JP2527619B2 - 外面が非平滑状の合成樹脂製容器とその製造方法 - Google Patents

外面が非平滑状の合成樹脂製容器とその製造方法

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    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/22Boxes or like containers with side walls of substantial depth for enclosing contents
    • B65D1/26Thin-walled containers, e.g. formed by deep-drawing operations
    • B65D1/28Thin-walled containers, e.g. formed by deep-drawing operations formed of laminated material

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は内面側が平滑で且つ外面側に所望の凹凸模様
等を具備させた合成樹脂製容器とその製造方法に関す
る。
(従来の技術) 従来、比較的薄肉で小サイズの樹脂製容器を成形する
場合には、その成形作業の容易性,生産コストの面等の
理由から、加熱軟化された樹脂シートを成形型に沿わせ
る真空成形或いは圧空成形等が一般的に採用されてい
る。
一方、従来では、外観体裁や容器強度の向上等の都合
により容器の外表面に凸状又は凹状の模様を付す場合が
多々ある。
而して、係る場合に上述の樹脂シートを用いた成形手
段を適用して、第10図(イ)の如く外表面に凹凸23を備
えた成形用雄型1eに樹脂シート10を沿わせて成形すれ
ば、同図(ロ)の如く容器の外面のみならずその内面側
にも凹凸部24が形成されることとなる。又、容器成形に
際しては一般には第11図の如く、雌型1fを用いる手段の
方が多用されているが、この場合に於いても前記同様
に、樹脂シート10の内面に凹凸部24が形成される。
しかるに、これでは容器内側の凹凸部24に内容物が引
っ掛かりを生じてその取り出しに不都合を来し、実用性
に欠けるという難点が発生する。(尚、前記第11図の手
段では、成形された容器の凹凸の存在により該容器を雌
型1fから抜き難いという製作作業上の難点をも有してい
た。) また、他の難点として、前記成形手段では、一般に樹
脂シート10が成形用雄型1eに対して最初に接触する部分
の肉厚が最も厚くなり、他の側周壁部分が薄肉となる傾
向が非常に強く、容器側周壁の強度面に於いても難点を
有していた。
そこで、従来では、内面側が平滑で且つ外面側に所望
の凹凸模様を具備した容器を形成するには、一対の雄型
及び雌型を用いた射出成形を行わざるを得なかった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、容器を射出成形によって製造する手段
では、金型形状の複雑化,個数の増加を招くばかりか、
加熱流動化された熱可塑性樹脂を所望の金型内に注入す
るための射出ラムを備えた加熱シリンダーが非常に大掛
かりとなる。よって、従来では、外面側が非平滑状の樹
脂容器を製造する場合の製造コストが非常に高価となる
問題点を有していた。
また、この種容器の製造に際しては、容器の基本的な
形状サイズを変更させずに容器外面の凹凸模様のみを変
更させたい場合がある。しかるに、従来ではこの凹凸模
様のみを変更する場合であっても、それに対応した凹凸
部を形成した成形用型を別途準備する必要が生じ、成形
用型の費用が非常に高価となる問題点をも有していた。
係る問題点は、射出成形の場合のみならず、前述の樹脂
シートを用いた場合にも発生するものである。
それ故、本発明は外面側が非平滑状で内面側が平滑な
樹脂容器を射出成形以外の簡易な手段によって製造さ
せ、又高価な成形用型を多数準備させる必要性も無くす
ることを、目的とする。
(課題を決するための手段) 本発明はあく迄も樹脂シートを真空或いは圧空等によ
って成形型に沿わせる手段の採用を前提とした上で、当
該手段によって得られる容器の内面側にこれとは別体の
部材を接着させて容器内面を平滑な状態に仕上げること
により、上記従来の課題を解決せんとするものである。
すなわち、第1に本発明は、内側の補助片4と、外側
の容器本体15とから構成され、前記補助片4の外面4a側
には、該補助片4とは別体の部材からなる凸部2が設け
られ、且つ内面4b側が平滑に形成されており、しかも、
前記容器本体15は、前記凸部2に嵌合する凹部19が内面
に形成され且つ外面に該凹部19に対応する凸部14が形成
されるように、加熱軟化された樹脂シート10を成形用雄
型1に沿わされた前記補助片4の周面に密着させること
により成形され、補助片4の外面4aと容器本体15の内面
18とが一体的に接着されてなる、外面が非平滑状の合成
樹脂製容器である。
第2に本発明は、上記の構成の合成樹脂製容器を製造
する方法として、外面4a側に別体の部材からなる凸部2
を有し且つ内面4b側が平滑に形成されてなる熱収縮性を
有する補助片4を、成形用雄型1に外嵌させた後に加熱
収縮して該成形用雄型1に沿わせ、更に、容器本体形成
用の加熱軟化された樹脂シート10を、前記成形用雄型1
に外嵌された状態の補助片4の外面4aに密着して沿うよ
うに、容器形状に成形し、しかも該樹脂シート10の成形
時に前記補助片4の外面4aを樹脂シート10の内面側に一
体的に接着させることにある。
(作用) 上記第1の構成の容器に於いては、容器本体15の内面
18に補助片4が接着されて該補助片4の平滑な内面4bが
容器本体15の内方側に位置するために、容器本体15の外
面17及び内面18の双方に凹凸部が形成されるにも拘わら
ず、容器の内側には凹凸が存在しないものにできる。特
に、補助片4はその外面4a側の凸部2が容器本体15の内
面18の凹部19に嵌合してなるために、補助片4と容器本
体15との両者を密着させることができ、容器内容物を該
両者4,15間に不当に噛み込ませたり或いは浸透させる様
なことがない。
而して、本発明では容器本体15としてはその外面17と
内面18の双方に凹凸部が存在するものを適用できるため
に、当該容器本体15は樹脂シートを圧空或いは真空成形
して製造できるものとなり、射出成形を行う必要がな
い。
また、容器本体15と一体的に接着された補助片4は容
器本体15を補強する作用をも発揮することとなる。
更に、上記第2の構成の製造方法に於いては、外面4a
に凸部2を有する補助片4を成形用雄型1の外表面に沿
わせた状態で、これら補助片4の外面4a及び成形用雄型
1に沿った形態に樹脂シート10を成形すれば、その外面
には補助片4の凸部2に対応した凹凸模様が付された容
器形態となる。又、その際加熱軟化された樹脂シート10
に対して補助片4を直接接触させることができるから、
樹脂シート10の成形時に補助片4を樹脂シート10に対し
て一体的に接着させ得ることとなる。当該作業によって
得られた合成樹脂製容器は、容器本体として成形された
樹脂シート10の内側に平滑面を備えた補助片4が設けら
れたものとなって、上記第1の構成の容器を適切に製造
できるのである。
また、係る製造手段では、補助片4の凸部2を変更す
れば、成形用雄型1を何ら変更させることなく合成樹脂
製容器の外面模様を容易に変更できることとなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、製造方法の一例から
説明する。
先ず、実際のシート成形を行う前作業として、第1図
(イ)の如く、所望の寸法形状に形成された成形用雄型
1に、外面4aに複数の凸部2…を設けた筒状の補助片4
を外嵌させた状態で沿わせておく。当該補助片4の一例
としては、第2図の如く、熱収縮性の合成樹脂製基材フ
ィルム5の表面側に感熱性の接着層6を設け、又該接着
層6の表面側には断熱性を備えた発泡インキを部分的に
隆起状態に塗着させて当該インキにより複数の凸部2…
を形成したものが適用される。又、補助片4の他面4b側
は平滑面である。矩形状に形成された補助片4は、同図
二点鎖線に示す如くその両端部を相互に重ね合わせて円
筒状に形成させればよい。
次に、成形用雄型1上に配置された筒状の補助片4を
第1図(ロ)の如くヒーター13等によって加熱させれ
ば、補助片4は熱収縮して成形用雄型1の外周側面7に
密接した状態となる。これによって、補助片4は成形用
雄型1の寸法形状と正確に合致する。補助片4の高さを
成形用雄型1よりも高く設定しておけば、最上部の凸部
2Aを成形用雄型1の上面8側に配置させることも可能で
ある。
上記作業の後は、例えば通常のドレープ成形作業等と
同様な成形作業を行えばよい。即ち、当該作業は、第1
図(ハ)の如く両端部がクランプ枠9,9でクランプされ
てヒーター等(図示せず)で加熱軟化された熱可塑性の
樹脂シート10に対して成形用雄型1を上昇させて、同図
(ニ)の如く樹脂シート10の予張作業を行う。その後は
同図(ホ)の如く成形用雄型1の吸収孔11…から真空引
きを行って樹脂シート10を成形用型1の表面及び補助片
4の外面4a側に密着させる。該樹脂シート10の成形手段
としては、上記真空成形手段に代えて或いは真空成形手
段と併用して圧空ボックス12を用いた圧空成形手段を採
用してもよい。当該成形手段により、樹脂シート10を補
助片4の外面4aの凹凸状及び成形用雄型1の形状に沿っ
た所望の容器形態に成形できる。又その後はこれら樹脂
シート10及び補助片4を成形用雄型1から抜いて不要な
樹脂シート部位を除去することにより、樹脂シート2を
第3図に示す容器本体15として形成できる。
而して、以上の製造工程によれば、成形された樹脂シ
ート10,即ち容器本体15の側周壁16の外面17には補助片
4の凸部2に対応した凸部14が形成され、内面18には各
凸部12が嵌入した凹部19が形成される。又、容器本体15
の底面部にも補助片4の凸部2Aに対応する凸部14Aが形
成される。
ところが、容器本体15の側周壁16の内面側には補助片
4がその平滑な面4bを内側にして接着されているから、
容器内面には何ら凹凸が存在しないものとなる。
また、補助片4の感熱の接着層6は加熱軟化された樹
脂シート10が容器本体15として成形される際に該樹脂シ
ート10に接着し、補助片4は容器本体15と一体的に接着
されたものとなる。容器本体15はその内面18に凹部19が
形成されるが、当該凹部19には補助片4の凸部2が嵌入
された状態であるから、補助片4の接着が凹部19の存在
によって不完全な接着状態にはならない。その接着状態
は確実強固で且つ補助片4と容器本体15との相互間に不
当な隙間がない密着状態に仕上がる。
従って、当該容器内に流動物質等を収容しても、当該
物質が補助片4と容器本体15との相互間に浸透する様な
虞れもなく、内容物の取り出しは非常に容易なものとな
る。
また、上記一連の工程で成形された容器本体15は、そ
の周側壁16が容器底部22よりも後に成形用雄型1に対し
て接触するために若干薄肉状態となるが、当該側周壁16
は補助片4によって補強され、強度の大きい容器とな
る。
尚、上記実施例では、補助片4の凸部2として発泡イ
ンキを用いたために、当該凸部2が断熱作用を発揮して
容器の断熱効果を高めることができ、ホットコーヒー或
いは冷蔵食品用の容器として好適である。
しかるに、本発明は補助片4の凸部2の具体的な材質
や形成手段を問わない他、補助片4のその他の各部の具
体的な構成も決して上記実施例の如く限定されない。凸
部2とては発泡インキ以外のインキを用いてこれを印刷
手段によって塗着させても何ら構わない。係る場合に着
色インキを用いれば、容器の凸部のみの部分的な着色が
簡易に行え、容器デザインの多様化が図れる利点があ
る。但し、本発明はインキ塗着手段以外として、補助片
4の外面4a側に他のシート片等を貼着させる等して凸部
2を形成しても無論構わない。
また、本発明では第4図の如く、感熱接着層6と基材
フィルム5との相互間に印刷インキ層20を設ければ、該
インキ層20の印刷模様を透明又は半透明の容器本体15の
外部から透視させることができ、補助片4をラベルとし
て利用できる利点もある。尚、同図の如く凸部2,2間の
凹部位置Aに微小な孔21を予め穿設しておけば、ラベル
に樹脂シートを接触させる際に於いて前記凹部位置Aに
存在するエアを孔21を介してその裏面側に排出させるこ
とができて、ラベルと樹脂シートとの一体化を一層スム
ースに行わせることができ好ましい。
更に、本発明では、容器本体15の外面17に形成される
凸部19や補助片4の凸部2の具体的な数や配列態様も上
記実施例の如く限定されない。
例えば、第5図の如く容器本体15の外周側面部にのみ
複数条或いは一条の凸部14を設けてもよい他、第6図
(イ)の如く容器本体15の底部にのみ凸部14を設けても
よい。係る容器は同図(ロ)の様に、成形用雄型1の上
面8に補助片4を載置させた状態で、その上から樹脂シ
ート10を成形させればよい。本発明は容器の外周面のみ
ならず、底部に凸部を設ける場合にも適用されるもの
で、凸部の具体的な外面位置は何ら特定されない。
第7図は他の形態の容器を示すもので、補助片4の凸
部2…を縦方向に設けて、容器本体15の外周面に上下方
向に沿う凸部14を複数状形成させたものである。第8図
は補助片4の凸部2を所望の文字或いは模様形状にし
て、容器本体15の外面に当該文字,模様と同形の凸部14
を形成させた場合である。
第9図は、容器本体15の外周面の略全面を凸部14とし
て形成したものである。係る構成は、補助片4の外面4a
側の全面を凸部2として形成したものであるが、本発明
は補助片4の外面4aに凸部2を部分的に形成する場合に
限定されるものではない。補助片4の外面4aの全面が凸
部として形成される場合も本発明の技術的範囲に属する
ものである。
この様に、本発明の第1請求項に係る容器は、その補
助片4や容器本体15等の各部の具体的な形態は任意に設
計変更自在である。尚、容器の製造手段が本発明の第2
請求項に記載された製造方法に限定されないことは言う
迄もない。
更に、本発明に係る容器製造方法も上記実施例の如く
限定されない。
第1図に示す実施例では、補助片4を加熱収縮させて
成形用雄型1に沿わせたために、補助片4の成形作業が
非常に容易で、複雑な形状の容器製造を行う場合であっ
ても成形用雄型1に対しての補助片4の寸法誤差を皆無
にできる利点が得られるが、本発明では必ずしも補助片
4を熱収縮させる必要はない。非熱収縮性素材の補助片
4を用いて、当該補助片4を成形用雄型1の寸法形状に
合致した形態に仕上げて使用してもよい。
また、本発明は樹脂シート10の成形作業やそれに使用
する製造装置の具体的な構成等も上記実施例の如く特定
されない。本発明に係る製造方法の各作業工程も本発明
の意図する範囲内で任意に変更自在である。
(発明の効果) 本発明の容器は、以上のように構成したので、従来の
樹脂シートによって製造されて外面に凹凸が付された容
器の如く容器本体の内面の凹凸に内容物の引っ掛かりが
生じる様な不都合を一切生じさせず、又補助片と容器本
体との両者間に内容物が不当に浸入する様な虞れも解消
できることは勿論のこと、容器本体としてはその内面に
凹凸が存在してもよいから、容器本体の成形は製造コス
トが高価となる従来の射出成形手段を適用する必要が一
切なくなった。
従って、本発明では外面に凹凸模様等が付されて内面
が平滑な容器が樹脂シートを用いた圧空,真空成形作業
によって簡易に得られ、射出成形によって製造される容
器よりもその製造コストを非常に安価にできる実益があ
る。
また、前記補助片の外面側には、該補助片とは別体の
部材からなる凸部が設けられる構成であるから、凸部
は、例えば、発泡インキを部分的に隆起状態に塗着させ
る等の簡単な手段により任意な形状を施すことができ、
模様等の比較的複雑な凹凸形状であっても容器に容易に
施せる利点がある。
しかも、本発明によれば、容器本体に一体的に接着さ
せた補助片によって容器本体の薄肉となる側面部の補強
が行える利点もある。この結果、容器本体の薄肉化が図
れる効果がある。
更に、本発明に係る容器は補助片に印刷を施すことに
より当該補助片をラベルとして機能させたり、或いは補
助片に断熱機能を具備させて容器全体の断熱性を高める
等、容器の諸機能を適宜高めることができるので、その
実用的価値は非常に高いものである。
更に、本発明に係る製造方法によれば、熱収縮を有す
る補助片を加熱収縮させて成形用雄型の外表面に沿わせ
た後に、該成形用雄型に外嵌された状態の補助片の外面
に沿った形態に樹脂シートを成形することにより、その
外面には補助片の凸部に対応した凹凸模様が付された容
器形態に成形できると同時に、該樹脂シートに対して補
助片を直接接触させてこれら両者を一体的に接着させ得
るために、補助片と容器本体との接着工程と容器本体自
体の成形作業とを一つの作業工程で賄え、一連の製造作
業工程を非常に簡易なものにできる利点がある。
また、成形する容器の基本的形態を変えずに外面の凹
凸模様のみを変更する場合には、高価な成形用雄型の形
状を変更する必要がなく、安価に製作可能な補助片を変
更すればよいから、係る設備コストの低減化も図れる実
益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ),(ロ),(ハ),(ニ),(ホ)は本発
明に係る容器製造方法の一実施例を示す要部断面図。 第2図は補助片の一例を示し、同図(イ)は斜視図、同
図(ロ)は同図(イ)のX−X線拡大断面図。 第3図は容器の一実施例を示す断面図。 第4図は補助片の他の実施例を示す断面図。 第5図乃至第10は他の実施例を示し、第5図及び第6図
(イ)は容器の要部断面図、第6図(ロ)は同図(イ)
の容器の製造作業を示す断面図、第7図(イ)は容器の
断面図、第7図(ロ)は同図(イ)のY−Y線断面図、
第8図(イ)は容器の断面図、第8図(ロ)はその側面
図、第9図(イ)は容器の断面図、第9図(ロ)はその
側面図。 第10図及び第11図は従来例を示し、第10図(イ)及び第
11図は製造作業を示す断面図、第10図(ロ)はその製造
作業により得られる容器の断面図。 1……成形用雄型、2……補助片の凸部 2a……補助片の凹部、4……補助片、4a……外面 4b……他面、10……樹脂シート 14……容器本体の外面の凸部 14a……容器本体の外面の凹部 15……容器本体、17……外面、18……内面 19……容器本体の内面の凹部 19a……容器本体の内面の凸部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側の補助片4と、外側の容器本体15とか
    ら構成され、前記補助片4の外面4a側には、該補助片4
    とは別体の部材からなる凸部2が設けられ、且つ内面4b
    側が平滑に形成されており、しかも、前記容器本体15
    は、前記凸部2に嵌合する凹部19が内面に形成され且つ
    外面に該凹部19に対応する凸部14が形成されるように、
    加熱軟化された樹脂シート10を成形用雄型1に沿わされ
    た前記補助片4の周面に密着させることにより成形さ
    れ、補助片4の外面4aと容器本体15の内面18とが一体的
    に接着されてなることを特徴とする外面が非平滑状の合
    成樹脂製容器。
  2. 【請求項2】外面4a側に別体の部材からなる凸部2を有
    し且つ内面4b側が平滑に形成されてなる熱収縮性を有す
    る補助片4を、成形用雄型1に外嵌させた後に加熱収縮
    して該成形用雄型1に沿わせ、更に、容器本体形成用の
    加熱軟化された樹脂シート10を、前記成形用雄型1に外
    嵌された状態の補助片4の外面4aに密着して沿うよう
    に、容器形状に成形し、しかも該樹脂シート10の成形時
    に前記補助片4の外面4aを樹脂シート10の内面側に一体
    的に接着させることを特徴とする外面が非平滑状の合成
    樹脂製容器の製造方法。
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