JP2806988B2 - ドアトリムの表面加工方法 - Google Patents

ドアトリムの表面加工方法

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はドアトリム(一般に、ドアトリムボードと
も云われる。)の表面加工方法に関し、詳しくは、成形
したドアトリム基材に表皮及び装飾シートを貼り付け加
工してドアトリムとするドアトリムの表面加工方法の改
良に係わるものである。
[従来の技術] 第8図に示すように、一般に、ドアトリム21は成形し
たドアトリム基材22に、表皮23を貼り、所定のオーナメ
ント部24には装飾シート25を貼って形成される。ドアト
リム基材22におけるオーナメント部24の外周は、第9図
及び第10図に示すような内方に凹む決め込み溝(なお、
作業現場の当業者は木目込み溝と称している。)26とさ
れ、貼り付けた装飾シート25の外周縁25Aは決め込み溝2
6に挿入処理される。
一方、第11図に示すドアトリム31は前記第8図のドア
トリム21のオーナメント部24より、広面積のオーナメン
ト部34とされ、装飾シート35を広面積に貼ったものであ
る。このため、このドアトリム基材32の決め込み溝36は
広面積のオーナメント部34とするために、第12図に示す
ように第8図のドアトリム21の決め込み溝26より上下に
間隔l広げた位置に設けられ、該装飾シート35の外周縁
35Aは前記した場合と同様に決め込み溝36に挿入処理さ
れる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記した二種のドアトリム基材21,31
は主要形状は同じであるが各々決め込み溝26,36の位置
が異なるため、異なる成形型にて成形しなければなら
ず、二種の成形型を必要とし、型コストを要する問題が
ある。また、第8図のドアトリム21を生産主体とした場
合、これとオーナメント部24の大きさのみが異なる他の
ドアトリムを得るにはそれぞれ対応する決め込み溝を有
するドアトリム基材をその都度、所定の成形型にて成形
せねばならず、成形型をいくつも必要とし、しかもこれ
が少量生産の場合には成形型コストがかさみ、生産性を
悪くする問題がある。
そこで本発明の課題は、主体とする第1のドアトリム
に対し、主要形状が同形でかつオーナメント部の大きさ
のみが異なる第2のドアトリムを得る場合に、異なるオ
ーナメント部に対応させるための成形型にてドアトリム
基材に決め込み溝を成形することなく、第1のドアトリ
ムのドアトリム基材をそのまま用いて第2のドアトリム
を得ることができるようにしたドアトリムの表面加工方
法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記した課題を達成するための本発明の手段は、貼り
付けてオーナメント部となす所定の大きさの装飾シート
の外周縁を挿入処理する決め込み溝が凹設成形されたド
アトリム基材に、表皮及びオーナメント部となす所定外
の大きさの第2の装飾シートを貼って表面加工したドア
トリムを得る、ドアトリムの表面加工方法であって、ド
アトリム基材面には前記決め込み溝を充填材にて埋める
とともに前記第2の装飾シートのための第2の決め込み
溝を被着層体にて形成し、該被着層体上に表皮及び第2
の装飾シートを貼り、第2の装飾シートの外周縁を第2
の決め込み溝に挿入処理するドアトリムの表面加工方法
とされる。
[作 用] ドアトリム基材の決め込み溝は充填材にて埋められ
る。ドアトリム基材面には被着層体が接着される。被着
層体により第2の装飾シートのための(第2の)決め込
み溝が設けられる。
被着層体上には表皮が張られる。オーナメント部には
第2の装飾シートが貼られ、第2の装飾シートは貼着
後、その周縁部を第2の決め込み溝に挿入処理される。
[実施例] 次に、本発明の実施例を第1図〜第7図に基づいて説
明する。
第7図はドアトリム21となすためのドアトリム基材22
を示す。このドアトリム基材22は通常のものと同様にフ
ァイバー質と樹脂とよりなる層体を予め熱プレス成形し
て形成されている。ドアトリム基材22には突出したアー
ムレスト部2及び凹状のオーナメント部24が形出されて
いる。オーナメント部24は第7図において実線の斜線で
示す所定面積の大きさにされていて、通常はこの部分に
装飾シート25が貼られる。オーナメント部24の周囲は貼
り付けた装飾シート25の外周縁25Aを挿入処理するため
の決め込み溝26とされている。なお、(7)はドアトリ
ム基材22のポケット形成部である。すなわち、通常の所
定面積のオーナメント部24となす場合は、第11図に示す
従来と同様に表皮23を全体に貼り付けた後、オーナメン
ト部24に装飾シート25を貼り、装飾シート25の外周縁25
Aを決め込み溝26に挿入処理して従来のドアトリム21が
形成される。
しかして、ドアトリム基材22における所定面積のオー
ナメント部24より広面積のオーナメント部13を設ける場
合は、次の工程により加工処理される。すなわち、本例
では所定面積のオーナメント部24より上下に広げた、第
7図において仮想線の斜線で示す広面積のオーナメント
部13を形成する。
まず、第4図に示すように、ドアトリム基材22の決め
込み溝26に充填材10を充填して決め込み溝26を埋める。
本例では発泡樹脂のクッション材を充填し接着した。次
いで、このドアトリム基材22の加工面には第5図に示す
ように発泡樹脂のクッション層を被着層体11として配置
し、接着し、第6図に示すように、被着層体11により第
2の装飾シート14のための第2の決め込み溝15を形成す
る。第2の決め込み溝15は被着層体11の小間隔の隙間に
て環状に形成される。なお、決め込み溝15への充填材10
の充填、及び被着層体11の形成は他の手段にて行なって
もよい。
被着層体11を設けたドアトリム基材22は、裏面に接着
剤を塗った合成樹脂シートの表皮6にて加工面の全体を
被って接着する。接着の際、表皮6の一部は第2の決め
込み溝15に挿入処理する。次いで裏面に接着剤を塗布し
た第2の装飾シート14を、オーナメント部13に配置し
(第6図の装飾シート14参照)、接着するとともに、装
飾シート14の外周縁14Aを第2の決め込み溝15の表皮6
間に挿入し挿入処理をする。
かくして、第1図に示すように、広面積のオーナメン
ト部13を設けたドアトリム18を得る。オーナメント部13
の装飾シート14はその外周縁14Aが第2の決め込み溝15
に挿入処理されていることより美しい仕上りであり、被
着層体11上の表皮6は触感良好で高級感のあるのものと
なった。
[発明の効果] 本発明はドアトリム基材の決め込み溝を充填材にて埋
めるとともに、第2の装飾シートのための第2の決め込
み溝を被着層体にて形成し、該被着層体上に表皮及び第
2の装飾シートを貼り、第2の装飾シートの外周縁を第
2の決め込み溝に挿入処理する工程を要旨とするので、
貼り付けた所定外の大きさの第2の装飾シートの外周縁
を第2の決め込み溝に挿入処理することができ、オーナ
メント部は見栄え良好に仕上げ得る。
すなわち、本発明においては、ドアトリム基材の決め
込み溝は充填材にて埋めるので支障はなく、第2の決め
込み溝は被着層体にて形成するので、第2の決め込み溝
をつくるための専用の成形型を必要としない。なお、本
発明において被着層体をポリウレタンフォームなどのク
ッション層とした場合は表皮面にクッション性を付与す
ることができ、使用感良好となし得る。
また、本発明において用いるトリムボードは本来の決
め込み溝をそのまま使用すれば所定の大きさのオーナメ
ント部をもつトリムボードとなすことができ、本発明の
方法によれば所定外の大きさのオーナメント部をもつト
リムボードとなし得るものであり、一つのトリムボード
基材を二通りに使用できて都合がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明に係わり、第1図は広面積のオ
ーナメント部を設けたドアトリムの斜視図、第2図は第
1図II−II線における断面図、第3図は第2図仮想線枠
III部分の拡大図、第4図は決め込み溝の埋込み工程
図、第5図は被着層体の接着工程図、第6図は被着層体
を接着したドアトリム基材の断面図、第7図は決め込み
溝を有するドアトリム基材の斜視図である。 第8図〜第10図は第1従来例を示し、第8図は所定面積
部分をオーナメント部となしたドアトリムの斜視図、第
9図は第8図のIX−IX線における断面図、第10図は第9
図仮想線枠X部分の拡大図である。 第11図〜第13図は第2従来例を示し、第11図は広面積の
オーナメント部を設けたドアトリムの斜視図、第12図は
第11図XII−XII線における断面図、第13図は第12図の仮
想線枠XIII部分の拡大図である。 6……表皮 10……充填材 11……被着層体 13……オーナメント部 14……装飾シート 14A……外周縁 15……決め込み溝 18……ドアトリム 22……ドアトリム基材 26……決め込み溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 5/00 501 B60J 5/04 B60R 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貼り付けてオーナメント部となす所定の大
    きさの装飾シートの外周縁を挿入処理する決め込み溝が
    凹設成形されたドアトリム基材に、表皮及びオーナメン
    ト部となす所定外の大きさの第2の装飾シートを貼って
    表面加工したドアトリムを得る、ドアトリムの表面加工
    方法であって、ドアトリム基材面には前記決め込み溝を
    充填材にて埋めるとともに前記第2の装飾シートのため
    の第2の決め込み溝を被着層体にて形成し、該被着層体
    上に表皮及び第2の装飾シートを貼り、第2の装飾シー
    トの外周縁を第2の決め込み溝に挿入処理することを特
    徴としたドアトリムの表面加工方法。
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