JPH07108549B2 - 内装パネルの製造方法 - Google Patents

内装パネルの製造方法

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JPH07108549B2
JPH07108549B2 JP61305381A JP30538186A JPH07108549B2 JP H07108549 B2 JPH07108549 B2 JP H07108549B2 JP 61305381 A JP61305381 A JP 61305381A JP 30538186 A JP30538186 A JP 30538186A JP H07108549 B2 JPH07108549 B2 JP H07108549B2
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JP
Japan
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decorative sheet
sheet
interior panel
substrate
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和男 荒木
弘八郎 小川
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車のドアトリム等に使用される内装パ
ネルの製造方法に関するものである。
(従来の技術) 自動車のドアトリム等に使用される従来の内装パネル
は、所定形状に形成された基板の表面に樹脂製シートを
接合して構成されていたが、最近に至っては車室内の高
級化の要請を受けて、上記樹脂製シートの上から部分的
に化粧シートを接合した内装パネルが生産されている。
第7図は、ドアトリムに使用される上記従来の内装パネ
ル1′の断面を示すものであり、この内装パネル1′の
製造方法を第8図,第9図に従って以下に説明する。
内装パネル1′の基板2は木質繊維ボード等で形成され
ており、予めこの基板2を所定形状にプレス成形してお
く。そして、基板2の上縁に断面L字形のレール3を取
り付けた後、基板2を真空成形装置の雄型にセットし、
樹脂製発泡体からなるクッション層4aとこのクッション
層4aの表面に添接された樹脂製の表皮層4bから構成され
る樹脂製シート4を上記雄型で真空成形して、上記基板
2の表面に接合する。このようにして、第8図に示すよ
うな内装パネル本体1a′を形成する。
一方、第9図に示すように、所定形状の木質繊維ボード
等からなる芯材5aとこの芯材5aの表面に接合されたトリ
コット5bから構成された化粧シート5′を、上記内装パ
ネル本体1a′とは別に形成しておく。上記トリコット5b
の周縁5cは芯材5aの裏面に巻き込まれて接合されてい
る。
そして、上記化粧シート5′を内装パネル本体1a′の所
定部位に接着剤あるいは固定具を介して接合している。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来の内装パネル1′の製造方法においては、次の
ような欠点があった。
完成品としての内装パネル1′の見映えを向上するため
に、トリコット5bの周縁を巻き込んで端末処理する必要
があるので手間がかかり、コストアップの一因にもなっ
ていた。
内装パネル1′の製造工程において、内装パネル本体1
a′の製造と化粧シート5′の取付けを別工程としてい
るため、生産性が悪かった。
(問題点を解決するための手段) 本願発明は上記問題点を解決するためになされたもの
で、その要旨は、基板の表面に樹脂製シートが接合され
この樹脂製シートの表面に部分的に化粧シートが接合さ
れた内装パネルの製造方法において、互いに対向する第
一の型と第二の型を用意し、第一の型に予め所定形状に
形成された基板をセットし、第二の型に通気性を有する
化粧シートをその周縁を第一の型側に起立させてセット
し、次に上記型の間に加熱軟化させた樹脂製シートを配
置しておき、型閉じ完了前に上記樹脂製シートを第二の
型で真空成形しながら化粧シートと接合し、この真空成
形の過程で化粧シートの周縁を軟化状態の樹脂製シート
に埋め込み、型閉じ完了時に樹脂製シートと基板を接合
することにより、これら基板と樹脂製シートと化粧シー
トとを積層させるようにしたことを特徴とする内装パネ
ルの製造方法にある。
(作用) 化粧シートの周縁は樹脂製シートの中に埋め込まれるの
で、化粧シートの周縁を巻き込む等特別な端末処理する
ことなく見映えのよい表装材及び内装パネルを製造する
ことができる。
又、基板と樹脂製シートと化粧シートとを一工程で接合
することができ、生産工程が更に簡略化される。
(実施例) 次に、この発明の一実施例として、第4図に示すような
自動車のドアトリムに使用される内装パネル1の製造方
法を第1図から第3図の図面に従って説明する。
初めに、内装パネル1の基板2及び化粧シート5を予め
所定形状に形成しておく。
即ち、例えば木質繊維ボードからなる基板2をプレス成
形して、車室側にアームレスト部2aが突出した所定形状
に形成する。この際、基板2の車室側表面の所定部位に
は環状に凹部2bが形成される。そして、基板2の上縁に
断面L字形のレール3を取り付ける。このレール3に
は、後にドアの組み立ての際に、内装パネル1の車外側
に配置されるドアウィンドウ(図示しない)と内装パネ
ル1との間をシールするための部材(図示しない)が固
定される。
又、第3図に示すように、形状保持性及び通気性を有す
る木質繊維ボードからなる芯材5aとこの芯材5aの表面に
接合された編物としてのトリコット5bにより構成される
化粧シート5を、形成しておく。そして、化粧シート5
の周縁51を車外側に起立させておく。この化粧シート5
の周縁51は、化粧シート5の製造過程においてトリミン
グがなされたままの状態になっていて、芯材5aとトリコ
ット5bの端面は面一になっている。即ち、巻き込み等の
特別な端末処理はされていない。
そして、上記基板2の車室側表面及び化粧シート5の車
外側表面に接着剤を塗布した後、第1図に示すように、
基板2を雄型6(第一の型)にセットし、化粧シート5
を雌型7(第二の型)にセットする。雌型7には化粧シ
ート5の周縁51に対応して位置決め用の段差部7aが環状
に形成されており、化粧シート5はこの段差部7aの内側
にセットされる。この時、基板2の凹部2bと化粧シート
5の周縁51は対向する。
更に、上記基板2と化粧シート5の間に加熱軟化状態の
樹脂製シート4を配置する。この樹脂製シート4は、樹
脂製発泡体からなるクッション層4aの表面に樹脂製表皮
層4bが添設されたものである。
次に、雄型6と雌型7を型閉じし、雌型7による真空成
形を行う。即ち、上記雄型6と雌型7の型閉じが進行す
る過程において真空成形が行われる。
上記真空成形においては、化粧シート5が通気性を有す
るので、樹脂製シート4は吸引されて雌型7の表面及び
化粧シート5の表面に密着して成形され、更に、接着剤
により樹脂製シート4が化粧シート5に接着される。こ
の際に、樹脂製シート4は軟化しているので化粧シート
5の起立した周縁51に沿って変形し、周縁51は樹脂製シ
ート4に埋め込まれた状態になる。このようにして樹脂
製シート4と化粧シート5により表装材10が形成され
る。
更に、雄型6と雌型7の型閉じが完了すると、上記樹脂
製シート4のクッション層4aと基板2が接着剤により接
着され、その結果、基板2と樹脂製シート4と化粧シー
ト5が積層される。尚、この時に化粧シート5の周縁51
とこの周縁51を覆う樹脂製シート4は基板2の凹部2b内
に嵌まり込む。
このようにして、基板2と樹脂製シート4と化粧シート
5が一工程で接合される。又、化粧シート5の周縁51は
樹脂製シート4に埋め込まれた状態になっているので、
内装パネル1の見映えが非常によい。
この後、上述の如く成形された内装パネル1は型6,7か
ら取り外され、樹脂製シート4の端部をトリミングされ
る。更に、この樹脂製シート4の端部のクッション層4a
がはがされて、表皮層4bが接着剤によって基板2の裏側
及びレール3に接着され、内装パネル1が完成する。第
2図はこの内装パネル1の断面図を示したものである。
更に、第4図に示すように、この内装パネル1にポケッ
ト11等の内装品を装着してドアトリムが完成する。
第5図,第6図は他の実施例における雌型7と化粧シー
ト5の取付状態を示したものである。
第5図の実施例においては、雌型7の所定部位に環状に
突起部7bを設けておき、化粧シート5の周縁51をこの突
起部7bの内側に配置させるようにして位置決めされる。
第6図の実施例においては、雌型7の表面に上記段差部
7aや突起部7bのような位置決め部がなく、化粧シート5
は平面状ファスナによって雌型7に仮止めされ位置決め
される。
この発明は上記実施例に制約されず種々の態様が可能で
ある。例えば、編物(トリコット)の替わりに織物や通
気性を有する不織布等も使用可能である。又、化粧シー
トは芯材がなくて編物や織物だけで形成されていてもよ
い。又、内装パネルは天井パネル用であってもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、化粧シートの
周縁に特別な端末処理をしなくても、見映えのよい表装
材及び内装パネルを製造することができる 又、基板と樹脂製シートと化粧シートとを一工程で接合
することができ、内装パネルの生産性が向上し、コスト
ダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までの図面はこの発明の一実施例を示
すものであり、第1図は成形前の型開き状態を示す断面
図、第2図は完成した内装パネルの断面図、第3図は取
り付け前の化粧シートの断面図、第4図はドアトリムの
正面図であり、第5図,第6図は化粧シートの位置決め
の他の態様をそれぞれ示す部分拡大断面図である。又、
第7図は従来の内装パネルの断面図、第8図は化粧シー
ト取り付け前の同断面図、第9図は従来の化粧シートの
断面図である。 1……内装パネル、2……基板、4……樹脂製シート、
5……化粧シート、6……第一の型(雄型)、7……第
二の型(雌型)、10……表装材、51……周縁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基盤の表面に樹脂製シートが接合されこの
    樹脂製シートの表面に部分的に化粧シートが接合された
    内装パネルの製造方法において、互いに対向する第一の
    型と第二の型を用意し、第一の型に予め所定形状に形成
    された基板をセットし、第二の型に通気性を有する化粧
    シートをその周縁を第一の型側に起立させてセットし、
    次に上記型の間に加熱軟化させた樹脂製シートを配置し
    ておき、型閉じ完了前に上記樹脂製シートを第二の型で
    真空成形しながら化粧シートと接合し、この真空成形の
    過程で化粧シートの周縁を軟化状態の樹脂製シートに埋
    め込み、型閉じ完了時に樹脂製シートと基板を接合する
    ことにより、これら基板と樹脂製シートと化粧シートと
    を積層させるようにしたことを特徴とする内装パネルの
    製造方法。
JP61305381A 1986-12-23 1986-12-23 内装パネルの製造方法 Expired - Fee Related JPH07108549B2 (ja)

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US5462786A (en) * 1991-03-22 1995-10-31 Asaa Technologies, Inc. Decorative panels for automobile interiors
EP0509371B1 (en) * 1991-04-08 1997-07-16 Sumitomo Chemical Company, Limited Process for producing multilayer molded article

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JPS6048324A (ja) * 1983-08-26 1985-03-16 Meiwa Sangyo Kk 布地付成形体の製造方法
JPS62158023A (ja) * 1986-01-07 1987-07-14 Nissan Motor Co Ltd 布地付成形体の製造方法

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