JPH091566A - 接着シートにおけるパッド位置決め方法 - Google Patents

接着シートにおけるパッド位置決め方法

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JPH091566A
JPH091566A JP7151745A JP15174595A JPH091566A JP H091566 A JPH091566 A JP H091566A JP 7151745 A JP7151745 A JP 7151745A JP 15174595 A JP15174595 A JP 15174595A JP H091566 A JPH091566 A JP H091566A
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JP
Japan
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pad
mold
wire
adhesive
positioning
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JP7151745A
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Inventor
Shinji Hirata
慎治 平田
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Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モールドパッドのインサートワイヤを基準と
して発泡型、接着型を統一設定してシートカバーの縫着
部に対するモールドパッドの装飾用の溝部位置決め対応
を正確に行う。 【構成】 モールドパッド32の裏面側を成形する発泡上
型41に設けたワイヤ位置決め用ピン43を介して位置決め
用ワイヤ37を装飾用溝部35の底部35a より所定位置hに
保持してインサート成形し、ワイヤ位置決めピンの引抜
き後にモールドパッドの裏面側に開口する挿入孔38が形
成され、パッドとシートカバー7との接着においては、
シートカバーを添設する接着下型51の成形面52に形成さ
れて同シートカバーの縫着部13a,13b をパッドの装飾用
溝部に挿入可能とする凸条部55を有し、接着上型56には
パッドの挿入孔に挿入可能で、かつ接着下型の凸条部に
指向して挿入孔の位置決め用ワイヤを把持可能にパッド
固定用ピン60を設けてパッドをセットして上型の下動で
装飾用溝部と縫着部とを位置決め接着可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用シート、例え
ばシートクッションはシートカバーとモールドパッドの
接着におけるモールドパッドの位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の接着工法により成形され
るるシートクッション1は、図8に示すように発泡成形
されたモールドパッド2とこのモールドパッド2を包着
するシートカバー7とより構成され、このモールドパッ
ド2は中央部の主パッド部3とその左右に隆起状のサイ
ドパッド部4が形成され、この主パッド部3と左右のサ
イドパッド部4との間には装飾用溝部5が凹設され、ま
た、サイドパッド部4の下面側にはシートフレーム14
を取付けるための凹部6が形成されている。
【0003】また、シートカバー7はファブリックある
いは合成樹脂シート等の表皮8とウレタンスラブからな
るカバーパッド9とをラミネート成形した表皮材から所
定の形状に裁断された主ピース10と左右の框ピース1
1とサイドピース12が縫着されて包着部13a,13
bされている。
【0004】このように成形されたモールドパッド2と
シートカバー7は図9に示すように接着上型16と接着
下型17とが対向配設された接着型15により接着され
る。この接着上型16にはモールドパッド2が位置決め
セットされるもので、同上型16の下面側にはモールド
パッド2の裏面形状に模した形状に形成された押圧面1
8と左右にモールドパッド2の凹部6と嵌込み係止され
る凸部19が形成されてモールドパッド2はその裏面側
が馴染むようにしてセットされるとともに、外周はガイ
ドプレート20により把持状に位置決めセットされる。
【0005】また、接着下型17はシートカバー7の表
面側を添設状にセットする成形面21を有するもので、
この成形面21はモールドパッド2の主パッド部3に倣
う主圧面22と、その左右にはモールドパッドのサイド
パッド部4の隆起面に倣うサイド圧面23が形成される
とともに、この両面22,23の区画部にはその長手方
向に沿ってモールドパッド2に凹設した装飾用の溝部5
へ挿入可能に所定の長さを有する凸条部24が突設され
ている。
【0006】このように形成された接着下型17上には
シートカバー7が反転した状態でその包着部13a,1
3bが凸条部24に沿って添設セットされ、シートカバ
ー7の四周は、例えば針部材等によりセット固定され
る。また、モールドパッド2は主パッド部3,サイドパ
ッド部4および装飾用の溝部5に接着剤を塗布し、図示
のように反転した状態で押圧面18に形成した凸部19
にモールドパッド2の凹部6を嵌込むとともに、ガイド
プレートによりセット固定する。この状態で接着上型1
6を降下することで、接着下型17の凸条部24にセッ
トされた縫着部13a,13bはモールドパッド2の成
形用の溝部5へ挿入されていき、さらに降下することで
主パッド部3は主ピース10に押圧され、また、左右の
サイドパッド部4は框ピース11に押圧されて圧締めさ
れて接着される。このように接着されたシートカバー7
の表面側には装飾用の溝部5に沿って装飾溝25が形成
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の接着シート工法においては、接着上型16の押圧面
18はモールドパッド2の裏面形状に形成されて、セッ
ト・押圧するものであるため、モールドパッド2の表面
の位置と接着下型17に添設セットされるシートカバー
7の縫着部13a,13bの位置とのセット性が悪いと
ずれを生じて装飾溝25が蛇行等して見栄えが悪くなり
外観不良を生ずる問題があり、また、ウレタン発泡品は
一般的には2%前後の収縮があり、この収縮は成形条
件、環境条件により変化され、とくに、モールドパッド
2の装飾用の溝部5では比較的影響を受けて、縫着部1
3a,13bとのずれ、接着ずれ等を生じて外観品質に
不具合を生ずる問題があった。本発明は、上記従来の問
題点を解決するためになされたもので、モールドパッド
にインサートワイヤを設け、このインサートワイヤを基
準として発泡型、接着型を統一設定してシートカバーの
縫着部に対するモールドパッドの装飾用の溝部位置決め
対応を正確に行うことのできる接着シートにおけるパッ
ド位置決め方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、発泡成形工程において成形される主パ
ッド部の左右にサイドパッド部を有し、両パッド部の区
画部に装飾用溝部を凹設したモールドパッドと、縫製工
程においてモールドパッドを包着可能に縫製されたシー
トカバーとを接着工程において接着型により圧締接着す
る接着シートにおけるパッド位置決め方法において、前
記発泡成形工程で成形されるモールドパッドはその装飾
用溝部に沿ってモールドパッドの裏面側を成形する発泡
上型に設けたワイヤ位置決めピンを介して位置決め用ワ
イヤを前記装飾用溝部の底部より所定位置に位置保持し
てインサート成形するとともに、同ワイヤ位置決めピン
の引抜き後にモールドパッドの裏面側に開口する挿入孔
が形成され、かつ同挿入孔底部に位置決め用ワイヤが露
出され、このモールドパッドとシートカバーとを接着す
る接着型においてはシートカバーを反転して添設する接
着下型の成形面に形成されて同シートカバーの縫着部を
モールドパッドの装飾用溝部に挿入可能とする凸条部を
有し、接着上型にはモールドパッドの挿入孔に挿入可能
で、かつ接着下型の凸条部に指向して挿入孔の位置決め
用ワイヤを把持可能にパッド固定用ピンを設けてモール
ドパッドを反転してセット固定し、同接着上型の下動に
より装飾用溝部と縫着部とを位置決め接着可能とする接
着シートにおけるパッド位置決め方法である。
【0009】
【作用】上記構成としたことで、位置決め用ワイヤを基
準としてモールドパッドの装飾用溝部とシートカバーの
縫着部とを正確に位置決め接着することができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面にしたがって説
明すると、この接着シート31は従来と同様に、モール
ドパッド32の発泡成形工程と、シートカバー7の縫製
工程と、このモールドパッド32とシートカバー7とを
接着する接着工程とより構成されている。
【0011】このモールドパッド32は図1に示すよう
に従来とほぼ同様に中央部の主パッド部33とその左右
に隆起状のサイドパッド部34が形成され、この主パッ
ド部33と左右のサイドパッド部34との間には装飾用
溝部35が凹設され、また、サイドパッド部34の下面
側にはシートフレーム14を取付けるための凹部36が
形成されとともに、同モールドパッド32には位置決め
用ワイヤ37がインサート成形されている。
【0012】この位置決め用ワイヤ37はピアノ線、硬
鋼線等を略長方形状に折曲成形してなるもので、その左
右の長片37aはモールドパッド32に凹設した装飾用
溝部35に沿って図2に示すようにその底部35aより
所定の深さ位置hにインサート成形されている。この位
置決め用ワイヤ37をインサート成形したモールドパッ
ド32を発泡成形する発泡型40は以下のように形成さ
れている。
【0013】この発泡型40は発泡上型41と発泡下型
42とによる合せ型に形成され、この発泡下型42には
モールドパッド32の主パッド部33と左右のサイドパ
ッド部34および装飾用溝部35を成形する成形面42
aが凹設され、また、発泡上型41にはモールドパッド
32の裏面側を成形する成形面41aが形成されてい
る。また、この発泡上型41の成形面41a側には位置
決め用ワイヤ37をセット保持するワイヤ位置決めピン
43,43´が垂設されている。
【0014】このワイヤ位置決め用ピン43,43´は
発泡下型42の成形面42aに成形されて装飾用溝部3
5を成形する凸条部42bと対応する位置に位置決め用
ワイヤ37の左右の長片37aの前後および後側の短片
37bの所定位置を保持するため、同凸条部42bに指
向して垂設されるもので、このワイヤ位置決めピン4
3,43´は図4(a)(b)に示すように断面略方形状のピ
ン部44とこのピン部44の先端面の対応する隅角部に
はワイヤ把持爪45が形成され、このワイヤ把持爪45
の把持面45aの間隔は位置決め用ワイヤ37の径より
若干小さく形成され、又、先端面の中央部には磁石46
が取付けられ、各ワイヤ把持爪45は同方向へ配設され
ている。このように設けられたワイヤ位置決めピン4
3,43´のピン部44の長さはワイヤ把持爪45によ
り位置決め用ワイヤ37を把持して発泡上型41により
発泡下型42を閉止した状態で同位置決め用ワイヤ37
は装飾用溝部35を成形する凸条部42bの先端よりほ
ぼh寸法の位置(図2参照)に保持する長さに形成され
ている。
【0015】このように形成された発泡型40によりモ
ールドパッド32を発泡成形するには、先ず、型開きし
た状態で発泡上型41に設けたワイヤ位置決めピン43
に位置決め用ワイヤ37の左右の長片37aおよび後側
の短片37bをそれぞれ対応するワイヤ位置決めピン4
3の把持爪45間に嵌込むと同ワイヤ37は各磁石46
に吸着される。この吸着した状態で短片37bがワイヤ
位置決めピン43´で吸着保持されることで位置決め用
ワイヤ37の位置ずれが防止される。しかる後、発泡下
型42にウレタン液が注入され、型閉じすることで位置
決め用ワイヤ37は所定の位置に位置保持され、この状
態で発泡キュアされる。そして、所定の時間経過して固
化した後、型開きするとワイヤ位置決めピン43,43
´のみが発泡上型41と一体に引き抜かれ、位置決め用
ワイヤ37はその長片37aおよび短片37bが装飾用
溝部35の底部35aよりほぼ寸法hの位置に沿ってモ
ールドパッド32に一体発泡されている。そして、脱型
されたモールドパッド37には図5に示すようにワイヤ
位置決めピン43,43´の引抜き後には挿入孔38が
開設され、この挿入孔38の底部側には図2に示すよう
に位置決めワイヤ37の一部が露出されている。
【0016】また、シートカバー7は従来と同様に縫製
工程において縫製されるもので、所定の形状に裁断され
た主ピース10と左右の框ピース11とサイドピース1
2が縫着されて縫着部13a,13bされてモールドパ
ッド32を包着可能に形成されている。
【0017】このように形成されたモールドパッド32
とシートカバー7は接着工程において接着型50により
接着形成される。この接着型50は図7に示すように従
来と同様の接着下型51と接着上型56とから構成さ
れ、この接着下型51は従来と同様にシートカバー7の
表面側を添設状にセットする成形面52を有するもの
で、この成形面52はモールドパッド32の主パッド部
33に倣う主圧面53と、その左右にはモールドパッド
32のサイドパッド部34の隆起面に倣うサイド圧面5
4が形成されるとともに、この両面53,54の区画部
にはその長手方向に沿ってモールドパッド32に凹設し
た装飾用の溝部35へ挿入可能に所定の間隔で所定の長
さを有する凸条部55が突設されている。
【0018】また、接着上型56の下面側にはモールド
パッド32の裏面形状に模した形状に形成された押圧面
57とモールドパッド32の左右に凹部36と嵌込み係
止される凸部58が形成され、この左右の凸部58の内
側基部にはモールドパッド32に形成された挿入孔38
に挿入可能な間隔で、かつ接着下型51の凸条部55に
指向して垂下されるパッド固定用ピン60が設けられて
いる。
【0019】このパッド固定用ピン60はモールドパッ
ド32の裏面側に形成された挿入孔38に挿入して同挿
入孔38の底部に露出された位置決め用ワイヤ37を把
持するもので、このパッド固定用ピン60は図8(a)(b)
に示すように発泡上型41のワイヤ位置決めピン43の
ピン部44と同様の長さを有し、断面略方形状のピン部
61とこのピン部61の先端面の対応する隅角部には位
置決め用ワイヤ37の外周を把持可能とするばね鋼板等
からなる固定用爪62が形成されている。
【0020】このようにして形成された接着型50によ
りモールドパッド32とシートカバー7とを接着するに
は、図7に示すように従来と同様に、先ず、接着下型5
1上にシートカバー7を反転した状態で、その包着部1
3a,13bを凸条部55に沿って添設セットするとと
もに、シートカバー7の四周は、例えば針部材等により
セット固定される。また、モールドパッド32は主パッ
ド部33,サイドパッド部34および装飾用の溝部35
にホットメルト等の接着剤を塗布し、接着上型56に対
し図示のように反転した状態で押圧面57に形成した凸
部58に凹部36を嵌込むとともに、各パッド固定用ピ
ン60が挿入孔38に挿入されて、その先端部に形成さ
れた固定用爪62により底部に露出された位置決め用ワ
イヤ37が把持されてモールドパッド32はセット固定
される。このモールドパッド32をセット固定した状態
で、接着下型51の凸条部55、縫着部13a(13
b)およびモールドパッド32の装飾用溝部35、位置
決め用ワイヤ37とパッド固定用ピン60は同一線上に
位置されている。
【0021】このようにシートカバー7およびモールド
パッド32をセットした状態で接着上型55を降下す
る。この接着上型55の降下にともないモールドパッド
32のサイドパッド部34および主パッド部33はシー
トカバー7の框ピース11および主ピース10に当接さ
れるとともに、装飾用溝部35と縫着部13a,13b
はそれぞれパッド固定用ピン60と凸条部55を介して
挿入係合されていく。そして所定の加圧力により圧締し
た状態で適宜手段により加熱・冷却することでシートカ
バー7とモールドパッド32とは接着剤により接着され
る。
【0022】そして、接着上型56を上動してシートカ
バー7を接着したモールドパッド32を下方へ引っ張る
ことでパッド固定用ピン60の固定爪62と位置決めワ
イヤ37とが離脱され取出すことができる。以下、上記
の手順により順次モールドパッド32とシートカバー7
とが接着される。
【0023】このように本例接着シート31の接着工法
においては、発泡成形工程で成形されるモールドパッド
32はその装飾用溝部35に沿ってモールドパッド32
の裏面側を成形する発泡上型41に設けたワイヤ位置決
めピン43を介して位置決め用ワイヤ37の長片37a
側を装飾用溝部35の底部35aより所定位置hに位置
保持してインサート成形するとともに、同ワイヤ位置決
めピン43の引抜き後にモールドパッド32の裏面側に
開口する挿入孔38が形成され、かつ同挿入孔38の底
部に位置決め用ワイヤ37が露出され、また、このモー
ルドパッド32とシートカバー7とを接着する接着型5
0においては、シートカバー7を反転して添設する接着
下型51の成形面52に形成されて同シートカバー7の
縫着部13a,13bをモールドパッド32の装飾用溝
部35に挿入可能とする凸条部55を有し、同接着上型
56にはモールドパッド32の挿入孔38に挿入可能
で、かつ接着下型51の凸条部55に指向して挿入孔3
8の位置決め用ワイヤ37を把持可能にパッド固定用ピ
ン60を設けてモールドパッド32を反転してセット固
定して同接着上型56の下動により装飾用溝部35と縫
着部13a,13bとを位置決め接着可能とするもので
ある。
【0024】したがって、このモールドパッド32にイ
ンサート成形される位置決め用ワイヤ37の長片37a
はその装飾用溝部35の底部35aより寸法hの位置に
同溝部35に沿って成形するので、この位置決め用ワイ
ヤ37の一体発泡でモールドパッド32の収縮が拘束さ
れて装飾用溝部35の寸法精度を確保することができ、
また、この位置決めワイヤ37を位置保持するワイヤ位
置決めピン43はモールドパッド32の装飾用溝部35
を成形する発泡下型42の凸条部42bと整合する位置
に垂設し、このモールドパッド32を脱型した状態でワ
イヤ位置決めピン43により挿入孔38が形成され、そ
して、接着工程においては、接着型50の接着上型56
に同挿入孔38に挿入可能で、位置決め用ワイヤ37を
把持可能にパッド固定用ピン60を設けものであるか
ら、同位置決め用ワイヤ37を位置決め基準として取付
けるものである。したがって、発泡型40および接着型
50の製作上で、位置決め用ワイヤ37の位置を統一す
ることにより、モールドパッド32を反転して取付けて
も、凸条部55に添設した縫着部13a,13bに対す
る装飾用溝部35の位置精度を容易に整合してセット固
定することができ、正確な接着位置決めが可能となる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上記のようにモールドパッド
にインサート成形される位置決め用ワイヤの長片はその
装飾用溝部の底部より所定寸法位置に同溝部に沿って成
形するので、この位置決め用ワイヤの一体発泡でパッド
の収縮が拘束されて溝部の寸法精度を確保することがで
き、また、発泡型および接着型の製作上で、位置決め用
ワイヤの位置を統一することにより、モールドパッドを
反転して取付けても、凸条部に添設した縫着部に対する
装飾用溝部の位置精度を容易に整合してセット固定する
ことができ、正確な接着位置決めが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モールドパッドの一部破断した斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】発泡型の断面図である。
【図4】(a) ワイヤ位置決めピンの斜視図である。 (b) ワイヤ位置決めピンの先端下面図である。
【図5】モールドパッドの断面図である。
【図6】本発明に係わる接着シートの断面図である。
【図7】発泡型による接着の説明図である。
【図8】(a) パッド固定用ピンの斜視図である。 (b) パッド固定用ピンの側面図である。
【図9】従来の接着シートの断面図である。
【図10】従来の接着シートの接着型による接着の説明
図である。
【符号の説明】
7 シートカバー 13a,13b 縫着部 31 接着シート 32 モールドパッド 33 主パッド部 34 サイドパッド部 35 装飾用溝部 35a 底部 37 位置決め用ワイヤ 38 挿入孔 40 発泡型 41 発泡上型 42 発泡下型 43 ワイヤ位置決めピン 50 接着型 51 接着下型 55 凸条部 56 接着上型 60 パッド固定用ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:04 105:22 B29L 9:00 31:56

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡成形工程において成形される主パッ
    ド部の左右にサイドパッド部を有し、両パッド部の区画
    部に装飾用溝部を凹設したモールドパッドと、縫製工程
    においてモールドパッドを包着可能に縫製されたシート
    カバーとを接着工程において接着型により圧締接着する
    接着シートにおけるパッド位置決め方法において、 前記発泡成形工程で成形されるモールドパッドはその装
    飾用溝部に沿ってモールドパッドの裏面側を成形する発
    泡上型に設けたワイヤ位置決めピンを介して位置決め用
    ワイヤを前記装飾用溝部の底部より所定位置に位置保持
    してインサート成形するとともに、同ワイヤ位置決めピ
    ンの引抜き後にモールドパッドの裏面側に開口する挿入
    孔が形成され、かつ同挿入孔底部に位置決め用ワイヤが
    露出され、 このモールドパッドとシートカバーとを接着する接着型
    においてはシートカバーを反転して添設する接着下型の
    成形面に形成されて同シートカバーの縫着部をモールド
    パッドの装飾用溝部に挿入可能とする凸条部を有し、接
    着上型にはモールドパッドの挿入孔に挿入可能で、かつ
    接着下型の凸条部に指向して挿入孔の位置決め用ワイヤ
    を把持可能にパッド固定用ピンを設けてモールドパッド
    を反転してセット固定し、同接着上型の下動により装飾
    用溝部と縫着部とを位置決め接着可能とする接着シート
    におけるパッド位置決め方法。
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