JP2564597B2 - 加飾用部品の取付け構造 - Google Patents

加飾用部品の取付け構造

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はドアトリム、ピラーガーニッシュ、シート
バックボード等の自動車用内張り材や、各種乗り物用の
内張り材や、住宅用内張り材等の各種内装用の成形基材
に加飾用部品(オーナメント)を取付けた加飾用部品の
取付け構造に関する。
(従来の技術) 従来、例えば第17図に示すように、加飾用部品kはフ
ァブリック布地k1と、パッドk2と、鉄板の芯材k3とを積
層して形成されていて、この加飾用部品kはシード基材
を予め成形した成形基体sの加飾部位に配置し、成形基
体sの貫設孔s1に芯材k3の爪部tを挿通し折り曲げるこ
とで取付けられている。
(発明が解決しようとする課題) 従って、前記した従来の構造のものは成形後の成形基
体に加飾用部品を取付けるので、加飾用部品の取付け工
程が必要であり、かつ取付けた加飾用部品と成形基体の
なじみ悪く仕上り性の良くない問題があった。
そこで本発明の目的は、上記問題点の解決を技術的課
題としたものであって、成形基体の成形加工において加
飾用部品が取付けられて取付け手段が簡易化でき、かつ
成形基体に対して結合性が高く、しかも成形基体と加飾
用部品とのなじみが良くて仕上り性の良好な加飾用部品
の取付け構造を提供することにある。
(課題を解決するための手段) この発明の手段は、加飾用部品が成形基体の成形加工
において成形基体取付け面に取付けられた取付け構造で
あって、前記加飾用部品の周縁部は成形基体によりオー
バーハング状に被われ、かつ前記加飾用部品の裏面は抜
け止め状の接合手段を設けて接合されてなることを特徴
とした加飾用部品の取付け構造とされる。
(作 用) 加飾用部品の周縁部は成形基材にオーバーハング状に
被われて成形基材に固定される。また、加飾用部品は裏
面の接合手段を介して成形基材に固定される。
オーバーハング状の部位及び接合手段は成形基材の成
形の際に同時に成形される。
(実施例) 次に、本発明の一実意例を第1図〜第16図に基づいて
説明する。
第1図は車両の内装用製品であるドアトリムボード
(以下単にドアトリムという。)1を示し、所定部位に
は加飾用部品7が密着状に強固に装着されている。この
ドアトリム1は加飾用部品7が周縁部と裏面において成
形基体6に固定されている構造のものであり、以下の如
く形成されている。
ドアトリム1の成形基体6となるシート基材2は、加
熱成形可能な熱可塑性合成樹脂のシート材よりなる。本
例では第7図に示すようにポリ塩化ビニルの表皮層3
と、発泡ポリプロピレンの発泡層4と、フィラー入りポ
リプロピレンの基材層5とが積層された三層構造のシー
ト基材2が用いられている。加飾用部品7は成形基体6
の所定部分を被う形状(第8図参照)にされている。な
お、加飾用部品7は後述する成形型16の凸部17の上面形
状(加飾用部品7の載置面形状)に対しては若干拡大さ
れた形状にされている。加飾用部品7には芯材にカーペ
ットを添着したパネル材や、木目入りパネル材や、ボー
ドに布地を貼着したパネル材等が適用され、本例では第
9図に示すように、パイル布地の表皮10と、発泡ポリウ
レタンのパッド9と、フィラー入りポリプロピレンの芯
材8とが積層された構造のものが使用される。前記芯材
8の裏面には大径の先端部を有する接合部11が適数個突
設されている(第8図、第9図、第10図参照)。なお、
芯材8、裏面の接合部11は第11図に示す加飾用部品12の
接合部13のように先端部が幅広とされた細長状のもの、
などシート基材2の成形において成形されたシート基材
2と抜け止め状に接合される形状のものとなし得る。
シート基材2を熱成形しかつ加飾用部品7をシート基
材2の成形体に装着するための成形機としては、真空成
形機、あるいは圧空成形と真空成形とを併用する圧空真
空成形機が適用される。前者はシート基材2の浅絞り成
形に適し、後者はシート基材2の深絞り成形に適する。
これらの成形機の成形型16には加飾用部品7を載置する
凸部17が形成されている。
本例では、圧空真空成形機により加飾用部品7を取付
けたドアトリム1を得る。
圧空真空成形機の本例の成形型16は第4図に示すよう
に、ドアトリム1を得るための凹凸形状の成形面18を有
し、成形面18には吸引用の細孔(図示せず)が多数設け
られていて成形時に吸引される。加飾用部品7は成形面
18の所定の凸部17上に載置する。加飾用部品7は成形型
16の凸部17上面形状より若干大きい相似形にされ、この
加飾用部品7の周縁部7Aが凸部17の上面周縁から数ミリ
程度均等に突出させた状態で、加飾用部品7の接合部11
を上側(表皮10を下側)にして凸部17上に載置する(第
4図参照)。
次に、シート基材1を成形型16の上方において上下の
ヒータ19,19にて加熱する(第5図参照)。この加熱
は、成形性を良くするため、シート基材2の裏面側を表
皮側より高温度に加熱して軟化させる。例えば前記三層
構造のシート材をシート基材2とした場合は表皮層3を
155℃、基材層5を200℃に加熱する。
続いて、両ヒータ9を退避させてから、圧空箱20を下
動して、第6図に示すように、この圧空箱20の下端の周
縁部と成形型16の周縁部との間でシート基材2の周縁部
付近を気密状に挟圧し、この状態で圧空箱20内へ圧縮エ
アを送入すると同時に、シート基材2と成形型16の成形
面18との間のエアを吸引排出してシート基材2を成形型
16の成形面18側へ加圧し、シート基材2が圧空真空成形
によって成形型16の成形面18及び加飾用部品7に密着す
るように熱成形する。すなわち、熱成形によりシート基
材2は変形し、加飾用部品7裏面の接合部11を抜け止め
状に被うとともに、加飾用部品7の縁部7Aをオーバーハ
ング状に被う形状にされる。しかる後、脱型後における
加飾用部品7は成形基体6より外れず、加飾用部品7の
密着されたトリムボード1の製品とされる。
前記した実施例の加飾用部品7は、裏面の接合部11を
突出形状のものとなしたが、加飾用部品7の接合部11
は、例えば第14図に示す加飾用部品21の接合部22のよう
に、加飾用部品21の基材層5には裏面側が小径で内方が
大径のテーパ孔となしてもよい。このテーパ孔の接合部
22を有する加飾用部品21は前記した実施例と同様にし
て、成形基体6に装着され、第15図及び第16図に示すよ
うに加飾用部品21が密着状に装着されたトリムボード23
とされる。このトリムボード23は前記した実施例のもの
と同様に成形基体6に対して加飾用部品21の固着性が高
いものである。
前記した各実施例の加飾用部品は周縁部をオーバハン
グ状に支持され、かつ抜け止め状の接合部により成形基
体に接合されているので、例えば第2図のF1あるいは第
15図のF2方向に引張った場合の固定性がよく、また、成
形基体の加飾用部品取付面が曲面の場合、あるいは大き
い加飾用部品を取付ける場合においても有利である。
前記した実施例は車両のドアトリムの場合について説
明したが、本発明は各種ガーニッシュ、シートバックボ
ード等の車両の内装用製品あるいは住宅用内張り材など
に広く使用可能である。
(発明の効果) 本発明は加飾用部品が周縁部のオーバーハング部分と
裏面の接合手段とにより成形基体に取付けられるように
したので、成形基体の曲面部あるいは大型の加飾用部品
であっても、成形基材に対する加飾用部品の結合性を高
くなし得る。また、本発明は成形基体を得る成形加工に
おいて加飾用部品が取付けられるので、加飾用部品取付
け手数が簡易化でき、かつ成形加工の際の加飾用部品の
取付けは成形基体と加飾用部品との形状なじみを良好と
なし得て仕上り性を良いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第16図は本発明の実施例を示すものであって、
第1図は加飾用部品を取付けたドアトリムの斜視図、第
2図は第1図のII−II線における拡大断面図、第3図は
第2図の破線枠III部分の拡大図、第4図及び第5図及
び第6図は加飾用部品の取付け工程の側面図、第7図は
基材シートの拡大した構造図、第8図は加飾用部品の正
面図、第9図は第8図IX−IX線における拡大断面図、第
10図は加飾用部品の裏面図、第11図は加飾用部品の裏面
別例図、第12図は第4図の破線枠XII部分の拡大図、第1
3図は第6図の破線枠図XIII部分の拡大図、第14図は別
例加飾用部品の裏面図、第15図は第14図の加飾用部品で
成形したドアトリムの断面図、第16図は第15図の破線枠
XVI部分の拡大図である。 第17図は従来の内装用製品の断面図である。 1,23……ドアトリム(ボード) 6……成形基体 7,12,21……加飾用部品 7A……周縁部 11,13,22……接合部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 31:58

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加飾用部品が成形基体の成形加工において
    成形基体取付け面に取付けられた取付け構造であって、
    前記加飾用部品の周縁部は成形基体によりオーバーハン
    グ状に被われ、かつ前記加飾用部品の裏面は抜け止め状
    の接合手段を設けて接合されてなることを特徴とした加
    飾用部品の取付け構造。
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