JPH0575006U - ドアトリムの構造 - Google Patents

ドアトリムの構造

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JPH0575006U
JPH0575006U JP2358692U JP2358692U JPH0575006U JP H0575006 U JPH0575006 U JP H0575006U JP 2358692 U JP2358692 U JP 2358692U JP 2358692 U JP2358692 U JP 2358692U JP H0575006 U JPH0575006 U JP H0575006U
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JP
Japan
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ornament
door trim
skin
skin material
adhered
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Application number
JP2358692U
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Inventor
和則 久瀬
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Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーナメント部における不要な表皮材及び接
着剤を排除するためのドアトリムの構造を提供するこ
と。 【構成】 表皮材が接着され、部分的にオーナメント表
皮が接着されるドアトリムにおいて、ドアトリム基材の
表面に凹設した溝部によって包囲して形成した凸状のオ
ーナメント部の4周に表皮材を接着可能でかつ表皮材の
厚み分の段差縁を形成し、オーナメント部にオーナメン
ト表皮を接着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ドアトリムの構造に関し、特に、部分的にオーナメント表皮がそ の表面に接着されるドアトリムの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドアトリム19は、図3及び図4に示すような形状のドアトリム基材13と、 その車両内側にに相当する面全体に表皮材11が接着されて形成されている。さ らに、内装の外観の向上のために、装飾用のオーナメント表皮12としてファブ リックがその一部に重ねて接着されて形成されているものがある。
【0003】 図3に示すように、このようにオーナメント表皮12を接着する部分は、ドア トリム19表面に凹設された溝部14によって包囲されて相対的に凸状に形成さ れている。このオーナメント部15を含めてドアトリム基材13表面全面に表皮 材11が接着された後、さらに表皮材11が接着されたオーナメント部15に重 ねてオーナメント表皮12が接着されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、オーナメント表皮12の接着されている部分においては、表皮材 11とオーナメント表皮12が二重になっており、この部分において表皮材11 は不要であり、また、ドアトリム基材13と表皮材11を接着するための接着剤 も無駄になってしまっている。 そこで、本考案では、上記オーナメント部における不要な表皮材及び接着剤を 排除するためのドアトリムの構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記技術的課題を解決するための手段として、表皮材が接着され 、部分的にオーナメント表皮が接着されるドアトリムにおいて、ドアトリム基材 の表面に凹設した溝部によって包囲して形成した凸状のオーナメント部の4周に 表皮材を接着可能でかつ表皮材の厚み分の段差縁を形成し、オーナメント部にオ ーナメント表皮を接着する構成としたドアトリムの構造を創作した。
【0006】
【作用】
上記の構造によれば、ドアトリム基材におけるオーナメント部において、その 4周に表皮材の厚み分の段差縁が形成され、表皮材は溝部とこの段差縁において ドアトリム基材表面に接着され、段差縁に接着された表皮材はオーナメント部上 面とはほぼ連続状とされる。この結果、オーナメント表皮はオーナメント部上面 には直接接着されることになる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例として、図1に示すドアトリム9について説明する。 表皮材1は従来と同様、塩化ビニル等の合成樹脂で形成され、オーナメント表 皮2はファブリックから形成されている。 ドアトリム基材3は従来と同様、木質基材を原料として、プレス成形等により 所定の形状に成形されている。ドアトリム基材3の車両内側に対応する側には、 肘掛け凸部が形成されている。
【0008】 また、この肘掛け凸部に隣接して、同一表面に所定の部分を包囲するように溝 部4が凹設されている。この結果、溝部4によって包囲された部分は相対的に凸 状に形成され、オーナメント表皮2が接着されるためのオーナメント部5となっ ている。 このオーナメント部5は、その4周に段差縁6が切欠状に形成されている。段 差縁6の高さは表皮材1の厚みに相当している。また、段差縁6は表皮材1を張 り込めるような所定の幅を有し、かつ平坦な外周部6aが形成されている。この 段差縁6が形成された結果、オーナメント部上面7は、外周部6aの幅の分を取 り除いた形状になっている。
【0009】 このように形成された、ドアトリム基材3に対して、表皮材1及びオーナメン ト表皮2を接着する方法について説明する。 まず、表皮材1とドアトリム基材3とを接着するための接着剤8がオーナメン ト部上面7以外のドアトリム基材3の表面に塗布される。 さらに、平面状の一枚の表皮材1が接着剤8が塗布されたドアトリム基材3の 上方に配置された後、表皮材1が降下・加圧され真空成形等によりドアトリム基 材3の表面に接着される。
【0010】 この結果、表皮材1は接着剤8を介してドアトリム基材3に接着され、接着剤 が塗布されていないオーナメント部上面7においては単に表皮材1aがドアトリ ム基材3の表面に押圧されるのみである。そして、接着完了後、オーナメント部 上面7に押圧された表皮材1aは適当な切れ目等を入れることによって分離され る。オーナメント部上面7以外は強固に接着され、一方上面7aにおいては全く 接着されていないので分離は容易である。この結果、表皮材1はドアトリム基材 3の表面においてオーナメント部上面7を除いて外周部6aまで接着されたこと になる。
【0011】 表皮材1aが分離されると、外周部6aに接着された表皮材1とオーナメント 部上面7とは連続したほぼ同一平面に形成された状態となっている。また、オー ナメント部上面7は露出されている。 この露出されたオーナメント部上面7と段差縁6及び溝部4に接着された表皮 材1の表面に、さらに所定の接着剤が塗布される。
【0012】 そして、所定の形状に裁断されたオーナメント表皮2がこの接着剤が塗布され た表皮材1、すなわち、段差縁6及び溝部4に接着された表皮材1及びオーナメ ント部上面7に接着される。
【0013】 このようにして形成された、表皮材1とオーナメント表皮2が接着されたドア トリム9は、オーナメント部5の段差縁6及び溝部4において、表皮材1とオー ナメント表皮2が二重の層になって形成されているが、オーナメント部上面7に おいては、直接オーナメント表皮2が接着されてオーナメント表皮2のみの単層 になっている。 結果として、オーナメント部上面7における表皮材1aが排除され、その分重 量が軽減でき、かつこの表皮材1aを接着するための接着剤8も不要となり、接 着剤8の使用量を低減することができる。
【0014】 また、表皮材1は溝部4からさらに平坦な外周部6aまで接着されているので 、暑さ等の車両使用環境において表皮材1接着時の残留応力のために切断端から 表皮材1がドアトリム基材3から剥がれることがない。溝部4及び外周部6aに おいて表皮材1とオーナメント表皮2が二重になることにより、オーナメント表 皮2は表皮材1にもしっかりと接着される。このため、このような接着構造にお いても品質は充分に維持される。
【0015】 また、表皮材1とオーナメント部上面7とは滑らかに一体化されているので、 段差縁6があっても、オーナメント表皮2を接着した後の外観は従来と何ら変わ ることはない。
【0016】 なお、本実施例においては、段差縁6を切欠状としたが、段差縁6は切り欠い て形成されるものに限定する意味ではなく、オーナメント部5の4周が段差状に 形成され、この結果、オーナメント部上面7が段差に対して凸状に形成されてい ればよい。
【0017】 さらに、本実施例においては、合成樹脂の表皮材1とファブリックのオーナメ ント表皮2とが混在されて接着されたドアトリムについて説明したが、これに限 定するものではない。表皮材1としては、合成樹脂の他、皮革、ファブリック、 カーペットを素材として使用できる。また、オーナメント表皮2としても、ファ ブリックの他、皮革、合成樹脂を素材として使用できる。 また、本実施例においては、ドアトリム基材3を木質基材を原料として成形し たが、これに限定するものでなく、天然繊維系、プラスチック系の全ての成形さ れたドアトリム基材を含むものである。
【0018】
【考案の効果】
この考案によれば、凸状のオーナメント部の4周に表皮材の厚み分の段差縁を 形成して、段差縁に接着した表皮材とオーナメント部上面とが連続されることに より、オーナメント部上面には直接オーナメント表皮を接着して単層にすること ができて、不要な表皮材及び接着剤を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアトリム基材に表皮材及びオーナメント表皮
が接着された状態を示す断面図である。
【図2】ドアトリム基材に表皮材が接着される工程を示
す断面図である。
【図3】従来のドアトリム基材に表皮材及びオーナメン
ト表皮が接着された状態を示す断面図である。
【図4】ドアトリムの正面図である。
【符号の説明】
1…表皮材 2…オーナメント表皮 3…ドアトリム基材 4…溝部 5…オーナメント部 6…段差縁 9…ドアトリム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表皮材が接着され、部分的にオーナメン
    ト表皮が接着されるドアトリムにおいて、 ドアトリム基材の表面に凹設した溝部によって包囲して
    形成した凸状のオーナメント部の4周に表皮材を接着可
    能でかつ表皮材の厚み分の段差縁を形成し、オーナメン
    ト部にオーナメント表皮を接着する構成としたドアトリ
    ムの構造。
JP2358692U 1992-03-19 1992-03-19 ドアトリムの構造 Pending JPH0575006U (ja)

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JP2358692U JPH0575006U (ja) 1992-03-19 1992-03-19 ドアトリムの構造

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JP2358692U JPH0575006U (ja) 1992-03-19 1992-03-19 ドアトリムの構造

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JPH0575006U true JPH0575006U (ja) 1993-10-12

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ID=12114690

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS628117B2 (ja) * 1979-09-28 1987-02-20 Otsuka Pharma Co Ltd
JPS63101130A (ja) * 1986-10-15 1988-05-06 Nanjiyou Sobi Kogyo Kk 自動車用室内トリム及びその製造法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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