JP2543556B2 - 加飾用部品の取付け方法 - Google Patents

加飾用部品の取付け方法

Info

Publication number
JP2543556B2
JP2543556B2 JP398688A JP398688A JP2543556B2 JP 2543556 B2 JP2543556 B2 JP 2543556B2 JP 398688 A JP398688 A JP 398688A JP 398688 A JP398688 A JP 398688A JP 2543556 B2 JP2543556 B2 JP 2543556B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
base material
decorative
sheet
decorative component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP398688A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01180319A (ja
Inventor
徹 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arako KK
Original Assignee
Arako KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arako KK filed Critical Arako KK
Priority to JP398688A priority Critical patent/JP2543556B2/ja
Publication of JPH01180319A publication Critical patent/JPH01180319A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2543556B2 publication Critical patent/JP2543556B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はドアトリム、ピラーガーニッシュ、シート
バックボードなどの自動車用内張り材や、各種乗り物用
の内張り材や、住宅用内張り材などの各種内装用製品に
飾装される加飾用部品(オーナメント)を成形基材に取
付ける方法に関する。
(従来の技術) 従来、例えば第13図に示すように、加飾用部品kはフ
ァブリック布地k1と、バッドk2と、鉄板の芯材k3とを積
層して形成されていて、この加飾用部品kをシート基材
の加飾部位に取付けるにはシート基材を予め成形した成
形基体sとなし、この貫設孔s1に芯材k3の爪部tを挿通
し折り曲げていた。
(発明が解決しようとする課題) 従って、加飾用部品の取付け工程が必要で、取付け手
数が煩雑となる課題があった。
本発明の目的は上記課題を解消して加飾用部品の取付
け手数を簡易化しうるとともに、加飾用部品自体の構造
をも簡素化することができ、生産性向上及び軽量化に役
立つ加飾用部品の取付け方法を提供することである。
(課題を解決するための手段) この発明の手段は、成形基材に加飾用部品を取付ける
に際し、装飾用シートの外周部に沿って耐熱性のモール
が突設された加飾用部品を、成形型の凸部に該モール部
分が該凸部をオーバーハング状に囲むように載置し、こ
の上にシート基材を配置し前記モールを被うようにシー
ト基材を熱成形する加飾用部品の取付け方法とされる。
(作 用) 加飾用部品はモールにより成形型凸部に支持される。
シート基材は加飾用部品のモール部分を被って成形さ
れる。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を図面に従って説明する。
車両の内装用製品N、例えばドアトリムボード(以
下、単にドアトリムという)1の成形基体となるシート
基材2は、加熱成形可能な熱可塑性合成樹脂のシート材
が用いられる。本例では第4図に示すようにポリ塩化ビ
ニルの表皮層2Aと、発泡ポリプロピレンの発泡層2Bと、
フィラー入りポリプロピレンの基材層2Cとが積層された
三層構造のシート基材を用意した。加飾用部品3は成形
基体の所定部分を被う形状にされていて、装飾用シート
4の外周に耐熱性のモール5が取付けられている。前記
装飾用シート4としては、パイル地、ファブリック地な
どの布地、あるいは皮革シートなどの装飾性の高いシー
ト材、本例ではファブリック布地が用いられる。
前記モール5は合成樹脂あるいは軽金属などの耐熱性
の高い材質が使用される。モール5は装飾用シート4の
表面側の外周に沿って配置され装飾用シート4に固着さ
れる。モール5の高さは成形型7における位置決めに必
要な高さであり、たとえば2〜3mmである。モール5が
合成樹脂の場合は高周波ウエルドによる溶着、金属の場
合は接着剤による接着あるいはモール側に止めピンを突
出形成しておき、これを折り曲げ止着するなどの止着手
段による。なお、装飾用シート4は後述する成形型7の
凸部7Bの上面形状(装飾用シート4の載置面形状)より
若干拡大された形状にされていて、この外周に沿って取
付けたモール5が凸部7Bの外周に位置して装飾用シート
4が突部7B上面に固定されるようにされている。
シート基材2を熱成形しかつ加飾用部品3をシート基
材2の成形体に装着するための成形機としては、真空成
形機、あるいは圧空成形と真空成形とを併用する圧空真
空成形機が適用される。前者はシート基材2の浅絞り成
形に適し、後者はシート基材2の深絞り成形に適する。
これらの成形機の成形型7には加飾用部品3を載置する
凸部7Bが形成されている。
次に、圧空真空成形機により加飾用部品3を取付けた
内装用製品Nを得る場合について説明する。
圧空真空成形機の本例の成形型7は第1図に示すよう
に、ドアトリム1を得るものであり、凹凸形状の成形面
7Aとされ、成形面7Aには吸引用の細孔(図示せず)が多
数設けられていて成形時に吸引される。加飾用部品3は
成形面7Aの所定の凸部7B上に載置する。加飾用部品3は
成形型7の凸部7B上面形状より若干大きい相似形で凸部
7B外周にモール5が位置して、モール5の内側が凸部7B
に嵌まるようにされていることより、加飾用部品3はモ
ール5が凸部7B外周に突出したオーバーハング状態で凸
部7B上に嵌めて位置決め固定され、固定した加飾用部品
3の裏面にはホットメルト型などの接着剤(図示せず)
が塗布される(第1図および第7図の状態参照)。な
お、成形の際、モール5の固定により装飾用シート4が
成形基材の取付け部6に密着状に取付けられる場合は接
着剤を省略可能である。
一方、第2図に示すように、、シート基材2を、その
周縁部をクランプした状態で成形型7の上方に配置し、
また、上下のヒータ8,8をシート基材2の上下方に配置
してシート基材2を加熱する。この加熱は、シート基材
2の裏面側を表皮側より高温度に加熱して軟化させる。
例えば前記三層構造のシート材をシート基材2とした場
合は表皮層2Aを155℃、基材層2Cを175℃に加熱する。
しかる後、両ヒータ8,8を側方へ退避させてから、加
熱したシート基材2を成形面上に配置する。次いで、圧
空箱9を下動して、この圧空箱9の下端の周縁部と成形
型7の周縁部との間でシート基材2の周縁部付近を気密
状に挟圧する。この状態で圧空箱9内へ圧縮エアを送入
すると同時に、シート基材2と成形型7の型面との間の
エアを吸引排出してシート基材2を成形型7の型面側へ
加圧し、シート基材2が圧空真空成形によって成形型7
の成型面7A及び加飾用部品3に密着するように熱成形す
る(第3図参照)、熱成形により、シート基材2に形成
された取付け部6には加飾用部品3が装着されてドアト
リム1の内装用製品Nとされる(第10図,第11図参
照)。すなわち、加飾用部品3はシート基材2の成形に
より凸部7Bに密着されるとともに接着され、外周のモー
ル5突出部分はシート基材2にて密着状に包着される
(第8図参照)ことより加飾用部品3のモール5の周縁
部はほとんど取付け部6の周縁付近で隠蔽され、脱型後
における加飾用部品3は成形基材より外れず、かつモー
ル5が目立たない。
前記した実施例のドアトリム1は加飾用部品3のモー
ル5側面が少し見えるものであるが、モール5の側面を
デザイン上、あまり見せたくない場合は、例えば第12図
に示すように、加飾用部品3を載せる成形型17の凸部17
B上面を凹ませ外周にモール支持用の薄い立壁部17cを設
けた成形型17で成形することにより所望のものが得られ
る。
前記した実施例は車両のドアトリムの場合について説
明したが、本発明は各種ガーニッシュ、シートバックボ
ード等の車両の内装用製品あるいは住宅用内張り材など
に広く使用可能である。
(発明の効果) 本発明は成形型の凸部に加飾用部品のモールがオーバ
ーハング状に囲むように加飾用部品を載置し、この上に
シート基材を配置してシート基材を加熱成形するので、
シート基材の成形とともに加飾用部品を成形基材の所定
位置に取付けることができる。すなわち、本発明におい
て加飾用部品はシート基材の成形と同時に成形基材に取
付けられることより、成形後の成形基材に加飾用部品を
取付ける従来の取付け方法とは異なり、加飾用部品の取
付け工程数を省略し生産性の向上となし得て、かつ加飾
用部品は成形基材の成形工程で取付けられることより、
加飾用部品と成形基材の密着性が良い利点がある。
また、本発明において加飾用部品は成形型凸部に載置
するので、加飾用部品は剛性を保持する芯材やパッドを
必要とせず装飾用シートにモールを周設した簡単構造の
もので済むことにより軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図は本発明の一実施例を示すものであっ
て、第1図および第2図および第3図は加飾用部品を成
形基材に取付ける工程図、第4図は基材シートの拡大し
た構造図、第5図は加飾用部品の正面図、第6図は第5
図VI−VI線における拡大断面図、第7図は第1図の破線
枠VII部分の拡大図、第8図は第3図の破線枠図VIII部
分の拡大図、第9図は第3図の破線IX部分の拡大図、第
10図は加飾用部品を取付けたドアトリムの斜視図、第11
図は第10図のXI−XI線における拡大断面図、第12図は加
飾用部品を成形基体に取付ける別例図である。 第13図は従来の内装用製品の断面図である。 1……ドアトリム(ボード) 2……シート基材 3……加飾用部品 4……装飾用シート 5……モール 7……成形型 7A……成形面 7B……凸部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形基材に加飾用部品を取付けるに際し、
    装飾用シートの外周部に沿って耐熱性のモールが突設さ
    れた加飾用部品を、成形型の凸部に該モール部分が該凸
    部をオーバーハング状に囲むように載置し、この上にシ
    ート基材を配置し前記モールを被うようにシート基材を
    熱成形することを特徴とした加飾用部品の取付け方法。
JP398688A 1988-01-11 1988-01-11 加飾用部品の取付け方法 Expired - Lifetime JP2543556B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP398688A JP2543556B2 (ja) 1988-01-11 1988-01-11 加飾用部品の取付け方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP398688A JP2543556B2 (ja) 1988-01-11 1988-01-11 加飾用部品の取付け方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01180319A JPH01180319A (ja) 1989-07-18
JP2543556B2 true JP2543556B2 (ja) 1996-10-16

Family

ID=11572347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP398688A Expired - Lifetime JP2543556B2 (ja) 1988-01-11 1988-01-11 加飾用部品の取付け方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2543556B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010253857A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Konan Tokushu Sangyo Kk オーナメント付熱可塑性樹脂シートの成形方法及び成形用型

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01180319A (ja) 1989-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3090245B2 (ja) 自動車用内装部品及びその製造方法
JPS6365492B2 (ja)
JPH1148877A (ja) 自動車用内装部品
EP0343245A1 (en) Method of manufacturing decorative sheet-carrying laminated molding
JP2543556B2 (ja) 加飾用部品の取付け方法
JP2564597B2 (ja) 加飾用部品の取付け構造
JPH0129688B2 (ja)
JPS5914348B2 (ja) 自動車用内装部品の製造方法
JP2631447B2 (ja) 加飾材付き積層成形体の製造方法
JP2001270002A (ja) 自動車用内装部品の製造方法並びにその方法に使用する成形装置
JPS629942A (ja) 内装材の製造方法
JPS63176132A (ja) 自動車用ドアトリムの製造方法
JP2566216B2 (ja) 真空成形型および内装材の製造方法
JPH10687A (ja) 装飾シートの圧着方法
JPH0618722B2 (ja) 積層内装材の製造方法
JPS63233818A (ja) 加飾用部品の取付け方法
JP2969045B2 (ja) 自動車用内装部品およびその製造方法
JPS58581Y2 (ja) 段ボル製内張り
JP3582147B2 (ja) 車両用ギャザー付オーナメント及びその製造方法
JPH07266424A (ja) 合成樹脂基材への加飾方法
JPS63158220A (ja) 内装パネルの製造方法
JPS6097826A (ja) フアブリツクの真空成形方法
JPS61297120A (ja) 内装材の製造方法
JPH05200873A (ja) オーナメント付き成形品の製造方法
JPS63202431A (ja) オーナメント付きドアトリムの成形方法