JPH05305670A - オーナメント部の装飾シート取付方法 - Google Patents

オーナメント部の装飾シート取付方法

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Publication number
JPH05305670A
JPH05305670A JP13614492A JP13614492A JPH05305670A JP H05305670 A JPH05305670 A JP H05305670A JP 13614492 A JP13614492 A JP 13614492A JP 13614492 A JP13614492 A JP 13614492A JP H05305670 A JPH05305670 A JP H05305670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative sheet
skin
undercut
ornament
base material
Prior art date
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Pending
Application number
JP13614492A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahisa Suzuki
隆久 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
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Publication of JPH05305670A publication Critical patent/JPH05305670A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コスト低減が可能でかつ仕上がりの良好なド
アトリムのためのオーナメント部の装飾シート取付方法
を提供する。 【構成】 ドアトリム基材1に表皮2を真空成形する際
に、表皮2のオーナメント部となる凹部2Aの周縁に外
周側に食い込むアンダーカット形状部2Bを形成する。
そして、別工程で形成された所定形状の装飾シート3を
用意し、これを前記表皮2の凹部2Aに接着する際に、
装飾シート3の端末を凹部2Aのアンダーカット形状部
2Bに差し込む。かくして、装飾シート3はその端末が
表皮2の凹部2Aの外周縁により隠蔽される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアトリムの一部に設
定されるオーナメント部の装飾シート取付方法に係り、
詳しくはトリム基材に表皮を被着したのちに、該表皮に
設定されたオーナメント部としての凹部に装飾シートを
取付ける方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に従来一般の成形ドアトリムの断面
構造を示す。従来のドアトリム24は一般に木質基材2
1等をベースとし、該基材21上にPVC(ポリ塩化ビ
ニル)シート等の表皮22を成形接着することにより形
成され、そして仮想線枠X部分に示すオーナメント部と
なる凹部25にはファブリック等の装飾シート23を取
付けて加飾される。装飾シート23の従来の取付け方と
しては、図10、図11び図12に示す方法が知られて
いる。図10に示す例は、基材21に表皮22を真空成
形してトリム本体を形成する一方、鉄板ベース26に装
飾シート23を貼り端末を巻き込んだものをオーナメン
トとし、これをトリム本体のオーナメント部となる凹部
25に配置し鉄板ベース26の爪26Aをトリム本体に
突き刺してからその端末を折り曲げることにより取付け
るようにしたものである。また、図11に示す例は、基
材21及び表皮22を真空成形しトリム本体を成形する
際に、オーナメント部となる凹部25の周囲に溝27を
形成し、そして装飾シート23を貼るときにその端末を
溝27に差し込んで取り付けるようにしたものである。
さらに、図12に示す例は、基材21のオーナメント部
となる凹部25に予め装飾シート23を接着してから、
その上に表皮22を被せて成形接着し、その後、オーナ
メント部の外周に相当する箇所を刃付きウエルドパター
ン28により溶着するとともに、装飾シート23上の表
皮22を切り取って装飾シート23を露出させるように
したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した図
10に示す方法では、鉄板ベース26に装飾シート23
を接着して巻き込むための手間がかかる上に、鉄板ベー
ス26を使用する関係でコスト高となる。また、図11
に示した方法は、溝27の形成が基材21、表皮22共
に困難であり、不良率が高い上に、成形性の良い高価な
材料を使用する必要があり、コスト高となるものであ
り、しかも装飾シート23の端末のダブリにより、特に
コーナ部分を綺麗に仕上げ難いという問題がある。さら
に、図12に示した方法は、ウエルドによるスパーク不
良で不良率が高く、ウエルドカットのばらつきにより仕
上がりが悪いという問題がある。
【0004】そこで本発明は、上述の問題に鑑み、コス
トの低減が可能で、かつ仕上がりの良好なオーナメント
部の装飾シート取付方法を提供することを、解決すべき
技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、本発明は、ドアトリムにオーナメント部を設定する
ための装飾シート取付方法であって、ドアトリム基材に
表皮を接着するに際して又は接着する前段階で該表皮の
オーナメント部となる凹部の周縁に外周側に食い込むア
ンダーカット形状部を形成する一方、別工程で所定形状
に形成された装飾シートを前記表皮の凹部上面に接着す
るに際して該装飾シートの端末を前記凹部のアンダーカ
ット形状部に差し込むことを特徴としている。
【0006】
【作用】上述のように構成された本発明においては、表
皮のオーナメント部となる凹部の周縁には外周側に食い
込むようなアンダーカット形状部が形成される。このア
ンダーカット形状部は、例えば真空成形により表皮をド
アトリム基材に接着成形するときに又はスラッシュ成形
により表皮を成形するときに同時に形成される。一方、
装飾シートは別工程で所定形状に形成される。その後、
装飾シートは、その端末を前記アンダーカット形状部に
差し込んだ状態で前記表皮の凹部に接着される。かくし
て、表皮の凹部に取付けられた装飾シートの端末はアン
ダーカット形状部に入り込み表皮自体により隠蔽され
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。まず、図1〜図5に示す本発明の実施例
1について説明する。図1に示すように、ファイバー質
と樹脂とからなるドアトリム基材(以下、単に基材とい
う)1が用意される。この基材1は、全面に通気性を有
するものであって、予め熱プレス型により所定形状に加
熱成形されており、図4に示す如く突出したアームレス
ト部1Bの上方にオーナメント部となる凹部1Aが設定
されている。
【0008】しかして、基材1は図1に示すように、プ
レス型と同形の型面を備えた真空成形型における下型4
の型面上にセットされるとともに、その上面の全面には
常温接着タイプの接着剤が塗布される。一方、PVC
(ポリ塩化ビニル)シート又はオレフィン系シート等の
真空成形可能な軟質の表皮2が用意される。この表皮2
は図示省略のクランプ手段により図1に示す如く前記真
空成形型の上下の型4,5間の所定位置に水平状にセッ
トされる。なお、下型4及び上型5はそれぞれ真空引き
のための多数の吸引孔4A,5Aを備えている。また、
上型5は前記基材1の凹部1Aに対応する凹部成形部5
Bの外周面には、表皮2にアンダーカット形状部2Bを
形成するためのアンダーカット成形部5Cを備えてい
る。この場合のアンダーカット成形部5Cの食い込み量
Lは、通常用いられる肉厚3〜4mmの表皮2を使用する
場合であれば、3〜4mm程度が好ましい。
【0009】上述のようにして基材1及び表皮2をセッ
トしたのち、下型4を表皮2を突っ張るような位置まで
上昇する一方、上型5をそれに見合う位置まで下降さ
せ、その状態で上下型4,5による真空引きを行うこと
により基材1の上面に表皮2を真空成形する。このと
き、上型5の真空引きを下型4の真空引きより若干先行
するようにすると、アンダーカット成形部5Cによる表
皮2のアンダーカット形状部2Bの形状を綺麗に出すこ
とができる。そして、真空成形後の脱型は、表皮2が軟
質シートであること、そして芯材としての基材1にはア
ンダーカットがないことから、何ら問題なく行われる。
【0010】かくして、図2に示すように、脱型後の表
皮2の表面にはオーナメント部となる凹部2Aが形成さ
れるとともに、該凹部2Aの周縁表面側には内周側に張
り出すようにしてアンダーカット形成凸部2Cが形成さ
れ、これにより凹部2Aの周縁奥側にはアンダーカット
量3〜4mm程度の外周側に食い込むような脱型方向に負
角を有するアンダーカット形状部2Bが形成される。
【0011】つづいて、上述の如く成形された表皮2の
凹部2Aには、その表面に常温接着タイプの接着剤が塗
布され、ここに装飾シート3が取付けられる。図2に示
すように、装飾シート3は起毛ファブリック地等の装飾
性を有するシート材の単層又はシート材の裏面にクッシ
ョン層を接着した複層のものよりなり、別工程において
成形され、かつ、凹部2Aのアンダーカット成形凸部2
Cの平面形状よりも大きめでアンダーカット形状部2B
より小さめの寸法に切断される。
【0012】そして、図4に示すように、装飾シート3
は前記凹部2Aに接着することで取付けられるが、その
接着に際して端末がアンダーカット形状部2B内に差し
込まれる。このような端末の差し込み作業は、例えば適
当な治具又はヘラを用いることで綺麗に仕上げられる。
なお、この場合、装飾シート3の端末のアンダーカット
形状部2B内への差し込み量L1は、ダブリ等を考慮し
て該アンダーカット形状部2Bの食い込み量Lよりもや
や小さい2〜3mm程度に設定される。かくして、上記の
ように取付けられた装飾シート3は、その端末が表皮2
のアンダーカット成形凸部2Cにより隠蔽されることに
なり、その結果、オーナメント部に関して仕上がりの良
好な見栄えのよいドアトリム6が得られる。
【0013】つぎに、本発明の実施例2について説明す
る。この実施例は、要するに表皮2のオーナメント部と
なる凹部2Aの周縁に形成されるアンダーカット形状部
2Bの成形に関する変更例である。この実施例において
は、表皮2はスラッシュ成形法により成形される。すな
わち、図6の(A)に示すように、加熱したスラッシュ
成形型7内に原料(パウダ又はペースト)8を投入し溶
融、ゲル化させることによりソリッド層8Aを形成後、
余剰原料8の回収及び冷却工程を経ることにより、図6
の(B)に示すような所定形状をした薄膜の成形品、つ
まり表皮2を得る。そして、この表皮2の成形時におい
て、オーナメント部となる凹部2Aの周縁に前述した実
施例1の場合と同様のアンダーカット形状部2Bが形成
される。
【0014】一方、基材1は実施例1と同様に熱プレス
により成形され、その後、基材1と表皮2とは一体発泡
成形法により一体化される。すなわち、図7の(A)に
示すように、発泡型の下型9に表皮2をセットする一
方、上型10に基材1をセットしたのち、表皮2と基材
1との間にウレタン11を注入し、図7の(B)に示す
ように、上下型9,10を型合わせして発泡させること
により基材1と表皮2とを一体化する。なお、その後に
行われる、上記成形品であるドアトリムの表皮2のオー
ナメント部となる凹部2Aに対する装飾シート3の取付
けは、図9に示すように、前述の実施例1と同様の要領
で実施される。しかして、この実施例2の方法を用いた
ときは、前述の真空成形に比較して表皮2の成形が容易
であることから、表皮2の凹部2Aに形成されるアンダ
ーカット形状部3Bのアンダーカット量、つまり食い込
み量Lを前述の実施例1の場合よりも大きく設定するこ
とが可能である。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は表皮のオ
ーナメント部となる凹部の周縁にアンダーカット形状部
を成形し、そして凹部に装飾シートを設置する際に、該
装飾シートの端末を前記アンダーカット形状部に差し込
むようにしたことにより、装飾シートの端末を表皮によ
り隠蔽することができ、しかも装飾シートの端末隠蔽部
分である表皮のアンダーカット形成凸部は、真空成形型
やスラッシュ成形型等の型による成形が可能であること
から、品質の安定した仕上がりの良好な見栄えのよいオ
ーナメント部を得ることができる。また、基材側に溝の
成形性を要求されないことから、基材の材料として安価
なものを使用できること、及び装飾シートに鉄板ベース
を用いなくて済むこと等からコストの低減が図られる。
さらには、装飾シートの取付けは、接着によるため、従
来法に比べて手間がかからず簡単であり、しかも高周波
ウエルドを利用した場合のスパーク不良などの問題がな
く、成形品の不良率を著しく減ずることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る真空成形による表皮成
形工程図である。
【図2】装飾シートの接着工程図である。
【図3】ドアトリムに形成されたオーナメント部の断面
図である。
【図4】ドアトリムの斜視図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】本発明の実施例2に係るスラッシュモールドに
よる表皮成形工程図である。
【図7】基材と表皮を一体化するための一体発泡成形工
程図である。
【図8】装飾シートの接着工程図である。
【図9】従来のドアトリムの断面図である。
【図10】従来の装飾シート取付工程図である。
【図11】従来の他の装飾シート取付工程図である。
【図12】従来のさらに他の装飾シート成形工程図であ
る。
【符号の説明】
1…ドアトリム基材 2…表皮 2A…凹部 2B…アンダーカ
ット形状部 2C…アンダーカット形成凸部 3…装飾シート 4,5…成形型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアトリムにオーナメント部を設定する
    ための装飾シート取付方法であって、ドアトリム基材に
    表皮を接着するに際して又は接着する前段階で該表皮の
    オーナメント部となる凹部の周縁に外周側に食い込むア
    ンダーカット形状部を形成する一方、別工程で所定形状
    に形成された装飾シートを前記表皮の凹部上面に接着す
    るに際して該装飾シートの端末を前記凹部のアンダーカ
    ット形状部に差し込むことを特徴とするオーナメント部
    の装飾シート取付方法。
JP13614492A 1992-04-28 1992-04-28 オーナメント部の装飾シート取付方法 Pending JPH05305670A (ja)

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JP13614492A JPH05305670A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 オーナメント部の装飾シート取付方法

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ID=15168339

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JP13614492A Pending JPH05305670A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 オーナメント部の装飾シート取付方法

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JP (1) JPH05305670A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108194894A (zh) * 2018-01-16 2018-06-22 上海小糸车灯有限公司 一种车灯配光镜

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108194894A (zh) * 2018-01-16 2018-06-22 上海小糸车灯有限公司 一种车灯配光镜

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