JPS6250599B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6250599B2 JPS6250599B2 JP8236782A JP8236782A JPS6250599B2 JP S6250599 B2 JPS6250599 B2 JP S6250599B2 JP 8236782 A JP8236782 A JP 8236782A JP 8236782 A JP8236782 A JP 8236782A JP S6250599 B2 JPS6250599 B2 JP S6250599B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carpet
- unvulcanized rubber
- peripheral
- rubber
- mat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 72
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims description 72
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 28
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 19
- 238000010068 moulding (rubber) Methods 0.000 claims description 18
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 claims description 10
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 9
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 9
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 6
- 235000008331 Pinus X rigitaeda Nutrition 0.000 claims description 5
- 235000011613 Pinus brutia Nutrition 0.000 claims description 5
- 241000018646 Pinus brutia Species 0.000 claims description 5
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 13
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 5
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 5
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 4
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 4
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 3
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 3
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 3
- 239000004636 vulcanized rubber Substances 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000007688 edging Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000003292 glue Substances 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 239000012466 permeate Substances 0.000 description 2
- 229920002972 Acrylic fiber Polymers 0.000 description 1
- 102100040428 Chitobiosyldiphosphodolichol beta-mannosyltransferase Human genes 0.000 description 1
- 244000043261 Hevea brasiliensis Species 0.000 description 1
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N Sulfur Chemical compound [S] NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 1
- 230000003712 anti-aging effect Effects 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 229920003052 natural elastomer Polymers 0.000 description 1
- 229920001194 natural rubber Polymers 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 238000013040 rubber vulcanization Methods 0.000 description 1
- 229910052717 sulfur Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011593 sulfur Substances 0.000 description 1
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 1
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 1
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 1
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D99/00—Subject matter not provided for in other groups of this subclass
- B29D99/0057—Producing floor coverings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/30—Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
- B29L2031/3005—Body finishings
- B29L2031/3017—Floor coverings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動車のフロアマツトのごとくゴムと
カーペツトとが積層されたマツトの製造法、特に
ゴムの加硫成形とカーペツトの積層成形を同時に
行なつて、しかもカーペツトの圧縮変形および変
質を伴わないマツトの製造法に関する。
カーペツトとが積層されたマツトの製造法、特に
ゴムの加硫成形とカーペツトの積層成形を同時に
行なつて、しかもカーペツトの圧縮変形および変
質を伴わないマツトの製造法に関する。
このようなマツトの製造法としては、従来次の
ような方法が行なわれている。
ような方法が行なわれている。
従来法(1)
あらかじめカーペツトの貼付部をそなえた加硫
成形ゴムシートまたは射出成形された塩化ビニル
樹脂シートのカーペツト貼付部に接着剤にてカー
ペツトを貼付する方法。
成形ゴムシートまたは射出成形された塩化ビニル
樹脂シートのカーペツト貼付部に接着剤にてカー
ペツトを貼付する方法。
従来法(2)
加硫ゴムシートとカーペツトを接着剤により積
層し、これをマツト形状に裁断して、塩化ビニル
樹脂製等の縁取りテープでミシン縫製によりマツ
ト周辺を縁取りする方法。
層し、これをマツト形状に裁断して、塩化ビニル
樹脂製等の縁取りテープでミシン縫製によりマツ
ト周辺を縁取りする方法。
従来法(3)
カーペツトの裏側に塩化ビニル樹脂ペースト等
を塗布して積層体を形成させ、これをマツト形状
に裁断し、塩化ビニル樹脂製等の縁取りテープで
ミシン縫成によりマツト周辺を縁取りする方法。
を塗布して積層体を形成させ、これをマツト形状
に裁断し、塩化ビニル樹脂製等の縁取りテープで
ミシン縫成によりマツト周辺を縁取りする方法。
従来法(4)
第1図および第1a図に示すごとく加硫用下金
型07に浅い窪みのカーペツト装入部08とその
外周に隣接しカーペツト装入部08との隔壁を低
くして通じる周辺ゴム成形部09をもうけ、カー
ペツト装入部08にカーペツト02をその表側を
下にして装入し、この上に未加硫ゴムシートを載
せて、その上に加硫用上金型06を載せて、プレ
ス加硫機013により加圧、加熱してゴムの加硫
成形とカーペツトの積層を同時に行なう方法。
型07に浅い窪みのカーペツト装入部08とその
外周に隣接しカーペツト装入部08との隔壁を低
くして通じる周辺ゴム成形部09をもうけ、カー
ペツト装入部08にカーペツト02をその表側を
下にして装入し、この上に未加硫ゴムシートを載
せて、その上に加硫用上金型06を載せて、プレ
ス加硫機013により加圧、加熱してゴムの加硫
成形とカーペツトの積層を同時に行なう方法。
しかしながら、これら従来法には次の如き欠点
がある。
がある。
従来法(1)は最も多く用いられているが、ゴムの
加硫成形、ゴムおよびカーペツトへの糊塗り、乾
燥、貼合、圧着等と製造工程および工数が多くか
かり、さらにゴムおよびカーペツトの糊汚れ、カ
ーペツト周辺の裁断面が見える等の外観上の問題
およびゴムとカーペツトの接着部が剥離しやすい
等の欠点がある。従来法(2)、(3)は、複雑な形状と
模様を付け難く単調なデザインのマツトしか製造
できない欠点がある。
加硫成形、ゴムおよびカーペツトへの糊塗り、乾
燥、貼合、圧着等と製造工程および工数が多くか
かり、さらにゴムおよびカーペツトの糊汚れ、カ
ーペツト周辺の裁断面が見える等の外観上の問題
およびゴムとカーペツトの接着部が剥離しやすい
等の欠点がある。従来法(2)、(3)は、複雑な形状と
模様を付け難く単調なデザインのマツトしか製造
できない欠点がある。
従来法(4)は製造工程が少ない利点を有するが、
カーペツト裏の未加硫ゴムシートの加硫用上金型
06内面への圧着は、カーペツト装入部08内に
カーペツトの毛が強く圧縮されることにより起
り、カーペツトの毛がこの状態のまま加熱される
ため著しく変形、変質され、例へば元の厚み10mm
のカーペツトが2mm〜4mm程度に圧縮され硬化し
てカーペツト本来の機能を損なうと共に外観も著
しく悪化する欠点があつた。
カーペツト裏の未加硫ゴムシートの加硫用上金型
06内面への圧着は、カーペツト装入部08内に
カーペツトの毛が強く圧縮されることにより起
り、カーペツトの毛がこの状態のまま加熱される
ため著しく変形、変質され、例へば元の厚み10mm
のカーペツトが2mm〜4mm程度に圧縮され硬化し
てカーペツト本来の機能を損なうと共に外観も著
しく悪化する欠点があつた。
本発明はとくに従来法(4)の上記の欠点を改良し
た新規なマツトの製造法を提供するものである。
た新規なマツトの製造法を提供するものである。
次に本発明を図面につき詳しく説明する。
本発明の方法で製造されるマツトは、第2図に
示す如くカーペツト2、周辺ゴム3および図面で
はマツトの裏側になるため示されていない裏側ゴ
ム4よりなるマツト1であり、本発明はこのよう
なマツトを第3図、第4図に示す如き上下に分か
れる加硫金型5内でカーペツトの裏側に未加硫ゴ
ムシートを合わせてなる積層体をカーペツト側を
下にして加硫成形して製造するにあたり、カーペ
ツト2を圧縮変形させない深さを有するカーペツ
ト装入部8とカーペツト装入部8に隣接してこれ
を囲む周辺ゴム成形部9とカーペツト装入部8へ
のエヤー導入路10とを下金型7にもうけ、この
下金型7の周辺ゴム成形部9に未加硫ゴム3′を
配置し、次にカーペツト2と未加硫ゴムシート
4′の積層体をカーペツト2の毛を下にしてカー
ペツト装入部8に入れその上に上金型6を載せて
プレス加硫機13により加圧、加熱すると共にエ
ヤー導入路10よりカーペツト装入部8にエヤー
を導入してカーペツト2側より未加硫ゴムシート
4′を上金型6の内面に圧着しながらカーペツト
2の毛を圧縮、変形さすことなく未加硫ゴム
3′、未加硫ゴムシート4′と、カーペツト2を1
体に加硫成形するマツト1の製造法である。
示す如くカーペツト2、周辺ゴム3および図面で
はマツトの裏側になるため示されていない裏側ゴ
ム4よりなるマツト1であり、本発明はこのよう
なマツトを第3図、第4図に示す如き上下に分か
れる加硫金型5内でカーペツトの裏側に未加硫ゴ
ムシートを合わせてなる積層体をカーペツト側を
下にして加硫成形して製造するにあたり、カーペ
ツト2を圧縮変形させない深さを有するカーペツ
ト装入部8とカーペツト装入部8に隣接してこれ
を囲む周辺ゴム成形部9とカーペツト装入部8へ
のエヤー導入路10とを下金型7にもうけ、この
下金型7の周辺ゴム成形部9に未加硫ゴム3′を
配置し、次にカーペツト2と未加硫ゴムシート
4′の積層体をカーペツト2の毛を下にしてカー
ペツト装入部8に入れその上に上金型6を載せて
プレス加硫機13により加圧、加熱すると共にエ
ヤー導入路10よりカーペツト装入部8にエヤー
を導入してカーペツト2側より未加硫ゴムシート
4′を上金型6の内面に圧着しながらカーペツト
2の毛を圧縮、変形さすことなく未加硫ゴム
3′、未加硫ゴムシート4′と、カーペツト2を1
体に加硫成形するマツト1の製造法である。
本発明において、第2図のごとき連続したカー
ペツト面を有するマツトの製造には第3図に示す
ごとき1つのカーペツト装入部8を有する下金型
が用いられ、第5図のごとき不連続のカーペツト
面を有するマツトの製造には第6図に示すごとき
複数個のカーペツト装入部8を有する下金型が好
適に用いられる。後者の場合複数個のカーペツト
間の周辺ゴム14が複数個のカーペツト間の周辺
ゴム成形部15に配置された未加硫ゴム14′で
形成される他前者の場合と同様である。
ペツト面を有するマツトの製造には第3図に示す
ごとき1つのカーペツト装入部8を有する下金型
が用いられ、第5図のごとき不連続のカーペツト
面を有するマツトの製造には第6図に示すごとき
複数個のカーペツト装入部8を有する下金型が好
適に用いられる。後者の場合複数個のカーペツト
間の周辺ゴム14が複数個のカーペツト間の周辺
ゴム成形部15に配置された未加硫ゴム14′で
形成される他前者の場合と同様である。
本発明では又第3a図、第3b図その他に示す
ごとく周辺ゴム成形部9がカーペツト装入部8と
の間の境界に上部を開けた隔壁12を有する下金
型7を用いることにより、該隔壁上部の開放部で
未加硫ゴムシート4′とカーペツト2を通じさせ
るとともに隔壁12により周辺ゴム成形部8に配
置された未加硫ゴム3′が上下金型6,7による
圧縮によりカーペツト装入部8に流入することを
防ぐことができて好ましい。
ごとく周辺ゴム成形部9がカーペツト装入部8と
の間の境界に上部を開けた隔壁12を有する下金
型7を用いることにより、該隔壁上部の開放部で
未加硫ゴムシート4′とカーペツト2を通じさせ
るとともに隔壁12により周辺ゴム成形部8に配
置された未加硫ゴム3′が上下金型6,7による
圧縮によりカーペツト装入部8に流入することを
防ぐことができて好ましい。
本発明において、第3図等に示すごとく上金型
6の内面と未加硫ゴムシート4′との間に滞留し
た空気を排出するため、カーペツト装入部8に開
口し上金型6を貫通し外気に通ずる排気孔11を
配設するときは、カーペツト装入部8に導入した
空気圧によりカーペツト2側より未加硫ゴムシー
ト4′を上金型6の内面に完全に圧着できるので
好ましい。
6の内面と未加硫ゴムシート4′との間に滞留し
た空気を排出するため、カーペツト装入部8に開
口し上金型6を貫通し外気に通ずる排気孔11を
配設するときは、カーペツト装入部8に導入した
空気圧によりカーペツト2側より未加硫ゴムシー
ト4′を上金型6の内面に完全に圧着できるので
好ましい。
本発明において第3図、第3a図および第3b
図に示すごとく、カーペツト2の裏側に未加硫ゴ
ムシート4′を合わせてなる積層体が、その周辺
部が周辺ゴム成形部9に入り込む大きさであると
きは、該積層体をカーペツト装入部8に入れて上
下金型で圧縮することにより周辺ゴム成形部9に
配置した未加硫ゴム3′と未加硫ゴムシート4′と
の間でカーペツト2の毛が圧縮されると共に毛の
間に未加硫ゴムが滲透してこれらが1体化し加硫
成形されて周辺ゴム3となり、カーペツト2の縁
が露出することがなくなるので好ましい。これと
は別に第4図、第4a図、第4b図に示すごと
く、カーペツトの裏側に未加硫ゴムシートを合わ
せてなる積層体が、カーペツト装入部8と同じ大
きさ、すなわちカーペツト装入部8にすつぽり入
る大きさのカーペツト2の裏側に周辺部が周辺ゴ
ム成形部に入り込む大きさである未加硫ゴムシー
ト4′を合せてなる積層体を用いることもでき
る。
図に示すごとく、カーペツト2の裏側に未加硫ゴ
ムシート4′を合わせてなる積層体が、その周辺
部が周辺ゴム成形部9に入り込む大きさであると
きは、該積層体をカーペツト装入部8に入れて上
下金型で圧縮することにより周辺ゴム成形部9に
配置した未加硫ゴム3′と未加硫ゴムシート4′と
の間でカーペツト2の毛が圧縮されると共に毛の
間に未加硫ゴムが滲透してこれらが1体化し加硫
成形されて周辺ゴム3となり、カーペツト2の縁
が露出することがなくなるので好ましい。これと
は別に第4図、第4a図、第4b図に示すごと
く、カーペツトの裏側に未加硫ゴムシートを合わ
せてなる積層体が、カーペツト装入部8と同じ大
きさ、すなわちカーペツト装入部8にすつぽり入
る大きさのカーペツト2の裏側に周辺部が周辺ゴ
ム成形部に入り込む大きさである未加硫ゴムシー
ト4′を合せてなる積層体を用いることもでき
る。
本発明のマツトの製造法において、第7図に示
すごとき模様ゴム16を有するマツトを得るには
第8図、第8a図に示すようにカーペツト装入部
8の金型底部を隆起させて、この上面に文字又は
模様等を彫刻した模様ゴム成形部17をもうけ、
これに未加硫ゴムシート16′を配置してその他
は第3図の場合と同様に加硫成形すれば、この位
置のカーペツト2が強圧され、圧縮されると共に
カーペツト2の毛の中に未加硫ゴムシート16′
の1部が滲透し加硫成形されて、カーペツト2の
表面上に文字又は模様を持つた模様ゴム16入り
のマツトが得られる。
すごとき模様ゴム16を有するマツトを得るには
第8図、第8a図に示すようにカーペツト装入部
8の金型底部を隆起させて、この上面に文字又は
模様等を彫刻した模様ゴム成形部17をもうけ、
これに未加硫ゴムシート16′を配置してその他
は第3図の場合と同様に加硫成形すれば、この位
置のカーペツト2が強圧され、圧縮されると共に
カーペツト2の毛の中に未加硫ゴムシート16′
の1部が滲透し加硫成形されて、カーペツト2の
表面上に文字又は模様を持つた模様ゴム16入り
のマツトが得られる。
本発明に用いるカーペツト2は裏に接着剤を付
着したものであり、接着剤を塗布し、乾燥したも
のが好ましい。カーペツト2の裏に予め未加硫ゴ
ムシート4′を積層したものを用いると接着力が
特に良好である。ただしカーペツト装入部8にカ
ーペツト2をカーペツトの毛を下にして配置し、
その上に未加硫ゴムシート4′を配置し、積層し
以後はあらかじめ積層してある場合と同様な操作
を行なつてもよい。この場合はカーペツト2と未
加硫ゴムシート4′が下金型7と上金型6により
軽く押えられる程度にカーペツト装入部8を僅か
に浅くする必要がある。
着したものであり、接着剤を塗布し、乾燥したも
のが好ましい。カーペツト2の裏に予め未加硫ゴ
ムシート4′を積層したものを用いると接着力が
特に良好である。ただしカーペツト装入部8にカ
ーペツト2をカーペツトの毛を下にして配置し、
その上に未加硫ゴムシート4′を配置し、積層し
以後はあらかじめ積層してある場合と同様な操作
を行なつてもよい。この場合はカーペツト2と未
加硫ゴムシート4′が下金型7と上金型6により
軽く押えられる程度にカーペツト装入部8を僅か
に浅くする必要がある。
又カーペツト装入部8を少し深くして底にフエ
ルト等を入れることによりカーペツト2への断熱
を図るとか、カーペツト装入部8の深さを調節す
ることができる。
ルト等を入れることによりカーペツト2への断熱
を図るとか、カーペツト装入部8の深さを調節す
ることができる。
周辺ゴム成形部9の大きさおよび形状は自由に
選定でき、又デザインもしくは彫刻をすることも
できる。上金型6の内面にも滑り止め等のデザイ
ンもしくは彫刻をすることができる。
選定でき、又デザインもしくは彫刻をすることも
できる。上金型6の内面にも滑り止め等のデザイ
ンもしくは彫刻をすることができる。
本発明に使用するカーペツト2は天然繊維もし
くは合成繊維等のほとんどすべてのカーペツトを
含む。なお未加硫ゴムおよび未加硫ゴムシートは
天然ゴムあるいは合成ゴムにイオウ、加硫促進
剤、老化防止剤および必要に応じて充填剤、軟化
剤その他の副資材を配合したものである。
くは合成繊維等のほとんどすべてのカーペツトを
含む。なお未加硫ゴムおよび未加硫ゴムシートは
天然ゴムあるいは合成ゴムにイオウ、加硫促進
剤、老化防止剤および必要に応じて充填剤、軟化
剤その他の副資材を配合したものである。
本発明の効果を列挙すれば次のとおりである。
(1) 製造中カーペツトにかかる圧力はエヤー圧力
のみであるので、カーペツトが硬化、変形、変
質等の変化を受けず、したがつてカーペツト本
来の機能や風合を損うことなく、またカーペツ
トの裏側ゴム4の厚みを自由に設定できる。
のみであるので、カーペツトが硬化、変形、変
質等の変化を受けず、したがつてカーペツト本
来の機能や風合を損うことなく、またカーペツ
トの裏側ゴム4の厚みを自由に設定できる。
(2) カーペツトとゴムシートの接着がゴムシート
の未加硫時に行なわれるため接着が強固であり
カーペツトのゴムよりの剥離がきわめて起こり
にくい。
の未加硫時に行なわれるため接着が強固であり
カーペツトのゴムよりの剥離がきわめて起こり
にくい。
(3) ゴムの加硫成形とカーペツトの積層を同時に
行なうため従来法(1)より工程も工数も少ない。
行なうため従来法(1)より工程も工数も少ない。
(4) 周辺ゴム3とカーペツト2の境界が金型彫刻
の通りに成形されるためすつきりしたマツトと
なり、また従来法(1)のようにカーペツト裁断面
が見苦しく出たり、糊汚れによる外観の悪化も
ない。
の通りに成形されるためすつきりしたマツトと
なり、また従来法(1)のようにカーペツト裁断面
が見苦しく出たり、糊汚れによる外観の悪化も
ない。
さらに本発明で示した実施態様によつて
(5) カーペツトの縁が周辺ゴムの中に埋没した状
態となしたときカーペツトがゴムより一層剥離
しにくくなる。
態となしたときカーペツトがゴムより一層剥離
しにくくなる。
(6) カーペツト2の表面の適当な位置にゴムのマ
ークまたは模様等を表示するゴム模様16をマ
ツトの加硫成形と同時に加硫成形することがで
きる。
ークまたは模様等を表示するゴム模様16をマ
ツトの加硫成形と同時に加硫成形することがで
きる。
(7) 上金型6の内面に滑り止め等の凹模様彫刻を
ほどこしておけばマツトの裏側ゴム4に滑り止
め模様をつけることができる。
ほどこしておけばマツトの裏側ゴム4に滑り止
め模様をつけることができる。
なお、効果(3)ついてより詳細に説明すると次の
とおりである。
とおりである。
すなわち従来法(4)の場合は表側を下にしたカー
ペツト02の上に未加硫ゴムシート04′を載
せ、これを加硫用上下金型06,07で直接加圧
しながら加熱する方式のため、未加硫ゴムシート
04′を上金型06に圧着する圧力を生ぜしめる
ためには、カーペツト02にも強い圧力がかかり
厚みがうすくなる。このためにカーペツト裏側の
ゴム04は逆に厚くなり重いマツトとならざるを
得ないとともに、カーペツト02も強く圧縮され
て薄くなつた状態で加熱されるため、カーペツト
02へのゴムの滲透も顕著となり圧縮状態で加熱
することとあいまつてカーペツト02の毛の性質
が変化し、カーペツト02が硬化し薄くなり本来
の機能が著しく損なわれる。例へば耐熱性のよい
ナイロン製のカーペツトでも同様であり、耐熱性
に劣るアクリル繊維とかポリプロピレン繊維のカ
ーペツトは樹脂化した状態となる。
ペツト02の上に未加硫ゴムシート04′を載
せ、これを加硫用上下金型06,07で直接加圧
しながら加熱する方式のため、未加硫ゴムシート
04′を上金型06に圧着する圧力を生ぜしめる
ためには、カーペツト02にも強い圧力がかかり
厚みがうすくなる。このためにカーペツト裏側の
ゴム04は逆に厚くなり重いマツトとならざるを
得ないとともに、カーペツト02も強く圧縮され
て薄くなつた状態で加熱されるため、カーペツト
02へのゴムの滲透も顕著となり圧縮状態で加熱
することとあいまつてカーペツト02の毛の性質
が変化し、カーペツト02が硬化し薄くなり本来
の機能が著しく損なわれる。例へば耐熱性のよい
ナイロン製のカーペツトでも同様であり、耐熱性
に劣るアクリル繊維とかポリプロピレン繊維のカ
ーペツトは樹脂化した状態となる。
これに反して本発明によればカーペツトにかか
る圧力はエヤ圧力だけであるため、裏側ゴム4の
厚みを自由に調節できるだけでなくゴムにかける
圧力も調節しやく、しかもカーペツトの毛は自然
に垂れ下つた状態のため、未加硫ゴムの滲透もな
く、圧縮変形も受けないので耐熱性の低い繊維の
カーペツトでも風合を損うことが少なく軽量のマ
ツトが得られる。
る圧力はエヤ圧力だけであるため、裏側ゴム4の
厚みを自由に調節できるだけでなくゴムにかける
圧力も調節しやく、しかもカーペツトの毛は自然
に垂れ下つた状態のため、未加硫ゴムの滲透もな
く、圧縮変形も受けないので耐熱性の低い繊維の
カーペツトでも風合を損うことが少なく軽量のマ
ツトが得られる。
第1図は従来法(4)による成形の断面図、第1a
図はその一部の拡大図、第2図は本発明でつくら
れるマツトの実施例を示す平面図、第3図は本発
明による成形の実施例を示す断面図、第3a図、
第3b図はその一部の拡大図、第4図は本発明に
よる成形の他の実施例を示す断面図、第4a図、
第4b図はその一部の拡大図、第5図は本発明で
つくられるマツトの他の実施例を示す平面図、第
6図は本発明による成形の他の実施例を示す断面
図、第7図は本発明でつくられるマツトの他の実
施例を示す平面図、第8図は本発明による成形の
他の実施例を示す断面図、第8a図はその一部の
拡大図である。 1…マツト、2,2′……カーペツト、3……
周辺ゴム、3′……未加硫ゴム、4……裏側ゴ
ム、4′……未加硫ゴムシート、5……加硫金
型、6……上金型、7……下金型、8……カーペ
ツト装入部、9……周辺ゴム成形部、10,1
0′……エヤー導入路、11……排気孔、12…
…隔壁、13……加硫プレス、14……複数個の
カーペツト間の周辺ゴム、14′……未加硫ゴ
ム、15……複数個のカーペツト間の周辺ゴム成
形部、16……模様ゴム、16′……未加硫ゴム
シート、17……模様ゴム成形部。
図はその一部の拡大図、第2図は本発明でつくら
れるマツトの実施例を示す平面図、第3図は本発
明による成形の実施例を示す断面図、第3a図、
第3b図はその一部の拡大図、第4図は本発明に
よる成形の他の実施例を示す断面図、第4a図、
第4b図はその一部の拡大図、第5図は本発明で
つくられるマツトの他の実施例を示す平面図、第
6図は本発明による成形の他の実施例を示す断面
図、第7図は本発明でつくられるマツトの他の実
施例を示す平面図、第8図は本発明による成形の
他の実施例を示す断面図、第8a図はその一部の
拡大図である。 1…マツト、2,2′……カーペツト、3……
周辺ゴム、3′……未加硫ゴム、4……裏側ゴ
ム、4′……未加硫ゴムシート、5……加硫金
型、6……上金型、7……下金型、8……カーペ
ツト装入部、9……周辺ゴム成形部、10,1
0′……エヤー導入路、11……排気孔、12…
…隔壁、13……加硫プレス、14……複数個の
カーペツト間の周辺ゴム、14′……未加硫ゴ
ム、15……複数個のカーペツト間の周辺ゴム成
形部、16……模様ゴム、16′……未加硫ゴム
シート、17……模様ゴム成形部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カーペツトの裏側に未加硫ゴムシートを合わ
せてなる積層体を、上下に分かれる加硫金型内
で、カーペツト側を下にして加硫成形してマツト
を製造するにあたり、カーペツトを圧縮変形させ
ない深さを有するカーペツト装入部と、カーペツ
ト装入部に隣接してこれを囲む周辺ゴム成形部
と、カーペツト装入部へのエヤー導入路とを下金
型にもうけ、この下金型の周辺ゴム成形部に未加
硫ゴムを配置し、次に該積層体をカーペツトの毛
を下にしてカーペツト装入部に入れ上金型を載せ
て、加圧加熱すると共にカーペツト装入部にエヤ
ーを導入してカーペツト側より未加硫ゴムシート
を上金型内面に圧着しながら未加硫ゴムとカーペ
ツトを1体に加硫成形することを特徴とするマツ
トの製造法。 2 下金型が複数のカーペツト装入部を有するも
のである特許請求の範囲第1項記載のマツトの製
造法。 3 周辺ゴム成形部がカーペツト装入部との間の
境界に上部を開けた隔壁を有する特許請求の範囲
第1項記載のマツトの製造法。 4 上金型がカーペツト装入部に開口する排気孔
を有するものである特許請求の範囲第1項記載の
マツトの製造法。 5 カーペツトの裏側に未加硫ゴムシートを合わ
せてなる積層体は、その周辺部が周辺ゴム成形部
に入り込む大きさである特許請求の範囲第1項記
載のマツトの製造法。 6 カーペツトの裏側に未加硫ゴムシートを合わ
せてなる積層体が、カーペツト装入部と同じ大き
さのカーペツトおよび周辺部が周辺ゴム成形部に
入り込む大きさである未加硫ゴムシートよりなる
特許請求の範囲第1項記載のマツトの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8236782A JPS58199133A (ja) | 1982-05-18 | 1982-05-18 | マツトの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8236782A JPS58199133A (ja) | 1982-05-18 | 1982-05-18 | マツトの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58199133A JPS58199133A (ja) | 1983-11-19 |
JPS6250599B2 true JPS6250599B2 (ja) | 1987-10-26 |
Family
ID=13772609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8236782A Granted JPS58199133A (ja) | 1982-05-18 | 1982-05-18 | マツトの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58199133A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990045842A (ko) * | 1999-01-25 | 1999-06-25 | 김인철 | 바닥용매트의제조방법 |
KR102284776B1 (ko) * | 2021-03-05 | 2021-08-02 | 양시욱 | 열 압착 성형장치 |
-
1982
- 1982-05-18 JP JP8236782A patent/JPS58199133A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58199133A (ja) | 1983-11-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2901051B2 (ja) | 積層成形体の成形方法 | |
GB2103468A (en) | Finishing process for armoured resin products | |
EP0343245A1 (en) | Method of manufacturing decorative sheet-carrying laminated molding | |
JPS6250599B2 (ja) | ||
JP3039755B2 (ja) | 自動車用内装部品の製造方法 | |
JPS6247996B2 (ja) | ||
JP2984874B2 (ja) | 発泡成型品表面のシート象嵌張り加工法 | |
KR100337433B1 (ko) | 자동차의 내장재용 기재와 표피재의 접합장치및 접합방법 | |
JPS60189432A (ja) | 内装材の製造方法 | |
JPH0562577B2 (ja) | ||
JPH1158396A (ja) | 積層体の製造方法 | |
JPH10305449A (ja) | 積層体の製造方法 | |
JPS5921306B2 (ja) | 積層樹脂成形品の貼着加工方法 | |
JP3810910B2 (ja) | 分割型成形型による樹脂成形方法 | |
JPS60234602A (ja) | 防寒長靴の製造法 | |
KR100234468B1 (ko) | 자동차의 내장재용 패널의 성형방법 | |
JPS61143135A (ja) | 木目成形品 | |
JPS5921784B2 (ja) | ゴム成形品の表面に異色の文字、マ−ク等を成形する方法 | |
JPH0346904Y2 (ja) | ||
JPH0444843A (ja) | シート用表皮の接着方法 | |
JPS6317443B2 (ja) | ||
JPH0236369B2 (ja) | ||
JP2760854B2 (ja) | トリムボード等用成形ボード基材の表皮接着方法 | |
JPS6046207A (ja) | 木質繊維ボ−ドのプレス成形方法 | |
JPS6039552B2 (ja) | パツド材入り内装部品の端末処理方法 |