JPH077129Y2 - 表皮材一体成形発泡体の成形型 - Google Patents

表皮材一体成形発泡体の成形型

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JPH077129Y2
JPH077129Y2 JP12955890U JP12955890U JPH077129Y2 JP H077129 Y2 JPH077129 Y2 JP H077129Y2 JP 12955890 U JP12955890 U JP 12955890U JP 12955890 U JP12955890 U JP 12955890U JP H077129 Y2 JPH077129 Y2 JP H077129Y2
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稔 前田
博一 大村
英継 岡崎
哲也 小田
裕 佐々木
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は予め袋状に形成された表皮材を中子型で所定形
状に保持させて上下型のキャビティ空間内に挿置した
後、その表皮材の内部に発泡樹脂を充填させて発泡させ
ることにより自動車シートのクッションフォーム等を表
皮材と一体成形するのに用いられる成形型の改良に関す
るものである。
従来の技術 従来、この種の成形型としては、第6図で示す如く上型
80と下型81とからなる成形型で上型80に形成した注入口
801と対応位置させて型内の下部側に発泡樹脂Pの受け
皿802を挾持部803で着脱自在に取付け、その受け皿802
で受止める発泡樹脂Pを周辺縁からキャビティ内に分散
流入させ、その発泡樹脂Pの発泡成形後脱型するときに
受け皿802をクッションフォームの層内に残存させ、事
後にクッションフォームから受け皿802を取り出すもの
が知られている(実開昭64−52710号)。また、第7図
に示す如く上型90と下型91とからなる成形型のキャビテ
ィ空間内に中子型92を備え、その中子型92の側部に発泡
樹脂Pの貯留部920を設けると共に貯留部920の下部側に
受け板921を下型91の側部面に向けて突設し、貯留部920
に充填した発泡樹脂Pを溢流させて受け板921の周辺縁
からキャビティ空間内に分散注入するものも知られてい
る(実開昭64−52709号)。
考案が解決しようとする課題 然し、前者の成形型では発泡成形毎に発泡樹脂Pの受け
皿802を上型80に備付けなければならないから手間が掛
り、また、上型80の脱型時に受け皿802が下方に引張ら
れるのに伴ってクッションフォームを破損する虞れがあ
り、更にクッションフォームから事後に受け皿802を取
り出さなければならないから非常に面倒な作業が必要と
なる。これに対し、後者の成形型では中子型92の端部側
に設けられた貯留部920から溢流した発泡樹脂Pが受け
板921の周辺縁よりキャビティ空間内の片隅寄りに局所
的に流入されて型全体で不均一に分散されることになる
から成形性が悪くなることを免れ得ない。
茲において、本考案は発泡樹脂をキャビティ空間内に均
一に分散できて成形性を良好にできる表皮材一体成形発
泡体の成形型を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案に係る表皮材一体成形発泡体の成形型において
は、型内に組付ける中子型に上型の注入孔を型内に臨ま
せる開口部を設け、この開口部の側面から型内の中央側
に向けて上型の注入孔から充填される樹脂材料の受け部
を突設位置することにより構成されている。
作用 この表皮材一体成形発泡体の成形型では中子型の開口部
から上型の注入孔を型内に臨ませ、その注入孔より充填
される樹脂材料を開口部の側面から突設位置する受け部
で型内の中央側に向けて流入させるため、樹脂材料を型
内に均一に分散せることができるようになる。
実施例 以下、第1〜5図を参照しながら説明すれば、次の通り
である。
この成形型は自動車用シートクッションフォームを表皮
材と一体成形するのに用いられるものであり、第1図に
示すように中子型1を備えて下型2と上型3とから構成
されている。中子型1は中央に開口部10を有する下向き
皿状に形成され、その開口部10の内周側には発泡樹脂の
受け部11が適宜な大きさの板状で型内の中央側に向けて
突設されている。また、この中子型1には第2図に示し
如く掛止片12,12…が隅角部から外方に突出させて取付
けられている。それに加えて、中子型1の上面側には第
3図で示す如く後述する表皮材6の端末を係着可能な係
止片13,13…がビス等で周辺に沿って所定の間隔毎に複
数個備付けられている。下型2は表皮材6を挿置する凹
部20を持ち、この型合せ面には中子型1の掛止部12,12
…を嵌込み係止する凹溝20,20…が設けられている。こ
の掛止部12,12…は凹溝20,20に嵌込むことにより中子型
1を下型2に組付けると共に、中子型1で支持する表皮
材を下型2の凹部20内に掛止め配置することができる。
その下型2と上型3はパッキング部材14、3a,3b…を介
装すれば型合せ面を緊密に面合せさせて型締め固定する
ことができる。また、上型3には中子型1の受け部11の
上方に位置させて発泡樹脂の注入孔30が設けられてい
る。この注入孔30は中子型1の開口部10を介して型内に
臨み、中子型2で袋状に支持する表皮材6の内部に発泡
樹脂を充填するようにできる。その中子型1の開口部10
は下型2に型締め固定する上型3で閉鎖することがで
き、各合せ面には同様にパッキング部材3cを介して当接
配置すれば気密にシールできる。
この成形型を用いては、第4図aに示す如く中子型1の
外周側に表皮材6の端末6aを全周に亘って係着すると共
に中子型1で表皮6を下型の凹部20内に挿置した後、上
型3を型締め固定させて注入孔30から発泡樹脂7を型内
に充填すると、まず、その発泡樹脂7を受け部11が受止
めて周辺縁から分散することによりキャビティ空間内に
挿置された表皮材6の内部に流入させるようになる。こ
のとき、受け部11がキャビティ空間内の中央部寄りに向
けて突出位置するから、発泡樹脂7はキャビティ空間内
の全体に均一に広がるようになる。従って、発泡樹脂7
は良好に発泡させることができるため、表皮材6の内部
で均一に発泡させて表皮材6と一体のクッションフォー
ム7′として成形することができる。
なお、第5図で示すように下型2の底面が片側から他方
に向って下り勾配の斜面で形成されている場合には発泡
樹脂の受け部11は上手側から中央側に向けて突出位置さ
せればよい。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る表皮材の一体成形発泡体の成
形型に依れば、上型の注入孔から型内に充填する発泡樹
脂を型内の中央側に向けて突出する受け部で均一に分散
させて流入できるから、発泡樹脂の成形性を向上するこ
とを可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る成形型を示す横断面図、第2図は
同成形型で中子型の下型に対する組付着構造を示す説明
図、第3図は同中子型に表皮材を係着する係止片を示す
部分拡大図、第4図a,bは同成形型の使用状態を説明す
る説明図、第5図は同成形型の縦断面図、第6,7図は従
来例に係る成形型を示す断面図である。 1:中子型、10:開口部、11:受け部、2:下型、3:上型、3
0:注入孔、7:発泡樹脂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58 (72)考案者 小田 哲也 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)考案者 佐々木 裕 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下型(2)に表皮材(6)を支持する中子
    型(1)を組付け、その下型(2)に上型(3)を型締
    め固定した後、上型(3)の注入孔(30)から中子型
    (1)で支持した表皮材の内部に発泡樹脂(7)を充填
    させて表皮材と一体の発泡体を型内で所定形状に成形す
    る成形型において、上記中子型(1)に上型(3)の注
    入孔(30)を型内に臨ませる開口部(10)を設け、この
    開口部(10)の側面から型内の中央側に向けて上型
    (3)の注入孔(30)から充填される発泡樹脂(7)の
    受け部(11)を突設位置させたことを特徴とする表皮材
    一体成形発泡体の成形型。
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