JPH0737598Y2 - 接着シート - Google Patents

接着シート

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JPH0737598Y2
JPH0737598Y2 JP9501789U JP9501789U JPH0737598Y2 JP H0737598 Y2 JPH0737598 Y2 JP H0737598Y2 JP 9501789 U JP9501789 U JP 9501789U JP 9501789 U JP9501789 U JP 9501789U JP H0737598 Y2 JPH0737598 Y2 JP H0737598Y2
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JP
Japan
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pad
groove
skin
adhesive
sheet
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JP9501789U
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JPH0333600U (ja
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善雄 荒井
誠 島田
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、あらかじめシート(シートクッション又はシ
ートバック)の外形形状にモールドで発泡成形したパッ
トに、表皮を接着剤で接着することにより形成する接着
シートの改良に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の接着シートは、シートの外観を向上させ
るための装飾用深溝を、シートの平坦部と、隆起部との
境界に沿って設けている。
この深溝は、パットの表面に設けた凹溝に表皮の一部を
挿込むことにり形成している。この表皮は柔軟性を有す
るため、二枚の表皮材(身頃、額縁)両端末に一体に合
成樹脂製のプレートを一体に縫着して、このプレートと
共に両端末をパットの凹溝に挿込んでいる。
これを第7図に基づいて説明する。図中(C)は表皮を
示し、図示する表皮(C)は身頃(21)と額縁(22)と
の接続個所を示し、身頃(21)と額縁(22)はその端末
(21a)(22a)が合成樹脂製プレート(23)に縫糸(2
4)(24)によって一体に縫着され、この縫着部を挿込
部(2)とし、この挿込部(2)がパット(P)に設け
た凹溝(1′)内に挿込まれ、身頃(21)と額縁(22)
がパット(P)の表面に接着されることにより、パット
(P)の凹溝(1′)に沿って装飾用の深溝がシートの
表面に形成される。
図中(23a)はプレート(23)と一体に成形した固定部
で、この固定部(23a)を下型等に挿込むことにより、
表皮(C)を下型に固定してパット(P)に接着するも
のであり、表皮(C)をパット(P)に固定後は、第7
図に示すように切離される。
以上のパット(P)に設けた凹溝(1′)はその内壁面
を略垂直状に形成したU字状の溝から構成されている。
(考案が解決しようとする課題) 以上のパット(P)に設けた凹溝(1′)は、その内壁
面が略垂直状に形成されているため、表皮(C)をパッ
ト(P)に加圧して接着する際、凹溝(1′)の内壁面
は表皮(C)の加圧方向と同一方向になる。そのため、
パット(P)の凹溝(1′)に挿込んだ表皮(C)の挿
込部(2)(2)は、その凹溝(1′)内における加圧
力が低いため、挿込部(2)が凹溝(1′)内に接着し
難い。
そのため、シートの使用によって表皮(C)の挿込部
(2)が浮き上がり、装飾用の深溝に沿って表皮(C)
のたるみが生じ、シートの外観が損なわれる不具合があ
った。
そこで、本考案は前記表皮の挿込部がパット側に確実に
接着し得るようにすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するための本考案は、シートの外形形
状にモールド成形し、表面に凹溝を有する発泡体製のパ
ットと、このパットの表面に接着剤によって接着され、
前記パットの凹溝に挿込まれる挿込部を有する表皮から
なり、前記パットの凹溝はその上部にテーパ状に設けた
接着部と、この接着部に対して幅狭状且つU字状の挿込
部とからなることを特徴とするものである。
(作用) パットの凹溝の上部に設けた接着部は、テーパ状に形成
されているため、該接着部に表皮を接着するための加圧
力が作用する。そのため、表皮の挿込部はパットの凹溝
における接着部に一体に接着される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第6図に基づいて
説明する。
第1図は本考案に係る接着シートを示し、図中(イ)
(イ)はシートバック(SB)の表面に形成した装飾用深
溝を示し、この深溝(イ)(イ)はシートバック(SB)
の平坦部(a)と隆起部(b)(b)(b)との境界に
沿って設けてある。
以上の深溝(イ)は第2図、第3図に示すように、表皮
(C)に設けた挿込部(2)をパット(P)の凹溝
(1)に挿込むことにより形成される。
表皮(C)は前記第7図に示す従来品と同一に、身頃
(21)とこの身頃(21)と異なる材質の額縁(22)の両
端末(21a)(22a)をプレート(23)に一体に縫着して
挿込部(2)を形成したものである。
図中、(21b)(22b)は挿込部(2)近傍の被接着部、
(23)は表皮(C)のまちを夫々示す。
パット(P)はシートバック(SB)の外形形状に成形
し、この成形時に同時にパット(P)の中央部(13)
と、この中央部(13)の隣接する隆起状のサイド部(1
4)(14)との境界線に沿って凹溝(1)が成形され
る。
この凹溝(1)は第4図に示すように断面漏斗状、即ち
テーパ状の接着部(11)と、この接着部(11)に対して
溝幅が幅狭状でU字状に形成した挿込部(12)とから構
成されている。
以上の挿込部(12)を除く接着部(11)、中央部(1
3)、サイド部(14)(14)上面に接着剤(6)が塗布
され、この接着剤(6)を塗布したパット(P)面に表
皮(C)が接着される。
従って、凹溝(1)の接着部(11)(11)に、表皮(2
1)(22)の被接着部(21b)(22b)が接着されて、装
飾用深溝(イ)(イ)が形成される。
そして、凹溝(1)の挿込部(12)に表皮(C)の挿込
部(2)が挿入される。
第5図は表皮(C)をパット(P)に接着する方法を示
し、下型(3)に表皮(C)を裏返して載置し、上型
(4)にパット(P)を固定し、そのパット(P)にお
ける表皮(C)に身頃(21)、額縁(22)(22)に対応
する部分に接着剤を塗布する。そして前記表皮(C)は
第6図に示すように挿込部(2)に設けたプレート(2
3)の固定部(23a)が下型(3)の突起状挟持片(31)
(31)に挟持する。
次に上型(4)のプレス(5)を作動させてパット
(P)を下降させて表皮(C)に加圧して表皮(C)に
パット(P)を接着する。その際、パット(P)の凹溝
(1)を形成する接着部(11)はテーパ状に形成されて
いるため、この接着部(11)にプレス(5)による加圧
力が作用し、表皮(C)の被接着部(21b)(22b)が凹
溝(1)の接着部(11)に接着される。また、下型
(3)の挟持片(31)(31)がパット(P)の凹溝
(1)における挿込部(12)に食い込むため、表皮
(C)の挿込部(2)が挿込部(12)内に挿入される。
表皮(C)にパット(P)を接着後、脱型すると、第2
図、第3図に示すシートバック(SB)が得られる。
(効果) 本考案によればパットの凹溝にテーパ状の接着部を設け
たので、表皮をパットに加圧して接着する際、その加圧
力が接着部に作用し凹溝の接着部に表皮が接着できる。
従って、シートの表皮に形成される装飾用の深溝を構成
する表皮の一部は前記従来品の如く浮き上がることがな
いため、シートの外観が向上する。
加えて、前記従来品のパットに設けた凹溝の形状の一部
を変更するのみで良いため、構造が簡単で低原価が提供
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は斜視図、第2図は第1図におけるII−II線断面
図、第3図は第2図における「A」部の拡大図、第4図
は要部の接着前の状態の断面図、第5図は接着方法を示
す説明図、第6図は第5図の「B」部の拡大図、第7図
は従来品の分解部分断面図である。 図中、(P)はパット、(C)は表皮、(1)はパット
の凹溝、(2)は表皮の挿込部、(11)は凹溝の接着
部、(12)は凹溝の挿込部を各々示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートの外形形状にモールド成形して表面
    に凹溝を設けた発泡体製のパットと、このパットの表面
    に接着剤によって接着すると共に前記パットの凹溝に挿
    込まれる挿込部を有する表皮からなり、前記パットの凹
    溝はその上部にテーパ状に設けた接着部と、この接着部
    に対して幅狭状且つU字状の挿込部とからなることを特
    徴とする接着シート。
JP9501789U 1989-08-11 1989-08-11 接着シート Expired - Lifetime JPH0737598Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9501789U JPH0737598Y2 (ja) 1989-08-11 1989-08-11 接着シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9501789U JPH0737598Y2 (ja) 1989-08-11 1989-08-11 接着シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0333600U JPH0333600U (ja) 1991-04-02
JPH0737598Y2 true JPH0737598Y2 (ja) 1995-08-30

Family

ID=31644295

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JP9501789U Expired - Lifetime JPH0737598Y2 (ja) 1989-08-11 1989-08-11 接着シート

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