JP2001270002A - 自動車用内装部品の製造方法並びにその方法に使用する成形装置 - Google Patents
自動車用内装部品の製造方法並びにその方法に使用する成形装置Info
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- JP2001270002A JP2001270002A JP2000082726A JP2000082726A JP2001270002A JP 2001270002 A JP2001270002 A JP 2001270002A JP 2000082726 A JP2000082726 A JP 2000082726A JP 2000082726 A JP2000082726 A JP 2000082726A JP 2001270002 A JP2001270002 A JP 2001270002A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の樹脂成形体を組み付け、その表面一部
に装飾シートを圧着してなる自動車用内装部品の製造方
法並びに成形装置において、工程を短縮化するととも
に、設備の簡素化を図る。 【解決手段】 成形装置50の上部構造60として、上
下動可能な上側テーブル61に、圧着用上型63と超音
波溶着器64,65とを設けることにより、セット下型
72上に複数の樹脂成形体20,30と装飾シート40
をセットし、樹脂成形体20,30同士の超音波溶着加
工と樹脂成形体20と装飾シート40との圧着加工を同
一金型でかつ同一工程で行なうことを可能にし、設備の
簡素化、工数の短縮化を図る。
に装飾シートを圧着してなる自動車用内装部品の製造方
法並びに成形装置において、工程を短縮化するととも
に、設備の簡素化を図る。 【解決手段】 成形装置50の上部構造60として、上
下動可能な上側テーブル61に、圧着用上型63と超音
波溶着器64,65とを設けることにより、セット下型
72上に複数の樹脂成形体20,30と装飾シート40
をセットし、樹脂成形体20,30同士の超音波溶着加
工と樹脂成形体20と装飾シート40との圧着加工を同
一金型でかつ同一工程で行なうことを可能にし、設備の
簡素化、工数の短縮化を図る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の樹脂成形
体同士を組み付けてトリム本体を構成し、このトリム本
体の表面一部に装飾シートを装着してなる自動車用内装
部品の製造方法並びにその方法に使用する成形装置に係
り、特に、工程数を削減でき、成形設備を簡素化できる
自動車用内装部品の製造方法並びに成形装置に関する。
体同士を組み付けてトリム本体を構成し、このトリム本
体の表面一部に装飾シートを装着してなる自動車用内装
部品の製造方法並びにその方法に使用する成形装置に係
り、特に、工程数を削減でき、成形設備を簡素化できる
自動車用内装部品の製造方法並びに成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、乗用車のドアパネルに内装され
る自動車用ドアトリムや、ワゴン車等に内装されるラゲ
ージサイドトリム等の内装部品は、乗員の保護を図るこ
とはもとより、室内美観を向上させるために、曲面形状
に成形され、しかも、乗員の手の触れやすい部位は装飾
シート等を装着した構成のものが多く採用されている。
る自動車用ドアトリムや、ワゴン車等に内装されるラゲ
ージサイドトリム等の内装部品は、乗員の保護を図るこ
とはもとより、室内美観を向上させるために、曲面形状
に成形され、しかも、乗員の手の触れやすい部位は装飾
シート等を装着した構成のものが多く採用されている。
【0003】例えば、図13は、従来の自動車用ドアト
リム1を示すもので、ドアトリム1は、ドアトリムアッ
パー2とドアトリムロア3との上下2分割体から構成さ
れるドアトリム本体4と、ドアトリム本体4の一部(ド
アトリムアッパー2)に装着されるクロス等の装飾シー
ト5とから構成されている。
リム1を示すもので、ドアトリム1は、ドアトリムアッ
パー2とドアトリムロア3との上下2分割体から構成さ
れるドアトリム本体4と、ドアトリム本体4の一部(ド
アトリムアッパー2)に装着されるクロス等の装飾シー
ト5とから構成されている。
【0004】従って、ドアトリムアッパー2とドアトリ
ムロア3との外観上の対比効果や、ドアトリム本体4と
装飾シート5との対比効果により、優れた意匠性が期待
できる構成となっている。
ムロア3との外観上の対比効果や、ドアトリム本体4と
装飾シート5との対比効果により、優れた意匠性が期待
できる構成となっている。
【0005】そして、自動車用ドアトリム1の製造工程
は、図14に示すフローチャート図のように、ドアトリ
ムアッパー2に対する装飾シート5の圧着工程と、ドア
トリムアッパー2とドアトリムロア3との超音波溶着に
よる接合工程とを必要とする。
は、図14に示すフローチャート図のように、ドアトリ
ムアッパー2に対する装飾シート5の圧着工程と、ドア
トリムアッパー2とドアトリムロア3との超音波溶着に
よる接合工程とを必要とする。
【0006】すなわち、ドアトリムアッパー2とドアト
リムロア3とは、それぞれ専用のモールドプレス成形金
型により所要形状に成形された後、図15に示すよう
に、ドアトリムアッパー2に対して装飾シート5を圧着
金型6を使用して圧着固定する。
リムロア3とは、それぞれ専用のモールドプレス成形金
型により所要形状に成形された後、図15に示すよう
に、ドアトリムアッパー2に対して装飾シート5を圧着
金型6を使用して圧着固定する。
【0007】このとき、装飾シート5には、予め粘着剤
5aが裏面に塗工されており、圧着用下型6aの型面上
に装飾シート5の表面側を下側にして、図示しない離型
紙を剥離操作することにより、粘着剤5a面を上側に向
けてセットした後、その上側からドアトリムアッパー2
をセットし、圧着用上型6bを下死点まで下降操作し
て、ドアトリムアッパー2の表面所定箇所に装飾シート
5を圧着固定している。
5aが裏面に塗工されており、圧着用下型6aの型面上
に装飾シート5の表面側を下側にして、図示しない離型
紙を剥離操作することにより、粘着剤5a面を上側に向
けてセットした後、その上側からドアトリムアッパー2
をセットし、圧着用上型6bを下死点まで下降操作し
て、ドアトリムアッパー2の表面所定箇所に装飾シート
5を圧着固定している。
【0008】尚、図示はしないが、装飾シート5の周縁
部の見栄えを高めるために、装飾シート5の周縁部は木
目込み処理が施される。
部の見栄えを高めるために、装飾シート5の周縁部は木
目込み処理が施される。
【0009】その後、図16に示すように、治具7上に
ドアトリムロア3をセットし、その上側から装飾シート
5を圧着加工したドアトリムアッパー2をセットして、
ドアトリムロア3の超音波用ボス3aをドアトリムアッ
パー2の取付孔2a内に挿入した後、超音波ホーン8を
超音波用ボス3aの先端部分に位置決めし、所定圧をか
けながら振動を加え、超音波用ボス3をカシメ加工する
ことにより、ドアトリムアッパー2に対してドアトリム
ロア3を接合固定している。
ドアトリムロア3をセットし、その上側から装飾シート
5を圧着加工したドアトリムアッパー2をセットして、
ドアトリムロア3の超音波用ボス3aをドアトリムアッ
パー2の取付孔2a内に挿入した後、超音波ホーン8を
超音波用ボス3aの先端部分に位置決めし、所定圧をか
けながら振動を加え、超音波用ボス3をカシメ加工する
ことにより、ドアトリムアッパー2に対してドアトリム
ロア3を接合固定している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
ドアトリム1の製造方法においては、ドアトリムアッパ
ー2に対して装飾シート5を圧着加工する圧着加工工程
と、ドアトリムアッパー2とドアトリムロア3とを超音
波溶着加工により接合固定する超音波溶着加工工程との
2工程が必要となり、工数が多く、また、金型設備につ
いても圧着加工金型と超音波加工金型とを必要とし、こ
れら加工工数並びに金型設備が嵩み、コストアップを招
来するという不具合が指摘されている。
ドアトリム1の製造方法においては、ドアトリムアッパ
ー2に対して装飾シート5を圧着加工する圧着加工工程
と、ドアトリムアッパー2とドアトリムロア3とを超音
波溶着加工により接合固定する超音波溶着加工工程との
2工程が必要となり、工数が多く、また、金型設備につ
いても圧着加工金型と超音波加工金型とを必要とし、こ
れら加工工数並びに金型設備が嵩み、コストアップを招
来するという不具合が指摘されている。
【0011】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、ドアトリム本体の溶着加工工程と、装飾シ
ートの圧着加工工程を同一金型で同時に行なうことによ
り、工数短縮化並びに設備の簡素化が期待できる自動車
用内装部品の製造方法並びにその方法に使用する成形装
置を提供することを目的とする。
れたもので、ドアトリム本体の溶着加工工程と、装飾シ
ートの圧着加工工程を同一金型で同時に行なうことによ
り、工数短縮化並びに設備の簡素化が期待できる自動車
用内装部品の製造方法並びにその方法に使用する成形装
置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の樹脂成形体同士を超音波溶着によ
り接合固定してなり、上記樹脂成形体の表面所定箇所に
装飾シートを装着してなる自動車用内装部品の製造方法
であって、セット下型上に装飾シート並びに複数の樹脂
成形体をセットした後、圧着用上型と超音波溶着器を備
えた上部構造を下降操作し、樹脂成形体の表面に装飾シ
ートを圧着加工する圧着工程と、樹脂成形体同士を超音
波溶着器により組付固定する超音波溶着工程とを同時に
行なうようにしたことを特徴とする。
に、本発明は、複数の樹脂成形体同士を超音波溶着によ
り接合固定してなり、上記樹脂成形体の表面所定箇所に
装飾シートを装着してなる自動車用内装部品の製造方法
であって、セット下型上に装飾シート並びに複数の樹脂
成形体をセットした後、圧着用上型と超音波溶着器を備
えた上部構造を下降操作し、樹脂成形体の表面に装飾シ
ートを圧着加工する圧着工程と、樹脂成形体同士を超音
波溶着器により組付固定する超音波溶着工程とを同時に
行なうようにしたことを特徴とする。
【0013】ここで、複数の樹脂成形体としては、セダ
ン型、ハードトップ型等のドアパネルに内装される自動
車用ドアトリムにおけるドアトリム本体、あるいはワゴ
ン車等のラゲージサイドトリムにおけるラゲージサイド
トリム本体に適用でき、これらトリム本体がトリムアッ
パーとトリムロアの上下2分割体から構成されるもの、
あるいはこれにポケットが付加されるもの、また、トリ
ム本体とポケットの組み合わせにそれぞれ適用できる。
ン型、ハードトップ型等のドアパネルに内装される自動
車用ドアトリムにおけるドアトリム本体、あるいはワゴ
ン車等のラゲージサイドトリムにおけるラゲージサイド
トリム本体に適用でき、これらトリム本体がトリムアッ
パーとトリムロアの上下2分割体から構成されるもの、
あるいはこれにポケットが付加されるもの、また、トリ
ム本体とポケットの組み合わせにそれぞれ適用できる。
【0014】一方、装飾シートは、これらトリム本体の
表面一部に圧着固定されるもので、クロス、不織布、合
成樹脂シート等、素材は特に限定されないが、手触り感
や見栄え上、クロスが好ましい。
表面一部に圧着固定されるもので、クロス、不織布、合
成樹脂シート等、素材は特に限定されないが、手触り感
や見栄え上、クロスが好ましい。
【0015】また、トリム本体と装飾シートとの接合に
は、粘着剤が用いられ、通常、クロスに粘着剤を塗工
し、その粘着剤面に剥離紙をラミネートし、加工前に剥
離紙を剥離して、粘着剤面を露出させて接合を行なえば
良い。
は、粘着剤が用いられ、通常、クロスに粘着剤を塗工
し、その粘着剤面に剥離紙をラミネートし、加工前に剥
離紙を剥離して、粘着剤面を露出させて接合を行なえば
良い。
【0016】次に、本発明方法に使用する成形装置は、
複数の樹脂成形体同士を超音波溶着加工により接合して
なるトリム本体の表面に装飾シートを圧着してなる成形
体の成形方法であって、部材をセットするセット下型を
有する下部構造と、上下動可能に構成され、圧着用上型
と超音波溶着器とを備えた上部構造とから構成されてい
ることを特徴とする。
複数の樹脂成形体同士を超音波溶着加工により接合して
なるトリム本体の表面に装飾シートを圧着してなる成形
体の成形方法であって、部材をセットするセット下型を
有する下部構造と、上下動可能に構成され、圧着用上型
と超音波溶着器とを備えた上部構造とから構成されてい
ることを特徴とする。
【0017】従って、本発明によれば、上部構造と下部
構造とからなる成形装置を使用して、複数の樹脂成形体
同士を超音波溶着加工により接合する超音波加工工程
と、樹脂成形体の表面の一部に装飾シートを圧着固定す
る圧着加工工程とを同一金型で同時に行なうことができ
るため、工程数を半減できるとともに、金型装置も簡素
化できる。
構造とからなる成形装置を使用して、複数の樹脂成形体
同士を超音波溶着加工により接合する超音波加工工程
と、樹脂成形体の表面の一部に装飾シートを圧着固定す
る圧着加工工程とを同一金型で同時に行なうことができ
るため、工程数を半減できるとともに、金型装置も簡素
化できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動車用内装
部品の製造方法並びに成形装置の実施形態について、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。
部品の製造方法並びに成形装置の実施形態について、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】図1乃至図8は本発明の第1実施形態を示
すもので、図1乃至図3は本発明方法を適用して製作し
た上下2分割タイプの自動車用ドアトリムを示すそれぞ
れ正面図、断面図並びに構成説明図である。
すもので、図1乃至図3は本発明方法を適用して製作し
た上下2分割タイプの自動車用ドアトリムを示すそれぞ
れ正面図、断面図並びに構成説明図である。
【0020】また、図4は自動車用ドアトリムの製造に
使用する成形装置を示す概略構成図であり、図5は本発
明方法の第1実施形態を示すフローチャート図、図6乃
至図8は本発明方法の各工程説明図である。
使用する成形装置を示す概略構成図であり、図5は本発
明方法の第1実施形態を示すフローチャート図、図6乃
至図8は本発明方法の各工程説明図である。
【0021】更に、図9,図10は本発明の第2実施形
態における自動車用ドアトリムの構成を示す断面図並び
に製造方法の概要を示す説明図、図11は本発明の第3
実施形態を示すもので、図11は自動車用ドアトリムの
構成説明図、図12は同自動車用ドアトリムの製造方法
の概要を示す説明図である。
態における自動車用ドアトリムの構成を示す断面図並び
に製造方法の概要を示す説明図、図11は本発明の第3
実施形態を示すもので、図11は自動車用ドアトリムの
構成説明図、図12は同自動車用ドアトリムの製造方法
の概要を示す説明図である。
【0022】まず、本発明の第1実施形態について説明
すると、図1乃至図3において、自動車用ドアトリム1
0は、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30と
の上下2分割体から構成されるドアトリム本体11と、
このドアトリム本体11の表面(具体的にはドアトリム
アッパー20の表面の一部)に装着される装飾シート4
0とから大略構成されている。
すると、図1乃至図3において、自動車用ドアトリム1
0は、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30と
の上下2分割体から構成されるドアトリム本体11と、
このドアトリム本体11の表面(具体的にはドアトリム
アッパー20の表面の一部)に装着される装飾シート4
0とから大略構成されている。
【0023】更に、装飾シート40を圧着固定したドア
トリム本体11に対して、図示はしないがアームレスト
パットやインナーハンドル等の付属品を装備して自動車
用ドアトリム10が構成されている。
トリム本体11に対して、図示はしないがアームレスト
パットやインナーハンドル等の付属品を装備して自動車
用ドアトリム10が構成されている。
【0024】上記ドアトリム本体11の構成、すなわち
ドアトリムアッパー20並びにドアトリムロア30は、
タルクを混入したPP(ポリプロピレン)樹脂を所望の
金型形状を有するモールドプレス成形金型により曲面形
状に成形され、図2,図3に示すように、ドアトリムア
ッパー20の下縁に沿って取付孔21が所定ピッチ間隔
で開設されており、一方、この取付孔21に対応するよ
うにドアトリムロア30の上縁に沿って超音波用ボス3
1が裏面側に突設形成されている。
ドアトリムアッパー20並びにドアトリムロア30は、
タルクを混入したPP(ポリプロピレン)樹脂を所望の
金型形状を有するモールドプレス成形金型により曲面形
状に成形され、図2,図3に示すように、ドアトリムア
ッパー20の下縁に沿って取付孔21が所定ピッチ間隔
で開設されており、一方、この取付孔21に対応するよ
うにドアトリムロア30の上縁に沿って超音波用ボス3
1が裏面側に突設形成されている。
【0025】尚、ドアトリムロア30には、ポケット用
開口32、スピーカーグリル33が設けられており、ポ
ケット用開口32の背面側には、図2に示すポケットバ
ックカバー34が取り付けられている。
開口32、スピーカーグリル33が設けられており、ポ
ケット用開口32の背面側には、図2に示すポケットバ
ックカバー34が取り付けられている。
【0026】そして、ドアトリムアッパー20とドアト
リムロア30は、ドアトリムロア30の超音波用ボス3
1をドアトリムアッパー20の取付孔21内に挿入した
後、その超音波用ボス31の先端部分を超音波溶着加工
によりカシメ固定することにより、両トリム20,30
が接合固定される。尚、ドアトリムアッパー20におけ
る装飾シート40装着箇所は、木目込み溝22が装飾シ
ート40の外形状に沿って一体に設けられている。
リムロア30は、ドアトリムロア30の超音波用ボス3
1をドアトリムアッパー20の取付孔21内に挿入した
後、その超音波用ボス31の先端部分を超音波溶着加工
によりカシメ固定することにより、両トリム20,30
が接合固定される。尚、ドアトリムアッパー20におけ
る装飾シート40装着箇所は、木目込み溝22が装飾シ
ート40の外形状に沿って一体に設けられている。
【0027】一方、装飾シート40は、本実施形態では
クロスが使用され、粘着剤層41を介してドアトリムア
ッパー20の表面所定箇所に圧着されており、ドアトリ
ムアッパー20の木目込み溝22内に装飾シート40の
周縁部40aが木目込み処理され、装飾シート40の周
縁外観の見栄えを向上させている。
クロスが使用され、粘着剤層41を介してドアトリムア
ッパー20の表面所定箇所に圧着されており、ドアトリ
ムアッパー20の木目込み溝22内に装飾シート40の
周縁部40aが木目込み処理され、装飾シート40の周
縁外観の見栄えを向上させている。
【0028】ところで、本発明は、上述したドアトリム
10を短縮化した工程で、しかも設備を簡素化して製作
できる製造方法並びに成形装置を提供することにあり、
図4に示す成形装置50を使用し、図5に示すフローチ
ャート図のような製造方法に適用する。
10を短縮化した工程で、しかも設備を簡素化して製作
できる製造方法並びに成形装置を提供することにあり、
図4に示す成形装置50を使用し、図5に示すフローチ
ャート図のような製造方法に適用する。
【0029】まず、成形装置50の概略構成について簡
単に説明すると、成形装置50は、上部構造60と下部
構造70とから構成されており、上部構造60として
は、上側テーブル61が昇降用シリンダ62に接続され
ており、この昇降用シリンダ62の動作により、上側テ
ーブル61は所定ストローク上下動可能に構成されてお
り、この上側テーブル61の下面に圧着用上型63と超
音波溶着器64が取り付けられている。
単に説明すると、成形装置50は、上部構造60と下部
構造70とから構成されており、上部構造60として
は、上側テーブル61が昇降用シリンダ62に接続され
ており、この昇降用シリンダ62の動作により、上側テ
ーブル61は所定ストローク上下動可能に構成されてお
り、この上側テーブル61の下面に圧着用上型63と超
音波溶着器64が取り付けられている。
【0030】この圧着用上型63は、支持ポスト631
を介して上側テーブル61に取り付けられており、緩衝
用スプリング632が介装されているとともに、圧着用
上型63の型面には、ドアトリムアッパー20に設けら
れている木目込み溝22を逃げるための溝部633が設
けられている。
を介して上側テーブル61に取り付けられており、緩衝
用スプリング632が介装されているとともに、圧着用
上型63の型面には、ドアトリムアッパー20に設けら
れている木目込み溝22を逃げるための溝部633が設
けられている。
【0031】また、超音波溶着器64は、超音波ホーン
641、発振器642、並びに冷却用エアホース643
がブラケット644に取り付けられており、上下動作用
シリンダ645によりブラケット644が上下動作を行
なうとともに、この上下動作用シリンダ645を支持す
るブラケット646がガイドレール647に沿って進退
動作用シリンダ648により水平方向に摺動可能に駆動
される。
641、発振器642、並びに冷却用エアホース643
がブラケット644に取り付けられており、上下動作用
シリンダ645によりブラケット644が上下動作を行
なうとともに、この上下動作用シリンダ645を支持す
るブラケット646がガイドレール647に沿って進退
動作用シリンダ648により水平方向に摺動可能に駆動
される。
【0032】従って、超音波溶着器64は、上下動作用
シリンダ645、並びに進退動作用シリンダ648によ
り、2方向に移動可能となっており、所定の超音波溶着
ポイントに超音波ホーン641を位置決めした後、上下
動作用シリンダ645により所定圧を加え、発信器64
2から振動を加えて超音波加工を行ない、その後、超音
波ホーン641と隣接する冷却用エアホース643から
冷却用エアを超音波溶着部位に吹き付けて、冷却固化さ
せる。
シリンダ645、並びに進退動作用シリンダ648によ
り、2方向に移動可能となっており、所定の超音波溶着
ポイントに超音波ホーン641を位置決めした後、上下
動作用シリンダ645により所定圧を加え、発信器64
2から振動を加えて超音波加工を行ない、その後、超音
波ホーン641と隣接する冷却用エアホース643から
冷却用エアを超音波溶着部位に吹き付けて、冷却固化さ
せる。
【0033】尚、超音波溶着ポイントに対応して複数の
超音波溶着器64が上側テーブル61の下面に設けられ
ており、各超音波溶着器64は、各々独立して動作す
る。
超音波溶着器64が上側テーブル61の下面に設けられ
ており、各超音波溶着器64は、各々独立して動作す
る。
【0034】一方、下部構造70は、下側テーブル71
の上面にドアトリムアッパー20、ドアトリムロア3
0、装飾シート40をセットするための所望の型面形状
を備えたセット下型72が取り付けられており、このセ
ット下型72内には、木目込み用バー73が配設され、
この木目込み用バー73は、エアシリンダ74の上下動
作により、所定ストローク上下動作を行なう。
の上面にドアトリムアッパー20、ドアトリムロア3
0、装飾シート40をセットするための所望の型面形状
を備えたセット下型72が取り付けられており、このセ
ット下型72内には、木目込み用バー73が配設され、
この木目込み用バー73は、エアシリンダ74の上下動
作により、所定ストローク上下動作を行なう。
【0035】そして、図1乃至図3に示す自動車用ドア
トリム10の製造工程の概要を図5に示すフローチャー
トで説明すると、ドアトリムアッパー20と装飾シート
40並びにドアトリムロア30は、図4に示す成形装置
50を使用して、圧着・超音波加工の一工程で同一金型
で成形できる。
トリム10の製造工程の概要を図5に示すフローチャー
トで説明すると、ドアトリムアッパー20と装飾シート
40並びにドアトリムロア30は、図4に示す成形装置
50を使用して、圧着・超音波加工の一工程で同一金型
で成形できる。
【0036】具体的に図6乃至図8に沿って説明する
と、まず、図6に示すように、下部構造70のセット下
型72の型面上に、ドアトリムロア30、装飾シート4
0、ドアトリムアッパー20をセットする。
と、まず、図6に示すように、下部構造70のセット下
型72の型面上に、ドアトリムロア30、装飾シート4
0、ドアトリムアッパー20をセットする。
【0037】このとき、ドアトリムロア30の超音波用
ボス31がドアトリムアッパー20の取付孔21内に挿
通された状態でセットするとともに、ドアトリムアッパ
ー20の製品表面(下側)に装飾シート40がくるよう
にセットする。
ボス31がドアトリムアッパー20の取付孔21内に挿
通された状態でセットするとともに、ドアトリムアッパ
ー20の製品表面(下側)に装飾シート40がくるよう
にセットする。
【0038】更に、装飾シート40は、装飾シート40
の裏面に塗工されている粘着剤層41を上面側に露出さ
せるように、図示しない剥離紙を剥離操作した状態で所
定位置にセットすることが必要である。
の裏面に塗工されている粘着剤層41を上面側に露出さ
せるように、図示しない剥離紙を剥離操作した状態で所
定位置にセットすることが必要である。
【0039】始めに、セット下型72の型面上の正規位
置にドアトリムアッパー20、ドアトリムロア30、装
飾シート40が適正にセットされた後、図7に示すよう
に、昇降用シリンダ62が駆動して、上側テーブル61
が所定ストローク下降動作し、圧着用上型63からドア
トリムアッパー20と装飾シート40の双方に所定のプ
レス圧が加わり、更に、緩衝スプリング632によりプ
レス圧が適切に調整され、粘着剤層41を介してドアト
リムアッパー20と装飾シート40が強固に接合する。
置にドアトリムアッパー20、ドアトリムロア30、装
飾シート40が適正にセットされた後、図7に示すよう
に、昇降用シリンダ62が駆動して、上側テーブル61
が所定ストローク下降動作し、圧着用上型63からドア
トリムアッパー20と装飾シート40の双方に所定のプ
レス圧が加わり、更に、緩衝スプリング632によりプ
レス圧が適切に調整され、粘着剤層41を介してドアト
リムアッパー20と装飾シート40が強固に接合する。
【0040】そして、この圧着工程と同時に超音波溶着
器64においても、超音波ホーン641の先端がドアト
リムロア30の超音波用ボス31の先端を押圧し、発振
器642からの振動が加わり、この超音波用ボス31の
先端が超音波カシメ加工されることにより、ドアトリム
アッパー20とドアトリムロア30との強固な接合が行
なわれる。
器64においても、超音波ホーン641の先端がドアト
リムロア30の超音波用ボス31の先端を押圧し、発振
器642からの振動が加わり、この超音波用ボス31の
先端が超音波カシメ加工されることにより、ドアトリム
アッパー20とドアトリムロア30との強固な接合が行
なわれる。
【0041】所定時間超音波溶着加工が行なわれた後、
発振器642の振動が停止し、超音波ホーン641と隣
接する冷却用エアホース643から冷却用エアが吹き付
けられ、カシメ部分が迅速に冷却固化するが、それと同
時に図8に示すように、セット下型72内に配設されて
いる木目込み用バー73がエアシリンダ74の動作によ
り上昇して、装飾シート40の周縁40aをドアトリム
アッパー20の木目込み溝22内に圧入処理することに
より、装飾シート40の端末処理が行なわれる。
発振器642の振動が停止し、超音波ホーン641と隣
接する冷却用エアホース643から冷却用エアが吹き付
けられ、カシメ部分が迅速に冷却固化するが、それと同
時に図8に示すように、セット下型72内に配設されて
いる木目込み用バー73がエアシリンダ74の動作によ
り上昇して、装飾シート40の周縁40aをドアトリム
アッパー20の木目込み溝22内に圧入処理することに
より、装飾シート40の端末処理が行なわれる。
【0042】このように、本発明によれば、1基の成形
装置50を使用することにより、同一ポジションでドア
トリムアッパー20と装飾シート40との圧着加工と、
ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30との超音
波溶着加工とを同時に行なうことができ、設備が簡素化
できるとともに、工数も大幅に短縮化でき、生産性を高
め、製作コストも大幅に引き下げることができるという
利点がある。
装置50を使用することにより、同一ポジションでドア
トリムアッパー20と装飾シート40との圧着加工と、
ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30との超音
波溶着加工とを同時に行なうことができ、設備が簡素化
できるとともに、工数も大幅に短縮化でき、生産性を高
め、製作コストも大幅に引き下げることができるという
利点がある。
【0043】更に、本発明に係る成形装置50によれ
ば、複数の超音波溶着器64が個別に動作可能であるた
め、超音波溶着加工を一次加工、二次加工という具合に
時間差を設け、相互の干渉を避けるように動作させるこ
とにより、溶着ポイントの設定自由度が増し、造形自由
度を高めることができる。
ば、複数の超音波溶着器64が個別に動作可能であるた
め、超音波溶着加工を一次加工、二次加工という具合に
時間差を設け、相互の干渉を避けるように動作させるこ
とにより、溶着ポイントの設定自由度が増し、造形自由
度を高めることができる。
【0044】次いで、図9,図10は本発明の第2実施
形態を示すもので、この実施形態では、ドアトリムアッ
パー20とドアトリムロア30との超音波接合に加え
て、ドアトリムロア30に対してポケットバックカバー
34も同時に超音波溶着加工されている。
形態を示すもので、この実施形態では、ドアトリムアッ
パー20とドアトリムロア30との超音波接合に加え
て、ドアトリムロア30に対してポケットバックカバー
34も同時に超音波溶着加工されている。
【0045】すなわち、ドアトリムロア30の裏面に
は、ポケットバックカバー34を取り付けるための超音
波用ボス35が突設され、それと対応するように、ポケ
ットバックカバー34には、取付孔34aが開設されて
いる。
は、ポケットバックカバー34を取り付けるための超音
波用ボス35が突設され、それと対応するように、ポケ
ットバックカバー34には、取付孔34aが開設されて
いる。
【0046】そして、図10に示すように、セット下型
72の型面上に、ドアトリムロア30をセットした後、
超音波用ボス35とポケットバックカバー34の取付孔
34aを一致させて、ポケットバックカバー34をセッ
トし、その後、装飾シート40、ドアトリムアッパー2
0をセットして、第1実施形態と同一の作業手順で超音
波溶着加工並びに装飾シート40の圧着加工を行なう。
72の型面上に、ドアトリムロア30をセットした後、
超音波用ボス35とポケットバックカバー34の取付孔
34aを一致させて、ポケットバックカバー34をセッ
トし、その後、装飾シート40、ドアトリムアッパー2
0をセットして、第1実施形態と同一の作業手順で超音
波溶着加工並びに装飾シート40の圧着加工を行なう。
【0047】このとき、上部構造60としては、ドアト
リムアッパー20とドアトリムロア30との接合に使用
する超音波用ボス31に対応して複数の超音波溶着器6
4を設けるとともに、ドアトリムロア30とポケットバ
ックカバー34の超音波溶着加工を行なうために、新た
に複数の超音波溶着器65を設ける必要がある。
リムアッパー20とドアトリムロア30との接合に使用
する超音波用ボス31に対応して複数の超音波溶着器6
4を設けるとともに、ドアトリムロア30とポケットバ
ックカバー34の超音波溶着加工を行なうために、新た
に複数の超音波溶着器65を設ける必要がある。
【0048】この超音波溶着器65の構成は、上述した
超音波溶着器64の構成と同一である。すなわち、超音
波ホーン651、発振器652、冷却用エアホース65
3がブラケット654を介して上下動作用シリンダ65
5により上下動可能に支持されており、また、この上下
動作用シリンダ655は、ブラケット656、ガイドレ
ール657、進退動作用シリンダ658により水平方向
に進退可能に構成されている。
超音波溶着器64の構成と同一である。すなわち、超音
波ホーン651、発振器652、冷却用エアホース65
3がブラケット654を介して上下動作用シリンダ65
5により上下動可能に支持されており、また、この上下
動作用シリンダ655は、ブラケット656、ガイドレ
ール657、進退動作用シリンダ658により水平方向
に進退可能に構成されている。
【0049】従って、この実施形態においても、ドアト
リムアッパー20とドアトリムロア30との接合、およ
びドアトリムロア30とポケットバックカバー34との
接合に超音波溶着器64,65を使用した超音波溶着加
工と、圧着用金型63を使用した装飾シート40の圧着
加工とを同時に行なえ、第1実施形態と同様の作用効果
が期待できる。
リムアッパー20とドアトリムロア30との接合、およ
びドアトリムロア30とポケットバックカバー34との
接合に超音波溶着器64,65を使用した超音波溶着加
工と、圧着用金型63を使用した装飾シート40の圧着
加工とを同時に行なえ、第1実施形態と同様の作用効果
が期待できる。
【0050】また、図11,図12は本発明の第3実施
形態を示すもので、1枚物のドアトリム本体12を使用
する場合には、ドアトリム本体12の裏面側に設けられ
ている超音波用ボス13にポケットバックカバー34の
取付孔34aが挿入され、超音波用ボス13の先端を超
音波カシメ加工して、ドアトリム本体12とポケットバ
ックカバー34とが一体化されるが、このときにおいて
も、図12に示すように、セット下型72の上面にまず
装飾シート40をセットした後、ドアトリム本体12並
びにポケットバックカバー34をセットし、上部構造6
0を下降操作して、圧着用上型63によりドアトリム本
体12と装飾シート40とを圧着一体化すると同時に、
超音波溶着器65を使用して、ドアトリム本体12とポ
ケットバックカバー34との超音波溶着による一体化を
行なう。
形態を示すもので、1枚物のドアトリム本体12を使用
する場合には、ドアトリム本体12の裏面側に設けられ
ている超音波用ボス13にポケットバックカバー34の
取付孔34aが挿入され、超音波用ボス13の先端を超
音波カシメ加工して、ドアトリム本体12とポケットバ
ックカバー34とが一体化されるが、このときにおいて
も、図12に示すように、セット下型72の上面にまず
装飾シート40をセットした後、ドアトリム本体12並
びにポケットバックカバー34をセットし、上部構造6
0を下降操作して、圧着用上型63によりドアトリム本
体12と装飾シート40とを圧着一体化すると同時に、
超音波溶着器65を使用して、ドアトリム本体12とポ
ケットバックカバー34との超音波溶着による一体化を
行なう。
【0051】そして、この第3実施形態においても、超
音波溶着加工工程と圧着加工工程と同一ポジション、同
一金型で同時に行なうことができ、生産性を高め、コス
トダウンを図ることができる。
音波溶着加工工程と圧着加工工程と同一ポジション、同
一金型で同時に行なうことができ、生産性を高め、コス
トダウンを図ることができる。
【0052】以上説明した各実施形態は、乗用車のドア
パネルに内装されるドアトリム10に適用したものであ
るが、ワゴン車等のラゲージサイドトリムに適用するこ
ともでき、複数の樹脂成形体同士を超音波溶着により接
合する構造で、表面の一部に装飾シートを圧着一体化す
る構成のものであれば有効に適用でき、応用範囲が広
く、実用的価値が高い。
パネルに内装されるドアトリム10に適用したものであ
るが、ワゴン車等のラゲージサイドトリムに適用するこ
ともでき、複数の樹脂成形体同士を超音波溶着により接
合する構造で、表面の一部に装飾シートを圧着一体化す
る構成のものであれば有効に適用でき、応用範囲が広
く、実用的価値が高い。
【0053】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、複
数の樹脂成形体同士を超音波溶着する超音波溶着加工
と、樹脂成形体の表面の一部に装飾シートを圧着加工す
る圧着加工と同一金型で同時に行なうというものである
から、加工工数を大幅に短縮できるとともに、金型設備
も簡素化でき、生産性を高め、大幅なコストダウンを招
来するとともに、金型の設置スペースも少なくて済み、
省スペース化にも貢献できるという種々の効果を有す
る。
数の樹脂成形体同士を超音波溶着する超音波溶着加工
と、樹脂成形体の表面の一部に装飾シートを圧着加工す
る圧着加工と同一金型で同時に行なうというものである
から、加工工数を大幅に短縮できるとともに、金型設備
も簡素化でき、生産性を高め、大幅なコストダウンを招
来するとともに、金型の設置スペースも少なくて済み、
省スペース化にも貢献できるという種々の効果を有す
る。
【0054】更に、圧着用上型と複数の超音波溶着器を
上側テーブルの下面に取り付け、超音波溶着器をそれぞ
れ独立して駆動させれば、溶着ポイントを任意位置に設
定でき、加工自由度、造形自由度を向上させることがで
きるという効果を有する。
上側テーブルの下面に取り付け、超音波溶着器をそれぞ
れ独立して駆動させれば、溶着ポイントを任意位置に設
定でき、加工自由度、造形自由度を向上させることがで
きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用して製作した上下2分割タイ
プの自動車用ドアトリムを示す正面図である。
プの自動車用ドアトリムを示す正面図である。
【図2】図1中II−II線断面図である。
【図3】図1に示す自動車用ドアトリムを示す分解斜視
図である。
図である。
【図4】本発明に係る成形装置の第1実施形態の構成を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図5】本発明方法の第1実施形態を示すフローチャー
ト図である。
ト図である。
【図6】本発明方法の第1実施形態における素材のセッ
ト工程を示す説明図である。
ト工程を示す説明図である。
【図7】本発明方法の第1実施形態における超音波溶着
工程並びに圧着工程を示す説明図である。
工程並びに圧着工程を示す説明図である。
【図8】本発明方法の第1実施形態における木目込み処
理工程を示す説明図である。
理工程を示す説明図である。
【図9】本発明方法により製作した自動車用ドアトリム
の第2実施形態の構成を示す断面図である。
の第2実施形態の構成を示す断面図である。
【図10】図9に示す自動車用ドアトリムの製造工程の
概要を示す説明図である。
概要を示す説明図である。
【図11】本発明方法により製作した自動車用ドアトリ
ムの第3実施形態の構成を示す断面図である。
ムの第3実施形態の構成を示す断面図である。
【図12】図11に示す自動車用ドアトリムの製造工程
の概要を示す説明図である。
の概要を示す説明図である。
【図13】従来の自動車用ドアトリムを示す正面図であ
る。
る。
【図14】従来の自動車用ドアトリムの製造工程のフロ
ーチャート図である。
ーチャート図である。
【図15】従来の自動車用ドアトリムにおけるドアトリ
ム本体と装飾シートの圧着加工工程を示す説明図であ
る。
ム本体と装飾シートの圧着加工工程を示す説明図であ
る。
【図16】従来の自動車用ドアトリムにおけるドアトリ
ム本体の接合工程を示す説明図である。
ム本体の接合工程を示す説明図である。
10 自動車用ドアトリム 11,12 ドアトリム本体 20 ドアトリムアッパー 21 取付孔 22 木目込み溝 30 ドアトリムロア 31,35 超音波用ボス 34 ポケットバックカバー 34a 取付孔 40 装飾シート 41 粘着剤層 50 成形装置 60 上部構造 61 上側テーブル 62 昇降用シリンダ 63 圧着用上型 631 支持ポスト 632 緩衝用スプリング 633 溝部 64,65 超音波溶着器 641,651 超音波ホーン 642,652 発振器 643,653 冷却用エアホース 645,655 上下動作用シリンダ 648,658 進退動作用シリンダ 70 下部構造 71 下側テーブル 72 セット下型 73 木目込み用バー 74 エアシリンダ
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の樹脂成形体同士を超音波溶着によ
り接合固定してなり、上記樹脂成形体の表面所定箇所に
装飾シート(40)を装着してなる自動車用内装部品の
製造方法であって、セット下型(72)上に装飾シート
(40)並びに複数の樹脂成形体をセットした後、圧着
用上型(63)と超音波溶着器(64)を備えた上部構
造(60)を下降操作し、樹脂成形体の表面に装飾シー
ト(40)を圧着加工する圧着工程と、樹脂成形体同士
を超音波溶着器(64)により組付固定する超音波溶着
工程とを同時に行なうようにしたことを特徴とする自動
車用内装部品の製造方法。 - 【請求項2】 装飾シート(40)の周縁(40a)
は、下部構造(70)に設けられている木目込みバー
(73)の上下動作により、樹脂成形体(20)の木目
込み溝(22)内に木目込み処理される木目込み処理工
程が付設されることを特徴とする請求項1に記載の自動
車用内装部品の製造方法。 - 【請求項3】 樹脂成形体は、トリムアッパー(20)
とトリムロア(30)との上下2分割体から構成される
トリム本体(11)からなることを特徴とする請求項1
又は2に記載の自動車用内装部品の製造方法。 - 【請求項4】 樹脂成形体は、トリムアッパー(20)
とトリムロア(30)との上下2分割体からなるトリム
本体(11)とこれの内面側に接合固定されるポケット
バックカバー(34)とからなることを特徴とする請求
項1又は2に記載の自動車用内装部品の製造方法。 - 【請求項5】 樹脂成形体は、一体物のドアトリム(1
2)と、これの内面側に接合固定されるポケットバック
カバー(34)とからなることを特徴とする請求項1又
は2に記載の自動車用内装部品の製造方法。 - 【請求項6】 複数の樹脂成形体同士を超音波溶着加工
により接合してなるトリム本体(11,12)の表面に
装飾シート(40)を圧着してなる成形体の成形装置で
あって、部材をセットするセット下型(72)を有する
下部構造(70)と、上下動可能に構成され、圧着用上
型(63)と超音波溶着器(64)とを備えた上部構造
(60)とから構成されていることを特徴とする成形装
置。 - 【請求項7】 上部構造(60)は、上側テーブル(6
1)の下面に複数の超音波溶着器(64,65)が設け
られており、各超音波溶着器(64,65)は、上下動
作用シリンダ(645,655)並びに進退動作用シリ
ンダ(648,658)により、各々独立して所定の溶
着部位に位置決め可能であることを特徴とする請求項6
に記載の成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000082726A JP2001270002A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 自動車用内装部品の製造方法並びにその方法に使用する成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000082726A JP2001270002A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 自動車用内装部品の製造方法並びにその方法に使用する成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001270002A true JP2001270002A (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=18599489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000082726A Pending JP2001270002A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 自動車用内装部品の製造方法並びにその方法に使用する成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001270002A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007029704A1 (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-15 | Sintokogio, Ltd. | ドアトリムアセンブリの製造方法及びその製造ライン |
JP2009179239A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Toyota Boshoku Corp | 車両用ドアトリム |
JP2012153078A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Toyoda Gosei Co Ltd | 複合部材及びその製造方法 |
KR101252038B1 (ko) | 2011-11-28 | 2013-04-10 | 신재호 | 피어싱 기능을 갖는 초음파 융착장치 |
KR101739033B1 (ko) * | 2015-12-21 | 2017-05-23 | 주식회사 포스코 | 몰드 시편 정렬 장치 |
WO2019087244A1 (ja) * | 2017-10-30 | 2019-05-09 | 河西工業株式会社 | 車両用内装部品及び車両用内装部品の製造方法 |
CN114474632A (zh) * | 2022-01-06 | 2022-05-13 | 广州毅达塑胶五金模具有限公司 | 一种汽车塑胶饰板成型模具及其成型方法 |
CN118342806A (zh) * | 2024-06-14 | 2024-07-16 | 广东顺德川崎汽车零部件有限公司 | 一种汽车内饰门板的自动装配装置及其方法 |
-
2000
- 2000-03-23 JP JP2000082726A patent/JP2001270002A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8161651B2 (en) | 2005-09-05 | 2012-04-24 | Sintokogio, Ltd. | Method for manufacturing a door-trim assembly and its assembly line |
EP1923244A4 (en) * | 2005-09-05 | 2015-03-11 | Sintokogio Ltd | METHOD FOR PRODUCING A DOOR CLADDING ARRANGEMENT AND MANUFACTURING ROAD THEREFOR |
JP2009179239A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Toyota Boshoku Corp | 車両用ドアトリム |
JP2012153078A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Toyoda Gosei Co Ltd | 複合部材及びその製造方法 |
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KR101739033B1 (ko) * | 2015-12-21 | 2017-05-23 | 주식회사 포스코 | 몰드 시편 정렬 장치 |
WO2019087244A1 (ja) * | 2017-10-30 | 2019-05-09 | 河西工業株式会社 | 車両用内装部品及び車両用内装部品の製造方法 |
CN114474632A (zh) * | 2022-01-06 | 2022-05-13 | 广州毅达塑胶五金模具有限公司 | 一种汽车塑胶饰板成型模具及其成型方法 |
CN118342806A (zh) * | 2024-06-14 | 2024-07-16 | 广东顺德川崎汽车零部件有限公司 | 一种汽车内饰门板的自动装配装置及其方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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