断面構造、第3図はドアトリム
Bの第8図III−III線の横断面構造を各々示し、該ドア
トリムBは、硬質発泡層例えば発泡硬質ウレタン樹脂体
からなる芯体14と、芯体14の表面に一体に設けられた表
皮16と、芯体14の裏面に取り付けられたポケット内壁板
18とからなる。この場合、芯体14は、図示していない形
成型に表皮16をセットした後、該表皮16の裏面側に発泡
性硬質ウレタン樹脂を供給し、該発泡性硬質ウレタン樹
脂を発泡、硬化させることにより、表皮16の裏面に一体
に成形されている。、またポケット内壁板18は、芯体14
の裏面の適所に突設された内壁板取付用ボス19にボルト
20を介して固定されている。
第4図はファスナー取付座Aの平面構造、第5図はファ
スナー取付座Aの縦断面構造を各々示し、ファスナー取
付座Aの取付座本体22は、上記ドアトリムBを図示して
いないドア本体に取り付けるためのファスナー24が取り
付けられるものであって、下端が開放している中空部26
を有する円錐台の形状をしており、上壁部28と周壁部30
とから構成されている。該取付座本体22は、上壁部28の
中央に設けられた円形孔32と、該円形孔32から扇状に外
方へ延びると共に下方へ垂下している断面L字状の切欠
部34とを有し、上述の中空部26、上壁部28、円形孔32及
び切欠部34によって取付用凹部36が構成されており、フ
ァスナー24の装着基部24aの中途部に形成された径小の
首部24bが切欠部34を通って円形孔32にスライド式に挿
入されることにより、ファスナー24の装着基部24aは取
付用凹部36に挿着れる。すなわち、ファスナー24の一対
のフランジ部24c,24dの間に上記取付座本体22の上壁部2
8が挾着される。
また、取付座本体22は、周壁部30の下端周縁において外
方へ突出する環状のフランジ部38を有しており、該フラ
ンジ部38及び周壁部30の下端部によって上記芯体14にイ
ンサートされるインサート部39が構成されている。この
場合、フランジ部38は、取付座本体22の下端部が芯体14
にインサート成形されたときに、取付座本体22が芯体14
から離脱するのを阻止する。
さらに、取付座本体22の周壁部30の下端開口部には円板
状のキャップ40が嵌着されており、該キャップ40は取付
座本体22が芯体14にインサートされる際に発泡性硬質ウ
レタン樹脂が中空部26内に進入するのを防止している。
本実施例の特徴として、取付座本体22の周壁部30の側面
には、円形断面のボス穴42aを有する大略半円柱状のボ
ス部42が一体に設けられており、該ボス部42のボス穴42
aにビスを捩じ込むことにより、部品を該ボス部42に取
り付けることができる。
第6図は上記ファスナー取付座Aを成形型Cにセットし
た状態の縦断面構造、第7図は成形型Cの横断面構造を
各々示している。成形型Cのキャビティ面44には、ファ
スナー取付座Aに対応した断面形状を有し且つファスナ
ー取付座Aの高さよりも浅い深さを有する凹部からなる
取付座保持部46が設けられており、該取付座保持部46に
はファスナー取付座Aがセットされている。この場合、
ファスナー取付座Aは、取付用凹部36が取付座保持部46
の奥面と対向し且つインサート部39が取付座保持部46か
ら突出した状態で、すなわちインサート部39が上記キャ
ビティ面44から突出した状態でセットされており、該フ
ァスナー取付座Aは取付座保持部46の開口部周縁に嵌着
された弾性体48によって保持されている。
以上のようにしてファスナー取付座Aを取付座保持部46
にセットすると、ファスナー取付座Aは、取付座本体22
にボス部42が突設されたひょうたん状の断面形状を有し
ているため、発泡性硬質ウレタン樹脂を成形型Cの内部
へ供給する際に、ファスナー取付座Aが取付座保持部46
内で回転しない。このため、取付用凹部35の切欠部34の
開口方向をファスナー24の取付用凹部36から離脱が互い
に阻止される方向に、すなわち切欠部34が水平面より上
方向に位置するように設定しておくことにより、ドアト
リムBのドア本体から離脱が防止される。
また、ファスナー取付座Aのボス部42のボス穴42aにビ
ス54を捩じ込んで、第1図及び第2図の上部に示すよう
にハーネス50を保持した各種部品としてのハーネスクリ
ップ52のドアトリムBに取り付けたり、或いは第3図の
左部に示すように、各種部品としてのポケット内壁板18
をドアトリムBに取り付けたりすると、ビス54は硬質材
からなるボス部42に捩じ込まれるため、ハーネスクリッ
プ52或いはポケット内壁板18の取付け強度が向上すると
共にビス54を脱着してもボス穴42aが破損することがな
い。
尚、上記実施例では、樹脂成形品としてドアトリムに適
用した場合について説明したが、ドアトリム以外のイン
ストルメントパネル、ピラートリム等にも適用できるこ
とは勿論である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る樹脂成形品のファス
ナー取付座は、ファスナーの装着基部が挿着される取付
用凹部を有する取付座本体と、該取付座本体に一体に付
設されたボス部とを有しているため、ファスナーを取付
座本体に取り付けことができると共に、各種部品をボス
部に取り付けることができる。
また、本考案に係るファスナー取付座は硬質材製である
から、該ファスナー取付座を樹脂成形品の芯材にインサ
ートすることにより該芯体に剛性の高いボス部を形成す
ることができる。
このため、本考案によると、部品点数を増加させること
なく、剛性の高いボス部を樹脂成形品の芯体に形成する
ことができる。
さらに、本考案に係るファスナー取付座は、取付座本体
の側面にボスが突設された形状であるため、インサート
成形されたファスナー取付座の取付方向を所定の方向に
設定することができるので、樹脂成形品の取付体からの
離脱を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例が適用されたドアト
リムを示し、第1図は第8図のI−I線縦断面図、第2
図は第8図のII−II線縦断面図、第3図は第8図のIII
−III線横断面図、第4図及び第5図は各々本考案の一
実施例に係るドアトリムのファスナー取付座を示し、第
4図は平面図、第5図は縦断面図、第6図はファスナー
取付座を取り付けた成形型の縦断面図、第7図は成形型
の横断面図、第8図は本考案の一実施例が適用されたド
アトリムの斜視図、第9図はファスナーの正面図であ
る。 A……ファスナー取付部 B……ドアトリム(樹脂成形品) 14……芯体 22……取付座本体 24……ファスナー 24a……装着基部 36……取付用凹部 39……インサート部 42……ボス部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質発泡層からなる芯体を有する樹脂成形
    品の上記芯体にインサートされ、上記樹脂成形品を取付
    体に組み込むためのファスナーが取り付けられる硬質材
    からなるファスナー取付座であって、 一端側に上記芯体にインサートされるインサート部を、
    他端側に上記ファスナーの装着基部が挿着される取付用
    凹部を各々有している取付座本体と、 該取付座本体の側面に一体に付設され各種部品が取り付
    けられるボス部とを備えたことを特徴とする樹脂成形品
    のファスナー取付座。
JP6203590U 1990-06-11 1990-06-11 樹脂成形品のファスナー取付座 Expired - Lifetime JPH0752965Y2 (ja)

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JPH0419906U JPH0419906U (ja) 1992-02-19
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JPH05255195A (ja) * 1992-03-13 1993-10-05 Idemitsu Petrochem Co Ltd 新規化合物及びその製造方法、液晶材料用組成物、液晶組成物並びに液晶素子

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