JPH05169524A - 真空成形方法 - Google Patents

真空成形方法

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JPH05169524A
JPH05169524A JP33856491A JP33856491A JPH05169524A JP H05169524 A JPH05169524 A JP H05169524A JP 33856491 A JP33856491 A JP 33856491A JP 33856491 A JP33856491 A JP 33856491A JP H05169524 A JPH05169524 A JP H05169524A
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JP
Japan
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mold
sheet
undercut
die
female
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JP33856491A
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English (en)
Inventor
Shoji Sakaida
昭二 境田
Hikari Ando
光 安藤
Takashi Kato
孝 加藤
Keizo Ito
啓造 伊藤
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C51/00Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
    • B29C51/26Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C51/30Moulds
    • B29C51/34Moulds for undercut articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/48Moulds
    • B29C49/54Moulds for undercut articles
    • B29C2049/542Moulds for undercut articles having means to facilitate the removal of the blow moulded articles
    • B29C2049/547Moulds for undercut articles having means to facilitate the removal of the blow moulded articles which are self actuated during the removing of the blow moulded articles, e.g. the means are spring loaded or flexible

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】アンダーカット部のような絞り形状を形成する
際にも、その肉厚をより均一とでき、かつ、その角部な
どの最深部の肉厚を薄肉化することの少ない真空成形方
法を提供することを目的とする。 【構成】アンダーカット部52をもつ雌型5と、アンダ
ーカット部52に対応する位置にアンダーカット部52
に向かって突出するスライドコア41をもつ雄型4と
で、加熱軟化したシート状素材10を挟持し、シート状
素材10の一部を賦形する第1賦形工程と、雄型4のス
ライドコア41を突出し、シート状素材10を雌型5の
アンダーカット部52に付勢する第2賦形工程と、雌型
5を介してシート状素材10を雌型5の型面53、54
などに吸引し、型面53、54などに沿って賦形する第
3賦形工程と、からなることを特徴とする真空成形方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のインストルメ
ントパネルやコンソールボックスなどを成形するための
真空成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者等は、先に特願平3−1381
14号公報において、基材と、表面に凹凸からなるシボ
模様をもち基材の表面を覆う表皮部と、からなる合成樹
脂製の成形品の製造方法の一工程として、真空成形方法
を開示した。この従来の真空成形方法は、図9にその一
部の工程を示すように、まず、シート状素材100の周
縁をクランプ200で挟持した後、シート状素材100
をセラミックヒータなどで加熱し、軟化させる。そし
て、クランプ200を下降し、軟化させたシート状素材
100を雄型400の型面450、460などの上に配
置する。次いで、多孔質セラミック体510と、掩蔽体
515と、からなる雌型500を、軟化させたシート状
素材100を介して、雄型400と型締めし、シート状
素材100の一部を雄型400の型面450、460な
どに沿って、成形品の所定形状に賦形する。この後、雌
型500を介してシート状素材100を吸引し、シート
状素材100を雌型500の型面530、540などに
沿って、成形品の所定形状に賦形する。最後に、雄型4
00と雌型500を分離し、成形品を取り出す。
【0003】なお、図9に示すように、シート状素材1
00を成形品の所定形状に賦形する際に、雌型500を
介してシート状素材100を吸引するとともに、雄型4
00内に形成した複数の圧縮空気導入路490を通じ
て、約0.1〜2kgf/cm 2 の圧縮空気を導入し、
シート状素材100の所定の部位を雌型500のアンダ
ーカット部520の型面に押し付けて、成形品のアンダ
ーカット部130を形成している。
【0004】また、雄型400に雌型500を型締めす
る前に、クランプ200によるシート状素材100の挟
持を解放し、型締め後は、雄型400の挟持面470、
480および雌型500の挟持面550、560によっ
てシート状素材100を挟持する。さらに、雌型500
の挟持面550、560にシリコーンシーラントなどを
事前に塗布して、シート状素材100を成形品の所定形
状に賦形するための吸引力の漏れを防止してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特願平3−13811
4号公報に記載の製造方法で採用した従来の真空成形方
法においては、圧縮空気を導入して成形品のアンダーカ
ット部130を形成する方法を採用している。しかし、
かかる方法によって、アンダーカット部130のような
絞り形状を形成すると、その肉厚が不均一となったりす
る。特に、雌型500の表面にシート状素材100が接
触すると、雌型500の表面の接触抵抗が高いため、シ
ート状素材100のうち雌型500と接触した部分は、
延伸されない。また、シート状素材100のうち雌型5
00と接触していない部分のみが延伸されて、その部分
の肉厚が一層薄くなる。このため、成形品のアンダーカ
ット部130の角部などの最深部において肉厚が薄くな
ってしまう恐れがあった。
【0006】本発明は、従来の真空成形方法の不具合を
解決するものである。すなわち、本発明は、アンダーカ
ット部のような絞り形状を形成する際にも、その肉厚を
より均一とでき、かつ、その角部などの最深部の肉厚を
薄肉化することの少ない真空成形方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の真空成形方法
は、アンダーカット部をもつ吸引型と、該アンダーカッ
ト部に対応する位置に該アンダーカット部に向かって突
出する付勢部をもつ押圧型とで、加熱軟化したシート状
素材を挟持し、該シート状素材の一部を賦形する第1賦
形工程と、前記押圧型の付勢部を突出し、前記シート状
素材を前記吸引型のアンダーカット部に付勢する第2賦
形工程と、前記吸引型を介して前記シート状素材を前記
吸引型の型面に吸引し、該型面に沿って賦形する第3賦
形工程と、からなることを特徴とする。
【0008】本発明の真空成形方法において使用するア
ンダーカット部をもつ吸引型には、多孔質製のセラミッ
ク型や、複数の吸気通路をもつ電鋳型などを使用するこ
とができる。なお、この吸引型は、雌型または雄型のい
ずれとしてもよい。この吸引型の型面にシート状素材を
吸引することによって、吸引型の型面に沿ってシート状
素材を所定形状に賦形する。
【0009】また、付勢部をもつ押圧型は、合成樹脂や
アルミニウムなどから形成された本体と、吸引型のアン
ダーカット部に対応する位置に配設された付勢部と、か
らなるものである。なお、この押圧型は、雌型または雄
型のいずれとしてもよい。押圧型の付勢部には、スライ
ドコア、または、シリコーン樹脂などの圧縮空気などが
導入されると膨張する中空体を使用することができる。
第2賦形工程において、この付勢部は突出し、シート状
素材を吸引型のアンダーカット部に押圧、付勢し、シー
ト状素材の所定部位に成形品のアンダーカット部に近い
所定形状に賦形するものである。なお、アンダーカット
部とは、周知のとおり、成形型または成形品の凹凸部分
で、成形品を型から取り出す際に、成形品の弾性変形と
か型部分の移動によって取り出す必要のある部分のこと
をいう。
【0010】
【発明の作用】本発明の真空成形方法は、以下の様な工
程を順次実施するものである。すなわち、第1賦形工程
においては、アンダーカット部をもつ吸引型と、吸引型
のアンダーカット部に対応する位置にそのアンダーカッ
ト部に向かって突出する付勢部をもつ押圧型とで、加熱
軟化したシート状素材を挟持し、シート状素材の一部を
賦形する。ついで、第2賦形工程においては、押圧型の
付勢部を突出し、シート状素材を吸引型のアンダーカッ
ト部に付勢する。最後に、第3賦形工程においては、吸
引型を介してシート状素材を吸引型の型面に吸引し、シ
ート状素材を吸引型の型面に沿って賦形する。
【0011】本発明の真空成形方法の第2賦形工程にお
いては、押圧型の付勢部を突出し、シート状素材を吸引
型のアンダーカット部に押圧、付勢する。すなわち、従
来の真空成形方法とは異なり、吸引型のアンダーカット
部の型面での接触抵抗によるシート状素材の部分的な薄
肉化を阻止するため、シート状素材のアンダーカット部
となる部分は、その部分全体が付勢部によって均一に延
伸される。したがって、成形品のアンダーカット部の肉
厚は比較的均一となる。特に、成形品のアンダーカット
部の角部などの最深部の薄肉化が起こり難くなる。
【0012】
【実施例】本発明の真空成形方法の実施例につき、以
下、図1から図8を参照しながら説明する。 (第1実施例)本発明の真空成形方法の第1実施例を、
図2から図6および図8に示す。なお、図1および図8
に示すように、第1実施例において成形される成形品
は、自動車用インスルメントパネルの表皮部1である。
この表皮部1は、断面がほぼ逆U字形状をした部材であ
る。この逆U字形状は、短辺部11と、短辺部11より
も長い長辺部12と、からなる。短辺部11は、さら
に、アンダーカット部13(図8に示す。)をもつ。こ
のアンダーカット部13は、短辺部11の一部を外側に
向かって膨出する様に形成されている。さらに、図1に
示すように、逆U字形状の上面は、メータクラスタ取り
付け部14と、グローブボックス取り付け部16と、か
らなる。メータクラスタ取り付け部14は、グローブボ
ックス取り付け部16に対して段差をもって突出してい
る。メータクラスタ取り付け部14の凹部15の底面と
グローブボックス取り付け部16の凹部17の底面は、
真空成形工程の後工程となるトリミング工程で切除され
る。なお、かかる表皮部1が基材と一体化され自動車に
組み付けられると、この逆U字形状の上面は運転者に対
向する面となる。 (加熱軟化工程)以下、本発明の真空成形方法の第1実
施例による、前記したような構造をもつ表皮部1の成形
につき説明する。まず、表皮部1を成形するのに適する
形状に裁断されたシート状素材10を準備する。シート
状素材10は、発泡ポリプロピレン層と、その表面に積
層された軟質塩化ビニル層と、からなるものである。図
2に示すように、所定形状に裁断されたシート状素材1
0の周縁を複数のクランプ2で挟持する。そして、クラ
ンプ2で挟持されたシート状素材10の上下に、一対の
セラミックヒータ3を配置し、このセラミックヒータ3
を160〜210℃に加熱する。このようにして、図3
に示すように、シート状素材10を軟化させる。 (第1賦形工程)一対のセラミックヒータ3をシート状
素材10の上下から取り除いた後、図4に示すように、
押圧型となる雄型4上に軟化させたシート状素材10を
配置する。この雄型4は、本体40と、付勢部となるス
ライドコア41と、からなる。本体40は、アルミニウ
ムからなるものであり、その上面には、表皮部1の短辺
部11などを賦形するための型面45、表皮部1の長辺
部12などを賦形するための型面46などが形成されて
いる。スライドコア41は、以下に述べる吸引型となる
雌型5のアンダーカット部52に対応する位置に配設さ
れており、頭部42と、頭部42の後端部に配設された
棒状の尾部43と、尾部43の後端部に配設されたピン
44と、からなる。なお、頭部41は、雌型5のアンダ
ーカット部52の形状に対応するように、ほぼ四半円形
状に形成されている。また、頭部42および尾部43
は、ピン44を介して図示しない駆動手段によって、雌
型5のアンダーカット部52へと突出する。
【0013】雄型4上に軟化させたシート状素材10を
配置した後、図5に示すように、軟化させたシート状素
材10を介して、雄型4に吸引型となる雌型5を組み合
わせて型締めする。この雌型5は、多孔質セラミック体
50と、多孔質セラミック体50を覆う気密性をもつ掩
蔽体51と、からなる。多孔質セラミック体50の下面
には、表皮部1のアンダーカット部13などを賦形する
ためのアンダーカット部52、表皮部1の短辺部11な
どを賦形するための型面53、表皮部1の長辺部12な
どを賦形するための型面54などが形成されている。ま
た、掩蔽体51の上面には開口を形成してあり、多孔質
セラミック体50は、この開口を通じて図示しない吸引
手段と連通している。このように、軟化させたシート状
素材10を介して、雄型4と雌型5を型締めすることに
よって、シート状素材10が、表皮部1の短辺部11、
その逆U字形状の上面のメータークラスタ取り付け部1
4およびグローブボックス取り付け部16、表皮部1の
長辺部12などの一部となるように賦形する。 (第2賦形工程)雄型4と雌型5を型締めし、シート状
素材10が、表皮部1の各部の一部となるようにを賦形
した後、図示しない駆動手段を起動して、雄型4のスラ
イドコア41を、ピン44を介して、雌型5のアンダー
カット部52へと突出させる。すると、表皮部1のアン
ダーカット部13を形成することになるシート状素材1
0の所定部分は、雌型5のアンダーカット部52の型面
に向かって強制的に押圧され、その型面に沿って延伸、
変形される。 (第3賦形工程)第2賦形工程を実施した後、図示しな
い吸引手段を起動する。すると、シート状素材10は、
雌型5の型面53、54やそのアンダーカット部52の
型面などに向かって吸引され、最終的にはその型面5
3、54やそのアンダーカット部52の型面などに密着
する。このように、雌型5を介してシート状素材10を
吸引することによって、シート状素材10は、雌型5の
型面53、54やそのアンダーカット部52の型面など
に沿って、表皮部1の所定形状に賦形される。これとと
もに、その表面上には、凹凸からなるシボ模様が形成さ
れる。なお、雄型4と雌型5を型締めする前に、クラン
プ2によるシート状素材10の挟持を解放し、型締め後
は、雄型4の挟持面47、48および雌型5の挟持面5
5、56によってシート状素材10を挟持する。さら
に、雌型5の挟持面55、56にシリコーンシーラント
などを事前に塗布して、シート状素材10を表皮部13
に賦形するための吸引力の漏れを防止してある。 (離型工程)このように賦形したシート状素材10を冷
却した後、図8に示すように、雄型4のスライドコア4
1を後退させ、雄型4と雌型5を分離し、型開きする。
そして、本発明の真空成形方法の第1実施例によって、
図1に示すような構造に成形された表皮部1を取り出
す。
【0014】本発明の真空成形方法の第1実施例におい
ては、雄型4と雌型5を型締めした後、雄型4のスライ
ドコア41を雌型5のアンダーカット部52へと突出さ
せている。すなわち、表皮部1のアンダーカット部13
を形成することになるシート状素材10の所定部分は、
雌型5のアンダーカット部52の型面に向かって強制的
に押圧され、その型面に沿って真空成形される前に予備
成形されている。したがって、表皮部1のアンダーカッ
ト13の肉厚はより均一となる。特に、表皮部1のアン
ダーカット部13の角部などの最深部においても肉厚が
極端に薄くなるという不具合も発生することがない。 (第2実施例)本発明の真空成形方法の第2実施例を、
図7に示す。第2実施例において成形される成形品も、
図1および図8に示すような自動車用インスルメントパ
ネルの表皮部1である。
【0015】本発明の真空成形方法の第2実施例は、第
1実施例で使用した雄型4に代えて、雄型4aを押圧型
として使用するものである。図7に示すように、この雄
型4aは、本体40aと、付勢部となるチューブ41a
と、からなる。チューブ41aは、シリコーン樹脂など
からなり、圧縮空気などが導入されると膨張し、シート
状素材10を雌型5のアンダーカット部52へと付勢す
る。また、第1実施例のスライドコア41と同様に、チ
ューブ41aは、雌型5のアンダーカット部52に対応
する位置に配設されている。
【0016】本発明の真空成形方法の第2実施例の第2
賦形工程においては、加熱軟化させたシート状素材10
を介して、雄型4に雌型5を組み合わせて型締めした
後、図示しない圧縮空気供給手段を起動して、雄型4の
チューブ41aに圧縮空気を導入し、膨張させる。する
と、図7に示すように、膨張したチューブ41aは、表
皮部1のアンダーカット部13を形成することになるシ
ート状素材10の所定部分を、雌型5のアンダーカット
部52へと付勢する。すなわち、表皮部1のアンダーカ
ット部13を形成することになるシート状素材10の所
定部分は、雌型5のアンダーカット部52の型面に向か
って強制的に押圧され、その型面に沿って真空成形され
る前に予備成形されている。したがって、本発明の真空
成形方法の第2実施例によっても、第1実施例のそれと
同様の効果を得ることができる。以上説明した構成要素
以外の構成要素と、その作用および効果は、第1実施例
のそれと異なるところがないので、その説明は省略す
る。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の真空成形
方法は、その第2賦形工程において、押圧型の付勢部を
突出し、シート状素材を吸引型のアンダーカット部に付
勢している。したがって、成形品のアンダーカット部の
肉厚はより均一となる。特に、成形品のアンダーカット
部の角部などの最深部において肉厚が極端に薄くなるこ
とがない。この結果、以降の工程で、成形品と基材との
一体化を完全に行うことができ、かつ、薄肉化に起因す
る成形品のアンダーカット部の破損も起こることがな
い。それゆえ、本発明の真空成形方法は、シート状素材
の歩留まりの向上に寄与し、かつ、真空成形方法の生産
性の向上にも寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空成形方法によって成形される成形
品の斜視図である。
【図2】本発明の真空成形方法の第1実施例の加熱軟化
工程において、シート状素材10の周縁を複数のクラン
プ2で挟持した状態を示す断面図である。
【図3】本発明の真空成形方法の第1実施例の加熱軟化
工程において、クランプ2で挟持したシート状素材10
の上下に一対のセラミックヒータ3を配置し、シート状
素材10を加熱させ、軟化させている状態を示す断面図
である。
【図4】本発明の真空成形方法の第1実施例の第1賦形
工程において、シート状素材10を押圧型となる雄型4
上に配置した状態を示す断面図である。
【図5】本発明の真空成形方法の第1実施例の第2賦形
工程において、シート状素材10を介して、雄型4と吸
引型となる雌型5を型締めした後、付勢部材となるスラ
イドコア41を突出させ、シート状素材10を雌型5の
アンダーカット部52へと付勢している状態を示す断面
図である。
【図6】本発明の真空成形方法の第1実施例の第3賦形
工程において、雌型5を介してシート状素材10を吸引
し、シート状素材10を所定形状に賦形している状態を
示す断面図である。
【図7】本発明の真空成形方法の第2実施例の第2賦形
工程において、シート状素材10を介して、雄型4aと
吸引型となる雌型5を型締めした後、付勢部材となるチ
ューブ41aを突出させ、シート状素材10を雌型5の
アンダーカット部52へと付勢している状態を示す拡大
断面図である。
【図8】本発明の真空成形方法の第1実施例の離型工程
において、雄型4と雌型5を型開きした後、本発明の真
空成形方法の第1実施例によって成形された成形品を取
り出した状態を示す断面図である。
【図9】従来の真空成形方法において、雌型500を介
してシート状素材100を吸引し、シート状素材100
を所定形状に賦形している状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1:表皮部、10:シート状素材、11:短辺部、1
2:長辺部、13:アンダーカット部、14:メータク
ラスタ取り付け部、15:凹部、16:グローブボック
ス取り付け部、17:凹部、2:クランプ、3:セラミ
ックヒータ、4:雄型、40:本体、41:スライドコ
ア、42:頭部、43:尾部、44:ピン、45:型
面、46:型面、47:挟持面、48:挟持面、5:雌
型、50:多孔質セラミック体、51:掩蔽体、52:
アンダーカット部、53:型面、54:型面、55:挟
持面、56:挟持面、4a:雄型、40a:本体、41
a:チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 孝 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 伊藤 啓造 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンダーカット部をもつ吸引型と、該アン
    ダーカット部に対応する位置に該アンダーカット部に向
    かって突出する付勢部をもつ押圧型とで、加熱軟化した
    シート状素材を挟持し、該シート状素材の一部を賦形す
    る第1賦形工程と、 前記押圧型の付勢部を突出し、前記シート状素材を前記
    吸引型のアンダーカット部に付勢する第2賦形工程と、 前記吸引型を介して前記シート状素材を前記吸引型の型
    面に吸引し、該型面に沿って賦形する第3賦形工程と、
    からなることを特徴とする真空成形方法。
JP33856491A 1991-12-20 1991-12-20 真空成形方法 Pending JPH05169524A (ja)

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Cited By (4)

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WO1996007349A1 (en) * 1994-09-05 1996-03-14 Flair International Products Pty. Ltd. Improved vacuum formed vanity top
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