JPH06179223A - ヘッドレストの成形方法 - Google Patents
ヘッドレストの成形方法Info
- Publication number
- JPH06179223A JPH06179223A JP4353202A JP35320292A JPH06179223A JP H06179223 A JPH06179223 A JP H06179223A JP 4353202 A JP4353202 A JP 4353202A JP 35320292 A JP35320292 A JP 35320292A JP H06179223 A JPH06179223 A JP H06179223A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protector
- headrest
- mold
- positioning piece
- skin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車のヘッドレストを成形するとき、成形
金型にセットしたヘッドレストのプロテクタが、発泡液
を注入するまでに移動するのを防止し、かつ金型への表
皮のセットを容易にする。 【構成】 プロテクタ５を磁力で吸引される材質で形成
し、金型１１にはプロテクタ５を磁力で吸引する材質の
位置決め片１４を取付け、ヘッドレストフレ−ム４を取
付けたプロテクタ５に表皮３を取付けて、金型１１にセ
ットしてプロテクタ５を位置決め片１４に吸着させて固
定したのち、表皮３内に発泡液を注入する。
金型にセットしたヘッドレストのプロテクタが、発泡液
を注入するまでに移動するのを防止し、かつ金型への表
皮のセットを容易にする。 【構成】 プロテクタ５を磁力で吸引される材質で形成
し、金型１１にはプロテクタ５を磁力で吸引する材質の
位置決め片１４を取付け、ヘッドレストフレ−ム４を取
付けたプロテクタ５に表皮３を取付けて、金型１１にセ
ットしてプロテクタ５を位置決め片１４に吸着させて固
定したのち、表皮３内に発泡液を注入する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の座席に取付
けられるヘッドレストの成形方法に関するものである。
けられるヘッドレストの成形方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ヘッドレストは、表皮と表皮内のクッシ
ョンとからなるヘッド、ヘッドレストフレ−ム、及びヘ
ッドをヘッドレストフレ−ムに固定するプロテクタとか
ら構成されている。
ョンとからなるヘッド、ヘッドレストフレ−ム、及びヘ
ッドをヘッドレストフレ−ムに固定するプロテクタとか
ら構成されている。
【０００３】ヘッドレストの成形は、プロテクタへ挿通
したヘッドレストフレ−ムに表皮を取付けて、上型と下
型とからなる金型にセットしたのち、表皮内にクッショ
ンを形成するポリウレタン発泡液などの発泡液を注入し
て成形していた。
したヘッドレストフレ−ムに表皮を取付けて、上型と下
型とからなる金型にセットしたのち、表皮内にクッショ
ンを形成するポリウレタン発泡液などの発泡液を注入し
て成形していた。
【０００４】このプロテクタは、前述のようにヘッドレ
ストフレ−ムを挿通した状態で金型にセットするため、
プロテクタを正規の位置へセットするのに手間がかか
り、又セットして発泡液を注入するまでに移動しやす
く、移動すれば製品不良となって多大の損失が発生して
いた。
ストフレ−ムを挿通した状態で金型にセットするため、
プロテクタを正規の位置へセットするのに手間がかか
り、又セットして発泡液を注入するまでに移動しやす
く、移動すれば製品不良となって多大の損失が発生して
いた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、ヘッドレストの成型時にプロテクタが正
規の位置へセットするのを容易にし、又移動することを
防止することにある。
とする課題は、ヘッドレストの成型時にプロテクタが正
規の位置へセットするのを容易にし、又移動することを
防止することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、ヘッドレス
トのヘッドをヘッドレストフレ−ムに固定するプロテク
タは、磁力に吸引される材質で形成され、ヘッドレスト
成形金型は、プロテクタを磁力で吸引する材質のプロテ
クタ位置決め片が取付けられており、ヘッドレストフレ
−ムを取付けたプロテクタに表皮を取付けて、金型にセ
ットしてプロテクタを位置決め片に吸着させたのち、表
皮内に発泡成形液を注入することに特徴がある。
トのヘッドをヘッドレストフレ−ムに固定するプロテク
タは、磁力に吸引される材質で形成され、ヘッドレスト
成形金型は、プロテクタを磁力で吸引する材質のプロテ
クタ位置決め片が取付けられており、ヘッドレストフレ
−ムを取付けたプロテクタに表皮を取付けて、金型にセ
ットしてプロテクタを位置決め片に吸着させたのち、表
皮内に発泡成形液を注入することに特徴がある。
【０００７】
【作用】金型の位置決め片にプロテクタが磁力で吸着さ
れて固定されるため、金型にセットが容易で、発泡液を
注入するまで正規の位置から移動しない。
れて固定されるため、金型にセットが容易で、発泡液を
注入するまで正規の位置から移動しない。
【０００８】
【実施例】まず図４によりヘッドレストについて概説す
ると、１はヘッドで、クッション２、表皮３からなり、
クッション２は、例えばポリウレタンフォ−ムなどを材
質とする。４はヘッドレストフレ−ムであって、プロテ
クタ５を通ってクッション内に固定されている。
ると、１はヘッドで、クッション２、表皮３からなり、
クッション２は、例えばポリウレタンフォ−ムなどを材
質とする。４はヘッドレストフレ−ムであって、プロテ
クタ５を通ってクッション内に固定されている。
【０００９】プロテクタ５には、図５ないし図７に詳細
に示すように、プロテクタ５の外周を連続した、表皮３
の端末部を嵌め込むための溝６と、ヘッドレストフレ−
ム４を挿通する左右一対のフレ−ム孔７と、中央の発泡
液の注入孔８とがそれぞれ設けられている。
に示すように、プロテクタ５の外周を連続した、表皮３
の端末部を嵌め込むための溝６と、ヘッドレストフレ−
ム４を挿通する左右一対のフレ−ム孔７と、中央の発泡
液の注入孔８とがそれぞれ設けられている。
【００１０】このプロテクタ５は、従来は耐熱性の硬質
合成樹脂を材質としていたが、実施例では磁力に吸引さ
れるよう、耐熱性の硬質合成樹脂に鉄粉を混入して成形
されている。
合成樹脂を材質としていたが、実施例では磁力に吸引さ
れるよう、耐熱性の硬質合成樹脂に鉄粉を混入して成形
されている。
【００１１】一方成形用の金型１１は、図１ないし図３
に示すように上型１２と下型１３とからなり、上型１２
と下型１３とには、ヘッドレストの成形のためにセット
されたプロテクタ５の正規の位置を決める、上下一対の
位置決め片１４が取付けられている。
に示すように上型１２と下型１３とからなり、上型１２
と下型１３とには、ヘッドレストの成形のためにセット
されたプロテクタ５の正規の位置を決める、上下一対の
位置決め片１４が取付けられている。
【００１２】位置決め片１４は、磁石で形成されてお
り、セットされたプロテクタ５を吸着する。そしてこの
位置決め片１４のプロテクタ５と対向する面は、吸着し
たプロテクタ５が容易に移動しないように、プロテクタ
５の対向する面が嵌まり込むように形成されている。１
５は左右一対のフレ−ム孔、１６は中央の注入管孔で、
いずれも金型１１外へ開口する。
り、セットされたプロテクタ５を吸着する。そしてこの
位置決め片１４のプロテクタ５と対向する面は、吸着し
たプロテクタ５が容易に移動しないように、プロテクタ
５の対向する面が嵌まり込むように形成されている。１
５は左右一対のフレ−ム孔、１６は中央の注入管孔で、
いずれも金型１１外へ開口する。
【００１３】なお実施例にかえて、プロテクタ５に位置
決め片１４と互いに吸引する磁石片を設けてもよく、又
この場合、位置決め片１４を鉄粉を混入した耐熱性の硬
質合成樹脂製としてもよい。
決め片１４と互いに吸引する磁石片を設けてもよく、又
この場合、位置決め片１４を鉄粉を混入した耐熱性の硬
質合成樹脂製としてもよい。
【００１４】そこでヘッドレストの成形は次のように行
なわれる。ヘッドレストフレ−ム４をプロテクタ５に挿
通し、表皮３の末端部をプロテクタ５の溝６に嵌め込
む。次いで上型１２を開いて下型１３に、ヘッドレスト
をセットする。金型１１外へ延出したヘッドレストフレ
−ム４の端部は、ストッパ１７に当接させて固定する。
セット時、プロテクタ５は位置決め片１４に吸着される
ので、容易にセットでき、又正規の位置から移動しな
い。
なわれる。ヘッドレストフレ−ム４をプロテクタ５に挿
通し、表皮３の末端部をプロテクタ５の溝６に嵌め込
む。次いで上型１２を開いて下型１３に、ヘッドレスト
をセットする。金型１１外へ延出したヘッドレストフレ
−ム４の端部は、ストッパ１７に当接させて固定する。
セット時、プロテクタ５は位置決め片１４に吸着される
ので、容易にセットでき、又正規の位置から移動しな
い。
【００１５】セットが終わると上型１２を下ろして、注
入管孔１６を通して注入管１８を表皮３内へ挿入し、ポ
リウレタン発泡液を注入して発泡させると、ヘッドレス
トは成形される。
入管孔１６を通して注入管１８を表皮３内へ挿入し、ポ
リウレタン発泡液を注入して発泡させると、ヘッドレス
トは成形される。
【００１６】
【発明の効果】ヘッドレストの成形時、プロテクタは金
型の位置決め片に吸着されて、金型へのセットが容易で
作業時間の短縮が図れ、又発泡液を表皮内へ注入するま
でに正規の位置から移動しないため、従来のようにプロ
テクタの位置なおしをする手間が省けて能率的である。
型の位置決め片に吸着されて、金型へのセットが容易で
作業時間の短縮が図れ、又発泡液を表皮内へ注入するま
でに正規の位置から移動しないため、従来のようにプロ
テクタの位置なおしをする手間が省けて能率的である。
【００１７】さらに位置ずれによる不良品の発生が少な
くなって、コストを低減できる。
くなって、コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】ヘッドレストを金型にセットした状態の縦断面
略図である。
略図である。
【図２】ヘッドレストを金型にセットした状態の下型の
平面図である。
平面図である。
【図３】位置決め片の正面図である。
【図４】ヘッドレストの斜視図である。
【図５】プロテクタの一部欠截正面図である。
【図６】プロテクタの背面図である。
【図７】プロテクタの一部欠截平面図である。
【符号の説明】 １ ヘッド ２ クッション ３ 表皮 ４ ヘッドレストフレ−ム ５ プロテクタ １１ 金型 １２ 上型 １３ 下型 １４ 位置決め片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｂ２９Ｋ 75:00 105:04 Ｂ２９Ｌ 31:58 4Ｆ
Claims (1)
- 【請求項１】 ヘッドレストのヘッドをヘッドレストフ
レ−ムに固定するプロテクタは、磁力に吸引される材質
で形成され、ヘッドレスト成形金型は、プロテクタを磁
力で吸引する材質のプロテクタ位置決め片が取付けられ
ており、ヘッドレストフレ−ムを取付けたプロテクタに
表皮を取付けて、金型にセットしてプロテクタを位置決
め片に吸着させたのち、表皮内に発泡液を注入するヘッ
ドレストの形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4353202A JPH06179223A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | ヘッドレストの成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4353202A JPH06179223A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | ヘッドレストの成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06179223A true JPH06179223A (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=18429254
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4353202A Pending JPH06179223A (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | ヘッドレストの成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06179223A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013132388A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Namba Press Works Co Ltd | 車両シートのヘッドレスト及びその製造方法 |
| CN108527820A (zh) * | 2017-03-02 | 2018-09-14 | 福特全球技术公司 | 形成头枕总成的方法 |
-
1992
- 1992-12-11 JP JP4353202A patent/JPH06179223A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013132388A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Namba Press Works Co Ltd | 車両シートのヘッドレスト及びその製造方法 |
| US9656582B2 (en) | 2011-12-26 | 2017-05-23 | Namba Press Works Co., Ltd | Headrest for vehicle seats and method of manufacturing headrest |
| CN108527820A (zh) * | 2017-03-02 | 2018-09-14 | 福特全球技术公司 | 形成头枕总成的方法 |
| CN108527820B (zh) * | 2017-03-02 | 2022-01-11 | 福特全球技术公司 | 形成头枕总成的方法 |
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