JP2518223Y2 - ドアトリムにおける装飾シート端部の取付け構造 - Google Patents

ドアトリムにおける装飾シート端部の取付け構造

Info

Publication number
JP2518223Y2
JP2518223Y2 JP1989054943U JP5494389U JP2518223Y2 JP 2518223 Y2 JP2518223 Y2 JP 2518223Y2 JP 1989054943 U JP1989054943 U JP 1989054943U JP 5494389 U JP5494389 U JP 5494389U JP 2518223 Y2 JP2518223 Y2 JP 2518223Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative sheet
door trim
groove
ornament
decorative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989054943U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02145514U (ja
Inventor
雄三 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araco Corp filed Critical Araco Corp
Priority to JP1989054943U priority Critical patent/JP2518223Y2/ja
Publication of JPH02145514U publication Critical patent/JPH02145514U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2518223Y2 publication Critical patent/JP2518223Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動車ドアのドアトリム(ドアトリムボー
ドともいわれる)におけるオーナメントなどの装飾シー
ト端部の取付け構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、例えば第16図に示すように、自動車のドアトリ
ム31のオーナメント36部分は、ドアトリム成形体表皮4
のひじかけ部8上方の所定位置に、装飾シート7が接着
されている。ドアトリム成形体は、第17図に示すよう
に、基材層2と表皮4を重ねて一体成形され、オーナメ
ント36となす部分の外周に溝部35が設けられ、第18図に
示すように、表皮4のオーナメント36部分に配置した装
飾シート7はその外周が溝部35内に挿入されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記した従来のドアトリム31、オーナ
メント36は外周縁を溝部35内に挿入固定するので、コー
ナ部はシワが生じ易く、かつ溝部35の直線部分とコーナ
部分とは装飾シート7の引張り状態が異なり、出来上り
における溝部幅が不均一になる問題があった。なお、装
飾シート7のコーナ部分の納まりを直線部分と一様にす
るにはコーナ部分に相当する装飾シート7端部に切込み
を入れることも考えられるが、大きな切り込みが必要と
なり、装着した後に外部から切込みが見えて体裁が良く
ないものとなる。
そこで、本考案の課題は前述した従来の不都合な問題
を解消しようとしたもので、オーナメント等の装飾シー
トの直線部分の端部とコーナ部分端部の仕上り性が共に
良好で、体裁の良い仕上りとなし得る、ドアトリムにお
ける装飾シート端部の取付け構造を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記課題を達成するための本考案の手段は、基材層を
主体とし、装飾部位の端部が溝部とされたドアトリム成
形体の装飾部位には、装飾シートが配置され、該装飾シ
ートの端部が前記溝部に挿入固定されてなるドアトリム
において、該装飾部位に配置した装飾シートのコーナ部
分の端部が溝部のコーナ部分に設けたスリットより裏面
側に引出され、基材層の裏面で固定されてなるドアトリ
ムにおける装飾シート端部の取付け構造である。
前記装飾シートはファブリック地、カーペット地、モ
ケット地、ビロード地などの装飾性の高いシート材が用
いられる。
[作用] 装飾シートの端部は溝部に納められる。溝部のコーナ
部分の装飾シート端部は溝部のコーナ部分に設けたスリ
ットを介してドアトリム成形体となる基材層裏面に固定
される。
[実施例] 次に本考案の実施例を第1図〜第15図に基づいて説明
する。
第2図は自動車ドアのドアトリム1を示し、その正面
側はクッション性の表皮4で被われ、8はひじかけ部、
6はファブリック地の装飾シート7を貼ったオーナメン
ト部分である。第1図は第2図ドアトリム1のIII−III
線における拡大断面であり、ドアトリム1は通気性を有
する木質系の基材層2と、該層に重ねたクッション性の
表皮4とにより所定のトリム形状に形成され、オーナメ
ント6の外周は装飾シート挿入用の溝部5とされてい
る。
オーナメント6とする表皮4部分にはファブリック地
の装飾シート7が配置され、該装飾シート7の外周の端
部は溝部5に挿入固定されている。前記溝部5はアール
のきついコーナ部が溝部5裏側を切欠き除去したスリッ
ト3Aとされている。コーナ部における装飾シート7端部
(スリット挿入部7A)は溝部5及びスリット3Aを介して
ドアトリム成形体裏面の基材層2に固定されている。装
飾シート7の端部は溝部5内及び基材層2の裏面におい
て接着あるいはステープルなどの適宜な止着手段にて固
定されている。
しかして、オーナメントとなる装飾シート7の端部取
付け構造は次の工程にて形成される。第3図に示すよう
に、まず、オーナメント6形状を凹部で囲み、該凹部の
コーナ部のアールのきつい部位に貫通した孔部3を設け
た基材層2を、成形型10にて真空成形する。第3図にお
いて、2Aは底部が閉じた溝部5となる凹部であり、2Bは
底部が切欠き除去されスリット3Aを有する溝部となるコ
ーナ部の凹部である。成形型10上の基材層2には接着剤
を塗った、あるいは熱硬化させたクッション性の表皮4
が配置され(第3図参照)、真空成形し、基材層2上に
密着状に接合されドアトリム成形体を得る。このドアト
リム成形体は、第5図に示すように凹部2A,2Bに対応す
る部分が細い溝部5とされる。基材層2の孔部3より出
た表皮4部分は第5図の破線部分にて切除(カット)し
てスリット3Aが設けられる。
次いで、第7図に示すように、スリット挿入部7Aを設
けた装飾シート7を熱処理して接着剤を塗布し、第8図
に示すように、装飾シート7をオーナメント6部分に配
置し、スリット3A部分は装飾シート7端部のスリット挿
入部7Aをスリット3Aから押出して基材層2裏面で固定す
る。そして、第9図に示すように、押し型11にて装飾シ
ート7の残余の端部を圧着して溝部5に挿入する。しか
る後、押し型11を除去し、脱型して、オーナメントとな
る装飾シート7の端部が溝部5内及び溝部5とスリット
3Aを介して固定された構造のドアトリム1を得る。
本例のオーナメント1は溝部5のコーナ部にシワがな
く、溝部5幅一定の出来となり、オーナメント1の全体
の仕上り性は良好であった。
次に、本考案の別実施例を第11図〜第15図に基づいて
説明する。
第11図はオーナメント6、ひじかけ部8、及びポケッ
ト部22を有するドアトリム21であり、オーナメント6及
びポケット部22の外面にはカーペット地の装飾シート27
が接着されている。なお、オーナメント6の装飾シート
27の接合は前記実施例の場合と同様である。
ポケット部22は合成樹脂のポケット本体23を主体と
し、上縁部24には装飾シート27挿入用の溝部25が形成さ
れ、該溝部25の両端のコーナ部は内側に貫通するスリッ
ト26とされている。装飾シート27はポケット本体23外面
を被う大きさで、上縁にはスリット26に挿入するスリッ
ト挿入部27A(第13図参照)が設けられている。接着剤
を塗った装飾シート27はポケット本体23外面に接着さ
れ、装飾シート27上側の端部は溝部25内に挿入され、か
つスリット挿入部27Aはスリット26を介してポケット本
体23の裏側に曲げられて接着固定される。
しかして、このポケット部22は装飾シート27上側の端
部が溝部25に挿入され、かつ該端部のコーナ部ではスリ
ット挿入部27Aがスリット26を介してポケット本体23の
裏面で固定されることより装飾シート27上端は強固に固
定され、かつ接着した装飾シート27の上端部はシワが生
ずることなく、仕上り性良好であった。
[考案の効果] 本考案は装飾部となる装飾シートの端部を、溝部に挿
入固定した部分と、溝部スリットより挿通しドアトリム
基材層の裏面で固定した部分とよりなる端部取付け構造
としたので、装飾シート端部の固定性がよく、シワが生
じにくく、かつほぼ均等な溝部幅となし得て、ドアトリ
ム装飾部の仕上り性を良好にすることができる。とくに
本考案によれば、従来はシワが生じやすいコーナ部分端
部の仕上りを良好になし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第15図は本考案の実施例を示し、第1図はドア
トリムオーナメントの要部断面図、第2図はドアトリム
ボードの斜視図、第3図は第2図III−III線における表
皮成形工程図、第4図は第3図仮想線枠IV部分の平面
図、第5図はドアトリム成形体オーナメント部分の断面
図、第6図はオーナメントコーナ部分の平面図、第7図
は装飾シートコーナ部分の平面図、第8図はオーナメン
ト部に装飾シートの一端を接着したオーナメント部断面
図、第9図は装飾シートの接着工程図、第10図はドアト
リムにおけるオーナメントコーナ部分の平面図、第11図
は装飾シートをポケット部に適用したドアトリム斜視
図、第12図は第11図XII−XII線における拡大断面図、第
13図は装飾シートの端部形状図、第14図は第12図仮想線
枠XIV部分の拡大図、第15図は第11図仮想線枠XV部分の
拡大断面図である。 第16図〜第18図は従来例を示し、第16図は従来トリムボ
ードオーナメント部の斜視図、第17図は第16図XVII−XV
II線における拡大断面図、第18図は第17図仮想線枠XVII
I部分の拡大図である。 1,21……ドアトリム 2……基材層 3A,26……スリット 4……表皮 5,25……溝部 6……オーナメント 7,27……装飾シート 7A,27A……スリット挿入部 22……ポケット部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材層を主体とし、装飾部位の端部が溝部
    とされたドアトリム成形体の装飾部位には、装飾シート
    が配置され、該装飾シートの端部が前記溝部に挿入固定
    されてなるドアトリムにおいて、該装飾部位に配置した
    装飾シートのコーナ部分の端部が溝部のコーナ部分に設
    けたスリットより裏面側に引出され、基材層の裏面で固
    定されてなることを特徴としたドアトリムにおける装飾
    シート端部の取付け構造。
JP1989054943U 1989-05-12 1989-05-12 ドアトリムにおける装飾シート端部の取付け構造 Expired - Fee Related JP2518223Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989054943U JP2518223Y2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 ドアトリムにおける装飾シート端部の取付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989054943U JP2518223Y2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 ドアトリムにおける装飾シート端部の取付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02145514U JPH02145514U (ja) 1990-12-11
JP2518223Y2 true JP2518223Y2 (ja) 1996-11-27

Family

ID=31577455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989054943U Expired - Fee Related JP2518223Y2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 ドアトリムにおける装飾シート端部の取付け構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2518223Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2568868Y2 (ja) * 1990-01-24 1998-04-15 高島屋日発工業株式会社 自動車用内装材
JP2841350B2 (ja) * 1992-09-25 1998-12-24 池田物産株式会社 加飾部材付内装材およびその製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5854352U (ja) * 1981-10-08 1983-04-13 高島屋日発工業株式会社 自動車用内装材
JPH062839Y2 (ja) * 1987-05-20 1994-01-26 日産自動車株式会社 センタ−トリムの取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02145514U (ja) 1990-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2518223Y2 (ja) ドアトリムにおける装飾シート端部の取付け構造
US4137613A (en) Headliners for caskets
JP2553482B2 (ja) 加飾部材付内装材およびその製造方法
JPH10507700A (ja) 特に繊維材料からなる美的外観領域のライニングを有するパネルの製造方法
JPH0569489A (ja) 凹面シートカバー構造
JP2564597B2 (ja) 加飾用部品の取付け構造
JP3550844B2 (ja) ギャザーの風合いを有するオーナメントを設けた内装品およびその製造方法
JP2566216B2 (ja) 真空成形型および内装材の製造方法
JPH07108549B2 (ja) 内装パネルの製造方法
JPS6338836Y2 (ja)
JPH0719884Y2 (ja) ドアトリム用アームレスト
JP2540122B2 (ja) 内装材の製造方法
JPH0535846Y2 (ja)
JP2806988B2 (ja) ドアトリムの表面加工方法
JPH0462844B2 (ja)
JPH04345837A (ja) 内装品及びその製造方法
JPH0647332B2 (ja) ドアトリムにおけるオ−ナメント部構造
JPH0611181Y2 (ja) 折畳み式内装材
JPH046353Y2 (ja)
JPH0213031Y2 (ja)
JPH01190531A (ja) 自動車用ドアトリムの装飾構造
JPH0728989Y2 (ja) 自動車用内装材
JP2591897Y2 (ja) 内装品
JPH0575006U (ja) ドアトリムの構造
JPS6121915Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees